JP5297217B2 - レール転倒防止装置 - Google Patents
レール転倒防止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5297217B2 JP5297217B2 JP2009026659A JP2009026659A JP5297217B2 JP 5297217 B2 JP5297217 B2 JP 5297217B2 JP 2009026659 A JP2009026659 A JP 2009026659A JP 2009026659 A JP2009026659 A JP 2009026659A JP 5297217 B2 JP5297217 B2 JP 5297217B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- plate
- tie plate
- prevention device
- tie
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 title claims description 28
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 101100381534 Saccharomyces cerevisiae (strain ATCC 204508 / S288c) BEM2 gene Proteins 0.000 description 2
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229920006122 polyamide resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Railway Tracks (AREA)
Description
本発明では、第二の押さえ板は、ボルトから車両進行方向上流側において、車両進行方向下流側へ上昇する傾斜面を有することにより、仮に車両がレールより脱落したとしても、レールから脱輪した車輪が傾斜面の案内によってボルトを乗り越えることができるので、車輪がボルトを直撃し破壊することを回避でき、第一の押さえ部材が外れてレールが倒れる、又はタイプレートが敷設面から外れることを防ぐことができる。
本発明では、タイプレートには、第一の押さえ板を案内する溝部がレールの幅方向へ向けて設けられていることにより、第一の押さえ板はタイプレートに対してレールの幅方向への振動のみを許容された容易に外れない構造となり、安定した状態でレールの下部フランジを押さえることができる。
本発明では、第一および第二の押さえ板をタイプレートよりも衝撃荷重に対する破壊靭性が大きい材料により形成することにより、通常時、また車輪が脱輪で乗り越える場合においても、衝撃に対して強い構造とすることができる。
本発明では、第一および第二の押さえ板がレールの両側に設置されていることにより、レールの両側から下部フランジを押さえることができ、レールの転倒を防止することができる。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態によるレール転倒防止装置31は、絶縁板32を介してレールRが敷設される敷設面33上に設置されるタイプレート34と、タイプレート34の上に設けられて、レールRの下部フランジRaを押さえる第一の板バネ35(第一の押さえ部材)と、第一の板バネ35の上側で第一の板バネ35と共に、タイプレート34の上に重ねて設けられた第二の板バネ36(第二の押さえ部材)と、タイプレート34および第一、第二の板バネ35、36を貫通し、敷設面33に締結固定される締結部37と、から構成されている。
レール転倒防止装置31は、図4に示す従来のレール締結装置1と共にレールRが敷設される敷設面33に設置される。
タイプレート34の溝部34aが形成された部分には、締結部37の後述するボルト41が貫通するボルト孔34bが形成されている。
溝部34aよりも車両進行方向上流側のタイプレート34には、車両の進行方向に沿って高さが高くなる傾斜面34cが形成されている。なお、図3において車両の進行方向は、図中の矢印(ア)の向きとする。
固定部35bには、ボルト41が貫通するボルト孔35cが形成されている。
タイプレート34および第一、第二の板バネ35、36が重なって設置された際に、タイプレート34および第一、第二の板バネ35、36に備えるボルト孔34b、35c、36cは重なる位置となるようにそれぞれ形成される。また、これらのボルト孔34b、35c、36cは、レールの幅方向に長い長孔とし、レール転倒防止装置31を設置する際にレールRの幅方向の微調整が行えるようにする。なお、絶縁板32にもボルト孔が形成される。
ボルト41は、タイプレート34および第一、第二の板バネ35、36を貫通し、インサート42に固定された際に、上端部41aの高さは、第二の板バネ36の傾斜部36aの上端部とほぼ同じ高さか、第二の板バネ36の傾斜部36aの上端部より低くなることが好ましい。
インサート42は、絶縁性のポリアミド樹脂材料などによって形成されて、レールRが敷設されるスラブに支持されている。
本実施の形態によるレール転倒防止装置31では、タイプレート34上に固定されている第一の板バネ35のレール支持部35aが、レールRの下部フランジRaを両側から押圧しているので、レールRをタイプレート34上に直立した状態で強固に支持することができる。
そして、溝部34aよりも車両進行方向上流側のタイプレート34には、車両の進行方向に沿って高さが高くなる傾斜面34cが形成されて、第二の板バネ36には、タイプレート34の傾斜面34cに沿った形状の傾斜部36aが形成されている。これにより、仮に列車がレールRより脱線したとしても、レールRから脱落した車輪は、第二の板バネ36の傾斜部36aの案内によってボルト41を乗り越えることができるので、車輪がボルト41を直撃し破壊することを回避でき、第一の板バネ35が外れてレールRが転倒したり、タイプレート34が敷設面33から外れたりすることを防ぐことができる。
また、図5に示すように、タイプレート締結手段14をレールから離れた位置のタイプレートに設けることで、タイプレート締結手段14の破壊を防いでいるレール転倒防止装置10に比べて、タイプレートの寸法を小さくでき、タイプレートの軽量化も図れるので、施工性がよく、コストを削減することができる。
例えば、上述した実施の形態では、レールRの両側に第一および第二の板バネ35、36を設置しているが、一方の側は第一、第二の板バネ35、36をタイプレート34と一体にして、レールRの下部フランジRaを押さえ、他方の側に着脱可能な第一および第二の板バネ35、36を設置してもよい。
また、上記の実施の形態では、タイプレート34に傾斜面34cを形成しているが、タイプレート34に傾斜面34cを設けずに、第二の板バネ36の傾斜部36aによって、脱輪した場合の車輪がボルト41を乗り越えるように案内してもよい。
また、上記の実施の形態では、タイプレート34に溝部34aが形成されているが、溝部34aが形成されていない平坦なタイプレート34の上に第一の板バネ35を重ねて設置してもよい。要は、本発明において、タイプレート34に対して確実に第一の板バネ35を固定することができればよいのである。
33 敷設面
34 タイプレート
34a 溝部
35 第一の板バネ(第一の押さえ部材)
36 第二の板バネ(第二の押さえ部材)
36a 傾斜部
37 締結部
41 ボルト
R レール
Ra 下部フランジ
Claims (4)
- レール締結装置とともに使用されてレールの転倒を防止するレール転倒防止装置であって、
レールが敷設される敷設面上に設置されるタイプレートと、
前記タイプレートの上に設けられていて、前記レールの下部フランジを押さえる第一の押さえ板と、
前記第一の押さえ板と共に、前記タイプレートの上に重ねられた第二の押さえ板と、
前記タイプレートおよび前記第一、第二の押さえ板を貫通して、レール敷設面に固定されるボルトと、から構成されて、前記第二の押さえ板は、前記ボルトから車両進行方向上流側において、車両進行方向下流側へ上昇する傾斜面を有することを特徴とするレール転倒防止装置。 - 前記タイプレートには、前記第一の押さえ板を案内する溝部がレールの幅方向へ向けて設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレール転倒防止装置。
- 前記第一および第二の押さえ板は、前記タイプレートよりも衝撃荷重に対する破壊靭性が大きい材料により構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレール転倒防止装置。
- 前記第一および第二の押さえ板は、前記レールの両側に設置されていることを特徴とする請求項1乃至3に記載のレール転倒防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009026659A JP5297217B2 (ja) | 2009-02-06 | 2009-02-06 | レール転倒防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009026659A JP5297217B2 (ja) | 2009-02-06 | 2009-02-06 | レール転倒防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010180652A JP2010180652A (ja) | 2010-08-19 |
JP5297217B2 true JP5297217B2 (ja) | 2013-09-25 |
Family
ID=42762358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009026659A Active JP5297217B2 (ja) | 2009-02-06 | 2009-02-06 | レール転倒防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5297217B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5562770B2 (ja) * | 2010-09-07 | 2014-07-30 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | バラスト軌道用レール転倒防止装置 |
JP6208996B2 (ja) * | 2013-07-02 | 2017-10-04 | 東日本旅客鉄道株式会社 | レール転倒防止機能付きレール締結装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3451621A (en) * | 1967-05-26 | 1969-06-24 | Trw Inc | Rail anchor |
JP5159078B2 (ja) * | 2006-10-02 | 2013-03-06 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | レール転倒防止装置 |
-
2009
- 2009-02-06 JP JP2009026659A patent/JP5297217B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010180652A (ja) | 2010-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8418932B2 (en) | Wheel guard apparatus | |
CN104024528A (zh) | 用于道路的防护索 | |
KR102393149B1 (ko) | 레일 체결 시스템 | |
JP5297217B2 (ja) | レール転倒防止装置 | |
KR101530965B1 (ko) | 전단하중 유도용 외함을 구비한 레일 체결장치 | |
JP6208996B2 (ja) | レール転倒防止機能付きレール締結装置 | |
JP2004538396A (ja) | 固定式軌道 | |
JP5159078B2 (ja) | レール転倒防止装置 | |
KR101273202B1 (ko) | 철도 침목용 발리스 고정장치 | |
KR20140000963U (ko) | 레일체결장치 | |
JP2009114787A (ja) | レール規格変更用締結装置 | |
JP4187614B2 (ja) | 鉄道車両の転倒防止構造 | |
KR101358044B1 (ko) | 열차신호제어용 발리스 고정장치 | |
KR100936517B1 (ko) | 가드 레일 | |
JP2006316552A (ja) | 脱線防止レール | |
JP5289079B2 (ja) | 安全レール取付金具 | |
JP4832797B2 (ja) | 安全レール装置 | |
JP4660269B2 (ja) | レール転倒防止手段付きレール締結装置 | |
JP5216740B2 (ja) | レール締結構造 | |
JP4937175B2 (ja) | 車両ガード装置 | |
US5927600A (en) | Rail cap | |
KR20160084948A (ko) | 탈선복구용 유압실린더 지지대 | |
KR200319313Y1 (ko) | 차륜 탈선방지용 안전가드 고정장치 | |
KR200410829Y1 (ko) | 급커브 철도 레일의 체결장치 | |
JP2014020028A (ja) | 軌道逸脱防止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130614 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5297217 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |