JP5286742B2 - アルカリ電池ニッケル電極用組成物およびアルカリ電池 - Google Patents

アルカリ電池ニッケル電極用組成物およびアルカリ電池 Download PDF

Info

Publication number
JP5286742B2
JP5286742B2 JP2007277874A JP2007277874A JP5286742B2 JP 5286742 B2 JP5286742 B2 JP 5286742B2 JP 2007277874 A JP2007277874 A JP 2007277874A JP 2007277874 A JP2007277874 A JP 2007277874A JP 5286742 B2 JP5286742 B2 JP 5286742B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
polymer
sulfonic acid
group
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007277874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009105001A (ja
Inventor
啓一 別所
克夫 越村
博史 崎山
智昭 瀬古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSR Corp filed Critical JSR Corp
Priority to JP2007277874A priority Critical patent/JP5286742B2/ja
Priority to CNA2008101717779A priority patent/CN101420029A/zh
Priority to KR1020080104935A priority patent/KR20090042194A/ko
Publication of JP2009105001A publication Critical patent/JP2009105001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5286742B2 publication Critical patent/JP5286742B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/24Electrodes for alkaline accumulators
    • H01M4/32Nickel oxide or hydroxide electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/24Alkaline accumulators
    • H01M10/30Nickel accumulators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/62Selection of inactive substances as ingredients for active masses, e.g. binders, fillers
    • H01M4/621Binders
    • H01M4/622Binders being polymers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/64Carriers or collectors
    • H01M4/70Carriers or collectors characterised by shape or form
    • H01M4/80Porous plates, e.g. sintered carriers
    • H01M4/808Foamed, spongy materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

本発明は、アルカリ電池非焼結式ニッケル電極用組成物ならびに該組成物からなるニッケル電極を用いたニッケル水素電池、ニッケル・カドミウム電池およびニッケル亜鉛電池等のアルカリ電池に関するものである。
近年、携帯機器の普及に伴って小型二次電池の需要が高まってきたが、その中でも水酸化ニッケルを主体とした正極を用い、アルカリ水溶液を電解液として用いるニッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・水素蓄電池等のアルカリ蓄電池は、高容量、高信頼性、低コストの二次電池として多くの需要を得ている。
前記用途において、電池は一般的に限定された大きさの空間に収納される。省スペース化のため、電池に対しても小型化が要求されている。また、適用する機器の電気的負荷が大きくなる傾向にあり、電池に対して更なる高容量化が要求されている。
アルカリ電池は、水酸化ニッケルを主活物質とするニッケル電極を正極とし、水素吸蔵合金電極、カドミウム電極や亜鉛電極を負極とする構成を採っている。正極については、生産性が高いことと、高容量化を図ることができるところから、かつての焼結式ニッケル電極に替えて、非焼結式(ペースト式ともいう)ニッケル電極が広く用いられている。
前記非焼結式ニッケル電極は、活物質である水酸化ニッケルと導電剤の混合粉末や、導電剤または導電剤の前駆体で表面をコートした水酸化ニッケル粉末に増粘剤を溶解させた水溶液を添加混練してペーストにし、該ペーストを多孔性基板に充填した後乾燥し、プレス加工を施したものである。
非焼結式ニッケル電極としては、例えば特許文献1に開示されたように、三次元的に連続した多孔度95%程度の発泡ニッケル基板に、水酸化ニッケル粒子を保持させるものが提案されており、現在、高容量のアルカリ蓄電池の正極として広く用いられている。この非焼結式ニッケル電極では高容量化の観点から、嵩密度が大きい球状の水酸化ニッケル粒子が使用される。また、放電特性や充電受け入れ性、寿命特性の向上のために、上記の水酸化ニッケル粒子にコバルト、カドミウム、亜鉛等の金属元素を一部固溶させて用いるのが一般的である。
