JP5290733B2 - 光反射シートおよびその製造方法 - Google Patents
光反射シートおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5290733B2 JP5290733B2 JP2008325265A JP2008325265A JP5290733B2 JP 5290733 B2 JP5290733 B2 JP 5290733B2 JP 2008325265 A JP2008325265 A JP 2008325265A JP 2008325265 A JP2008325265 A JP 2008325265A JP 5290733 B2 JP5290733 B2 JP 5290733B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filler
- reflecting sheet
- light reflecting
- resin
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
(1)樹脂発泡体からなる光反射シートであって、前記樹脂発泡体を得るための樹脂組成物は、熱可塑性樹脂に対し、前記熱可塑性樹脂よりも屈折率が1.0以上高いフィラーAと、フィラーAよりも平均粒子径が小さく、平均粒子径が100nm以下であるフィラーBとが合計で熱可塑性樹脂、フィラーAおよびフィラーBの合計量の9〜15wt%配合されているとともに、フィラーAの配合量がフィラーAおよびフィラーBの合計量の25〜75wt%であることを特徴とする光反射シート。
(2)フィラーAが酸化チタンであることを特徴とする(1)の光反射シート。
(3)フィラーBが炭酸カルシウムであることを特徴とする(1)または(2)の光反射シート。
(4)フィラーAの平均粒子径が100〜500nmであることを特徴とする(1)〜(3)の光反射シート。
(5)(1)〜(4)の光反射シートの製造方法であって、前記樹脂組成物を多孔ダイを有する押出機から押し出して得た多条発泡体を圧縮してシート状に成形することを特徴とする光反射シートの製造方法。
まず、表1に示すように、樹脂(ブロックポリプロピレン、屈折率1.6、MFR=1.8g/10min(230℃、2.16kgf)、以後PP1と呼ぶ。)に対し、フィラーA(ルチル型酸化チタン、屈折率2.74、平均粒子径300nm)7.5wt%と、フィラーB(炭酸カルシウム、平均粒子径20nm)2.5wt%とを加えたものをあらかじめマスターバッチとして用意した。次に、この樹脂組成物を40mm単軸押出機(池貝株式会社製FSM−40、L/D=34)のホッパーに供給し、押出機のバレルの中間に設けられたガス供給口から二酸化炭素を供給した。二酸化炭素の供給圧力は11MPaで固定した。押出機の温度は、ホッパーから押出機の中心部にかけて170〜190℃に設定し、その後段階的に温度を下げ、ダイの出口における樹脂温度が150〜160℃になるように設定した。ダイとして、図2に示したように、直径0.5mmの孔が水平方向に2mm間隔で18個あるいは17個並んだ層を1つの層としたときに、互いに隣接する層の孔同士が千鳥状に配列されるように層を5層配列したもの(層間隔は1.73mm)、すなわち上から18孔、17孔、18孔、17孔、18孔の合計88の孔を持つ多孔ダイを使用した。スクリューの回転数は40rpm、吐出量は約70g/min、二酸化炭素ガス流量は約6g/minにて押出発泡を行った。次に、押し出された発泡体をダイの出口直後に設置されたスチールベルト(ベルト間隔1mm)で圧縮することにより、光反射シートを得た。得られた光反射シートの反射率と発泡倍率は前述の方法で測定した。
酸化チタンと炭酸カルシウムの配合率をそれぞれ5.0wt%に変更したこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンの配合率を2.5wt%に、炭酸カルシウムの配合率を7.5wt%に変更したこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンと炭酸カルシウムの配合率をそれぞれ6.25wt%に変更したこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンと炭酸カルシウムの配合率をそれぞれ7.5wt%に変更したこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンの配合率を10wt%に変更し、炭酸カルシウムを配合しないこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンを配合せず、炭酸カルシウムの配合率を10wt%に変更したこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンおよび炭酸カルシウムを配合せず、PP1のみを発泡させたこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンと炭酸カルシウムの配合率をそれぞれ3.75wt%に変更したこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンと炭酸カルシウムの配合率をそれぞれ10wt%に変更したこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンの配合率を9.0wt%に、炭酸カルシウムの配合率を1.0wt%に変更したこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
酸化チタンの配合率を1.0wt%に、炭酸カルシウムの配合率を9.0wt%に変更したこと以外は、実施例1と同様な条件で光反射シートの作製および発泡体の調査を行った。
2 ホッパー
3 ガス供給ポート
4 ダイ
5 ガス供給管
6 二酸化炭素ボンベ
7 ガス流量制御装置
8 成形機
9 光反射シート
Claims (5)
- 樹脂発泡体からなる光反射シートであって、前記樹脂発泡体を得るための樹脂組成物は、熱可塑性樹脂に対し、前記熱可塑性樹脂よりも屈折率が1.0以上高いフィラーAと、フィラーAよりも平均粒子径が小さく、平均粒子径が100nm以下であるフィラーBとが合計で熱可塑性樹脂、フィラーAおよびフィラーBの合計量の9〜15wt%配合されているとともに、フィラーAの配合量がフィラーAおよびフィラーBの合計量の25〜75wt%であることを特徴とする光反射シート。
- フィラーAが酸化チタンであることを特徴とする請求項1に記載の光反射シート。
- フィラーBが炭酸カルシウムであることを特徴とする請求項1または2に記載の光反射シート。
- フィラーAの平均粒子径が100〜500nmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光反射シート。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光反射シートの製造方法であって、前記樹脂組成物を多孔ダイを有する押出機から押し出して得た多条発泡体を圧縮してシート状に成形することを特徴とする光反射シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008325265A JP5290733B2 (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | 光反射シートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008325265A JP5290733B2 (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | 光反射シートおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010145908A JP2010145908A (ja) | 2010-07-01 |
JP5290733B2 true JP5290733B2 (ja) | 2013-09-18 |
Family
ID=42566378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008325265A Expired - Fee Related JP5290733B2 (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | 光反射シートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5290733B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014017367A1 (ja) * | 2012-07-23 | 2014-01-30 | 株式会社ジェイエスピー | 光反射シート |
JP2014199285A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 積水化成品工業株式会社 | 光反射板 |
EP3185071B1 (en) | 2015-12-23 | 2019-10-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display apparatus |
CN107709453A (zh) * | 2016-10-10 | 2018-02-16 | 尹学君 | 反射板及装有该反射板的led平板灯 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1070973A (ja) * | 1996-08-29 | 1998-03-17 | Japan Steel Works Ltd:The | 柔軟性のある発泡体の製造方法 |
JP2006133742A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-05-25 | Chisso Corp | ポリプロピレン系光反射フィルム |
JP2006195001A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Kawata Mfg Co Ltd | 光反射板およびその製造方法 |
JP5270916B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2013-08-21 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 光反射用ポリカーボネート樹脂組成物 |
WO2006115087A1 (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Sekisui Plastics Co., Ltd. | 反射板用発泡シート、反射板及び反射板用発泡シートの製造方法 |
JP2007121814A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Toray Ind Inc | 面光源反射部材用白色フィルム |
JP2007293289A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-11-08 | Chisso Corp | 光反射シート |
JP2008058670A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 耐久性に優れた反射板用微細発泡シート |
JP2008096485A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Sekisui Film Kk | 反射フィルム |
-
2008
- 2008-12-22 JP JP2008325265A patent/JP5290733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010145908A (ja) | 2010-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI545194B (zh) | A carrier for fluid treatment and a method for producing the same | |
JP5497410B2 (ja) | 発泡体およびその製造方法 | |
JP5290733B2 (ja) | 光反射シートおよびその製造方法 | |
EP1268624B1 (en) | A process for producing thermoformable foam sheet using a physical blowing agent | |
CN101243122A (zh) | 聚烯烃泡沫 | |
JP5117757B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体を含む光反射部材、およびその製造方法 | |
JP3457514B2 (ja) | 積層板およびその製造方法 | |
JP2011207959A (ja) | 樹脂発泡シート及び樹脂発泡シートの製造方法 | |
EP3075779A1 (en) | Polyethylene-based resin foam sheet | |
JP5089436B2 (ja) | 光反射シートおよびその製造方法 | |
JP5675055B2 (ja) | ポリカーボネート系樹脂発泡体およびその製造方法 | |
JP2008239635A (ja) | 帯電防止性樹脂組成物および熱可塑性樹脂製多層シート | |
JP4999096B2 (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体 | |
JP2008158134A (ja) | 反射シート | |
JP2003094504A (ja) | 多層発泡シートの製造方法 | |
JP2016069449A (ja) | ポリプロピレン系樹脂発泡シート | |
JP2003182005A (ja) | 非発泡層用樹脂、多層発泡シートおよびその製造方法 | |
JP4305133B2 (ja) | 粘着シート用基材シート | |
WO2009084523A1 (ja) | ポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法 | |
JP2008120979A (ja) | ポリプロピレン系樹脂発泡シートおよびその成形体 | |
KR20070008104A (ko) | 반사시트 | |
JPH11235792A (ja) | 多層構造 | |
JP2008158135A (ja) | 反射シートの製造方法 | |
JP4966087B2 (ja) | 光反射体 | |
JP2013035196A (ja) | 断熱性能に優れた押出発泡体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110901 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121031 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130606 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |