JP6808044B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP6808044B2
JP6808044B2 JP2019532302A JP2019532302A JP6808044B2 JP 6808044 B2 JP6808044 B2 JP 6808044B2 JP 2019532302 A JP2019532302 A JP 2019532302A JP 2019532302 A JP2019532302 A JP 2019532302A JP 6808044 B2 JP6808044 B2 JP 6808044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
centrifugal force
scroll
spindle
rotor
weight adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2019532302A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019021432A1 (ja
Inventor
光勇 太田
光勇 太田
昌晃 須川
昌晃 須川
鉄郎 平見
鉄郎 平見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2019021432A1 publication Critical patent/JPWO2019021432A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6808044B2 publication Critical patent/JP6808044B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

本発明は、冷凍サイクルの構成要素の一つとして使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
従来から存在しているスクロール圧縮機は、一般的に、固定スクロール、揺動スクロール、ステータ、ロータ、主軸、スライダ、偏心軸部、圧縮部、電動機構部、シェル、吸入管、吐出管、フレーム、サブフレーム、及び、容積形油ポンプを有している。
固定スクロールは、圧縮部を構成するものであり、フレームに固定される。
揺動スクロールは、固定スクロールとともに圧縮部を構成するものであり、固定スクロールの中心に対して偏心した回転軸を有する。
ステータは、電動機構部を構成するものであり、シェルに固定される。
ロータは、ステータとともに電動機構部を構成するものであり、ステータの中心に挿入される。
主軸は、ロータに固定され、電動機構部により回転駆動される。
スライダは、揺動スクロールを公転運動させるための揺動軸受に嵌合するように設置され、揺動スクロールを支承する。
偏心軸部は、スライダが主軸に対して偏心するように主軸の上部に設置されたスライダ装着軸である。
圧縮部は、固定スクロール及び揺動スクロールを含み、冷媒ガスを圧縮する。
電動機構部は、モータとして機能するものであり、ステータ及びロータを含み、主軸を介して揺動スクロールを駆動する。
シェルは、圧縮部及び電動機構部を収容するものであり、密閉容器となっている。
吸入管は、シェルの低圧部分に連接され、シェルの外部よりシェルの内部に冷媒ガスを導入する。
吐出管は、シェルの高圧部分に連接され、圧縮部で圧縮された冷媒ガスをシェルの外部に吐出する。
フレームは、揺動スクロール及び主軸を支承し、固定スクロールに対してボルト等でシェルに固定される。
サブフレームは、シェルに固定され、主軸を回転自在に支えるものである。
容積形油ポンプは、シェルの底部に溜まった冷凍機油をスライダまで吸い上げるものである。なお、容積形油ポンプにより吸い上げられた冷凍機油は、主軸内の給油通路を通ってスライダに導かれる。
また、スクロール圧縮機は、揺動スクロールを揺動運動させるため、主軸の回転軸に対し、揺動スクロールを偏心させている。そのため、スクロール圧縮機は、運転時に、揺動スクロール、及び、揺動スクロールの周辺部材、つまりブッシュ及びスライダなどにより主軸に遠心力が発生する。発生した遠心力に対しては、主軸の回転方向及び軸方向でバランスを取るために、2つのバランサが設けられている。この2つのバランサにより、揺動スクロールの偏心によって発生する遠心力を相殺させている。
特許文献1に記載されているように、スクロール圧縮機の中には、ロータの下面にロータと一体となって取り付けられているバランサを備えたものがある。
また、特許文献2には、ロータの下面に取り付けられたバランサの外周にバランサカバーを設け、油上がりを防止するようにした圧縮機が記載されている。
さらに、特許文献3には、2つのバランサに加え、スライダの主軸偏心方向と反対側にスライダバランサを設けたスクロール圧縮機が記載されている。特許文献3に記載のスクロール圧縮機は、圧縮部の増速による主軸の偏心部に発生する遠心力の増加に伴い、偏心部に発生する遠心力を相殺させることを可能にしている。
このようなスクロール圧縮機は、運転時に、揺動スクロール、主軸の偏心部、及び、揺動スクロールの周辺部材により発生する遠心力Fcに対するために、スライダバランサ、第1バランサ、及び、第2バランサを設けている。第1バランサは、ロータの上部に取り付けられている。第2バランサは、ロータの下部に取り付けられている。スライダバランサは、スライダの主軸偏心方向と反対側に取り付けられている。
スライダバランサ、第1バランサ、及び、第2バランサには、それぞれアンバランス部が設けられている。スライダバランサには、運転時に遠心力Fbが発生する。第1バランサには、運転時に遠心力F1が発生する。第2バランサには、運転時に遠心力F2が発生する。スライダバランサ、第1バランサ、及び、第2バランサによって、揺動スクロール等で発生する遠心力Fcを相殺することを可能としている。
スライダバランサについては、主軸の偏心部と近い位置に設けられていることから、重量を重くすることで主軸の偏心部に発生する遠心力及び遠心力によって発生するモーメントの大部分を相殺することが可能である。しかしながら、スライダバランサのみで遠心力Fcを完全に相殺することは困難であるため、第1バランサ及び第2バランサが必要となる。そのため、3つのバランサを設置することになってしまうことになり、部品点数が増加し、加工工程が増えてしまうという課題がある。
また、特許文献4には、第1バランサ及び第2バランサを備えずに、磁石の配置によって、回転する部分全体の力の釣り合いをとるようにした圧縮機が記載されている。
特開平04−112652号公報 特開2015−166553号公報 実開平04−49602号公報 国際公開第2016/097478号
特許文献1及び特許文献2に記載されているように、一般的に、スクロール圧縮機では、第1バランサ及び第2バランサを備え、揺動スクロールの偏心によって発生する遠心力を相殺させている。また、特許文献3に記載されているスクロール圧縮機では、更にスライダバランサを設け、揺動スクロールの偏心によって発生する遠心力を相殺させている。
しかしながら、バランサを備えた圧縮機には、作業工程の増加、部品点数の増加による費用の増大、及び、部品点数の増加による省資源化の阻害という課題があった。
そのため、特許文献4に記載の圧縮機では、バランサを備えることなく、揺動スクロール等で発生する遠心力を相殺させるようにしている。
しかしながら、特許文献4に記載の圧縮機では、磁石の配置によって、揺動スクロール等で発生する遠心力を相殺させるようにしているが、磁石が設けられていない部分が存在し、磁石の大きさに対してモータの効率がよいとは言えなかった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、モータの効率を低減することなく、揺動スクロールの偏心によって発生する遠心力を相殺するために必要なバランサの削減を可能としたスクロール圧縮機を提供することを目的としている。
本発明に係るスクロール圧縮機は、容器と、前記容器内に設けられた固定スクロールと、前記容器内に設けられ、前記固定スクロールと組み合わされる揺動スクロールと、前記容器内に設けられ、前記揺動スクロールを揺動運動させる主軸と、前記容器内に設けられ、前記主軸を回転させるロータと、前記容器内に設けられ、前記ロータを回転させるステータと、前記揺動スクロールに設けられ、前記主軸の偏心軸部が挿入される揺動軸受と、前記揺動軸受に嵌合され、前記揺動スクロールを支承するスライダと、前記偏心軸部に設けられ、前記偏心軸部の偏心方向と逆方向に遠心力を発生させるスライダバランサと、を備え、前記ロータの内部に、前記偏心軸部に発生する遠心力を相殺する重量調整部が設けられ、前記重量調整部は、前記偏心軸部の遠心力と同じ方向に遠心力が作用する位置に設けられ、前記主軸のロータ取付部及び前記ロータの主軸挿入部を、前記主軸の中心軸に対して偏心させて、前記偏心軸部に発生する遠心力を相殺するものである。
本発明に係るスクロール圧縮機によれば、ロータの内部に重量調整部を挿入することで、質量アンバランスによる遠心力を発生させることができ、揺動スクロールの偏心によって発生する遠心力を相殺するためのバランサを削減できる。
本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の内部構成の一例を概略に示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の主軸、ロータ及びサブフレームを抜き出して拡大して示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機のロータを構成している電磁鋼板の平面図である。 本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機の主軸及びロータを抜き出して拡大して示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機のロータを構成している電磁鋼板の平面図である。 本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機のロータを構成している電磁鋼板の平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機100の内部構成の一例を概略に示す概略構成図である。図1に基づいて、スクロール圧縮機100の構成及び動作について説明する。このスクロール圧縮機100は、冷凍サイクルの構成要素の一つとして使用されるものである。冷凍サイクルを備えた装置としては、冷蔵庫、冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、又は、給湯器等の各種冷凍サイクル装置が考えられる。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
