JP5294516B2 - 送風式薬剤放散装置 - Google Patents
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Description
この装置は、本体内に、送風機と薬剤保持体と電池を設けて送風機を駆動することで吸込口から放出口に空気が流通し、その放出口から放出される空気とともに薬剤保持体の薬剤が大気に放散される装置である。
しかし、このようにした場合には薬剤保持体の取付けが面倒である。
例えば、特許文献2に開示された装置では、本体の下部開口に薬剤保持体を挿入し、その薬剤保持体が落ちないように保持しながらカバーを取付けて薬剤保持体を本体に取付けるので、その薬剤保持体を本体に取付ける作業が面倒である。
この装置本体1の送風機収納室2に設けた送風機6と、
前記収納凹部3に着脱自在に取付けられる収納体10と、
この収納体10に着脱自在に取付けられる薬剤保持体20を備え、
前記送風機6を駆動することで吸込口5、薬剤保持体20を通して空気が吸い込まれ、放出口4から放出されるようにし、
前記収納体10に縦面取付部9を設け、その縦面取付部9を縦面Aに取付けた状態で、当該収納体10から装置本体1のみを着脱可能としたことを特徴とする送風式薬剤放散装置である。
前記筒体11内に着脱自在に嵌合して取り付けられ、空気が流通する容器21内に薬剤担持体22を設けて薬剤保持体20とし、前記孔12aを流通した空気が薬剤担持体22を通して放出口4から放出されるようにできる。
前記薬剤保持体20は、前記複数の支持片12cの内側面に亘って嵌合して取り付け、
前記装置本体1は、その収納凹部3が前記複数の支持片12cの外側面に亘って嵌合して取り付けることができる。
前記装置本体1の裏面1cとプレート12は離隔し、その両者の間の隙間から流入した空気が前記プレート12と薬剤保持体20との間の隙間を通って薬剤保持体20に流れ、前記装置本体1の裏面1cとプレート12との間の部分を吸込口5とすることができる。
また、装置本体1の表面1aは閉塞され、放出口4、吸込口5は側面1bに形成されているので、薬剤保持体20に太陽光が照射されることが少ない。
したがって、薬剤保持体20が保持している薬剤が太陽光で早期に劣化することがない。
また、収納体10に薬剤保持体20が着脱自在に取付けてあり、その収納体10が装置本体1の収納凹部3に嵌合して取付けてあるので、収納体10に薬剤保持体20を取付けた状態で、その収納体10を収納凹部3に嵌合して取付けることにより、薬剤保持体20を取付けできる。
したがって、薬剤保持体20を装置本体1に簡単に取付けできる。
また、収納体10を縦面に取付けた状態で装置本体1を取り外して薬剤保持体20を交換できる。
したがって、装置全体を縦面から取り外しせずに薬剤保持体20を交換できる。
装置本体1は表面1aと側面1bと裏面1cで囲まれた箱形状で、その内部に送風機収納室2を有すると共に、裏面1cに開口した薬剤保持体を取付ける収納凹部3を有し、この収納凹部3と送風機収納室2とは連通している。
前記装置本体1の表面1aは閉塞され、側面1bには送風機収納室2に開口した放出口4と収納凹部3に開口した吸込口5がそれぞれ形成されている。例えば、側面1bの裏面1c寄りに複数の切欠部5aを形成して吸込口5としてある。
前記送風機収納室2には送風機6が取付けてあり、この送風機6を駆動することで、前記吸込口5から空気を吸い込み、その空気を収納凹部3を通して放出口4から放出する。
この送風機6は電動モータ6aでファン6bを回転するものである。
この収納体10には薬剤保持体20が、その薬剤保持体20に空気が流通するように着脱自在に取付けてあり、この収納体10を収納凹部3に取付けることで薬剤保持体20が装置本体1に取付けられる。
そして、前記送風機6を駆動することで薬剤保持体20に空気が流通し、その空気が放出口4から放出される。
前記薬剤保持体20は、容器21内にプレート状の薬剤担持体22を設け、押えプレート23で保持したもので、その容器21、押えプレート23に形成された開口21a,23aを通って薬剤担持体22に空気が流通する。
そして、収納体20を収納凹部3に嵌合して取付けることで、収納体10の孔12aが吸込口5と連通すると共に、押えプレート23の開口23aの送風機収納室2と連通する。
よって、送風機6を駆動することで、空気が、吸込口5、孔12a、開口21a、薬剤担持体22、開口23aを通って吸い込まれ、その空気は放出口4から放出される。
この蓋13は前記収納体10と一体で、蓋13と収納体10を同時に取付け、取り外しできるから、薬剤保持体20が保持している薬剤がなくなると電池8が寿命となり、薬剤保持体20と電池8を同時に交換するようにした場合に便利である。
