JP5291953B2 - パレット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、積荷等の積載物をフォークリフトによって運搬するために使用されるパレットに関するものである。より詳しくは、上面デッキ及び下面デッキと、各デッキを連結する桁体と、桁体の側面を被覆する被覆体とを備え、各デッキ及び桁体を第1樹脂材により構成するとともに被覆体を第2樹脂材により構成したパレットに関する。
この種のパレットとしては、たとえば特許文献1に開示されるようなものが知られている。特許文献1のパレットは、平面視四角形状をなす上部デッキ及び下部デッキと、各デッキの四隅部、各デッキの四辺における中間部、及び同中間部間の中央部にそれぞれ配置されるとともに各デッキ間を連結する四角筒状の桁体とを備えている。そして、四角筒状の桁体を構成する四壁のうち、各デッキの周縁に沿うように配置される壁(外壁)の外面には、同外面を覆う被覆体が積層されている。特許文献1のパレットは、二色成型法によって一体に成型されており、各デッキ及び桁体を第1樹脂材により構成するとともに被覆体を第1樹脂材とは色の異なる第2樹脂材により構成している。また、各桁体の間にはフォークリフトやハンドフォーク等のフォークを挿入するためのフォーク挿入孔が形成されており、パレットの各側面にそれぞれ一対のフォーク挿入孔が形成された四方差しパレットとなっている。
特許文献1のパレットは、桁体の外壁に積層される被覆体の色を他の部位と異ならせることにより、パレット側方からのフォーク挿入孔の視認性を高めて、フォークを桁体にぶつける等のフォーク挿入時における挿入ミスの発生を抑制するように構成されている。
特開2006−282277号公報
ところで、特許文献1のパレットの被覆体は、桁体の外壁に対して、単にその外面に積層されるのみであるため、被覆体に対してフォークがぶつかる等の衝撃が加わった際に、桁体から被覆体が剥離しやすいという問題があった。このパレットの発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、桁体からの被覆体の剥離を抑制することにある。
上記の目的を達成するために請求項1及び2に記載のパレットは、平面視四角形状をなす上部デッキ及び下部デッキと、前記各デッキの周縁部分に配置されるとともに前記各デッキ間を連結する複数の桁体と、該桁体の側面を被覆する被覆体とを備え、前記各デッキ及び前記桁体を第1樹脂材により構成するとともに前記被覆体を第2樹脂材により構成し、二色成形により一体に成形したパレットにおいて、前記桁体は、前記各デッキの周縁に沿った外壁を有する筒状の周壁部と、該周壁部の内側に設けられ、前記外壁に接続される補強リブとからなり、前記被覆体は、前記外壁の外面を被覆する被覆部と前記外壁及び前記補強リブの内部に潜り込む充填部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、被覆体の一部である充填部を桁体の外壁及び補強リブの内部に潜り込ませた形状となっているため、被覆体を構成する第2樹脂材と桁体を構成する第1樹脂材との接触面積が広く確保されている。これにより、桁体と被覆体との接着度が高まって桁体からの被覆体の剥離が抑制される。
また、請求項1に記載のパレットでは、前記充填部は、前記補強リブが半固化状態にあるときに、前記補強リブの内部に前記第2樹脂材を潜り込ませることにより形成されるものであり、前記補強リブは、前記外壁よりも肉厚に形成されている。
また、請求項2に記載のパレットでは、前記充填部は、前記補強リブが半固化状態にあるときに、前記補強リブの内部に前記第2樹脂材を潜り込ませることにより形成されるものであり、前記被覆部は、前記外壁の外面側に設けられる凹部内に形成され、前記被覆部の厚みは、前記外壁における前記凹部が設けられている部位の厚みよりも薄い。
本発明のパレットによれば、桁体からの被覆体の剥離を抑制することができる。
以下、本発明のパレット1を図面に基づいて説明する。
図1(a)に示すように、パレット1は、平面視四角形状の上部デッキ2及び下部デッキ3を、平面視四角筒状の桁体4により連結して構成されている。図1(a)は、パレット1の上面図であり、右側部分は上部デッキ2を取り除いた状態を示している。上部デッキ2の外面には、パレット1上に載置される積載物に対する滑りを抑制するための滑り止め材2aが取り付けられている。また、上部デッキ2及び下部デッキ3の内面側には、縦横に延びる複数のリブが設けられている。
桁体4は、各デッキ2、3の四隅部に位置する隅部桁4aと、各デッキ2、3の四辺における中間部に位置する中間桁4bと、各デッキ2、3の中央部に位置する中央桁4cとからなる。そして、各桁体4の間にはフォークリフトやハンドフォーク等のフォークを挿入するためのフォーク挿入孔6が形成され、パレット1は、その各側面にそれぞれ一対のフォーク挿入孔6が開口された四方差しパレットを形成する。なお、本実施形態においては、桁体4のうち、各デッキ2、3の周縁に沿って配置される隅部桁4a及び中間桁4bが、特許請求の範囲で規定する「桁体」に相当する構成となる。
次に、隅部桁4aについて説明する。図1(b)に示すように、隅部桁4aを構成する四角筒状をなす周壁部41aは、各デッキ2、3の周縁に沿って配置されるとともにパレット1の側面を形成する外壁42aと、各デッキ2、3の内側に位置する内壁43aとにより形成されている。隅部桁4aにおいては、外壁42a及び内壁43aは、それぞれ四角筒状をなす周壁部41aの二面ずつを構成している。そして、外壁42aを内壁43aよりも薄肉に形成することにより、周壁部41aには外壁42aの外面側全域におよぶ凹部44aが形成されている。なお、本実施形態においては、凹部44aの凹設深さは、外壁42aの厚みよりも小さくなるように設定されている(図1(b)においては、凹部44aを実際よりも大きく示している。)
また、図1(b)及び図2に示すように、周壁部41aの内側には周壁部41aを補強するための補強リブ45aが設けられている。補強リブ45aは、上部デッキ2及び下部デッキ3の内面に突設されるとともにその側端部が周壁部41aに接続されている。具体的には、補強リブ45aは、周壁部41aの対向する各壁間を連結するとともに十字に交差する2本のリブと、その交点と外壁42a間の接続部分とを連結する1本のリブとから構成されている。また、補強リブ45aは、周壁部41aの外壁42a及び内壁43aのいずれの壁よりも厚肉に形成されるとともに、上述した各デッキ2、3に設けられるリブよりも厚肉かつその突設高さが大きくなるように形成されている。
図1(b)及び図2に示すように、隅部桁4aには、周壁部41aの外壁42aの外面を被覆する被覆体5aが形成されている。被覆体5aは、周壁部41aに設けられる凹部44a内に形成されるとともに外壁42aの外面側に積層される被覆部51aと、補強リブ45aと外壁42aとの接続部分46aを介して各補強リブ45aの内部に潜り込んだ充填部52aとから構成される。充填部52aは、外壁42aと補強リブ45aとの接続部分46aを基端として補強リブ45aに沿って延びるとともに、その先端53aは補強リブ45aと内壁43aとの接続部分にまで達している。
次に、中間桁4bについて説明する。図3に示すように、中間桁4bを構成する四角筒状をなす周壁部41bは、各デッキ2、3の周縁に沿って配置されるとともにパレット1の側面を形成する外壁42bと、各デッキ2、3の内側に位置する内壁43bとにより形成されている。中間桁4bにおいては、外壁42bは四角筒状をなす周壁部41bの一面を構成するとともに、内壁43bは同周壁部41bの三面を構成している。そして、外壁42bを内壁43bよりも薄肉に形成することにより、周壁部41bには外壁42bの外面側全域におよぶ凹部44bが形成されている。なお、本実施形態においては、凹部44bの凹設深さは、外壁42bの厚みよりも小さくなるように設定されている(図3においては、凹部44bを実際よりも大きく示している。)
また、周壁部41bの内側には周壁部41bを補強するための補強リブ45bが設けられている。補強リブ45bは、上部デッキ2及び下部デッキ3の内面に突設されるとともにその側端部が周壁部41bに接続されている。具体的には、補強リブ45bは、周壁部41bの対向する各壁間を連結するとともに十字に交差する2本のリブにより構成されている。また、補強リブ45bは、周壁部41bの外壁42b及び内壁43bのいずれの壁よりも厚肉に形成されるとともに、上述した各デッキ2、3に設けられるリブよりも厚肉かつその突設高さが大きくなるように形成されている。
図3に示すように、中間桁4bに対しても、隅部桁4aと同様に周壁部41bの外壁42bの外面を被覆する被覆体5bが形成されている。被覆体5bは周壁部41bに設けられる凹部44b内に形成されるとともに外壁42bの外面側に積層される被覆部51bと、補強リブ45bと外壁42bとの接続部分46bを介して補強リブ45bの内部に潜り込んだ充填部52bとから構成される。そして、充填部52bは、外壁42bと補強リブ45bとの接続部分46bから補強リブ45bに沿って延びるとともに、その先端53bは補強リブ45bと内壁43bとの接続部分にまで達している。
なお、中間桁4bにおいては、充填部52bは、外壁42bと同外壁42bに対向する内壁43bとの間を連結する補強リブ45b(図3において、左右方向に延びる補強リブ)の内部だけでなく、対向する内壁43b間を連結する補強リブ45b(図3において、上下方向に延びる補強リブ)の内部にも形成されている。
次に、中央桁4cについて説明する。図1(a)に示すように、中央桁4cを構成する四角筒状をなす周壁部41cは、二対の対向する内壁により形成されている。周壁部41cの内側には周壁部41cを補強するための補強リブ45cが設けられている。補強リブ45cは、上部デッキ2及び下部デッキ3の内面に突設されるとともにその側端部が周壁部41cに接続されている。具体的には、補強リブ45bは、周壁部41bの対向する内壁間を連結するとともに十字に交差する2本のリブにより構成されている。
本実施形態のパレット1では、各デッキ2、3及び桁体4を再生材料の合成樹脂から構成するとともに、被覆体5a、5bをバージン材料の合成樹脂から構成している。なお、本実施形態においては、再生材料の合成樹脂が第1樹脂材に相当し、バージン材料の合成樹脂が第2樹脂材に相当する構成となる。
次にパレット1の成形方法について説明する。
パレット1は、パレット1を上下方向における桁体4の中央部でニ分割した形状の分割体(図2における破線の上側と下側)を、それぞれ射出成形機による二色成形法によって一体成形するとともに、これらを溶着一体化して形成される。一般的な二色成形法については上記特許文献1に記載されている。ここでは、図4に基づいて、桁体4に対して被覆体5a、5bを形成する態様について、隅部桁4aを例にして説明する。
まず、図示しない金型内に再生材料の合成樹脂を射出・充填する。その後に、冷却を行い、金型内に充填された合成樹脂を固化させて各デッキ2、3及び桁体4を成形する(図4(a)参照)。その際、補強リブ45aと周壁部41a(外壁42a)の厚みの差に基づいて両部材の固化速度に差が生じる。これにより、外壁42aが完全に固化状態となったとしても、しばらくの間は、補強リブ45aはその外周部分(図4(b)における破線の外部)のみが固化し、その内部(図4(b)における破線の内部)には半溶融状態の樹脂が存在する半固化状態となる(図4(b)参照)。また、補強リブ45aが固化する際、外壁42aにおける補強リブ45aが接続された部位の外面側にヒケ47aが生じて、外壁42aの外面には凹凸が形成される。
続いて、外壁42aが固化状態かつ補強リブ45aが半固化状態にあるときに、金型内にバージン材料の合成樹脂を射出・充填する(図4(c)参照)。このとき、バージン材料の合成樹脂は、周壁部41aに形成される凹部44a内に充填されて被覆部51aを形成する。そして、さらにその射出圧によって、補強リブ45aと外壁42aとの接続部分46aの一部を突き破って半溶融状態にある補強リブ45aの内部に潜り込んで充填部52aを形成する。
次に本実施形態における作用効果について、以下に記載する。
(1)本実施形態のパレット1では、隅部桁4a及び中間桁4bを、各デッキ2、3の周縁に沿った外壁42a、42bを有する周壁部41a、41bと、周壁部41a、41bの内側に設けられ、外壁42a、42bに接続される補強リブ45a、45bとから構成している。そして、被覆体5a、5bを、外壁42a、42bの外面を被覆する被覆部51a、51bと、外壁42a、42b及び補強リブ45a、45bの内部に潜り込んだ充填部52a、52bとから構成している。
上記構成によれば、被覆体5a、5bの一部である充填部52a、52bを隅部桁4a及び中間桁4bの外壁42a、42b及び補強リブ45a、45bの内部に潜り込ませた形状となっている。そのため、被覆体5a、5bを構成するバージン材料の合成樹脂と隅部桁4a及び中間桁4bを構成する再生材料の合成樹脂との接触面積を広く確保することができる。これにより、隅部桁4a及び中間桁4bと被覆体5a、5bとの接着度が高まって隅部桁4a及び中間桁4bからの被覆体5a、5bの剥離が抑制される。
また、外壁42a、42bの外面を被覆部51a、51bによって被覆することにより、外壁42a、42bの外面に形成されるヒケ47a(47b)が被覆部51a、51bによって埋められた状態となる。よって、パレット1の側面をより平坦に形成することができる。
