JP2006298405A - パレット - Google Patents

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篤史 小島
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【課題】 パレットの側面に衝撃力が作用した場合に該衝撃を緩衝してパレットが損傷しないようにできる。緩衝突部を後工程で取付ける作業が必要でなく構造が簡略となる。
【解決手段】 全体又は一部が硬質合成樹脂と軟質合成樹脂との二色成形により成形されたパレット1である。硬質合成樹脂よりなるパレット主体部2の外側面部から外側方に軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3を一体に突設した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂製のパレットに関するものである。
従来からパレットの側面と上面とのなすコーナ部分に設けた凹段部にゴムのような弾性体よりなる緩衝部材を嵌め込んで取付けたものが特許文献1により知られている。
この従来例にあっては、合成樹脂でパレットを成形した後、パレットに別体の緩衝部材を嵌め込みにより取付けるものであるから、後工程で緩衝部材を嵌め込んで取付ける作業が必要であり、また、上記のようにして取付けた緩衝部材は嵌め込みにより取付けてあるため、他の物に当たった場合捲れて外れるおそれがある。
特開平9−165039号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、パレットの側面に衝撃力が作用した場合に該衝撃を緩衝してパレット主体部が損傷しないようにでき、また、緩衝突部を後工程で取付ける作業が必要でなく構造が簡略となるパレットを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係るパレットは、全体又は一部が硬質合成樹脂と軟質合成樹脂との二色成形により成形されたパレット1であって、硬質合成樹脂よりなるパレット主体部2の外側面部から外側方に軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3を一体に突設して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、パレット1に他のパレット1が衝突したり、あるいは、パレット1が他の物に衝突したりした場合、パレット1の主体を構成する硬質合成樹脂よりなるパレット主体部2の外側面部から外側方に突出した軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3が衝突することになるので、硬質合成樹脂よりなるパレット主体部2への衝撃を緩和し、パレット主体部2の損傷を防止できる。また、緩衝突部3とパレット主体部2とが二色成形で一体化してあるので、緩衝突部3に外力が作用しても、緩衝突部3がパレット主体部2から剥離して捲れるおそれがなく、長期間にわたって安定して緩衝効果を発揮できるものである。
また、パレット主体部2の外側面部の出隅コーナ部分に緩衝突部3を突設することが好ましい。
このような構成とすることで、パレット1において最も他の物と衝突しやすいパレット1の出隅コーナ部分に衝撃が加わった場合に、パレット主体部2の出隅部分が損傷するのを防止できる。
また、パレット主体部2の外側面部から外側方に突出する緩衝突部3の上部をパレット主体部2の上面よりも上方に突出させて滑り止め突部3aとすることが好ましい。
このような構成とすることで、緩衝突部3が外部からの衝撃を緩和する機能に加えパレット1の上面に載置した載置物20の滑り止め及び落下防止の機能も果たすことになる。
本発明は、パレットの側面に衝撃力が作用した場合に該衝撃を緩衝してパレットが損傷しないようにでき、また、二色成形で緩衝突部をパネル主体部の側面に一体成形してあるので、後工程で取付ける作業が必要でなく構造が簡略となる
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1乃至図5には本発明のパレット1の一実施形態が示してあり、パレット1は、その全体又は一部(具体的にはパレット1の上半分、下半分)が硬質合成樹脂と軟質合成樹脂との二色成形により成形されたパレット1であって、硬質合成樹脂よりなるパレット主体部2の外側面部から外側方に軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3を一体に突出するように二色成形により成形してある。
