JP5285002B2 - ラック取付け型スライド式取付金具 - Google Patents
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Description
本発明は、通信系装置をラックに取り付ける際に使用するラック取付け型スライド式取付金具に関する。
一般的に通信系装置はラックに搭載して設置、通信運用を開始する。そこで、図18に示すようにラック取付け用金具1が、通信系装置3の筐体5の前側の左右側面7にネジ止めされている。
図示するようにラック取付け用金具1は、一枚の板材の先端側を断面略L字状に折曲して形成されている。そして、その先端のラック取付片9側に設けられた複数のネジ取付穴11と、図19に示すようにラック13の支柱13a側に設けられた多数のネジ挿通穴15を利用して、通信系装置3が左右の支柱13a間にラック取付け用金具1を介して取り付けられており、通信系装置3はその前面側が左右の支柱13aと面一に設置される。
そして、図19に示すように通信系装置3の前面側のコネクタに複数の通信用ケーブル17が接続され、また、仕様に応じラック13の左右の支柱13aに配線用金具19を取り付けて、通信用ケーブル17の配線処理を行っている。
しかし、図19に示すように通信系装置3に接続した通信用ケーブル17のフォーミングによって、これらがラック13の前方へ大きく出っ張ってしまう事態が生じ、運用中に何かが引っ掛かって通信用ケーブル17が外れてしまうと、通信傷害を引き起こしてしまう虞がある。
そこで、この対策として、図20に示すようにラック取付け用金具1を取り外し、通信系装置3をラック13の左右の支柱13aから後方へ引っ込めるための専用金具21を筐体5の左右の側面7に新たにネジ止めし、また、必要な場合には棚状の余長処理用金具23を用い、これらをラック13の左右の支柱13aにネジ止めして通信用ケーブル17の余長処理を行うスペースを確保している。
しかし乍ら、前記従来例は、図20の如く通信系装置3を後方へ引っ込める際に、標準金具として筐体に取り付くラック取付け用金具1を一度取り外した後、オプション用の専用金具17に付け替えなければならない煩わしさがあった。
而も、通信運用時に専用金具17に交換する場合、一度通信系装置3を止め、ラック13から通信系装置3を下ろして専用金具17へ交換するため、通信が一時遮断してしまう不具合が指摘されていた。
更に、ラック取付け用金具1から専用金具17への交換作業の際に、複数箇所のネジ止め作業が必要となって、作業性が悪い欠点も指摘されていた。
一方、特許文献1には、例えば光分配器に光信号を入力する入力用光ケーブルと光分配器から出力される複数の出力用光ケーブルを収納しラック内に設置する収納ラックマウント型ケースに於て、ケーブルを整理し収容するケース前面の空間を変更する作業を容易に行えるようにした技術が提案されている。
即ち、図21乃至図25に示すようにこの従来例は、ケース25をラック27に固定するため、ケース25の左右側面に取り付ける左右一対の取付金具29の取付穴31、33を、左右2本宛の取付ネジ35が位置する複数のネジ取付部37と、これら複数のネジ取付部37を連結する連結部39からなるネジ貫通穴として、ケース25前面の空間を変更する場合、ケース25の左右方向から取付ネジ35を緩め、ケース25をネジ取付部37から上方へ移動させて、緩められた取付ネジ35を連結部39を通して目的とするネジ取付部37に移動させて締め付けることにより、取付ネジ35及び取付金具29をケース25から分離することなくケース25の位置を変更可能としたものである。
しかし、特許文献1に開示された従来例は、ラックが図21の如く左右側面が閉塞されたボックス型のラック27であると、ケース25の位置を変更する際にケース25の左右方向から取付ネジ35を緩めることができず、どのように左右方向から取付ネジ35を緩めるのか不明である。
また、使用する取付ネジ35の本数も多いため、複数箇所のネジ止め作業が必要となって作業性が悪く、更にまた、図26の如く複数のケース25が取付金具29を介してラック27内に殆ど隙間なく積層、収納されていると、ケース25前面の空間を変更しようとケース25の左右にネジ止めされた取付ネジ35を緩めても、ケース25をネジ取付部37から上方へ移動させることができず、この結果、上方に収納されているケース25を、一度ラック27から取り外さなければならない等の欠点もある。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、ラックに搭載した通信系装置の位置を変更する際に、仕様の異なる複数種の取付金具の取付け/交換を不要として作業性に優れ、且つ通信を一時的に遮断させることなく変更作業を可能としたラック取付け型スライド式取付金具を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係るラック取付け型スライド式取付金具は、通信系装置の筐体の前後方向に沿って当該筐体の左右側面に取り付くレール金具と、前記通信系装置を収納するラックの左右の支柱に取り付き、前記レール金具に係合するスライド金具とからなり、前記レール金具は、夫々、一つのネジ挿通穴が上方に開口し、前記スライド金具は、前記ネジ挿通穴に対応して前後方向に複数のネジ取付穴が設けられていることを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のラック取付け型スライド式取付金具に於て、前記レール金具は、断面略コ字状に折曲したガイド部が上下に対向配置された板材からなり、前記スライド金具は、ラックの支柱に取り付くラック取付片と、前記ガイド部の内周に沿って折曲した係合部が形成された板材からなることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載のラック取付け型スライド式取付金具に於て、前記レール金具は、前記ガイド部が上下に対向配置された一枚の板材からなることを特徴とし、請求項4に係る発明は、請求項2に記載のラック取付け型スライド式取付金具に於て、前記レール金具は、筐体の左右側面の上下に離間して取り付く二枚の板材からなり、夫々の板材に、一つの前記ガイド部が形成されていることを特徴とする。
更に、請求項5に係る発明は、請求項2に記載のラック取付け型スライド式取付金具に於て、前記スライド金具は、前記ラック取付片を介してラックの支柱に取り付き、前記係合部が上下に形成された一枚の板材からなることを特徴とし、請求項6に係る発明は、請求項2に記載のラック取付け型スライド式取付金具に於て、前記スライド金具は、前記ラック取付片を介してラックの支柱の上下に離間して取り付く二枚の板材からなり、夫々の板材に、一つの前記係合部が形成されていることを特徴とする。
そして、請求項7に係る発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のラック取付け型スライド式取付金具に於て、断面略コ字状に折曲した前記ガイド部の突出端に、内方へ折曲する保持片が形成されていることを特徴とし、請求項8に係る発明は、請求項1に係るラック取付け型スライド式取付金具に於て、前記ネジ挿通穴はレール金具の上下に形成され、前記ネジ取付穴はスライド金具の上下に形成されていることを特徴とする。
各請求項に係る発明によれば、ラックに収納した通信系装置の筐体を支柱の後方へ引っ込める場合に、金具の交換をせず、左右のレール金具とスライド金具を固定する2本のネジを取り外して筐体をスライド金具に沿って後方へスライドさせるだけでよいため、専用のオプション用の金具が不要になって、従来に比し部品点数の削減が図られると共に、2箇所のネジ止め作業で固定が可能になる等、設置時の作業性が大幅に向上することとなった。
また、筐体をラックに搭載したままで筐体を後方へ移動させることができるため、金具の交換のために一度通信系装置を止めてラックから通信系装置を下ろす必要がない等の優れた利点を有する。
そして、請求項3、請求項5及び請求項8に係る発明によれば、レール金具とスライド金具は上下を反転して使用可能であるから、一種類のレール金具とスライド金具を用意しておけばよく、部品管理が容易であると共に、一個宛のレール金具とスライド金具を筐体の左右の側面や左右の支柱に夫々ネジ止めすればよいため、作業性に優れた利点を有する。
一方、請求項4及び請求項6に係る発明によれば、高さ寸法の異なる総ての通信系装置の筐体の取り付けに用いることができる利点を有する。
そして、請求項7に係る発明によれば、筐体の左右の側面に取り付くレール金具にスライド金具を係合させる際に、ガイド部に係合させたスライド金具が前方へ突出して自重で下方へズレようとしても、ガイド部に設けた保持片がスライド金具を保持してそのズレを防止するため、スライド金具に部分的な負荷が掛かって変形することがない利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図12は請求項1乃至請求項3、請求項5、請求項7、請求項8に係るラック取付け型スライド式取付金具の一実施形態を示し、図1乃至図3に於て、41は通信系装置43の筐体、45、47は複数の通信系装置41等を上下に収納するラック49の前側の左右の支柱で、図1に示すように左右の支柱45、47は、夫々、断面L字状に形成されている。
そして、筐体41の左右の側面51、53に、上下を反転して使用可能、即ち、上下対称に形成されたレール金具55が取り付き、左右の支柱45、47に、当該レール金具55に係合するスライド金具57が取り付けられており、スライド金具57も上下を反転して使用可能な上下に対称な形状とされている。
図4乃至図7に示すようにレール金具55は、断面略コ字状に折曲したガイド部59、61が、筐体41の前後方向に沿って上下に対向配置された一枚の鋼材(板材)からなり、両ガイド部59、61の突出端には、更に内方へL字状に折曲する保持片62が設けられている。
そして、図7に示すようにレール金具55は、筐体41の前面63から後方へ僅かにずらして筐体41の左右の側面51、53にネジ止めされているが、図6及び図7に示すようにレール金具55は、筐体41の縦寸法Lより短寸に設定されると共に、筐体41の高さ寸法Hと同一寸法に形成されて、ガイド部59、61が、夫々、筐体41の上面65と下面67に面一となって左右の側面51、53に固定されている。そして、図1に示すようにガイド部59、61には、筐体41の上下方向に開口する一つのネジ挿通穴69が筐体43の前面63側に設けられている。
一方、図4、図8乃至図10に示すようにスライド金具57は、ラック49の左右の支柱45、47側に設けられた複数のネジ取付穴(図示せず)に対応して上下にネジ挿通穴71が形成された短冊状のラック取付片73と、当該ラック取付片73から断面L字状に連設された側面視矩形状のスライド金具本体75とで構成されており、スライド金具57も一枚の鋼材(板材)で形成されている。
そして、スライド金具本体75の上下には、前記ガイド部59、61の内周形状に沿って断面L字状に折曲された係合部77、79が設けられており、既述したようにスライド金具57も、上下を反転して使用可能な上下対称な形状とされている。そして、図4に示すように断面略コ字状に形成されたガイド部59、61内に、断面L字状の係合部77、79を係合させると、レール金具55とスライド金具57とからなる本実施形態のラック取付け型スライド式取付金具81を介して、筐体41がラック49の前後方向にスライドできるようになっている。
更に、図8及び図9に示すようにガイド部59、61のネジ挿通穴69に対応して係合部77、79には、3つのネジ取付穴83が所定間隔を空けて係合部77、79の前後方向に設けられており、図1に示すように最も前側のネジ取付穴83をネジ挿通穴69に一致させてネジ取付穴83にネジ(図4中、符号85)を螺着すると、筐体41の前面63がラック49の左右の支柱45、47と面一になって、筐体41がラック49に固定されるようになっている。
そして、斯様に筐体41の前面63が支柱45、47と面一になってラック49に固定されている状態から、筐体41を支柱45、47の後方へ引っ込ませる場合、筐体41の上方からネジ85を緩めて取り外した後、図11及び図12の如くスライド金具57に沿って筐体41を後方へスライドさせて、次のネジ取付穴83とネジ挿通穴63を一致させてネジ取付穴83にネジ85を締め付ければよい。
尚、本実施形態では、上下のガイド部59、61にネジ挿通穴69、そして、上下の係合部77、79にネジ取付穴83を設けているため、例えば筐体41を背の高いラック49の上方に収納する場合には、下側のネジ挿通穴69とネジ取付穴83を利用して筐体41をラック49にネジ止めすればよい。
