JP5285392B2 - データ伝送方法並びにデータ伝送システム - Google Patents

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本発明は、データ伝送方法、並びにかかるデータ伝送方法によってデータを伝送するデータ伝送システムに関するものである。
従来のデータ伝送システムとして、特許文献1に記載されている映像伝送システムなどがある。特許文献1に記載されている従来システムは、多値のディジタル変調方式で映像信号を変調して伝送することにより、従来のアナログ伝送方式のインターホンシステムに用いられているペア線やインターホン線のような伝送帯域の狭い平衡伝送路を用いても映像をリアルタイムに伝送することを可能としている。
特開2005−197790号公報
ところで、伝送されるフレームのフレームフォーマットは、一般的に、フレーム同期用の同期部、データの送り先及びデータの送り元のアドレスを格納するアドレス部、伝送しようとするデータを格納するデータ部、伝送誤り検出のためのフレーム検査シーケンスを含んでいる。そして、受信局においては、前記フレーム検査シーケンスによって伝送誤りを検出したら当該フレームを破棄している。
しかしながら、特許文献1に記載されている従来例のように、映像をリアルタイムで伝送して表示させる必要があるシステムにおいては、伝送誤りが生じたフレームを破棄してフレームが再送されるまで待っていると、映像の再生(表示)に支障を来す虞がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、フレームが破棄されることによる不具合の発生を抑えることができるデータ伝送方法並びにデータ伝送システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、データの送り先及びデータの送り元のアドレスを格納するアドレス部、伝送しようとするデータを格納するデータ部、伝送誤り検出のためのフレーム検査シーケンスを含むフレームを送信局から受信局へ伝送するデータ伝送方法において、送信局においてアドレス部のみの伝送誤りを検出するための伝送誤り検出符号をアドレス部に挿入し、受信局においては、当該伝送誤り検出符号によって伝送誤りが検出されれば当該フレームを破棄し、当該伝送誤り検出符号によって伝送誤りが検出されない場合において、前記フレーム検査シーケンスによって検出される伝送誤りのビット誤り率が所定の閾値を超えていなければ当該フレームを破棄せず、前記フレーム検査シーケンスによって検出される伝送誤りのビット誤り率が前記閾値を超えていれば当該フレームを破棄するデータ伝送方法であって、送信局において、前記閾値をデータ部の前に挿入し、受信局においては、フレームに挿入されている前記閾値と前記フレーム検査シーケンスによって検出される伝送誤りのビット誤り率とを比較することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、軽微な伝送誤り、例えば、映像データのように走査線1本分のデータのみに生じた伝送誤りであれば、アドレス部に格納されているアドレスに間違い(伝送誤り)のない限り、伝送誤りが生じたフレームを破棄せずに当該フレームのデータ部に格納されているデータを採用することで当該フレームの再送を待つことによる不具合の発生を抑えることができる。さらに、軽微でない伝送誤り、すなわち、ビット誤り率が所定の閾値を超える伝送誤りが生じていれば、当該フレームを受け取らずに破棄することで誤ったデータによる別の不具合の発生を防ぐことができる。
請求項の発明は、請求項の発明において、受信局においては、互いに異なる複数の前記閾値のうちから、データ部に格納されているデータの種類に応じた閾値を選択することを特徴とする。
請求項の発明によれば、データの種類によって許容されるビット誤り率が異なると考えられるので、データの種類に応じて閾値を動的に変更することで誤ったデータによる別の不具合の発生を確実に防ぐことができる。
請求項の発明は、請求項の発明において、送信局においてデータ部に格納されるデータは、映像データと音声データの少なくとも2種類のデータの何れか一方を含むことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、送信局において、フレームを破棄するか否かを指示するための指示フラグを当該フレームに挿入し、受信局においては、前記フレーム検査シーケンスによって検出される伝送誤りのビット誤り率が所定の閾値を超えている場合、前記指示フラグによってフレームの破棄が指示されているときにのみ、当該フレームを破棄することを特徴とする。
請求項の発明は、上記目的を達成するために、請求項1〜のデータ伝送方法によってデータ伝送を行う送信局及び受信局を備えたことを特徴とする。
請求項の発明によれば、請求項1の発明と同様の作用を奏するデータ伝送システムが提供できる。
本発明によれば、フレームが破棄されることによる不具合の発生を抑えることができるデータ伝送方法並びにデータ伝送システムが提供できる。
以下、図面を参照して本発明に係るデータ伝送方法並びにデータ伝送システムの実施形態を詳細に説明する。但し、本実施形態では有線の伝送路を介して映像データと音声データを伝送するインターホンシステムに本発明の技術思想を適用した場合を例示しているが、本発明の技術思想が適用可能なデータ伝送システムはインターホンシステムに限定されるものではない。
図1に示すように、本実施形態のインターホンシステムは、住戸内に設置されるインターホン親機1と住戸外に設置されるインターホン子機2で構成される。インターホン子機(以下、「子機」と略す。)2は、CPUやメモリなどを具備するCPU部20と、音声を入出力する音声入出力部21と、来訪者を撮像する撮像部22と、呼出釦などの操作釦を有する操作入力部23と、伝送路Lsを介してインターホン親機(以下、「親機」と略す。)1との間でデータ伝送を行う通信部24とを備えている。
音声入出力部21は、マイクロホンで集音した音声をA/D変換した後にPCMなどの所定の符号化方式で符号化した音声データをCPU部20に出力するとともに、CPU部20から入力される音声データを復号化した後にD/A変換したアナログの音声信号でスピーカを駆動して音声を鳴動させる。
撮像部22は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの固体撮像素子から出力されるディジタルの映像信号(例えば、ディジタルYUV信号など)をCPU部20に渡している。
操作入力部23は、来訪者によって操作される呼出釦を有し、呼出釦が操作されたときにCPU部20へ呼出操作信号を出力する。
CPU部20は、子機2全体の動作制御を行う制御機能や、撮像部22から渡されるディジタル映像信号をMPEG−4やH.264などの所定の圧縮符号化方式で符号化した映像データを生成する映像信号処理機能、データ伝送に必要なプロトコル・スタック(後述する)などが実装されている。
通信部24は、CPU部20で生成されるフレーム(後述する)をQAMなどの多値変調方式で一次変調する一次変調処理、一次変調されたフレームを直交周波数分割多重(OFDM)方式などのマルチキャリア適応変調方式で二次変調する二次変調処理、二次変調された伝送信号を伝送路Lsを介して送信するとともに伝送路Lsを介して伝送信号を受信する送受信機能、受信した伝送信号から多値変調(一次変調)されているフレームを復調する第1の復調処理、多値変調されているフレームから元のフレームを復調する第2の復調処理を行う。
一方、親機1は、CPUやメモリなどを具備するCPU部10と、音声を入出力する音声入出力部11と、映像を表示する映像表示部12と、応答釦などの操作釦を有する操作入力部13と、伝送路Lsを介して子機2との間でデータ伝送を行う通信部14とを備えている。
音声入出力部11は、マイクロホンで集音した音声をA/D変換した後にPCMなどの所定の符号化方式で符号化した音声データをCPU部10に出力するとともに、CPU部10から入力される音声データを復号化した後にD/A変換したアナログの音声信号でスピーカを駆動して音声を鳴動させる。
映像表示部12は、液晶ディスプレイなどの表示デバイスと当該表示デバイスを駆動する駆動回路などを有し、後述するようにCPU部10から出力される映像信号によって駆動回路が表示デバイスを駆動することで表示デバイスに映像(子機2の撮像部22で撮像された動画像)を表示する。
操作入力部13は、応答釦を有し、応答釦が操作されたときにCPU部10へ応答操作信号を出力する。
CPU部10は、親機1全体の動作制御を行う制御機能や、子機2から受け取った映像データからディジタル映像信号を復号化して映像表示部12に出力する映像信号処理機能、データ伝送に必要なプロトコル・スタック(後述する)などが実装されている。
通信部14は、子機2の通信部14と共通の処理、すなわち、CPU部10で生成されるフレーム(後述する)をQAMなどの多値変調方式で一次変調する一次変調処理、一次変調されたフレームを直交周波数分割多重(OFDM)方式などのマルチキャリア適応変調方式で二次変調する二次変調処理、二次変調された伝送信号を伝送路Lsを介して送信するとともに伝送路Lsを介して伝送信号を受信する送受信機能、受信した伝送信号から多値変調(一次変調)されているフレームを復調する第1の復調処理、多値変調されているフレームから元のフレームを復調する第2の復調処理を行う。
ここで、親機1のCPU部10及び子機2のCPU部20に実装されているプロトコル・スタックは、トランスポート層のプロトコルとしてTCP/UDP、ネットワーク層のプロトコルとしてIPを有している。したがって、CPU部10(20)の送信処理においては、伝送しようとするデータ(親機1のCPU部10では音声データのみ、子機2のCPU部20では音声データと映像データ)を分割してトランスポート層のフレーム(TCP/UDPフレーム)のデータ部(データフィールド)に格納するとともに、当該TCP/UDPフレームをネットワーク層のフレーム(IPフレーム)にカプセル化し、さらに、IPフレームの先頭にデータリンク層(MAC層)のヘッダ(MACヘッダ)を付加するとともにIPフレームの末尾に伝送誤り検出符号(FCS:フレーム検査シーケンス)を付加することでデータリンク層のフレーム(MACフレーム)を作成している。一方、CPU部10(20)の受信処理においては、通信部14(24)から渡されるMACフレームからIPフレームを取り出し、さらにIPフレームからTCP/UDPフレームを取り出すとともに、TCP/UDPフレームのデータ部に格納されているデータ(音声データ又は映像データ)を取り出して通話や映像の表示に必要な処理を行う。
通信部14(24)においては、CPU部10(20)で生成されたMACフレームを一次変調及び二次変調して作成した伝送信号を伝送路Lsに送出し、且つ伝送路Lsから取り込んだ伝送信号に対して第1及び第2の復調処理を行うことで得られるMACフレームをCPU部10(20)に渡している。さらに送信側(送信局)の通信部14(24)では、伝送路Lsの伝送特性に応じて二次変調で使用するサブキャリア毎の一次変調方式(多値度)を適応的に選択する処理も行っており、サブキャリア毎に選択された一次変調方式(多値度)の情報を受信側(受信局)に知らせるためのヘッダ(PHYヘッダ)をMACフレームの先頭に付加している(図2参照)。
図2は、本実施形態におけるフレームフォーマットを示している。図1では伝送路Lsに親機1と子機2が1台ずつ接続されているシステム構成を例示しているが、複数台の親機1並びに子機2が伝送路Lsに接続され、任意の親機1と子機2の組み合わせ、あるいは親機1同士の組み合わせで映像データや音声データを伝送することもできる。そのため、親機1の通信部14と子機2の通信部24には固有のアドレス(MACアドレス)が割り当てられており、送信側(送信局)の通信部14(又は24)のMACアドレスがMACヘッダの送信元MACアドレスフィールドに格納され、受信側(受信局)の通信部24(又は14)のMACアドレスがMACヘッダの宛先MACアドレスフィールドに格納される。故に、伝送路Lsを介して伝送されるMACフレームは宛先MACアドレスに一致するMACアドレスが割り当てられている受信局(親機1又は子機2)のみに受信されることになる。尚、MACヘッダのタイプフィールドには、MACフレームにカプセル化されている上位プロトコルのフレーム(IPフレーム及びTCP/UDPフレーム)の種類を示す情報が格納されている。
ここで、通常のMACフレームは、末尾に付加されているFCS(フレーム検査シーケンス)に基づいてCPU部10(20)により伝送誤りが検出されると破棄されるのであるが、本実施形態のように映像や音声をリアルタイムで伝送して表示並びに鳴動させる必要があるシステムにおいては、伝送誤りが生じたフレームを破棄して当該フレームが再送されるまで待っていると、映像の再生(表示)や音声の鳴動(通話)に支障を来す虞がある。一方、軽微な伝送誤り、例えば、映像データにおける走査線1本分のデータのみに生じた伝送誤りであれば、当該フレームのデータ部に格納されているデータを採用して映像を表示させても実使用上は大きな問題とならず、むしろ、当該フレームの再送を待って映像表示が滞るよりも好ましいと考えられる。
そこで本実施形態では、図2に示すようにMACフレームにおけるアドレス部(MACヘッダ)の末尾にMACヘッダの伝送誤りを検出するための伝送誤り検出符号(フレーム検査シーケンス<FCS>)を付加して送信局(例えば、子機2)から送信している。そして、受信局(例えば、親機1)においては、受信したMACフレームのMACヘッダに付加されているフレーム検査シーケンスによってCPU部10がMACヘッダ(アドレス部)のみの伝送誤り検出を行い、MACヘッダに伝送誤りが検出された場合は当該MACフレームを破棄するが、MACヘッダに伝送誤りが検出されない場合はMACフレームの末尾に付加されているフレーム検査シーケンスによって伝送誤りが検出されてもMACフレームを破棄せずに当該MACフレームのデータ部に格納されているデータ(映像データ又は音声データ)を採用するようにしている。
次に、本実施形態の基本的な動作を説明する。
まず、来訪者が子機2の呼出釦を操作すると、操作入力部23からCPU部20に呼出操作信号が出力される。呼出操作信号を受け取ったCPU部20は、呼出コマンドをデータ部に格納したMACフレームを生成して通信部24に渡した後、撮像部22から出力される映像信号から作成した映像データをデータ部に格納したMACフレームを生成して通信部24に渡す。尚、これらのMACフレームにおいては、MACヘッダの宛先MACアドレスフィールドに親機1の通信部14に割り当てられているMACアドレスが格納され、送信元MACアドレスフィールドには子機2の通信部24に割り当てられているMACアドレスが格納される。通信部24では、CPU部20から渡されるMACフレームの先頭にPHYヘッダを付加したフレームを一次変調及び二次変調して作成した伝送信号を伝送路Lsに送出する。
伝送路Lsに送出された伝送信号は親機1の通信部14で受信される。通信部14では、受信した伝送信号に対して第1及び第2の復調処理を行うことで得られるMACフレームをCPU部10に渡す。親機1のCPU部10は、通信部14から渡されるMACフレームのMACヘッダに付加されているフレーム検査シーケンスによって伝送誤り検出を行い、MACヘッダに伝送誤りが検出された場合、若しくはMACヘッダの宛先MACアドレスフィールドに格納されているMACアドレスが通信部14に割り当てられているMACアドレスに一致しない場合は当該MACフレームを破棄する。一方、MACヘッダに伝送誤りが検出されず、且つMACヘッダの宛先MACアドレスフィールドに格納されているMACアドレスが通信部14に割り当てられているMACアドレスに一致すれば、CPU部10は当該MACフレームのデータ部に格納されている呼出コマンドや映像データを取得する。そしてCPU部10では、呼出コマンドに応じて音声入出力部11のスピーカから呼出音を鳴動させるとともに、映像データからディジタル映像信号を復号化して映像表示部12に出力することで来訪者の映像を表示デバイスに表示させる。
映像表示部12に表示された映像で来訪者を確認した住戸の住人が応答釦を操作すると、操作入力部13からCPU部10に応答操作信号が出力される。応答操作信号を受け取ったCPU部10は、音声入出力部11から出力される音声データをデータ部に格納し、MACヘッダの宛先MACアドレスフィールドに子機2の通信部24に割り当てられているMACアドレスを格納するとともに、送信元MACアドレスフィールドに親機1の通信部14に割り当てられているMACアドレスを格納したMACフレームを生成して通信部14に渡す。通信部14では、CPU部10から渡されるMACフレームの先頭にPHYヘッダを付加したフレームを一次変調及び二次変調して作成した伝送信号を伝送路Lsに送出する。
伝送路Lsに送出された伝送信号は子機2の通信部24で受信される。通信部24では、受信した伝送信号に対して第1及び第2の復調処理を行うことで得られるMACフレームをCPU部20に渡す。子機2のCPU部20は、通信部24から渡されるMACフレームのMACヘッダに付加されているフレーム検査シーケンスによって伝送誤り検出を行い、MACヘッダに伝送誤りが検出された場合、若しくはMACヘッダの宛先MACアドレスフィールドに格納されているMACアドレスが通信部24に割り当てられているMACアドレスに一致しない場合は当該MACフレームを破棄する。一方、MACヘッダに伝送誤りが検出されず、且つMACヘッダの宛先MACアドレスフィールドに格納されているMACアドレスが通信部24に割り当てられているMACアドレスに一致すれば、CPU部20は当該MACフレームのデータ部に格納されている音声データを取得し、当該音声データを音声入出力部21に出力する。音声入出力部21では、CPU部20から入力される音声データを復号化した後にD/A変換したアナログの音声信号でスピーカを駆動して音声(住人の通話音声)を鳴動させる。
上述のようにして子機2から親機1に対して映像データと音声データが伝送されるとともに、親機1から子機2に対して音声データが伝送されることにより、親機1と子機2との間で住人と来訪者による通話が行われると同時に、子機2の撮像部22で撮像された来訪者の映像が親機1の映像表示部12に表示される。
ところで、伝送信号(MACフレーム)に生じる伝送誤りが軽微でない場合、すなわち、映像や音声に実使用上の大きな問題(来訪者が判別できないとか、音声が聞き取れないなどの問題)が生じる場合には、当該MACフレームを破棄することが望ましい。故に、本実施形態ではMACフレームの末尾に付加されているフレーム検査シーケンスによって検出される伝送誤りのビット誤り率(BER)が所定の閾値を超えているか否かをCPU部10,20で判断し、ビット誤り率が閾値を超えている場合はMACフレームに生じる伝送誤りが軽微でないとみなして当該MACフレームを破棄している。このように軽微でない伝送誤り、すなわち、ビット誤り率が所定の閾値を超える伝送誤りが生じていれば、当該MACフレームを受け取らずに破棄することで誤ったデータによる別の不具合(来訪者が判別できないとか、音声が聞き取れないなどの不具合)の発生を防ぐことができる。
ここで、データの種類によって許容されるビット誤り率が異なると考えられるので、例えば、映像データに対するビット誤り率の閾値と音声データに対するビット誤り率の閾値とを別々に設定することが望ましい。故に、受信局である親機1及び子機2のCPU部10,20において、映像データに対応した閾値と音声データに対応した閾値をメモリに記憶しておき、受信したMACフレームのデータ部に格納されているデータの種類に応じた閾値を選択し、当該MACフレームのビット誤り率が選択した閾値を超えている場合に当該MACフレームを破棄する。このようにすれば、データの種類に応じて閾値を動的に変更することで誤ったデータによる別の不具合の発生を確実に防ぐことができる。但し、ビット誤り率の閾値を親機1及び子機2のCPU部10,20のメモリに予め記憶しておく代わりに、送信局となる親機1又は子機2のCPU部10,20が送信しようとするMACフレームのデータ部の前に閾値の情報を挿入し、受信局となる親機1又は子機2のCPU部10,20が受信したMACフレームに挿入されている前記閾値とビット誤り率とを比較するようにしても構わない。
さらに、送信局となる親機1又は子機2のCPU部10,20において、ビット誤り率が閾値を超えている場合にMACフレームを破棄するか否かを指示するための指示フラグを当該MACフレームに挿入しておき、受信局となる親機1又は子機2のCPU部10,20においては、ビット誤り率が閾値を超えている場合、前記指示フラグによってフレームの破棄が指示されているときにのみ、当該MACフレームを破棄するようにしても構わない。
ところで、本実施形態のインターホンシステムは、図3に示すようなホームネットワークシステムを構成するサブシステムの一つに位置付けられる。図示例では、インターホンシステムの他に、ネットワーク通信機能を有するテレビ受像機TVやビデオ録画再生機VRや音響機器ADなどからなる音響・映像(AV)システムやパーソナル・コンピュータPCなどをサブシステムとして備えるとともに、照明器具や空調機器などの住宅設備機器X並びにこれらの住宅設備機器Xを制御する住宅設備制御装置Cからなる住宅設備制御システムをサブシステムとして備えている。そして、これらのサブシステムに属する各端末(親機1や子機2、テレビ受像機TVや住宅設備制御装置Cなど)にはネットワークアドレスとしてIPアドレスが割り当てられており、異なるサブシステムに属する端末同士の間においても、IPアドレスを指定してデータ伝送を行うことができる。例えば、インターホンシステムに属する子機2からAVシステムに属するテレビ受像機TVに映像データを含むフレームを伝送し、子機2で撮像された来訪者の映像をテレビ受像機TVの画面に表示することが可能である。
さらに、図示例ではサブシステムの端末はモデム付のルータRが具備する複数の通信ポートにそれぞれ伝送路Ls(例えば、カテゴリ6のLANケーブル)を介して接続されている。ルータRは、電話線やCATVの同軸ケーブル若しくは光ファイバなどの通信媒体を介してインターネットに接続されており、サブシステムの端末から送信されるフレームをインターネットを介してサーバSに送信するとともに、インターネットを介してサーバSから送信されるフレームをサブシステムの端末に転送する役割を果たしている。例えば、インターホンシステムの子機2で撮像された来訪者の映像データをルータRからサーバSに送信し、当該住戸の住人が携帯する通信端末(例えば、携帯電話機)にサーバSから当該映像データを転送することによって、留守中に訪れた来訪者の映像を携帯電話機の画面に表示して確認することができる。さらには、サーバSを経由して携帯電話機とインターホンシステムとの間で音声データを授受することで携帯電話機と子機2を使って住人と来訪者が通話することも可能である。
本発明に係るデータ伝送システムをインターホンシステムに適用した実施形態のシステム構成図である。 同上におけるフレームの説明図である。 本発明に係るデータ伝送システムをサブシステムとするホームネットワークシステムのシステム構成図である。
符号の説明
1 インターホン親機(送信局,受信局)
2 インターホン子機(送信局,受信局)
10,20 CPU部
11,21 音声入出力部
12 映像表示部
13,24 通信部
22 撮像部

Claims (5)

  1. データの送り先及びデータの送り元のアドレスを格納するアドレス部、伝送しようとするデータを格納するデータ部、伝送誤り検出のためのフレーム検査シーケンスを含むフレームを送信局から受信局へ伝送するデータ伝送方法において、
    送信局においてアドレス部のみの伝送誤りを検出するための伝送誤り検出符号をアドレス部に挿入し、
    受信局においては、当該伝送誤り検出符号によって伝送誤りが検出されれば当該フレームを破棄し、当該伝送誤り検出符号によって伝送誤りが検出されない場合において、前記フレーム検査シーケンスによって検出される伝送誤りのビット誤り率が所定の閾値を超えていなければ当該フレームを破棄せず、前記フレーム検査シーケンスによって検出される伝送誤りのビット誤り率が前記閾値を超えていれば当該フレームを破棄するデータ伝送方法であって、
    送信局において、前記閾値をデータ部の前に挿入し、
    受信局においては、フレームに挿入されている前記閾値と前記フレーム検査シーケンスによって検出される伝送誤りのビット誤り率とを比較することを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 受信局においては、互いに異なる複数の前記閾値のうちから、データ部に格納されているデータの種類に応じた閾値を選択することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. 送信局においてデータ部に格納されるデータは、映像データと音声データの少なくとも2種類のデータの何れか一方を含むことを特徴とする請求項2記載のデータ伝送方法。
  4. 送信局において、フレームを破棄するか否かを指示するための指示フラグを当該フレームに挿入し、
    受信局においては、前記フレーム検査シーケンスによって検出される伝送誤りのビット誤り率が所定の閾値を超えている場合、前記指示フラグによってフレームの破棄が指示されているときにのみ、当該フレームを破棄することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のデータ伝送方法。
  5. 請求項1〜4のデータ伝送方法によってデータ伝送を行う送信局及び受信局を備えたことを特徴とするデータ伝送システム。
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