JP5275861B2 - 液晶表示装置および電子機器 - Google Patents

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本発明は、液晶表示装置および電子機器に関し、特に、一対の基板の間に形成されるス
ペーサーを備える液晶表示装置および電子機器に関する。
従来、一対の基板の間に形成されるスペーサーを備える液晶表示装置が知られている(
たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1に開示された液晶表示装置は、画素選択用
の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が設けられ
るTFT基板(第1基板)と、赤色、緑色および青色のカラーフィルターに対応して設け
られる表示領域を含む複数のサブ画素を備える対向基板(第2基板)とから形成されてい
る。また、対向基板には、複数のサブ画素の各々の境界部分に沿うように遮光のためのブ
ラックマトリクスが設けられる。TFT基板と対向基板との間には、平面的に見てブラッ
クマトリクスと部分的に重なるとともに、一部が特定のサブ画素の表示領域に配置される
ようにスペーサーが設けられている。特許文献1では、青色の表示領域に配置されている
特開2009−2981号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の液晶表示装置では、青色の表示領域内にスペー
サーの一部が配置されているので、このスペーサーの形成部分において光漏れや、配向不
良に起因する表示不良が生じ易い。このため、表示不良の発生を抑制させるためには、ス
ペーサーの青色の表示領域内に配置された部分を遮光する必要があるので、青色のサブ画
素の開口率が低下するという不都合がある。このように、黄色の補色である青色のサブ画
素の開口率が低下する場合には、白状態における表示色が黄色味を帯びるのを抑制するの
が難しくなるという問題点がある。また、FFS(Fringe Field Swit
ching)方式などのいわゆる横電界方式の液晶表示装置では、対向基板側に共通電極
が形成されないことからカラーフィルターの表面上に青色の波長を有する光の透過率が低
い光硬化性樹脂材料からなるオーバーコート層が形成される場合が多いので、横電界方式
の液晶表示装置においては、より表示色が黄色味を帯びやすい。このため、上記特許文献
1の構成を横電界方式の液晶表示装置に適用した場合には、表示色が黄色味を帯びるのを
抑制するのがより難しくなるという問題点がある。一方、青色以外、すなわち緑色あるい
は赤色の表示領域内にスペーサーの一部が配置される場合には、赤色のサブ画素の開口率
と緑色のサブ画素の開口率との差が大きくなり、白状態における表示色のバランスが悪く
なる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つ
の目的は、白状態における表示色が黄色味を帯びるのを抑制することが可能な液晶表示装
置および電子機器を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における液晶表示装置は、画素選択用の薄膜トランジスタが設けられる第1基板と、第1基板側に設けられ、薄膜トランジスタのソース/ドレインの一方に接続される画素電極と、第1基板側に設けられ、絶縁膜を挟んで画素電極と対向するように配置される共通電極と、第1基板と対向するように配置され、赤色、緑色および青色のカラーフィルターが設けられる第2基板と、第1基板と第2基板との間に設けられる液晶層と、赤色、緑色および青色のカラーフィルターにそれぞれ対応して設けられる複数のサブ画素と、第1基板と第2基板との間で、かつ、平面的に見て隣接する赤色のサブ画素と緑色のサブ画素との境界領域に接する緑色のサブ画素の隅部近傍に配置されるスペーサーと、平面的に見て、スペーサーを中心とする略等距離の範囲を覆うように形成され、赤色のサブ画素および緑色のサブ画素の一部を覆うスペーサー用遮光部とを備える。
この第1の局面による液晶表示装置では、上記の構成を備えることにより、スペーサー用遮光部によってスペーサー形成部分の光漏れを防止しながら、スペーサー用遮光部が赤色のサブ画素および緑色のサブ画素の一部を覆うことによって、赤色のサブ画素の開口率および緑色のサブ画素の開口率を青色のサブ画素の開口率よりも相対的に低くすることができる。これにより、表示色が黄色味を帯びやすいFFSなどの横電界方式の液晶表示装置においても、黄色の補色である青色の光利用効率を赤色および緑色よりも相対的に高くすることができるので、白状態における表示色が黄色味を帯びるのを抑制することができる。
上記第1の局面による液晶表示装置において、好ましくは、第2基板側に設けられ、カラーフィルターの表面上に略平坦面状に形成されるオーバーコート層をさらに備え、スペーサーは、オーバーコート層の表面上に形成されている。このように構成すれば、平坦なオーバーコート層の表面上にスペーサーを容易に形成することができる。また、オーバーコート層が光硬化性樹脂材料により形成される場合にも、上記構成により白状態における表示色が黄色味を帯びるのを抑制することができる。
上記スペーサーをサブ画素の隅部近傍に配置する構成において、好ましくは、サブ画素
の境界に沿って互いに直交する方向に延びるように配置された信号線およびゲート線をさ
らに備え、スペーサーは、平面的に見て、赤色のサブ画素と緑色のサブ画素との間の信号
線と、ゲート線とが交差する領域の近傍に配置されている。このように構成すれば、容易
に、スペーサー用遮光部により赤色のサブ画素および緑色のサブ画素の隅部近傍の部分を
遮光することができる。
上記第1の局面による液晶表示装置において、好ましくは、複数のサブ画素の各々の境界領域に沿うように設けられるブラックマトリクスをさらに備え、スペーサー用遮光部による遮光に加えて、ブラックマトリクスにより赤色のサブ画素の薄膜トランジスタの周辺を遮光することによって、赤色のサブ画素と緑色のサブ画素との開口率が略等しくなるように構成されている。このように構成すれば、赤色のサブ画素と緑色のサブ画素との開口率が略等しくなるので、赤色および緑色のサブ画素の開口率を青色のサブ画素の開口率よりも相対的に低くしながら、赤色のサブ画素の開口率と緑色のサブ画素の開口率とを略等しくすることができる。
上記第1の局面による液晶表示装置において、好ましくは、複数のサブ画素の各々の境
界領域に沿うように設けられるブラックマトリクスをさらに備え、スペーサー用遮光部は
、ブラックマトリクスと一体的に形成されている。このように構成すれば、各サブ画素の
境界領域を遮光するブラックマトリクスと同時にスペーサー用遮光部を形成することがで
きるので、スペーサー用遮光部を別途設ける場合と比較して、装置の構造を簡略化するこ
とができる。
この発明の第2の局面による電子機器は、上記のいずれかの構成を有する液晶表示装置
を備える。このように構成すれば、白状態における表示色が黄色味を帯びるのを抑制する
ことが可能な液晶表示装置を備える電子機器を得ることができる。
本発明の第1実施形態による液晶表示装置の平面図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置の画素の拡大図である。 図2の150−150線に沿ったサブ画素の断面図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置のスペーサー用遮光部を説明するための図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の画素の拡大図である。 図5の250−250線に沿ったサブ画素の断面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置のスペーサー用遮光部を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による液晶表示装置のブラックマトリクスの遮光領域を説明するための図である。 本発明の第1〜第3実施形態による液晶表示装置を用いた電子機器の第1の例を説明した図である。 本発明の第1〜第3実施形態による液晶表示装置を用いた電子機器の第2の例を説明した図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態による液晶表示装置100の構成につい
て説明する。なお、第1実施形態では、FFS(Fringe Field Switc
hing)方式の液晶表示装置100に本発明を適用した例について説明する。
本発明の第1実施形態による液晶表示装置100は、図1に示すように、ガラス等の透
明材料からなるTFT基板1と、対向基板2とが設けられている。また、TFT基板1上
には、駆動IC3が設けられているとともに、FPC4(フレキシブルプリント基板:F
lexible Printed Circuits)が接続されている。なお、TFT
基板1および対向基板2は、それぞれ、本発明の「第1基板」および「第2基板」の一例
である。また、液晶表示装置100には、複数の画素5が設けられている。
また、図2に示すように、複数の画素5の各々は、赤色(R)、緑色(G)および青色
(B)の3つのサブ画素51(R)、52(G)および53(B)から構成されている。
3つのサブ画素51、52および53は、矢印X方向に延びるゲート線6(短辺)および
矢印Y方向に延びるソース線7(長辺)によって囲まれた矩形形状(長方形形状)を有し
ている。なお、3つのサブ画素51、52および53は、後述するスペーサー用遮光部6
0を除いて、平面的に見て略同一形状を有する。また、ゲート線6には、平面的に見て、
ゲート線6から矢印Y2方向側(ソース線7が延びる方向)に突出するとともに、矢印Y
方向に延びる矩形形状のゲート電極6aが形成されている。なお、ソース線7は、本発明
の「信号線」の一例である。
また、各サブ画素51、52および53は、それぞれ表示領域(後述するブラックマト
リクス21により覆われない領域)51a、52aおよび53aと非表示領域(ブラック
マトリクス21および後述するスペーサー用表示部60により覆われる領域)51b、5
2bおよび53bとを含んでいる。表示領域51a、52aおよび53aは、バックライ
ト31(図3参照)からの光を透過させることが可能なように構成されている。各サブ画
素51、52および53には、それぞれ対応する赤色(R)、緑色(G)および青色(B
)のカラーフィルター22(図3参照)が設けられることにより、各サブ画素51、52
および53が対応する色(赤色、緑色および青色)を表示するように構成されている。ま
た、第1実施形態では、平面的に見て、隣接する赤色(R)のサブ画素51と緑色(G)
のサブ画素52との境界領域A(図2および図4参照)に接するように、TFT基板1と
対向基板2との間の間隔(セルギャップ)を一定に保つためのスペーサー24(図2およ
び図4の一点鎖線参照)が設けられている。なお、スペーサー24の位置については、後
に詳述する。
また、図4に示すように、第1実施形態では、ブラックマトリクス21は、平面的に見
て、各サブ画素51〜53の境界に沿って延びるとともに、網目状に形成されている。ま
た、ブラックマトリクス21は、各サブ画素51、52および53に設けられた画素選択
用の薄膜トランジスタ8を覆うように形成されている。また、赤色のサブ画素51と緑色
のサブ画素52との境界領域Aに配置されたスペーサー24と、スペーサー24の周辺と
を覆うように、スペーサー用遮光部60が設けられている。そして、第1実施形態では、
ブラックマトリクス21とスペーサー用遮光部60とは、一体的に形成されている。
次に、サブ画素(51、52および53)の詳細な断面構造を説明する。なお、第1実
施形態では、各サブ画素51、52および53は、スペーサー24およびスペーサー用遮
光部60を除いて、同一の構成を有する。ここでは境界領域Aに接するようにスペーサー
24が形成された緑色のサブ画素52について説明する。図3に示すように、ゲート電極
6aおよびTFT基板1の表面上には、SiN膜またはSiO膜からなるゲート絶縁膜
11aを含む絶縁膜11が形成されている。このゲート絶縁膜11aを介してゲート電極
6aと平面的に見て重なるように下層のa−Si層と、上層のn型の導電性を有するn
Si層との2層構造(図示せず)からなる半導体層12が形成されている。
また、半導体層12の表面上には、ゲート電極6aおよび半導体層12と平面的に見て
重なるようにソース電極7aおよびドレイン電極13が形成されている。また、平面的に
見て、ソース電極7aとドレイン電極13とに挟まれる半導体層12の領域には、上層の
Si層が除去されて下層のa−Si層によりチャネル領域12aが形成されている。
また、薄膜トランジスタ8は、ゲート電極6a、ゲート絶縁膜11a、半導体層12、
ソース電極7aおよびドレイン電極13から構成されている。この薄膜トランジスタ8の
ソース電極7aは、ソース線7(図2参照)に電気的に接続されている。
また、ソース電極7a、ドレイン電極13および絶縁膜11を覆うように、SiN膜か
らなる層間絶縁膜14が形成されている。この層間絶縁膜14には、コンタクトホール1
4aが形成されている。また、層間絶縁膜14の表面上には、有機膜からなる平坦化膜1
5が形成されている。この平坦化膜15には、コンタクトホール14aと貫通するように
コンタクトホール15aが形成されている。また、平坦化膜15の表面上には、共通電極
16が形成されている。共通電極16および平坦化膜15のそれぞれの表面上には、Si
N膜からなる絶縁膜17が形成されている。絶縁膜17には、コンタクトホール14aお
よびコンタクトホール15aと貫通するようにコンタクトホール17aが形成されている
。また、絶縁膜17の表面上には画素電極18が形成されている。この画素電極18は、
各サブ画素(51、52および53)毎に設けられており、画素電極18は、コンタクト
ホール17a、15aおよび14aを介して、ドレイン電極13と電気的に接続されてい
る。画素電極18には、図2に示すように、複数のスリット18a(開口部)が形成され
ている。このように、絶縁膜17の上下に位置する共通電極16と画素電極18との間で
横電界を発生させるFFS方式によって、液晶表示装置100が駆動されるように構成さ
れている。また、TFT基板1の矢印Z2方向側の表面上には、偏光板19が設けられて
いる。
また、対向基板2のTFT基板1側(矢印Z2方向側)の表面上には、ブラックマトリ
クス21が形成されている。また、対向基板2およびブラックマトリクス21のTFT基
板1側(矢印Z2方向側)の表面上には、カラーフィルター22が形成されている。また
、ブラックマトリクス21およびカラーフィルター22の表面上には、光硬化性樹脂など
からなるオーバーコート層23が形成されている。オーバーコート層23は、約1μm以
上約3μm以下の厚みを有し、表面が略平坦面状となるように形成されている。オーバー
コート層23の略平坦面状の表面上には、アクリル系の樹脂などからなる円柱形状のスペ
ーサー24が形成されている。
第1実施形態では、図4に示すように、スペーサー24は、平面的に見て、緑色のサブ
画素52の隅部近傍に配置されている。具体的には、スペーサー24は、緑色のサブ画素
52の境界に沿って互いに直交するソース線7とゲート線6とが交差する領域(サブ画素
52の矢印X1方向側かつ矢印Y1方向側の隅部)の近傍に配置されている。また、スペ
ーサー24は、隣接する赤色のサブ画素51の薄膜トランジスタ8と緑色のサブ画素52
の薄膜トランジスタ8との間の領域に形成されるとともに、赤色のサブ画素51と緑色の
サブ画素52との境界領域Aに接する位置に形成されている。ここで、赤色のサブ画素5
1と緑色のサブ画素52との境界領域Aとは、図3に示すように、赤色のカラーフィルタ
ー22と緑色のカラーフィルター22との境界線22aを中心に幅Wを有し、矢印Y方向
(図4参照)に延びる領域である。すなわち、境界領域Aは、図4に示すように、緑色の