ここで、二色成形とは1組の型締め装置に対して2組の射出装置を備え二色または2種類の成形材料(異種成形材料)を同時又は順次に射出する成形方法であるが、本発明の二色成形においては、使用する2種類の成形材料は、一方が硬質合成樹脂、他方が軟質合成樹脂であることが必須の条件となっており、硬質合成樹脂、軟質合成樹脂が同色の場合、異色の場合のいずれの場合も本発明の二色成形には含まれる。
図1乃至図5に示す実施形態においてパレット1の主体を構成するパレット主体部2は、パレット1の上半分を構成する上のパレット主体部2aと、パレット1の下半分を構成する下のパレット主体部2bとの2構成部よりなり、上のパレット主体部2aと下のパレット主体部2bとを溶着一体化して構成してある。上のパレット主体部2aは図6に示すようなもので、平面視四角形状をしたデッキ部4の下面に下方に向けて複数の桁半部7aを一体に突設して形成してある。
また、下のパレット主体部2bは下デッキ部4aの上面に上方に向けて複数の桁半部7bを一体に突設してパレット主体部2aを形成してある。
そして上記上のパレット主体部2aの桁半部7aと下のパレット主体部2bの桁半部7bとを突き合わせて溶着一体化することでパレット1を形成してあり、上記パレット1は桁半部7aと桁半部7bとを溶着することで桁部7が形成され、桁部7間がフォーク挿入部6となっている。
添付図面に示す各実施形態ではフォーク挿入部6は前後左右の各側面に開口した4方差しの例を示しているが、前後の側面のみ、又は左右の側面のみに開口する2方差しのものであってもよい。
上のパレット主体部2a、下のパレット主体部2bは溶着一体化することでパレット1としての形状を確保し且つパレット1としての強度を有するものであり、したがって、これら上のパレット主体部2a、下のパレット主体部2bはそれぞれ硬質合成樹脂により成形してある。ここで、使用される硬質合成樹脂としては例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PC(ポリカーボネート)、PVC(塩化ビニル樹脂)、ABS樹脂等が使用され、これらの第一の合成樹脂としてはバージン樹脂であってもよく、あるいは、合成樹脂製品の廃棄物を原料とする再生樹脂であってもよい。
ここで、添付図面に示す実施形態では上のパレット主体部2aは硬質合成樹脂で成形するのであるが、この上のパレット主体部2aを硬質合成樹脂で成形する際、上のパレット主体部2aの外側面部に軟質合成樹脂で緩衝突部3を成形する(つまり二色成形する)ものであり、緩衝突部3を成形するための軟質合成樹脂としては、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、エチレン酢ビ共重合体等が使用される。また、緩衝突部3を成形するための軟質合成樹脂と、パレット主体部2(上のパレット主体部2a、下のパレット主体部2b)を成形するための硬質合成樹脂とは異なる色となっている。
なお、添付図面に示す実施形態では、パレット1の下半分を構成する下のパレット主体部2bは硬質構成樹脂の射出成形により成形する。
添付図面においては、上のパレット主体部2aの外側面部の上部の全周にわたって外側方に向けて緩衝突部3が突設してあって後述するようなパレット1同士が衝突した場合やパレット1が壁等の障害物に衝突した際に、軟質合成樹脂により形成した緩衝突部3により衝撃を吸収して硬質合成樹脂よりなるパレット1が損傷するのを防止している。また、パレット1を多段積みしたときに、上方のパレット1を下ろす際、誤って落下させた場合にパレット1が破損するのを緩衝突部3により防止することができる。更に、添付図面においては、該緩衝突部3の上部が上のパレット主体部2の上面よりも上方に突出してあって滑り止め突部3aとなっていて、緩衝突部3が外部からの衝撃を緩和する機能に加えパレット1の上面に載置した載置物20の滑り止めの機能も果たすことになる。
上記緩衝突部3の上部に形成された滑り止め突部3aは図10のようなものであってもよく、あるいは図4に示すように滑り止め突部3aがパレット主体部2の上面部に積層一体化した滑止め部8と一体に連続したものであってもよく、この場合はパレット主体部2の外側面部から外側方に向けて一体に突出する緩衝突部3とパレット主体部2の上面部から上方に向けて突出するように積層一体化した滑止め部8とが滑り止め突部3a部分を介して断面逆L字状に連続一体化したものとなり、軟質合成樹脂により緩衝突部3を二色成形でパレット主体部2の外側面部に一体に成形する際同時に軟質合成樹脂により滑止め部8をパレット主体部2の上面部に一体に成形することができる。
また、図11に示すようにパレット主体部2の上面部に積層一体化した滑止め部8を上のパレット主体部2の外側面部よりの外側方に突出させて緩衝突部3を形成してもよい。
図1、図2に示す実施形態では滑止め部8は、上のパレット主体部2aの上面の外周に設けられた外周滑止め部8aと、該外周滑止め部8aに囲まれた部分に設けられた内側滑止め部8bとで構成してあり、内側滑止め部8bは図1、図2の実施形態においては、前後方向、左右方向の内側滑止め部8bがクロスした平面視十字状をしており、これにより、上のパレット主体部2aの上面の左右方向には左右両側及び中央部に前後方向に長い滑止め部8が存在し、上のパレット主体部2aの上面の前後方向には前後両側及び中央部に左右方向に長い滑止め部8が存在し、パレット1上面に載置物を載置した場合、前後方向、左右方向に載置物が滑るのを防止するようになっている。上記のように滑止め部8を各直線部同士を連結したものとすることで、金型に少ないゲート点数を形成しても、合成樹脂を容易に流すことが可能になり、金型の構造を簡素化することができる。また、パレット1を屋外で使用する場合上記のように滑止め部8を各直線部同士を連結した田の字状や目の字状にすると、雨水が溜まったりするので、滑止め部8に部分的に切欠きを形成したり、あるいは滑止め部8の近傍に水抜きの孔を形成する。
また、図4、図5に示す実施形態では滑止め部8の上面の一部が上のパレット主体部2aの上面よりも上方に突出した滑り止め突部12となっていると共に露出上面の他の一部が上のパレット主体部2aの上面と二色成形の境界を介して面一に連続する平坦面14となっており、また、平坦面14と滑り止め突部12とは傾斜面15を介してつながっている。平坦面14と傾斜面15の境界が湾曲にしてあって、上のパレット主体部2aの上面に溜まったゴミや砂等を容易にほうきで払うことができるようになっている。
ここで、上のパレット主体部2aのフォーク挿入部6の上面に軟質合成樹脂よりなるフォーク滑止め部11を上のパレット主体部2に一体に設けてもよい。この場合、図5に示すように軟質合成樹脂で上のパレット主体部2aの上面及び外側面に二色成形で滑止め部8と緩衝突部3とを二色成形で成形する際、同時に軟質合成樹脂で上のパレット主体部2のデッキ部4を貫通一体化した貫通部9を二色成形で一体に成形し、該貫通部9の上部を滑止め部8と一体に成形する。この貫通部9の下端面部はフォーク挿入部6内に露出していてフォーク滑止め部11となっている。フォーク滑止め部11の一部はデッキ部4の下面のフォーク挿入部6に対応する部位(つまりフォーク挿入部6の上面)から下方に向けて突出してフォーク滑り止め突部17となっていると共に、フォーク滑止め部11の他の一部がフォーク挿入部6の上面と面一となる平坦面18となっており、また、平坦面18とフォーク滑り止め突部17とは傾斜面19を介してつながっている。なお、添付図面の実施形態ではデッキ部4は下面に多数のリブ10を突出したものであり、したがって、デッキ部4の下面とはデッキ部4に設けたリブ10の下面のことである。
そして、フォーク挿入部6にフォークリフトのフォークを挿入してフォークによりパレット1を上方に持ち上げた場合、上記フォーク挿入部6の上面に存在する軟質合成樹脂よりなるフォーク滑止め部11がフォークの上面に載置され、これによりフォークに対してパレット1が滑るを防止できる。この場合、軟質合成樹脂よりなるフォーク滑止め部11が硬質合成樹脂よりなる上のパレット主体部2aと二色成形で一体に成形してあるので、フォーク挿入時にフォークの先端がフォーク滑止め部11に衝突しても、フォーク滑止め部11が上のパレット主体部2から剥離することがなく、特に、二色成形で上のパレット主体部2aを貫通して横方向に積層一体化された貫通部9を介して、二色成形で上のパレット主体部2aの上面に積層一体化された滑止め部8及び外側面に一体化された緩衝突部3と、二色成形でフォーク挿入部6の下面側に成形されたフォーク滑止め部11とが一体化しているので、これら滑止め部8、緩衝突部3、貫通部9、フォーク滑止め部11を一体に成形している軟質合成樹脂と、上のパレット主体部2aを成形している硬質合成樹脂とが二色成形で強固に一体化し、界面剥離等が生じる恐れがないのである。
上記実施形態の場合、図5に示すように上のパレット主体部2aの上面に載置物20を載置するに当たって、上のパレット主体部2aの上面の一部に載置物20を載せた状態で図5の矢印イ方向に移動する際、載置物20の先端部下面が平坦面14に載った状態で滑り止め突部12の側面である傾斜面15に突き当たることになり、従って、傾斜面15に突き当たった際の力で滑止め部8が剥離して捲れようとしても平坦面14を載置物20で押し下げていることになるので、滑止め部8が剥離して捲れるのが防止され、また、傾斜面15にガイドされて載置物20がスムーズに滑り止め突部12の上面に載置される。
同様に、フォーク挿入部6にフォーク21を図5の矢印ロ方向に挿入する際、フォーク21の先端がフォーク滑止め部11の側面の傾斜面19に突き当たっても、傾斜面19に突き当たった際の力でフォーク滑止め部11が剥離して捲れようとしても平坦面18をフォーク21の上面で押付けていることになるので、フォーク滑止め部11が剥離して捲れるのが防止され、また、傾斜面19にガイドされてフォーク21がフォーク滑り止め突部17の下方に移動するように挿入できる。
しかして、上記のような構成のパレット1は、硬質合成樹脂よりなる上のパレット主体部2aの外側面部に外側方に突出する軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3を二色成形により一体に成形してあるので、図7(a)のように、他のパレット1が衝突しても硬質合成樹脂で成形した上のパレット主体部2aと一体となった軟質合成樹脂で成形した緩衝突部3で衝撃を吸収でき、パレット1の損傷を防止できる。また、図7(b)のようにパレット1が壁22などに衝突しても軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3が壁22などに衝突することになって衝撃を吸収し、硬質合成樹脂よりなるパレット1の損傷を防止できる。また、上記各例のように衝突して緩衝突部3に外力が作用しても緩衝突部3と上のパレット主体部2aとが二色成形で一体化してあるので、緩衝突部3が上のパレット主体部2aから剥離して捲れるおそれがなく、長期間にわたって安定して緩衝効果を発揮できるものである。
ところで、パレット1が壁22のような他の物に衝突する場合、パレット1の出隅コーナ部分が最も衝突し易いが、上のパレット主体部2aの外側面部の出隅コーナ部分に緩衝突部3を突設することで、パレット1において最も他の物を衝突しやすいパレット1の出隅コーナ部分に衝撃が加わった場合に、パレット1の出隅部分が損傷するのを防止できるものである。
また、パレット1を並べる際、できるだけパレット1の配置スペースを狭くするために図8(a)に示すように隣接するパレット1同士が当接しない場合は、広い配置スペースが必要なので、隣接するパレット1同士を付き合わせて配置するのであるが、この場合、図8(b)→(c)のように突き合された軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3が圧縮されてパレット主体部2の外側面部間の間隔が狭くなり、これによりパレット1を並べた場合の配置スペースを更に狭くできることになる。
なお、添付図面に示す各実施形態では上のパレット主体部2aの外側面部の上部の全周にわたって連続する緩衝突部3を外側方に向けて一体に突設した例を示しているが、上のパレット主体部2aの外側面部の上部の全周に複数の緩衝突部3外側方に向けて任意の間隔を隔てて隔設してもよい。この場合、少なくとも上のパレット主体部2aの出隅コーナ部分には緩衝突部3を突設するのが好ましい。
また、硬質合成樹脂よりなる上のパレット主体部2aの外側面部に軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3を形成し、硬質合成樹脂よりなる下のパレット主体部2bの外側面部に硬質合成樹脂よりなる硬質突部を形成したものであってもよい。この場合、軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3により前述のような効果があるのはもちろんのこと、パレット1を縦向きにして引きずっても、硬質突部と軟質合成樹脂の緩衝突部3とが地面に当たることになり、軟質合成樹脂の緩衝突部3のみが地面に当たる場合に比べ、軟質合成樹脂の緩衝突部3が削れ落ちることがないものである。
また、上記実施形態では硬質合成樹脂よりなる上のパレット主体部2aの外側面部に軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3を二色成形で一体に成形したものの例で示したが、図9に示すように下のパレット主体部2bも上のパレット主体部2aと同様に、硬質合成樹脂よりなる下のパレット主体部2bの外側面部に軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3を二色成形で一体に成形してもよく、この場合、下のパレット主体部2bに緩衝突部3、滑止め部8、貫通部9、フォーク滑止め部11を二色成形で一体に成形してもよい。これにより、上記のようにして得た上のパレット主体部2aと下のパレット主体部2bとを溶着して形成したパレット1は外側面の上下に緩衝突部3が存在して緩衝効果が向上し、更に、パレット1を上下反転して使用しても載置物の滑り止めとフォークの滑り止めの機能がある。