本実施形態はこのように構成されているから、ラック取付け型スライド式取付金具81(レール金具55とスライド金具57)を用いて通信系装置43の筐体41をラック49に収納するには、一例として先ず、筐体41の左右の側面51、53にレール金具55をネジ止めし、左右のレール金具55の上下のガイド部59、61に、夫々、スライド金具57の係合部77、79を係合させる。このとき、レール金具55から前方へ突出しているスライド金具57が自重で下方へズレようとしても、ガイド部59、61に設けた保持片62がスライド金具57を保持してそのズレを防止する。
そして、左右上部の係合部77、79の最も前側のネジ取付穴83を、左右上部のガイド部59、61のネジ挿通穴69に一致させて、夫々に1本のネジ85を仮止めしておく。
次いで、これらをセットにして、ラック49の左右の支柱45、47の正面側から左右のスライド金具57のラック取付片73を支柱45、47にネジ止めして、仮止めしていた左右のネジ85を強固に締め付ければ、図1に示すように筐体41の前面63がラック49の左右の支柱45、47と面一になって筐体41がラック49に固定され、この後、通信用ケーブルが筐体41の前面63のコネクタ(図示せず)に接続されて通信運用が開始される。
一方、例えば通信用ケーブルの余長処理を行うスペースを通信系装置41の前側に確保するために、通信系装置43を左右の支柱45、47から後方へ引っ込める必要が生じた場合には、既述したように上方からネジ85を緩めてこれを取り外した後、図11及び図12の如くスライド金具57に沿って筐体41を後方へスライドさせて、次のネジ取付穴83或いは最も奥のネジ取付穴83にネジ挿通穴63を一致させてネジ取付穴83に左右1本宛のネジ85を締め付ければよい。
このように本実施形態によれば、筐体41の前後方向に沿って左右の側面51、53にレール金具55を取り付け、そして、ラック49の前側の左右の支柱45、47にスライド金具57を取り付けておけば、図1の如く筐体41の前面63が左右の支柱45、47と面一になってラック49に固定された状態から、筐体41を支柱45、47の後方へ引っ込める場合に、図18乃至図20の従来例と異なり、
[1]金具の交換をせず、左右2本のネジ85を取り外して筐体41をスライド金具57に沿って後方へスライドさせるだけでよいため、専用のオプション用の金具が不要になって、従来に比し部品点数の削減が図られると共に、2箇所のネジ止め作業で固定が可能になる等、設置時の作業性が大幅に向上することとなった。
[1]金具の交換をせず、左右2本のネジ85を取り外して筐体41をスライド金具57に沿って後方へスライドさせるだけでよいため、専用のオプション用の金具が不要になって、従来に比し部品点数の削減が図られると共に、2箇所のネジ止め作業で固定が可能になる等、設置時の作業性が大幅に向上することとなった。
また、
[2]通信系装置43をラック49に搭載したままで通信系装置43を後方へ移動させることができるため、金具の交換のために一度通信系装置43を止めてラック49から通信系装置43を下ろす必要がない、等の優れた利点を有する。
[2]通信系装置43をラック49に搭載したままで通信系装置43を後方へ移動させることができるため、金具の交換のために一度通信系装置43を止めてラック49から通信系装置43を下ろす必要がない、等の優れた利点を有する。
更にまた、
[3]レール金具55とスライド金具57は上下対称に形成されて、上下を反転して使用可能であるから、一種類のレール金具55とスライド金具57を用意しておけばよく、これらの部品管理が容易であると共に、一個宛のレール金具55とスライド金具57を筐体41の側面51、53や支柱45、47に夫々ネジ止めすればよいため、作業性に優れた利点を有する。
[3]レール金具55とスライド金具57は上下対称に形成されて、上下を反転して使用可能であるから、一種類のレール金具55とスライド金具57を用意しておけばよく、これらの部品管理が容易であると共に、一個宛のレール金具55とスライド金具57を筐体41の側面51、53や支柱45、47に夫々ネジ止めすればよいため、作業性に優れた利点を有する。
