JP5285018B2 - スロットル弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の内燃機関に搭載され、吸気通路の開度を操作するスロットル弁装置に関する。
従来より、スロットル弁とスロットル弁を収容する筒部を有するスロットルボディとを備えるスロットル弁装置において、筒部の軸方向一端側にインテークマニホールドなどの他部材を締結するための手段として、スロットルボディに接続部を設けて接続部と他部材とをボルトで締結するものがある。
例えば、図7に示すように、特許文献1のスロットル弁装置100では、樹脂製のスロットルボディ101において、筒部102のスロットル弁103が支持されている軸方向位置を含む部分の外周にフランジ状の接続部104が形成され、接続部104に金属製のカラー106が保持されている。そして、他部材107の他端側に筒部102を配置し、カラー106にボルト108を挿入してボルト108を他部材107に螺合し、カラー106でボルト108による軸力を受けることで、スロットル弁装置100を他部材107に締結している。
ところで、特許文献1のスロットル弁装置100において、カラー106をインサート成形により固定する場合、樹脂が型の隙間に入り込むことにより接続部104の軸方向一端側からカラー106の周囲にバリ110が形成される。
このため、スロットル弁装置100の取り扱い時に、作業者の手指がバリ110に触れて負傷したり、他の物体がバリ110に接触して接触した相手物が損傷したりする虞がある。
また、バリ110は厚さが薄いため温度変化に伴う熱膨張および熱収縮を繰り返すことで破損し、スロットルボディ101から脱落する虞がある。具体的には、バリ110は円筒状に形成されて、冷熱雰囲気において円筒の径を拡大および縮小させる変形をしようとする。しかし、接続部104に拘束されているため変形が妨げられることによりバリ110内に応力が生じて破損して脱落する虞がある。
そして、スロットルボディ101を他部材107に取り付ける際にバリ110が脱落すると、スロットルボディ101と他部材107との間に脱落したバリ110を挟みこんでしまい、スロットルボディ101と他部材107との間のシール性に影響を与え、漏れなどを生じる虞がある。
特開2007−285228号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、スロットル弁装置において、カラーの周囲に形成されるバリの脱落を防止するとともに、バリへの接触による物体の破損や人(手指)の負傷を防止することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のスロットル弁装置は、軸方向一端側に他部材が締結される筒部を有する樹脂製のスロットルボディと、筒部内に支持されるスロットル弁とを備える。また、筒部の外周面に、径方向外方に向けて突出する接続部が設けられ、接続部には軸方向一端側に突出するように金属製のカラーが固定されている。これにより、カラーに締結部材を挿入し、締結部材を他部材に締結することで、カラーの軸方向一端が他部材に当接し、カラーが締結部材による軸力を受けて他部材に締結される。
そして、インサート成形により接続部にカラーが固定されるとともに、接続部の軸方向一端面から延出してカラーの外周面を被覆する円筒支持部が形成されている。
また、スロットルボディは、接続部の軸方向一端側でカラーの周囲を囲うガード部材を有する。
これによれば、インサート成形に伴うバリは円筒支持部の軸方向一端側に延出して円筒状に形成される。
すなわち、バリは接続部から直接延出して形成される(図7(b)参照)のではなく、円筒支持部から延出して形成されている。
このため、バリが接続部に直接拘束されている場合(図7(b)参照)とは異なり、温度変化に伴いバリが径を拡大および縮小するような変形をしようとするときに、円筒支持部が変形を許容するためバリ内に応力が生じにくく、破損しにくくなる。この結果、バリの脱落を防ぐことができる。
加えて、ガード部材を設けることにより、バリに外部から物体や人(手指)が接触するのを防止できる。これにより、バリへの接触による物体の破損や人の負傷を防止することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のスロットル弁装置によれば、円筒支持部は、軸方向一端側に向かうにつれて肉薄になるように設けられている。
これによれば、円筒支持部では、軸方向一端側に向かうほど成形中のスキン層の割合が大きくなる(すなわち、成形中の溶融樹脂が少ない)。このため、射出成形中に円筒支持部の軸方向一端には成形保圧がかかりにくく、円筒支持部を形成する型から軸方向一端側へはみ出る樹脂は少なくなり、バリ発生を抑制することができる。
