JP2008243444A - 放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】降圧回路171は、整流回路110が出力した脈流電圧を入力し、入力した脈流電圧を降圧して直流電圧を生成する。発光ダイオード点灯回路172は、降圧回路171が生成した直流電圧を入力し、入力した直流電圧を発光ダイオード素子LED1に印加して、発光ダイオード素子LED1が発光する。マイクロコンピュータ160が、放電灯点灯回路(直流電源回路120・インバータ回路130・負荷回路140)とLED回路170とを制御して、発光ダイオード素子LED1を補助灯として利用する。
【選択図】図1
Description
また、白熱灯は寿命が短いので、交換するための機構を設ける必要があり、放電灯点灯装置の製造コストの増大を招く。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、放電灯点灯装置の消費電力を抑え、製造コストを削減することを目的とする。
整流回路と、放電灯点灯回路と、降圧回路と、発光ダイオード点灯回路と、発光ダイオード素子とを有し、
上記整流回路は、交流電圧を入力し、入力した交流電圧を全波整流して脈流電圧を生成し、
上記放電灯点灯回路は、上記整流回路が生成した脈流電圧を入力し、入力した脈流電圧から生成した電圧を放電灯に印加して、上記放電灯を点灯し、
上記降圧回路は、上記整流回路が生成した脈流電圧を入力し、入力した脈流電圧を降圧して直流電圧を生成し、
上記発光ダイオード点灯回路は、上記降圧回路が生成した直流電圧を入力し、入力した直流電圧から生成した電圧を上記発光ダイオード素子に印加して、上記発光ダイオード素子を点灯することを特徴とする。
実施の形態1について、図1〜図3を用いて説明する。
放電灯点灯装置100は、照明器具800の主要部であり、商用電源ACなどから交流電圧を入力して、放電灯LAを点灯する。
放電灯点灯装置100は、整流回路110と、放電灯点灯回路(直流電源回路120、インバータ回路130、負荷回路140、ドライブ回路150)と、マイクロコンピュータ160と、LED回路170とを有する。
直流電源回路120は、例えば、一般的なアクティブ昇圧回路である。直流電源回路120は、コイルL21、電界効果型トランジスタQ22(以下「FET」という)、ダイオードD23、コンデンサC24、直流電源制御集積回路121(以下「PFC」という)を有する。
PFC121は、FETQ22のスイッチングを制御する直流電源制御信号を出力する。PFC121が出力した直流電源制御信号により、FETQ22がオンオフして、コンデンサC24を充電し、直流電圧を生成する。
インバータ回路130は、また、後述するドライブ回路150が出力したインバータ制御信号を入力する。
インバータ回路130は、入力したインバータ制御信号に基づいて、入力した直流電圧から高周波の交流電圧を生成する。
インバータ回路130は、FETQ31、FETQ32を有する。
ドライブ回路150が出力したインバータ制御信号により、FETQ31とFETQ32とが交互にオンオフして、高周波の交流電圧を生成する。
負荷回路140は、放電灯LAを接続し、インバータ回路130が生成した交流電圧を入力して、放電灯LAに印加する。これにより、放電灯LAが点灯する。
降圧回路171は、例えば、一般的なアクティブ降圧回路である。FETQ74は、後述するマイクロコンピュータ160が出力したLED回路制御信号を入力し、入力したLED回路制御信号に基づいて、オンオフすることにより、コンデンサC75を充電して、直流電圧を生成する。
マイクロコンピュータ160は、放電灯点灯回路を制御する放電灯制御信号を生成する。
マイクロコンピュータ160は、例えば、放電灯LAの予熱、始動、点灯、調光、消灯などの動作状態に対応する放電灯制御信号を生成する。マイクロコンピュータ160が生成した放電灯制御信号は、放電灯点灯回路が入力する。例えば、ドライブ回路150が放電灯制御信号を入力する。ドライブ回路150は、入力した放電灯制御信号に基づいて、インバータ制御信号を生成する。
マイクロコンピュータ160は、例えば、分圧回路173が分圧した電圧を入力し、降圧回路171が出力する直流電圧が所定の電圧値になるよう、FETQ74をオンオフする周波数やデューティー比を調整するLED回路制御信号を生成する。
