JP5285936B2 - 包装体および包装フィルム - Google Patents

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本発明は、包装体および包装フィルムに関する。
従来、パンや菓子などの食品や、生活雑貨などの製品を密封して収納する包装体として、合成樹脂の包装フィルムを袋状に成形した包装体が広く普及している(特許文献1参照)。
近年、このような包装体には、店頭に陳列された製品のアピール度を高めることなどを目的として、包装形状を立体的に成形するなど、優れた意匠性が求められている。
実開平5−35752号公報
しかし、従来の包装体は、包装フィルムを屈曲させて包装形状を立体的に成形しても、輸送中や店頭での陳列中に包装形状が変形しやすく、優れた意匠性が得られにくかった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、意匠性に優れた包装体、および該包装体を効率よく成形することのできる包装フィルムを目的とする。
前記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
(1)包装フィルムに、該包装フィルムに折り目を付与する帯状の肉厚部が形成されていることを特徴とする包装体。
(2)長尺のフィルムに、該フィルムの長手方向に沿って、帯状の肉厚部が、前記フィルムの幅方向の中心を境にして、その両側に少なくとも1本ずつ形成されていることを特徴とする包装フィルム。
本発明の包装体は、包装フィルムを所望の位置で屈曲でき、意匠性に優れている。また、本発明の包装フィルムを用いれば、本発明の包装体を効率よく成形することができる。
本発明の包装体について、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の一実施形態例の包装体10を図1に示す。この包装体10は、包装フィルム11を、その平行する2辺が重なるように折り曲げ、ヒートシールしてヒートシール部16cを形成することにより筒状とし、該筒状とされた包装フィルム11の開口端をヒートシールして、ヒートシール部16a、16bを形成した、いわゆるピロー包装体である。
包装体10には、包装フィルム11に2本の形状保持テープ19が平行に設けられている。形状保持テープ19により、包装フィルム11に折り目Aを付与する帯状の肉厚部Bが形成されている。また、この実施形態例では、包装体10に、包装フィルム11の内側に形成された2本の平行なティアテープ12と、これら2本のティアテープ12を跨ぐ切込み14により形成されたタブ13と、包装フィルム11の内側に、タブ13に対応して、これを覆う封止フィルム15とが形成され、包装体10に被収納物20が収納されている。なお、この実施形態例では、説明の便宜上、タブ13が形成された側を表側とし、ヒートシール部16cが形成された側を裏側とする。
包装フィルム11としては、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルムなどが挙げられる。前記ポリエステルフィルムを形成する樹脂としては、PETなどが挙げられる。前記ポリプロピレンフィルムを形成する樹脂としては、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)などが挙げられる。さらに必要に応じて、包装フィルム11にガスバリア性を有したフィルムを用いて、包装体10にガスバリア性を付与してもよい。ガスバリア性を有したフィルムとしては、ポリビニルアルコール系樹脂(PVA)からなるフィルム、エチレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)からなるフィルム、ポリビニリデンクロライド(PVDC)からなるフィルム、これらのフィルムを有した複層構造フィルムなどが挙げられる。また、アルミニウム、シリカなどを未延伸ポリプロピレンフィルムなどに蒸着させた蒸着フィルム、アルミニウム箔ラミネートフィルムなども用いることができる。また、包装フィルム11としては、前述の樹脂を複数種複層した複層構造のフィルムであっても構わない。
包装フィルム11の厚みは特に限定されないが、20〜80μmが好ましい。
形状保持テープ19の材質としては特に限定されないが、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロンなどが挙げられる。材料調達の手間を省き、かつ材料コストを下げる観点からは、包装フィルム11と同様の材質のフィルムをテープ状に裁断し、これを形状保持テープ19とするのが好ましい。