このような非焼結式のニッケル電極の場合、上記のように発泡ニッケル等の多孔度の大きい導電性の基材を用いて多くの活物質を充填させることができると共に、活物質を充填させる作業も容易に行えるようになった。
しかし、このような非焼結式のニッケル電極において、上記のように多孔度の大きい基材を用いると、この基材における集電性が悪くなって、活物質の利用率が低下し、このような非焼結式のニッケル電極をアルカリ蓄電池の正極に用いた場合に、充分な電池容量が得られず、さらに、充分なサイクル特性が得られ難いという問題があった。
したがって、非焼結式ニッケル電極を正極とするアルカリ二次電池の高容量化およびサイクル特性の向上を図るため、ニッケル電極の活物質粉末の結着性について更なる改良が求められていた。
特開昭50−36935号公報
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、非焼結式ニッケル電極に関して、水酸化ニッケルを主成分とする活物質粉末の多孔質基板への均一な充填を実現し、良好な特性を有するアルカリ電池を提供することにある。また、非焼結式ニッケル電極の活物質粉末の結着性を高めることを課題とする。
本発明者らは上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、以下に示すアルカリ電池用ニッケル電極によって、上記課題を解決することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれば、以下に示すアルカリ電池ニッケル電極用組成物が提供される。
[1] 水酸化ニッケルと、スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体とを含有し、前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、ジエンモノマーあるいは芳香族モノマーを必須成分として(共)重合させた(共)重合体であり、前記(共)重合体の重量平均分子量(Mw)が、10000〜100000であり、前記(共)重合体の前記スルホン酸(塩)基含有量が1.4〜4.8mmol/g−dryであるアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
[2] 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、イソプレン単独重合体、ブタジエン単独重合体、イソプレン−スチレンランダム共重合体、イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン三元ブロック共重合体、ブタジエン−スチレンランダム共重合体、ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、およびこれら(共)重合体の水添物、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体のいずれかをスルホン化したものである上記[1]に記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
[3] 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、スルホン酸(塩)基含有芳香族モノマーを必須成分として(共)重合させた(共)重合体である上記[1]に記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
[4] 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、スルホン酸(塩)基含有ジエンモノマーを必須成分として(共)重合させた(共)重合体である上記[1]または[3]に記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
[5] 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、ジエンモノマーと芳香族モノマーとを必須成分として共重合させた共重合体をスルホン化して得られる(共)重合体である上記[1]、[3]および[4]のいずれかに記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
[6] 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、芳香族モノマージエンモノマーとを必須成分として共重合させた共重合体の二重結合の少なくとも一部を水添した共重合体をスルホン化して得られる(共)重合体である上記[1]および[3]〜[5]のいずれかに記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
[7] 上記[1]〜[6]のいずれかに記載の組成物からなるニッケル電極を備えたアルカリ電池。
スルホン酸(塩)基含有(共)重合体を含むニッケル電極用組成物は、基板への充填効率に優れている。このニッケル電極用組成物を用いて作製したアルカリ電池は、優れた電池性能を有しており、特にサイクル特性に優れている。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。即ち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に属することが理解されるべきである。
[1]スルホン酸(塩)基含有(共)重合体:
本発明のスルホン酸(塩)基を含有する共重合体の一実施形態は、スルホン酸(塩)基を有するモノマーの単独重合あるいは、他のモノマーとの(共)重合により得られる。なお、本明細書中、スルホン酸(塩)とは、スルホン酸とスルホン酸塩の両方を指すものとする。また、本明細書中、(共)重合体とは、重合体と共重合体の両方を指すものとする。
スルホン酸(塩)基含有モノマーとしては、例えば、スチレンスルホン酸(塩)、ビニルスルホン酸(塩)、アリルスルホン酸(塩)、2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸(塩)、2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロパンスルホン酸(塩)、及び、下記一般式(1)で表されるイソプレンスルホン酸(塩)(即ち、2−メチル−1,3−ブタジエン−1−スルホン酸(塩))などを挙げることができる。これらの中でも、スチレンスルホン酸(塩)、一般式(1)で表されるイソプレンスルホン酸(塩)が好ましい。
Figure 0005286742
(上記一般式(1)中、Aは水素、ナトリウム、カリウム、リチウム、またはアンモニウムを表す)
他のモノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、ビニルナフタレンなどの芳香族モノマー、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−ヒドロキシエチルなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などのモノあるいはジカルボン酸またはジカルボン酸の無水物、(メタ)アクリロニトリルなどのビニルシアン化合物、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビニルメチルエチルケトン、酢酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸グリシジルなどの不飽和化合物が挙げられる。これら他のモノマーは、1種単独でまたは2種以上併用して用いることができる。なお、本明細書中、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸とメタアクリル酸の両方を指すものとする。
本実施形態の共重合体は、例えば、スルホン酸(塩)基含有モノマーあるいは他のモノマーを混合して、得られた混合物を重合反応溶媒に添加し、公知のラジカル重合開始剤(例えば、過酸化水素、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過酸化物、アゾ系開始剤など)の存在下で、反応温度20〜200℃(好ましくは40〜150℃)、0.1〜20時間重合反応させて製造することができる。なお、得られる共重合体の分子量は、反応条件、特に、重合反応溶媒の量、重合開始剤の種類及びその量、反応温度などを制御することにより調整することができる。
重合反応溶媒は、反応を円滑に行うために用いるものである。重合反応溶媒としては、例えば、水、有機溶剤、または、水と混合可能な有機溶剤との混合物などを挙げることができる。有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、ブタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル類などを挙げることができる。
重合反応溶媒の使用量は、上記混合物100質量部に対して、50〜10000質量部であることが好ましく、70〜1000質量部であることが更に好ましく、100〜500質量部であることが特に好ましい。上記使用量が50質量部未満であると、重合が円滑に進まないおそれがある。一方、10000質量部超であると、生産性が低下するおそれがある。
ラジカル重合開始剤の使用量は、全単量体成分(混合物)に対して、0.1〜20質量%であることが好ましく、0.2〜10質量%であることが更に好ましい。上記使用量が0.1質量%未満であると、重合が円滑に進まないおそれがある。一方、20質量%超であると、得られる水溶性共重合体の純度(収率)が低下するおそれがある。
本実施形態の水溶性共重合体中のスルホン酸(塩)基含有モノマーの割合は、全構造単位に対して、2モル%以上であることが好ましく、5モル%以上であることが更に好ましく、10モル%以上であることが特に好ましい。上記含有割合が2モル%未満であると、電極として使用した場合に基板からの剥離が生じ易く、充分なサイクル特性が得られない。
本発明におけるスルホン酸(塩)基を含有する共重合体の別の一実施形態は、ジエンモノマーあるいは芳香族モノマーを必須成分とする(共)重合体(以下「ベースポリマー」ともいう)をスルホン化することによって得られる。
ベースポリマーに使用されるジエンモノマーとしては、例えば、1,3−ブタジエン、1,2−ブタジエン、1,2−ペンタジエン、1,3−ペンタジエン、2,3−ペンタジエン、イソプレン、1,2−ヘキサジエン、1,3−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、2,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、1,2−ヘプタジエン、1,3−ヘプタジエン、1,4−ヘプタジエン、1,5−ヘプタジエン、1,6−ヘプタジエン、2,3−ヘプタジエン、2,5−ヘプタジエン、3,4−ヘプタジエン、3,5−ヘプタジエン、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネンなどのほか、分岐した炭素数4〜7の各種脂肪族あるいは脂環族ジエン類が挙げられ、1種単独でまたは2種以上を併用して用いることができる。好ましくは1,3−ブタジエン、イソプレンである。
また、芳香族モノマーとしては、スチレン、ビニルナフタレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレンなどが挙げられる。これらは、1種単独でまたは2種以上を併用して用いることができる。好ましくはスチレンである。
これらのジエンモノマーおよび芳香族モノマー以外に、前記他のモノマーを併用することもできる。これら他のモノマーを併用する場合には、ジエンモノマーあるいは芳香族モノマーのトータル使用量に対して、他のモノマーの使用量は、好ましくは50質量%以下、さらに好ましくは30質量%以下、特に好ましくは10質量%以下である。50質量%を超えると、スルホン化して得られるスルホン化物中に導入されるスルホン酸(塩)基含量が低くなり、目的とする効果がでない場合がある。
ベースポリマーは、ジエンモノマーおよび必要に応じて他のモノマーを、過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリルなどのラジカル重合開始剤、あるいはn−ブチルリチウム、ナトリウムナフタレン、金属ナトリウムなどのアニオン重合開始剤の存在下、必要に応じて公知の溶剤を使用して、通常、−100〜150℃、好ましくは0〜130℃で、(共)重合を行うことにより得られる。
一方、本共重合体スルホン化物の前駆体であるベースポリマーの残存二重結合の一部または全部を水素添加(以下、水添という)して使用することもできる。この場合、公知の水添触媒が使用可能で、例えば、特開平5−222115号公報に記載されているような触媒、方法が挙げられる。ベースポリマーを水添後、後述する方法でスルホン化することもできるが、該(共)重合体をスルホン化したのち、水添してもよい。
本発明に使用されるベースポリマーは、上記ジエンモノマーの重合体でもよいし、芳香族モノマーの重合体でもよいし、ジエンモノマーと芳香族モノマーとの共重合体でもよい。共重合体としては、ランダム型でもよいし、またAB型あるいはABA型などのブロック型の共重合体でも特に制限なく使用できる。
好ましいベースポリマーとしては、例えば、イソプレン単独重合体、ブタジエン単独重合体、イソプレン−スチレンランダム共重合体、イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン三元ブロック共重合体、ブタジエン−スチレンランダム共重合体、ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、およびこれら(共)重合体の水添物、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体などが挙げられ、好ましくは芳香族モノマー−共役ジエンブロック共重合体、さらに好ましくはスチレン−イソプレン系ブロック共重合体である。
ベースポリマーあるいはその水添物のポリスチレン換算の重量平均分子量(以下「Mw」ともいう)は、3,000〜1,000,000であることが好ましく、さらに好ましくは5,000〜500,000、特に好ましくは10,000〜400,000である。Mwが3,000未満であると、電極にした場合の強度が充分でなく、基板からの剥離等が生じる可能性があり、一方、1,000,000を超えると、スルホン化時にゲル化を起こすため好ましくない。
本発明に用いられるジエン系(共)重合体スルホン化物は、スルホン酸基含有単量体を共重合する方法や、上記ベースポリマーをスルホン化する方法により製造することができる。上記スルホン化する方法としては、公知の方法、例えば日本科学会編集、新実験講座(14巻III、1773頁)、あるいは、特開平2−227403号公報などに記載された方法でスルホン化することができる。
すなわち、上記ベースポリマーは、該ポリマー中の二重結合部分あるいは芳香族環をスルホン化剤を用いて、スルホン化することができる。このスルホン化の際、二重結合は開環して単結合になるか、あるいは二重結合は残ったまま、水素原子がスルホン酸(塩)と置換することになる。芳香族環の場合には、主としてパラ位がスルホン化される。この場合のスルホン化剤としては、好ましくは無水硫酸、無水硫酸と電子供与性化合物との錯体のほか、硫酸、クロルスルホン酸、発煙硫酸、亜硫酸水素塩(Na塩、K塩、Li塩など)などが使用される。
ここで、電子供与性化合物としては、N,N−ジメチルホルムアミド、ジオキサン、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類;ピリジン、ピペラジン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミンなどのアミン類;ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィドなどのスルフィド類;アセトニトリル、エチルニトリル、プロピルニトリルなどのニトリル化合物などが挙げられ、このうちでもN,N−ジメチルホルムアミド、ジオキサンが好ましい。
スルホン化剤の量は、ベースポリマー中のジエンユニット1モルに対して、通常、無水硫酸換算で0.005〜1.5モル、好ましくは0.01〜1.0モルである。
このスルホン化の際には、無水硫酸などのスルホン化剤に不活性な溶媒を使用することもでき、この溶媒としては例えばクロロホルム、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素;ニトロメタン、ニトロベンゼンなどのニトロ化合物;液体二酸化イオウ、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素が挙げられる。これらの溶媒は、適宜、2種以上混合して使用することができる。
このスルホン化の反応温度は、通常、−70〜+200℃、好ましくは−30〜+50℃である。
本発明に用いられるジエン系(共)重合体のスルホン化物は、この中間体に水または塩基性化合物を作用させることにより得られる。この塩基性化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属水酸化物;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウム−t−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムなどの炭酸塩;メチルリチウム、エチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、アミルリチウム、プロピルナトリウム、メチルマグネシウムクロライド、エチルマグネシウムブロマイド、プロピルマグネシウムアイオダイド、ジエチルマグネシウム、ジエチル亜鉛、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムなどの有機金属化合物;アンモニア水、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、アニリン、ピペラジンなどのアミン類;ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、亜鉛などの金属化合物を挙げることができる。
これらの塩基性化合物の中では、アルカリ金属水酸化物、アンモニア水が好ましく、特に水酸化ナトリウム、水酸化リチウムが好ましい。これらの塩基性化合物は、1種単独で使用することも、また2種以上を併用することもできる。塩基性化合物の使用量は、使用したスルホン化剤1モルに対して、2モル以下、好ましくは1.3モル以下である。
以上のような共重合体スルホン化物のスルホン酸(塩)基含量は、好ましくは0.1〜5.5mmol/g、さらに好ましくは0.2〜5mmol/g、特に好ましくは0.3〜4.5mmol/gである。0.1mmol/g未満では、基板に対する密着性が低下し、一方、5.5mmol/gを超えると、強度が低下し好ましくない。
本発明の共重合体のスルホン化物の構造は、赤外線吸収スペクトルによってスルホン基の吸収より確認でき、これらの組成比は、元素分析などにより知ることができる。また、核磁気共鳴スペクトルにより、その構造を確認することができる。
本発明の共重合体のスルホン化物は、水あるいは有機溶剤に溶解する場合には、水溶液あるいは有機溶剤溶液として使用できる。また水に不溶な場合には、水性媒体中に乳化分散もしくは溶解した状態で使用することができる。共重合体のスルホン化物を水中に乳化させる方法(以下、この乳化過程を「再乳化」ともいう)としては、一般的な方法が採用でき、上記スルホン化物の有機溶剤溶液中に、攪拌しながら水を添加する方法、攪拌しながらスルホン化物の有機溶剤溶液を水中に添加する方法、水とスルホン化物の有機溶剤溶液を同時に添加して攪拌する方法など、特に制限はない。
ここで、再乳化に使用する有機溶剤としては、例えば、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族系溶剤、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系溶剤、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール系溶剤などが使用される。これら溶剤は、単独で使用しても、2種以上併用して使用してもよい。
なお、再乳化に際しては、界面活性剤を併用することもできる。この界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシソルビタンエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミンエーテルなどの非イオン系界面活性剤、オレイン酸塩、ラウリン酸塩、ロジン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩などのアニオン系界面活性剤、オクチルトリメチルアンモニウムブロマイド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ドデシルピリジニウムクロライドなどのカチオン系界面活性剤などが挙げられる。これらの界面活性剤は、1種単独で使用することも、あるいは2種以上を混合して用いてもよい。
上記界面活性剤は、スルホン化物の有機溶剤溶液中に溶解あるいは分散させて使用しても、水中に溶解あるいは分散させて使用してもよい。上記界面活性剤の使用量は、ジエン系(共)重合体スルホン化物100質量部に対し、通常、15質量部以下、好ましくは10質量部以下である。
また、系内のpHを調整するために、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ化合物、塩酸、硫酸などの無機酸を添加することもできる。また、少量であれば、水以外の有機溶剤などを併用することもできる。
このようにして得られるスルホン化物の再乳化されたエマルジョンの粒径は、通常、10〜1,000nm、好ましくは10〜500nmである。また、得られるスルホン化物エマルジョンの固形分濃度は、通常、5〜50質量%、好ましくは10〜40質量%であり、これは、使用条件、保存条件などにより、適宜選択することができる。
本発明に用いられる共重合体のスルホン化物は2種以上を併用してもよい。この場合のベースポリマー種の好ましい組み合わせとしては、ランダム型とABブロック型、ABブロック型とABAブロック型、ABAブロック型とABAブロック型など色々な組み合わせがあるが、いずれの組み合わせでも問題はない。
[2]ニッケル電極用活物質:
本発明に適用する水酸化ニッケルを主成分とするニッケル電極用活物質粉末は、特に限定されるものではない。水酸化ニッケルが5〜100Åの細孔半径を有し、その空孔容積が0.2ml/g以下で且つ比表面積が5〜100m/gであり、平均粒子径が3〜50μmであることが好ましい。また、水酸化ニッケルに亜鉛、マグネシウム、カドミウム、コバルトなどを固溶させ被覆したもの、ランタノイドあるいはイットリウムを添加した水酸化ニッケルとしたもの、格子中にジルコニウムを取込ませたものなどがある。さらに水酸化ニッケル粉末の表面を水酸化カルシウムで被覆したもの、マンガン、ビスマスを含有させたもの、表面にイッテルビウムなどの希土類元素を塗布したもの、表面層にカルシウム、チタン等の元素を高濃度に含有させたものなどが挙げられる。
前記ニッケル電極は、前記活物質にスルホン酸(塩)基含有(共)重合体の溶液あるいは分散液を加えて混練して作製した活物質ペーストを発泡ニッケル等の多孔性基板に充填し、乾燥して溶媒を除去した後にプレスして作製する。
活物質ペーストは液体と固体(粉末)が分離することなく、かつペーストを基板に充填した後でペーストが簡単に基板から流出してしまわないよう、適当な粘度を備えるものでなければならない。本発明においては、活物質ペーストの粘度を3,000〜10,000mpa・Sに設定する。さらに望ましくは、4000〜7000mPa・Sに設定する。なおペースト粘度を調整するために、CMC(カルボキシメチルセルロース)など、既知の増粘剤を併用することもできる。
ペーストを作製する手順は、とくに限定されない。前記ニッケル化合物を活物質として適用する場合、水酸化ニッケル粉末とスルホン酸(塩)基含有(共)重合体粉末を予め混合しておき、該混合粉末に水を加えて混練してもよいし、予めスルホン酸(塩)基含有(共)重合体の水溶液または水分散液を準備しておき、該水溶液を前記水酸化ニッケル粉末に添加して混練してもよい。
ペースト中に含ませる水分の比率は、特に限定されるものではない。ペースト中の粉末が分離しないこと、嵩高くなく基板へ充填し易い柔らかさを持つように設定すればよい。具体的には、ペースト中に含ませる水分の比率を5〜50質量%の範囲に設定するのが適当である。
[3]その他:
本発明のアルカリ電池に用いられる負極、セパレータ、及びアルカリ水溶液は公知の材料を用いることができる。前記負極としては、例えばアルカリ電池がNi/MHアルカリ電池である場合にはAB型合金又はAB型合金を含む水素吸蔵合金を活物質として含むペースト式電極を用いるなど、ニッケルカドミウムアルカリ蓄電池、Ni/MHアルカリ蓄電池、又はニッケル亜鉛アルカリ電池などのアルカリ蓄電池に適した負極を適宜選択して用いることにより、各種アルカリ電池を得ることができる。
また、セパレータは、公知のセパレータを用いることができるが、親水性を有する樹脂繊維からなる平均厚さ50〜110μmの薄型不織布であることが、正/負極間のイオン通過速度を早くし、アルカリ蓄電池のさらなる高出力化に大きく寄与することができ、しかも薄膜のセパレータであることからさらなる高出力化と高容量化も可能となる。なお、前記セパレータは、機械的強度と短絡防止等の観点から多孔度が40〜60vol%であることが好ましい。
また、本発明のアルカリ電池に含まれるアルカリ水溶液は、公知のアルカリ水溶液を用いることができるが、水酸化カリウム(KOH)を主とする水溶液であると、電気抵抗が小さくなるため好ましい。前記アルカリ水溶液の濃度、ならびに前記アルカリ電池に用いられる量についても、公知の濃度及び量であれば特に限定されるものではない。
以下、ニッケル水素電池を例にとり、本発明の詳細を説明するが、本発明は、水酸化ニッケルやニッケルの高次化合物(オキシ水酸化ニッケル)を主たる活物質とする非焼結式ニッケル電極を備えるアルカリ電池全てに適用できる。従って、本発明の電池構成、電極の構成材料等は、以下に記載の実施例に限定されるものではない。
(ニッケル電極の活物質粉末A)
ニッケル電極の活物質には、高容量型のニッケル電極用活物質として用いられている高密度タイプの水酸化ニッケルを主成分とする粉末(以下単に水酸化ニッケル粉末と記述する)を適用した。該水酸化ニッケル粉末は、平均粒径が約10μmの粉末であって、金属としての比率で亜鉛(Zn)およびコバルト(Co)をそれぞれ4質量%と5質量%固溶させた水酸化ニッケルを芯層とし、表面にβ−水酸化コバルト{Co(OH)}を被覆したものである。尚、水酸化ニッケル紛末に占める前記水酸化コバルトの比率は6質量%であった。
(ニッケル電極の活物質粉末Bの調製)
前記水酸化ニッケル粉末100gを温度90℃、濃度30質量%の水酸化ナトリウム水溶液200ml中に投入し、撹拌して粉末を分散させた。前記分散液の温度を90℃に維持しながら、酸化剤である濃度5%の次亜塩素酸ナトリウム溶液50mlを徐徐に滴下した。該反応浴の温度を前記温度に維持しながら、2時間ゆっくり撹拌した。前記水酸化ニッケル粉末を反応浴溶液とろ過分離した後、水洗しその後乾燥した。該水酸化ニッケル紛末の平均酸化数は2.2で、該粉末10gを100mlの水に分散させた時の分散液のpHは、11.8であった。
(スルホン酸(塩)基含有(共)重合体)
表1に示す(共)重合体を用いた。
Figure 0005286742
(ニッケル電極活物質ペーストの作製)
カルボキシメチルセルロ−ス(略称:CMC、ダイセル社製、品番#2450)の濃度が0.5質量%の水溶液20質量部、および表1に示すスルホン酸(塩)基含有(共)重合体の10%水溶液あるいは分散液16質量部、前記活物質粉末80質量部を、それぞれ表2の通りに添加混練して、ペーストを作製した(実施例1〜10および比較例1)。
(ニッケル電極の充填効率の測定および作製)
前記ペーストを作製後、厚さ1.6mm、目付量500g/m、幅50mm、長さ50mの発泡性ニッケル基板に充填した。この時の発泡性ニッケル基板の空孔容積に対して、充填したペーストの容積の比率を充填効率(ペースト充填容積/基板の空孔容積×100%)として評価した。その結果を表2に示す。また、ペースト充填後乾燥し、プレス加工をして厚さを0.7mmに調整しニッケル電極用原板とした。該原板を所定の寸法に裁断してニッケル電極とした。
Figure 0005286742
(ニッケル水素電池の作製)
MmNi3.55Co0.75Mn0.4Al0.3(MmはLa、Ce、Pr、Nd等の希土類元素の混合物であるミッシュメタルを表す)で示される組成の水素吸蔵合金粉末を用いて、定法によって水素吸蔵合金電極を作製した。尚、水素吸蔵合金電極の容量とニッケル電極の容量の比を1.6に設定した。
この正極と水素吸蔵合金を主体とした負極、親水化処理を施したポリプロピレン不織布セパレータ、水酸化カリウム濃度が7.0規定、水酸化リチウム濃度が1.0規定である2成分系アルカリ電解液を用い、公知の方法によりAAサイズのニッケル・水素蓄電池を作製した。
(初期活性化)
前記電池を定法により電池を活性化するための充放電(化成という)を5サイクル繰り返し行い、温度20℃、1/5It(A)(電流320mA)終止電圧1.0Vでの放電にて放電容量が安定するのを確認した。
(充放電サイクル試験)
前記ニッケル水素電池を、温度20℃においてレート1/10It(A)(電流160mA)で15時間充電、1/5It(A)(電流320mA)終止電圧1Vでの放電を1サイクルとし、繰り返し充放電を行った。放電サイクル試験に供した時の、各々の電池の放電容量維持率を表2に示す。
表2から、実施例1〜10のニッケル水素電池は比較例1のものと比べて、ペーストの充填率が高く、サイクル特性に優れることが分かる。
本発明の組成物からなるニッケル電極はアルカリ電池の正極として利用することができる。

Claims (7)

  1. 水酸化ニッケルと、スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体とを含有し、
    前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、ジエンモノマーあるいは芳香族モノマーを必須成分として(共)重合させた(共)重合体であり、
    前記(共)重合体の重量平均分子量(Mw)が、10000〜100000であり、
    前記(共)重合体の前記スルホン酸(塩)基含有量が1.4〜4.8mmol/g−dryであるアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
  2. 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、イソプレン単独重合体、ブタジエン単独重合体、イソプレン−スチレンランダム共重合体、イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン三元ブロック共重合体、ブタジエン−スチレンランダム共重合体、ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、およびこれら(共)重合体の水添物、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体のいずれかをスルホン化したものである請求項1に記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
  3. 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、スルホン酸(塩)基含有芳香族モノマーを必須成分として(共)重合させた(共)重合体である請求項に記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
  4. 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、スルホン酸(塩)基含有ジエンモノマーを必須成分として(共)重合させた(共)重合体である請求項1または3に記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
  5. 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、ジエンモノマーと芳香族モノマーとを必須成分として共重合させた共重合体をスルホン化して得られる(共)重合体である請求項1、3および4のいずれか一項に記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
  6. 前記スルホン酸(塩)基を含む(共)重合体が、芳香族モノマージエンモノマーとを必須成分として共重合させた共重合体の二重結合の少なくとも一部を水添した共重合体をスルホン化して得られる(共)重合体である請求項1および3〜5のいずれか一項に記載のアルカリ電池ニッケル電極用組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物からなるニッケル電極を備えたアルカリ電池。
JP2007277874A 2007-10-25 2007-10-25 アルカリ電池ニッケル電極用組成物およびアルカリ電池 Expired - Fee Related JP5286742B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277874A JP5286742B2 (ja) 2007-10-25 2007-10-25 アルカリ電池ニッケル電極用組成物およびアルカリ電池
CNA2008101717779A CN101420029A (zh) 2007-10-25 2008-10-23 碱性电池镍电极用组合物及碱性电池
KR1020080104935A KR20090042194A (ko) 2007-10-25 2008-10-24 알칼리 전지 니켈 전극용 조성물 및 알칼리 전지

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277874A JP5286742B2 (ja) 2007-10-25 2007-10-25 アルカリ電池ニッケル電極用組成物およびアルカリ電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009105001A JP2009105001A (ja) 2009-05-14
JP5286742B2 true JP5286742B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=40630721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007277874A Expired - Fee Related JP5286742B2 (ja) 2007-10-25 2007-10-25 アルカリ電池ニッケル電極用組成物およびアルカリ電池

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5286742B2 (ja)
KR (1) KR20090042194A (ja)
CN (1) CN101420029A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2677578B1 (en) 2011-02-14 2017-11-29 Zeon Corporation Slurry for secondary battery negative electrodes, secondary battery negative electrode and manufacturing method thereof, and secondary battery
