JP5286282B2 - プラズマ処理装置、プラズマ処理装置用加熱及び冷却装置 - Google Patents

プラズマ処理装置、プラズマ処理装置用加熱及び冷却装置 Download PDF

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Description

この発明は、プラズマ処理装置、プラズマ処理装置用加熱装置およびプラズマ処理方法に関し、さらに詳しくは、真空室を利用して板状の被処理物の表面にプラズマ処理を施すためのプラズマ処理装置、この種のプラズマ処理装置のために使用される加熱装置およびこの種のプラズマ処理装置によるプラズマ処理方法に関する。
一般に、板状の被処理物である基板の表面にプラズマ処理を施す場合には、真空室を利用したプラズマ処理装置が用いられる。このようなプラズマ処理装置は、プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室と、真空室において対向状に設けられた少なくとも一対のプラズマ処理用電極と、基板を加熱するための加熱部と、加熱部により加熱されたプラズマ処理用電極を冷却するための冷却部とを備えてなるのが一般的である。
従来、半導体、液晶パネルのベーキング処理および成膜の工程において、ウェハおよび基板の焼成に適用される、冷却機能を備えている加熱装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
特開平9−260029号公報
特許文献1に記載された冷却機能を備えている加熱装置は、ベースプレートと、該ベースプレートの一方面の上に設けられたフェースプレートとを含んでいる。ベースプレートは、上記一方面に形成された第1の溝部と、上記一方面とは反対側にある他方面に形成された第2の溝部とを有している。そして、第1の溝部には冷却パイプが埋め込まれ、第2の溝部にはシーズヒータが埋め込まれている。また、冷却パイプは、ベースプレートの上記一方面と面一に設けられて上記一方面側へ露出している当接面を有している。さらに、この当接面は、ベースプレートの上記一方面に対向しているフェースプレートの一方面に当接している。
上記のように構成された冷却機能を備えている加熱装置によれば、ベースプレートの表裏両面に形成された2つの溝部にシーズヒータと冷却パイプとをそれぞれ埋め込み、冷却パイプの一部をフェースプレートと当接する構成としたため、ベーキング処理および成膜の工程における半導体の熱処理や冷却工程における加熱速度および冷却速度を向上させることができる、とされている。
しかしながら、上記のように構成された冷却機能を備えている加熱装置をプラズマ処理装置に適用すると、次のような問題が生じる。
すなわち、上記のように構成された冷却機能を備えている加熱装置のシーズヒータを、プラズマ処理装置における基板を加熱するための加熱部として、また、同装置の冷却パイプを、プラズマ処理装置における加熱部により加熱されたプラズマ処理用電極を冷却するための冷却部として、プラズマ処理用電極に適用すると、加熱部および冷却部が同電極の表裏両面の溝に設けられることになる。
このため、加熱部および冷却部を設けるのに先立って同電極の両面に溝を形成する必要があるばかりか、同電極の両面に溝を形成するために同電極の厚さをある程度確保しなければならず、結果的にプラズマ処理装置の製造コストが上昇する。
また、加熱部が同電極の表側の面に、冷却部が同電極の裏側の面に形成されているときに、同電極の表側の面に基板を搭載してプラズマ処理を行うと、加熱部による基板の加熱は効率よく行われるものの、冷却部が同電極の裏側の面にあることから、厚さが比較的厚い同電極の冷却は効率が悪くなるおそれがある。
この発明は以上のような事情を考慮してなされたものである。そして、その課題は、製造コストが比較的少なく、また、加熱効率および冷却効率に優れたプラズマ処理装置、この種のプラズマ処理装置のために使用される加熱装置、およびこの種のプラズマ処理装置によるプラズマ処理方法を提供することである。
この発明の1つの観点によれば、プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室と、真空室にプラズマ処理用反応ガスを導入するためのガス導入部と、真空室から反応ガスを排出するためのガス排出部と、真空室において対向状に設けられた少なくとも一対のプラズマ処理用電極とを備えてなり、一方の電極の内部あるいは表面に設けられ、かつ、プラズマ処理すべき被処理物を加熱するための管状加熱部と、同電極の内部あるいは表面に設けられ、かつ、同電極を冷却するための管状冷却部とをさらに具備し、加熱部と冷却部とが同一平面上にあるプラズマ処理装置が提供される。