形状保持テープ19の幅は特に限定されず、被収納物20の形状や包装体10の大きさなどを鑑みて適宜決定されるが、概ね10〜20mmが好ましい。
形状保持テープ19の厚みは特に限定されないが、20〜40μmが好ましい。
形状保持テープ19は、包装フィルム11に折り目を付与する帯状の肉厚部Bを形成するために設けられている。形状保持テープ19により形成された帯状の肉厚部Bは、フィルム11のみの箇所に比べて肉厚で、剛性が高い。そのため、図1、2に示すように、形状保持テープ19が設けられた帯状の肉厚部Bに沿って折り目Aが形成され、フィルム11はこの折り目Aで屈曲している。
このように、本発明の包装体10は、形状保持テープ19により帯状の肉厚部Bが形成されていることで、帯状の肉厚部Bに沿った折り目Aで包装フィルム11を屈曲させることができる。また、折り目Aは、剛性が高くされた帯状の肉厚部Bに沿って形成されているため、輸送時や陳列時においても変形しにくく、所望の包装形状を維持できる。これにより、包装体10は、立体的な包装形状を安定して維持でき、以って優れた意匠性を有することができる。
この実施形態例では、図1、2に示すように、包装体10の表側に形状保持テープ19が2本形成されているが、例えば図3、4の包装体60に示すように、包装体60の裏側に形状保持テープ19が設けられていてもよい。包装体60では、包装体60の裏側の長手方向に帯状の肉厚部Bが位置し、この帯状の肉厚部Bに沿って折り目Aが形成され、フィルム11が屈曲している。
1つの包装体10に設けられる形状保持テープ19の本数は、図1、3の実施形態例では2本としているが、これに限らず、1本でもよく、3本以上でもよい。また、図1、3の実施形態例では、ヒートシール部16a、16bと接するように形状保持テープ19が設けられているが、形状保持テープ19が設けられる位置は制限されず、屈曲させたい位置に応じて適宜設けることができる。
また、図1、3の実施形態例では、輸送時や陳列時の擦れなどにより形状保持テープ19が剥がれるのを防ぐ観点から、包装フィルム11の内側に形状保持テープ19が設けられているが、必要に応じて、包装フィルム11の外側に形状保持テープ19が設けられていてもよい。
これらの実施形態例では、図5に示すように、帯状の肉厚部Bが包装フィルム11に設けられた形状保持テープ19により形成されている。本発明はこれに限らず、図6に示すように、帯状の肉厚部Bが、第1包装フィルム11aと第2包装フィルム11bとの一部が帯状に重ね合わされ、かつ第1包装フィルム11aと第3包装フィルム11cとの一部が帯状に重ね合わされて形成されていてもよい。なお、図6の例示では、帯状の肉厚部Bは2箇所形成されているが、包装フィルムの枚数を適宜変更することで、帯状の肉厚部Bの形成本数は適宜変更可能である。また、1つの包装体に、複数の包装フィルムの一部が帯状に重ね合わされたことによる帯状の肉厚部Bと、形状保持テープ19による帯状の肉厚部Bとの両方が形成されていてもよい。
ティアテープ12は、包装体10を開封する際の包装フィルム11を引き裂くガイドである。包装体10を開封する際、包装フィルム11がティアテープ12に沿って直線的に引き裂かれることで、包装フィルム11を所望とする方向に引き裂くことができ、包装体10の開口が歪となるといったトラブルが生じにくい。このように、ティアテープ12が設けられていることで、包装体10を容易に開封することができる。
ティアテープ12の材質としては、ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、PETなどのポリエステル系樹脂が挙げられる。これらティアテープ12を形成する樹脂の種類は、包装フィルム11を形成する樹脂との溶着のしやすさを鑑みて適宜決定される。
ティアテープ12の幅は特に限定されないが、概ね2〜5mmが好ましい。ティアテープ12の厚みは特に限定されないが、10〜30μmが好ましい。
タブ13は、包装体10を開封する把手である。タブ13を指で摘み、ヒートシール部16bの方向に引っ張ることで、包装フィルム11が2本のティアテープ12に沿って引き裂かれ、包装体10が開口され、被収納物20が取り出される。なお、この実施形態例では舌片状のタブ13を示したが、指で摘みやすいものであれば他の形状でもよい。
封止フィルム15は、図1に示すように、タブ13より少し大きい程度、すなわちタブ13を覆う程度の大きさとされ、包装フィルム11の内側からタブ13を覆っている。なお、封止フィルム15は、タブ13を囲むように略四角形状に形成されるヒートシール部17によって、包装フィルム11に溶着されている。封止フィルム15がタブ13を覆うことで、包装体10の密封性が維持され、保存時に、包装体10内に異物が混入することがない。なお、封止フィルム15は、図1のとおり、タブ13と同等より少し大きく、タブ13を覆う程度の大きさとされている。これにより、包装体10を開封した際に、封止フィルム15で開口が覆われる面積を小さくでき、封止フィルム15が包装体10からの被収納物20の取り出しに支障をきたすことがない。
また、包装体10の開封後、タブ13を開封前の元の位置に戻せば、封止フィルム15がタブ13の支えとなるため、タブ13が包装体10内に埋没することなく、包装体10を簡易的に再封止することができる。
封止フィルム15の材質としては、特に限定されないが、包装フィルム11に用いられるものと同様の樹脂が挙げられる。
封止フィルム15の厚みは特に限定されないが、15〜40μmが好ましい。
ティアテープ12、タブ13、封止フィルム15は、必要に応じて設けられる。したがって、本発明の包装体は、例えば、図7に示すような包装体70であってもよい。包装体70は、その表側に1本のティアテープ12と、2本の形状保持テープ19とが設けられた包装体の実施形態例である。なお、包装体70には、包装体70の開封を容易にするための切り欠き71がヒートシール部16aに設けられ、切り欠き71から開封することで、ティアテープ12に沿って包装フィルム11を円滑に開封できる。
これら実施形態例では、いずれもピロー包装による包装体を示したが、本発明はこれに限らず、例えば2枚の包装フィルムで被収納物を挟み、該2枚の包装フィルムの4方をヒートシールした4方包装であってもよい。
次に、本発明の一実施形態例の包装体10を成形する方法の一例について、図面を用いて説明する。
図8に示すように、まず、包装フィルムロール30から長尺の包装フィルム11を定速で巻き出す。次いで、包装フィルム11の側辺から10〜20mmのところに形状保持テープ形成刃31を接触させ、包装フィルム11の側辺を一定の幅で切断する。切断された帯状の側辺を形状保持テープ19とする。
形状保持テープ19を切り離した包装フィルム11は、そのまま直進して走行する。また、形状保持テープ19を、反転ロール32、33、34、35により方向転換させて、包装フィルム11と並走させる。また、ティアテープロール36から巻き出された2本のティアテープ12を、反転ロール32で方向転換させて、2本の形状保持テープ19間の所定位置に配し、包装フィルム11と並走させる。
次いで、ガイド37を通過した形状保持テープ19を、貼付ヒーター39で加熱する。そして、加熱された2本の形状保持テープ19を、圧着ロール41により包装フィルム11の所定位置に溶着する。また、ガイド37を通過した2本のティアテープ12を貼付ヒーター38で加熱する。そして、加熱された2本のティアテープ12を平行にした状態で、包装フィルム11の長手方向に沿って、圧着ロール40により包装フィルム11の所定位置に溶着する。
次いで、図9に示すように、ティアテープ12と形状保持テープ19とが溶着された包装フィルム11を、複数のロールで構成されたダンサー部42に送り込む。ダンサー部42は、後述のダンサー部48(図10)と連動して、両者間に配される包装フィルム11が所定の時間間隔で走行・停止を繰り返すように動作する。
次いで、ダンサー部42を通過した包装フィルム11が停止する間に、切込み具44に備えられた切込み刃43を包装フィルム11に接触させ、2本のティアテープ12を跨ぐ切込み14をつけることで、包装フィルム11にタブ13を形成する。
次いで、封止フィルムロール45から巻き出され、封止フィルム切断刃46でタブ13を覆う程度の寸法に裁断された封止フィルム15を、封止フィルムヒートシール具47を用いて、ティアテープ12が溶着された面に、タブ13を覆うように溶着する。
次いで、図10に示すように、切込み14が形成され、かつティアテープ12、封止フィルム15、および形状保持テープ19が溶着された包装フィルム11を、矢印方向に動作する複数のロールで構成されたダンサー部48に通過させて、走行速度を定速状態に戻した後、印刷機(不図示)で裁断目印61などの印刷を施す。このようにして所望の加工を施した包装フィルム11を、包装フィルム巻き取りロール49で巻き取る。なお、裁断目印61は、後述の包装体10の成形において、包装フィルム11をヒートシールおよび裁断するための目印となる。
ここで、図11に示すように、前述の加工を施した包装フィルム11には、包装フィルム11の長手方向に沿って、包装フィルム11の幅方向の中心を境にして、その両側に形状保持テープ19が1本ずつ設けられることで、帯状の肉厚部Bが形成されている。このため、形状保持テープ19が溶着された帯状の肉厚部Bは、ティアテープ12と封止フィルム15とが溶着された部分と、概ね同等の肉厚とすることができる。したがって、図12に示すように、包装フィルム11を、その幅方向にテンションの偏りを生じることなく包装フィルム巻き取りロール49に均等に巻き取ることができる。このように、フィルム11を包装フィルム巻き取りロール49で均等に巻き取ることで、後述の包装体10の成形時に、包装フィルム11を包装フィルム巻き取りロール49から、包装フィルム11の幅方向に円滑に巻き出すことができ、以って包装体10を効率よく成形できる。なお、図11に示すティアテープ12、封止フィルム15および形状保持テープ19が形成された面は、この包装フィルム11を包装体10に成形した際に、包装体10の内側になる。
一方、ティアテープ12と封止フィルム15とが溶着された包装フィルム11に、形状保持テープ19が形成されない場合、図13に示すように、包装フィルム巻き取りロール49への巻き取りが進むにしたがい、包装フィルム巻き取りロール49の幅方向に部分的に盛り上がった部分が生じる。このような状態で包装フィルム11の巻取りを続けると、包装フィルム11の幅方向に対して均等にテンションをかけて巻き取ることができなくなり、場合によっては途中で巻き取り自体が行えなくなる恐れがある。このような包装フィルム巻き取りロール49からは、包装フィルム11を円滑に巻き出しにくく、包装フィルム11が捩れて巻き出されるなどして、後述における包装体10の成形が正常に行えない可能性がある。
なお、この実施形態例では、図8に示すように、形状保持テープ19の面を反転ロール32〜35により反転させているが、本発明はこれに限らず、反転ロールの数や配置を適宜変更するなどして、形状保持テープ19を、面を反転させずに、包装フィルム11に溶着してもよい。
また、この実施形態例では、図8に示すように、材料調達の簡略化の観点から、包装フィルム11の側辺から形状保持テープ19を切り出しているが、本発明はこれに限らず、別途用意した形状保持テープ19を包装フィルム11に溶着してもよい。
また、この実施形態例では、図8に示すように、包装フィルム11から切り出した形状保持テープ19を包装フィルム11に溶着することで、包装フィルム11に、図5に示す形状保持テープ19による帯状の肉厚部Bを形成している。本発明はこれに限らず、複数の包装フィルム(第1包装フィルム11a、第2包装フィルム11b、第3包装フィルム11c)の一部を帯状に重ね合わせて溶着することで、図6に示す帯状の肉厚部Bを形成してもよい。
また、この実施形態例では、包装フィルム11の幅方向の中心を境にして、その両側に形状保持テープ19を1本ずつ溶着することで、帯状の肉厚部Bを形成している。本発明はこれに限らず、包装フィルム11の幅方向の中心を境にして、その両側に溶着される形状保持テープ19の本数は、少なくとも1本以上であればよい。また、帯状の肉厚部Bの溶着位置は、包装フィルム11に溶着される他の部材(この実施形態例ではティアテープ12と封止フィルム15。)の溶着位置、包装体に折り目を付与したい位置などを鑑みて適宜決定される。
なお、帯状の肉厚部Bを、包装フィルム11の幅方向の中心を境にして、その片側のみに形成した場合、包装フィルム巻き取りロール49に包装フィルム11を、包装フィルム11の幅方向に均等にテンションをかけて巻き取ることができず、包装フィルム11の巻取りに支障をきたす恐れがある。
前述した包装フィルム11への加工は、所望とする包装体の仕様によって適宜変更可能である。例えば、図7の包装体70に用いる包装フィルム11には、前述の包装フィルムの加工装置を用いて、1本のティアテープ12、および2本の形状保持テープ19を所望の位置に溶着すればよい。この場合においても、形状保持テープ19が溶着された帯状の肉厚部Bを、ティアテープ12が溶着された部分の肉厚と概ね同等にすることで、包装フィルム巻き取りロール49への包装フィルム11の巻き取りを均等にできる。
このように、包装フィルム11に溶着する部材が適宜変更されても、包装フィルム11に、包装フィルム11の幅方向の中心を境にして、その両側に少なくとも1本ずつの形状保持テープ19を溶着することで、包装フィルム11を、その幅方向にテンションの偏りを生じることなく、包装フィルム巻き取りロール49に均等に巻き取ることができる。なお、帯状の肉厚部Bの肉厚は、所望の肉厚を有した包装フィルム11および/または形状保持テープ19を用いることで調整することができる。
図1に示す包装体10を成形するには、ピロー包装機など公知の包装機を用いることができる。包装体10の成形に際しては、図14(a)に示すように、まず包装機に包装フィルム巻き取りロール49を固定し、前述の加工が施された包装フィルム11を巻き出す。ここで、包装フィルム11は、前述したように、包装フィルム11の幅方向に均等に巻き取られているため、巻き出しが円滑に行える。以って本発明の包装体を効率よく成形することができる。
次いで、巻き出された包装フィルム11を、図14(a)、図14(b)に示すように、包装フィルム11の側辺51を下にして、ライン50上を走行する被収納物20にコの字状に被せる。なお、被収納物20に包装フィルム11を被せる際、図11に示した包装フィルム11の面側(ティアテープ12、封止フィルム15および形状保持テープ19が形成された面。)を被収納物20側に向けて被せる。
さらに図14(a)、図14(c)に示すように、ライン50に設置されたヒートシール具52により、包装フィルム11の側辺51同士をヒートシールして、ヒートシール部16cを形成し、包装フィルム11を筒状とする。この後、図14(a)に示すように、ライン50に設置された裁断兼ヒートシール具53により、被収納物20を包んだ包装フィルム11を、裁断目印61を目印としてヒートシールおよび裁断し、ヒートシール部16a、16bを形成する。このようにして、被収納物20を密封状態で収納した包装体10が成形される。
このようにして、形状保持テープ19を溶着した包装フィルム11で包装体10を成形することにより、図1に示すように、形状保持テープ19が設けられた帯状の肉厚部Bに沿って折り目Aを形成することができる。これにより、包装フィルム11を折り目Aに沿って屈曲させることができる。よって、包装体10は、立体的な包装形状を安定して維持でき、以って優れた意匠性を有することができる。
本発明の包装体は、包装フィルムを所望の位置で屈曲でき、意匠性に優れている。また、本発明の包装フィルムを用いれば、本発明の包装体を効率よく成形することができる。さらに、本発明の包装フィルムは、ロールへの巻き取りおよびロールからの巻き出しを円滑に行える。
本発明の一実施形態例の包装体に被収納物を収納した状態を示す斜視図である。 図1の実施形態例の包装体を矢印方向から示した側面図である。 本発明の他の実施形態例の包装体に被収納物を収納した状態を示す斜視図である。 図3の実施形態例の包装体を矢印方向から示した側面図である。 形状保持テープにより帯状の肉厚部が形成された包装体の断面図である。 包装フィルム同士を重ね合わせて帯状の肉厚部が形成された包装体の断面図である。 本発明の他の実施形態例の包装体に被収納物を収納した状態を示す斜視図である。 包装フィルムに加工を施す装置の一部を示す斜視図である。 包装フィルムに加工を施す装置の一部を示す斜視図である。 包装フィルムに加工を施す装置の一部を示す斜視図である。 本発明の包装フィルムの一例を示す平面図である。 包装フィルム巻き取りロールに、形状保持テープが形成された包装フィルムが巻き取られた状態を示す断面図である。 包装フィルム巻き取りロールに、形状保持テープが形成されていない包装フィルムが巻き取られた状態を示す断面図である。 (a)は本発明の包装体の成形装置の一例を示す模式図であり、(b)は(a)のX−X断面図であり、(c)は(a)のY−Y断面図である。
符号の説明
10、60、70 包装体
11 包装フィルム
12 ティアテープ
13 タブ
14 切込み
15 封止フィルム
19 形状保持テープ
20 被収納物
A 折り目
B 帯状の肉厚部

Claims (3)

  1. 包装フィルムに、該包装フィルムに折り目を付与する帯状の肉厚部と、
    2本の平行なティアテープと、これら2本のティアテープを跨ぐ切込みにより形成されたタブと、タブに対応して、これを覆う封止フィルムとが形成されていることを特徴とする包装体。
  2. 長尺のフィルムに、該フィルムの長手方向に沿って、帯状の肉厚部が、前記フィルムの幅方向の中心を境にして、その両側に少なくとも1本ずつ形成され
    さらに、2本の平行なティアテープと、これら2本のティアテープを跨ぐ切込みにより形成されたタブと、タブに対応して、これを覆う封止フィルムとが形成されていることを特徴とする包装フィルム。
  3. 前記帯状の肉厚部は、前記長尺のフィルムの側辺を一定の幅で切断して得られた形状保持テープにより形成されている請求項2に記載の包装フィルム。
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