JP5285936B2 - 包装体および包装フィルム - Google Patents
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近年、このような包装体には、店頭に陳列された製品のアピール度を高めることなどを目的として、包装形状を立体的に成形するなど、優れた意匠性が求められている。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、意匠性に優れた包装体、および該包装体を効率よく成形することのできる包装フィルムを目的とする。
(1)包装フィルムに、該包装フィルムに折り目を付与する帯状の肉厚部が形成されていることを特徴とする包装体。
(2)長尺のフィルムに、該フィルムの長手方向に沿って、帯状の肉厚部が、前記フィルムの幅方向の中心を境にして、その両側に少なくとも1本ずつ形成されていることを特徴とする包装フィルム。
本発明の一実施形態例の包装体10を図1に示す。この包装体10は、包装フィルム11を、その平行する2辺が重なるように折り曲げ、ヒートシールしてヒートシール部16cを形成することにより筒状とし、該筒状とされた包装フィルム11の開口端をヒートシールして、ヒートシール部16a、16bを形成した、いわゆるピロー包装体である。
包装体10には、包装フィルム11に2本の形状保持テープ19が平行に設けられている。形状保持テープ19により、包装フィルム11に折り目Aを付与する帯状の肉厚部Bが形成されている。また、この実施形態例では、包装体10に、包装フィルム11の内側に形成された2本の平行なティアテープ12と、これら2本のティアテープ12を跨ぐ切込み14により形成されたタブ13と、包装フィルム11の内側に、タブ13に対応して、これを覆う封止フィルム15とが形成され、包装体10に被収納物20が収納されている。なお、この実施形態例では、説明の便宜上、タブ13が形成された側を表側とし、ヒートシール部16cが形成された側を裏側とする。
包装フィルム11の厚みは特に限定されないが、20〜80μmが好ましい。
形状保持テープ19の幅は特に限定されず、被収納物20の形状や包装体10の大きさなどを鑑みて適宜決定されるが、概ね10〜20mmが好ましい。
形状保持テープ19の厚みは特に限定されないが、20〜40μmが好ましい。
このように、本発明の包装体10は、形状保持テープ19により帯状の肉厚部Bが形成されていることで、帯状の肉厚部Bに沿った折り目Aで包装フィルム11を屈曲させることができる。また、折り目Aは、剛性が高くされた帯状の肉厚部Bに沿って形成されているため、輸送時や陳列時においても変形しにくく、所望の包装形状を維持できる。これにより、包装体10は、立体的な包装形状を安定して維持でき、以って優れた意匠性を有することができる。
1つの包装体10に設けられる形状保持テープ19の本数は、図1、3の実施形態例では2本としているが、これに限らず、1本でもよく、3本以上でもよい。また、図1、3の実施形態例では、ヒートシール部16a、16bと接するように形状保持テープ19が設けられているが、形状保持テープ19が設けられる位置は制限されず、屈曲させたい位置に応じて適宜設けることができる。
また、図1、3の実施形態例では、輸送時や陳列時の擦れなどにより形状保持テープ19が剥がれるのを防ぐ観点から、包装フィルム11の内側に形状保持テープ19が設けられているが、必要に応じて、包装フィルム11の外側に形状保持テープ19が設けられていてもよい。
ティアテープ12の幅は特に限定されないが、概ね2〜5mmが好ましい。ティアテープ12の厚みは特に限定されないが、10〜30μmが好ましい。
封止フィルム15の材質としては、特に限定されないが、包装フィルム11に用いられるものと同様の樹脂が挙げられる。
封止フィルム15の厚みは特に限定されないが、15〜40μmが好ましい。
図8に示すように、まず、包装フィルムロール30から長尺の包装フィルム11を定速で巻き出す。次いで、包装フィルム11の側辺から10〜20mmのところに形状保持テープ形成刃31を接触させ、包装フィルム11の側辺を一定の幅で切断する。切断された帯状の側辺を形状保持テープ19とする。