サブ画素52の表示領域52aの矢印X1方向側(赤色のサブ画素51側)の長辺の延長
線と、赤色のサブ画素51の表示領域51aの矢印X2方向側(緑色のサブ画素52側)
の長辺の延長線とに挟まれる幅Wの領域(ブラックマトリクス21の形成領域)である。
第1実施形態では、スペーサー24は、赤色のサブ画素51と緑色のサブ画素52との境
界領域Aの矢印X2方向側(サブ画素52側)に接するように配置されている。
また、図3に示すように、対向基板2のオーバーコート層23の表面上と、TFT基板
1の画素電極18および絶縁膜17の表面上とには、ポリイミド(PI)などの有機膜か
らなる配向膜(図示せず)が形成されている。そして、TFT基板1側の配向膜と対向基
板2側の配向膜との間には、液晶層30が封入されている。
また、対向基板2のTFT基板1と反対側(矢印Z1方向側)の表面上には、ITOな
どの透明導電膜からなる静電シールド25が形成されている。静電シールド25は、静電
気により対向基板2側に蓄積された電荷(静電気)を放電する機能を有する。また、静電
シールド25の表面上には、偏光板26が形成されている。そして、TFT基板1と対向
するようにバックライト31が設けられており、TFT基板1側から対向基板2側(矢印
Z1方向側)に向かってバックライト31から光が出射されるように構成されている。
次に、ブラックマトリクス21に一体的に形成されたスペーサー用遮光部60について
説明する。第1実施形態では、図4に示すように、スペーサー用遮光部60は、平面的に
見て、スペーサー24を中心とする略等距離(距離L)の範囲を覆うように形成された八
角形状を有することにより、スペーサー24およびスペーサー24の周辺を遮光するよう
に設けられている。また、この八角形状のスペーサー用遮光部60は、緑色のサブ画素5
2および赤色のサブ画素51の一部を覆うように設けられている。具体的には、スペーサ
ー用遮光部60は、緑色のサブ画素52のX1方向側の隅部近傍を覆うとともに、赤色の
サブ画素51のX2方向側の隅部近傍を覆うように設けられている。これにより、緑色の
サブ画素52の開口率と赤色のサブ画素51の開口率とは、青色のサブ画素53の開口率
よりも低くなるように構成されている。
具体的には、緑色のサブ画素52については、青色(B)のサブ画素53の表示領域5
3aと比較して、スペーサー用遮光部60によって領域60a(小さい間隔で斜線を施し
た領域)および60b(小さい間隔で斜線を施した領域)の分だけ緑色(G)の表示領域
52aの面積が小さくなるように構成されている。この領域60aは、緑色のサブ画素5
2のX1方向側かつY1方向側の隅部近傍の領域である。また、領域60bは、緑色のサ
ブ画素52のX1方向側かつY2方向側の隅部近傍の領域である。赤色のサブ画素51に
ついては、青色のサブ画素53の表示領域53aと比較して、スペーサー用遮光部60に
よって領域60c(小さい間隔で斜線を施した領域)および60d(小さい間隔で斜線を
施した領域)の分だけ赤色(R)の表示領域51aの面積が小さくなるように構成されて
いる。この領域60cは、赤色のサブ画素51のX2方向側かつY1方向側の隅部近傍の
領域である。また、領域60dは、赤色のサブ画素51のX2方向側かつY2方向側の隅
部近傍の領域である。なお、各サブ画素51〜53のそれぞれの表示領域51a〜53a
は、スペーサー用遮光部60により遮光される領域60a〜60dを除いた場合、それぞ
れ同一形状(同一面積)を有する。
第1実施形態では、青色のサブ画素53の開口率が約69.0%、緑色のサブ画素52
の開口率が約59.5%、赤色のサブ画素51の開口率が約68.6%となるように構成
されている。したがって、第1実施形態では、各サブ画素51、52および53は、(青
色のサブ画素53の開口率)>(赤色のサブ画素51の開口率)>(緑色のサブ画素52
の開口率)の関係を有する。これにより、1つの画素5において、赤色および緑色の光利
用効率よりも相対的に青色の光利用効率が高くなるため、白状態において、青色と補色関
係にある黄色味を抑制することができる。
また、第1実施形態では、スペーサー用遮光部60は、薄膜トランジスタ8の一部を覆
うように形成されている。具体的には、図4において八角形状の破線によって示したスペ
ーサー用遮光部60の範囲内に、緑色のサブ画素52の薄膜トランジスタ8の一部および
赤色のサブ画素51の薄膜トランジスタ8の一部が含まれるように構成されている。
ここで、たとえばスペーサー用遮光部60(スペーサー24)が緑色のサブ画素52の
矢印Y方向の中央部近傍に配置される場合には、表示領域52aおよび51aがスペーサ
ー用遮光部60に覆われるため、開口率が大きく低下して画素5全体の輝度が低下してし
まう。また、画素5全体の輝度低下を抑制するためにスペーサー用遮光部60の遮光範囲
(距離L)を狭くした場合には、スペーサー24の遮光が不十分となり、光漏れなどの表
示不良の原因にもなる。一方、スペーサー用遮光部60を、ブラックマトリクス21によ
る各サブ画素51〜53に共通の遮光領域(薄膜トランジスタ8の形成領域など)と重な
るように配置することによって、スペーサー24およびスペーサー24の周辺を確実に遮
光しながら青色の開口率を相対的に高くして白状態における表示色の黄色味を抑制し、か
つ、画素5全体の輝度が低下しすぎるのを抑制することが可能である。つまり、スペーサ