この発明の1つの観点によるプラズマ処理装置において、プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室は、密閉可能な構造を有し、所定の気圧と温度に耐え得るものであればよく、その形状や材質などについては特に制約がない。ガス導入部は、プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室にプラズマ処理用反応ガスを導入する。ガス排出部は、プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室から上記反応ガスを排出する。
プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室には、少なくとも一対のプラズマ処理用電極(アノード電極およびカソード電極)が対向状に設けられている。これらの電極は、所望により、複数対を、例えば上下対向状に、前後対向状に、あるいは左右対向状に設けることができる。
アノード電極およびカソード電極のうち一方の電極の内部あるいは表面には、プラズマ処理すべき被処理物――例えば、この電極に載置されるトレーとこのトレーに搭載されるプラズマ処理用基板――を加熱するための管状加熱部が設けられている。また、この電極の内部あるいは表面には、この電極を冷却するための管状冷却部が設けられている。ここで、加熱部と冷却部とは、同一平面上に設けられている。
加熱部は例えば、平面形状がU字状であって互いに並列状に隣り合って設けられた複数本の管状ヒータからなる。冷却部は例えば、平面形状がU字状であってそれぞれの管状ヒータの外側あるいは内側に沿って互いに並列状に隣り合って設けられ、内部へ導入された冷却用ガスを流通させた後に外部へ排出することのできる複数本の冷却管からなる。加熱部および冷却部がこのような管状ヒータおよび冷却管から構成されているときには、被処理物の加熱効率および電極の冷却効率をよりいっそう向上させることができる。
また、このとき、複数本の管状ヒータは例えば、いずれもシーズヒータから構成し、複数本の冷却管は例えば、いずれも冷却用ガス流通管から構成することができる。
さらに、複数本の管状ヒータは、互いに独立して加熱温度制御することができるものであり、複数本の冷却管は、互いに独立して冷却温度制御することができるものであるのが、より好ましい。複数本の管状ヒータおよび冷却管がこのようなものであるときには、例えば被処理物および電極の特定箇所を選択的に加熱/冷却制御することが可能であり、加熱効率および冷却効率をよりいっそう向上させることができる。
具体的には、管状ヒータおよび冷却管は、管状ヒータの加熱性能および冷却管の冷却性能が前記一方の電極の中央部においてより大きくかつ同電極の周縁部においてより小さくなるように構成することができる。管状ヒータおよび冷却管がこのように構成されているときには、電極の中央部においては被加熱性が大きくかつ被冷却性が小さく、さらに、電極の周縁部においては被加熱性が小さくかつ被冷却性が大きいという電極の一般的特性に応じて、電極の加熱/冷却制御をより効果的に行うことができる。
これに代えて、管状ヒータおよび冷却管は、前記一方の電極の平面単位面積当たりにおける管状ヒータおよび冷却管の設置本数密度が同電極の中央部においてより大きくかつ同電極の周縁部においてより小さくなるように構成することができる。管状ヒータおよび冷却管がこのように構成されているときには、電極の中央部においては被加熱性が大きくかつ被冷却性が小さく、さらに、電極の周縁部においては被加熱性が小さくかつ被冷却性が大きいという電極の一般的特性に応じて、電極の加熱/冷却制御をより効果的に行うことができる。
また、管状ヒータおよび冷却管は、隣り合う管状ヒータおよび冷却管との間でU字状の平面形状が互いに同一方向を向くように設けることもでき、互いに反対方向を向くように設けることもできる。後者の場合には、管状ヒータおよび冷却管のU字状湾曲部が隣り合う管状ヒータおよび冷却管との間で交互に配置されることになるので、電極のいっそう均一な加熱/冷却制御を行うことができる。
さらに、冷却管は、熱伝導率が前記一方の電極を構成する材料(例えば、ステンレス鋼、鉄鋼、アルミニウム合金など)の熱伝導率よりも低い材料(例えば、アルミニウム合金に対してはステンレス鋼、鉄鋼など)から構成されているのがより好ましい。冷却管の材料の熱伝導率が前記一方の電極を構成する材料の熱伝導率よりも低いときには、冷却用ガスの温度の急激な上昇を抑えることができるため、大型ヒータにおいても面内の冷却を均一に行うことができ、電極の加熱/冷却制御をより効果的に行うことができる。
冷却管の内部へ導入される冷却用ガスとしては、熱伝導性の低いガス、例えば、空気、酸素、窒素、アルゴン、水素などが用いられるが、安全性を確保するためには真空室内の反応性ガスと反応し難いガス種を選択することが好ましい。真空室内の反応性ガスが可燃性ガスの場合は、アルゴン、窒素ガスが好ましく用いられる。
この発明の別の観点によれば、金属製の複数枚の板が互いに接触するように配置され、これらの板の接触面の少なくとも1つに溝が設けられ、この溝にプラズマ処理すべき被処理物を加熱するための加熱部と被処理物を冷却するための冷却部とが配置されてなるプラズマ処理装置用加熱装置が提供される。
この発明のさらに別の観点によれば、プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室と、真空室に設けられかつプラズマ処理すべき被処理物を加熱するための加熱装置とを備えてなるプラズマ処理装置によるプラズマ処理方法であって、被処理物をプラズマ処理することなく、真空室の圧力を大気圧よりも低い第1圧力に維持した状態で加熱装置を所定温度まで昇温させる第1ステップと、この第1ステップの後に、前記所定温度まで昇温された加熱装置をその温度に保持したまま、真空室の圧力を前記第1圧力よりも低くかつプラズマ処理可能な第2圧力まで降下させ、次いで、真空室をその第2圧力に維持した状態で加熱装置により被処理物を加熱してプラズマ処理する第2ステップとを含んでいるプラズマ処理方法が提供される。
この発明の1つの観点によるプラズマ処理装置は、プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室と、真空室にプラズマ処理用反応ガスを導入するためのガス導入部と、真空室から反応ガスを排出するためのガス排出部と、真空室において対向状に設けられた少なくとも一対のプラズマ処理用電極とを備えてなる。さらに、一方の電極の内部あるいは表面に設けられ、かつ、プラズマ処理すべき被処理物を加熱するための管状加熱部と、同電極の内部あるいは表面に設けられ、かつ、同電極を冷却するための管状冷却部とをさらに具備し、加熱部と冷却部とが同一平面上にある。
従って、この発明によるプラズマ処理装置にあっては、加熱部および冷却部を設けるのに先立って従来のように一方の電極の両面に溝を形成することがないので、同電極の厚さをある程度確保する必要がなく、製造コストも比較的少ないものであり、また、加熱部と冷却部とが同電極の内部あるいは表面において同一平面上に設けられているので、加熱効率および冷却効率に優れている。
図1は、この発明の実施の形態1におけるプラズマ処理装置の概略正面図である。 図2は、図1に示されたプラズマ処理装置の基板搬送系の構成説明図である。 図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。 図4は、図1に示されたプラズマ処理装置の1つの構成要素であるアノード電極の、ある特定部分を表示した平面図である。 図5は、図4のB−B線に沿った断面図である。 図6は、図5に示されたアノード電極の分解説明図である。 図7は、この発明の実施の形態2におけるプラズマ処理装置の1つの構成要素であるアノード電極の、ある特定部分を表示した平面図である。 図8は、図7のC−C線に沿った断面図である。 図9は、この発明の実施の形態3におけるプラズマ処理装置の1つの構成要素であるアノード電極の、ある特定部分を表示した平面図である。 図10は、この発明の実施の形態4におけるプラズマ処理装置によるプラズマ処理方法を説明するタイムチャートである。 図11は、従来の一般的なプラズマ処理方法を説明するタイムチャートである。
符号の説明
1・・・第1真空室(被処理物搬入室)
2・・・第2真空室(プラズマ処理室)
3・・・第3真空室(被処理物搬出室)
4・・・ゲートバルブ
5・・・被処理物(トレー)
6・・・被処理物(基板)
7・・・アノード電極
10・・・内部溝
14・・・真空ポンプ
15・・・被処理物搬入用扉
16a・・開閉バルブ
16b・・圧力調整バルブ
17・・・被処理物搬出用扉
18・・・カソード電極
