JP5297664B2 - 液晶表示装置および電子機器 - Google Patents

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Description

技術は、液晶表示装置および電子機器に関するものである。
液晶表示装置の分野において、液晶層を挟持する一対の基板間の間隔、いわゆるセルギャップを均一にするために、一対の基板間に柱状のスペーサを形成する方法が従来から知られている。柱状スペーサは、アクリル樹脂等を用いてフォトリソグラフィー技術により形成することができるため、基板上に球状のスペーサを散布する従来法と異なり、スペーサの位置や密度を確実に制御できる点で優れている。
スペーサの形成位置として、アクティブマトリクス型液晶表示装置において、画素スイッチング用の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor, 以下、TFTと略記する)上に柱状スペーサを形成する例が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この構成では、TFTが形成される位置は多くの層が重なっているため、製造バラツキ等によってTFTの高さが安定せず、セルギャップが不均一になる虞がある。そのため、柱状スペーサをTFTから離れた位置に形成するものも知られている。
柱状スペーサの数は、セルギャップを確実に保持できる限りにおいて少ない方が望ましい。例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に対応した3個のサブ画素で1個の画素が構成されるカラー液晶表示装置の場合、サブ画素毎にスペーサを配置するのではなく、1個の画素(3個のサブ画素)に対して1個のスペーサを配置する構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−27762号公報 特開2002−21900号公報
ところで、柱状スペーサの形成位置の周辺では液晶の配向が乱れるため、光抜け等の表示への悪影響を防止する目的で遮光膜が配置されることが多い。特許文献1のように、柱状スペーサをTFT上に形成した場合、TFT自体も柱状スペーサの遮光膜として機能する。そのため、TFT周辺を覆う遮光膜を設ければ充分であり、柱状スペーサによる液晶の配向乱れの表示への悪影響はそれ程問題とならない。ところが、この構成では上述したようにセルギャップの安定性に問題が生じる。
一方、特許文献2のように柱状スペーサをTFTから離れた位置に形成した場合、図9に示すように、サブ画素101R,101G,101Bの各辺の中央部では、ブラックマトリクスBM(遮光膜)を細く形成し、柱状スペーサ102の形成位置に、柱状スペーサ102の周辺を覆うようにブラックマトリクスBMを幅広に形成した部分(符号BMSで示す部分)を設け、TFTの形成位置には、TFTを遮光する部分(符号BMtで示す部分)を設ける構成が採用されていた。この構成によれば、表示不良を抑制しつつ開口率を上げることができ、明るい表示が得られる。
このような構成において、3個のサブ画素101R,101G,101BでブラックマトリクスBMの開口部形状を揃えておいた方がブラックマトリクス形成用フォトマスクの汎用性があるために好ましいとの考えから、柱状スペーサ102が形成されているか否かに係わらず、ブラックマトリクスBMにスペーサ遮光用の幅広部分BMSを設ける、というマスク設計が行われていた。しかしながら、この液晶表示装置は表示の色再現性が悪く、特定の色味がかった表示になってしまう、という問題があった。
技術は、上記の課題を解決するためになされたものであって、特定の色味がかった表示を防止し、色再現性に優れた表示が可能な液晶表示装置、およびこれを用いた電子機器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本技術の液晶表示装置は、一対の基板間に液晶層が挟持され、複数の画素がマトリクス状に配置されるとともに、一つの前記画素が、カラーフィルターの異なる色の色材層がそれぞれ配置された隣接する複数のサブ画素で構成される液晶表示装置であって、前記一対の基板間に設けられた複数のスペーサと、前記スペーサの形成位置と少なくとも平面的に重なるスペーサ遮光部を含む遮光層と、を備え、前記画素を構成する隣接する複数のサブ画素が、前記スペーサが配置された第1サブ画素と前記スペーサが配置されていない第2サブ画素とを含み、前記第1サブ画素内に前記スペーサ遮光部が配置され、前記隣接する複数のサブ画素の中に、前記第1サブ画素の開口率よりも高い開口率を有する前記第2サブ画素が存在することを特徴とする。なお、本技術における「サブ画素」とは、カラーフィルターの異なる色の色材層に対応し、隣接する複数個で1つの画素を構成する最小単位領域のことである。