この結果、バリの軸方向長さは短くなるので、万が一バリが脱落した場合でも、バリ脱落による影響をわずかにとどめることができる。また、バリの軸方向長さが短くなるので、ガード部材によりガードする必要のある範囲が狭くなる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のスロットル弁装置によれば、円筒支持部は、カラーの周方向において切り欠き部を有し、断続的にカラーの外周を囲う。
これによれば、円筒支持部が温度変化により変形しやすくなるため、バリの変形をより許容することができ、バリ内に応力を発生しにくく、バリの破損及び脱落を防止することができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のスロットル弁装置によれば、円筒支持部は、複数の切り欠き部を有する。
これによれば、請求項3の作用効果に加えて、切り欠き部を複数にすることで、円筒支持部に使用する樹脂の量を削減することができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載のスロットル弁装置によれば、カラーは、円筒支持部の軸方向一端側の外周面に周溝を有する。
上述のように、バリは、成形中に樹脂が型の隙間に入り込み円筒支持部の軸方向一端側に進むことで形成されるが、本発明によれば、樹脂の進行(バリの成長)は周溝に達すると、周溝に樹脂が入り込むことで停止するため、バリの軸方向長さは短くなる。また、バリの軸方向一端が成形収縮により周溝内に向かうため、バリの鋭利な端部がカラーの径方向外方に向かって突出することがなく、バリへの接触による物体の破損や人の負傷を防止することができる。
〔請求項6の手段〕
請求項6に記載のスロットル弁装置によれば、ガード部材は、円筒支持部の軸方向一端側に設けられ、ガード部材と円筒支持部との間の距離は、ガード部材と円筒支持部との間の隙間に指が入らない程度の寸法に設定されている。
これによれば、ガード部材と円筒支持部との併用によって、ガード部材によりカラー全体を囲わなくても、バリへの手指の接触を防止することができる。
〔請求項7の手段〕
請求項7に記載のスロットル弁装置によれば、ガード部材は、接続部の一端側に連結してカラーを覆う円筒状に形成されている。これはガード部材の一態様である。
スロットル弁装置の斜視図である(実施例1)。 スロットル弁装置の平面図である(実施例1)。 (a)はインテークマニホールドに組み付けた状態におけるスロットル弁装置の図2のA−A断面図であり、(b)、(c)、(d)は(a)のB−B断面図である(実施例1〜3)。 インテークマニホールドに組み付けた状態のスロットル弁装置の断面図である(実施例4)。 (a)はインテークマニホールドに組み付けた状態のスロットル弁装置の断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である(実施例5)。 インテークマニホールドに組み付けた状態のスロットル弁装置の断面図である(実施例6)。 (a)はスロットル弁装置の斜視図であり、(b)は他部材に組み付けた状態のスロットル弁装置の断面図である(従来例)。
本発明を実施するための形態1のスロットル弁装置は、軸方向一端側に他部材が締結される筒部を有する樹脂製のスロットルボディと、筒部内に支持されるスロットル弁とを備える。また、筒部の外周面に、径方向外方に向けて突出する接続部が設けられ、接続部には軸方向一端側に突出するように金属製のカラーが固定されている。これにより、カラーに締結部材を挿入し、締結部材を他部材に締結することで、カラーの軸方向一端が他部材に当接し、カラーが締結部材による軸力を受けて他部材に締結される。
そして、インサート成形により接続部にカラーが固定されるとともに、接続部の軸方向一端面から延出してカラーの外周面を被覆する円筒支持部が形成されている。
また、スロットルボディは、接続部の軸方向一端側でカラーの周囲を囲うガード部材を有する。
また、ガード部材は、円筒支持部の軸方向一端側に設けられ、ガード部材と円筒支持部との間の距離は、ガード部材と円筒支持部との間の隙間に指が入らない程度の寸法に設定されている。
本発明を実施するための形態2のスロットル弁装置では、円筒支持部がカラーの周方向において切り欠き部を有し、断続的にカラーの外周を囲う。
本発明を実施するための形態3のスロットル弁装置では、円筒支持部が複数の切り欠き部を有する。
本発明を実施するための形態4のスロットル弁装置では、円筒支持部が、軸方向一端側に向かうにつれて肉薄になるように設けられている。
本発明を実施するための形態5のスロットル弁装置では、カラーが、円筒支持部の軸方向一端側の外周面に周溝を有する。
本発明を実施するための形態6のスロットル弁装置では、ガード部材が、接続部の一端側に連結してカラーを覆う円筒状に形成されている。
〔実施例1の構成〕
実施例1のスロットル弁装置1の構成を、図1、図2、図3(a)、(b)を用いて説明する。
スロットル弁装置1は、例えば自動車等の車両に搭載されて、運転者のアクセル操作量に基づいて、内燃機関の各気筒の燃焼室内へ供給する吸入空気量を変更するものである。
スロットル弁装置1は、運転者のアクセル操作量に応じて駆動されるバタフライ弁方式のスロットル弁2(図2、図3参照)と、内燃機関への吸気流路を形成するとともに、スロットル弁2を収容するスロットルボディ3とを備える。
スロットルボディ3は、樹脂で形成され、内部が吸気流路となる筒部5、スロットル弁2を駆動するためのモータ等を収容する駆動室6を有している。
そして、筒部5の軸方向一端側には他部材(例えば、インテークマニホールド7)がガスケット8を介して接続される(図3参照)。
筒部5の外周面には、軸方向一端よりも他端側において、径方向外方に突出するフランジ10が形成されており、フランジ10には筒部5の周方向に90度間隔となるように4つの接続部11が設けられている(図1、図2参照)。
接続部11は、フランジ10の他の部分よりも筒部5の径方向外方に突出して設けられている。
接続部11には、接続部11の軸方向一端側に突出するようにカラー14が固定されている。
そして、インテークマニホールド7の他端側に筒部5を配置し、カラー14にボルト15(締結部材の一例)を挿入し、ボルト15をインテークマニホールド7に固定されたナット17に螺合することで、筒部5とインテークマニホールド7とが締結される。このとき、カラー14は、インテークマニホールド7に当接し、ボルト15による軸力を受け、筒部5の軸方向一端面がガスケット8に当接して、スロットルボディ3とインテークマニホールド7との間がシールされる。
スロットル弁2は、スロットルシャフト18と、スロットルシャフト18に固定された弁体19とからなり、スロットルシャフト18がモータによって回転駆動されることにより、弁体19が筒部5内で回動し、筒部5内の吸気流路の開度を変更する。
なお、本実施例では、筒部5とインテークマニホールド7との締結により筒部5が変形し、弁体19が筒部5の内周面に接触することを避けるため、接続部11を有するフランジ10を、筒部5において弁体19が支持されている軸方向位置付近に設けている。これによれば、接続部11が形成された部分の筒部5の壁は締結時に径方向外方への力を受けるため、筒部5の内周面と弁体19との接触を回避することができる。
〔実施例1の特徴〕
実施例1のスロットル弁装置1は、インサート成形により接続部11にカラー14が固定されるとともに、接続部11の軸方向一端面から延出してカラー14の外周面を被覆する円筒支持部22が形成されている。円筒支持部22は、カラー14の外周全周に溶着する円筒状に形成されている(図3(a)、(b)参照)。
すなわち、接続部11および円筒支持部22に保持されるように型内にカラー14を配置して射出成形されることにより、カラー14はスロットルボディ3に固定される。
そして、射出成形の際に、樹脂が型の隙間に入り込むことにより、円筒支持部22の軸方向一端側に円筒状のバリ23が形成される。
円筒支持部22の軸方向長さは、円筒支持部22の軸方向一端側に形成されるバリ23がスロットルボディ3の軸方向一端に達しない程度に設定されている。
また、スロットルボディ3は、接続部11の軸方向一端側でカラー14の周囲を囲うガード部材25を有している。
ガード部材25は、カラー14の軸方向一端部の外周を隙間を介して囲うリング状に形成されている。
本実施例では、例えば、ガード部材25は、円筒支持部22の軸方向一端側で、且つ、バリ23の先端27(軸方向一端)の外周を囲う位置に設けられている。また、円筒支持部22の軸方向一端とガード部材25との間の距離(軸方向距離および径方向距離)を、円筒支持部22とガード部材25との間の隙間28に指が入らないような寸法に設定している。
これにより、作業者の指が筒部5の径方向外方からカラー14に向かっても、円筒支持部22とガード部材25との隙間28が狭いため指が入らず、指は円筒支持部22とガード部材25とに当接してカラー14表面のバリ23への接触がとどめられる(図3(a)参照、図中の二点鎖線の円は指の断面を模している)。
すなわち、ガード部材25は円筒支持部22とともに、バリ23への外部からの接触を防止するガードとして機能している。
なお、ガード部材25は、筒部5の軸方向一端に筒部5と一体的に設けたフランジ30に設けられている。すなわち、カラー14の位置に対応する位置におけるフランジ30が他の部分よりも筒部5の径方向外方に突出して設けられ、カラー14よりも径大な貫通孔31が形成されることにより、ガード部材25が形成されている(図1参照)。
〔実施例1の効果〕
本実施例のスロットル弁装置1は、インサート成形により接続部11にカラー14が固定されるとともに、接続部11の軸方向一端面から延出してカラー14の外周面を被覆する円筒支持部22が形成されている。
これにより、バリ23は接続部11から直接延出して形成される(図7(b)参照)のではなく、円筒支持部22から延出して形成される。
このため、バリ23が接続部11に直接拘束されている場合(図7(b)参照)と比較して、温度変化に伴いバリ23が径を拡大および縮小するような変形をしようとするときに、円筒支持部22も変形をするためバリ23は変形しやすくなる。すなわち、円筒支持部22がバリ23の変形を許容するためバリ23内に応力が生じにくく、破損しにくくなる。この結果、バリ23の脱落を防ぐことができる。
また、スロットルボディ3は、接続部11の軸方向一端側でカラー14の周囲を囲うガード部材25を有し、本実施例では、ガード部材25が鋭利なバリ23の先端27が露出しないようにカラー14の周囲を囲っている。
そして、円筒支持部22とガード部材25との間の距離を、円筒支持部22とガード部材25との間の隙間28に指が入らないような寸法に設定して、スロットル弁装置1を扱う作業者の指がバリ23に接触しないようにしている。
これにより、バリ23に外部から物体や人(手指)が接触するのを防止でき、バリ23への接触による物体の破損や人の負傷を防止することができる。
また、ガード部材25と円筒支持部22との併用によって、ガード部材25によりカラー14全体を囲わなくても、バリ23への接触を防止することができる。
〔実施例2の構成〕
実施例2のスロットル弁装置1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図3(c)を用いて説明する。
実施例2のスロットル弁装置1では、円筒支持部22がカラー14の周方向において1つの切り欠き部33を有し、断続的にカラー14の外周を囲う略円筒状に形成されている。
これによれば、円筒支持部22が温度変化により変形しやすくなるため、バリ23の変形をより許容することができ、バリ23内に応力を発生しにくく、バリ23の破損及び脱落を防止することができる。
〔実施例3の構成〕
実施例3のスロットル弁装置1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図3(d)を用いて説明する。
実施例3のスロットル弁装置1では、円筒支持部22がカラー14の周方向において複数の切り欠き部33を有し、断続的にカラー14の外周を囲う略円筒状に形成されている。なお、本実施例では、180度間隔に2つの切り欠き部33が設けられている。
これによれば、実施例2の作用効果に加えて、切り欠き部33を複数にすることで、円筒支持部22に使用する樹脂の量を削減することができる。
〔実施例4の構成〕
実施例4のスロットル弁装置1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図4を用いて説明する。
実施例4のスロットル弁装置1では、円筒支持部22が、軸方向一端側に向かうにつれて肉薄になるように設けられている。
これによれば、円筒支持部22では、軸方向一端側に向かうほど成形中のスキン層の割合が大きくなる。すなわち、成形中の溶融樹脂が少なくなる。
このため、射出成形中に円筒支持部22の軸方向一端には成形保圧がかかりにくく、円筒支持部22を形成する型から軸方向一端側へはみ出る樹脂は少なくなり、バリ23の発生を抑制することができる。
この結果、バリ23の軸方向長さは短くなるので、万が一バリ23が脱落した場合でも、脱落による影響をわずかにとどめることができる。また、バリ23の軸方向長さが短くなるので、ガード部材25によりガードする必要のある範囲が狭くなる。
〔実施例5の構成〕
実施例5のスロットル弁装置1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図5を用いて説明する。
実施例5のスロットル弁装置1は、円筒支持部22の軸方向一端側のカラー14の外周面に周溝35が形成されている。
バリ23は、成形中に樹脂が型の隙間に入り込み円筒支持部22の軸方向一端側に進むことで形成されるが、樹脂の進行(バリの成長)は周溝35に達すると、周溝35に樹脂が入り込むことで停止する。このため、バリ23の軸方向長さは短くなる。
また、軸方向においてバリ23の先端27が周溝35の位置にある場合、バリ23の先端27が成形収縮により周溝35内に向かって変形する。このため、バリ23の先端27がカラー14の径方向外方に向かって突出することがなく、バリ23への接触による物体の破損や人の負傷を防止することができる。
〔実施例6の構成〕
実施例6のスロットル弁装置1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図6を用いて説明する。
実施例6のスロットル弁装置1は、ガード部材25が、接続部11の一端側に連結してカラー14を覆う円筒状に形成されている。
すなわち、ガード部材25は、接続部11の一端側からフランジ30に垂下する円筒状に形成され、フランジ10とフランジ30を連結し、フランジ10とフランジ30との間のカラー14の周囲を隙間を介して囲っている。
これによれば、ガード部材25によってカラー14を全て囲うことにより、カラー14の外周に形成されるバリ23への接触による物体の破損や人の負傷を防止することができる。
〔変形例〕
スロットル弁装置1の態様は、実施例に限定されず、様々な変形例を考えることができる。例えば、全てのカラー14の外周にガード部材25を設けるのではなく、取り扱い時に手指の触れやすい位置にあるカラー14の外周のみにガード部材25を設けてもよい。例えば、駆動室6に近接するカラー14は、駆動室6の存在により手指が触れにくい。この場合、駆動室6に近接するカラー14以外のカラー14についてのみガード部材25を設けてもよい。
1 スロットル弁装置
2 スロットル弁
3 スロットルボディ
5 筒部
7 インテークマニホールド(他部材)
11 接続部
14 カラー
15 ボルト(締結部材)
22 円筒支持部
23 バリ
25 ガード部材
28 隙間
33 切り欠き部
35 周溝

Claims (7)

  1. 軸方向一端側に他部材が締結される筒部を有する樹脂製のスロットルボディと、
    前記筒部内に支持されるスロットル弁とを備え、
    前記筒部の外周面に、径方向外方に向けて突出する接続部が設けられ、
    前記接続部には、軸方向一端側に突出するように金属製のカラーが固定され、
    前記カラーに締結部材を挿入し、前記締結部材を前記他部材に締結することで、前記カラーの軸方向一端が前記他部材に当接し、前記カラーが前記締結部材による軸力を受けて前記他部材に締結されるスロットル弁装置であって、
    インサート成形により前記接続部に前記カラーが固定されるとともに、前記接続部の軸方向一端面から延出して前記カラーの外周面を被覆する円筒支持部が形成され、
    前記スロットルボディは、前記接続部の軸方向一端側で前記カラーの周囲を囲うガード部材を有することを特徴とするスロットル弁装置。
  2. 請求項1に記載のスロットル弁装置において、
    前記円筒支持部は、軸方向一端側に向かうにつれて肉薄になるように設けられていることを特徴とするスロットル弁装置。
  3. 請求項1または2に記載のスロットル弁装置において、
    前記円筒支持部は、前記カラーの周方向において切り欠き部を有し、断続的に前記カラーの外周を囲うことを特徴とするスロットル弁装置。
  4. 請求項3に記載のスロットル弁装置において、
    前記円筒支持部は、複数の前記切り欠き部を有することを特徴とするスロットル弁装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のスロットル弁装置において、
    前記カラーは、前記円筒支持部の軸方向一端側の外周面に周溝を有することを特徴とするスロットル弁装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のスロットル弁装置において、
    前記ガード部材は、前記円筒支持部の軸方向一端側に設けられ、
    前記ガード部材と前記円筒支持部との間の距離は、前記ガード部材と前記円筒支持部との間の隙間に指が入らない程度の寸法に設定されていることを特徴とするスロットル弁装置。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載のスロットル弁装置において、
    前記ガード部材は、前記接続部の一端側に連結して前記カラーを覆う円筒状に形成されていることを特徴とするスロットル弁装置。
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