(2)補強リブ45a、45bの内部に異なる樹脂材からなる充填部52a、52bを潜り込ませる構成は、補強リブ45a、45bに対して、被覆体5a、5bを構成する樹脂材に基づいた特性を付与することを可能にする。本実施形態では、被覆体5a、5bを再生材料の合成樹脂よりも硬質な樹脂材であるバージン材料の合成樹脂により構成している。これにより、補強リブ45a、45bは、充填部52a、52bが形成されていない状態、つまり、バージン材料の合成樹脂が潜り込んでいない状態と比較してその強度が高くなっている。また、補強リブ45a、45bの強度の向上は、隅部桁4a及び中間桁4b全体の強度を向上させることにもなる。
(3)被覆体5a、5bを構成する樹脂材として、桁体4を構成する樹脂材よりも耐衝撃性の強い樹脂材を採用することにより、フォークの先端が衝突するなど、側方からの衝撃に対するパレット1の耐衝撃性が高められる。
(4)本実施形態では、凹部44a、44bの凹設深さを外壁42a、42bの厚みよりも小さく設定している。そのため、凹部44a、44b内に形成される被覆部51a、51bは、外壁42a、42bよりも薄く形成されることになる。これにより、外壁42a、42bと比較して被覆部51a、51bの外面にはヒケが生じ難くなる。
(5)本実施形態では、補強リブ45a、45bを外壁42a、42bよりも厚肉に形成している。これにより、補強リブ45a、45b及び外壁42a、42bを構成する樹脂が固化する際に、両部材の固化速度に差をつけることができ、外壁42a、42bが固化状態かつ補強リブ45a、45bが半固化状態という状況を容易につくり出すことができる。よって、補強リブ45a、45bの内部に充填部52a、52bを容易に潜り込ませることができる。
(6)本実施形態では、充填部52a、52bを、その先端53a、53bが補強リブ45a、45bと内壁43a、43bとの接続部分にまで達するように形成している。これにより、外壁42a、42bと内壁43a,43bとを連結する補強リブ45a、45b強度が全体的に高められる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 本実施形態では、四方差しパレットに本発明を具体化したが、二方差しパレット等、他のパレットに本発明を具体化してもよい。たとえば、二方差しパレットに本発明を具体化する場合には、桁体4を、各デッキ2、3の周縁のうち、一方の対向する側縁に沿って配置される平面視長四角筒状の一対の桁と、この桁部の間に配置される平面視長四角筒状の桁とから構成すればよい。
・ 本実施形態では、各デッキ2、3及び桁体4を再生材料の合成樹脂から構成するとともに、被覆体5a、5bをバージン材料の合成樹脂から構成していたが、合成樹脂の種類はこれに限られるものではなく、どのような合成樹脂を選択してもよい。たとえば、各デッキ2、3及び桁体4と、被覆体5a、5bとを同じ合成樹脂により構成してもよい。また、被覆体5a、5bを構成する樹脂材料として弾性を有する合成樹脂を選択してもよい。このように構成した場合には、補強リブ45a、45bに作用する応力を、弾性を有する合成樹脂製の充填部52a、52bによって吸収することができ、破損が生じ難くなる。
・ 本実施形態では、桁体4を平面視四角筒状に形成していたが、桁体4の形状はこれに限られるものではない。たとえば、平面視多角形筒状に形成してもよいし、平面視円筒状(楕円筒状も含む)に形成してもよい。
・ 補強リブ45a、45bは、その一部が外壁42a、42bに接続されてさえいれば、その形状を適宜変更してもよい。たとえば、本実施形態では、補強リブ45a、45bの両側端部を外壁42a、42b及び同外壁42a、42bに対向する内壁43a、43bにそれぞれ接続していたが、内壁43a、43bに接続することなく、外壁42a、42bのみに接続する構成としてもよい。また、隅部桁4aにおいては、補強リブ45aを平面視円弧状やL字状に形成して、その両側端部を隣接する外壁42aにそれぞれ接続するように構成してもよい。さらに、補強リブ45a、45bを外壁42a、42bから突設させて上下方向に延びるように形成してもよい。
・ 凹部44a、44bの凹設深さを外壁42a、42bの厚みと同じに設定して、被覆部51a、51bの厚みと外壁42a、42bの厚みとが同じになるように構成してもよい。また、凹部44a、44bの凹設深さを外壁42a、42bの厚みよりも大きくなるように設定して、被覆部51a、51bの厚みが外壁42a、42bの厚みよりも大きくなるように構成してもよい。
・ 本実施形態では、充填部52a、52bを、その先端53a、53bが補強リブ45a、45bと内壁43a、43bとの接続部分にまで達するように形成していたが、充填部52a、52bの先端53a、53bが同接続部分に達していなくてもよい。また、各桁体4間を連結するリブや桟が設けられている場合には、充填部52a、52bの先端53a、53bが、補強リブ45a、45bと内壁43a、43bとの接続部分を越えて、上記リブや桟の内部にまで達していてもよい。
・ 本実施形態では、補強リブ45a、45bを、外壁42a、42b及び内壁43a、43bのいずれの壁よりも厚肉に形成していたが、補強リブ45a、45bの厚みはどのように設定されていてもよい。仮に、補強リブ45a、45bの厚みを外壁42a、42b及び内壁43a、43bと同程度に設定した場合には、樹脂を固化させる際に、各部位における冷却度合に変化を付けて各部位の固化速度を調節するとよい。
・ 本実施形態では、補強リブ45a、45bの内部に充填部52a、52bを形成していたが、内壁43a、43bや他のリブ等、補強リブ45a、45b以外の部位の内部にも充填部52a、52bを形成してもよい。
・ 上部デッキ2及び下部デッキ3には、その周縁部分に対して、隅部桁4aの外壁42aと中間桁4bの外壁42bとを連結するような側壁部が設けられることがある。この側壁部は、各桁体4の間に形成されるフォーク挿入孔6の開口部分の上部や下部に位置する部位となる。このような側壁部が形成される場合、側壁部の外面に対して同側壁部を被覆する被覆体を形成してもよい。その際、側壁部の内側に同側壁部に接続される補強リブを設けるとともに、この補強リブの内部に充填部が形成されるように構成するとよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
○ 前記補強リブは前記外壁よりも厚肉に形成されていることを特徴とするパレット。
○ 前記被覆部は前記外壁よりも薄肉に形成されていることを特徴とするパレット。
○ 前記第2樹脂材は、前記第1樹脂材よりも硬質な樹脂材であることを特徴とするパレット。
○ 前記周壁部は、前記各デッキの内側に位置するとともに前記外壁と対向する内壁を有し、前記補強リブは前記外壁と前記内壁とを連結するように設けられており、前記充填部の先端は前記補強リブと前記内壁との接続部分に達していることを特徴とするパレット。
(a)は本実施形態のパレットの平面図、(b)は(a)における隅部桁周辺の拡大図。 図1(b)におけるA−A線断面図。 図1(a)における中間桁周辺の拡大図。 (a)〜(c)は、パレット成形方法の説明図。
符号の説明
1…パレット、2…上部デッキ、3…下部デッキ、4…桁体、5a,5b…被覆体、41a,41b,41c…周壁部、42a,42b…外壁、45a,45b,45c…補強リブ、51a,51b…被覆部、52a,52b…充填部。

Claims (2)

  1. 平面視四角形状をなす上部デッキ及び下部デッキと、前記各デッキの周縁部分に配置されるとともに前記各デッキ間を連結する複数の桁体と、該桁体の側面を被覆する被覆体とを備え、前記各デッキ及び前記桁体を第1樹脂材により構成するとともに前記被覆体を第2樹脂材により構成し、二色成形により一体に成形したパレットにおいて、
    前記桁体は、前記各デッキの周縁に沿った外壁を有する筒状の周壁部と、該周壁部の内側に設けられ、前記外壁に接続される補強リブとからなり、
    前記被覆体は、前記外壁の外面を被覆する被覆部と前記外壁及び前記補強リブの内部に潜り込む充填部とを備え
    前記充填部は、前記補強リブが半固化状態にあるときに、前記補強リブの内部に前記第2樹脂材を潜り込ませることにより形成されるものであり、
    前記補強リブは、前記外壁よりも肉厚に形成されていることを特徴とするパレット。
  2. 平面視四角形状をなす上部デッキ及び下部デッキと、前記各デッキの周縁部分に配置されるとともに前記各デッキ間を連結する複数の桁体と、該桁体の側面を被覆する被覆体とを備え、前記各デッキ及び前記桁体を第1樹脂材により構成するとともに前記被覆体を第2樹脂材により構成し、二色成形により一体に成形したパレットにおいて、
    前記桁体は、前記各デッキの周縁に沿った外壁を有する筒状の周壁部と、該周壁部の内側に設けられ、前記外壁に接続される補強リブとからなり、
    前記被覆体は、前記外壁の外面を被覆する被覆部と前記外壁及び前記補強リブの内部に潜り込む充填部とを備え
    前記充填部は、前記補強リブが半固化状態にあるときに、前記補強リブの内部に前記第2樹脂材を潜り込ませることにより形成されるものであり、
    前記被覆部は、前記外壁の外面側に設けられる凹部内に形成され、
    前記被覆部の厚みは、前記外壁における前記凹部が設けられている部位の厚みよりも薄いことを特徴とするパレット。
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