JP5292952B2 - 基地局およびデータ転送方法 - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信を行う基地局およびデータ転送方法に関する。
近年、フェムトセルと呼ばれる小型基地局による携帯電話サービスエリアの提供が考えられている。このフェムトセルは、一般に、携帯電話事業者に設置されたフェムトセル用のゲートウェイ(FGW:Femtocell GateWay)とフェムトセル用の小型基地局(femtoAP:femtocell Access Point)とを、ADSLやFTTHなどのIPブロードバンド回線を用いて接続する。
フェムトセルサービスにおいては、マクロセルよりも良好な電波受信環境の提供と、それに伴う高速データ通信環境の提供、あるいは周波数の特定ユーザの独占を許容することによる周波数利用効率の向上などの効果とともに、携帯電話事業者によるさらなる低額の定額制サービスの提供など、様々なサービスの提供が検討されている。
ブロードバンド回線が敷設されている環境であれば、femtoAPを接続するだけで容易にこのフェムトセルサービスを享受することが可能となる。また、femtoAPはサービスを享受するユーザ宅内に設置される。このため、携帯電話事業者の管理制限を緩和し、ユーザが自由に場所の移動や電源ON/OFFができるように、携帯電話事業における規制が緩和されると予想されている。
このフェムトセルサービスは、上記のような利点に伴うサービスの提供の他に、情報端末と家電との通信連携を実現する可能性を持っている。たとえば、通常、PC(Personal Computer)と携帯電話との通信は、メモリーカードや専用の通信ケーブルとソフトウェアを媒体として実現されている。しかし、ユーザにとっては、メモリーカードや通信ケーブルを抜き差ししたりする操作は非常に面倒である。
近年の通信のブロードバンド化と、取り扱うコンテンツ種別やコンテンツサイズの増加に伴い、たとえばインターネット上から携帯電話にデータを直接ダウンロードすると、携帯電話のメモリを圧迫し、格納しきれなくなる。さらに携帯電話と携帯音楽プレーヤーとの融合により、携帯電話の音楽プレーヤー化が進んでいるため、有料でダウンロードした音楽ファイルは保存しておきたいという需要がある。
携帯電話は平均すると2年程度での買い替えが行われているが、携帯電話にダウンロードしたファイルを新規購入の携帯電話に転送するためには、古い携帯電話のファイルを自宅のPCに格納しなければならず、その後新規に購入した携帯電話に転送したいという需要がある。このため、携帯電話とPCとの通信をより簡易にすることが要求されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
携帯電話とPCとの通信の一般的な手法としては、WiFi(無線LAN)が考えられ、事実WiFiを搭載した3GPP方式の移動端末も存在するが、このデュアル端末は消費電力問題や価格問題がある。フェムトセルは、これを解決するものとして、サポートする無線方式が移動通信の無線方式(たとえば3GPP)のみである。
特開2007−282255号公報
しかしながら、フェムトセルサービスでは、移動体通信網と移動端末との家庭内における通信を、家庭内に設置したfemtoAPを介することで実現することを想定しており、家庭内におけるPCと移動端末との通信は基本的には想定していない。このため、家庭内でPCから移動端末へパケットを送信することが困難であるという問題がある。
この問題について具体的に説明する。通常のフェムトセルサービスでは、移動端末に対してデータ通信要求を行うたびに、移動体通信網から移動端末に移動網用アドレスを払い出す。このため、家庭内でPCから移動端末へパケットを送信しようとしても、そのときに移動端末に割り当てられている移動網用アドレスをPC側で取得できない。
仮に移動端末に割り当てられた移動網用アドレスをPCが取得したとしても、PCが移動網用アドレスを宛先としてパケットを送信すると、送信されたパケットは移動体通信網を経由して移動端末へ到達する。これは、たとえば3GPPにおいて、femtoAPと移動体通信網との間にトンネルが生成され、femtoAPと移動端末の間に通信経路が形成されるためである。このため、移動体通信網の通信リソースを圧迫してしまうとともに、PCから移動端末までのパケットの伝送時間が長くなってしまう。
開示の基地局およびデータ転送方法は、上述した問題点を解消するものであり、構内網内で通信端末から移動端末へパケットを高速に送信することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この基地局は、自装置を含む構内網を介して移動体通信網と通信可能な通信エリアを形成する基地局において、前記構内網内の通信端末とデータ通信を行うために前記構内網から前記通信エリア内の移動端末に割り当てられる構内網用アドレスを取得する第1取得手段と、前記移動体通信網とデータ通信を行うために前記移動体通信網から前記移動端末に割り当てられる移動網用アドレスを取得する第2取得手段と、前記第1取得手段によって取得された構内網用アドレスと、前記第2取得手段によって取得された移動網用アドレスと、を対応付けて記憶する記憶手段と、前記通信端末から前記構内網用アドレスを宛先とするデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたデータの宛先を、前記記憶手段において前記構内網用アドレスと対応付けて記憶された移動網用アドレスに変換する変換手段と、前記変換手段によって宛先が変換されたデータを前記移動端末へ送信する送信手段と、を備えることを要件とする。
上記構成によれば、通信端末は、構内網内で通知される構内網用アドレスを宛先として移動端末へのパケットを送信することができる。一方、移動端末は、移動網用アドレスを用いて通信端末からのパケットを受信することができる。また、移動端末と直接通信を行う基地局においてデータの宛先を構内網用アドレスから移動網用アドレスに変換することで、移動網用アドレスを宛先とするデータを、移動体通信網を経由させることなく直接移動端末へ送信することができる。
開示の基地局およびデータ転送方法によれば、移動端末に機能を追加することなく、構内網内で通信端末から移動端末へパケットを高速に送信することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この基地局およびデータ転送方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる通信システムの概要を示すブロック図である。図1に示すように、実施の形態にかかる通信システム10は、LAN11と、移動体通信網12と、を含んでいる。LAN11(Local Area Network:構内網)には、BBルータ13と、屋内基地局14と、移動端末15と、PC17と、が含まれている。移動体通信網12には通信装置18が含まれている。
通信装置18は、LAN11のBBルータ13と接続されている。通信装置18は、フェムトセル用のゲートウェイ(FGW)であり、移動体通信網12におけるデータ通信を管理する機能を有している。具体的には、通信装置18は、移動体通信網12におけるデータ通信で用いる移動網用アドレスの払出などを行う機能を有している。
BBルータ13は、LAN11の外部の移動体通信網12と接続されている。また、BBルータ13には、屋内基地局14およびPC17が接続されている。BBルータ13と屋内基地局14の接続およびBBルータ13とPC17の接続のそれぞれは、Ethernet(登録商標)などの有線接続でもよいし、IEEE802.11などの無線接続であってもよい。また、屋内基地局14はBBルータ13に内蔵されていてもよい。
屋内基地局14は、フェムトセルのアクセスポイント(femtoAP)である。屋内基地局14は、自装置の周囲に電波を発することによって通信エリア16(フェムトセル)を形成する。通信エリア16内の移動端末15は、LAN11を介して移動体通信網12と通信可能になる。屋内基地局14と移動端末15は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)などの無線インターフェイスによって接続される。
移動端末15は、屋内基地局14の通信エリア16に移動したときに位置登録を行う。具体的には、移動端末15は、位置登録要求を屋内基地局14へ送信する。移動端末15から送信された位置登録要求は、屋内基地局14およびBBルータ13を経由して通信装置18によって受信される。通信装置18は、位置登録要求を受信すると、移動端末15の位置登録を行うとともに、移動網用アドレスを払い出して移動端末15へ送信する。
移動網用アドレスは、移動端末15が移動体通信網12との間でパケット通信を行うために移動端末15に割り当てられるIPアドレスである。通信装置18から送信された移動網用アドレスは、BBルータ13および屋内基地局14を経由して移動端末15によって受信される。移動端末15は、受信した移動網用アドレスを自装置のIPアドレスとして用いることによって、移動体通信網12との間でパケット通信を行う。
