JP5295088B2 - 圧縮機 - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る圧縮機100の断面構成例を示す縦断面図である。図2は、バランサカバー12とバランサカバー排油管30を模式的に示す模式図である。図1及び図2に基づいて、圧縮機100の構成及び動作について説明する。この圧縮機100は、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器等の各種産業機械に幅広く用いられるものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
モーター・ステーター13に通電されるとモーター・ローター9に回転トルクが発生し、モーター・ローター9とともにクランク軸3が回転する。そして、クランク軸3の偏心ピン部3dに係合されている揺動スクロール50も回転を開始する。このとき、揺動スクロール50の自転運動がオルダム継手6によって妨げられ、公転運動に変換される。その結果、揺動スクロール50が揺動されて公転旋回を始め、公知の圧縮原理により流体を圧縮する。ここで、モーター・ローター9が回転すると揺動スクロール50の偏心公転運動を開始するが、その静的及び動的な釣り合わせは第1バランサー10及び第2バランサー11で行なっている。
シェル14内に吸入された流体ガスは、クランク軸3の回転駆動によって、モーターを冷却してから、吸入口5aを通り、固定スクロール40のラップ42と揺動スクロール50のラップ52とにより形成される圧縮室4内へ流れ、圧縮が開始する。つまり、圧縮室4内に吸入された流体ガスは、固定スクロール40と揺動スクロール50との圧縮作用により、圧縮室4の容積が減少していき、昇圧していく。
クランク軸3が回転すると、オイルポンプ18により冷凍機油17aが吸引され、遠心力によってクランク軸3内に設けられた偏心穴3aを下から上へと通って揺動スクロール・軸受け摺動部2a、クランク軸・フレーム軸受け摺動部3b、揺動スクロール・スラスト摺動部2b及びベアリング20等の摺動部に供給された後、重力によりシェル14内底部に設けられている油溜め17へ戻る。また、揺動スクロール・スラスト摺動部2bに供給された過剰な冷凍機油17aは、排油穴5bよりフレーム排油管7を通り、モーター下部空間22を介して油溜め17へ戻る。
図3は、本発明の実施の形態2に係る圧縮機100aの断面構成例を示す縦断面図である。図4は、モーターを上から見た状態を示す平面図である。図3及び図4に基づいて、圧縮機100aの構成及び動作について説明する。この圧縮機100aは、圧縮機100と同様に、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器等の各種産業機械に幅広く用いられるものである。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
従来のモーター・ローター及び第2バランサーではモーター・ローターの天面に溜まった冷凍機油17aが自重落下すると同時に、遠心力により、再度上方へ飛散することになる。そのため、第1バランサーによる流体の撹拌損失が発生していた。そこで、実施の形態2に係る圧縮機100aでは、モーター・ローター排油穴9a及び第2バランサー排油穴11aを設けることにより、バランサカバー12内の流体密度の低減を図るようにしている。すなわち、圧縮機100aでは、バランサカバー12内の空間に存在する冷凍機油17aをモーター・ローター排油穴9a及び第2バランサー排油穴11aを介して油溜め17に戻すことで、バランサカバー12内の流体密度の低減を図っている。
Claims (3)
- シェルと、
前記シェル内に固着支持されたモーター・ステーターと、
前記モーター・ステーターの内周面側に回転可能に配設され、前記モーター・ステーターとともにモーターを構成するモーター・ローターと、
前記モーター・ローターの中心部に挿入され、前記モーター・ローターとともに回転駆動するクランク軸と、
前記クランク軸の回転によって前記シェル内に吸引された流体を圧縮する圧縮部と、
前記クランク軸に取り付けられ、前記クランク軸とともに回転する第1バランサーと、
外周縁部を下方に折曲してフランジ部とし、前記フランジ部の一部にバランサカバー排油穴を貫通形成し、前記フランジ部の下端を前記モーター・ステーターに巻き付けられている巻き線の上部コイルエンドの上端よりも下方に位置するように配置して、前記第1バランサーの回転軌跡部を上方から覆うようにしたバランサカバーと、
前記バランサカバー排油穴に取り付けられ、前記バランサカバー内の空間と前記モーターの下部空間とを連通するバランサカバー排油管と、を備えた
ことを特徴とする圧縮機。 - シェルと、
前記シェル内に固着支持されたモーター・ステーターと、
前記モーター・ステーターの内周面側に回転可能に配設され、前記モーター・ステーターとともにモーターを構成するモーター・ローターと、
前記モーター・ローターの中心部に挿入され、前記モーター・ローターとともに回転駆動するクランク軸と、
前記クランク軸の回転によって前記シェル内に吸引された流体を圧縮する圧縮部と、
前記クランク軸に取り付けられ、前記クランク軸とともに回転する第1バランサーと、
前記モーター・ローターの底部に取り付けられ、前記モーター・ローターとともに回転する第2バランサーと、
外周縁部を下方に折曲してフランジ部とし、前記フランジ部の下端を前記モーター・ステーターに巻き付けられている巻き線の上部コイルエンドの上端よりも下方に位置するように配置し、前記第1バランサーの回転軌跡部を上方から覆うようにしたバランサカバーと、を有し、
前記モーター・ローターには少なくとも1つのモーター・ローター排油穴が軸方向に貫通形成され、
前記第2バランサーには前記モーター・ローター排油穴と連通する少なくとも1つの第2バランサー排油穴が軸方向に貫通形成されている
ことを特徴とする圧縮機。 - 前記バランサカバーの前記フランジ部の一部にバランサカバー排油穴を貫通形成し、前記バランサカバー排油穴に取り付けられ、前記バランサカバー内の空間と前記モーターの下部空間とを連通するバランサカバー排油管を設けた
ことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
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JP2009283757A JP5295088B2 (ja) | 2009-12-15 | 2009-12-15 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009283757A JP5295088B2 (ja) | 2009-12-15 | 2009-12-15 | 圧縮機 |
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Family Applications (1)
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