また、添付図面に示す実施形態では上のパレット主体部2aと下のパレット主体部2bとを溶着してパレット1を形成した例で説明したが、全体を二色成形で一体に成形したパレット1であってもよく、この場合の二色成形は、パレット1の主体を構成するパレット主体部2全体を硬質合成樹脂で成形すると共にパレット主体部2の外側面部に軟質合成樹脂よりなる緩衝突部3を二色成形により一体に成形するものである。また、パレット1の主体を構成するパレット主体部2全体を硬質合成樹脂で成形すると共に、緩衝突部3、滑止め部8、貫通部9、フォーク滑止め部11を二色成形で一体に成形してもよい。
また、本発明において2色成形によりパレット1を成形するに当たって、緩衝突部3、滑止め部8を成形するための軟質合成樹脂と、パレット主体部2(上のパレット主体部2a、下のパレット主体部2b)を成形するための硬質合成樹脂とが異なる色のものを使用してもよい。
ここで、パレット1の主体となるパレット主体部2(上のパレット主体部2a、下のパレット主体部2b)を成形するための硬質合成樹脂として合成樹脂製品の廃棄物を原料とする再生樹脂を使用すると、合成樹脂のリサイクルによる資源の再利用が図れると共に、バージン樹脂でパレット主体部2を成形する場合に比べて安価に成形できる。しかも、再生樹脂を使用してパレット主体部2を成形した場合、既に述べたように、パレット主体部2が黒系又は灰色系の暗い色合いになってしまって、これのみではパレット1としての商品価値が著しく低下するが、再生樹脂よりなるパレット主体部2にパレット主体部2と色の異なる緩衝突部3、滑止め部8を二色成形で一体化してあるので、緩衝突部3、滑止め部8を成形する軟質合成樹脂を上記再生樹脂よりなる硬質合成樹脂よりも明るい色ものとすることにより、再生樹脂でパレット1の主体であるパレット主体部2を成形したと言えどもパレット1の外観がカラフルな色合いとなって、とても再生樹脂を使用したというような外観とならず、商品価値の高いものにすることができ、また、暗い色合いの再生樹脂だけで成形した場合、夜間や倉庫内の暗い場所に置かれたパレット1が明確に識別し難にくいが、色の異なる緩衝突部3、滑止め部8を有しているので、夜間や倉庫内の暗い場所に置かれたパレット1の存在を明確に確認できることになり、特に、パレット主体部2の外周に明るい色合いの軟質合成樹脂で成形した緩衝突部3、滑止め部8が一体成形されることで、夜間や倉庫内の暗い場所に置かれたパレット1の外周の輪郭が明瞭に確認できる。
本発明のパレットの一実施形態の斜視図である。 同上の平面図である。 同上の図2のA−A線の断面図である。 同上の図2のB−B線の拡大断面図である。 同上の図2のC−C線の拡大断面図である。 同上に使用する上のパレット主体部の断面図である。 (a)はパレットに他のパレットが衝突する例を示す説明図であり、(b)パレットが壁のような障害物に衝突する例を示す説明図である。 (a)(b)(c)はパレット同士を突き合わせて隣接するパレット間の隙間を狭くするために軟質合成樹脂よりなる緩衝突部同士を押し縮める場合を示す説明図である。 本発明のパレットの他の実施形態の断面図である。 本発明のパレットの更に他の実施形態の断面図である。 本発明のパレットの更に他の実施形態の断面図である。
符号の説明
1 パレット
2 パレット主体部
3 緩衝突部
3a 滑り止め突部

Claims (3)

  1. 全体又は一部が硬質合成樹脂と軟質合成樹脂との二色成形により成形されたパレットであって、硬質合成樹脂よりなるパレット主体部の外側面部から外側方に軟質合成樹脂よりなる緩衝突部を一体に突設して成ることを特徴とするパレット。
  2. パレット主体部の外側面部の出隅コーナ部分に緩衝突部を突設して成ることを特徴とする請求項1記載のパレット。
  3. パレット主体部の外側面部から外側方に突出する緩衝突部の上部をパレット主体部の上面よりも上方に突出させて滑り止め突部として成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパレット。
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