移動端末15は、取得した移動網用アドレスを、基地局の圏外に移動するまで保持する。屋内基地局14は、通信装置18から払い出されて移動端末15へ割り当てられる移動網用アドレスを取得する。たとえば、屋内基地局14は、通信装置18から移動端末15へ送信される移動網用アドレスを中継するときに移動用アドレスを傍受して取得する。または、通信装置18が、移動端末15へ送信する移動網用アドレスを屋内基地局14へも送信することで、屋内基地局14が移動網用アドレスを取得するようにしてもよい。
また、屋内基地局14は、移動端末15がLAN11内のPC17と通信を行うためのLAN用アドレス(構内網用アドレス)を取得する。たとえば、BBルータ13はDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)の機能を有する。この場合は、屋内基地局14は、BBルータ13からLAN用アドレスを取得する。屋内基地局14は、通信装置18から受信した移動網用アドレスと、BBルータ13から取得したLAN用アドレスと、を対応付けた変換テーブルを生成する。
PC17は、通信機能を備える通信端末である。移動端末15にLAN用アドレスが割り当てられると、移動端末15に割り当てられたLAN用アドレスがBBルータ13を介してLAN11内に通知される。PC17は、移動端末15へ送信すべきIPパケット(データ)を、移動端末15に割り当てられたLAN用アドレスを宛先として送信する。
PC17から送信されたIPパケットは、BBルータ13を経由して屋内基地局14によって受信される。屋内基地局14は、受信したIPパケットの宛先を、生成した変換テーブルに基づいてLAN用アドレスから移動網用アドレスに変換する。屋内基地局14は、宛先を移動網用アドレスに変換したIPパケットを移動端末15へ送信する。移動端末15は、屋内基地局14から送信されたIPパケットを受信する。
このように、屋内基地局14によって変換テーブルを生成しておき、LAN用アドレスと移動網用アドレスの変換を行う。これにより、PC17は、通信装置18から移動端末15に払い出された移動網用アドレスを取得しなくても、LAN11内で通知されるLAN用アドレスを宛先として移動端末15へのIPパケットを送信することができる。
一方、移動端末15は、LAN11に対応したデータ通信機能を備えていなくても、移動網用アドレスを用いて、フェムトセル方式でPC17からのIPパケットを受信することができる。このため、移動端末15に機能を追加することなく、LAN11内でPC17から屋内基地局14を経由して移動端末15へIPパケットを送信することができる。
また、移動端末15と直接通信を行う屋内基地局14においてデータの宛先をLAN用アドレスから移動網用アドレスに変換することで、移動網用アドレスを宛先とするデータを、移動体通信網12を経由させることなく直接移動端末15へ送信することができる。このため、移動体通信網12の通信資源を圧迫することなく、LAN11においてPC17から移動端末15へデータを高速に転送することができる。
また、屋内基地局14は、移動体通信網12の通信装置18において移動端末15の位置登録が行われたときに移動網用アドレスを取得することで、移動端末15がLAN11内で通信可能になってからすぐに、PC17から送信されたIPパケットを移動端末15へ転送することができる。さらに、屋内基地局14は、取得したLAN用アドレスおよび移動網用アドレスを、移動端末15が通信エリア16から離脱するまで記憶してもよい。
これにより、移動端末15が通信エリア16に進入してから離脱するまでの間、PC17から送信されたIPパケットを移動端末15へ転送することができる。または、移動端末15が通信エリア16から離脱した場合に、移動網用アドレスを保持せずに通信装置18へ払い戻してもよい。これにより、移動体通信網12において移動網用アドレスが不足することを回避することができる。
また、屋内基地局14は、PC17から送信されたIPパケットを受信した場合に、移動端末15の通信モードをデータ受信可能な通信モードに遷移させるようにしてもよい。これにより、移動端末15の通信モードが「待ち受け」や「省電力」であったとしても、PC17から送信されたIPパケットを移動端末15へ転送することができる。
なお、通信システム10の基本構成については、3GPP TR R3.020 V0.7.0(2008−05)のFigure 6.1.2.1−3.Detailed 3G HNB System Architecture.に記載された構成などを採用できる。このFigure 6.1.2.1−3.において、UEが移動端末15であり、3G HNBが屋内基地局14であり、HNB−GWが通信装置18である。
図2は、図1に示した屋内基地局の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、屋内基地局14は、LAN通信部21と、無線通信部22と、アドレス管理部23と、記憶部24と、転送部25と、端末状態管理部26と、を備えている。LAN通信部21は、BBルータ13(図1参照)と接続されており、BBルータ13と通信を行う。
無線通信部22は、周囲に電波を発することによって通信エリア16(図1参照)を形成し、無線によって移動端末15(図1参照)と通信を行う。アドレス管理部23は、LAN通信部21を介してBBルータ13からLAN用アドレスを取得する(第1取得手段)。また、アドレス管理部23は、通信装置18から送信され、BBルータ13を経由した移動網用アドレスを、LAN通信部21を介して取得する(第2取得手段)。
アドレス管理部23は、取得したLAN用アドレスと移動網用アドレスを対応付けた変換テーブル24aを生成して記憶部24に記憶する。また、アドレス管理部23は、変換テーブル24aのLAN用アドレスを記憶した状態テーブル24bを記憶部24に記憶する。また、アドレス管理部23は、移動端末15が通信エリア16から離脱して不要になった移動網用アドレスをLAN通信部21を介して通信装置18へ払い戻してもよい。
転送部25は、移動端末15から無線通信部22を介して受信したIPパケットを、LAN通信部21を介してBBルータ13へ送信する。また、転送部25は、BBルータ13からLAN通信部21を介して受信したIPパケットを、無線通信部22を介して移動端末15へ送信する。転送部25はアドレス変換部25aを有する。アドレス変換部25aは、BBルータ13から受信したIPパケットの宛先が移動端末15に割り当てられたLAN用アドレスである場合は、IPパケットの宛先を移動網用アドレスに変換する。
具体的には、アドレス変換部25aは、IPパケットのLAN用アドレスを、記憶部24に記憶された変換テーブル24aにおいてそのLAN用アドレスに対応付けられた移動網用アドレスに変換する。この場合は、転送部25は、アドレス変換部25aによってアドレスを移動網用アドレスに変換されたIPパケットを無線通信部22へ出力する。
端末状態管理部26は、通信エリア16内の移動端末15の情報を管理する。具体的には、端末状態管理部26は、移動端末15の通信エリア16への進入を検出する。たとえば、無線通信部22は、通信エリア16に屋内基地局14の識別情報を常に送信している。移動端末15は、通信エリア16に入ると屋内基地局14の識別情報を受信する。
移動端末15は、屋内基地局14の識別情報を受信すると、位置登録要求などの信号を屋内基地局14へ送信する。端末状態管理部26は、移動端末15からの信号を無線通信部22を介して受信することで、移動端末15の通信エリア16への進入を検出する。また、端末状態管理部26は、移動端末15からの信号を受信しなくなると、移動端末15の通信エリア16からの離脱を検出する。
また、端末状態管理部26は、通信エリア16内の移動端末15の通信モードを管理する。たとえば、移動端末15は、自装置の通信モードを示す信号を屋内基地局14へ送信する。端末状態管理部26は、たとえば図示しないRRCから送信された移動端末15の通信モードを示す信号を、LAN通信部21を介して取得することで、移動端末15の通信モードを識別する。
また、端末状態管理部26は、無線通信部22を介してページングを行うことで、移動端末15の通信モードを遷移させる。または、端末状態管理部26は、図示しないRRCへ要求することで移動端末15の通信モードを遷移させてもよい。端末状態管理部26は、通信エリア16内の移動端末15に関する情報を、状態テーブル24bにおいて移動端末15のLAN用アドレスと対応付けて記憶部24に記憶させる。
図3は、図2に示した変換テーブルの一例を示す図である。図3に示すように、記憶部24に記憶された変換テーブル24a(図2参照)においては、移動網用アドレス31と、LAN用アドレス32と、が対応付けて記憶されている。転送部25のアドレス変換部25aは、LAN通信部21から出力され、宛先がLAN用アドレス32となっているIPパケットの宛先をLAN用アドレス32に対応する移動網用アドレス31に変換する。