次いで、ガイド37を通過した形状保持テープ19を、貼付ヒーター39で加熱する。そして、加熱された2本の形状保持テープ19を、圧着ロール41により包装フィルム11の所定位置に溶着する。また、ガイド37を通過した2本のティアテープ12を貼付ヒーター38で加熱する。そして、加熱された2本のティアテープ12を平行にした状態で、包装フィルム11の長手方向に沿って、圧着ロール40により包装フィルム11の所定位置に溶着する。
次いで、ダンサー部42を通過した包装フィルム11が停止する間に、切込み具44に備えられた切込み刃43を包装フィルム11に接触させ、2本のティアテープ12を跨ぐ切込み14をつけることで、包装フィルム11にタブ13を形成する。
次いで、封止フィルムロール45から巻き出され、封止フィルム切断刃46でタブ13を覆う程度の寸法に裁断された封止フィルム15を、封止フィルムヒートシール具47を用いて、ティアテープ12が溶着された面に、タブ13を覆うように溶着する。
また、この実施形態例では、図8に示すように、材料調達の簡略化の観点から、包装フィルム11の側辺から形状保持テープ19を切り出しているが、本発明はこれに限らず、別途用意した形状保持テープ19を包装フィルム11に溶着してもよい。
また、この実施形態例では、図8に示すように、包装フィルム11から切り出した形状保持テープ19を包装フィルム11に溶着することで、包装フィルム11に、図5に示す形状保持テープ19による帯状の肉厚部Bを形成している。本発明はこれに限らず、複数の包装フィルム(第1包装フィルム11a、第2包装フィルム11b、第3包装フィルム11c)の一部を帯状に重ね合わせて溶着することで、図6に示す帯状の肉厚部Bを形成してもよい。
なお、帯状の肉厚部Bを、包装フィルム11の幅方向の中心を境にして、その片側のみに形成した場合、包装フィルム巻き取りロール49に包装フィルム11を、包装フィルム11の幅方向に均等にテンションをかけて巻き取ることができず、包装フィルム11の巻取りに支障をきたす恐れがある。
このように、包装フィルム11に溶着する部材が適宜変更されても、包装フィルム11に、包装フィルム11の幅方向の中心を境にして、その両側に少なくとも1本ずつの形状保持テープ19を溶着することで、包装フィルム11を、その幅方向にテンションの偏りを生じることなく、包装フィルム巻き取りロール49に均等に巻き取ることができる。なお、帯状の肉厚部Bの肉厚は、所望の肉厚を有した包装フィルム11および/または形状保持テープ19を用いることで調整することができる。
次いで、巻き出された包装フィルム11を、図14(a)、図14(b)に示すように、包装フィルム11の側辺51を下にして、ライン50上を走行する被収納物20にコの字状に被せる。なお、被収納物20に包装フィルム11を被せる際、図11に示した包装フィルム11の面側(ティアテープ12、封止フィルム15および形状保持テープ19が形成された面。)を被収納物20側に向けて被せる。
11 包装フィルム
12 ティアテープ
13 タブ
14 切込み
15 封止フィルム
19 形状保持テープ
20 被収納物
A 折り目
B 帯状の肉厚部
Claims (3)
- 包装フィルムに、該包装フィルムに折り目を付与する帯状の肉厚部と、
2本の平行なティアテープと、これら2本のティアテープを跨ぐ切込みにより形成されたタブと、タブに対応して、これを覆う封止フィルムとが形成されていることを特徴とする包装体。 - 長尺のフィルムに、該フィルムの長手方向に沿って、帯状の肉厚部が、前記フィルムの幅方向の中心を境にして、その両側に少なくとも1本ずつ形成され、
さらに、2本の平行なティアテープと、これら2本のティアテープを跨ぐ切込みにより形成されたタブと、タブに対応して、これを覆う封止フィルムとが形成されていることを特徴とする包装フィルム。 - 前記帯状の肉厚部は、前記長尺のフィルムの側辺を一定の幅で切断して得られた形状保持テープにより形成されている請求項2に記載の包装フィルム。
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