ー24の周辺の光漏れを確実に防止できるだけの十分な範囲(距離L)を覆うようにスペ
ーサー用遮光部60を形成しても、緑色のサブ画素52および赤色のサブ画素51の開口
率を低下させるのはスペーサー用遮光部60のうちのブラックマトリクス21による遮光
領域(薄膜トランジスタ8の形成領域など)と重ならない領域60a〜60dの部分のみ
であるので、画素5全体の開口率が低下しすぎるのを抑制することが可能である。
第1実施形態では、上記のように、平面的に見て隣接する赤色のサブ画素51と緑色の
サブ画素52との境界領域Aに接するように配置されるスペーサー24と、平面的に見て
、スペーサー24およびスペーサー24の周辺を遮光するとともに、赤色のサブ画素51
および緑色のサブ画素52の一部(領域60a〜60d)を覆うスペーサー用遮光部60
とを設けることにより、スペーサー用遮光部60によってスペーサー24の形成部分の光
漏れを防止しながら、赤色のサブ画素51の開口率および緑色のサブ画素52の開口率を
、青色のサブ画素53の開口率よりも相対的に低くすることができる。これにより、白状
態における表示色が黄色味を帯びやすいFFS方式の液晶表示装置100において、オー
バーコート層23などの材料特性に起因して表示色が黄色味を帯びる場合に、黄色の補色
である青色の光利用効率を赤色および緑色よりも相対的に高くすることができるので、白
状態における表示色が黄色味を帯びるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、スペーサー24を、略平坦面状に形成される
オーバーコート層23の表面上に形成することによって、平坦に形成しにくいサブ画素5
2および53の境界(カラーフィルター22の境界)領域Aにも、平坦なオーバーコート
層23が形成されるので、平坦なオーバーコート層23の表面上にスペーサー24を容易
に形成することができる。また、オーバーコート層23が光硬化性樹脂材料により形成さ
れる場合にも、上記構成により白状態における表示色が黄色味を帯びるのを抑制すること
ができる。
また、第1実施形態では、上記のように、スペーサー用遮光部60を、平面的に見て、
スペーサー24を中心とする略等距離(距離L)の範囲を覆うように形成することによっ
て、スペーサー24およびスペーサー24の周辺の光漏れや、配向不良に起因する表示不
良を抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、スペーサー24を、平面的に見て、緑色のサ
ブ画素52の隅部近傍に配置し、スペーサー用遮光部60を、平面的に見て、赤色のサブ
画素51および緑色のサブ画素52の隅部近傍の部分を覆うように設けることによって、
スペーサー用遮光部60による遮光が緑色のサブ画素52および赤色のサブ画素51の隅
部近傍で行われるので、スペーサー用遮光部60による遮光に起因して開口率が低下する
のを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、スペーサー24を、平面的に見て、赤色のサ
ブ画素51と緑色のサブ画素52との間のソース線7と、ゲート線6とが交差する領域の
近傍に配置することによって、スペーサー24およびスペーサー24の周辺を遮光するス
ペーサー用遮光部60により、容易に、赤色のサブ画素51および緑色のサブ画素52の
隅部近傍の部分を遮光することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、スペーサー用遮光部60を、ブラックマトリ
クス21と一体的に設けることによって、各サブ画素51、52および53の境界領域を
遮光するブラックマトリクス21と同時にスペーサー用遮光部60を形成することができ
るので、スペーサー用遮光部60を別途設ける場合と比較して、液晶表示装置100の構
造を簡略化することができる。
(第2実施形態)
次に、図5〜図7を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施
形態では、上記第1実施形態と異なり、赤色のサブ画素251と緑色のサブ画素252と
の境界領域A上にスペーサー224が設けられている液晶表示装置200について説明す
る。
第2実施形態による液晶表示装置200では、図5に示すように、スペーサー224(
図5の一点鎖線参照)は、平面的に見て、隣接する赤色(R)のサブ画素251と緑色(
G)のサブ画素252との境界領域A上にスペーサー224の中心が位置するように設け
られている。スペーサー224は、アクリル系の樹脂などからなり、オーバーコート層2
3(図6参照)の略平坦面状の表面上に円柱形状に形成されている。また、スペーサー2
24は、図6に示すように、赤色(R)のカラーフィルター22と緑色(G)のカラーフ
ィルター22との境界線22aを中心に幅Wを有し、矢印Y方向(図7参照)に延びる境
界領域Aに、スペーサー224の中心Cが重なるように形成されている。すなわち、スペ
ーサー224は、図7に示すように、平面的に見て、緑色のサブ画素252の表示領域2
52aの矢印X1方向側(赤色のサブ画素251側)の長辺の延長線と、赤色のサブ画素
251の表示領域251aの矢印X2方向側(緑色のサブ画素252側)の長辺の延長線
とに挟まれる幅Wの境界領域A(ブラックマトリクス221の形成領域)に重なる位置に
、中心Cが位置するように配置されている。また、スペーサー224は、緑色のサブ画素
252の隅部(矢印X1方向側かつ矢印Y1方向側)近傍であるとともに、赤色のサブ画
素251の隅部(矢印X2方向側かつ矢印Y1方向側)近傍に形成されている。また、ス
ペーサー224は、平面的に見て、緑色のサブ画素252と赤色のサブ画素251の境界
に沿って互いに直交するソース線7とゲート線6とが交差する領域の近傍に配置されてい
る。
また、第2実施形態では、スペーサー用遮光部260は、ブラックマトリクス221に
一体的に形成されている。図7に示すように、スペーサー用遮光部260は、平面的に見
て、スペーサー224を中心とする略等距離(距離L)の範囲を覆うように形成された八
角形状を有することにより、スペーサー224およびスペーサー224の周辺を遮光する
ように設けられている。また、この八角形状のスペーサー用遮光部260は、緑色のサブ
画素252および赤色のサブ画素251の一部を覆うように設けられている。具体的には
、スペーサー用遮光部260は、緑色のサブ画素252のX1方向側の隅部近傍を覆うと
ともに、赤色のサブ画素251のX2方向側の隅部近傍を覆うように設けられている。こ
れにより、緑色のサブ画素252の開口率と赤色のサブ画素251の開口率とは、青色の
サブ画素53の開口率よりも低くなるように構成されている。
具体的には、緑色のサブ画素252については、青色のサブ画素53の表示領域53a
と比較して、スペーサー用遮光部260によって領域260a(小さい間隔で斜線を施し
た領域)および260b(小さい間隔で斜線を施した領域)の分だけ緑色の表示領域25
2aの面積が小さくなるように構成されている。この領域260aは、緑色のサブ画素2
52のX1方向側かつY1方向側の隅部近傍の領域である。また、領域260bは、緑色
のサブ画素252のX1方向側かつY2方向側の隅部近傍の領域である。赤色のサブ画素
251については、青色のサブ画素53の表示領域53aと比較して、スペーサー用遮光
部260によって領域260c(小さい間隔で斜線を施した領域)および260d(小さ
い間隔で斜線を施した領域)の分だけ赤色の表示領域251aの面積が小さくなるように
構成されている。この領域260cは、赤色のサブ画素251のX2方向側かつY1方向
側の隅部近傍の領域である。また、領域260dは、赤色のサブ画素251のX2方向側
かつY2方向側の隅部近傍の領域である。これにより、第2実施形態では、青色のサブ画
素53の開口率が約69.0%、緑色のサブ画素252の開口率が約62.8%、赤色の
サブ画素251の開口率が約65.8%となるように構成されている。したがって、第2
実施形態では、各サブ画素251、252および53は、(青色のサブ画素53の開口率
)>(赤色のサブ画素251の開口率)>(緑色のサブ画素252の開口率)の関係を有
する。これにより、1つの画素5において、赤色および緑色の光利用効率よりも相対的に
青色の光利用効率が高くなるため、白状態において、青色と補色関係にある黄色味を抑制
することができる。
このように、第2実施形態による液晶表示装置200では、第1実施形態の液晶表示装
置100と比較して、緑色のサブ画素252の開口率(約62.8%)と赤色のサブ画素
251の開口率(約65.8%)との差が小さくなるように構成されている。
また、第2実施形態では、スペーサー用遮光部260は、薄膜トランジスタ8の全部を
覆うように形成されている。つまり、図7において八角形状の破線によって示したスペー
サー用遮光部260の範囲内に、赤色のサブ画素251の薄膜トランジスタ8の全部が含
まれるように構成されている。
ここで、赤色のサブ画素251の開口率の他のサブ画素251および53の開口率に対
する相対的な差に影響するのはスペーサー用遮光部260のうち領域260cおよび26
0dの部分のみである。第2実施形態では、スペーサー用遮光部260を、ブラックマト
リクス221による遮光領域(薄膜トランジスタ8の形成領域など)と重なるように配置
することによって、スペーサー224およびスペーサー224の周辺を確実に遮光しなが
ら青色の開口率を相対的に高くして白状態における表示色の黄色味を抑制し、かつ、画素
5全体の輝度が低下しすぎるのを抑制することが可能である。つまり、スペーサー224
の周辺の光漏れを確実に防止できるだけの十分な範囲(距離L)を覆うようにスペーサー
用遮光部260を形成しても、赤色のサブ画素251の開口率を低下させるのはスペーサ
ー用遮光部260のうちのブラックマトリクス221による遮光領域(薄膜トランジスタ
8の形成領域など)と重ならない領域260cおよび260dの部分のみであるので、画
素5全体の開口率が低下しすぎるのを抑制することが可能である。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記のように、スペーサー224を、平面的に見て、赤色のサブ画
素251と緑色のサブ画素252との境界領域A上にスペーサー224の中心Cが位置す
るように配置することによって、スペーサー用遮光部260が赤色のサブ画素251を覆
う面積(スペーサー用遮光部260の境界領域Aよりも矢印X1方向側)と、緑色のサブ
画素252を覆う面積(スペーサー用遮光部260の境界領域Aよりも矢印X2方向側)
とを略等しくすることができる。これにより、赤色のサブ画素251の開口率(約65.
8%)と緑色のサブ画素252の開口率(約62.8%)とを近づけることができるので
、赤色のサブ画素251の開口率と緑色のサブ画素252の開口率との差が大きい場合と
比較して表示色のバランスを良くすることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態で
は、上記第2実施形態のスペーサー用遮光部260による遮光に加えて、ブラックマトリ
クス321により赤色のサブ画素351を遮光することにより、赤色のサブ画素351と
緑色のサブ画素252との開口率が略等しくなるように構成した液晶表示装置300につ
いて説明する。
第3実施形態による液晶表示装置300では、図8に示すように、ブラックマトリクス
321は、平面的に見て、各サブ画素351、252および53の間の境界領域に沿って
延びるとともに、網目状に形成されている。ブラックマトリクス321は、各サブ画素3
51、252および53に設けられた薄膜トランジスタ8を覆うように形成されている。
また、赤色のサブ画素351と緑色のサブ画素252との境界領域Aに配置されたスペー
サー224と、スペーサー224の周辺とを覆うようにスペーサー用遮光部260が設け
られている。ブラックマトリクス321とスペーサー用遮光部260とは、一体的に形成
されている。
ここで、第3実施形態では、ブラックマトリクス321は、スペーサー用遮光部260
による遮光に加えて、赤色のサブ画素351の薄膜トランジスタ8の周辺のブラックマト
リクス321の領域321a(小さい間隔で斜線を施した領域)を遮光することによって
、赤色のサブ画素351と緑色のサブ画素252との開口率が略等しくなるように形成さ
れている。具体的には、赤色のサブ画素351について、薄膜トランジスタ8の周辺の領
域321aを遮光することにより、平面的に見て、赤色のサブ画素351の表示領域35
1aと、緑色のサブ画素252の表示領域252aとが、赤色のサブ画素351と緑色の
サブ画素252との境界領域Aを挟んで略線対称となるように構成されている。したがっ
て、赤色のサブ画素351の表示領域351aの面積と、緑色のサブ画素252の表示領
域252aの面積とが、略等しくなるように構成されている。これにより、第3実施形態
では、青色のサブ画素53の開口率が約69.0%、緑色のサブ画素252の開口率が約
62.8%、赤色のサブ画素351の開口率が約62.8%となる。したがって、第3実
施形態では、各サブ画素351、252および53は、(青色のサブ画素53の開口率)
>(赤色のサブ画素351の開口率)=(緑色のサブ画素252の開口率)の関係を有す
る。
このように、第3実施形態による液晶表示装置300では、緑色のサブ画素252の開
口率(約62.8%)と赤色のサブ画素351の開口率(約62.8%)とが略等しくな
るように構成されている。なお、この場合にも、1つの画素5において、赤色および緑色
(開口率約62.8%)の光利用効率よりも相対的に青色(開口率約69.0%)の光利
用効率が高くなるため、白状態において、青色と補色関係にある黄色味を抑制することが
できる。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第2実施形態と同様である。
第3実施形態では、上記のように、スペーサー用遮光部260による遮光に加えて、ブ
ラックマトリクス321を、赤色のサブ画素351の薄膜トランジスタ8の周辺の領域3
21aを遮光することにより、赤色のサブ画素351と緑色のサブ画素252との開口率
(約62.8%)が略等しくなるように形成することによって、赤色のサブ画素351お
よび緑色のサブ画素252の開口率(約62.8%)を青色のサブ画素53の開口率(約
69.0%)よりも相対的に低くしながら、赤色のサブ画素351の開口率と緑色のサブ
画素252の開口率とを略等しくすることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
次に、図9および図10を参照して、本発明の第1〜第3実施形態のいずれかに示した
液晶表示装置100(200、300)を用いた第1および第2の例による電子機器につ
いて説明する。
本発明の第1〜第3実施形態による液晶表示装置100(200、300)は、図9お
よび図10に示すように、第1の例による携帯電話400および第2の例によるPC(P
ersonal Computer)500などに用いることが可能である。なお、携帯
電話400およびPC500は、それぞれ、本発明の「電子機器」の一例である。また、
図9の第1の例による携帯電話400においては、表示画面400aに本発明の第1〜第
3実施形態による液晶表示装置100(200、300)が用いられる。図10の第2の
例によるPC500においては、タッチパネル形式のキーボード500aなどの入力部お
よび表示画面500bなどに本発明の第1〜第3実施形態による液晶表示装置100(2
00、300)を用いることが可能である。これにより、白状態における表示色が黄色味
を帯びるのを抑制することが可能な液晶表示装置100(200、300)を備える携帯
電話400およびPC500を得ることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではない。
本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さら
に特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1実施形態では、スペーサー24を、平面的に見て、赤色のサブ画素
51と緑色のサブ画素52との境界領域Aの矢印X2方向側(サブ画素52側)に接する
ように配置した例について説明したが、本発明はこれに限らず、スペーサーを、境界領域
Aの矢印X1方向側(赤色のサブ画素51側)に接するように配置してもよい。その場合
は、赤色のサブ画素51の薄膜トランジスタ8のY2方向側において、境界領域Aに接す
るようにスペーサー24を配置するのが好ましい。
また、上記第2および第3実施形態では、赤色のカラーフィルター22と緑色のカラー
フィルター22との境界線22a(境界領域A)に、スペーサー224の中心Cが重なる
ように形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、スペーサーの中心の位置は、赤色
のサブ画素と緑色のサブ画素との境界領域内であって、カラーフィルターの境界線からず
れた位置に配置されていてもよい。また、スペーサーは、平面的に見て、スペーサーの中
心が赤色のサブ画素と緑色のサブ画素との境界領域の外部にあり、かつ、スペーサーの一
部が境界領域と重なるように配置されていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、1つの画素内に含まれる赤色のサブ画素と緑色の
サブ画素との境界領域にスペーサーを配置した例を示したが、本発明はこれに限らず、隣
接する2つの画素の境界領域にスペーサーが形成されていてもよい。すなわち、一方の画
素に含まれる赤色のサブ画素と、他方の画素に含まれる緑色のサブ画素とが隣接する場合
には、一方の画素と他方の画素との境界領域(赤色のサブ画素と緑色のサブ画素との境界
領域)にスペーサーを配置してもよい。
また、上記第1実施形態では、青色のサブ画素53の開口率が約69.0%、緑色のサ
ブ画素52の開口率が約59.5%、赤色のサブ画素51の開口率が約68.6%となる
ように構成し、上記第2実施形態では、青色のサブ画素53の開口率が約69.0%、緑
色のサブ画素252の開口率が約62.8%、赤色のサブ画素251の開口率が約65.
8%となるように構成し、上記第3実施形態では、青色のサブ画素53の開口率が約69
.0%、緑色のサブ画素252の開口率が約62.8%、赤色のサブ画素351の開口率
が約62.8%となるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、青色のサブ
画素の開口率と、赤色のサブ画素の開口率と、緑色のサブ画素の開口率とは、上記の値と
は異なる値となるように構成されていてもよい。各サブ画素の開口率は、赤色のサブ画素
および緑色のサブ画素のそれぞれの開口率が青色のサブ画素の開口率よりも相対的に低く
なるように構成されていればよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、スペーサー用遮光部とブラックマトリクスとが一
体的に形成されるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、スペーサー用遮
光部を、ブラックマトリクスとは別個に設けてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、スペーサー用遮光部を、平面的に見て、八角形状
を有するように設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、スペーサー用遮光部を、平
面的に見て、八角形状以外の円形状や六角形状を有するように設けてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、スペーサー用遮光部を、平面的に見て、スペーサ
ーを中心とする略等距離(距離L)の範囲を覆うように形成した例を示したが、本発明は
これに限らず、スペーサー用遮光部は、平面的に見て、スペーサーを中心とする略等距離
の範囲を覆うことなく、部分的に突出した領域を有していてもよい。たとえば、第3実施
形態に示した薄膜トランジスタ8の周辺の領域321aを、スペーサー用遮光部により遮
光するように形成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、スペーサーを、平面的に見て赤色のサブ画素の薄
膜トランジスタの近傍、または、赤色および緑色のサブ画素の薄膜トランジスタの近傍の
位置に形成するとともに、スペーサー用遮光部を、スペーサー近傍の薄膜トランジスタの
一部を覆うように形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、スペーサーを、平面的
に見て薄膜トランジスタとは離れた位置に形成してもよい。この際、スペーサー用遮光部
は、薄膜トランジスタの一部を覆う必要はない。
1 TFT基板(第1基板) 2 対向基板(第2基板) 6 ゲート線
7 ソース線(信号線) 8 薄膜トランジスタ 16 共通電極 17
絶縁膜 18 画素電極 21、221、321 ブラックマトリクス 2
2 カラーフィルター 23 オーバーコート層 24、224 スペーサー
30 液晶層 51、52、53、251、252、351 サブ画素 6
0、260 スペーサー用遮光部 100、200、300 液晶表示装置 4
00 携帯電話(電子機器) 500 PC(電子機器)

Claims (7)

  1. 画素選択用の薄膜トランジスタが設けられる第1基板と、
    前記第1基板側に設けられ、前記薄膜トランジスタのソース/ドレインの一方に接続される画素電極と、
    前記第1基板側に設けられ、絶縁膜を挟んで前記画素電極と対向するように配置される共通電極と、
    前記第1基板と対向するように配置され、赤色、緑色および青色のカラーフィルターが設けられる第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に設けられる液晶層と、
    前記赤色、緑色および青色のカラーフィルターにそれぞれ対応して設けられる複数のサブ画素と、
    前記第1基板と前記第2基板との間で、かつ、平面的に見て隣接する前記赤色のサブ画素と前記緑色のサブ画素との境界領域に接する前記緑色のサブ画素の隅部近傍に配置されるスペーサーと、
    平面的に見て、前記スペーサーを中心とする略等距離の範囲を覆うように形成され、前記赤色のサブ画素および前記緑色のサブ画素の一部を覆うスペーサー用遮光部と
    を備える、液晶表示装置。
  2. 前記第2基板側に設けられ、前記カラーフィルターの表面上に略平坦面状に形成されるオーバーコート層をさらに備え、
    前記スペーサーは、前記オーバーコート層の表面上に形成されている、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記緑色のサブ画素及び前記赤色のサブ画素は、当該サブ画素の一部を覆う前記スペーサー用遮光部によって表示領域の面積が小さくなるように構成されており、
    各サブ画素は、
    前記青色のサブ画素の開口率>前記赤色のサブ画素の開口率>前記緑色のサブ画素の開口率
    の関係を有する、
    請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記サブ画素の境界に沿って互いに直交する方向に延びるように配置された信号線およびゲート線をさらに備え、
    前記スペーサーは、平面的に見て、前記赤色のサブ画素と前記緑色のサブ画素との間の前記信号線と、前記ゲート線とが交差する領域の近傍に配置されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記複数のサブ画素の各々の境界領域に沿うように設けられるブラックマトリクスをさらに備え、
    前記スペーサー用遮光部による遮光に加えて、前記ブラックマトリクスにより前記赤色のサブ画素の前記薄膜トランジスタの周辺を遮光することによって、前記赤色のサブ画素と前記緑色のサブ画素との開口率が略等しくなるように構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 前記複数のサブ画素の各々の境界領域に沿うように設けられるブラックマトリクスをさらに備え、
    前記スペーサー用遮光部は、前記ブラックマトリクスと一体的に形成されている、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の液晶表示装置を備える、電子機器。
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