JP5286434B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部材が遊技者の目の正面位置から離れた位置に移動した場合に、構成を複雑化したり、前後方向突出長を増大させることなく、表示部材の表示面を遊技者の視線に合わせて傾斜させて表示面を視認し易くした。
【解決手段】表示部材30の被軸支部34aにより回転自在とするホルダHと、被軸支部間を結ぶ第1の回転軸34Aと並行であり且つ後方寄りに配置されて各ホルダを回転自在に軸支する第2の回転軸41と、ホルダと第2の回転軸を所定の移動経路に沿って移動させると共に第3の回転軸46によってホルダを回転自在に軸支する動作機構60と、ホルダが移動経路の一端に位置する時にホルダと接することにより表示部材を第2の回転軸を中心として任意の角度傾斜させるストッパと、を有している。
【選択図】図22

Description

本発明は、大面積の主画像表示装置とは別に小面積で、且つ所定の動作を行うサブ画像表示装置を備えた遊技機の改良に関する。
パチンコ遊技機、スロットマシン等の各種遊技機においては、遊技盤面に設けた液晶表示装置等の画像表示装置に遊技内容と関わりのある絵柄、文字、符号等の種々の画像を表示して、遊技状況を表示したり、演出効果を発揮させるようにしている。
近年、大面積の主液晶表示装置の表示画面前方に、可動役物としての小面積のサブ液晶表示装置を配置し、サブ液晶表示装置を種々動作させるようにした遊技機が提案されている(特許文献1)。
ところで、主液晶表示装置の前方に配置されて独自に動作するサブ液晶表示装置は、遊技者の目の高さ位置と同等の高さ位置にある時にはその画面を水平姿勢とすることにより画面の映像を見やすくすることができる。一方、サブ液晶表示装置が遊技者の目の高さから大きく下降した位置に移動した場合には、遊技者を画面を見るためには視線を斜め下方に落とす必要があるが、画面が水平な姿勢を維持したままでは映像を見にくくなるため、画面と視線とがほぼ直交(或いは、直交以外の状態での交差)するように画面を斜め上向きに傾斜させる必要がある。
図25(a)は従来のサブ液晶表示装置とその支持機構を示す斜視図であり、(b)は側面図である。
四角い薄板状のサブ液晶表示装置100は、長手方向両端面の中央部に夫々設けた軸部105を二個のホルダ部材110によって回転自在に軸支することによって、軸部105を中心として上下方向に回動自在に構成されると共に、図示しない移動機構により主液晶表示装置120の前面に沿った所定の軌道に沿って移動するように駆動される。
図25(b)のようにサブ液晶表示装置100が主液晶表示装置120の下端縁に下降した際には、軸部105を中心として画面101を斜め上向きに角度θ傾斜させることにより、遊技者の視線と画面101とを直交に近い状態にして映像を見やすくすることができる。
ところで、主液晶表示装置120として画面が大きいタイプを使用する場合には必然的に厚みも大きくなる。一方、遊技機全体の前後方向寸法(厚み)は限られているため、厚みの大きい主液晶表示装置120を遊技盤の背面側に組み込むとすれば、主液晶表示装置の画面の前方に残される役物配置スペースが狭くなることは必然である。
一方、図25(b)に示したように画面101を斜め上向きに傾斜させるために軸部105を中心としてサブ液晶表示装置の上部を斜め後方に倒す(下部を斜め上方に引き上げる:破線で図示)方法を採るとすれば、サブ液晶表示装置100が垂直な姿勢を維持している場合(実線図示)に比して前方への突出長Lの分だけ、サブ液晶表示装置を配置するためのスペースを広く確保しておく必要が生じる。
このため、図示した如きサブ液晶表示装置の支持機構を、厚さの大きい主液晶表示装置の前面側に配置する場合には、更に前方に位置するガラス板等と干渉する虞があるため、サブ液晶表示装置を十分な角度、上向きに傾斜させることが難しくなる。
また、従来サブ液晶表示装置を上向きに傾斜させるためには、ホルダ部材110側にモータ等を配置する必要があり、これが大型化、コストアップの原因となっていた。
なお、このような問題は、サブ液晶表示装置が遊技者の目の位置から下方へ移動する場合のみならず、上方、左右方向、斜め方向に移動した場合にも同様に生じる問題である。
特開2011−87664公報
従来のサブ液晶表示装置を備えた遊技機にあっては、サブ液晶表示装置の表示画面を遊技者の目の正面位置から大きく離れた位置に移動させた場合に、表示画面の映像を視認し易くするためには、サブ液晶表示装置全体の姿勢を遊技者の視線に合わせて傾斜させる必要があったが、サブ液晶表示装置の両側端面に設けた軸部を中心として回動させて傾斜させるだけであると、サブ液晶表示装置の下部の前後方向への突出長が大きくなって、前方に位置する部品と干渉する虞があった。
また、サブ液晶表示装置を傾斜させるための専用モータをホルダ部材側に設けるとすれば、大型化、コストアップを招く原因となる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、主画像表示装置の前面に沿って進退動作するサブ画像表示装置が遊技者の目の正面位置から離れた位置に移動した場合に、構成を複雑化、大型化したり、前後方向突出長を増大させることなく、サブ画像表示装置の表示画像を遊技者の視線に合わせて傾斜させて表示画面の映像を視認し易くした遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る遊技機は、少なくとも前面に表示面を備えた表示部材と、該表示部材の対向する2つの端部に夫々設けた被軸支部を軸支することにより該表示部材を回転自在とするホルダと、前記表示部材の被軸支部間を結ぶ第1の回転軸を中心とした前記表示部材の回転角度の変更の維持を行う表示部材姿勢制御機構と、前記第1の回転軸と並行であり且つ該第1の回転軸よりも後方寄りに配置されて各ホルダを回転自在に軸支する第2の回転軸と、前記ホルダと前記第2の回転軸を所定の移動経路に沿って移動させる動作機構と、前記ホルダが前記移動経路の一端に位置する時に前記ホルダと接することにより前記表示部材を前記第2の回転軸を中心として任意の角度傾斜させるストッパと、を有した可動盤面部品を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記ホルダ及び前記表示部材は、主表示部材の前面に沿って移動する構成を備え、前記ホルダが前記主表示部材の周縁寄り位置にない時に、前記表示部材は前方を向いた姿勢にあり、前記ホルダが前記周縁寄り位置にある時に、前記ストッパが前記ホルダと接して前記表示面を前方に向けさせた状態で内側端縁を後方へ傾斜させることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記主表示部材は、画像表示装置であり、前記表示部材は、前記画像表示装置よりも小面積のサブ画像表示装置であり、前記ホルダは、前記各被軸支部を軸支する2つのホルダ部材と、前記2つのホルダ部材間を連結し、且つ前記第2の回転軸によって前記各ホルダ部材を回転自在に軸支する連結部材と、を備えていることを特徴とする。
本発明では、構成を複雑化させることなく、表示部材の表示面を遊技者の視線に合わせて傾斜させて表示面を視認し易くすることができる。
本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の構成例を示した全体正面図である。 各種部品を搭載した遊技盤の正面図である。 遊技盤面上における各演出用可動装置の動作を示す説明図である。 遊技盤面上における各演出用可動装置の動作を示す説明図である。 遊技盤面上における各演出用可動装置の動作を示す説明図である。 遊技盤面上における各演出用可動装置の動作を示す説明図である。 遊技盤面上における各演出用可動装置の動作を示す説明図である。 第1の演出用可動装置が下降位置(第1の位置)にあるときの正面側斜視図である。 第1の演出用可動装置の背面側斜視図である。 (a)(b)及び(c)は第1の演出用可動装置が上昇位置、中間位置、及び下降位置にある時の正面図である。 (a)及び(b)は第1の演出用可動装置が上昇位置にあり且つ表示部材が縦姿勢にある時の正面図及び、第1の演出用可動装置が上昇位置にあり且つ表示部材が水平姿勢にある時の正面図である。 (c)は第1の演出用可動装置が中間位置にある時の正面図、(d)は第1の演出用可動装置が下降位置にある時の正面図である。 第1の演出用可動装置の正面側分解斜視図である。 第1の演出可動装置の動作機構の背面側分解斜視図である。 ホルダ、及び移動機構の構成を示す背面側分解斜視図である。 ホルダの分解斜視図を含む移動機構の正面側斜視図である。 サブ画像表示装置が最下降位置にある時の動作機構の背面図である。 (a)及び(b)はサブ画像表示装置が順次上昇して行く過程を示す動作機構の背面図である。 (a)及び(b)はサブ画像表示装置が順次上昇して最上位置に達する過程を示す動作機構の背面図である。 (a)乃至(c)は動作機構がサブ画像表示装置を順次下降させる動作手順を示す背面図である。 (a)及び(b)は昇降機構、駆動機構、ホルダのリンク状態(下降位置)を示す正面図及び背面図である。 (a)乃至(c)は動作機構の各動作態様とホルダ(表示部材)の姿勢との対応関係を示す図である。 (a)乃至(c)は動作機構の各動作態様とホルダ(表示部材)の姿勢との対応関係を示す側面図である。 本発明による作用効果を説明するための模式図である。 (a)は従来のサブ液晶表示装置とその支持機構を示す斜視図であり、(b)は側面図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の構成例を示した全体正面図であり、図2は各種部品を搭載した遊技盤の正面図であり、図3乃至図7は遊技盤面上における各演出用可動装置の動作を示す説明図である。
図1において、遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠300と、その外枠300により回動可能に支持されたガラス枠310と、が備えられている。外枠300には遊技球が流下する遊技領域3が形成された遊技盤2が設けられている。
ガラス枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、ガラス枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、音声出力装置(スピーカ)312と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン314と、左右の演出用可動照明装置320L、320Rが設けられている。演出用可動照明装置320L、320Rは、ガラス枠310の左上隅及び右上隅に設けられている。
演出用可動照明装置320L、320Rは、図示しない可動照明部を備えており、図1に示す可動照明部を収納(閉塞)した状態から可動照明部を開放(突出)した状態に自動的に変動させることができるように構成されている。
さらに、ガラス枠310の下側には、受皿ユニット315が設けられている。受皿ユニット315には、複数の遊技球を貯留する球皿部が設けられており、この球皿部は、操作ハンドル311の方向側に遊技球が流下するように下りの傾斜を有している。そして、遊技者が操作ハンドル311を回動させると、遊技球が遊技領域3に発射されることとなる。
上記のようにして発射された遊技球がレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域3に到達し、その後遊技領域3内を落下する。このとき、遊技領域3に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
次に、遊技盤2の遊技領域3の構成について説明する。
図1、図2において、遊技領域3には、複数の一般入賞口18が設けられている。これら各一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、遊技領域3の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口13および第2始動口14が設けられている。
この第2始動口14は、開閉扉14bを有しており、開閉扉14bが閉状態に維持される第1の態様と、開閉扉14bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
ここで、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球すると、特別図柄判定用乱数値等を取得し、大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たり抽選」という)が行われる。また、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球した場合には、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
さらに、遊技領域3の右側の領域には、遊技球が通過可能な普通図柄用のゲート15と、遊技球が入球可能な第1大入賞口16及び第2大入賞口17とが設けられている。
このため、操作ハンドル311を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、ゲート15と第1大入賞口16及び第2大入賞口17とには遊技球が、通過または入賞しないように構成されている。
ゲート15において遊技球の通過を検出すると、普通図柄判定用乱数値を取得し、「普通図柄の当たり抽選」が行われる。
第1大入賞口16は、通常は第1大入賞口開閉扉16bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、第1大入賞口開閉扉16bが開放されるとともに、この第1大入賞口開閉扉16bが遊技球を第1大入賞口16内に導く受け皿として機能し、遊技球が第1大入賞口16に入球可能となる。第1大入賞口16に遊技球が入球すると予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
第2大入賞口17は、通常は第2大入賞口可動片17bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、第2大入賞口可動片17bが開放されるとともに、この第2大入賞口可動片17bが遊技球を第2大入賞口17内に導く誘導路として機能し、遊技球が第2大入賞口17に入球可能となる。第2大入賞口17に遊技球が入球した場合も予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
さらには、遊技領域3の最下部の領域には、一般入賞口18、第1始動口13、第2始動口14、第1大入賞口16および第2大入賞口17のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が設けられている。
また、遊技領域3の中央には開口部3Aが形成されており、開口部3Aの周縁に沿って遊技球の流下に影響を与える飾り部材6が設けられている。この飾り部材6の略中央部分(開放部)であって遊技盤の背面側には、液晶表示装置等からなる主画像表示装置(主表示部材)7が設けられている。この主画像表示装置7の周縁には各種演出用可動装置A〜Dが設けられている。
この主画像表示装置(主表示部材)7は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、後述する大当たり抽選の結果を報知するための3個の演出図柄8が表示され、特定の演出図柄8の組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当たり抽選結果として大当たりが報知される。
具体的には、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球したときには、3個の演出図柄8をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、演出図柄8を停止表示するものである。また、この演出図柄8の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
各演出用可動装置A〜Dは、その動作態様によって遊技者に期待感を与えるものである。各演出用可動装置は、例えば主画像表示装置の表示画面の周縁に退避した位置から中央寄りに突出した位置に移動したり、変形する等の各種動作を行う。これら演出用可動装置の動作態様によって、遊技者にさまざまな期待感を与えるようにしている。
さらに、上記の各種の演出装置に加えて、音声出力装置312は、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出を行い、演出用照明装置313a、313bは、各ランプの光の照射方向や発光色を変更して、照明による演出を行うようにしている。
遊技盤2の左下方には、各種図柄を表示するための図柄表示装置9が設けられている。
受皿ユニット315の上面には、一般的にチャンスボタンと呼ばれる演出ボタン314が配置されている。演出ボタン314の操作は、例えば遊技中における特定のリーチ演出に際し、演出ボタン314の操作を促すガイダンスが主画像表示装置7に表示されている間有効となる。
図1、図2において、飾り部材6の内側に露出した主画像表示装置7の表示画面(表示面)7aの前部下方には、第1の演出用可動装置Aが配置され、表示画面7aの左右両側方に位置する飾り部材6の縦枠の裏側には第2の演出用可動装置Bが表示画面上に出没自在に配置されており、表示画面7aの上部中央には第3の演出用可動装置Cが昇降自在に配置され、表示画面の左右両側方に位置する飾り部材部分の裏側には第4の演出用可動部材Dが表示画面上に出没自在に配置されている。
以下に、第1の演出用可動装置について説明する。
図8は第1の演出用可動装置が下降位置(第1の位置)にあるときの正面側斜視図であり、図9は第1の演出用可動装置の背面側斜視図であり、図10(a)(b)及び(c)は第1の演出用可動装置が上昇位置、中間位置、及び下降位置にある時の正面図であり、図11(a)及び(b)は第1の演出用可動装置が上昇位置にあり且つ表示部材が縦姿勢にある時の正面図、及び上昇位置にあり且つ表示部材が水平姿勢にある時の正面図であり、図12(c)は中間位置にある時の正面図であり、(d)は第1の演出用可動装置が下降位置にある時の正面図である。
図13は第1の演出用可動装置の正面側分解斜視図であり、図14は第1の演出可動装置の動作機構の背面側分解斜視図である。
図15はホルダ、及び移動機構の構成を示す背面側分解斜視図であり、図16はホルダの分解斜視図を含む移動機構の正面側斜視図である。
図17はサブ画像表示装置が最下降位置にある時の動作機構の背面図であり、図18(a)及び(b)はサブ画像表示装置が順次上昇して行く過程を示す動作機構の背面図であり、図19(a)及び(b)はサブ画像表示装置が順次上昇して最上位置に達する過程を示す動作機構の背面図であり、図20(a)乃至(c)は動作機構がサブ画像表示装置を順次下降させる動作手順を示す背面図であり、図21(a)及び(b)は昇降機構、駆動機構、ホルダのリンク状態(下降位置)を示す正面図及び背面図である。
また、図22(a)乃至(c)は動作機構の各動作態様とホルダ(表示部材)の姿勢との対応関係を示す図であり(右図が正面図、左図が側面図)、図23(a)乃至(c)は動作機構の各動作態様とホルダ(表示部材)の姿勢との対応関係を示す側面図であり、図24は本発明による作用効果を説明するための模式図である。
図8乃至図23に示すように、第1の演出用可動装置Aは、サブ画像表示装置(表示部材)30、動作機構60を主構成要素としている。
即ち、主画像表示装置(主表示部材)7の前面にある表示画面7aの前方にはサブ画像表示装置(表示部材)30が配置されており、サブ画像表示装置30は、動作機構(サブ画像表示装置動作機構)60によって図1、図2、図10(c)、図12(d)等に示した下降位置(第1の位置)と、図3、図4、図10(a)、図11(a)等に示した上昇位置(第2の位置)との間を進退自在に構成されている。
サブ画像表示装置30は、表示装置基部33と、表示装置基部33の前面に配置された長方形状の表示画面(表示面)31と、表示装置基部33の後面に配置されたギミック等の装飾部材50と、を備えている。
表示装置基部33は、前面及び後面を除いた4つの側端部のうちの対向する2つの側端部、本例では長手方向両側端部に夫々設けた被軸支部34aを夫々各ホルダ部材40に設けた軸支部34によって軸支されることにより回転(自転)自在に構成されており、表示画面31と装飾部材50を交互に前面側に方向転換して遊技者に視認させるように構成されている。
各ホルダ部材40は、表示装置基部33の長手方向両側端縁の各中間部に設けた各被軸支部34aを回転自在に軸支することにより各被軸支部34a(軸支部34)間を結ぶ回転軸線(第1の回転軸)34Aを中心として表示装置基部33を正逆回転させる。
また、各ホルダ部材40は第1の回転軸34Aよりも後方寄り位置(且つ下方位置)に、第1の回転軸34Aと平行な第2の回転軸(他の回転軸)41を有し、各ホルダ部材40は第2の回転軸41を中心として回動することにより、サブ画像表示装置30が図1、図10(c)等に示した下降位置にある時に、各ホルダ部材間に保持したサブ画像表示装置30の表示画面31の上下方向角度を変化させるように構成されている。
また、各ホルダ部材40では、第2の回転軸41は図16等に示した弾性部材(トーションバネ等)97によって各ホルダ部材底面の前端部を下向きに下降させるように常時弾性付勢されている。従って、ホルダ部材に対してその前部を上昇させる力が加わって上向きに回動した場合であっても、その上向きの力が解除されることによりホルダは原位置(下方へ回動し切った位置)に復帰するように構成されている。ホルダが下降へ回動し切った位置においては、サブ画像表示装置の前面31は略垂直な姿勢を維持している。
第2の回転軸41は、2つのホルダ部材間を連結する連結部材45によって支持されている。つまり、連結部材45に設けた第2の回転軸41によって、各ホルダ部材40は上下方向へ回動自在に軸支されている。各ホルダ部材40と連結部材45とは、ホルダHを構成している。
第2の回転軸41により回動自在に保持された各ホルダ部材40、及びサブ画像表示装置30は、動作機構60によって所定の移動経路に沿って進退自在に構成されている。本例では、主画像表示装置7の前面の表示画面7aに沿って表示画面の端縁(下端縁)から中心部方向に向けて進退するように構成されている。また、連結部材の背面中間部適所に設けた第3の回転軸46を動作機構60を構成する部材(第1の往復部材71)によって軸支することにより、ホルダH、及びサブ画像表示装置は主画像表示装置の表示画面とほぼ並行な平面に沿って回転する。第3の回転軸46は、第1の回転軸34A、及び第2の回転軸41と直交(或いは交差)しているため、サブ画像表示装置30とホルダHは、直交した各回転軸を中心として夫々異なった方向に回転することとなる。
言い換えれば、ホルダH(連結部材45)は、動作機構60によって液晶表示装置本体の周縁寄りの第1の位置(図1、図2)と、内部寄りの第2の位置(図3、図4)との間を往復移動するようにガイドされつつ、第3の回転軸46を中心として回転するように構成されている。
つまり、動作機構60は、サブ画像表示装置30を保持したホルダHを、所定の移動経路、本例では主画像表示装置の下端縁中心部と表示画面の略中心部との間の上下方向へ延びる移動経路に沿って往復移動させる。
なお、この縦方向への移動経路は一例に過ぎず、横方向、斜め方向等々、種々変形が可能である。
サブ画像表示装置30の移動経路の最下部にはホルダH(ホルダ部材40)の下降経路と干渉する位置にストッパ49が固定配置されている(図13、図23等を参照)。
動作機構60が各ホルダ部材40、及びサブ画像表示装置30と共に連結部材45を移動経路の最下部(一端部)まで下降させた際に、ストッパ49がホルダ部材40の下部(第2の回転軸41よりも前部)と接して相対的にホルダ部材を押し上げることにより、各ホルダ部材40の前部を第2の回転軸41を中心として上向きに回動させる。このため、ホルダ部材により保持されたサブ画像表示装置30の表示画面(表示面)31を、第2の回転軸41を中心として所定の角度(ホルダHが傾斜した角度)だけ上向きに傾斜させることができる。即ち、サブ画像表示装置30は、上方位置にある時には弾性部材97の力により表示画面31を垂直な姿勢に維持しているが、ホルダ部材が下降してその前部底面(第2の回転軸よりも前部)がストッパ49と接した後も、ホルダ部材の後部は更に所定距離下降することによりストッパ49がホルダ部材の前部底面を押し上げることになるため、サブ画像表示装置の表示画面31は上向きに傾斜した姿勢となる。
動作機構60は、遊技盤、或いは遊技盤に固定された他の部材に固定された固定部材61に設けたガイド部材63によって上下動自在にガイドされることによって連結部材45を保持して上下方向に往復移動させる昇降機構(移動機構)70と、昇降機構70を駆動して昇降動作させる駆動機構80と、を備えている。
本例では固定部材61は、遊技盤の裏面に固定される液晶ベース25(図13)の下部に対して前面側から固定される部材であり、後固定部材61Aと前固定部材61B(図14)とから構成されている。液晶ベース25は中央が開放した開口部25aとなっており、その背面に主画像表示装置(主表示部材)7の前面外周縁を添設して支持するように構成されている。
ガイド部材63は、固定部材61の背面に設けられたスライドレールであり、固定部材61に固定されたベース部63aと、ベース部63aによって上下方向へスライド自在に支持された可動部63bと、を有する。可動部63bは昇降機構70を構成する第1の往復部材71に固定されている(図15、図17等)。
図13、図14等に示すように、駆動機構80は、固定部材61(61B)に固定されたモータ81と、モータにより回転駆動される出力ギヤ82と、固定部材61により軸支され且つ出力ギヤ82と噛合して回転する第1中間ギヤ83と、固定部材61により軸支され且つ第1中間ギヤ83と噛合して回転する第2中間ギヤ84と、固定部材61により一端の軸部85aを軸支されることにより軸部85aを中心として上下方向へ揺動(回動)する揺動部材85と、を概略有している。揺動部材85の長手方向中間部適所に設けた長穴85b内には第2中間ギヤ84の側面に突設したピン(転動ローラ等を含む)84aが遊嵌して長穴85b内を移動自在となっている。このため、モータ81が所定の角度の範囲内で各ギヤ82、83を正逆回転させて第2中間ギヤ84をその中心軸を中心として正逆回転させることにより、揺動部材85は軸部85aを中心として図12(d)、図17に示した下降位置と図11(a)(b)、図19(b)等に示した上昇位置との間を揺動する。
揺動部材85の他端部に設けた長穴85cには、昇降機構70を構成する第1の往復部材71に設けたピン71aが遊嵌しており、揺動部材85が上下方向へ揺動する際にピン71aが長穴85c内を往復移動することにより、第1の往復部材71をガイド部材63に沿って昇降させることができる。
また、図11、図12等に示すように、揺動部材85が揺動する際の軌道を安定させるために、揺動部材の背面適所から突設したピン85dを固定部材61に設けた円弧状のガイド長穴61a内に遊嵌させて、ガイド長穴61a内に沿ってピン85d(揺動部材)を移動させるようにしている。
図8乃至図23に示すように、昇降機構(移動機構)70は、ホルダH(連結部材45)をその背面適所に設けた第3の回転軸46を中心として回転自在に支持すると共にホルダHを所定の昇降移動経路に沿って往復動させ、且つ第3の回転軸を中心とした同心状の円弧を描くガイドスリット72を備えた第1の往復部材71と、第1の往復部材71によってその昇降移動経路と並行な方向へ独立して進退自在に支持されると共にガイドスリット72と連通する位置関係を有した横方向へ延びる長穴76を上部に有した略L字形の第2の往復部材75と、第2の往復部材75の上方への移動の限界位置を定めるために固定部材61側に固定されたストッパ片78(図18(a))と、連結部材45の後面に設けられてガイドスリット72と長穴76内に同時に突出して遊嵌するピン47と、を備えている。つまり、ピン47は、第1の往復部材71と第2の往復部材75の昇降動作中、常にガイドスリット72と長穴76内に同時に嵌合している。そして、連結部材45(ホルダH)は、第1の往復部材71と第2の往復部材75が昇降する過程で、ピン47を経由した駆動力を受けて第3の回転軸46を中心として正逆回転動作することができる。
なお、ピン47とは、ガイドスリット及び長穴内をスムーズに移動できる突起、転動部材等を含むものである。
ピン47、ガイドスリット72、及び長穴76は、ホルダHを第3の回転軸(他の回転軸)46を中心として回転させる回転機構を構成している。
ガイド部材63を構成する可動部63bは、第1の往復部材71に固定されており、下降位置にある第1の往復部材71を駆動機構80によって上昇させる際に、可動部63bがベース部63aにより安定して上下方向へガイドされるため、第1の往復部材71の移動経路を安定させることができる。
第1の往復部材71と第2の往復部材75との間には、弾性部材77が配置されており、第2の往復部材75は弾性部材77によって常時上昇方向へ付勢されている。つまり、本例では、弾性部材77の一端を第3の回転軸46の軸周りに支持すると共に他端を第2の往復部材75の下部に突設した係止片75aに係止することにより、第2の往復部材を常に第3の回転軸へ向けた方向へ付勢している。つまり、第2の往復部材75は、弾性部材77によって第3の回転軸46(上向き)に向けて引き付けられているため、第1の往復部材71が最下降位置から上昇する過程で第2の往復部材75は下部に設けた突起(被係止部)75bがストッパ片78と接するまでは第1の往復部材と一体的に上昇する(図18(a)(b)→図19(a)(b)、図20(c)→(b)→(a))。また、連結部材45が水平な姿勢(移動経路と直交する姿勢)にある時には、ピン47が長穴76の一端部に接した位置にあり(図17、図18(a))、連結部材45が45度傾斜した中間姿勢にあるときにはピン47は長穴76の他端部と接した位置にあり(図18(b))、連結部材45が垂直な姿勢にある時にはピン47は長穴76の一端部と接した位置にある(図19(a)、(b))。
駆動機構80は、第1の往復部材71を往復動作させることにより連結部材45を下降位置(外側位置=第1の位置)と、上昇位置(内側位置=第2の位置)との間で往復動作させる。そして、第1の往復部材71が連結部材の下降位置に対応する位置から上昇位置に対応する位置に移動する過程で、第2の往復部材75は下端部に設けた突起75bが固定側のストッパ片78と当接するまでは第1の往復部材71と一体的に移動し、突起75bがストッパ片78と当接することにより、第2の往復部材75が上方への移動を規制された後は第1の往復部材だけが弾性部材77に抗して上方への移動を継続する。更に、ピン47は、第2の往復部材75がストッパ片78によって上方への移動を規制された後は横長の長穴76に沿って外径方向(第2の回転軸46から離間する方向。図17等の背面図では左方向)へ移動しつつ、ガイドスリット72に沿って相対的に周方向へ移動することによりホルダH、及びサブ画像表示装置30を第3の回転軸46を中心として回転させる。ピン47がガイドスリット72の他端に達した時点では図18(b)のようにサブ画像表示装置は45度の傾斜角度となっており、ピン47がガイドスリット72の一端に戻った時点では図19(a)(b)の垂直姿勢に移行しており、それ以上の回動が停止する。
このように本例では、サブ画像表示装置30が下降位置から上昇位置に達する過程ではサブ画像表示装置30は水平な姿勢を維持しているが(図12(c)、(d)、図17、図18(a))、上昇位置に達してから90度回動することにより縦長の姿勢に変更する(図11(a)、図18(b)、図19(a)(b))。
即ち、サブ画像表示装置30の高さ位置と、昇降機構70との関係は、次の通りである。第1の往復部材71がサブ画像表示装置の下降位置に対応する位置から上昇して、第2の往復部材75の突起75bがストッパ片78に当接した時点でピン47が長穴76によりそれ以上の上昇を阻止されるため(図18(a)図20(a))、連結部材45(サブ画像表示装置)の上昇は停止する。その後も第1の往復部材71が単独で上昇を継続すると、長穴76によってそれ以上の上昇を阻止されているピン47は長穴内を横方向へ移動しつつ、ガイドスリット72内を相対的に移動する(図18(b)、図19(a))。つまり、第2の往復部材75の突起75bがストッパ片78に当接した時点でピン47は長穴76によりそれ以上の上昇を阻止されるが、ピンは長穴76内を横方向へ移動する余地が残されているため、第1の往復部材の更なる上昇に伴ってピンは長穴内を横方向へ移動しながら、ガイドスリット72内に沿って相対的に周方向へ移動することができる。つまり、第2の往復部材が上昇を阻止された後で第1の往復部材71が単独で上昇する際の力はホルダH(サブ画像表示装置)を回転させる力として利用される。ピン47がガイドスリット72内を相対的に周方向移動する過程で、連結部材45(ホルダH)は第3の回転軸46を中心として回動する。
逆に、第1の往復部材71が最も上昇した位置から下降する際には、上記と逆の手順を経ることにより、連結部材45を逆戻り回転させて水平姿勢に戻してから下降させるという動作が行われる。つまり、駆動機構80を下降方向へ逆転駆動させることによって第1の往復部材71が最上昇位置(図20(a))から、ストッパ片78によって停止させられた状態にある第2の往復部材75の高さ位置まで達するまでの間において、ピン47はガイドスリット72を上昇時とは逆方向へ移動するため、連結部材45は第3の回転軸を中心として逆戻り方向に回転して水平姿勢となる。引き続き駆動機構80を逆転方向へ駆動させると、第1の往復部材と第2の往復部材が一体となって下降開始し、最後に最下降位置に戻る(図20(a)(b)(c))。
各ホルダ部材40は第2の回転軸41に設けた弾性部材97によって第2の回転軸41を中心として前端部を下向きに付勢されており、外力が加わらない場合にはホルダにより支持されたサブ画像表示装置30は垂直な姿勢を維持している。
第1の往復部材71により支持されたホルダHが図12(d)、図20(c)に示した最下降位置に達する直前で各ホルダ部材40の下面がストッパ49と接するが、その後引き続いてホルダHが下降して最下降位置に達すると、各ホルダ部材40の前部が第2の回転軸41を中心として上向きに回動させられる。このため、ホルダHにより保持されたサブ画像表示装置30の表示画面31を弾性部材97に抗して第2の回転軸41を中心として所定の角度(ホルダ部材が傾斜した角度)だけ上向きに傾斜させることができる(図8、図20(c)、図22(c)、図23(c))。
本実施形態においては、昇降機構(移動機構)70、駆動機構80は、前後方向の厚さ寸法を薄く構成されているため、主画像表示装置7が大型化、厚肉化して主画像表示装置の前面とガラス板との間のスペースが狭小化したとしても、このスペース内に十分に収納することが可能である。
次に、図15、図16はサブ画像表示装置30を支持するホルダの構成を示す説明図である。
サブ画像表示装置30は、長手方向両側端部に夫々設けた被軸支部34aを夫々各ホルダ部材40A、40Bに設けた軸支部34によって軸支されることにより回転(自転)自在に構成されており、一方のホルダ部材40Aに搭載したモータ91を含むサブ画像表示装置回転機構90によってサブ画像表示装置を回転させる。
サブ画像表示装置回転機構は、モータ91と、モータの出力ギヤ91aと、ホルダ部材により回転自在に軸支され且つ出力ギヤ91aと順次噛合した中間ギヤ92a、92bと、中間ギヤ92bの軸心部を構成する軸支部34と、これらを収容するケース95a、95bと、を有している。軸支部34は、サブ画像表示装置30側の被軸支部34aと係合することによって、モータ91からの回転駆動力をサブ画像表示装置に伝達して回転させる。
即ち、モータ91が制御手段からの制御信号に基づいて正逆回転することにより、サブ画像表示装置30を任意の回動角度で、任意の方向に回動させることができる。
ホルダ部材40Bは、サブ画像表示装置の他方の被軸支部34aを支持するためのケーシング構造96a、96bを有している。
なお、各ギヤ92a、92b、軸支部34を樹脂材料で構成すると共に、ギヤ92bの一部に鉄片98を固定してギヤ92bと一体回転するように構成する。更にケース95bの内面の鉄片(磁性体)98の回転移動経路と近接する二箇所に永久磁石98a、98aを離間配置する。一方の永久磁石98aは、サブ画像表示装置30の前面が前方を向いた時に鉄片98を吸引することによりその姿勢を垂直、その他の任意の初期姿勢に維持し、他方の永久磁石98aはサブ画像表示装置30の後面が前方を向いた時に鉄片98を吸引することによりその姿勢を所定に維持するように配置する。
なお、ギヤ92b側に永久磁石を配置し、ケース95b側に鉄片を配置してもよい。或いは、両方に磁石を配置して互いに吸引するように構成してもよい。
モータ91と、鉄片98と、二個の永久磁石98aと、モータを制御する図示しない制御手段(CPU)は、サブ画像表示装置の姿勢(傾斜角度=回転角度)の変更と維持を行う姿勢制御機構(表示部材姿勢制御機構)を構成している。
鉄片98が一方の永久磁石98aと近接した位置関係にあることによりサブ画像表示装置30の前面を所定の初期姿勢に維持している時に、モータ91を作動させることにより鉄片98を一方の永久磁石98aから強制的に離脱させ、所定角度回転した時点で他方の永久磁石98aと吸引させることにより、サブ画像表示装置30の前面を異なった姿勢に変更した上でその姿勢に維持することができる。
また、サブ画像表示装置30の表示画像面が前方を向いた初期姿勢でホルダにより保持されている時に、動作機構がホルダ及びサブ画像表示装置を下降させてホルダ下部をストッパ49と当接させることにより、サブ画像表示装置の前面を第1の回転軸を中心として所定角度傾斜させることが可能となる。
次に、図22、図23に基づいてサブ画像表示装置を下降させる過程で、表示画面31を垂直な姿勢から上向きに傾斜させた姿勢に変位させる手順について説明する。
上述のようにホルダ部材40によって両端部を軸支されたサブ画像表示装置30は、弾性部材(トーションバネ等)97によってホルダ部材の底面前端部を下向きに下降させるように常時弾性付勢されている。このため外力が加わらない場合、即ち図22(a)(b)、図23(a)(b)の場合にはサブ画像表示装置の表示画面31は垂直な姿勢を維持している。
動作機構60による下降動作によってホルダHが図22(b)、図23(b)の高さ位置まで下降した時点では、ホルダ部材40の下面(第2の回転軸41よりも前方位置)は固定部材に設けたストッパ49と接触してはいるが、弾性部材97に抗する力は加わっていない。その後、ホルダHが下降を継続するとホルダ部材40の下面がストッパ49によって相対的に、且つ弾性部材97に抗して押し上げられるため、ホルダH及びサブ画像表示装置30は図22(c)、図23(c)に示したようにその前面側を上向きに傾斜させた姿勢(表示面31を前方に向けさせた状態で内側端縁(上側端縁)を後方へ傾斜させた姿勢)となる。
このサブ画像表示装置の傾斜姿勢は、ストッパ49の上面、即ちホルダ部材40の下面と接触する面を予め所定に傾斜させておくことにより、一定にすることができる。
遊技盤の前方に位置する遊技者が、最下降位置にあるサブ画像表示装置30の表示画面31に視線を落とした場合に、表示画面31と視線とが直交に近い角度で交差するようにサブ画像表示装置の傾斜角度を設定しておくことにより、表示画面の映像を明瞭に視認することが可能となる。
図24はホルダHを第2の回転軸41を中心として上向きに傾斜させることによってホルダが保持したサブ画像表示装置(表示部材)30の前面を角度θ上向きに傾斜させた場合の側面図である。本実施形態では、図25に示した従来例とは異なり、表示部材30自体を回転させて傾斜させるのではなく、表示部材の回転軸34Aよりも後方、且つ下方に配置した第2の回転軸41を中心としてホルダH(ホルダ部材40)、及びサブ画像表示装置30を上向きに角度θ回動させている。
このため、サブ画像表示装置30が実線で示した垂直姿勢にある時の前端面が、第2の回転軸41を中心として後方へ角度θ回動した後では、ホルダ部材Hとの位置関係を変動させることなく距離L1だけ後方へ退避することとなり、図24のようにサブ画像表示装置の一部たりとも前方へは突出しないことになる。
このため、サブ画像表示装置30の前方に他の部材、例えばガラス板Gを近接配置させても、ガラス板Gとの干渉を恐れる必要がなくなり、レイアウト自由度が高まる。
なお、上記実施形態では、サブ画像表示装置(表示部材)が上下動する場合について説明したが、本発明はサブ画像表示装置が左右、斜め方向等々、種々移動する場合一般に適用することができる。
以上のように本発明では、ホルダHが主画像表示装置(主表示部材)7の周縁寄り位置にない時に、サブ画像表示装置(表示部材)30は前方を向いた姿勢とし、ホルダが周縁寄り位置にある時に、ストッパ49がホルダと接して表示面31を前方に向けさせた状態で内側端縁を後方へ傾斜させるように構成した。このため、主画像表示装置の前面に沿って進退動作するサブ画像表示装置が遊技者の目の正面位置から離れた位置に移動した場合に、構成を複雑化したり、前後方向突出長を増大させることなく、サブ画像表示装置の表示画像を遊技者の視線に合わせて傾斜させて表示画面の映像を視認し易くすることができる。
また、従来、サブ画像表示装置を上向きに傾斜させるためには、ホルダ部材にサブ画像表示装置を傾斜させるためのモータ等を搭載する必要があり、これが大型化、コストアップの原因となっていたが、本発明ではサブ画像表示装置の下降時にストッパと接することによって傾斜させるように構成したので、サブ画像表示装置を傾斜させるための専用モータが不要となり、ホルダの構成をシンプル化することができる。
また、本発明では、少なくとも一面に表示面を備えた表示部材を主表示部材前方の遊技機内の狭いスペース内で回転させたり、遊技盤面と略並行な方向へ移動させたい場合に、回転させたり移動させるための機構を薄型化、コンパクト化することができる。このため、前後方向スペース、上下左右方向スペースが狭い空間にこれらの機構を収容することが可能となり、レイアウト自由度を高めることができる。
具体的には、例えば主画像表示装置の前面側に配置されるサブ画像表示装置を回転させたり遊技盤面と略並行な任意の経路で移動させるための動作機構をコンパクト化することができるので、主画像表示装置の厚さが大きくなってその前方のスペースが狭くなっても、或いは上下左右方向へのスペースが狭くなっても、十分にサブ画像表示装置を配置することができる。
なお、本発明の遊技機に使用する画像表示装置、サブ画像表示装置に用いる表示装置としては、液晶表示装置、リアプロジェクタ、その他、任意の表示装置を採用することができる。
本発明のサブ画像表示装置の移動機構を備えた遊技盤は、パチンコ遊技機のみならず、スロットマシン、その他、表示装置を有した遊技機、ゲーム機一般に適用することができる。
1…遊技機、2…遊技盤、3…遊技領域、3A…開口部、5a…レール、5b…レール、5c…防止片、6…飾り部材、7…主画像表示装置(主表示部材)、7a…表示画面、8…演出図柄、13…始動口、14…始動口、14b…開閉扉、15…ゲート、16…大入賞口、16b…大入賞口開閉扉、17…大入賞口、17b…大入賞口可動片、18…一般入賞口、19…アウト口、25…液晶ベース、25a…開口部、30…サブ画像表示装置(表示部材)、31…表示画面(表示面)、33…表示装置基部、34…軸支部、34a…被軸支部、34A…第1の回転軸、40…ホルダ部材、40A…ホルダ部材、41…第2の回転軸、45…連結部材、46…第3の回転軸、47…ピン、49…ストッパ、50…装飾部材、51…モータ、51a…出力ギヤ、52a…中間ギヤ、52b…中間ギヤ、53…従動ギヤ、54…回動片、60…動作機構、61…固定部材、61A…後固定部材、61B…前固定部材、61a…ガイド長穴、63…ガイド部材、63a…ベース部、63b…可動部、70…昇降機構(移動機構)、71…第1の往復部材、71a…ピン、72…ガイドスリット、75…第2の往復部材、75a…係止片、75b…突起、76…長穴、77…弾性部材、78…ストッパ片、80…駆動機構、81…モータ、82…出力ギヤ、83…中間ギヤ、84…中間ギヤ、85…揺動部材、85a…軸部、85b…長穴、85c…長穴、85d…ピン、90…サブ画像表示装置回転機構、91…モータ、91a…出力ギヤ、92…中間ギヤ、93…従動ギヤ、300…外枠、310…ガラス枠、311…操作ハンドル、312…音声出力装置、313a…演出用照明装置、314…演出ボタン、315…受皿ユニット、320L…演出用可動照明装置。

Claims (3)

  1. 少なくとも前面に表示面を備えた表示部材と、該表示部材の対向する2つの端部に夫々設けた被軸支部を軸支することにより該表示部材を回転自在とするホルダと、前記表示部材の被軸支部間を結ぶ第1の回転軸を中心とした前記表示部材の回転角度の変更の維持を行う表示部材姿勢制御機構と、前記第1の回転軸と並行であり且つ該第1の回転軸よりも後方寄りに配置されて各ホルダを回転自在に軸支する第2の回転軸と、前記ホルダと前記第2の回転軸を所定の移動経路に沿って移動させる動作機構と、前記ホルダが前記移動経路の一端に位置する時に前記ホルダと接することにより前記表示部材を前記第2の回転軸を中心として任意の角度傾斜させるストッパと、を有した可動盤面部品を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ホルダ及び前記表示部材は、主表示部材の前面に沿って移動する構成を備え、
    前記ホルダが前記主表示部材の周縁寄り位置にない時に、前記表示部材は前方を向いた姿勢にあり、
    前記ホルダが前記周縁寄り位置にある時に、前記ストッパが前記ホルダと接して前記表示面を前方に向けさせた状態で内側端縁を後方へ傾斜させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記主表示部材は、画像表示装置であり、
    前記表示部材は、前記画像表示装置よりも小面積のサブ画像表示装置であり、
    前記ホルダは、前記各被軸支部を軸支する2つのホルダ部材と、前記2つのホルダ部材間を連結し、且つ前記第2の回転軸によって前記各ホルダ部材を回転自在に軸支する連結部材と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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