CN102956930A (zh) * 2011-08-31 2013-03-06 湖南格瑞普新能源有限公司 一种高温浮充耐久性镍氢电池
US11075382B2 (en) * 2014-05-30 2021-07-27 Duracell U.S. Operations, Inc. Cathode for an electrochemical cell including at least one cathode additive
SE540479C2 (en) * 2015-10-21 2018-09-25 Nilar Int Ab A metal hydride battery with added hydrogen or oxygen gas
JP7006384B2 (ja) * 2018-03-06 2022-02-10 トヨタ自動車株式会社 アルカリ蓄電池用電極

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3567618B2 (ja) * 1996-05-28 2004-09-22 Jsr株式会社 2次電池電極用導電性結着組成物とその製造方法
JP3866794B2 (ja) * 1996-06-14 2007-01-10 松下電器産業株式会社 リチウム電池
JP4117420B2 (ja) * 1997-05-08 2008-07-16 Jsr株式会社 電池電極用導電性組成物
JP2000077068A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Agency Of Ind Science & Technol アルカリ二次電池用ニッケル正極
JP4437338B2 (ja) * 1999-06-09 2010-03-24 独立行政法人産業技術総合研究所 アルカリ蓄電池用正極
JP2002025547A (ja) * 2000-07-11 2002-01-25 Asahi Kasei Corp アルカリ二次電池用電極
JP2003123765A (ja) * 2001-10-18 2003-04-25 Japan Storage Battery Co Ltd 非水電解質二次電池
JP3736684B2 (ja) * 2001-12-21 2006-01-18 日立マクセル株式会社 電極およびそれを用いた電池
JP4824302B2 (ja) * 2004-12-17 2011-11-30 パナソニック株式会社 電極用結着剤を含む水性分散体、水素吸蔵合金電極およびその製造法、アルカリ蓄電池、ならびにリチウムイオン二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009105001A (ja) 2009-05-14
CN101420029A (zh) 2009-04-29
KR20090042194A (ko) 2009-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4849286B1 (ja) 正極用バインダー組成物
US9159992B2 (en) Negative electrode active material for lithium ion secondary battery and lithium ion secondary battery
JP4461659B2 (ja) リチウムイオン二次電池電極用バインダー組成物、およびその利用
JP5862878B2 (ja) 電極用バインダー組成物、電極用スラリー、電極および蓄電デバイスの製造方法
JP4993150B1 (ja) 電極用バインダー組成物、電極用スラリー、電極、および蓄電デバイス
JP2002042819A (ja) 二次電池電極用バインダー、二次電池電極および二次電池
WO1998039808A1 (en) Binder for cell, slurry for cell electrode, electrode for lithium secondary cell, and lithium secondary cell
JP5286742B2 (ja) アルカリ電池ニッケル電極用組成物およびアルカリ電池
WO2016194872A1 (ja) アニオン伝導性膜
KR102555114B1 (ko) 리튬 이온 이차 전지 전극용 바인더 조성물
JP2017142917A (ja) 非水電解質二次電池電極用合剤、当該合剤を含む非水電解質二次電池用電極、並びに当該電極を備えた非水電解質二次電池及び電気機器
JP2018160410A (ja) 電池
JP6765855B2 (ja) アニオン伝導性膜
JP6048636B2 (ja) 電極用バインダー組成物、電極用スラリー、電極および蓄電デバイスの製造方法
JP5862877B2 (ja) 電極用バインダー組成物、電極用スラリー、電極および蓄電デバイスの製造方法
JP2017027931A (ja) アニオン伝導性膜
JP6718258B2 (ja) アニオン伝導性膜
JP2013030449A (ja) 正極用スラリー
JP6578185B2 (ja) アニオン伝導性膜
JP2001283853A (ja) アルカリ二次電池負極用バインダー組成物およびその利用
KR102478764B1 (ko) 바인더, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 전기화학 소자
JP4795556B2 (ja) 二次電池負極用バインダー
JP4117420B2 (ja) 電池電極用導電性組成物
JP2013030447A (ja) 正極用スラリー
JP5164031B2 (ja) 二次電池負極用バインダー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5286742

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees