JP2013238820A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】信号配線を覆う遮光領域を削減することのできる液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】液晶表示装置は、並んで第1の方向に延びる複数の第1の配線と、並んで前記第1の方向に交差する方向に延びる複数の第2の配線と、平面的にみて隣り合う前記第1の配線の間かつ隣り合う前記第2の配線の間のそれぞれに設けられる複数の画素電極と、前記第1の配線の上方かつ前記画素電極の上方の層に設けられ、表示領域内を並んで前記第1の方向に延びる複数のコモン電極と、を含む。前記コモン電極のそれぞれは、平面的にみて前記画素電極のいずれかと重なる複数の開口部を有し、平面的にみて、隣り合う前記コモン電極の間隙は隣り合う前記第1の配線の間に設けられる。
【選択図】図3
【解決手段】液晶表示装置は、並んで第1の方向に延びる複数の第1の配線と、並んで前記第1の方向に交差する方向に延びる複数の第2の配線と、平面的にみて隣り合う前記第1の配線の間かつ隣り合う前記第2の配線の間のそれぞれに設けられる複数の画素電極と、前記第1の配線の上方かつ前記画素電極の上方の層に設けられ、表示領域内を並んで前記第1の方向に延びる複数のコモン電極と、を含む。前記コモン電極のそれぞれは、平面的にみて前記画素電極のいずれかと重なる複数の開口部を有し、平面的にみて、隣り合う前記コモン電極の間隙は隣り合う前記第1の配線の間に設けられる。
【選択図】図3
Description
本発明はタッチパネル機能を有する液晶表示装置に関する。
タッチパネル機能を有する液晶表示装置がスマートフォンなどに盛んに用いられている。近年は、厚さや重量を抑えることのできるインセル方式のタッチパネルを含む液晶表示パネルが注目を浴びている。インセル方式のタッチパネルでは、画素容量を構成する電極の一部(例えばコモン電極)をタッチパネル電極として兼用させる。
特許文献1には、インセル方式のタッチパネルを含む液晶表示装置および、その液晶表示装置の駆動方法が開示されている。また、特許文献2には走査線の上方にシールド電極を形成することが開示されている。特許文献3にはコモン電極を分割することが開示されている。
インセル方式かつ静電容量方式のタッチパネルでは、複数のコモン電極は帯状であり、互いに隣接するように配置される。このように配置することで、コモン電極から漏出する電界が抑えられ、タッチパネルの精度に影響するノイズが低減される。また、IPS方式と組合せる場合には、それぞれのコモン電極にスリットを設ける。スリットの下に画素電極があると、スリットの内部および上方に画素電極とコモン電極との電位差に応じた横電界が生じ、液晶の配向が変化する。
ここで、画素間で条件を均一にするために帯状のコモン電極の隙間をゲート線などの配線上に位置させることが考えられる。この場合、例えばゲート線からコモン電極の隙間を経て電界が漏出する。この漏出による透過光の乱れを防ぐために、電界の影響を受ける領域をブラックマトリクスで覆うことになる。
一方、近年はゲート線の並ぶ方向(縦方向)の解像度が向上している。例えば、ピクセルを縦方向に並ぶ複数のサブピクセルで表現する横ストライプ画素配置を用いる場合、そうでない場合より縦方向の解像度が向上する。すると、開口率を確保するためにゲート線を覆う遮光領域を小さくする必要が生じるが、前述のように電界が漏出すると、画質の劣化が生じてしまう。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、信号配線を覆う遮光領域を削減することのできる液晶表示装置を提供することにある。
本出願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下
の通りである。
の通りである。
(1)表示領域内において並んで第1の方向に延びる複数の第1の配線と、表示領域内において並んで前記第1の方向に交差する方向に延びる複数の第2の配線と、平面的にみて隣り合う前記第1の配線の間かつ隣り合う前記第2の配線の間のそれぞれに設けられる複数の画素電極と、前記第1の配線の上方かつ前記画素電極の上方の層に設けられ、表示領域内を並んで前記第1の方向に延びる複数のコモン電極と、を含み、前記コモン電極のそれぞれは、平面的にみて前記画素電極のいずれかと重なる複数の開口部を有し、平面的にみて、隣り合う前記コモン電極の間隙は隣り合う前記第1の配線の間に設けられる、ことを特徴とする液晶表示装置。
(2)(1)において、前記隣り合うコモン電極の間隙は、平面的にみて前記第1の配線のいずれかに隣接し、前記第1の配線のいずれかから当該第1の配線に隣接する前記間隙まで遮光膜に覆われる、ことを特徴とする液晶表示装置。
(3)(1)または(2)において、前記複数の画素電極は、それぞれ複数の色のいずれかに分類される複数のサブピクセルのうちいずれか1つに対応し、前記隣り合うコモン電極の間隙は、平面的にみて前記第1の配線のうち所定の色に分類される複数のサブピクセルに対応する画素電極に隣接する、ことを特徴とする液晶表示装置。
(4)(1)において、前記隣り合うコモン電極の間隙は、平面的にみて前記画素電極のいずれかと重なる、ことを特徴とする液晶表示装置。
本発明によれば、インセル方式のタッチパネルを含む液晶表示装置において、信号配線を覆う遮光領域を削減することができる。
以下では、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。出現する構成要素のうち同一機能を有するものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかるタッチパネル機能付き液晶表示装置の概略的な構成を示す図である。液晶表示装置は、アレイ基板TSと、カラーフィルタ基板CFと、フロントウインドウFWと、集積回路パッケージDRと、フレキシブルプリント基板FPC1,FPC2と、を含む。カラーフィルタ基板CFはアレイ基板TSに対向し、フロントウインドウFWは、カラーフィルタ基板CFのアレイ基板TSの反対側に対向する。カラーフィルタ基板CFには複数の容量検出電極RXが設けられている。また、アレイ基板TSには、平面的にみて容量検出電極RXと交差するように走査電極TXが設けられている。なお、図示していないが、カラーフィルタ基板CFからみてアレイ基板TSの先にはバックライトも設けられる。フレキシブルプリント基板FPC1はアレイ基板TSに接続し、フレキシブルプリント基板FPC2はカラーフィルタ基板CFとフレキシブルプリント基板FPC1とを接続する。なお、以下の記載ではアレイ基板TSからカラーフィルタ基板CFに向かう方向を上方向とする。
図2は、アレイ基板TSに設けられる走査電極TXの配置の一例を概略的に示す図である。アレイ基板TSの上面には、マトリクス状に設けられた画素回路PCが配置される矩形の表示領域DAが設けられ、表示領域DAとアレイ基板TSの4辺のうち1つとの間に集積回路パッケージDRが配置される。ここで説明する例では、解像度は640×480であり、かつ1つのピクセルが行方向にならぶ3つのサブピクセルで表現されるとする。複数の走査電極TXは、表示領域DA内を並んで図中左右方向に延びる。走査電極TXの両端は配線を介して集積回路パッケージDRに接続されている。
本実施形態にかかるインセル方式のタッチパネルは静電容量方式であり、このタッチパネルは、走査電極TXと容量検出電極RXとの間の寄生容量の変化に伴う電圧変動を検出することで指の接触等を検出する。走査電極TXおよび容量検出電極RXは、どちらも透明電極である。容量検出電極RXは、平面的にみて表示領域DAと重なる領域内を走査電極TXに直交する方向に延びている。実際に容量を検出する際には、各走査電極TXに対して順に5Vから10Vのパルスを供給し、そのタイミングにおける各容量検出電極RXの電圧変動を検出する。こうして2次元的に指の接触による電圧変動が検出される。ここで、走査電極TXは、その下にあるアレイ基板TS上の配線から生じる電磁ノイズをシールドしている。
なお、図2に示す走査電極TXの幅は4〜5mm程度が望ましく、本実施形態では走査電極TXの数は10本である。走査電極TXの数はタッチパネルの大きさ等に応じて適宜変更してもよい。また、走査電極TXはコモン電極CEとしても用いられる。つまり、走査電極TXはコモン電極CEとして、画素電極PEとの間で液晶LCに電界を印加するためにも用いられる。こうすることで、タッチパネル用のガラス基板を不要にしている。
本実施形態では、タッチの検出のために全ての走査電極TXを一回ずつ走査する期間は、1つのフレームについての垂直帰線期間と等しい。また、集積回路パッケージDRに含まれる走査回路は、ゲート線GLにより走査される画素回路PCの領域と、走査される走査電極TXの領域とが重ならないように、ゲート線GLおよび走査電極TXを走査する。そのような走査により、画質の劣化が防がれる。もしこのような走査をしないと、ゲート線GLが走査されるタイミングで、そのゲート線GLによりデータが書込まれる画素回路PCの上方にあるコモン電極CEの電位が変化する。その場合には液晶に生じる容量が、その電位の変化が反映された電位差を記憶するため、表示したい輝度と表示される輝度のずれが増大してしまう。なお、タッチパネルおよび液晶表示装置は、特許文献1に記載されているような方法で駆動されてもよい。
図3は、本発明の実施形態にかかるアレイ基板TSの一例を示す平面図である。図4は、図3に示すアレイ基板TSに対向して設けられるカラーフィルタ基板CFの一例を示す図である。図5は、図3に示すアレイ基板TSおよび図4に示すカラーフィルタ基板CFのA−A切断線における断面図である。
表示領域DA内には、640列(480×3)行のマトリクス状に並ぶ画素回路PCが設けられている。画素回路PCの各行に対応して(480×3)本のゲート線GLが配置され、画素回路PCの各列に対応して480本のデータ線DLが配置される。各ゲート線GLは表示領域DA内を図3の左右方向に並んで延び、各データ線DLは図3の上下方向に並んで延びている。
各画素回路PCは、画素電極PEと、薄膜トランジスタTFTとを含む。薄膜トランジスタTFTは画素回路PCに対応するゲート線GLとデータ線DLとの交点のそばに設けられる。薄膜トランジスタTFTは、ゲート電極と、ドレイン電極とソース電極とを含む。ゲート電極は、その薄膜トランジスタTFTを含む画素回路PCの行に対応するゲート線GLに接続され、ドレイン電極は、その画素回路PCの列に対応するデータ線DLに接続され、ソース電極は、その画素回路PCの画素電極PEに接続される。なお、薄膜トランジスタTFTのドレイン電極とソース電極との間に極性はなく、ドレイン電極やソース電極の記載は便宜上の呼び名に過ぎない。よって、ソース電極がデータ線DLに接続され、ドレイン電極が画素電極PEに接続されてもよい。
アレイ基板TSの積層構造をみると、はじめにアレイ基板TSのガラス基板上にゲート線GLが形成される。ゲート線GLの上層にはゲート絶縁膜GIの層が形成され、その上層に半導体層、データ線DLの層、画素電極PEの層が順に形成されている。そして、これらは保護膜PAにより覆われ、保護膜PAの上層に複数のコモン電極CEが設けられている。また、アレイ基板TSの上面にある保護膜PAやコモン電極CEと、カラーフィルタ基板CFとの間には液晶LCが存在する。
カラーフィルタ基板CFには、ゲート線GL、データ線DLおよび薄膜トランジスタTFTの上方を覆うようにブラックマトリクスBMが設けられている。また、カラーフィルタ基板CFには、ブラックマトリクスBMが存在しない領域である透過部FTが設けられる。
平面的にみて、画素電極PEは、隣り合うゲート線GLの間かつ隣り合うデータ線DLの間に、透過部FTとほぼ重なるように設けられている。各コモン電極CEは並んで図中左右方向に延びており、画素スリットCSを有する。また、隣り合うコモン電極CEの間には間隙CGが存在する。ここで、図3では、画素スリットCSや間隙CGは一点鎖線で示されている。
間隙CGは、隣り合うゲート線GLの間にあり、ゲート線GLのいずれかに隣接している。また、ブラックマトリクスBMのうちゲート線GLの上方を覆う遮光領域は、そのゲート線GLに隣接する間隙CGの上方も覆っている。この構成により、ゲート線GLに生じる電界がコモン電極CEの上方に漏れる現象が抑制され、液晶LCの透過率の変動が抑制されている。その結果として、遮光領域の幅SAも削減することが可能となっている。
図6は、アレイ基板TSおよびカラーフィルタ基板CFの比較例を示す断面図である。平面的にみて間隙CGがゲート線GLと重なる場合には、ゲート線GLを流れる走査信号により発生する電界が液晶LCまで漏れ、平面的に見てゲート線GLの付近にある液晶LCの配向が変化し、画質に影響してしまう。走査信号の電位はデータ線DLを流れる映像信号の電位より変化が激しいため、表示に影響しやすい。結果として、図5に示すより遮光領域の幅SAを大きくする必要が生じる。
図7は、コモン電極CEとサブピクセルとの配置を概略的に示す図である。これまでに説明した例では、1つの画素(ピクセル)はデータ線DLが延びる方向に並ぶ赤(R)、緑(G)、青(B)の3つのサブピクセルにより構成され、1つの画素回路PCは1つのサブピクセルを表現する。ここで、青のサブピクセルを表現する画素回路PCの領域とコモン電極CE間の間隙CGとが重なっている。より具体的には、青のサブピクセルを表現する画素回路PCの画素電極PEに隣接している。すると、青のサブピクセルは、赤や緑のさびピクセルに比べて透過部FTが小さくなる。このようにして視認上の影響が大きい色を表示するサブピクセルの透過率を下げず、実質的な明るさを向上させることができる。また全ての青のサブピクセルの領域と間隙CGとを重ねることで、青のサブピクセルの透過部FTの大きさを統一することができ、遮光領域の幅SAの変化による視認上の影響を抑制することができる。
なお、図7に示す構成では隣り合う複数のコモン電極CEの端どうしを接続し、走査電極TXとしている。こうすることで、複数のコモン電極CEが1つの走査電極TXとして機能する。
ここで、コモン電極CE間の間隙CGは、平面的にみて隣り合うゲート線GLの間にあれば他の位置に配置されてもよい。図8は、本発明の実施形態にかかるアレイ基板TSの他の一例を示す平面図であり、図9は図8に示すアレイ基板TSに対向して設けられるカラーフィルタ基板CFの一例を示す図である。また図10は、このアレイ基板TSおよびカラーフィルタ基板CFのA−A切断線における断面図である。図11は、このアレイ基板TSおよびカラーフィルタ基板CFのB−B切断線における断面図である。
この例では、コモン電極CE間の間隙CGは、平面的にみて画素電極PEと重なっている。これにより間隙CGと画素電極PEとが重なる部分では横電界が発生し、画素スリットCSと同様に、画素電極PEに印加される電位に応じて、この部分の上方にある液晶LCの透過率を変化させることができる。このように、間隙CGにコモン電極CEの画素スリットCSの役目を果たさせることで、間隙CGを遮光領域で覆う必要がなくなる。この例では図3等に示す例より透過部FTを大きくすることができる。もちろん、色により遮光領域の幅SAを色にかかわらず一定にすることも可能である。
なお、図3や図8では、画素スリットCSの形状は帯状であり、ゲート線GLと平行に延びているが、形状はこれには限られない。画素スリットCSはゲート線GLと平行でなくてもよいし、途中で曲がる波状の形状であってもよい。後者の場合、間隙CGも画素スリットCSの形状にあわせて波状に折れ曲がってもよい。
CF カラーフィルタ基板、DR 集積回路パッケージ、FPC1,FPC2 フレキシブルプリント基板、FW フロントウインドウ、TS アレイ基板、CE コモン電極、CG 間隙、CS 画素スリット、DA 表示領域、DL データ線、FT 透過部、BM ブラックマトリクス、GI ゲート絶縁膜、GL ゲート線、LC 液晶、PA 保護膜、PC 画素回路、PE 画素電極、RX 容量検出電極、TX 走査電極、TFT 薄膜トランジスタ、SA 遮光領域の幅。
Claims (4)
- 表示領域内において並んで第1の方向に延びる複数の第1の配線と、
表示領域内において並んで前記第1の方向に交差する方向に延びる複数の第2の配線と、
平面的にみて隣り合う前記第1の配線の間かつ隣り合う前記第2の配線の間のそれぞれに設けられる複数の画素電極と、
前記第1の配線の上方かつ前記画素電極の上方の層に設けられ、表示領域内を並んで前記第1の方向に延びる複数のコモン電極と、
を含み、
前記コモン電極のそれぞれは、平面的にみて前記画素電極のいずれかと重なる複数の開口部を有し、
平面的にみて、隣り合う前記コモン電極の間隙は隣り合う前記第1の配線の間に設けられる、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記隣り合うコモン電極の間隙は、平面的にみて前記第1の配線のいずれかに隣接し、
前記第1の配線のいずれかから当該第1の配線に隣接する前記間隙まで遮光膜に覆われる、
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記複数の画素電極は、それぞれ複数の色のいずれかに分類される複数のサブピクセルのうちいずれか1つに対応し、
前記隣り合うコモン電極の間隙は、平面的にみて前記第1の配線のうち所定の色に分類される複数のサブピクセルに対応する画素電極に隣接する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。 - 前記隣り合うコモン電極の間隙は、平面的にみて前記画素電極のいずれかと重なる、
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
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JP2012113440A JP2013238820A (ja) | 2012-05-17 | 2012-05-17 | 液晶表示装置 |
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2012
- 2012-05-17 JP JP2012113440A patent/JP2013238820A/ja active Pending
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