なお、ここでは、移動端末15のみに関する移動網用アドレス31およびLAN用アドレス32を変換テーブル24aに記憶する例について説明したが、移動端末15以外の移動端末が通信エリア16内にいる場合には、移動端末ごとに移動網用アドレス31とLAN用アドレス32の組み合わせを変換テーブル24aに記憶する。
図4は、図2に示した状態テーブルを示す図である。図4に示すように、記憶部24に記憶された状態テーブル24b(図2参照)においては、移動端末15に割り当てられたLAN用アドレス41に対して、有効/無効フラグ42および通信モードフラグ43が対応付けて記憶されている。有効/無効フラグ42は、移動端末15に割り当てられたLAN用アドレス41が有効であるか否かを示すフラグである。
端末状態管理部26は、アドレス管理部23が移動端末15にLAN用アドレスを割り当てると、移動端末15に割り当てられたLAN用アドレス41に対応する有効/無効フラグ42を「有効」に設定する。また、端末状態管理部26は、移動端末15が通信エリア16から出たことを検出すると、移動端末15に割り当てられたLAN用アドレス41に対応する有効/無効フラグ42を「無効」に設定する。
また、端末状態管理部26は、検出した移動端末15の通信モードを、LAN用アドレス41に対応する通信モードフラグ43に記憶する。ここでは、通信モードは、「待ち受け」「省電力」「通常」の3つであるとする。「待ち受け」および「省電力」は、待機状態であり、そのままで無線通信部22からデータ受信できない通信モードである。「通常」は、無線通信部22からデータ受信可能な通信モードである。
図5は、図1に示した通信装置の構成例を示すブロック図である。図5に示すように、通信装置18は、IF部51と、位置登録処理部52と、位置情報記憶部53と、パケットサービス管理部54と、アドレス払出部55と、を備えている。IF部51は、BBルータ13と接続されており、BBルータ13との間で通信を行う。
位置登録処理部52は、屋内基地局14からBBルータ13経由で送信された位置登録要求を、IF部51を介して受信し、受信した位置登録要求に従って移動端末15の位置登録を行う。具体的には、位置登録処理部52は、移動端末15が通信エリア16内にいる旨の情報を位置情報記憶部53に記憶させる。また、位置登録処理部52は、位置登録が完了すると、登録完了通知をパケットサービス管理部54へ出力する。
パケットサービス管理部54は、位置登録処理部52から登録完了通知が出力されると、アドレス払出部55を呼び出して、移動端末15に割り当てるための移動網用アドレスを払い出させる。パケットサービス管理部54は、アドレス払出部55から取得した移動網用アドレスを、IF部51を介して送信する。
パケットサービス管理部54から送信された移動網用アドレスは、BBルータ13および屋内基地局14を介して移動端末15によって受信される。アドレス払出部55は、パケットサービス管理部54の呼び出しに従って、移動網用アドレスを払い出してパケットサービス管理部54へ出力する。アドレス払出部55は、たとえばDHCPである。
図6は、屋内基地局による変換テーブルの生成動作の一例を示すフローチャートである。まず、アドレス管理部23が、LAN通信部21を介してBBルータ13から複数のLAN用アドレスを取得し、取得した複数のLAN用アドレスをプールしておく(ステップS601)。つぎに、端末状態管理部26が、移動端末15が通信エリア16に入ったか否かを判断し(ステップS602)、移動端末15が通信エリア16に入るまで待つ(ステップS602:Noのループ)。
ステップS602において、移動端末15が通信エリア16に入ると(ステップS602:Yes)、端末状態管理部26が、通信装置18による移動端末15の位置登録が行われたことを確認する(ステップS603)。ステップS603において、端末状態管理部26は、たとえば通信装置18からの通知により、移動端末15の位置登録が行われたことを確認する。ここでは、移動端末15の通信モードは「通常」になっているとする。
つぎに、移動端末15の位置登録の結果、通信装置18によって払い出された移動網用アドレスを、アドレス管理部23がLAN通信部21を介して取得する(ステップS604)。つぎに、端末状態管理部26が、ステップS601によって取得された複数のLAN用アドレスのうちの一つを移動端末15に割り当てる(ステップS605)。
つぎに、アドレス管理部23が、ステップS604によって取得した移動網用アドレスと、ステップS605によって移動端末15に割り当てたLAN用アドレスと、の変換テーブル24aを生成する(ステップS606)。ステップS606において、アドレス管理部23は、生成した変換テーブル24aを記憶部24に記憶させる。
つぎに、端末状態管理部26が、移動端末15に関する状態テーブル24bを生成する(ステップS607)。具体的には、端末状態管理部26は、ステップS605によって移動端末15に割り当てたLAN用アドレス41に対応する有効/無効フラグ42を「有効」とし、通信モードフラグ43を「通常」とした状態テーブル24bを記憶部24に記憶させる。これにより、PC17から送信された移動端末15宛のIPパケットを、屋内基地局14によって移動端末15へ転送する準備が完了する。
つぎに、端末状態管理部26が、移動端末15の通信モードが遷移したか否かを判断する(ステップS608)。移動端末15の通信モードが遷移していない場合(ステップS608:No)は、ステップS610へ進んで処理を続行する。移動端末15の通信モードが遷移した場合(ステップS608:Yes)は、変換テーブル24aの通信モードフラグ43を「通常」から遷移後の通信モードに変更する(ステップS609)。
つぎに、端末状態管理部26が、通信エリア16から移動端末15が離脱したか否かを判断する(ステップS610)。通信エリア16から移動端末15が離脱していない場合(ステップS610:No)は、ステップS608に戻って処理を続行する。通信エリア16から移動端末15が離脱した場合(ステップS610:Yes)は、変換テーブル24aの有効/無効フラグ42を「無効」に設定する(ステップS611)。
つぎに、アドレス管理部23が、変換テーブル24aに記憶した移動網用アドレスおよびLAN用アドレスを、移動端末15のIMSI(International Mobile Subscriber Identity:加入者識別子)と対応付けて記憶部24に記憶させ(ステップS612)、一連の処理を終了する。
図7は、図6に示した生成動作に対応する変換テーブルの一例を示す図である。端末状態管理部26が通信エリア16から移動端末15が離脱した後に移動網用アドレスおよびLAN用アドレスを記憶しておく場合(図6参照)は、アドレス管理部23は、図7に示すような変換テーブル24aを生成して記憶部24に記憶させる。
図7に示すように、変換テーブル24aにおいては、移動端末15のIMSI71に対応付けて移動網用アドレス31およびLAN用アドレス32が記憶されている。また、変換テーブル24aには、移動網用アドレス31が有効か否かを示す有効/無効フラグ72と、LAN用アドレス32が有効か否かを示す有効/無効フラグ73も記憶されている。
端末状態管理部26が通信エリア16から移動端末15が離脱した後に移動網用アドレスおよびLAN用アドレスの両方を記憶しておく場合は、アドレス管理部23は、有効/無効フラグ72および有効/無効フラグ73の両方を「有効」に設定する。また、端末状態管理部26が通信エリア16から移動端末15が離脱した後に、任意のタイミングで移動網用アドレスを通信装置18に払い戻してもよい。この場合は、アドレス管理部23は、移動網用アドレスを払い戻した後に有効/無効フラグ72を「無効」に設定する。
端末状態管理部26が通信エリア16から移動端末15が離脱した後、移動端末15または他の移動端末が通信エリア16に進入したときに、アドレス管理部23は、有効/無効フラグ72が「有効」であれば、通信装置18から新たな移動網用アドレスを取得する代わりに、変換テーブル24aの移動網用アドレス31を取得する。
端末状態管理部26が通信エリア16から移動端末15が離脱した後、移動端末15または他の移動端末が通信エリア16に進入したときに、アドレス管理部23は、有効/無効フラグ72が「無効」であれば、通信装置18から払い出される新たな移動網用アドレスを取得して変換テーブル24aを生成する。
図8は、屋内基地局によるパケット転送動作の一例を示すフローチャートである。屋内基地局14は、図6のステップS608〜S610をループしている間に以下のパケット転送動作を繰り返し行う。まず、転送部25が、PC17から送信されたIPパケットを、LAN通信部21によって受信したか否かを判断し(ステップS801)、IPパケットを受信するまで待つ(ステップS801:Noのループ)。
ステップS801においてIPパケットを受信すると(ステップS801:Yes)、状態テーブル24bにおいて、受信したIPパケットの宛先のLAN用アドレス41に対応する有効/無効フラグ42が「有効」となっているか否かを判断する(ステップS802)。有効/無効フラグ42が「無効」となっている場合(ステップS802:No)は、ステップS801によって受信したIPパケットを破棄(ステップS803)して一連の動作を終了する。
ステップS802において、有効/無効フラグ42が「有効」となっている場合(ステップS802:Yes)は、状態テーブル24bにおいて、受信したIPパケットの宛先のLAN用アドレス41に対応する通信モードフラグ43が「通常」となっているか否かを判断する(ステップS804)。通信モードフラグ43が「通常」である場合(ステップS804:Yes)は、ステップS807へ進んで処理を続行する。
ステップS804において、通信モードフラグ43が「通常」でない(「省電力」または「待ち受け」)場合(ステップS804:No)は、ステップS801によって受信したIPパケットをバッファ25bに格納し(ステップS805)、移動端末15の通信モードを「通常」に遷移させる(ステップS806)。
つぎに、アドレス変換部25aが、ステップS801によって受信したIPパケットの宛先を、変換テーブル24aにおいて元のLAN用アドレス32と対応付けられている移動網用アドレス31に変換する(ステップS807)。つぎに、無線通信部22が、ステップS807によって宛先を移動網用アドレス31に変換したIPパケットを移動端末15へ送信し(ステップS808)、一連の処理を終了する。
図9は、屋内基地局による変換テーブルの生成動作の他の例を示すフローチャートである。図9に示すステップS901〜S912については、ステップS601〜S612(図6参照)とほぼ同じであるため、ステップS601〜S612と異なる部分のみを説明する。ここでは、移動体通信網12で用いられる移動網用アドレスがIPv6であり、移動端末15が対応する移動網用アドレスがIPv4である場合について説明する。
ステップS901においては、アドレス管理部23が、複数のIPv4の移動網用アドレスをLAN11上のDHCPから取得するとともに、LAN通信部21を介してBBルータ13から複数のLAN用アドレスを取得し、取得した複数のIPv4の移動網用アドレスおよびLAN用アドレスをプールしておく。
ステップS905においては、端末状態管理部26が、ステップS901によって取得された複数のIPv4の移動網用アドレスのうちの一つを移動端末15に割り当てるとともに、ステップS901によって取得された複数のLAN用アドレスのうちの一つを移動端末15に割り当てる。ステップS906においては、移動端末15の位置登録の結果、通信装置18によって払い出されたIPv6の移動網用アドレスを、アドレス管理部23がLAN通信部21を介して取得する。
ステップS906においては、アドレス管理部23が、ステップS904によって取得したIPv6の移動網用アドレスと、ステップS905によって移動端末15に割り当てたIPv4の移動網用アドレスと、ステップS905によって移動端末15に割り当てたLAN用アドレスと、の変換テーブル24aを生成する。
図10は、図9に示した生成動作に対応する変換テーブルを示す図である。図10において、図7に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図9に示した生成動作のステップS906によって、たとえば図10に示す変換テーブル24aが生成される。変換テーブル24aは記憶部24に記憶される。
ここでは、変換テーブル24aにおいて、IMSI71、IPv6の移動網用アドレス31、LAN用アドレス32とともに、IPv4の移動網用アドレス101が対応付けて記憶されている。また、IPv4の移動網用アドレス101が有効か否かを示す有効/無効フラグ75も記憶されている。この場合の屋内基地局14によるパケット転送動作は、図8に示した各ステップとほぼ同じであるため図示を省略する。
この場合は、図8に示したステップS807において、アドレス変換部25aが、ステップS801によって受信したIPパケットの宛先を、変換テーブル24a(図10参照)において元のLAN用アドレス32と対応付けられているIPv4の移動網用アドレス101に変換する。これにより、移動体通信網12で用いられる移動網用アドレスがIPv6であり、移動端末15が対応する移動網用アドレスがIPv4である場合でも、PC17から送信されたIPパケットを移動端末15へ転送することができる。
(機能的配備例1)
図11は、通信システムの機能的配備例1(その1)を示す図である。図12は、通信システムの機能的配備例1(その2)を示す図である。図11および図12は、RRC(Radio Resource Control)終端を通信装置18で行う場合の、C−Plane(Control−Plane:制御データ層)とU−Plane(User−Plane:ユーザデータ層)の各プロトコルスタックを示している。
図11と図12に示す各機能的配備例1は、U−Planeにおいて通信装置18がGTP(GPRS Tunneling Protocol)機能を有するか否かが異なる。図11に示す機能的配備例1では、通信装置18がU−PlaneにおいてGTP機能を有し、通信装置18がGTPを終端する。図12に示す機能的配備例1では、通信装置18がGTP機能を有しておらず、通信装置18はGTPを終端しない。
L2は、Layer2プロトコルを示している。PDCPはPacket Data Control Protocolを示している。屋内基地局14は、NBAP(Node B Application Part)、W−CDMA PHY/MAC(Medium Access Control)などのfemtoAPの機能を備えている。
さらに、屋内基地局14は、基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)や、それよりも上位側の装置SGSN(Serving GPRS Support Node)、GGSN(Gateway GPRS Support Node)に配備される機能の、少なくとも一部を有している。
つまり、屋内基地局14でデータを折り返すために、屋内基地局14は、データ経路に必要な移動体通信網12としてのプロトコルを終端する機能と、PC17からの要求によって移動端末15を呼び出す機能を有する。ここでは、主に通信装置18でRNC、SGSN/GGSN機能を有している。
図11に示す機能的配備例1においては、移動体通信網12が提供するパケットサービスを利用するために、移動体通信網12が提供するGTPトンネルを利用することができる。このため、移動端末15は、インターネットを経由することなく、GTPトンネルを利用して移動体通信網12との通信経路を確保することができる。
図12に示す機能的配備例1においては、屋内基地局14でデータを折り返すため、たとえばGTPの終端を屋内基地局14で行うことで、Giインターフェイスを提供することができる。Giインターフェイスとは、3GPPにおけるGGSN(Gateway GPRS Service Node:中継パケット交換機)とPDN(Packet Data Network)との接続点である。
これにより、移動端末15は、移動体通信網12を経由することなくPC17とデータ通信を行うことができる。機能的配備例1においては、移動端末15が移動体通信網12とデータ通信を行う場合は図11に示す機能的配備例1に切り替え、移動端末15がPC17とデータ通信を行う場合は図12に示す機能的配備例1に切り替える。これにより、移動端末15は、移動体通信網12およびPC17の両方とデータ通信が可能になる。
また、RRCが有するページング機能を通信装置18において終端することで、PC17からの要求によって移動端末15を呼び出すことができる。この場合は、たとえばPC17からの移動端末15を宛先とするIPパケットを屋内基地局14で受信した場合に、通信装置18に対してページングを発行してもらうように要求する。
図13は、機能的配備例1における屋内基地局の構成を示すブロック図である。図13において、図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図13に示すように、ここでは、屋内基地局14は、図2に示した構成に加えて終端部131を備えている。
無線通信部22は、無線(3GPP:MAC/RLC/PDCPなど)に関する処理を実施する。LAN通信部21は、有線(IEEE802など)に関する処理を実施する。端末状態管理部26は、通信装置18に配備されるRRCから移動端末15のRRC状態を取得することで、移動端末15の状態を管理している。
端末状態管理部26は、移動端末15の状態として、Cell_DCH(消費電力モード)、Cell_HSDSCH(通常モード)、Cell_PCH(省電力モード)などを把握している。終端部131は、転送部25を制御して、GTPなど3GPPでのパケット伝送に関するプロトコル処理を実施する。終端部131は、移動端末15がPC17とデータ通信を行う場合は、GTPを終端することでGiインターフェイスを提供する。