19・・・反応ガス導入管
20・・・リークガス導入管
21・・・コンデンサ
22・・・整合回路
23・・・高周波電源
31,31'・・・管状加熱部(管状ヒータ)
32,32'・・・管状冷却部(冷却管)
33・・・ヒータ用配線
以下、添付図面である図1〜図9に基づいて、この発明の好ましい3つの実施の形態を説明する。なお、これらによってこの発明が限定されるものではない。
図1は、この発明の実施の形態1におけるプラズマ処理装置の概略正面図である。図2は、図1に示されたプラズマ処理装置の基板搬送系の構成説明図である。図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。図4は、図1に示されたプラズマ処理装置の1つの構成要素であるアノード電極7の、ある特定部分を表示した平面図である。図5は、図4のB−B線に沿った断面図である。図6は、図5に示されたアノード電極7の分解説明図である。
図7は、この発明の実施の形態2におけるプラズマ処理装置の1つの構成要素であるアノード電極の、ある特定部分を表示した平面図である。図8は、図7のC−C線に沿った断面図である。図9は、この発明の実施の形態3におけるプラズマ処理装置の1つの構成要素であるアノード電極の、ある特定部分を表示した平面図である。
実施の形態1
図1に示されたように、実施の形態1におけるプラズマ処理装置Dは、搬送上流側から搬送下流側へかけて隣接状に設けられた第1真空室1、第2真空室2および第3真空室3を備えてなる。これら3つの真空室1〜3は、長手方向に直線状に延びる1つのケーシングを開閉可能な2つの隔離用ゲートバルブ4,4により3つに区画することで構成されている。3つの真空室1〜3はステンレス鋼製で、内面には鏡面加工が施されている。ゲートバルブ4,4は、開閉可能に構成され、隣接する2つの真空室1,2または2,3を連通状態にするかあるいは隔離することができる。
第1真空室1は、板状の被処理物(ここでは、トレー5とこのトレー5に搭載されるプラズマ処理用基板6とからなる)を搬入するための被処理物搬入室にされている。第1真空室1には、プラズマ処理用基板6を加熱するヒータ101が設けられている。第2真空室2は、被処理物搬入室1に接続された、被処理物にプラズマ処理を行うためのプラズマ処理室にされている。第3真空室3は、プラズマ処理室2に接続された、被処理物を搬出するための被処理物搬出室にされている。
図2および図3に示すように、被処理物搬入室1、プラズマ処理室2および被処理物搬出室3にはそれぞれ、プラズマ処理用基板6を搭載したトレー5を搬送するローラー202a、202bが設けられている。トレー5は上部に位置するローラー202aの溝部202bと下部に位置するローラー202bの溝部201bの間に配置され、ローラー202bの回転により搬送される。プラズマ処理用基板6の裏側には金属製またはカーボン製の裏板203が設けられトレー5の裏側から固定部材204により固定されている。
また、被処理物搬入室1、プラズマ処理室2および被処理物搬出室3はそれぞれ、室内を排気するために開閉バルブ16aを介して外部の真空ポンプ14,14,14に接続されている。被処理物搬入室1には、その入口側に被処理物搬入用扉15が設けられている。プラズマ処理室2は、圧力調整バルブ16bを介して真空ポンプ14に接続されているとともに、プラズマ処理用反応ガスを導入するための反応ガス導入管19に接続されている。被処理物搬出室3には、その出口側に被処理物搬出用扉15が設けられている。さらに、被処理物搬入室1および被処理物搬出室3は、それぞれリークガス導入管20に接続されている。
プラズマ処理室2にはアノード電極7が設けられている。アノード電極7とトレー5は電気的に接続されており、アノード電極7およびトレー5は電気的に接地されている。
例えば、ローラー202a、202bを通じてアノード電極7およびトレー5が電気的に接続されていてもよい。また、好ましくはアノード電極7のトレー5に対向する面に板バネ、金属ブラシなどの導電性、熱伝導性および柔軟性のある接触部材を設け、アノード電極7とトレー5を電気的に接触させることもできる。接触部材の材料としては、金属材料が好ましい。被処理物であるトレー5およびプラズマ処理用基板6と、加熱部であるヒータおよび冷却部である冷却管が設けられた電極(本実施形態ではアノード電極7)とは、両者がより大きな接触面積をもって接触していることが、基板温度制御の観点から好ましい。この場合には、アノード電極7は、被処理物の温度制御(加熱・冷却)を行うための板状加熱装置の機能を有している。