<スクロール圧縮機100の全体構成>
スクロール圧縮機100は、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧の状態として吐出させるものである。このスクロール圧縮機100は、固定スクロール9及び揺動スクロール10等からなる圧縮部50と、ステータ2及びロータ3等からなる電動機構部60と、を有している。圧縮部50及び電動機構部60は、シェルである容器1内に収納されている。図1に示すように、スクロール圧縮機100が設置された状態において、圧縮部50が容器1の上側に、電動機構部60が容器1の下側に、それぞれ配置されている。
容器1は、中間部容器1aの上部に上部容器1cが設けられ、中間部容器1aの下部に下部容器1bが設けられた密閉容器となっている。下部容器1bは、潤滑油となる冷凍機油を貯留する油溜め23となっている。中間部容器1aには、冷媒ガスを吸入するための吸入管24が接続されている。上部容器1cには、冷媒ガスを吐出するための吐出管25が接続されている。
圧縮部50は、揺動スクロール10、固定スクロール9、及び、フレーム11等を含んで構成されている。図1に示すように、揺動スクロール10は容器1の下側に設置され、固定スクロール9は容器1の上側に設置される。また、揺動スクロール10とフレーム11との間には、揺動スクロール10を支承するスラストプレート14が設けられている。そして、揺動スクロール10とスラストプレート14とが、冷凍機油を介して密着することにより、スラスト軸受を構成するようになっている。
固定スクロール9には、一方の面に立設された渦巻状突起であるラップ部9aが形成されている。また、揺動スクロール10にも、一方の面に立設された渦巻状突起であるラップ部10aが形成されている。揺動スクロール10及び固定スクロール9は、ラップ部10aとラップ部9aとを互いに組み合わせ、容器1内に装着されている。揺動スクロール10及び固定スクロール9が組み合わされた状態では、ラップ部9aとラップ部10aの巻方向が互いに逆となる。
そして、ラップ部10aとラップ部9aとの間には、相対的に容積が変化する圧縮室26が形成される。固定スクロール9のラップ部9aには、ラップ部9aの先端面からの冷媒漏れを低減するため、ラップ部9aの先端面である下端面にシール28が配設されている。揺動スクロール10のラップ部10aには、ラップ部10aの先端面からの冷媒漏れを低減するため、ラップ部10aの先端面である上端面にシール27が配設されている。
固定スクロール9は、フレーム11に図示省略のボルト等によって固定されている。固定スクロール9の中央部には、圧縮され、高圧となった冷媒ガスを吐出する吐出ポート9bが形成されている。そして、圧縮され、高圧となった冷媒ガスは、固定スクロール9の上部に設けられている吐出空間33に排出されるようになっている。吐出空間33に排出された冷媒ガスは、吐出管25を介して冷凍サイクルに吐出されることになる。なお、吐出ポート9bには、吐出空間33から吐出ポート9b側への冷媒の逆流を防止する吐出弁29が設けられている。
揺動スクロール10は、自転運動を阻止するためのオルダムリング15により、固定スクロール9に対して自転運動することなく公転旋回運動(揺動運動)を行うようになっている。また、揺動スクロール10のラップ部10a形成面とは反対側の面であるスラスト面の略中心部には、中空円筒形状の揺動軸受13が形成されている。
揺動軸受13には揺動スクロール10を公転運動させるためのスライダ16が回転自在に嵌合され、スライダ16により揺動スクロール10を支承する。このスライダ16のスライド面には主軸4の上端に設けられた偏心軸部4aが挿入されている。偏心軸部4aは、スライダ16が主軸4に対して偏心するように主軸4の上部に設置されたスライダ装着軸である。そして、揺動軸受13の内周部とスライダ16の外周部とが冷凍機油を介して密着し、揺動軸受部を構成するようになっている。また、偏心軸部4aには、スライダバランサ37が取り付けられている。
フレーム11は、図示省略のボルト等によって容器1の内部に固定され、揺動スクロール10及び主軸4を支承する。また、フレーム11の中心部には、主軸4が挿通されて回転自在に支承される主軸受12が形成されている。
電動機構部60は、主軸4が挿入されたロータ3、ステータ2、及び、回転軸である主軸4等を含んで構成されている。ロータ3は、主軸4に固定され、ステータ2への通電が開始することにより回転駆動し、主軸4を回転させるようになっている。ロータ3は、電磁鋼板等が積層されて構成されており、内部に第1重量調整部34及び第2重量調整部35が挿入されている。図1に示すように、第1重量調整部34は圧縮部50側に挿入されている。また、第2重量調整部35はサブフレーム20側に挿入されている。