図2は、この実施の形態における照明器具800の構造の一部を拡大して示す側面断面図及び底面図である。
なお、配線等の細部は省略している。
図2上側は側面断面図、図2下側は底面図であり、側面断面図は、底面図に示したA−A断面を示す。
照明器具800は、天井直付けタイプの照明器具であり、天井面に取り付けて使用する。
ケース510は、放電灯点灯装置100の上部を覆う。
反射板520は、放電灯LAが発光した光を反射する。
基板530は、ケース510と反射板520とに挟まれた内部に位置する。基板530は、上述した整流回路110、放電灯点灯回路(直流電源回路120、インバータ回路130、負荷回路140、ドライブ回路150)、マイクロコンピュータ160、LED回路170(降圧回路171、発光ダイオード点灯回路172、発光ダイオード素子LED1、分圧回路173)を実装している。
この例において、LED回路170中の発光ダイオード素子LED1は、面実装タイプの発光ダイオードであり、実装面(側面断面図中の上側)の反対側(側面断面図中の下側)に発光面を有する。発光ダイオード素子LED1の発光方向は、照明器具800を天井面に取り付けたとき、下向きになる。
放熱材540は、基板530の発光ダイオード素子LED1が実装されている位置の裏側に位置する。放熱材540は、熱伝導率が高く、電気的に絶縁し、弾性を有する材料でできている。放熱材540の厚みは、基板530とケース510との間の距離よりも厚く、基板530を取り付ける際に、基板530とケース510との双方に押し付けられる。これにより、放熱材540は、発光ダイオード素子LED1が発した熱を、基板530(及び基板530上の配線)を通して吸収し、ケース510に放熱する。
なお、放電灯点灯装置100は、放電灯LAを覆う透光カバーを有していてもよい。
また、反射板520は、開口部521の周りにすり鉢状凹部522を有する。これは、基板530と反射板520との間に間隔が空いている場合に、発光ダイオード素子LED1が発光した光を無駄なく外部に放射するためのものである。したがって、すり鉢状凹部522はなくてもよい。
図3は、この実施の形態における放電灯点灯装置100の動作の流れを示すフローチャート図である。
入力した信号が表わす操作内容が、放電灯点灯を指示するものである場合、予熱工程S12へ進む。また、補助灯点灯を指示するものである場合、補助灯点灯工程S18へ進む。
放電灯点灯回路は、マイクロコンピュータ160が出力した放電灯制御信号を入力する。入力した放電灯制御信号に基づいて、PFC121は、FETQ22を繰り返しオンオフして、直流電源回路120が直流電圧を生成し、ドライブ回路150がFETQ31とFETQ32とを交互に繰り返しオンオフして、高周波の交流電圧を生成する。これにより、放電灯LAが予熱する。
放電灯点灯回路は、マイクロコンピュータ160が出力した放電灯制御信号を入力する。入力した放電灯制御信号に基づいて、PFC121は、FETQ22を繰り返しオンオフして、直流電源回路120が直流電圧を生成し、ドライブ回路150がFETQ31とFETQ32とを交互に繰り返しオンオフして、高周波の交流電圧を生成する。このとき、インバータ回路130が負荷回路140と放電灯LAとによって形成される共振回路の共振周波数に近い周波数の交流電圧を生成することにより、放電灯LAに高電圧が印加され、放電灯LAが放電を開始する。
放電灯点灯回路は、マイクロコンピュータ160が出力した放電灯制御信号を入力する。入力した放電灯制御信号に基づいて、PFC121は、FETQ22を繰り返しオンオフして、直流電源回路120が直流電圧を生成し、ドライブ回路150がFETQ31とFETQ32とを交互に繰り返しオンオフして、高周波の交流電圧を生成する。放電開始後は、始動時ほど高電圧を放電灯LAに印加しなくても放電を継続できるので、インバータ回路130は、始動工程S14で生成した交流電圧よりも、共振周波数から遠い周波数の交流電圧を生成する。
操作内容が、消灯を指示するものである場合、放電灯消灯工程S16へ進む。補助灯点灯を指示するものである場合には、放電灯消灯工程S17へ進む。
放電灯点灯回路は、マイクロコンピュータ160が出力した放電灯制御信号を入力する。入力した放電灯制御信号に基づいて、PFC121は、FETQ22を継続してオフとする。また、ドライブ回路150は、FETQ31及びQ32をどちらも継続してオフとする。これにより、放電灯LAには電圧が印加されなくなり、放電灯LAが消灯する。
その後、消灯時操作入力工程S11に戻る。
LED回路170は、マイクロコンピュータ160が出力したLED回路制御信号を入力する。入力したLED回路制御信号に基づいて、FETQ74が繰り返しオンオフし、発光ダイオード素子LED1に印加する電圧を生成して、発光ダイオード素子LED1が点灯する。
操作内容が、消灯を指示するものである場合、補助灯消灯工程S20へ進む。放電灯点灯を指示するものである場合、補助灯消灯工程S21へ進む。
LED回路170は、マイクロコンピュータ160が出力したLED回路制御信号を入力する。入力したLED回路制御信号に基づいて、FETQ74が継続してオフとなる。これにより、発光ダイオード素子LED1には電圧が印加されず、発光ダイオード素子LED1は消灯する。
その後、消灯時操作入力工程S11に戻る。
整流回路110と、放電灯点灯回路(直流電源回路120・インバータ回路130・負荷回路140)と、降圧回路171(FETQ74・ダイオードD76・コイルL77・コンデンサC75)と、発光ダイオード点灯回路172(抵抗器R71)と、発光ダイオード素子LED1とを有することを特徴とする。
整流回路110は、交流電圧(商用電源AC)を入力し、入力した交流電圧を全波整流して脈流電圧を生成することを特徴とする。
放電灯点灯回路は、整流回路110が生成した脈流電圧を入力し、入力した脈流電圧から生成した電圧を放電灯LAに印加して、放電灯LAを点灯することを特徴とする。
降圧回路171は、整流回路110が生成した脈流電圧を入力し、入力した脈流電圧を降圧して直流電圧を生成することを特徴とする。
発光ダイオード点灯回路172は、降圧回路171が生成した直流電圧を入力し、入力した直流電圧から生成した電圧を発光ダイオード素子LED1に印加して、発光ダイオード素子LED1を点灯することを特徴とする。
基板530は、整流回路110と、放電灯点灯回路(直流電源回路120・インバータ回路130・負荷回路140)と、降圧回路171(FETQ74・ダイオードD76・コイルL77・コンデンサC75)と、発光ダイオード点灯回路172(抵抗器R71)と、発光ダイオード素子LED1とを実装することを特徴とする。
天井面に取り付けたとき、発光ダイオード素子LED1の発光方向が下向きであることを特徴とする。
実施の形態2について、図4を用いて説明する。
この実施の形態における放電灯点灯装置100の回路構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1で説明した照明器具800の構造と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
別基板532は、LED回路170(降圧回路171、発光ダイオード点灯回路172、発光ダイオード素子LED1、分圧回路173)を実装する。
なお、別基板532は、発光ダイオード素子LED1(あるいは、発光ダイオード素子LED1と発光ダイオード点灯回路172)のみを実装し、他の回路は、主基板531に実装することとしてもよい。
開口部521は、別基板532上の発光ダイオード素子LED1を実装した位置に対応する位置に設け、開口部521を通して外部の広い範囲から発光ダイオード素子LED1を視認できる。
別基板532と反射板520との間隔が狭いので、開口部521の周辺にすり鉢状凹部522を設けなくても、発光ダイオード素子LED1が発光した光を無駄にせず、外部に出力することができるからである。
主基板531は、整流回路110と、放電灯点灯回路(直流電源回路120・インバータ回路130・負荷回路140)とを実装することを特徴とする。
上記別基板は、発光ダイオード素子LED1を実装することを特徴とする。
実施の形態3について、図5〜図6を用いて説明する。
この実施の形態における放電灯点灯装置100の回路構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態2で説明した照明器具800の構造と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
発光ダイオード素子LED1の先端部分は、反射板520の開口部521から外に出ていてもよいし、出ていなくてもよい。
別基板532は、主基板531に対して略垂直になるように、主基板531に実装する。
なお、別基板532上に実装された他の部品は、省略している。
矢印Cは、別基板532の実装面に垂直な方向を示す。
矢印Dは、図示していない主基板531の実装面に垂直な方向を示す。
別基板532は、主基板531に対して略垂直になるように、主基板531に実装する。したがって、C方向とD方向とは、互いに略直角をなす。
更に、発光ダイオード素子LED1は、別基板532を主基板531に実装したとき、指向方向が主基板531の実装面に対して略垂直になるように、別基板532上に実装する。すなわち、B方向とD方向とは略平行である。
また、発光ダイオード素子LED1の位置が反射板520と近くなるので、実施の形態2と同様、開口部521の周辺にすり鉢状凹部522を設けなくても、発光ダイオード素子LED1が発光した光を無駄にせず、外部に出力することができる。
別基板532は、主基板531に対して略垂直に、主基板531上に実装することを特徴とする。
発光ダイオード素子LED1は、放射光の指向方向が主基板531に対して略垂直になるよう、別基板532上に実装することを特徴とする。
実施の形態4について、図7を用いて説明する。
なお、実施の形態1で説明した放電灯点灯装置100の回路と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
実施の形態5について、図8〜図9を用いて説明する。
なお、実施の形態1で説明した放電灯点灯装置100の回路と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
制御電源回路210は、例えば、ダイオードD51、抵抗器R52、ツェナーダイオードなどの定電圧素子ZD5、コンデンサC53を有する。入力した脈流電圧が抵抗器R52に印加され、抵抗器R52を流れる電流によりコンデンサC53が定電圧素子ZD5の定電圧まで充電される。
直流電源回路180は、例えば、コンデンサC81、ダイオードD82とを有する。
そのため、図示していないが、例えば、制御電源回路210がPFC121やドライブ回路150の起動時に電源を供給する。
なお、マイクロコンピュータ160が電圧値を比較するのではなく、電源電圧降下検出回路190にコンパレータを設けて所定の電圧と比較し、比較した結果を表わす信号をマイクロコンピュータ160が入力することとしてもよい。
放電灯点灯回路は、マイクロコンピュータ160が出力した放電灯制御信号を入力し、PFC121やドライブ回路150がFETQ22、FETQ31、FETQ32を継続してオフにすることにより、放電灯点灯回路が停止する。
これにより、放電灯点灯回路が保護され、放電灯LAが消灯する。
LED回路170は、マイクロコンピュータ160が出力したLED回路制御信号を入力し、FETQ74がオンオフを繰り返すことにより、発光ダイオード素子LED1が点灯する。
これにより、サグなどの影響により商用電源ACなどからの交流電圧が一時的に低下して放電灯LAが消灯しても、最低限の明るさを確保することができる。
なお、実施の形態1で説明した放電灯点灯装置100の動作と共通する工程については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
電圧レベルが正常な場合、すなわち、電圧レベルが所定の電圧より高い場合、放電灯点灯時操作入力工程S15へ進む。
商用電源ACなどからの交流電圧が低下している場合、すなわち、電圧レベルが所定の電圧以下の場合、放電灯消灯工程S17へ進む。
電源電圧降下検出回路190は、整流回路110が入力する交流電圧(商用電源AC)を入力し、入力した交流電圧が所定の電圧以下であるか否かを検出することを特徴とする。
発光ダイオード点灯回路172(抵抗器R71)は、交流電圧が所定の電圧以下であることを電源電圧降下検出回路190が検出した場合に、発光ダイオード素子LED1を点灯することを特徴とする。
実施の形態6について、図10〜図11を用いて説明する。
なお、実施の形態5で説明した放電灯点灯装置100の回路と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
入力した電圧が所定の電圧以下である場合、充放電回路220は、充電池B56を放電して、マイクロコンピュータ160に電源を供給する。
入力した電圧が所定の電圧を超えている場合、充放電回路220は、降圧回路171が生成した直流電圧により、充電池B56を充電する。
マイクロコンピュータ160が出力したLED回路制御信号により、FETQ61がオンあるいはオフし、発光ダイオード素子LED1を点灯あるいは消灯する。
降圧回路制御信号は、降圧回路171のFETQ74に入力し、FETQ74のオンオフを制御して、降圧回路171を制御するものである。
LED点灯信号は、発光ダイオード点灯回路172のFETQ61に入力し、FETQ61のオンオフを制御して、発光ダイオード素子LED1の点灯消灯を制御するものである。
なお、実施の形態5で説明した放電灯点灯装置100の動作と共通する工程については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
したがって、コンデンサC75を充電する電流が流れ、コンデンサC75が所定の電圧まで充電されると、マイクロコンピュータ160に電源が供給されて、マイクロコンピュータ160が起動する。
その後、正常に電源が供給され続けていれば、マイクロコンピュータ160は、FETQ74のオンオフを繰り返す降圧回路制御信号を生成し続ける。
これは、マイクロコンピュータ160自身に電源を供給するためであり、発光ダイオード素子LED1を点灯しない場合には、FETQ61をオフにするLED点灯信号を生成することにより、発光ダイオード素子LED1を消灯状態とする。
その後、正常に電源が供給され続けていれば、充放電回路220は、充電池B56を充電し続ける。
なお、電源電圧降下検出工程S38における検出の閾値は、電源電圧降下検出工程S25における検出の閾値よりも低いので、この時点で、放電灯LAは消灯し、発光ダイオード素子LED1が点灯している状態となっている。
放電灯制御集積回路(マイクロコンピュータ160)は、降圧回路171が生成した直流電圧を電源として、放電灯点灯回路(直流電源回路120・インバータ回路130・負荷回路140)を制御することを特徴とする。
電源電圧降下検出回路190は、整流回路110が入力する交流電圧(商用電源AC)を入力し、入力した交流電圧が所定の電圧以下であるか否かを検出することを特徴とする。
充放電回路220は、交流電圧が所定の電圧以下でないことを電源電圧降下検出回路190が検出した場合に、降圧回路171が生成した直流電圧を入力し、入力した直流電圧により充電池B56を充電し、交流電圧が所定の電圧以下であることを電源電圧降下検出回路190が検出した場合に、充電池B56を放電することにより、放電灯制御集積回路(マイクロコンピュータ160)に電源を供給することを特徴とする。
実施の形態7について、図12を用いて説明する。
なお、実施の形態6で説明した放電灯点灯装置100の回路と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
直流電源Vccは、例えば、実施の形態5で説明した直流電源回路180から供給されるものであり、放電灯点灯回路が動作を開始した後、ドライブ回路150やPFC121に電源を供給する。
降圧回路171は、PFC121やドライブ回路150の起動時に電源を供給する。放電灯点灯回路が動作を開始した後は、直流電源Vccから電源の供給を受けることができるので、降圧回路171から電源を供給する必要がない。直流電源Vccが電源の供給を開始すると、ダイオードD86及びダイオードD87がオフになる。
放電灯点灯回路(直流電源回路120・インバータ回路130・負荷回路140)は、インバータ制御集積回路(ドライブ回路150)と、インバータ回路130とを有することを特徴とする。
インバータ制御集積回路(ドライブ回路150)は、降圧回路171が生成した直流電圧を電源として、インバータ回路130を制御するインバータ制御信号を生成することを特徴とする。
インバータ回路130は、整流回路110が生成した脈流電圧から生成した直流電圧と、インバータ制御集積回路(ドライブ回路150)が生成したインバータ制御信号とを入力し、入力したインバータ制御信号に基づいて、入力した直流電圧を交流電圧に変換することを特徴とする。
放電灯点灯回路(直流電源回路120・インバータ回路130・負荷回路140)は、直流電源制御集積回路(PFC121)と、直流電源回路120とを有することを特徴とする。
直流電源制御集積回路(PFC121)は、降圧回路171が生成した直流電圧を電源として、直流電源回路120を制御する直流電源制御信号を生成することを特徴とする。
直流電源回路120は、整流回路110が生成した脈流電圧と、直流電源制御集積回路(PFC121)が生成した直流電源制御信号とを入力し、入力した直流電源制御信号に基づいて、入力した脈流電圧から直流電圧を生成することを特徴とする。
実施の形態8について、図13を用いて説明する。
なお、実施の形態6及び実施の形態7で説明した放電灯点灯装置100の回路と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
FETQ88は、マイクロコンピュータ160が出力した電源制御信号により、オンあるはオフする。FETQ88がオンの場合、LED回路170の降圧回路171が出力した直流電圧が、ドライブ回路150及びPFC121の電源として供給される。
一方、放電灯LAを点灯しているときは補助灯である発光ダイオード素子LED1を点灯する必要はないので、マイクロコンピュータ160は、FETQ61をオフにするLED点灯信号を出力する。これにより、発光ダイオード素子LED1は消灯する。
これにより、PFC121及びドライブ回路150が動作を開始し、インバータ回路130が高周波の交流電圧を出力して、放電灯LAが点灯する。また、直流電源回路180が直流電圧を生成して、PFC121及びドライブ回路150に電源を供給する。
これにより、PFC121及びドライブ回路150が動作を停止し、インバータ回路130が高周波の交流電圧を出力しなくなり、放電灯LAが消灯する。また、直流電源回路180は直流電圧を生成しなくなる。したがって、動作していないPFC121及びドライブ回路150には、電源が供給されず、無駄な電力消費を抑えることができる。
このため、降圧回路171の電流供給能力を大きくする必要がなく、放電灯点灯装置100を小型化、省電力化、低コスト化することができる。
実施の形態9について、図14を用いて説明する。
なお、実施の形態6で説明した放電灯点灯装置100の回路と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
発光ダイオード点灯回路172は、FETQ61を継続してオンまたはオフすることにより、発光ダイオード素子LED1を点灯または消灯することができる。
また、発光ダイオード点灯回路172は、FETQ62を継続してオンまたはオフすることにより、発光ダイオード素子LED2を点灯または消灯することができる。
例えば、発光ダイオード素子LED1だけを点灯すれば、赤い光を出し、発光ダイオード素子LED2だけを点灯すれば、緑の光を出し、両方を点灯すれば、混色により、黄色い光を出すことができる。
これを利用して、放電灯点灯装置100の状態に応じて色を変えれば、放電灯点灯装置100の状態を表示する表示装置として、発光ダイオード素子LED1及び発光ダイオード素子LED2を活用できるので、別途表示装置を設ける必要がなく、製造コストを削減することができる。
発光ダイオード点灯回路172(抵抗器R71・FETQ61・抵抗器R72・FETQ62)は、複数の発光ダイオード素子LED1・LED2をそれぞれ点灯することを特徴とする。
実施の形態10について、図15を用いて説明する。
この実施の形態では、放電灯点灯装置100の状態に応じて補助灯の色を変える具体例について説明する。
なお、実施の形態9で説明した放電灯点灯装置100の回路と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
放電灯異常検出回路230は、放電灯LAの異常を検出する。放電灯異常検出回路230は、抵抗器R36、抵抗器R37を有する。放電灯異常検出回路230は、放電灯LAの一端の電圧を入力し、抵抗器R36及び抵抗器R37で分圧して、マイクロコンピュータ160に入力できる電圧レベルとする。マイクロコンピュータ160は、放電灯異常検出回路230が出力した電圧を入力し、放電灯LAに異常があるか否かを判定する。
放電灯異常検出回路230は、放電灯LAの異常を検出することを特徴とする。
発光ダイオード点灯回路172(抵抗器R71・FETQ61・抵抗器R72・FETQ62)は、放電灯異常検出回路230が放電灯LAの異常を検出した場合に、複数の発光ダイオード素子LED1・LED2のうち少なくともいずれかを点灯することにより、放電灯LAの異常を通知することを特徴とする。
実施の形態11について、図16〜図17を用いて説明する。
なお、実施の形態5で説明した放電灯点灯装置100の回路と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
赤外受光素子240は、リモコン装置300が発射した赤外線信号を受光し、電気信号に変換して出力する。赤外受光素子240が出力した信号は、マイクロコンピュータ160が入力する。マイクロコンピュータ160(赤外制御回路)は、入力した信号に基づいて、入力した信号が表わす指示にしたがって、放電灯点灯装置100を制御する。
なお、実施の形態2で説明した照明器具800の構造と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
別基板532は、反射板520との間隔が主基板531よりも狭い位置に設置する。
開口部521は、別基板532上に実装した発光ダイオード素子LED1に対応する位置に設け、開口部521を通して、外部の広い範囲から発光ダイオード素子LED1を視認可能である。
開口部523は、別基板532上に実装した赤外受光素子240に対応する位置に設け、開口部523を通して、外部の広い範囲から赤外受光素子240を視認可能である。これにより、赤外受光素子240は、リモコン装置300の位置に関わらず、広い範囲からの赤外線信号を受光することができる。
赤外受光素子240と発光ダイオード素子LED1とを、共に1つの別基板532上に実装することにより、基板の枚数を少なくすることができる。
赤外受光素子240は、赤外線信号を受光することを特徴とする。
赤外制御回路(マイクロコンピュータ160)は、赤外受光素子240が受光した赤外線信号に基づいて、放電灯点灯回路(直流電源回路120・インバータ回路130・負荷回路140)を制御することを特徴とする。
別基板532は、更に、赤外受光素子240を実装することを特徴とする。
Claims (16)
- 整流回路と、放電灯点灯回路と、降圧回路と、発光ダイオード点灯回路と、発光ダイオード素子とを有し、
上記整流回路は、交流電圧を入力し、入力した交流電圧を全波整流して脈流電圧を生成し、
上記放電灯点灯回路は、上記整流回路が生成した脈流電圧を入力し、入力した脈流電圧から生成した電圧を放電灯に印加して、上記放電灯を点灯し、
上記降圧回路は、上記整流回路が生成した脈流電圧を入力し、入力した脈流電圧を降圧して直流電圧を生成し、
上記発光ダイオード点灯回路は、上記降圧回路が生成した直流電圧を入力し、入力した直流電圧から生成した電圧を上記発光ダイオード素子に印加して、上記発光ダイオード素子を点灯する
ことを特徴とする放電灯点灯装置。 - 上記放電灯点灯装置は、更に、電源電圧降下検出回路を有し、
上記電源電圧降下検出回路は、上記整流回路が入力する交流電圧を入力し、入力した交流電圧が所定の電圧以下であるか否かを検出し、
上記発光ダイオード点灯回路は、上記交流電圧が所定の電圧以下であることを上記電源電圧降下検出回路が検出した場合に、上記発光ダイオード素子を点灯する
ことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 上記放電灯点灯装置は、更に、放電灯制御集積回路を有し、
上記放電灯制御集積回路は、上記降圧回路が生成した直流電圧を電源として、上記放電灯点灯回路を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 上記放電灯点灯装置は、更に、電源電圧降下検出回路と、充電池と、充放電回路とを有し、
上記電源電圧降下検出回路は、上記整流回路が入力する交流電圧を入力し、入力した交流電圧が所定の電圧以下であるか否かを検出し、
上記充放電回路は、上記交流電圧が所定の電圧以下でないことを上記電源電圧降下検出回路が検出した場合に、上記降圧回路が生成した直流電圧を入力し、入力した直流電圧により上記充電池を充電し、上記交流電圧が所定の電圧以下であることを上記電源電圧降下検出回路が検出した場合に、上記充電池を放電することにより、上記放電灯制御集積回路に電源を供給する
ことを特徴とする請求項3に記載の放電灯点灯装置。 - 上記放電灯点灯回路は、インバータ制御集積回路と、インバータ回路とを有し、
上記インバータ制御集積回路は、上記降圧回路が生成した直流電圧を電源として、上記インバータ回路を制御するインバータ制御信号を生成し、
上記インバータ回路は、上記整流回路が生成した脈流電圧から生成した直流電圧と、上記インバータ制御集積回路が生成したインバータ制御信号とを入力し、入力したインバータ制御信号に基づいて、入力した直流電圧を交流電圧に変換する
ことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 上記発光ダイオード点灯回路は、上記降圧回路が生成した直流電圧を電源として上記インバータ制御集積回路が動作している場合に、上記発光ダイオード素子を点灯しないことを特徴とする請求項5に記載の放電灯点灯装置。
- 上記放電灯点灯回路は、直流電源制御集積回路と、直流電源回路とを有し、
上記直流電源制御集積回路は、上記降圧回路が生成した直流電圧を電源として、上記直流電源回路を制御する直流電源制御信号を生成し、
上記直流電源回路は、上記整流回路が生成した脈流電圧と、上記直流電源制御集積回路が生成した直流電源制御信号とを入力し、入力した直流電源制御信号に基づいて、入力した脈流電圧から直流電圧を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 上記放電灯点灯装置は、更に、基板を有し、
上記基板は、上記整流回路と、上記放電灯点灯回路と、上記降圧回路と、上記発光ダイオード点灯回路と、上記発光ダイオード素子とを実装する
ことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 上記放電灯点灯装置は、更に、主基板と、別基板とを有し、
上記主基板は、上記整流回路と、上記放電灯点灯回路とを実装し、
上記別基板は、上記発光ダイオード素子を実装する
ことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 上記放電灯点灯装置は、更に、赤外受光素子と、赤外制御回路とを有し、
上記赤外受光素子は、赤外線信号を受光し、
上記赤外制御回路は、上記赤外受光素子が受光した赤外線信号に基づいて、上記放電灯点灯回路を制御し、
上記別基板は、更に、上記赤外受光素子を実装する
ことを特徴とする請求項8に記載の放電灯点灯装置。 - 上記別基板は、上記主基板に対して略垂直に、上記主基板上に実装し、
上記発光ダイオード素子は、放射光の指向方向が上記主基板に対して略垂直になるよう、上記別基板上に実装する
ことを特徴とする請求項8に記載の放電灯点灯装置。 - 上記放電灯点灯装置は、互いに異なる色の光を発光する複数の発光ダイオード素子を有し、
上記発光ダイオード点灯回路は、上記複数の発光ダイオード素子をそれぞれ点灯する
ことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 上記放電灯点灯装置は、更に、放電灯異常検出回路を有し、
上記放電灯異常検出回路は、上記放電灯の異常を検出し、
上記発光ダイオード点灯回路は、上記放電灯異常検出回路が上記放電灯の異常を検出した場合に、上記複数の発光ダイオード素子のうち少なくともいずれかを点灯することにより、上記放電灯の異常を通知する
ことを特徴とする請求項11に記載の放電灯点灯装置。 - 請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする照明器具。
- 上記照明器具は、天井面に取り付けて使用する照明器具であり、
上記天井面に取り付けたとき、上記発光ダイオード素子の発光方向が下向きである
ことを特徴とする請求項14に記載の照明器具。 - 上記照明器具は、更に、上記発光ダイオード素子が発する熱を放熱する放熱材を備えることを特徴とする請求項14に記載の照明器具。
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