技術の液晶表示装置によれば、スペーサの形成位置と少なくとも平面的に重なるスペーサ遮光部を含む遮光層が備えられているので、スペーサによる液晶配向異常に起因する光抜け等の表示不良を抑制することができる。また、隣接する複数のサブ画素がスペーサが配置された第1サブ画素とスペーサが配置されていない第2サブ画素を含む場合であっても、複数のサブ画素の全てにスペーサ遮光部が設けられ、全てのサブ画素が一様の開口率を有しているのではなく、第1サブ画素の開口率よりも高い開口率を有する第2サブ画素が存在している。そのため、その液晶表示装置の特性に合わせて色味の調整を行うことができ、色再現性に優れた液晶表示装置を実現することができる。
技術の液晶表示装置において、前記画素を構成する隣接する複数のサブ画素の中に前記スペーサが配置されていない第2サブ画素が2個以上存在し、前記2個以上の第2サブ画素の中の一部の第2サブ画素に、前記スペーサ遮光部と同一形状で同一面積の遮光部が設けられた構成を採用することができる。
この構成は、画素を構成する隣接する複数のサブ画素の中にスペーサが配置されていない第2サブ画素が2個以上存在する場合、それら全ての第2サブ画素にスペーサ遮光部を設けないのではなく、一部の第2サブ画素には、スペーサ遮光部と同一形状で同一面積の遮光部を設けるというものである。この構成によれば、第2サブ画素の中で色味が強いサブ画素があったときにそのサブ画素に遮光部を設けることによって色味を調整することができる。このとき、スペーサ遮光部と同一形状で同一面積の遮光部を設けることとすれば、マスク設計を容易に行うことができる。
あるいは、本技術の液晶表示装置において、前記第2サブ画素に、前記スペーサ遮光部よりも小さい面積の遮光部が設けられた構成を採用することができる。
この構成によれば、色味の調整をよりきめ細かく行うことができ、調整の自由度が向上する。
技術の電子機器は、上記本技術の液晶表示装置を備えたことを特徴とする。
技術によれば、上記本技術の液晶表示装置を備えているので、色再現性に優れた液晶表示部を備えた電子機器を実現することができる。
[第1実施形態]
以下、本技術の第1実施形態の液晶表示装置を、図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態の液晶装置は、横電界駆動方式の一種であるFFS方式のカラー液晶表示装置の例である。
図1は、本実施形態の液晶表示装置の等価回路図である。図2は、同液晶表示装置の1個のサブ画素の構成を示す平面図である。図3は、図2のA−A'線に沿う断面図である。図4は、同液晶表示装置の1個の画素におけるブラックマトリクスとスペーサの構成を示す平面図である。なお、以下の各図面においては、図面を見やすくするため、各構成部材毎の縮尺等は適宜異ならせてある。また、図2、図4は1個の画素のみを拡大して示してあるが、図示しない部分はこのパターンの繰り返しである。
本実施形態の液晶表示装置は、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色光を出力する3個のサブ画素で1個の画素を構成するカラー液晶表示装置である。ここで、表示を構成する最小単位となる表示領域を「サブ画素」、隣接する1組3個(R、G、B)のサブ画素から構成される表示領域を「画素」と称する。
本実施形態の液晶表示装置1において、図1に示すように、表示領域を構成すべくマトリクス状に配置された複数のサブ画素には、画素電極11がそれぞれ設けられている。また、画素電極11には、当該画素電極11への通電制御を行うための画素スイッチング素子であるTFT素子12が接続されている。このTFT素子12のソースにはデータ線13が電気的に接続されている。各データ線13には、データ線駆動回路16から画像信号S1、S2、…、Snがそれぞれ供給される。
また、TFT素子12のゲートには走査線14が電気的に接続されている。各走査線14には、走査線駆動回路17から所定のタイミングでパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmが供給される。走査信号G1、G2、…、Gmは、各走査線14に対してこの順に線順次で印加される。また、TFT素子12のドレインには画素電極11が電気的に接続されている。そして、走査線14から供給された走査信号G1、G2、…、Gmにより、スイッチング素子であるTFT素子12を一定期間だけオン状態にすると、データ線13から供給された画像信号S1、S2、…、Snが、各画素の液晶に所定のタイミングで書き込まれる。
液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、画素電極11と後述する共通電極との間に形成される液晶容量で一定期間保持される。なお、保持された画像信号S1、S2、…、Snがリークするのを防止するため、画素電極11と容量線20との間に蓄積容量18が形成され、液晶容量と並列に配置されている。そして、液晶に電圧信号が印加されると、印加電圧レベルにより液晶分子の配向状態が変化する。これにより、液晶に入射した光が変調されて階調表示がなされる。なお、容量線20は必ずしも必要というわけではない。
次に、本実施形態の液晶表示装置1の画素構成について説明する。
図2は、1個のサブ画素(ここではRのサブ画素を示す)のパターン構成を示す平面図である。図2に示すように、サブ画素21R内に設けられた画素電極11は略長方形であり、画素電極11の内部にはスリット11aが複数本形成されている。各スリット11aは、図2における右上がりに傾いて形成されている。符号41は画素電極11の下層に形成された共通電極である。
図2におけるサブ画素21Rの右上隅には、TFT素子12が設けられている。TFT素子12は、走査線14(ゲート電極)、半導体層42、データ線13と一体形成されたソース電極43、ドレイン電極44を有している。また、符号45はスペーサ、符号33aはドレイン電極44と画素電極11とを電気的に接続するためのコンタクトホール、符号45は柱状スペーサである。なお、図2ではブラックマトリクスの図示を省略する。
次に、本実施形態の液晶表示装置1の断面構造について説明する。
本実施形態の液晶表示装置1は、図3に示すように、素子基板21と、素子基板21と対向配置された対向基板22と、素子基板21と対向基板22との間に挟持された液晶層23と、素子基板21の外面側(液晶層23と反対側)に設けられた偏光板24と、対向基板22の外面側に設けられた偏光板25とを備えている。そして、液晶表示装置1には、素子基板21の外面側に配置されたバックライト(図示略)から照明光が照射される構成となっている。
液晶表示装置1には、素子基板21と対向基板22との対向面の周縁に沿ってシール材(図示略)が設けられており、シール材と素子基板21と対向基板22によって囲まれた空間内に液晶層23が封止されている。素子基板21と対向基板22との間には、素子基板21と対向基板22との間の間隔、いわゆるセルギャップを一定に保持するための柱状スペーサ45が設けられている。柱状スペーサ45は、感光性アクリル樹脂等の樹脂材料から構成されている。本実施形態の場合、柱状スペーサ45は対向基板22上に形成され、先端面が素子基板21に接触するものとするが、逆に素子基板21上に形成されるものであっても良い。
また、素子基板21は、例えばガラス、石英、プラスチックなどの透光性材料からなる基板本体31と、基板本体31の内側(液晶層23側)の表面に順に積層されたゲート絶縁膜32、層間絶縁膜33、および液晶層23の初期配向方向(ラビング方向)を規制する配向膜34とを備えている。
素子基板21は、基板本体31の内側の表面に配置された走査線14、各サブ画素に対応して設けられた共通電極41、共通電極41同士を接続する共通線40、ゲート絶縁膜32の内側の表面に配置されたデータ線13(図2に示す)、半導体層42、ソース電極43、ドレイン電極44、層間絶縁膜33の表面に配置された画素電極11を備えている。ゲート絶縁膜32は、窒化シリコンや酸化シリコン等の絶縁性を有する透光性材料で構成されており、基板本体31上に形成された走査線14、共通線40、共通電極41を覆うように設けられている。
層間絶縁膜33は、ゲート絶縁膜32と同様、窒化シリコンや酸化シリコン等の絶縁性を有する透光性材料で構成されており、ゲート絶縁膜32上に形成された半導体層42、ソース電極43、ドレイン電極44を覆うように設けられている。そして、層間絶縁膜33のうち、図2に示す平面視でドレイン電極44と画素電極11とが重なる部分には、画素電極11とTFT素子12との導通を図るための貫通孔であるコンタクトホール33aが形成されている。配向膜34は、例えばポリイミド等の有機材料から構成され、層間絶縁膜33上の画素電極11を覆うように設けられている。配向膜34の上面には、液晶層23を構成する液晶分子を配向規制するための配向処理が施されている。