転送部25は、LAN通信部21を介してIPパケットを受信すると、受信したIPパケットのLAN用アドレスについて、状態テーブル24bにおいて有効/無効フラグ42が「有効」となっているか否かを判断する。有効/無効フラグ42が「有効」となっている場合は、転送部25は、受信したIPパケットのLAN用アドレスについて、状態テーブル24bにおける通信モードフラグ43を参照する。
参照した通信モードフラグ43が「省電力」である場合は、転送部25は、受信したIPパケットをバッファ25bに格納し、端末状態管理部26に移動端末15の通信モードを「省電力」から「通常」に遷移させることを要求する。これに対して、端末状態管理部26は、移動端末15の通信モードを「通常」に遷移させることを要求する信号を、LAN通信部21を介して通信装置18へ送信する。
これに対して、通信装置18は、BBルータ13および屋内基地局14を経由して移動端末15へRRCページングを送信する。移動端末15は、RRCページングを受信すると、通信モードを「省電力」から「通常」に遷移させる。通信装置18は、移動端末15へRRCページングを送信した後に、移動端末15の通信モードを「通常」に遷移させたことを示す信号を、BBルータ13を経由して屋内基地局14へ送信する。
端末状態管理部26は、移動端末15の通信モードを「通常」に遷移させたことを示す信号を、LAN通信部21を介して受信すると、状態テーブル24bの通信モードフラグ43を「省電力」から「通常」に変更する。また、転送部25は、移動端末15の通信モードを「通常」に遷移させたことを示す信号を、LAN通信部21を介して受信すると、バッファ25bに格納していたIPパケットの宛先を、変換テーブル24aに従ってLAN用アドレスから移動網用アドレスに変換する。
そして、転送部25は、宛先を変換したIPパケットを、無線通信部22を介して移動端末15へ送信する。これにより、PC17から送信されたIPパケットを移動端末15へ転送することができる。ここで、移動端末15からPC17へIPパケットを送信する場合について説明する。この場合は、移動端末15は、PC17に割り当てられたLAN用アドレスを宛先としてIPパケットを送信する。
このとき、IPパケットの送信元は、移動端末15の移動網用アドレスとなる。転送部25は、移動端末15から送信されたIPパケットを、無線通信部22を介して受信する。そして、転送部25は、受信したIPパケットの送信元を、変換テーブル24aに従って移動網用アドレスからLAN用アドレスに変換する。
転送部25は、送信元を変換したIPパケットを、LAN通信部21を介してPC17へ送信する。これにより、PC17が受信するIPパケットの送信元が、PC17において把握されている移動端末15のLAN用アドレスとなる。このため、PC17は、移動端末15から送信されたIPパケットを正常に受信することができる。
図14は、機能的配備例1における通信装置の構成を示すブロック図である。図14において、図5に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図14に示すように、通信装置18は、位置情報記憶部53(図5参照)としてVLR141(Visitor Location Register)を備えている。また、通信装置18は、アドレス払出部55(図5参照)としてDHCP142を備えている。
また、パケットサービス管理部54は、PDP Context管理部113を備えている。PDP Context管理部113は、パケット関連情報(PDP)をアクティブにするためのパケット着信処理を行う。なお、ここではVLR141およびDHCP142が通信装置18に設けられている構成について説明したが、VLR141およびDHCP142は通信装置18の外部に設けられていてもよい。
図15は、機能的配備例1における通信システムの位置登録動作の一例を示すシーケンス図である。ここでは、VLR141は通信装置18の外部に設けられている。まず、移動端末15が通信エリア16へ進入すると(ステップS151)、移動端末15が、屋内基地局14を経由して通信装置18へ位置登録要求を送信する(ステップS152)。
つぎに、通信装置18の位置登録処理部52が、移動端末15の位置登録を行い、移動端末15が通信エリア16内にいることを示す位置登録情報をVLR141へ送信する(ステップS153)。VLR141は、位置登録処理部52からの位置登録情報を記憶する。また、位置登録処理部52は、位置登録情報を屋内基地局14へも送信する(ステップS154)。屋内基地局14の端末状態管理部26は、位置登録処理部52からの位置登録情報に基づいて移動端末15が通信エリア16内にいることを把握する。
また、位置登録処理部52は、位置登録が完了すると、登録完了通知をパケットサービス管理部54へ出力する(ステップS155)。つぎに、パケットサービス管理部54が、移動網用アドレスの払出を要求する払出要求をDHCP142へ出力する(ステップS156)。つぎに、DHCP142が、移動端末15に割り当てるための移動網用アドレスをパケットサービス管理部54へ出力する(ステップS157)。
つぎに、パケットサービス管理部54が、ステップS157によって出力された移動網用アドレスを、屋内基地局14を経由して移動端末15へ送信する(ステップS158)。また、パケットサービス管理部54は、ステップS157によって出力された移動網用アドレスを屋内基地局14へも送信し(ステップS159)、一連の処理を終了する。
図16は、機能的配備例1における通信システムの位置登録解除動作を示すシーケンス図である。ここでは、VLR141は通信装置18の外部に設けられている。まず、移動端末15が通信エリア16から離脱すると(ステップS161)、移動体通信網12内のHLR160(Home Location Register)が、通信装置18へ加入者情報削除要求を送信する(ステップS162)。
加入者情報削除要求は、移動端末15の位置登録情報を削除することを要求する信号である。つぎに、通信装置18のパケットサービス管理部54が、VLR141へ加入者情報削除要求を送信する(ステップS163)。これにより、VLR141は、記憶していた移動端末15の位置登録情報を削除する。また、パケットサービス管理部54は、屋内基地局14へリソース解放要求を送信する(ステップS164)。
リソース解放要求は、移動端末15に関する処理に割り当てたリソースを解放することを要求する信号である。つぎに、屋内基地局14の端末状態管理部26が、移動端末15に関する処理に割り当てたリソースを解放し(ステップS165)、一連の処理を終了する。ここで、端末状態管理部26は、リソースを解放しても、移動端末15に割り当てた移動網用アドレスやLAN用アドレスは記憶部24に記憶したままにしてもよい。
図17は、機能的配備例1における3GPP Contextの生成動作を示すシーケンス図である。図17においては、機能的配備例1を3GPPにおけるPDP Context(Packet Data Protocol Context)の生成シーケンス(3GPP TS23.060を参照)に適用した場合について説明する。
機能的配備例1においては、通信装置18から移動端末15へ移動網用アドレスを通知するメッセージを終端するプロトコルが屋内基地局14に配備されない。このため、屋内基地局14は、PDP Contextをチェックし移動網用アドレス部分を修正する機能を備える。まず、移動端末15、屋内基地局14および通信装置18が、位置登録およびパケット着信処理を行う(ステップS171)。
つぎに、移動端末15が、接続要求メッセージ(Activate PDP Context Request)を通信装置18へ送信する(ステップS172)。つぎに、通信装置18が、IPv6の移動網用アドレス(Address A)を持つPDP Contextを生成する(ステップS173)。
つぎに、移動端末15、屋内基地局14および通信装置18が互いに通信経路を確立(Radio Access Bearer Setup)する(ステップS174)。つぎに、通信装置18が、ステップS173によって生成されたPDP Contextを接続許可メッセージ(Activate PDP Context Accept)として屋内基地局14へ送信する(ステップS175)。
つぎに、屋内基地局14が、ステップS175によって送信された接続許可メッセージをチェックし、接続許可メッセージに格納されているIPv6の移動網用アドレス(Address A)と、あらかじめプールしておいたIPv4の移動網用アドレス(Address A)と、の変換テーブル24aを作成する(ステップS176)。
つぎに、屋内基地局14が、ステップS176によって変換テーブル24aを作成したIPv4の移動網用アドレス(Address A)を接続許可メッセージ(Activate PDP Context Accept)によって移動端末15へ送信する(ステップS177)。つぎに、移動端末15が、ステップS177によって送信された接続許可メッセージに格納されているIPv4の移動網用アドレス(Address A)を自装置のアドレスとして設定し(ステップS178)、一連の処理を終了する。
(機能的配備例2)
図18は、通信システムの機能的配備例2(その1)を示す図である。図19は、通信システムの機能的配備例2(その2)を示す図である。図18において、図11に示した部分と同様の部分については説明を省略する。図19において、図12に示した部分と同様の部分については説明を省略する。図18および図19は、NAS(Non Access Stratum)終端を通信装置18で行う場合の、C−PlaneとU−Planeの各プロトコルスタックを示している。
図18と図19に示す各機能的配備例2は、U−Planeにおいて通信装置18がGTP機能を有するか否かが異なる。図18に示す機能的配備例2では、通信装置18がU−PlaneにおいてGTP機能を有し、通信装置18がGTPを終端する。図19に示す機能的配備例2では、通信装置18がGTP機能を有しておらず、通信装置18はGTPを終端しない。ここでは、主に通信装置18がSGSN/GGSN機能を有する。
屋内基地局14および通信装置18のRANAPはRadio Access Network Application Part(無線アクセスネットワークアプリケーション部)を示している。機能的配備例2においては、移動端末15が移動体通信網12とデータ通信を行う場合は図18に示す機能的配備例2に切り替え、移動端末15がPC17とデータ通信を行う場合は図19に示す機能的配備例2に切り替える。これにより、移動端末15は、移動体通信網12およびPC17の両方とデータ通信が可能になる。
図20は、機能的配備例2における屋内基地局の構成を示すブロック図である。図20において、図13に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。屋内基地局14の端末状態管理部26は、3GPPのRRCプロトコルの機能を備えている。これにより、端末状態管理部26は、移動端末15のRRC状態を取得し、移動端末15の状態を管理することができる。
端末状態管理部26は、移動端末15の通信モードを「省電力」から「通常」に遷移させることを転送部25から要求されると、RRCプロトコルにより移動端末15の通信モードを「省電力」から「通常」に遷移させる。このように、端末状態管理部26は、通信装置18に要求することで移動端末15の通信モードを遷移させるのではなく、自ら有するRRCプロトコルの機能によって移動端末15の通信モードを遷移させる。
図21は、機能的配備例2における通信システムの位置登録動作の一例を示すシーケンス図である。図21において、ステップS211〜S217は、それぞれステップS151〜S157(図15参照)と同様であるため説明を省略する。DHCP112が移動網用アドレスをパケットサービス管理部54へ出力すると(ステップS217)、パケットサービス管理部54が、ステップS217によって出力された移動網用アドレスを屋内基地局14へ送信する(ステップS218)。
つぎに、屋内基地局14が、ステップS218によってパケットサービス管理部54から送信された移動網用アドレスを移動端末15へ送信し(ステップS219)、一連の処理を終了する。ステップS218における移動網用アドレスの送信は、パケットサービス管理部54が備えるRRC機能によるページングを送信することによって行われる。
図22は、機能的配備例2における3GPP Contextの生成動作を示すシーケンス図である。図22に示すステップS221,S223〜S228は、図17に示したステップS171,S173〜S178と同様であるため説明を省略する。機能的配備例2においては、ステップS222で、屋内基地局14は、移動端末15から送信された接続要求メッセージを終端し、終端した接続要求メッセージを通信装置18へ送信する。
図23は、機能的配備例2におけるパケット転送動作の一例を示すシーケンス図である。まず、屋内基地局14は、BBルータ13からLAN用アドレスを取得して移動端末15に割り当てておく(ステップS2301)。そして、移動端末15が通信エリア16へ進入すると、上述した位置登録、移動網用アドレスを含むPDP Context生成、変換テーブル24aの生成を行う(ステップS2302)。
この後、移動端末15の通信モードが「省電力」に遷移(Cell_DCH→Cell_PCH)したとする(ステップS2303)。点線枠231は、ステップS2303の後に、PC17からのIPパケットが移動端末15へ送信される場合(LANトラフィックの場合)のパケット転送動作を示している。
点線枠231において、まず、PC17から送信されたIPパケットが、BBルータ13を経由して屋内基地局14へ送信される(ステップS2304)。ステップS2304において送信されるIPパケットの宛先は、ステップS2301によって移動端末15に割り当てられたLAN用アドレスである。
つぎに、屋内基地局14が、移動端末15宛(UE向け)のIPパケットを受信したことを検出する(ステップS2305)。そして、屋内基地局14は、IPパケットの宛先となっているLAN用アドレスが有効となっていることを有効/無効フラグ42により確認(IPアドレス有効確認)する。また、屋内基地局14は、通信モードフラグ43によって、IPパケットの宛先となっているLAN用アドレスが割り当てられた移動端末15の通信モードを確認(移動体の状態確認)する。
ここでは、移動端末15の通信モードは「省電力」(Cell_PCH)になっている。つぎに、屋内基地局14が、移動端末15に対するページングを行い、移動端末15の通信モードを「省電力」から「通常」に遷移(Cell_PCH→Cell_HSDSCH)させる(ステップS2306)。
つぎに、屋内基地局14が、変換テーブル24aを用いて、IPパケットの宛先をLAN用アドレスから移動網用アドレスに変換する(ステップS2307)。つぎに、屋内基地局14が、ステップS2307によってアドレス変換されたIPパケットを移動端末15へ送信する(ステップS2308)。なお、ステップS2305において、移動端末15の通信モードが「通常」となっていた場合はステップS2306を省略する。
点線枠232は、ステップS2303の後に、移動体通信網12からのIPパケットが移動端末15へ送信される場合(移動体通信網トラフィックの場合)のパケット転送動作を示している。点線枠232において、まず、移動体通信網12から送信されたIPパケットがBBルータ13を経由して屋内基地局14へ送信される(ステップS2309)。
ステップS2309において送信されるIPパケットの宛先は、ステップS2302によって移動端末15に割り当てられた移動網用アドレスである。つぎに、屋内基地局14が、移動端末15宛(UE向け)のIPパケットを受信したことを検出する(ステップS2310)。そして、屋内基地局14は、有効/無効フラグ72(図7参照)によって、IPパケットの宛先となっている移動網用アドレスが有効となっていることを確認する(IPアドレス有効確認)。
また、屋内基地局14は、IPパケットの宛先となっている移動網用アドレスが割り当てられた移動端末15の通信モードを通信モードフラグ43により確認する(移動体の状態確認)。ここでは移動端末15の通信モードは「省電力」になっている。つぎに、屋内基地局14が、移動端末15に対するページングを行い、移動端末15の通信モードを「省電力」から「通常」に遷移(Cell_PCH→Cell_HSDSCH)させる(ステップS2311)。
つぎに、屋内基地局14が、ステップS2310によって検出されたIPパケットを移動端末15へ送信する(ステップS2312)。なお、ステップS2310において、移動端末15の通信モードが「通常」であった場合はステップS2311を省略する。
図24は、機能的配備例2におけるパケット転送動作の他の例を示すシーケンス図である。まず、移動端末15が通信エリア16へ進入すると、上述した位置登録、移動網用アドレスを含むPDP Context生成を行う(ステップS2401)。つぎに、移動端末15が、ステップS2401によって割り当てられた移動網用アドレスを自装置のアドレスとして設定する(ステップS2402)。
つぎに、移動体通信網12上のxGSN240(serving/gateway General packet radio service Support Node:パケット処理ノード)が、ステップS2401によって割り当てられた移動網用アドレスを取得する(ステップS2403)。この後、移動端末15の通信モードが「待ち受け」に遷移(Cell_DCH→idle)したとする(ステップS2404)。
つぎに、屋内基地局14が、BBルータ13からLAN用アドレスを取得して移動端末15に割り当てる(ステップS2405)。つぎに、屋内基地局14が、ステップS2401によって取得した移動網用アドレスと、ステップS2405によって取得したLAN用アドレスと、の変換テーブル24aを生成する(ステップS2406)。
点線枠241は、ステップS2406の後に、PC17からのIPパケットが移動端末15へ送信される場合(LANトラフィックの場合)のパケット転送動作を示している。点線枠241において、まず、PC17から送信されたIPパケットが、BBルータ13を経由して屋内基地局14へ送信される(ステップS2407)。ステップS2407において送信されるIPパケットの宛先は、ステップS2405によって移動端末15に割り当てられたLAN用アドレスである。
つぎに、屋内基地局14が、移動端末15宛(UE向け)のIPパケットを受信したことを検出する(ステップS2408)。ここでは、屋内基地局14は、LAN用アドレスの有効/無効フラグ42の確認および移動端末15の通信モードの確認を行わない。つぎに、屋内基地局14が、移動端末15に対するページング(Paging)を行い、移動端末15の通信モードを「待ち受け」から「通常」に遷移(idle→Cell_HSDSCH)させる(ステップS2409)。
つぎに、屋内基地局14が、変換テーブル24aを用いて、IPパケットの宛先をLAN用アドレスから移動網用アドレスに変換する(ステップS2410)。つぎに、屋内基地局14が、ステップS2407によってアドレス変換されたIPパケットを移動端末15へ送信する(ステップS2411)。
点線枠242は、ステップS2406の後に、xGSN240からのIPパケットが移動端末15へ送信される場合(移動体通信網トラフィックの場合)のパケット転送動作を示している。点線枠242において、まず、xGSN240から送信されたIPパケットがBBルータ13を経由して屋内基地局14へ送信される(ステップS2412)。
ステップS2412において送信されるIPパケットの宛先は、ステップS2401によって移動端末15に割り当てられた移動網用アドレスである。ここでは、屋内基地局14は、IPパケットの受信の検出、LAN用アドレスの有効/無効フラグ42の確認および移動端末15の通信モードの確認を行わない。
つぎに、屋内基地局14が、移動端末15に対するページング(Paging)を行い、移動端末15の通信モードを「待ち受け」から「通常」に遷移(idle→Cell_HSDSCH)させる(ステップS2413)。つぎに、屋内基地局14が、ステップS2412によって送信されたIPパケットを移動端末15へ転送する(ステップS2414)。
(機能的配備例3)
図25は、通信システムの機能的配備例3(その1)を示す図である。図26は、通信システムの機能的配備例3(その2)を示す図である。図25において、図11に示した部分と同様の部分については説明を省略する。図26において、図12に示した部分と同様の部分については説明を省略する。図25および図26は、NAS終端を屋内基地局14で行う場合のC−PlaneとU−Planeの各プロトコルスタックを示している。
図25と図26に示す各機能的配備例3は、U−Planeにおいて通信装置18がGTP機能を有するか否かが異なる。図25に示す機能的配備例3では、通信装置18がU−PlaneにおいてGTP機能を有し、通信装置18がGTPを終端する。図26に示す機能的配備例3では、通信装置18がGTP機能を有しておらず、通信装置18はGTPを終端しない。ここでは、通信装置18ではプロトコル終端を行わない。
通信システム10においては、移動体通信網12の移動網用アドレスの管理をネットワーク側で行うことを想定しているため、通信装置18が移動網用アドレスを管理することになる。この場合は、通信装置18は、SGSN機能を具備していなくても、SGSN機能に準ずる機能を有し、屋内基地局14へ移動網用アドレスを払い出せるようにする。また、通信装置18が位置登録に関する機能を有する場合もある(図の点線)。
図27は、機能的配備例3における屋内基地局の構成を示すブロック図である。図27において、図20に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図27に示すように、機能的配備例3では、NASを屋内基地局14で終端する。なお、機能的配備例3における通信システム10の位置登録動作は、図21に示した位置登録動作と同様であるため説明を省略する。
図28は、機能的配備例3における通信システムの位置登録動作の一例を示すシーケンス図である。図28においては、機能的配備例3を3GPPにおけるPDP Contextの生成シーケンス(3GPP TS23.060を参照)に適用した場合について説明する。移動端末15から要求されるPDP Context生成に関するメッセージは、屋内基地局14でチェックされる。
機能的配備例3においては、通信装置18から移動端末15へ移動網用アドレスを通知するメッセージを終端するプロトコルが通信装置18に配備されるため、通信装置18が、PDP Contextをチェックして移動網用アドレス部分を修正する。まず、移動端末15と屋内基地局14がパケット着信処理を行う(ステップS281)。
つぎに、移動端末15が、接続要求メッセージ(Activate PDP Context Request)を屋内基地局14へ送信する(ステップS282)。つぎに、屋内基地局14が、Create PDP Context Requestを通信装置18へ送信する(ステップS283)。
つぎに、通信装置18が、IPv6の移動網用アドレス(Address A)を持つPDP Contextを生成する(ステップS284)。つぎに、通信装置18が、ステップS284により生成されたPDP ContextをCreate PDP Context Responseとして屋内基地局14へ送信する(ステップS285)。
つぎに、屋内基地局14が、ステップS285によって送信されたCreate PDP Context Responseに格納されているIPv6の移動網用アドレス(Address A)と、IPv4の移動網用アドレス(Address A)と、の変換テーブル24aを作成する(ステップS286)。
つぎに、移動端末15および屋内基地局14が互いに通信経路が確立(Radio Access Bearer Setup)する(ステップS287)。つぎに、屋内基地局14が、ステップS286によって変換テーブル24aを作成したIPv4の移動網用アドレス(Address A)を接続許可メッセージ(Activate PDP Context Accept)によって移動端末15へ送信する(ステップS288)。
つぎに、移動端末15が、ステップS287によって送信された接続許可メッセージに格納されているIPv4の移動網用アドレス(Address A)を自装置のアドレスとして設定し(ステップS289)、一連の処理を終了する。これにより、移動体通信網12で用いられる移動網用アドレスがIPv6であり、移動端末15が対応する移動網用アドレスがIPv4である場合でも、PC17や移動体通信網12から送信されたIPパケットを移動端末15へ転送することができる。
以上説明したように、開示の基地局およびデータ転送方法によれば、移動端末に機能を追加することなく、構内網(LAN11)内で通信端末(PC17)から移動端末15へパケット(IPパケット)を高速に送信することができる。
なお、上述した各実施の形態においては、LAN11内の通信端末としてPC17を例示して説明したが、LAN11内の通信端末はPC17に限らず、通信機能を備える家電機器など、フェムトセル方式の通信機能を備える電算機器であればなんでもよい。上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)自装置を含む構内網を介して移動体通信網と通信可能な通信エリアを形成する基地局において、
前記構内網内の通信端末とデータ通信を行うために前記構内網から前記通信エリア内の移動端末に割り当てられる構内網用アドレスを取得する第1取得手段と、
前記移動体通信網とデータ通信を行うために前記移動体通信網から前記移動端末に割り当てられる移動網用アドレスを取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段によって取得された構内網用アドレスと、前記第2取得手段によって取得された移動網用アドレスと、を対応付けて記憶する記憶手段と、
前記通信端末から前記構内網用アドレスを宛先とするデータを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信されたデータの宛先を、前記記憶手段において前記構内網用アドレスと対応付けて記憶された移動網用アドレスに変換する変換手段と、
前記変換手段によって宛先が変換されたデータを前記移動端末へ送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする基地局。
(付記2)前記受信手段によって前記データが受信された場合に、前記移動端末の通信モードをデータ受信可能な通信モードに遷移させる管理手段を備え、
前記送信手段は、前記管理手段によって通信モードが遷移した前記移動端末へデータを送信することを特徴とする付記1に記載の基地局。
(付記3)前記第2取得手段は、前記移動体通信網において前記移動端末の位置登録が行われたときに前記移動網用アドレスを取得することを特徴とする付記1または2に記載の基地局。
(付記4)前記記憶手段は、前記移動端末が前記通信エリアから離脱するまで、前記構内網用アドレスおよび前記移動網用アドレスを記憶していることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の基地局。
(付記5)前記移動端末が前記通信エリアから離脱した場合に、前記移動端末に割り当てられていた前記移動網用アドレスを前記移動体通信網へ払い戻すアドレス管理手段を備えることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の基地局。
(付記6)自装置を含む構内網を介して移動体通信網と通信可能な通信エリアを形成する基地局によるデータ転送方法において、
前記構内網内の通信端末とデータ通信を行うために前記構内網から前記通信エリア内の移動端末に割り当てられる構内網用アドレスを取得する第1取得工程と、
前記移動体通信網とデータ通信を行うために前記移動体通信網から前記移動端末に割り当てられる移動網用アドレスを取得する第2取得工程と、
前記第1取得工程によって取得された構内網用アドレスと、前記第2取得工程によって取得された移動網用アドレスと、を対応付けて記憶する記憶工程と、
前記通信端末から前記構内網用アドレスを宛先とするデータを受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信されたデータの宛先を、前記記憶工程において前記構内網用アドレスと対応付けて記憶された移動網用アドレスに変換する変換工程と、
前記変換工程によって宛先が変換されたデータを前記移動端末へ送信する送信工程と、
を含むことを特徴とするデータ転送方法。
実施の形態にかかる通信システムの概要を示すブロック図である。 図1に示した屋内基地局の構成例を示すブロック図である。 図2に示した変換テーブルの一例を示す図である。 図2に示した状態テーブルを示す図である。 図1に示した通信装置の構成例を示すブロック図である。 屋内基地局による変換テーブルの生成動作の一例を示すフローチャートである。 図6に示した生成動作に対応する変換テーブルの一例を示す図である。 屋内基地局によるパケット転送動作の一例を示すフローチャートである。 屋内基地局による変換テーブルの生成動作の他の例を示すフローチャートである。 図9に示した生成動作に対応する変換テーブルを示す図である。 通信システムの機能的配備例1(その1)を示す図である。 通信システムの機能的配備例1(その2)を示す図である。 機能的配備例1における屋内基地局の構成を示すブロック図である。 機能的配備例1における通信装置の構成を示すブロック図である。 機能的配備例1における通信システムの位置登録動作の一例を示すシーケンス図である。 機能的配備例1における通信システムの位置登録解除動作を示すシーケンス図である。 機能的配備例1における3GPP Contextの生成動作を示すシーケンス図である。 通信システムの機能的配備例2(その1)を示す図である。 通信システムの機能的配備例2(その2)を示す図である。 機能的配備例2における屋内基地局の構成を示すブロック図である。 機能的配備例2における通信システムの位置登録動作の一例を示すシーケンス図である。 機能的配備例2における3GPP Contextの生成動作を示すシーケンス図である。 機能的配備例2におけるパケット転送動作の一例を示すシーケンス図である。 機能的配備例2におけるパケット転送動作の他の例を示すシーケンス図である。 通信システムの機能的配備例3(その1)を示す図である。 通信システムの機能的配備例3(その2)を示す図である。 機能的配備例3における屋内基地局の構成を示すブロック図である。 機能的配備例3における通信システムの位置登録動作の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 通信システム
24a 変換テーブル
24b 状態テーブル
26 端末状態管理部
31,101 移動網用アドレス
32,41 LAN用アドレス
42,72,73 有効/無効フラグ
43 通信モードフラグ

Claims (7)

  1. 自装置を含む構内網を介して移動体通信網と通信可能な通信エリアを形成する基地局において、
    前記構内網内の通信端末とデータ通信を行うために前記構内網から前記通信エリア内の移動端末に割り当てられる構内網用アドレスを取得する第1取得手段と、
    前記移動体通信網とデータ通信を行うために前記移動体通信網から前記移動端末に割り当てられる移動網用アドレスを取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段によって取得された構内網用アドレスと、前記第2取得手段によって取得された移動網用アドレスと、を対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記通信端末から前記構内網用アドレスを宛先とするデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたデータの宛先を、前記記憶手段において前記構内網用アドレスと対応付けて記憶された移動網用アドレスに変換する変換手段と、
    前記変換手段によって宛先が変換されたデータを前記移動端末へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記受信手段によって前記データが受信された場合に、前記移動端末の通信モードをデータ受信可能な通信モードに遷移させる管理手段を備え、
    前記送信手段は、前記管理手段によって通信モードが遷移した前記移動端末へデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記第2取得手段は、前記移動体通信網において前記移動端末の位置登録が行われたときに前記移動網用アドレスを取得することを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
  4. 前記記憶手段は、前記移動端末が前記通信エリアから離脱するまで、前記構内網用アドレスおよび前記移動網用アドレスを記憶していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の基地局。
  5. 自装置を含む構内網を介して移動体通信網と通信可能な通信エリアを形成する基地局によるデータ転送方法において、
    前記構内網内の通信端末とデータ通信を行うために前記構内網から前記通信エリア内の移動端末に割り当てられる構内網用アドレスを取得する第1取得工程と、
    前記移動体通信網とデータ通信を行うために前記移動体通信網から前記移動端末に割り当てられる移動網用アドレスを取得する第2取得工程と、
    前記第1取得工程によって取得された構内網用アドレスと、前記第2取得工程によって取得された移動網用アドレスと、を対応付けて記憶する記憶工程と、
    前記通信端末から前記構内網用アドレスを宛先とするデータを受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信されたデータの宛先を、前記記憶工程において前記構内網用アドレスと対応付けて記憶された移動網用アドレスに変換する変換工程と、
    前記変換工程によって宛先が変換されたデータを前記移動端末へ送信する送信工程と、
    を含むことを特徴とするデータ転送方法。
  6. 構内網に接続され、移動体通信網と通信可能な通信エリアを形成する基地局において、
    前記構内網内の通信端末との通信の際に前記通信エリア内の移動端末に宛てた前記構内網内の通信端末からのデータの識別に用いられる構内網用アドレスを宛先とする前記構内網内の通信端末からのデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記構内網用アドレスを宛先とするデータを、前記移動体通信網において前記移動端末に割り当てられる移動網用アドレスに宛てて送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  7. 前記受信手段によって前記構内網用アドレスを宛先とするデータを受信した際に、前記構内網用アドレスに対応する移動体通信網用アドレスを割り当てられた前記移動端末の通信モードが待ち受け(idle)状態である場合、前記移動端末に対するページングを行うページング手段を備え、
    前記送信手段は、前記ページング手段により前記移動端末の通信モードが通常状態に遷移した後に、前記受信手段によって受信された前記構内網用アドレスを宛先とするデータを前記移動網用アドレスに宛てて送信する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の基地局。
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