上記構成の他に、ローラー202a、202bはトレー5とアノード電極7とが対向する方向X(図1参照)に可動な構成であってもよい。このような構成においては、トレー5およびプラズマ処理用基板6をプラズマ処理室2に搬送した後、プラズマ処理室2内のローラー202a、202bを動かし、被処理物の一部であるトレー5をアノード電極7へ押し当てることができる。これにより接触面積が増し、被処理物の温度制御の精度をより向上させることができる。
また、対向状の電極の基板を載置する面を水平方向に設置し、加熱部および冷却部が設けられたアノード電極7上に、プラズマ処理用基板6を直接載置する構成としてもよい。この場合も、被処理物であるプラズマ処理用基板6とアノード電極7の接触面積が大きくなって基板温度制御の観点から好ましい。
プラズマ処理室2のアノード電極7と対向する位置には、プラズマ処理用カソード電極18が設けられている。カソード電極18は、プラズマ処理室2の外部におけるコンデンサ21および整合回路22を介して、高周波電源23へ電気的に接続されている。
図4および図5に示されたように、アノード電極7にはさらに、その内部に、プラズマ処理すべき被処理物(トレー5とこのトレー5に搭載されるプラズマ処理用基板6とからなる)を加熱するための管状加熱部31,……,31が設けられている。管状加熱部31,……,31は、平面形状がU字状であって互いに並列状に隣り合って設けられた7本の管状ヒータ(ここではシーズヒータ)31,……,31からなる。
また、アノード電極7の内部には、アノード電極7を冷却するための管状冷却部32,……,32も設けられている。冷却部32,……,32は、平面形状がU字状であってそれぞれの管状ヒータ31,……,31の外側に沿って互いに並列状に隣り合って設けられ、内部へ導入された冷却用ガスを流通させた後に外部へ排出することのできる7本の冷却管(ここでは冷却用窒素ガス流通管)32,……,32からなる。これらの冷却管32,……,32は、アノード電極7を構成する材料(ここではアルミニウム合金)と同じ材料で構成することができ、さらに、熱伝導率がアノード電極7を構成する材料の熱伝導率よりも低い材料(ここではステンレス鋼)から構成されていることが望ましい。
これらの管状ヒータ31,……,31と冷却管32,……,32とは、アノード電極7の内部で同一平面上に設けられている。また、それぞれの管状ヒータ31は、ヒータ用配線33に接続されている。さらに、これらの管状ヒータ31,……,31は互いに独立して加熱温度制御することができるものであり、これらの冷却管32,……,32は互いに独立して冷却温度制御することができるものである。
管状ヒータ31,……,31および冷却管32,……,32が以上のようなものであるので、被処理物であるトレー5・基板6およびアノード電極7の特定箇所を選択的に加熱/冷却制御することが可能であり、トレー5・基板6の加熱効率およびアノード電極7の冷却効率をよりいっそう向上させることができる。
図5および図6を参照して、アノード電極7の構成および作製方法を説明する。アノード電極7は2枚の板7a、7bを張り合わせた構成である。被処理物は、一方の板7a(上方に位置する板であって、その厚さは他方の板7bよりも薄くされている)に載置されて温度制御される。これらの板7a、7bの対向面10a、10bには冷却管32を挿入する溝8a、8bと管状ヒータ31を挿入する溝9a、9bとが形成されている。溝8a,8b、9a、9bは、対向面10a、10b側から見た平面形状が、図4に示す通りU字形状となっている。溝8a、8bの断面形状は管状ヒータ31が溝8a、8bに接する形状であればよく、溝9a、9bの断面形状は冷却管32が溝9a、9bに接する形状であればよい。本実施形態では管状ヒータ31および冷却管32の断面形状を円とし、溝8a,8b、9a、9bが管状ヒータ31、冷却管32と接触するようにその断面形状を円弧とした。板7a、7bは、冷間圧延によるカシメや、ねじ止めにより一体化できる。本実施形態では、ねじ501によりねじ止めして一体化しアノード電極7を作製した。
この発明に係るアノード電極7は、複数の管(管状ヒータ31および冷却管32)を内部に配設することが必要であるため、内部加工が複雑である。しかし、上述のようにアノード電極7を厚み方向に分割して、複数の管を挟み込むことにより、比較的容易に作製できる。
実施の形態2
図7および図8に示されたように、実施の形態2におけるプラズマ処理装置では、アノード電極7には、その内部に、プラズマ処理すべき被処理物(トレー5・基板6)を加熱するための管状加熱部31,…,31',…,31が設けられている。管状加熱部31,…,31',…,31は、平面形状がU字状であって互いに並列状に隣り合って設けられた7本の管状ヒータ(ここではシーズヒータ)31,…,31',…,31からなる。ただし、中央部における1本の管状ヒータ31'は、周縁部における他の6本の管状ヒータ31,……,31よりもU字の幅が狭いものである。また、中央部のヒータ31'は、平板ヒータの面内分布が中央に偏りすぎないよう、周縁部のヒータ31よりもヒータ容量を小さく設定することが好ましい。すなわち、アノード電極7の中央部におけるヒータ31'は、アノード電極7の周縁部におけるヒータ31よりもヒータ容量(熱容量)が小さく設定されていることが好ましく、周縁部から中央部にかけて段階的にヒータ容量(熱容量)が小さくなるように設定されていることがさらに好ましい。一般に、アノード電極7の熱は、周縁部からより多く放散されやすいため、中央部のヒータの熱容量を周縁部のヒータのそれと同一に設定すると、アノード電極の中央部の温度が上昇しやい。これに対して、中央部におけるヒータ31'の熱容量を周縁部のヒータ31のそれよりも小さく設定すると、アノード電極7の温度の面内均一性が改善されるという利点がある。
また、アノード電極7の内部には、アノード電極7を冷却するための管状冷却部32,…,32',…,32も設けられている。冷却部32,…,32',…,32は、平面形状がU字状であってそれぞれの管状ヒータ31,…,31',…,31の外側に沿って互いに並列状に隣り合って設けられ、内部へ導入された冷却用ガスを流通させた後に外部へ排出することのできる7本の冷却管(ここでは冷却用窒素ガス流通管)32,…,32',…,32からなる。ただし、中央部における1本の冷却管32'は、周縁部における他の6本の冷却管32,……,32よりもU字の幅が狭いものである。
実施の形態2におけるプラズマ処理装置の他の部分における構成は、実施の形態1におけるプラズマ処理装置Dの対応部分における構成と同一である。
以上のように、管状ヒータ31,…,31',…,31および冷却管32,…,32', …,32は、アノード電極7の平面単位面積当たりにおけるこれらの設置本数密度がアノード電極7の中央部においてより大きくかつアノード電極7の周縁部においてより小さくなるように構成されている。
管状ヒータ31,…,31',…,31および冷却管32,…,32',…,32がこのように構成されているので、アノード電極7の中央部においては被加熱性が大きくかつ被冷却性が小さく、さらに、アノード電極7の周縁部においては被加熱性が小さくかつ被冷却性が大きいというアノード電極7の一般的特性に応じて、アノード電極7の加熱/冷却制御をより効果的に行うことができる。
本実施形態では、面内の冷却管の密度を変化させる例を示したが、実施形態1の冷却管の配置において、管径を中央部のみ大きくするか、あるいは、冷却管の管径を段階的に変更させてもよい。このような構成とすることにより、中央部の冷却効率を向上させることができる。
実施の形態3
図9に示されたように、実施の形態3におけるプラズマ処理装置では、アノード電極7には、その内部に、プラズマ処理すべき被処理物(トレー5・基板6)を加熱するための管状加熱部31,……,31が設けられている。管状加熱部31,……,31は、平面形状がU字状であって互いに並列状に隣り合って設けられた7本の管状ヒータ(ここではシーズヒータ)31,……,31からなる。ただし、管状ヒータ31,……,31は、隣り合う管状ヒータ31,……,31との間でU字状の平面形状が互いに反対方向を向くように設けられている。
また、アノード電極7の内部には、アノード電極7を冷却するための管状冷却部32,……,32も設けられている。冷却部32,……,32は、平面形状がU字状であってそれぞれの管状ヒータ31,……,31の外側に沿って互いに並列状に隣り合って設けられ、内部へ導入された冷却用ガスを流通させた後に外部へ排出することのできる7本の冷却管(ここでは冷却用窒素ガス流通管)32,……,32からなる。ただし、冷却管32,……,32は、隣り合う冷却管32,……,32との間でU字状の平面形状が互いに反対方向を向くように設けられている。
実施の形態3におけるプラズマ処理装置の他の部分における構成は、実施の形態1におけるプラズマ処理装置Dの対応部分における構成と同一である。
以上のように、管状ヒータ31,……,31および冷却管32,……,32は、U字状の平面形状が隣り合う管状ヒータ31,……,31および冷却管32,……,32の間で互いに反対方向を向くように設けられている。従って、管状ヒータ31,……,31および冷却管32,……,32のU字状湾曲部が隣り合う管状ヒータ31,……,31および冷却管32,……,32との間で交互に配置されることになり、アノード電極7のいっそう均一な加熱/冷却制御を行うことができる。
実施の形態4
この発明の実施の形態4におけるプラズマ処理装置は、図示を省略するが、プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室と、真空室におけるプラズマ処理すべき被処理物を加熱するための加熱装置とを備えてなる。図10は、この発明の実施の形態4におけるプラズマ処理装置によるプラズマ処理方法を説明するタイムチャートである。このタイムチャートの横軸は、このプラズマ処理装置によるプラズマ処理の経過時間を表わし、縦軸は、このプラズマ処理装置の真空室における圧力(左側)および温度(右側)を表わしている。
実施の形態4におけるプラズマ処理装置によるプラズマ処理方法は、被処理物をプラズマ処理することなく、真空室の圧力を大気圧よりも低い第1圧力に維持した状態で加熱装置を所定温度まで昇温させる第1ステップと、この第1ステップの後に、前記所定温度まで昇温された加熱装置をその温度に保持したまま、真空室の圧力を前記第1圧力よりも低くかつプラズマ処理可能な第2圧力まで降下させ、次いで、真空室をその第2圧力に維持した状態で加熱装置により被処理物を加熱してプラズマ処理する第2ステップとを含んでいる。
このプラズマ処理方法を図10に基づいて具体的に説明する。まず、大気に開放されていた真空室が閉鎖される(時刻「0min」)。そして、被処理物をプラズマ処理することなく、真空室の圧力を大気圧よりも低い第1圧力(「50000Pa(パスカル)程度」の低真空状態)まで、10分かけて下げる(時刻「10min」)。この時点で、被処理物の温度は、真空室の温度である25℃にある。次いで、真空室の圧力をこの第1圧力に維持しておくとともに、加熱装置をプラズマ処理のための所定加熱温度である200℃まで約30分かけて昇温する。そして、加熱装置が200℃に保持されていることを確認する(時刻「70min」)。次いで、真空室の圧力を、第1圧力からこれよりも低くかつプラズマ処理可能な第2圧力(「100Pa未満」、例えば50Paの高真空状態)まで、10分かけて下げる(時刻「80min」)。その後、真空室をその第2圧力に維持した状態で加熱装置により被処理物を加熱してプラズマ処理する。
図11は、従来の一般的なプラズマ処理方法を説明するタイムチャートである。このタイムチャートの横軸および縦軸は、図10に示されたタイムチャートのそれらと同一である。
図11に示された従来の一般的なプラズマ処理方法では、まず、大気に開放されていた真空室が閉鎖される(時刻「0min」)。そして、真空室の圧力を大気圧からこれよりも低くかつプラズマ処理可能な所定圧力(「100Pa未満」の高真空状態)まで、所定時間(例えば20分)かけて下げる(時刻「20min」)。この操作と並行して、被処理物加熱用の加熱装置をプラズマ処理のための所定加熱温度である200℃まで所定時間(例えば約60分)かけて昇温する。そして、加熱装置が200℃に保持されていることを確認する。次いで、真空室を上記所定圧力に維持した状態で加熱装置により被処理物を加熱してプラズマ処理する。
このような従来の一般的なプラズマ処理方法にあっては、加熱装置の昇温は上記所定圧力である高真空状態において行なわれる。このため、加熱装置の周囲にあるプラズマ処理用反応ガスによる熱伝導性が低いことから、加熱装置における構成部材の熱分布が大きくなり、構成部材に歪みが発生することで、加熱装置が変形するおそれがあった。
図10に示されたこの発明のプラズマ処理方法によれば、上記のように、被処理物をプラズマ処理することなく、真空室の圧力を大気圧よりも低い第1圧力に維持した状態で加熱装置を所定温度まで昇温させる第1ステップと、この第1ステップの後に、前記所定温度まで昇温された加熱装置をその温度に保持したまま、真空室の圧力を前記第1圧力よりも低くかつプラズマ処理可能な第2圧力まで降下させ、次いで、真空室をその第2圧力に維持した状態で加熱装置により被処理物を加熱してプラズマ処理する第2ステップとを含んでいる。従って、加熱装置の周囲にあるプラズマ処理用反応ガスによる熱伝導性が高くなり、加熱装置がゆるやかに昇温されるので、加熱装置が変形するおそれを防止することができる。