主軸4は、ロータ3の回転に伴って回転し、揺動スクロール10を揺動運動させるようになっている。この主軸4の上部は、フレーム11に設けられた主軸受12によって支持されている。この主軸受12と主軸4との間には、主軸4を円滑に回転運動させるため、スリーブ17が設けられている。
一方、主軸4の下部は、ボールベアリング21によって回転自在に支持されている。このボールベアリング21は、容器1の下部に設けられたサブフレーム20の中央部に形成された軸受収納部20aに圧入固定されている。また、サブフレーム20には、容積型のオイルポンプ22が設けられている。このオイルポンプ22に回転力を伝達するポンプ軸4bは主軸4と一体形成されている。オイルポンプ22で吸引された油溜め23の冷凍機油は、主軸4の内部形成された油穴4c等を介してスライダ16等の各摺動部に送られる。
<スクロール圧縮機100の全体的な動作>
電動機構部60に電圧が印加されると、ステータ2に電流が流れ、磁界が発生する。この磁界は、ロータ3を回転させるように働く。ロータ3が回転すると、それに伴い主軸4が回転駆動される。主軸4が回転駆動されると、偏心軸部4aを介してスライダ16も揺動軸受13内で回転する。それに伴い、オルダムリング15により自転を抑制された揺動スクロール10が揺動運動を行う。揺動スクロール10が揺動運転を行うと、公知の圧縮原理により冷媒を圧縮することになる。
揺動スクロール10が揺動運転を始めると、吸入管24から吸入された冷媒が圧縮室26内に導かれる。圧縮室26は、揺動スクロール10の揺動運動により揺動スクロール10の中心へ移動し、容積が縮小されていく。これにより、冷媒が圧縮されていく。このとき、圧縮される冷媒により固定スクロール9及び揺動スクロール10には軸方向に離れようとする荷重が働く。この荷重はスラストプレート14で支持されることになる。圧縮された冷媒は、固定スクロール9の吐出ポート9bを通り、吐出弁29を押し開けて吐出空間33に流入する。そして、吐出管25を介して容器1から吐出される。
スクロール圧縮機100の動作中、各摺動部には、潤滑油である冷凍機油が供給される。摺動部としては、揺動スクロール10及びスラストプレート14の接触部、揺動軸受13及びスライダ16の接触部、偏心軸部4a及びスライダ16の接触部、主軸受12及びスリーブ17の接触部、並びに、スリーブ17及び主軸4の接触部等が挙げられる。各摺動部に供給された冷凍機油は、重力により再び油溜め23へ戻る。
ステータ2への通電を止めると、スクロール圧縮機100が運転を停止する。
<スクロール圧縮機100の主軸4及びロータ3の詳細>
図2は、スクロール圧縮機100の主軸4、ロータ3及びサブフレーム20を抜き出して拡大して示す構成図である。図3は、スクロール圧縮機100のロータ3を構成している電磁鋼板38の平面図である。図2及び図3に基づいて、スクロール圧縮機100の主軸4及びロータ3について詳細に説明する。
上述したように、主軸4は、上部に偏心軸部4aを有している。そして、偏心軸部4aには、スライダバランサ37が取り付けられている。スライダバランサ37は、偏心軸部4aの偏心方向と逆方向に遠心力を発生させる。スライダ16は、揺動スクロール10の揺動軸受13に回転自在に嵌合される。そのため、揺動軸受13の内周面とスライダ16の外周面とにより、滑り軸受構造が形成されることになる。滑り軸受構造に冷凍機油が供給されることで、滑り軸受構造により揺動スクロール10及びスライダバランサ37の力の伝達を支承している。
ロータ3は、図3に示すような電磁鋼板38が複数枚積層された構造となっている。電磁鋼板38には、打ち抜き部39、主軸挿入部42、磁石挿入部47、及び、スリット48が貫通形成されている。打ち抜き部39は、第1重量調整部34及び第2重量調整部35を挿入したい位置に貫通形成すればよい。そして、第1重量調整部34及び第2重量調整部35は、打ち抜き部39を介してロータ3の内部に挿入される。
第1重量調整部34及び第2重量調整部35は、偏心軸部4aに発生する遠心力Fcを相殺するものである。そのため、第1重量調整部34及び第2重量調整部35は、偏心軸部4aに発生する遠心力Fcを相殺することができる遠心力が生じる重量に設定される。第1重量調整部34及び第2重量調整部35は、電磁鋼板38よりも比重の高い素材を用いて形成されている。第1重量調整部34及び第2重量調整部35を形成する素材としては、亜鉛、鉛、銅、あるいは、真鍮のような合金が考えられる。また、第1重量調整部34及び第2重量調整部35は、磁性体であるとよい。
なお、第1重量調整部34及び第2重量調整部35は、電磁鋼板38とは異なる比重となるように形成されていればよい。第1重量調整部34及び第2重量調整部35は、電磁鋼板38よりも比重の低い素材で形成されてもよいし、空隙で形成されてもよい。
また、打ち抜き部39を形成した電磁鋼板38を複数枚積層することで、ロータ3の内部に空間を形成することが可能になる。打ち抜き部39により形成される空間に、第1重量調整部34及び第2重量調整部35が挿入される。そして、第1重量調整部34の上端面及び下端面、並びに、第2重量調整部35の上端面及び下端面を固定し、第1重量調整部34及び第2重量調整部35の動きを規制する。なお、第1重量調整部34及び第2重量調整部35の上端面とは圧縮部50側の端面のことであり、第1重量調整部34及び第2重量調整部35の下端面とはサブフレーム20側の端面のことである。
スライダバランサ37は、焼嵌め又は圧入により偏心軸部4aに固定される。
ロータ3は、焼嵌め又は圧入により主軸4に固定される。
次に、スクロール圧縮機100の動作中における遠心力について説明する。
図2に示すように、スクロール圧縮機100の動作中、主軸4には、遠心力Fc、遠心力Fb、遠心力F3、及び、遠心力F4が作用する。遠心力Fc及び遠心力Fbは、揺動スクロール10の揺動運動によって発生するものである。遠心力F3は、揺動スクロール10の揺動運動時に第1重量調整部34の質量アンバランスによって発生するものである。遠心力F4は、揺動スクロール10の揺動運動時に第2重量調整部35の質量アンバランスによって発生するものである。
ここで遠心力Fは、主軸4の中心軸を基準とした場合、
F=mrωで表すことができる。
mは各部の重量[kg]、rは主軸4の中心からの各部の重心位置までの距離[m]、ωは角速度[rad/s]である。
スライダバランサ37及びロータ3は、主軸4と一体となっていることから、角速度ωは全て同値である。そのため、スクロール圧縮機100では、スライダバランサ37、第1重量調整部34、及び、第2重量調整部35の質量アンバランス量を調整することにより、遠心力Fc及び遠心力Fcによる主軸4の回転方向及び主軸4の軸長手方向のモーメントを相殺させている。
また、モーメントについては、遠心力の強さと、主軸4を支えているボールベアリング21からの距離と、の積となる。そのため、遠心力の強さが大きい程、あるいは、ボールベアリング21からの距離が遠くなる程、モーメントに与える影響が大きくなる。
なお、質量アンバランス量は、各部の重量及び各部の重心位置で決まる。
スクロール圧縮機100の奏する効果について説明する。
スクロール圧縮機100は、ロータ3の内部に第1重量調整部34及び第2重量調整部35を挿入し、第1重量調整部34による質量アンバランスで遠心力F3を発生させ、第2重量調整部35による質量アンバランスで遠心力F4を発生させる構造を備えている。そのため、スクロール圧縮機100によれば、バランサを備えていなくても、従来のバランサを備えたスクロール圧縮機と同様の機能及び同様の効果を得ることができる。
これにより、スクロール圧縮機100では、遠心力Fcを相殺するために第1重量調整部34及び第2重量調整部35の遠心力を利用することで、従来必要であった第1バランサ及び第2バランサの遠心力の代用とできる。そのため、スクロール圧縮機100によれば、第1バランサ及び第2バランサの廃止が可能となり、第1バランサ及び第2バランサを取り付ける際に必要であった焼嵌めまたは圧入の工程についても省略することができる。
また、スクロール圧縮機100は、第1バランサ及び第2バランサを備えていないので、運転時に第1バランサ及び第2バランサの回転によって発生していた容器1内の冷媒及び冷凍機油の撹拌もなくすことができる。そのため、スクロール圧縮機100によれば、油上りの改善が見込め、撹拌による油上りを防止するために取り付けていたバランサーカバーについても廃止することができる。
また、スクロール圧縮機100は、打ち抜き部39については電磁鋼板38のプレス加工、つまり主軸挿入部42、磁石挿入部47、及び、スリット48の形成と同時に形成することができる。そのため、スクロール圧縮機100によれば、加工工程を増やすことなく、かつ高精度に打ち抜き部39を成形できる。つまり、スクロール圧縮機100では、打ち抜き部39の形状及び形成位置を、加工費用を上げることなく、高精度に加工することが可能になる。
また、第1重量調整部34はロータ3の高さ方向の中心に対して上側、第2重量調整部35はロータ3の高さ方向の中心に対して下側に挿入している。これにより、運転時、主軸4には、遠心力Fcと、遠心力Fcと反対方向に発生する遠心力F3と、遠心力Fcと同方向に遠心力F4と、が作用することになる。したがって、スクロール圧縮機100によれば、第1重量調整部34によって生じる遠心力F3及び第2重量調整部35によって生じる遠心力F4の発生位置を、ボールベアリング21からの距離で調整できることになるため、モーメントのつり合いがとりやすくなる。
加えて、第1重量調整部34は遠心力Fcに対して反遠心力方向、つまり遠心力と反対方向となる位置に挿入され、第2重量調整部35は遠心力Fcに対して遠心力方向下側に挿入されている。これにより、第1重量調整部34によって生じる遠心力F3は遠心力Fcと反対方向に働き、第2重量調整部35によって生じる遠心力F4は遠心力Fcと同方向に働くことになる。
また、ボールベアリング21からの距離については、第1重量調整部34は遠ざかり、第2重量調整部35は近づくことになる。そのため、つり合いを考慮した場合、遠心力Fcによるモーメントを相殺するために必要なモーメントに対して、遠心力を小さくすることができる。これにより、スクロール圧縮機100では、第1重量調整部34及び第2重量調整部35の重量を、第1バランサ及び第2バランサの重量よりも軽くすることができ、より安価での実施が可能となる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機の主軸4、ロータ3及びサブフレーム20を抜き出して拡大して示す構成図である。図5は、本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機のロータ3を構成している電磁鋼板38の平面図である。図4及び図5に基づいて、本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機の主軸4及びロータ3について詳細に説明する。図5では、打ち抜き部39に重量調整部36が挿入され、磁石挿入部47に磁石40が挿入されている状態を図示している。
なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
実施の形態2に係るスクロール圧縮機では、主軸4のロータ取付部41を遠心力Fcの反遠心力方向に偏心させている点で、実施の形態1に係るスクロール圧縮機100と相違している。また、実施の形態2に係るスクロール圧縮機では、電磁鋼板38の主軸挿入部42をロータ取付部41と同じだけ主軸4の中心軸43から偏心させている点で、実施の形態1に係るスクロール圧縮機100と相違している。さらに、実施の形態2に係るスクロール圧縮機では、第1重量調整部34をロータ3の内部に挿入していない点で、実施の形態1に係るスクロール圧縮機100と相違している。
実施の形態1で説明したように、主軸4は、上部に偏心軸部4aを有している。そして、偏心軸部4aには、スライダバランサ37が取り付けられている。スライダ16は、揺動スクロール10の揺動軸受13に回転自在に嵌合される。そのため、揺動軸受13の内周面とスライダ16の外周面とにより、滑り軸受構造が形成されることになる。滑り軸受構造に冷凍機油が供給されることで、滑り軸受構造により揺動スクロール10及びスライダバランサ37の力の伝達を支承している。
主軸4はロータ3を構成する電磁鋼板38よりも比重の高い素材を用いて形成されている。主軸4のロータ3が取り付けられる箇所であるロータ取付部41は、偏心軸部4aに生じる遠心力Fcの反遠心力方向に偏心させてある。
また、電磁鋼板38の主軸挿入部42についても、図4及び図5に示すようにロータ取付部41と同じだけ主軸4の中心軸43から偏心させている。
さらに、ロータ3の内部には、遠心力Fcに対して遠心力方向に、主軸4よりも比重の高い素材で構成されている重量調整部36を挿入している。
重量調整部36は、実施の形態1で説明した第2重量調整部35に相当する。
ロータ3は、図5に示すような電磁鋼板38が複数枚積層された構造となっている。電磁鋼板38には、打ち抜き部39、主軸挿入部42、磁石挿入部47、及び、スリット48が貫通形成されている。打ち抜き部39は、重量調整部36を挿入したい位置に貫通形成すればよい。そして、重量調整部36は、打ち抜き部39を介してロータ3の内部に挿入される。
打ち抜き部39を形成した電磁鋼板38を複数枚積層することで、ロータ3の内部に空間を形成することが可能になる。つまり、打ち抜き部39により形成される空間に、重量調整部36が挿入される。そして、重量調整部36の上端面及び下端面を固定し、重量調整部36の動きを規制する。なお、重量調整部36の上端面とは圧縮部50側の端面のことであり、重量調整部36の下端面とはサブフレーム20側の端面のことである。
次に、実施の形態2に係るスクロール圧縮機の動作中における遠心力について説明する。
図4及び図5に示すように、実施の形態2に係るスクロール圧縮機は、ロータ取付部41及び主軸挿入部42を、主軸4の中心軸43から偏心させている。こうしたことにより、実施の形態2に係るスクロール圧縮機においては、ロータ3が主軸4の中心軸43を中心に回転する際に、電磁鋼板38との比重差により偏心軸部4aに生じる遠心力Fcの反遠心力方向に質量アンバランスによる遠心力F5が生じる。
そのため、実施の形態2に係るスクロール圧縮機の動作中、主軸4には、遠心力Fc、遠心力Fb、遠心力F4、及び、遠心力F5が作用する。
遠心力F5は、揺動スクロール10の揺動運動時にロータ取付部41の質量アンバランスによって発生するものである。
そこで、実施の形態2に係るスクロール圧縮機では、遠心力Fc、遠心力Fb、遠心力F4、及び、遠心力F5を互いに相殺させて、遠心力Fc、及び、遠心力Fcによる主軸4の回転方向並びに軸長手方向のモーメントとのつり合いをとっている。
実施の形態2に係るスクロール圧縮機の奏する効果について説明する。
実施の形態1においては、遠心力Fcを相殺するために、ロータ3の内部に第1重量調整部34及び第2重量調整部35を用意する必要があった。それに対し、実施の形態2に係るスクロール圧縮機では、ロータ取付部41の質量アンバランスによる遠心力F5によって、第1重量調整部34で発生させていた遠心力F3を代用することができる。そのため、実施の形態2に係るスクロール圧縮機によれば、第1重量調整部34が不要となり、ロータ3の内部に重量調整部36を1つ挿入すればよいことになる。
また、実施の形態2に係るスクロール圧縮機では、主軸4の挿入位置を中心軸43から反遠心力方向に偏心させたことにより、重量調整部36を挿入できる範囲が広がり、挿入位置の調整が行いやすくなっている。そのため、実施の形態2に係るスクロール圧縮機によれば、遠心力及びモーメントのつり合いが更にとりやすいものとなる。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機のロータ3を構成している電磁鋼板38の平面図である。図6に基づいて、本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機の主軸4及びロータ3について詳細に説明する。図6では、打ち抜き部39に第2重量調整部35が挿入され、磁石挿入部47に磁石40が挿入されている状態を図示している。
なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
実施の形態1及び実施の形態2では、第1重量調整部34及び第2重量調整部35の具体的な性質については言及していないが、実施の形態3では、第1重量調整部34及び第2重量調整部35は、磁性体である素材で形成されている。なお、第1重量調整部34及び第2重量調整部35が磁性体であればよく、素材を特に限定するものではない。
実施の形態3に係るスクロール圧縮機の奏する効果について説明する。
ロータ3の内部では、磁石40によって磁界が形成されており、磁石40からはN極から出てS極に戻る磁力線が生じている。磁石40のS極に戻る磁力線の量が変化するとスクロール圧縮機の性能が低下する等の影響を与えることになる。
ここで、ロータ3の内部に非磁性体の第1重量調整部34及び第2重量調整部35を挿入する場合、磁力線は第1重量調整部34及び第2重量調整部35を通過できない。そのため、打ち抜き部39の形成位置を磁力線が変化しないよう磁石40から遠ざけておく必要がある。
それに対し、ロータ3の内部に磁性体の第1重量調整部34及び第2重量調整部35を挿入する場合、磁力線は第1重量調整部34及び第2重量調整部35を通過することが可能になる。そのため、実施の形態3に係るスクロール圧縮機によれば、磁石40の位置を考慮せずに、打ち抜き部39の形成位置を決めることができる。
1 容器、1a 中間部容器、1b 下部容器、1c 上部容器、2 ステータ、3 ロータ、4 主軸、4a 偏心軸部、4b ポンプ軸、4c 油穴、9 固定スクロール、9a ラップ部、9b 吐出ポート、10 揺動スクロール、10a ラップ部、11 フレーム、12 主軸受、13 揺動軸受、14 スラストプレート、15 オルダムリング、16 スライダ、17 スリーブ、20 サブフレーム、20a 軸受収納部、21 ボールベアリング、22 オイルポンプ、23 油溜め、24 吸入管、25 吐出管、26 圧縮室、27 シール、28 シール、29 吐出弁、33 吐出空間、34 第1重量調整部、35 第2重量調整部、36 重量調整部、37 スライダバランサ、38 電磁鋼板、39 打ち抜き部、40 磁石、41 ロータ取付部、42 主軸挿入部、43 中心軸、47 磁石挿入部、48 スリット、50 圧縮部、60 電動機構部、100 スクロール圧縮機、F 遠心力、F1 遠心力、F2 遠心力、F3 遠心力、F4 遠心力、F5 遠心力、Fb 遠心力、Fc 遠心力、ω 角速度。

Claims (6)

  1. 容器と、
    前記容器内に設けられた固定スクロールと、
    前記容器内に設けられ、前記固定スクロールと組み合わされる揺動スクロールと、
    前記容器内に設けられ、前記揺動スクロールを揺動運動させる主軸と、
    前記容器内に設けられ、前記主軸を回転させるロータと、
    前記容器内に設けられ、前記ロータを回転させるステータと、
    前記揺動スクロールに設けられ、前記主軸の偏心軸部が挿入される揺動軸受と、
    前記揺動軸受に嵌合され、前記揺動スクロールを支承するスライダと、
    前記偏心軸部に設けられ、前記偏心軸部の偏心方向と逆方向に遠心力を発生させるスライダバランサと、を備え、
    前記ロータの内部に、前記偏心軸部に発生する遠心力を相殺する重量調整部が設けられ、
    前記重量調整部は、
    前記偏心軸部の遠心力と同じ方向に遠心力が作用する位置に設けられ、
    前記主軸のロータ取付部及び前記ロータの主軸挿入部を、前記主軸の中心軸に対して偏心させて、前記偏心軸部に発生する遠心力を相殺する
    スクロール圧縮機。
  2. 前記重量調整部は、
    前記ロータを構成している電磁鋼板よりも比重の高い素材で構成されている
    請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記ロータ取付部を、前記偏心軸部の遠心力と反対方向に偏心させた
    請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記主軸は、
    前記ロータを構成している電磁鋼板の比重よりも高い比重の素材で形成されている
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記重量調整部は、
    前記主軸の比重よりも高い素材で形成されている
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記重量調整部は磁性体で構成されている
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。
JP2019532302A 2017-07-27 2017-07-27 スクロール圧縮機 Expired - Fee Related JP6808044B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/027302 WO2019021432A1 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 スクロール圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019021432A1 JPWO2019021432A1 (ja) 2020-05-28
JP6808044B2 true JP6808044B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=65040988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019532302A Expired - Fee Related JP6808044B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 スクロール圧縮機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6808044B2 (ja)
CN (1) CN211230820U (ja)
WO (1) WO2019021432A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021203636A1 (zh) * 2020-04-07 2021-10-14 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 涡旋压缩机

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3326257B2 (ja) * 1993-11-29 2002-09-17 三洋電機株式会社 回転式圧縮機
JPH1189138A (ja) * 1997-09-11 1999-03-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 磁石モータ
JP2008178233A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Daikin Ind Ltd モータおよび圧縮機
CN203146326U (zh) * 2012-04-11 2013-08-21 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 涡旋压缩机
JP6628957B2 (ja) * 2014-02-28 2020-01-15 三菱重工業株式会社 スクロール圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
CN211230820U (zh) 2020-08-11
JPWO2019021432A1 (ja) 2020-05-28
WO2019021432A1 (ja) 2019-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5114709B2 (ja) 密閉スクロール圧縮機およびその組立方法
JP2015165105A (ja) スクロール圧縮機
JP6808044B2 (ja) スクロール圧縮機
JPWO2019026272A1 (ja) スクロール圧縮機
JP2011099377A (ja) 冷媒圧縮機
CN107949701B (zh) 压缩机
JP2010144528A (ja) 圧縮機
JP6745913B2 (ja) 圧縮機
EP1055820A1 (en) Scroll machine lubrication system
JP6033467B2 (ja) スクロール圧縮機
CN106605068A (zh) 压缩机
WO2015177851A1 (ja) スクロール圧縮機
JP6738174B2 (ja) 冷媒圧縮機
JP6192801B2 (ja) 圧縮機
JP5836845B2 (ja) スクロール圧縮機
WO2015049745A1 (ja) スクロール圧縮機
JP6320575B2 (ja) 電動圧縮機
JP5559839B2 (ja) 密閉スクロール圧縮機
EP3217014B1 (en) Compressor
JP2865759B2 (ja) スクロール圧縮機
JP5295088B2 (ja) 圧縮機
WO2019097708A1 (ja) スクロール圧縮機
JP2004270495A (ja) スクロール圧縮機
JP2017101634A (ja) スクロール圧縮機
JP2012102649A (ja) 圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191002

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6808044

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees