JP5285266B2 - Led照明器具 - Google Patents

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本発明は発光ダイオード(以下「LED」という)を点灯させるLED照明器具の温度特性の改善に関するものである。
近年、LEDの光学性能が高くなってきており、LEDを用いた照明器具は寿命が長いなどの理由で従来の光源から置き換えられる状態にある。今後LEDの性能がますます向上していけば、さらに汎用の照明器具分野で採用されると考えられる。
LEDは蛍光灯やHID(高輝度放電灯)のように点灯してから光出力が安定するまでの光出力安定時間が短いため、電源を投入してからすぐに照度や光出力が必要な場面ではLEDが適しているといえる。例えば、特許文献1(特開平8−250067号公報)では、電球型蛍光灯において管内に主アマルガムを設け、前記管の両端部に一対の電極を有し、かつ前記電極を支持する内部導入線の前記電極の近傍に補助アマルガムが設けられた蛍光管と、前記蛍光管の両端部を固着保持したホルダと、前記蛍光管を収納し、かつケースとで外囲器を構成するグローブとを備えた電球型蛍光灯において、前記補助アマルガムの一方の主面の少なくとも一部が前記電極に対向して設けられた構成を有し、その作用としては、補助アマルガムの一方の主面の少なくとも一部が電極に対向しているため、電極の放射熱および対流熱を受けやすくなるので、放電空間への水銀の放出が活発になり、点灯初期の光束の立ち上がりが速くなるということである。
一方、LEDは光出力の周囲温度特性を持っており、高温時に比べ低温時の方が光出力(例えば光束、照度)が良い。このため、これらのLEDを含んだLED発光部を内蔵した照明器具は一般的にLEDに流す電流が一定とすると、通常使用時には光出力が低下した状態で使用する傾向にある。
図15に特許文献2(特開2007−189819号公報)に開示された従来のLED点灯装置の回路図を示す。Vsは商用交流電源、DBは全波整流器、C2はコンデンサ、T1はトランスで1次巻線n1と2次巻線n2を備えている。Q1はスイッチング素子、D1は整流ダイオード、13はスイッチング素子Q1の制御回路、2はLED発光部、14は定電流素子である。
次に、図15に示す回路の動作を説明する。商用交流電源Vsの交流電圧を全波整流器DBで整流し、コンデンサC2で平滑し、トランスT1、MOSFETなどのスイッチング素子Q1で高周波矩形波交流電圧に変換し、整流ダイオードD1で整流して得られたパルス電圧に定電流素子14、LED発光部2の直列回路を接続する。スイッチング素子Q1は制御回路13によってオン・オフ制御される。
図16にトランスT1の2次側電圧Vn2と整流ダイオードD1で整流して得られたパルス電圧Vpの波形を示す。LED発光部2を流れる電流はパルス電圧Vpがある時だけ定電流素子14で規定された定電流Icが流れて点灯する。
定電流素子14の特性例を図17に示す。横軸は印加電圧、縦軸は電流である。定電流素子14にある電圧Vc以上の電圧を印加すると、印加電圧に関係なく一定の電流Icが流れる。電源電圧の変動、LEDの順方向電圧のばらつきは定電流素子14に印加される電圧が電圧変動と順方向電圧のばらつきを吸収するように変化し、流れる電流はIcと一定に保たれる。したがって、消費電力は電源電圧の変動分だけ増減するが、LEDの輝度は変化しない。
図15に示す回路ではパルス電圧Vpが無いときはLED発光部2は消灯するが、パルス電圧Vpが数kHz以上の高周波であれば、消灯していることは人間の目では認知できないので、LED発光部2は点灯し続けているように見える。
図16に示すパルス電圧Vpの一周期Tに対するパルス電圧Vpの割合(t/T)を減少させると、LED発光部2の輝度が低下し、パルス電圧Vpの割合(t/T)を増加させると輝度が上昇しているように見える。パルス電圧Vpの割合(t/T)は制御回路13で調整できる。
特開平8−250067号公報 特開2007−189819号公報
特許文献1では蛍光灯であるため、図11に示すようにどうしても低温時の光の立ち上がりに時間がかかってしまう。図11は本発明者らが電球型蛍光灯を使用し低温状態にして電源投入から照度計で測定したものである。また、LEDの光出力は、図12に示すように、出力電流一定とすると高温になれば低下する方向にある。図12は本発明者らがLEDを使用し、DC電源にて出力電流を一定にしてぺルチェ素子にてLEDのケース温度を一定になるように制御して球面光束計にて測定したものである。
さらに、従来の点灯回路部を用いた場合の照度も図14に示すように高温になれば低下していくため、LED照明器具の周囲の雰囲気温度に大きく影響され、例えば断熱施工が行われるような天井に取り付けられる埋め込み型LED照明器具においては、光出力が所定の光出力よりも低下するということになる。
例えば、特許文献2ではLEDに流れる電流を定電流素子により一定化することにより光出力を安定させようとしているが、LEDには温度特性があり、図12に示すように、周囲温度が上昇していくと、発光効率が低下するので、図13に示すように、常温時(25℃)の光束を100%とすると、それより高温時の照度比が低下する傾向となっていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、始動時の光出力の立ち上がりの改善と周囲温度による光出力の変動抑制を可能としたLED照明器具を提供することを課題とする。
請求項1の発明は、図1、図2に示すように、発光ダイオード2a〜2dを含むLED発光部2と、LED発光部2に発光ダイオード2a〜2dを点灯させる電流を供給する点灯回路部4とを器具筐体7内に内蔵するLED照明器具において、周囲温度が変化しても照明器具からの光出力が略一定になるように制御する制御部を点灯回路部4内に設け、前記制御部は、図7に示すように、周囲温度Taが常温よりも低い低温時の点灯安定時にLED発光部2に流れる電流が、周囲温度Taが常温時の点灯安定時にLED発光部2に流れる電流よりも小さく、且つ周囲温度Taが常温よりも低い低温時の点灯安定時にLED発光部2に流れる電流が最も小さくなるように制御することを特徴とする。
請求項の発明は、図1、図2に示すように、発光ダイオード2a〜2dを含むLED発光部2と、LED発光部2に発光ダイオード2a〜2dを点灯させる電流を供給する点灯回路部4とを器具筐体7内に内蔵するLED照明器具において、周囲温度が変化しても照明器具からの光出力が略一定になるように制御する制御部を点灯回路部4内に設け、前記制御部は、図5、図6に示すように、周囲温度Taが常温よりも低い低温時の点灯回路部4への入力電源投入時にLED発光部2に安定時よりも大きい電流を流すように制御すことを特徴とする。
請求項の発明は、図1、図2に示すように、発光ダイオード2a〜2dを含むLED発光部2と、LED発光部2に発光ダイオード2a〜2dを点灯させる電流を供給する点灯回路部4とを器具筐体7内に内蔵するLED照明器具において、周囲温度が変化しても照明器具からの光出力が略一定になるように制御する制御部を点灯回路部4内に設け、前記制御部は、図5、図6に示すように、周囲温度が常温よりも低い低温時の点灯回路部4への入力電源投入時にLED発光部2に安定時よりも大きい電流を流し、図7に示すように、周囲温度が常温よりも低い低温時の点灯安定時にはLED発光部2に流れる電流が最も小さくなるように制御すことを特徴とする。
請求項の発明によれば、周囲温度が変化した場合、低温から高温になればLEDに流れる電流を増加させ、LED照明器具の光出力を上げるように制御を行い、従来に比べて光出力を略一定にできる。
請求項2,3の発明によれば、周囲温度が常温よりも低い低温時の点灯回路部への入力電源投入時にLED発光部に安定時よりも大きい電流を流すように制御する制御部を点灯回路部内に設けたので、始動時の光出力の立ち上がりを改善できる。
以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1の回路図を図1に示す。LED発光部2は、4個のLED2a〜2dが搭載されており、LED2aからLED2dまでがアノードからカソードに直列につながれる構成となっている。LED2aのアノード側にはプラス、LED2dのカソード側にはマイナスの電圧が印加されることにより、各LED2a〜2dが発光する。LED2a〜2dの順方向電圧Vfの合計以上の電圧が印加されると、流れる電流の値に応じてLEDから光束を得ることが出来る。順方向電圧Vfは通常略3.5Vのため、4個直列に接続するのであれば、4×3.5V以上の直流電圧において点灯させることが出来る。
本実施形態の実装状態の一例を図2に示す。LED照明器具の器具筐体7内に、LED発光部2と点灯回路部4が内蔵されている。器具筐体7は、下端開放された金属製の円筒体よりなり、下端開放部は光拡散板8で覆われている。この光拡散板8に対向するように、LED発光部2が配置されている。21はLED実装基板であり、LED発光部2のLED2a〜2dを実装している。41は電源回路基板であり、点灯回路部4の電子部品を実装している。LED発光部2は、器具筐体7内において放熱板71に接触するように設置されており、LED2a〜2dの発生する熱を器具筐体7に逃がすようになっている。また、LED発光部2と点灯回路部4は、この放熱板71に設けられた穴を介して、リード線5で接続されている。放熱板71はアルミ板や銅板のような金属板であり、放熱効果と遮蔽効果を兼ねている。放熱板71は器具筐体7に電気的に接続されてアースされるが、リード線5のプラス側ならびにマイナス側とは電気的に分離された非充電部となっている。器具筐体7は天井9に埋め込まれており、断熱施工が行われるような天井に取り付けられると、点灯後の時間が経過するにつれて、LED発光部2と点灯回路部4の温度が上昇して行くことになる。
点灯回路部4の出力コネクタCON2とLED発光部2は一対のリード線5で接続されている。点灯回路部4の入力コネクタCON1は、商用交流電源Vsからの交流電源電圧(例えば、AC100V、50/60Hz)に接続される。
スイッチング電源回路部1とフィルタ回路部3を含めて点灯回路部4としている。スイッチング電源回路部1は非絶縁型の降圧チョッパ回路であり、パワースイッチング素子を兼ねた制御回路IC3(例えば松下電器産業株式会社製造のMIP552)によりスイッチング制御される。
商用交流電源Vsに点灯回路部4のフィルタ回路部3が接続される。フィルタ回路部3はヒューズFUSE、コンデンサC3、ラインフィルタLFからなり、商用交流電源Vsの一端にヒューズFUSEが直列接続され、商用交流電源Vsの他端とヒューズFUSEの出力端と並列にコンデンサC3、ラインフィルタLFが接続される。
フィルタ回路部3の出力には全波整流器DBとコンデンサC1が並列接続され、コンデンサC1の両端にLED2a〜2dの直列回路からなるLED発光部2とチョークL1と制御回路IC3の出力端子Qとグランド端子G間が直列に接続されている。出力端子Qは制御回路IC3の内部でスイッチング用のMOSFETのドレイン端子に接続されている。グランド端子Gは制御回路IC3の内部でスイッチング用のMOSFETのソース端子に接続されている。
また、LED発光部2とチョークL1の直列回路にダイオードD1が並列接続されており、コンデンサC2がLED発光部2と並列に接続されている。ダイオードD1のカソード側はコンデンサC2の正極側に接続され、アノード側はチョークL1を介してコンデンサC2の負極側に接続されている。
制御回路IC3の周辺には、制御部品として、感温抵抗Rt、抵抗R2,R3,R8、コンデンサC5〜C7が接続されている。制御回路IC3のVdd端子は外部基準電圧端子であり、この端子の雑音防止用にコンデンサC5が接続されている。制御回路IC3のEX端子はLED発光部2への出力電流の大きさを決める端子であり、Vdd端子と回路グランド(グランド端子G)の間に抵抗R2と感温抵抗Rtと抵抗R3が直列接続され、その分圧電圧がEX端子に印加されている。コンデンサC6は上述のコンデンサC5と同様、雑音防止用のコンデンサである。
Vin端子は商用交流電源Vsが投入された後、全波整流後の電源ラインからこの端子を介して制御回路IC3に制御電源を供給する端子である。コンデンサC7はコンデンサC5、C6と同じく雑音防止用のコンデンサである。
回路動作としては、まず商用交流電源Vsから入力された電圧は入力コネクタCON1を介しフィルタ回路部3を経て全波整流器DBにて全波整流される。全波整流された電圧はコンデンサC1を介してLED発光部2とコンデンサC2の並列回路とチョークL1と制御回路IC3の出力端子Q−グランド端子G間の直列回路に印加される。
商用交流電源Vsの投入直後は、制御回路IC3のVin端子から制御電源が制御回路IC3に供給され、Vdd端子の電圧が所定の電圧に達したときに発振を開始する。制御回路IC3の出力端子Q−グランド端子G間の電圧がほぼ0のとき、つまり内部のスイッチング素子がON状態のときは、制御回路IC3を介して全波整流器DBの出力電圧がLED発光部2とコンデンサC2の並列回路とチョークL1の直列回路に印加され、LED発光部2のLED2a〜2dが点灯する。
上述のON状態の時間幅は制御回路IC3の内部で設定される閾値電圧で決定される。制御回路IC3の内部で出力端子Q−グランド端子G間に流れる電流を電圧に変換し、その電圧が前記閾値電圧に達すると、制御回路IC3の出力端子Q−グランド端子G間が開放状態(つまり内部のスイッチング素子がOFF状態)となる。このとき、チョークL1の蓄積エネルギーによる逆起電力にてダイオードD1を介してコンデンサC2とLED発光部2の並列回路に回生電流が流れて、LED2a〜2dの点灯状態を維持する。
図3は本実施形態の動作波形であり、制御回路IC3の内部のスイッチング素子であるMOSFETのドレイン−ソース間電圧、ドレイン−ソース間電流及びダイオードD1に流れる電流の波形を示している。図中のON区間とOFF区間を合算した周期T、つまりその逆数のスイッチング周波数は、この制御回路IC3では数十kHzに固定されているため、OFF状態からON状態へは強制的に移行する。
また、制御回路IC3の出力端子Q−グランド端子G間がON状態になる時間幅を設定するための閾値電圧はEX端子の分圧電圧により変えることができる。このEX端子の電圧を変更することによりLED発光部2のLEDに流れる電流を設定し、所望の光出力を得ることができる。つまり、LED発光部2のLED2a〜2dへ流す電流Ioは制御回路IC3の閾値電圧を変えることにより変化させることができ、この閾値電圧は制御回路IC3のEX端子に印加する電圧を変えることにより可変制御できる。この閾値電圧VthとEX端子に印加する電圧の関係を図4に示す。
また、この制御回路IC3(松下電器産業株式会社製造のMIP552)の閾値電圧は周囲温度特性を持っており、制御回路IC3の温度が高くなるにつれて閾値電圧が大きくなる特性がある。このため低温時にはLED2a〜2dに流れる電流Ioが小さくなってしまうため、低温時で電源投入すると光の立上がりが遅くなる。そこで、制御回路IC3のVdd端子とEX端子間に抵抗R2と感温抵抗Rtを入れることにより、図6に示すように、低温時(例えば、−10℃〜10℃)の電源投入時にLED2a〜2dに流れる電流Ioを大きくしている。EX端子に印加される電圧は、Vdd×R3/(R2+Rt+R3)となり、感温抵抗Rtの抵抗値が周囲温度に応じて変化することにより、EX端子に印加される電圧は可変制御される。これにより、図5に示すように、低温時の電源投入時の光出力の立上がりが改善される。図5では、低温時の電源投入後の経過時間(s)と照度比の関係を示している。
このように低温時の電源投入時に大きな電流をLEDに流すことにより従来例に示した電球型蛍光灯の光立ち上がりに対しLED照明器具からの光出力を早く立ち上げることができ、すぐに光出力を安定化できる。
さらに図6に示すように低温時にLEDに流す電流Ioが大きくなり、そこから温度が高くなるにつれて緩やかにLEDに流す電流Ioが小さくなり、さらに温度が高くなるにつれて今度はLEDに流す電流Ioが大きくなる制御としている。
また、図2に示すように、点灯回路部4を器具筐体7に内蔵した場合は、安定点灯時において、図6の常温より高い領域の特性となるため、図7に示すようにLEDに流す電流(または点灯回路部4の出力電流)Ioが周囲温度Taに対して正特性となるように制御される。このため、従来例(図14)で述べた光出力の低下が抑制され、周囲温度Taが変化しても光出力が略一定(図8)となる。
図8は本実施形態のLED照明器具の周囲温度に対する照度比(安定点灯時)を示しており、図14の従来例に比べると、周囲温度変化に対する照度比の変化が抑制されていることが分かる。
上述のように点灯回路部内の制御部での制御によって低温時の光出力の立ち上がりを改善することが出来、かつ高温時で光出力が低下することに対しても光出力を略一定化することが出来る。
なお、LED発光部2は4個直列のLED接続について説明したが、個数には関係なくアノードとカソードの方向さえ一致していれば並列接続しても構わない。以下の実施形態においても同様である。
(実施形態2)
図9は実施形態1のLED点灯装置を用いた電源別置型LED照明器具の構成を示している。つまり、実施形態1ではLED発光部2と点灯回路部4とをLED照明器具の器具筐体7内に内蔵しているが、この実施形態2ではLED発光部2とは別のケースに点灯回路部4を内蔵したことを特徴とする。こうすることによってLED発光部2は薄型化することが可能になり、別置型の点灯回路部4は場所によらず設置可能となる。
器具筐体7は、下端開放された金属製の円筒体よりなり、下端開放部は光拡散板8で覆われている。この光拡散板8に対向するように、LED発光部2が配置されている。21はLED実装基板であり、LED発光部2のLED2a〜2dを実装している。器具筐体7は天井9に埋め込まれており、天井裏に配置された直流電源ユニット4からリード線5とコネクタ6を介して配線されている。
(実施形態3)
図10に実施形態3の回路図を示す。この実施形態3では、実施形態1の点灯回路部4のスイッチング電源回路部1を降圧チョッパ回路ではなく、フライバック型のDC−DCコンバータにしたものである。先述の実施形態1と同様の回路の説明は省略する。
フィルタ回路部3の出力には全波整流器DBとコンデンサC1が並列接続され、コンデンサC1と並列にトランスT1とスイッチング素子Q1の直列回路が接続されている。スイッチング素子Q1の両端には並列にコンデンサC4が接続されている。トランスT1の2次巻線側には高電位側にダイオードD1が接続され、コンデンサC2、出力コネクタCON2がダイオードD1を介して並列に接続されており、出力コネクタCON2の低電位側とコンデンサC2の負極の間には出力電流Ioを電圧値に変換する抵抗器R1が接続されている。
第1の制御回路11はトランスT1の1次側に設けられ、フィードバック端子FBからの入力値によりスイッチング素子Q1のスイッチング信号を出力している。また、第2の制御回路12はトランスT1の2次側に設けられ、出力電流Ioを抵抗器R1により電圧に変換した値を入力とし、フィードバック信号を生成している。この第2の制御回路12の出力にはフォトカプラPC1の発光素子が接続され、そのフォトカプラPC1の受光素子には第1の制御回路11のフィードバック入力端子FBが接続されている。
以下、回路動作について説明する。このDC−DCコンバータ回路は、いわゆるフライバック型の直流電源装置であり、スイッチング素子Q1に並列接続されたコンデンサC4を持つ部分共振型である。商用交流電源Vsから入力された電圧は入力コネクタCON1を介しフィルタ回路部3を経て全波整流器DBにて全波整流される。全波整流された電圧はコンデンサC1を介してトランスT1とスイッチング素子Q1との直列回路に印加される。スイッチング素子Q1が閉じている場合、トランスT1には電流が流れるため磁気エネルギーとして充電され、スイッチング素子Q1が開放になった場合にはその磁気エネルギーを2次巻線、ダイオードD1を介して出力側に放出される。
その出力電圧はコンデンサC2により平滑化され、出力コネクタCON2を介して出力される。点灯回路部4から出力される電圧はLED発光部2に供給され、各LED2a〜2dの順方向電圧Vfの合計以上の電圧になった場合に各LED2a〜2dは点灯する。
各LED2a〜2dに流れた電流は出力コネクタCON2を介し抵抗器R1に流れ、抵抗器R1は電流に応じた電圧を発生する。この電圧を第2の制御回路12における制御用集積回路IC2(例えば新日本無線社製のNJM2146)のIN端子でモニタし、基準電圧端子REFの基準電圧と比較演算され、これによりLED2a〜2dに流れる電流に応じた第2の制御回路12のOUT端子の出力が決定する。この出力により、制御電圧Vccに接続されたフォトカプラPC1の発光素子に流れる電流が決まる。フォトカプラPC1内の受光素子から、第1の制御回路11の制御用集積回路IC1(例えば新電元社製のMR1722)のフィードバック端子FBに制御電圧が帰還入力される。このとき、フィードバック端子FBに入力された制御電圧に応じてスイッチング素子Q1のON幅を決定する。このように動作することにより、LED2a〜2dに流れる電流を一定にする制御を行う。
尚、その他の構成について述べておくと、第1の制御回路11の電源Vccは全波整流後の電圧ラインから抵抗R8を介してツェナーダイオードZD1のツェナー電圧で規制された電圧が供給される。当然、制御回路11の不動作電圧以下にならない。また、第1の制御回路11のZC端子はゼロクロス端子であり、トランスT1のエネルギー放出をモニタし、スイッチング素子Q1が不連続モードで動作するようにしている。
この制御部内の電流検出抵抗R1を感温抵抗を含む抵抗回路とすることにより低温時にはLED2a〜2dに流れる電流Ioを少なくし、高温時にはLED2a〜2dに流れる電流Ioを大きくすることが出来る。感温抵抗としては例えばサーミスタを用いる。つまり、サーミスタは低温時には抵抗値が大きくなるため、LED2a〜2dに流れる電流Ioが小さい値にて制御回路12の基準電圧に達することが出来る。高温時には同様にサーミスタの抵抗値が小さくなるため、LED2a〜2dに流れる電流Ioを大きくすることが出来る。この点灯回路部4をLED照明器具に内蔵することで図7と同様の特性が得られる。
尚、この実施形態においてはフライバック型の直流電源にて説明を行ったが、どのような形式の直流電源においても、同様な制御をしているものであれば、同様な効果が得られる。
本発明の実施形態1の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1の実装状態を示す断面図である。 本発明の実施形態1の動作説明のための波形図である。 本発明の実施形態1の動作説明のための特性図である。 本発明の実施形態1の使用時の時間経過に伴う照度比の変化を示す図である。 本発明の実施形態1の制御特性を示す特性図である。 本発明の実施形態1の器具込みの制御特性を示す特性図である。 本発明の実施形態1のLED照明器具の周囲温度と照度比の関係を示す特性図である。 本発明の実施形態2の実装状態を示す断面図である。 本発明の実施形態3の構成を示す回路図である。 従来の電球型蛍光灯の使用時の時間経過に伴う照度比の変化を示す図である。 従来のLEDの温度上昇による効率低下を示す特性図である。 従来のLED照明器具の温度上昇による光束低下を示す特性図である。 従来のLED照明器具の周囲温度と照度比の関係を示す特性図である。 従来例の回路図である。 従来例の動作波形図である。 従来例に用いる定電流素子の特性図である。
符号の説明
2 LED発光部
4 点灯回路部
Rt 感温抵抗

Claims (3)

  1. 発光ダイオードを含むLED発光部と、LED発光部に発光ダイオードを点灯させる電流を供給する点灯回路部とを器具筐体内に内蔵するLED照明器具において、周囲温度が変化しても照明器具からの光出力が略一定になるように制御する制御部を点灯回路部内に設け、前記制御部は、周囲温度が常温よりも低い低温時の点灯安定時にLED発光部に流れる電流が、周囲温度が常温時の点灯安定時にLED発光部に流れる電流よりも小さく、且つ周囲温度が常温よりも低い低温時の点灯安定時にLED発光部に流れる電流が最も小さくなるように制御することを特徴とするLED照明器具。
  2. 発光ダイオードを含むLED発光部と、LED発光部に発光ダイオードを点灯させる電流を供給する点灯回路部とを器具筐体内に内蔵するLED照明器具において、周囲温度が変化しても照明器具からの光出力が略一定になるように制御する制御部を点灯回路部内に設け、前記制御部は、周囲温度が常温よりも低い低温時の点灯回路部への入力電源投入時にLED発光部に安定時よりも大きい電流を流すように制御することを特徴とするLED照明器具。
  3. 発光ダイオードを含むLED発光部と、LED発光部に発光ダイオードを点灯させる電流を供給する点灯回路部とを器具筐体内に内蔵するLED照明器具において、周囲温度が変化しても照明器具からの光出力が略一定になるように制御する制御部を点灯回路部内に設け、前記制御部は、周囲温度が常温よりも低い低温時の点灯回路部への入力電源投入時にLED発光部に安定時よりも大きい電流を流し、周囲温度が常温よりも低い低温時の点灯安定時にはLED発光部に流れる電流が最も小さくなるように制御することを特徴とするLED照明器具。
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