一方、対向基板22は、例えばガラス、石英、プラスチックなどの透光性材料で構成された基板本体51と、基板本体51の内側(液晶層23側)の表面に順に積層されたブラックマトリクスBM1(遮光層)、カラーフィルターの色材層52、配向膜53を備えている。色材層52は、サブ画素に対応して配置され、例えばアクリルなどで構成され、各サブ画素で表示するR,G,Bの各色に対応する色材を含有している。配向膜53は上記配向膜34と同様、例えばポリイミドなどの有機材料やシリコン酸化物などの無機材料で構成されており、その配向方向が配向膜34の配向方向と同じ方向となっている。
素子基板21、対向基板22の外面に設けられた偏光板24、25は、それぞれの透過軸が互いに直交するように設けられている。したがって、一方の偏光板の透過軸は配向膜34の配向方向と平行、他方の偏光板の透過軸は配向膜34の配向方向と垂直となっている。
次に、本技術の特徴点であるブラックマトリクスと柱状スペーサの構成について説明する。
図4は、1個の画素におけるブラックマトリクスBM1および柱状スペーサ45の構成を示す平面図である。図4における右側のサブ画素21RがR、中央のサブ画素21BがB、左側のサブ画素21GがGの各色に対応している。そして、図示は省略するが、同色のサブ画素が図4における縦方向に並んで配置されている。本実施形態においては、1個の画素を構成する3個のサブ画素のうち、Gのサブ画素21G(第1サブ画素)に柱状スペーサ45が配置されており、Rのサブ画素21R(第2サブ画素)とBのサブ画素21B(第2サブ画素)には柱状スペーサ45は配置されていない。
ブラックマトリクスBM1は格子状に形成されており、データ線13に沿う直線部分BM1aは幅が狭く、走査線14および共通線40に沿う直線部分BM1bはデータ線13に沿う直線部分BM1aよりも幅が広く形成されている。ブラックマトリクスBM1の各サブ画素21R,21G,21Bの短辺方向に隣接する2つの角部にあたる部分には、TFT素子12を遮光するTFT遮光部BM1tと、柱状スペーサ45とその周囲を遮光するスペーサ遮光部BM1sとがサブ画素21R,21G,21Bの内部に張り出すように形成されている。なお、図4では柱状スペーサ45を見やすくするため、白抜きで示したが、この場所にもスペーサ遮光部BM1sが存在している。
TFT遮光部BM1tは全てのサブ画素21R,21G,21Bに形成されている一方、スペーサ遮光部BM1sはGのサブ画素21Gにのみ形成されており、Rのサブ画素21R、およびBのサブ画素21Bには形成されていない。したがって、サブ画素の全面積に対するサブ画素中のブラックマトリクスの開口面積を「開口率」と定義すると、Rのサブ画素21Rの開口率とBのサブ画素21Bの開口率とは互いに等しく、これらのサブ画素21R,21Bの開口率はGのサブ画素21Gの開口率よりも大きくなっている。
従来の液晶表示装置においては、1個の画素(3個のサブ画素)に対して1個のスペーサを配置する場合、スペーサの有無に係わらず、全てのサブ画素に対してブラックマトリクスにスペーサ遮光部を設ける設計としていた。その結果、従来の液晶表示装置では、例えば表示が黄色味がかるというように、特定の色味がかった表示となり、色再現性に劣るという問題が生じていた。
これに対し、本実施形態の液晶表示装置1においては、柱状スペーサ45が配置されたGのサブ画素21Gにのみスペーサ遮光部BM1sを設け、Rのサブ画素21RおよびBのサブ画素21Bにはスペーサ遮光部BM1sを設けていない。これにより、Rのサブ画素21Rの開口率とBのサブ画素21Bの開口率がGのサブ画素21Gの開口率よりも大きくなる結果、従来よりもR光、B光の光量が相対的に多くなり、例えば表示が黄色味がかる等の不具合を解消でき、色再現性に優れた液晶表示装置を提供することができる。
[第2実施形態]
以下、本技術の第2実施形態の液晶表示装置を、図5を参照して説明する。
本実施形態の液晶表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、ブラックマトリクスと柱状スペーサの構成が第1実施形態と異なるのみである。
図5は、本実施形態の液晶表示装置の一画素のブラックマトリクスと柱状スペーサの構成を示す平面図である。図5において第1実施形態で用いた図4と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
第1実施形態においては、Gのサブ画素21Gにのみ柱状スペーサ45が設けられていたのに対し、本実施形態の液晶表示装置においては、図5に示すように、Gのサブ画素21GとBのサブ画素21Bに柱状スペーサ45がそれぞれ設けられ、Rのサブ画素21Rにのみ柱状スペーサ45が設けられていない。これに伴い、スペーサ遮光部BM2sも、Gのサブ画素21GとBのサブ画素21Bに設けられ、Rのサブ画素21Rには設けられていない。この構成により、Gのサブ画素21Gの開口率とBのサブ画素21Bの開口率は等しく、これらのサブ画素21G,21Bの開口率はRのサブ画素21Rの開口率よりも小さくなっている。
本実施形態の液晶表示装置においても、表示が特定の色味がかるといった不具合を解消でき、色再現性に優れた液晶表示装置が提供できる、といった第1実施形態の同様の効果を得ることが可能である。また、第1実施形態に比べて柱状スペーサ45の密度が高くなっているので、セルギャップをより強固に保持することができる。
[第3実施形態]
以下、本技術の第3実施形態の液晶表示装置を、図6を参照して説明する。
本実施形態の液晶表示装置の基本構成は第1、第2実施形態と同様であり、ブラックマトリクスと柱状スペーサの構成が第1、第2実施形態と異なるのみである。
図6は、本実施形態の液晶表示装置の一画素のブラックマトリクスと柱状スペーサの構成を示す平面図である。図6において第1実施形態で用いた図4と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態の液晶表示装置においては、図6に示すように、第1実施形態と同様、Gのサブ画素21Gにのみ柱状スペーサ45が設けられている。一方、ブラックマトリクスBM2の構成は第2実施形態と同様であり、Gのサブ画素21Gにスペーサ遮光部BM2sが設けられ、Bのサブ画素21Bにも遮光部BM2dが設けられている。すなわち、Bのサブ画素21Bには、柱状スペーサ45がないにも係わらず、スペーサ遮光部BM2sと同一形状、同一面積のダミーの遮光部BM2dが同一位置に設けられている。この構成により、Gのサブ画素21Gの開口率とBのサブ画素21Bの開口率は等しく、これらのサブ画素21G,21Bの開口率はRのサブ画素21Rの開口率よりも小さくなっている。
本実施形態の液晶表示装置においても、表示が特定の色味がかるといった不具合を解消でき、色再現性に優れた液晶表示装置が提供できる、といった第1実施形態の同様の効果を得ることが可能である。また、柱状スペーサ45がないBの画素21Bにスペーサ遮光部BM2sと同一形状、同一面積の遮光部BM2dを同一位置に設けたため、マスク設計を容易にしつつ色味の調整を行うことができる。
[第4実施形態]
以下、本技術の第4実施形態の液晶表示装置を、図7を参照して説明する。
本実施形態の液晶表示装置の基本構成は第3実施形態と同様であり、ブラックマトリクスの構成が第3実施形態と異なるのみである。
図7は、本実施形態の液晶表示装置の一画素のブラックマトリクスと柱状スペーサの構成を示す平面図である。図7において第1実施形態で用いた図4と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態の液晶表示装置においては、図7に示すように、第3実施形態と同様、Gのサブ画素21Gにのみ柱状スペーサ45が設けられ、Gのサブ画素21Gにスペーサ遮光部BM3sが設けられ、Bのサブ画素21Bにも遮光部BM3dが設けられている。ただし、第3実施形態では、Bのサブ画素21Bの遮光部はスペーサ遮光部と同一形状、同一面積であったのに対し、本実施形態では、Bのサブ画素21Bの遮光部BM3dはスペーサ遮光部BM3sと相似形状であり、スペーサ遮光部BM3sよりも面積が小さい。この構成により、各サブ画素の開口率は、Gのサブ画素21G、Bのサブ画素21B、Rのサブ画素21Rの順で大きくなっている。
本実施形態の液晶表示装置においても、表示が特定の色味がかるといった不具合を解消でき、色再現性に優れた液晶表示装置が提供できる、といった第1実施形態の同様の効果を得ることが可能である。このように、スペーサ45を配置しないサブ画素(本実施形態ではBのサブ画素21B)に設ける遮光部BM3dの面積を意図的にスペーサ遮光部BM3tと異ならせることによって、色味の調整をよりきめ細かく行うことができ、調整の自由度が向上する。
[電子機器]
次に、上述の液晶表示装置を備える電子機器について説明する。
図8は、本技術の液晶表示装置を備える電子機器の一例である携帯電話機を示す斜視図である。図8に示すように、携帯電話機300は、本体部301と、これに開閉可能に設けられた表示体部302とを有している。表示体部302の内部には表示装置303が配置されており、電話通信に関する各種表示が表示画面304において視認可能となっている。また、本体部301には操作ボタン305が配列されている。
そして、表示体部302の一端部には、アンテナ306が伸縮自在に取り付けられている。また、表示体部302の上部に設けられた受話部307の内部には、スピーカ(図示略)が内蔵されている。さらに、本体部301の下端部に設けられた送話部308の内部には、マイク(図示略)が内蔵されている。ここで、表示装置303には上記実施形態の液晶表示装置が用いられている。
本実施形態の携帯電話機によれば、上記実施形態の液晶表示装置を備えているので、明るく、色再現性に優れた表示が可能な液晶表示部を備えた携帯電話機を実現することができる。
また、液晶表示装置を備える電子機器としては、携帯電話機に限らず、パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、ワークステーション、デジタルスチルカメラ、車載用モニタ、カーナビゲーション装置、ヘッドアップディスプレイ、デジタルビデオカメラ、テレビジョン受像機、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ページャ、電子手帳、電卓、電子ブックやプロジェクタ、ワードプロセッサ、テレビ電話機、POS端末、タッチパネルを備える機器などのような他の電子機器であってもよい。
なお、本技術の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本技術の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば上記実施形態では、表示領域内で柱状スペーサの配置やブラックマトリクスの構成が一様であることを想定して説明したが、表示領域内で色味の分布や偏り等がある場合には、場所によって柱状スペーサの配置や密度、ブラックマトリクスの遮光部の構成を適宜変えても良い。また、各部材の具体的な形状、各構成部材の材料等については適宜変更が可能であり、本技術は、上記実施形態で示した横電界方式に限らず、種々の方式の液晶表示装置に適用可能である。
技術の第1実施形態の液晶表示装置の等価回路図である。 同液晶表示装置の一画素構成を示す平面図である。 図2のA−A'線に沿う断面図である。 同液晶表示装置のブラックマトリクスの構成を示す平面図である。 第2実施形態のブラックマトリクスの構成を示す平面図である。 第3実施形態のブラックマトリクスの構成を示す平面図である。 第4実施形態のブラックマトリクスの構成を示す平面図である。 技術の電子機器の一例を示す斜視図である。 従来の液晶表示装置のブラックマトリクスの一例を示す平面図である。
符号の説明
1…液晶表示装置、21…素子基板、21R,21G,21B…サブ画素、22…対向基板、23…液晶層、45…柱状スペーサ、52…色材層、BM1,BM2,BM3…ブラックマトリクス(遮光層)、BM1s,BM2s,BM3s…スペーサ遮光部、BM2d,BM3d…遮光部。

Claims (2)

  1. 一対の基板間に液晶層が挟持され、複数の画素がマトリクス状に配置されるとともに、一つの前記画素が、カラーフィルターの異なる色の色材層がそれぞれ配置された隣接する複数のサブ画素で構成される液晶表示装置であって、
    前記一対の基板間に設けられた複数のスペーサと、
    前記スペーサの形成位置と少なくとも平面的に重なるスペーサ遮光部を含む遮光層と、を備え、
    前記画素を構成する隣接する複数のサブ画素が、前記スペーサが配置された第1サブ画素と前記スペーサが配置されていない第2サブ画素とを含み、
    前記第1サブ画素内に前記スペーサ遮光部が配置され、前記隣接する複数のサブ画素の中に、前記第1サブ画素の開口率よりも高い開口率を有する前記第2サブ画素が存在し、
    前記画素を構成する隣接する複数のサブ画素の中に前記スペーサが配置されていない第2サブ画素が2個以上存在し、前記2個以上の第2サブ画素の中の一部の第2サブ画素に、前記スペーサ遮光部と同一形状で同一面積のダミー遮光部が設けられ、
    前記スペーサ遮光部及び前記ダミー遮光部は、隣接する画素との境界に位置する液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載の液晶表示装置を備えた電子機器。
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