Claims (10)

  1. プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室と、真空室にプラズマ処理用反応ガスを導入するためのガス導入部と、真空室から反応ガスを排出するためのガス排出部と、真空室において対向状に設けられた少なくとも一対のプラズマ処理用電極とを備えてなり、
    一方の電極の内部あるいは表面に設けられ、かつ、プラズマ処理すべき被処理物を加熱するための管状加熱部と、同電極の内部あるいは表面に設けられ、かつ、同電極を冷却するための管状冷却部とをさらに具備し、加熱部と冷却部とは、同一平面上で互いに独立して設けられており、
    加熱部は、平面形状がU字状であって互いに並列状に隣り合って設けられた複数本の管状ヒータからなり、冷却部は、平面形状がU字状であってそれぞれの管状ヒータの外側あるいは内側に沿って互いに並列状に隣り合って設けられ、内部へ導入された冷却用ガスを流通させた後に外部へ排出することのできる複数本の冷却管からなるプラズマ処理装置。
  2. 複数本の管状ヒータは、いずれもシーズヒータからなり、複数本の冷却管は、いずれも冷却用ガス流通管からなる、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 複数本の管状ヒータは、互いに独立して加熱温度制御することができ、複数本の冷却管は、互いに独立して冷却温度制御することができる、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  4. 管状ヒータおよび冷却管は、管状ヒータの加熱性能および冷却管の冷却性能が前記一方の電極の中央部においてより大きくかつ同電極の周縁部においてより小さくなるように構成されている、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  5. 管状ヒータおよび冷却管は、前記一方の電極の平面単位面積当たりにおける管状ヒータおよび冷却管の設置本数密度が同電極の中央部においてより大きくかつ同電極の周縁部においてより小さくなるように構成されている、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  6. 管状ヒータおよび冷却管は、隣り合う管状ヒータおよび冷却管との間でU字状の平面形状が互いに反対方向を向くように設けられている、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  7. 冷却管は、熱伝導率が前記一方の電極を構成する材料の熱伝導率よりも低い材料から構成されている、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  8. 複数本の管状ヒータは、前記一方の電極の中央部から周縁部にかけて設けられ、中央部における管状ヒータの熱容量が周縁部における管状ヒータの熱容量よりも小さくなるように構成されている、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  9. 金属製の複数枚の板が互いに接触するように配置され、これらの板の接触面の少なくとも1つに溝が設けられ、この溝にプラズマ処理すべき被処理物を加熱するための加熱部と被処理物を冷却するための冷却部とが配置され、加熱部および冷却部は、同一面上で互いに独立して設けられており、加熱部は、平面形状がU字状であって互いに並列状に隣り合って設けられた複数本の管状ヒータからなり、冷却部は、平面形状がU字状であってそれぞれの管状ヒータの外側あるいは内側に沿って互いに並列状に隣り合って設けられ、内部へ導入された冷却用ガスを流通させた後に外部へ排出することのできる複数本の冷却管からなるプラズマ処理装置用加熱及び冷却装置。
  10. プラズマ処理に必要な反応が行われる真空室と、真空室にプラズマ処理用反応ガスを導入するためのガス導入部と、真空室から反応ガスを排出するためのガス排出部と、真空室において対向状に設けられた少なくとも一対のプラズマ処理用電極とを備えてなり、
    請求項9に記載の加熱及び冷却装置が前記プラズマ処理用電極の一部を兼ねているプラズマ処理装置。
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