そして、
[4]筐体41の左右の側面51、53に取り付くレール金具55にスライド金具57を係合させる際に、ガイド部59、61に係合させたスライド金具57が前方へ突出して自重で下方へズレようとしても、ガイド部59、61に設けた保持片62がスライド金具57を保持してそのズレを防止するため、スライド金具57に部分的な負荷が掛かって変形することがない等、本実施形態によれば、多くの優れた作用効果を有している。
[4]筐体41の左右の側面51、53に取り付くレール金具55にスライド金具57を係合させる際に、ガイド部59、61に係合させたスライド金具57が前方へ突出して自重で下方へズレようとしても、ガイド部59、61に設けた保持片62がスライド金具57を保持してそのズレを防止するため、スライド金具57に部分的な負荷が掛かって変形することがない等、本実施形態によれば、多くの優れた作用効果を有している。
図13乃至図17は、請求項1、請求項2、請求項4、請求項6乃至請求項8の一実施形態に係るラック取付け型スライド式取付金具を示し、前記実施形態では、レール金具55とスライド金具57を、夫々、一枚の鋼材(板材)で形成したが、図示するように本実施形態は、筐体41の左右の側面51、53に取り付くレール金具55-1を、側面51、53の上下に離間配置された二枚の板材からなる分割レール金具55-1a、55-1bで形成すると共に、ラック49の左右の支柱45、47に取り付くスライド金具57-1を、支柱45、47の上下に離間して取り付く二枚の板材からなる分割スライド金具57-1a、57-1bで形成したものである。
そして、図13に示すように、一方の分割レール金具55-1a側に、断面略コ字状に折曲された前記ガイド部59を筐体41の前後方向に亘って形成し、他方の分割レール金具55-1b側に、断面略コ字状に折曲された前記ガイド部61を筐体41の前後方向に亘って形成しており、筐体41の左右の側面51、53に分割レール金具55-1a、55-1bをネジ止めすることで、両ガイド部59、61が上下に離間して対向配置されるようになっている。
尚、前記実施形態と同様、ガイド部59、61の突出端には保持片62が形成されると共に、ネジ挿通穴69が設けられている。
一方、図15(a)、(b)及び図16(a)、(b)に示すように、分割スライド金具57-1a、57-1bは、前記スライド金具57と同様、ネジ挿通穴71が設けられた正面視矩形状の分割ラック取付片73-1と、当該分割ラック取付片73-1から断面L字状に連設された側面視帯状の分割スライド金具本体75-1とで構成されている。
そして、一方の分割スライド金具本体75-1に、前記ガイド部59の内周形状に沿って断面L字状に折曲された係合部77が形成され、他方の分割スライド金具本体75-1に、前記ガイド部61の内周形状に沿って断面L字状に折曲された係合部79が形成されており、図17に示すようにラック49の支柱45、47の上下に分割スライド金具57-1a、57-1bをネジ止めすると、両係合部77、79が上下に離間して対向配置されるようになっている。そして、前記実施形態と同様、係合部77、79には前記ネジ挿通穴69に対応して3つのネジ取付穴83が所定間隔を空けて設けられている。
尚、その他の構成は前記実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されており、本実施形態によっても前記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、金具の交換をせず、左右2本のネジ85を取り外して筐体41をスライド金具57-1(分割スライド金具57-1a、57-1b)に沿って後方へスライドさせるだけでよいため、専用のオプション用の金具が不要になって、従来に比し部品点数の削減が図られると共に、2箇所のネジ止め作業で固定が可能になる等、従来に比し設置時の作業性が大幅に向上する。
また、通信系装置43をラック49に搭載したままで通信系装置43を後方へ移動させることができるため、金具の交換のために一度通信系装置43を止めてラック49から通信系装置43を下ろす必要がない。
そして、本実施形態は、レール金具55-1を、筐体41の左右の側面51、53の上下に離間配置された二枚の板材からなる分割レール金具55-1a、55-1bで形成すると共に、ラック49の左右の支柱45、47に取り付くスライド金具57-1を、支柱45、47の上下に離間して取り付く二枚の板材からなる分割スライド金具57-1a、57-1bで構成したため、高さ寸法の異なる総ての通信系装置の筐体の取り付けに用いることができる利点を有する。
尚、図13乃至図17の実施形態に代え、例えば前記レール金具55と前記分割スライド金具57-1a、57-1bを組み合わせて使用してもよく、斯かる実施形態によっても、既述した各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
41 筐体
43 通信系装置
45、47 支柱
49 ラック
51、53 側面
55、55-1 レール金具
55-1a、55-1b 分割レール金具
57、57-1 スライド金具
57-1a、57-1b 分割スライド金具
59、61 ガイド部
62 保持片
63 筐体の前面
69、71 ネジ挿通穴
73、73-1 ラック取付片
75 スライド金具本体
75-1 分割スライド金具本体
77、79 係合部
81 ラック取付け型スライド式取付金具
83 ネジ取付穴
85 ネジ
43 通信系装置
45、47 支柱
49 ラック
51、53 側面
55、55-1 レール金具
55-1a、55-1b 分割レール金具
57、57-1 スライド金具
57-1a、57-1b 分割スライド金具
59、61 ガイド部
62 保持片
63 筐体の前面
69、71 ネジ挿通穴
73、73-1 ラック取付片
75 スライド金具本体
75-1 分割スライド金具本体
77、79 係合部
81 ラック取付け型スライド式取付金具
83 ネジ取付穴
85 ネジ
Claims (8)
- 通信系装置の筐体の前後方向に沿って当該筐体の左右側面に取り付くレール金具と、
前記通信系装置を収納するラックの左右の支柱に取り付き、前記レール金具に係合するスライド金具とからなり、
前記レール金具は、夫々、一つのネジ挿通穴が上方に開口し、
前記スライド金具は、前記ネジ挿通穴に対応して前後方向に複数のネジ取付穴が設けられていることを特徴とするラック取付け型スライド式取付金具。 - 前記レール金具は、断面略コ字状に折曲したガイド部が上下に対向配置された板材からなり、
前記スライド金具は、ラックの支柱に取り付くラック取付片と、前記ガイド部の内周に沿って折曲した係合部が形成された板材からなることを特徴とする請求項1に記載のラック取付け型スライド式取付金具。 - 前記レール金具は、前記ガイド部が上下に対向配置された一枚の板材からなることを特徴とする請求項2に記載のラック取付け型スライド式取付金具。
- 前記レール金具は、筐体の左右側面の上下に離間して取り付く二枚の板材からなり、夫々の板材に、一つの前記ガイド部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のラック取付け型スライド式取付金具。
- 前記スライド金具は、前記ラック取付片を介してラックの支柱に取り付き、前記係合部が上下に形成された一枚の板材からなることを特徴とする請求項2に記載のラック取付け用金具。
- 前記スライド金具は、前記ラック取付片を介してラックの支柱の上下に離間して取り付く二枚の板材からなり、夫々の板材に、一つの前記係合部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のラック取付け型スライド式取付金具。
- 断面略コ字状に折曲した前記ガイド部の突出端に、内方へ折曲する保持片が形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のラック取付け型スライド式取付金具。
- 前記ネジ挿通穴はレール金具の上下に形成され、前記ネジ取付穴はスライド金具の上下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のラック取付け型スライド式取付金具。
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