なお、送風機6を駆動する電源として乾電池の他に、二次電池、太陽電池、又はそれらを組み合わせて使用することができることは勿論である。
例えば、前記蓋13の上部に穴付きプレート9aを一体的に設けて縦面取付部9とし、その穴付きプレート9aを縦面Aに固着したフックBに係止して吊り下げるようにしてある。
前記装置本体1は、表面板24と周面板25で裏面が開口した箱形状で、その周面板25の下部は半円形状である。
この装置本体1の内面に隔板26を一体的に設け、この隔板26と周面板25の下部で円形の収納凹部3を形成すると共に、隔板26と周面板25の上部で矩形の電池収納室7を形成している。
前記収納体10のプレート12と蓋13と穴付きプレート9aは一体的に連続して一枚の板状としてあり、そのプレート12が周面板25の下部内周面に嵌合し、筒体11が隔板26と周面板25の下部内周面に嵌合し、蓋13の矩形状の突起13aが周面板25の上部内周面と隔板26に嵌合し、穴付きプレート9aが周面板25の上横に形成した切欠部25aに嵌合している。
前記収納体10と蓋13を別体としても良い。
前記縦面取付部9は装置本体1に一体的に設けても良い。
前記縦面取付部9はフックBに係止するものに限ることはなく、ビス等の固着具で固着したり、粘着ワッペンを用いて接着する、また、前述の穴に紐等を通してフックBに引っ掛けて吊すものでも良い。
図5に示すように、収納体10の上部に縦面取付部9(穴付きプレート9a)を設け、装置本体1の下部に電池収納室7を形成し、その電池収納室7を表面1aに開口して蓋13を取付け、収納体10を縦面Aに固着したままで装置本体10を取り外しできるようにする。
前記電池収納室7を装置本体1の表面1aに設けても良い。
図6、図7に示すように、収納体10をプレート12に穴付きプレート9aを複数一体的に設け、そのプレート12の表面にL字状の支持片12cを円形軌跡に沿って間隔を置いて複数固着し、その複数の支持片12cの内側面に亘って薬剤保持体20を嵌合して取付けできると共に、複数の支持片12cの外側面に亘って装置本体1の収納凹部3が嵌合して取付けできるようにしてある。
そして、装置本体1を図6に仮想線で示すように取り外しすることで、薬剤保持体20を収納体10から取り外しできる。
また、前述の実施の形態には電池収納室が図示していないが、装置本体1の表面1a又は側面1bに形成すれば良い。
Claims (4)
- 表面1aと側面1bと裏面1cで囲まれた箱形状で、内部には、送風機収納室2と、この送風機収納室2と連続し裏面1cに開口した収納凹部3をそれぞれ有し、その表面1aは閉塞され、側面1bには、送風機収納室2に連通した放出口4と前記収納凹部3に連通した吸込口5をそれぞれ有した装置本体1と、
この装置本体1の送風機収納室2に設けた送風機6と、
前記収納凹部3に着脱自在に取付けられる収納体10と、
この収納体10に着脱自在に取付けられる薬剤保持体20を備え、
前記送風機6を駆動することで吸込口5、薬剤保持体20を通して空気が吸い込まれ、放出口4から放出されるようにし、
前記収納体10に縦面取付部9を設け、その縦面取付部9を縦面Aに取付けた状態で、当該収納体10から装置本体1のみを着脱可能としたことを特徴とする送風式薬剤放散装置。 - 前記収納体10は、通気用の孔12aを有したプレート12と、このプレート12に設けられ、前記装置本体1の収納凹部3が着脱自在に嵌合する筒体11を備え、縦面に取り付けた状態で、前記吸込口5からの空気が孔12aを流通するようにし、
前記筒体11内に着脱自在に嵌合して取り付けられ、空気が流通する容器21内に薬剤担持体22を設けて薬剤保持体20とし、前記孔12aを流通した空気が薬剤担持体22を通して放出口4から放出されるようにした請求項1記載の送風式薬剤放散装置。 - 前記収納体10は、プレート12に複数の支持片12cを円形軌跡に沿って間隔を置いて固着したものとし、
前記薬剤保持体20は、前記複数の支持片12cの内側面に亘って嵌合して取り付け、
前記装置本体1は、その収納凹部3が前記複数の支持片12cの外側面に亘って嵌合して取り付けた請求項1記載の送風式薬剤放散装置。 - 前記プレート12と薬剤保持体20とは離隔し、
前記装置本体1の裏面1cとプレート12は離隔し、その両者の間の隙間から流入した空気が前記プレート12と薬剤保持体20との間の隙間を通って薬剤保持体20に流れ、前記装置本体1の裏面1cとプレート12との間の部分を吸込口5とした請求項3記載の送風式薬剤放散装置。
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