JP4562593B2 - 電子機器ケース - Google Patents
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Description
取付金具をケースに取り付ける際、ケースの左側では、取付ネジを第1ネジ取付部の先端を介してケースの左側に設けられたネジ穴にネジ止めする。また、右側では、取付ネジを第2ネジ取付部の先端を介してケースの右側に設けられたネジ穴にネジ止めする。取付金具が左右の両側面に取り付けられたケースは、ラック内にスライド挿入さる。取付金具の先端にL字状に設けられたラック固定部によりラックにネジ止めされる。
第2の実施の形態では、取付金具に、取付金具の長さ方向に設けられた連結部と、連結部から分岐する複数のネジ取付部からなる一つのネジ貫通穴が設けられている。
図2は、2つのケースが装着されているラックのケーブル収納空間部分をより詳細に示す図である。ラックマウント型ケース12の前面に複数のケーブルコネクタ18が設けられている。また、ケース12の左右両側面には、図3の示される取付金具14が取付ネジにより取り付けられている。ケース12はラック10内にスライド挿入され、所定位置に収納固定される。取付金具の先端はL字状に曲げられ、ラック固定部が形成されている。ケース12がラック10にスライド挿入されると、取付金具のL字状のラック固定部がラックの所定位置に当接し、ネジにより固定される。ケースの前面と取付金具のラック固定部との間の空間がケーブル収納空間となり、コネクタに接続されたケーブル18の整理収納に利用される。
第1のネジ貫通穴40は、取付金具の長さ方向に伸びる第1連結部21と、第1連結部から分岐する複数の第1ネジ取付部22(図3(a)の[1]から[6]の6本)からなっている。第2のネジ貫通穴41は、取付金具の長さ方向に伸び、第1連結部21と平行な第2連結部25と、第2連結部から分岐する複数の第2ネジ取付部26(図3(b)の[1]から[5]の5本)からなっている。
取付金具の取付位置を変更する時、取付金具の移動及び固定を容易とするため、第1および第2のネジ取付部は第1および第2の連結部に対して斜めに設けられている。図3では、取付金具をケースの前下方向に引くことにより、取付ネジがネジ取付部内に進入する形状となっている。
取付金具の先端はL字状に曲げられ、ラック固定部28が形成されている。また、ラック固定部28には、ケースをラックに固定する時、固定ネジか貫通するネジ穴が設けられている。
(2)図5−2:ケース前面のケーブル収納空間を拡大するため、ケース12の収納位置をラック10の奥方向に移動させ、第2の固定位置とする作業が開始される。ケース12の左右両測面で取付金具をネジ止めしている各2本の取付ネジを緩める。これにより、両取付金具は移動可能となる。(a)左側取付ネジが左側取付金具の第1連結部21に位置するまで、左側取付金具を斜め上方に移動させる。(b)右側取付ネジが右側取付金具の第2連結部25に位置するまで、右側取付金具を斜め上方に移動させる。
(3)図5−3:(a)左側取付ネジが左側取付金具の第1連結部21内を移動するように左側取付金具を前方に移動させ、左側取付ネジを第1ネジ取付部22の[2]と[5]の下に位置させる。(b)右側取付ネジが右側取付金具の第2連結部26内を移動するように右側取付金具を前方に移動させ、右側取付ネジを第2ネジ取付部22の[2]と[4]の下に位置させる。
(4)図5−4:(a)左側取付ネジが左側取付金具の第1ネジ取付部21の[2]と[5]を上方に移動するように左側取付金具を斜め下方に移動させ、[2]と[5]の先端で取付ネジを締め付ける。(b)右側取付ネジが右側取付金具の第2ネジ取付部26の[2]と[4]を上方に移動するように右側取付金具を斜め下方に移動させ、[2]と[4]の先端で取付ネジを締め付ける。ケース12をラック10に固定することにより、ケースはラック内の第2の固定位置となり、ケース12前方には拡大されたケーブル収納空間が確保される。
(6)図5−6:(a)左側取付ネジが左側取付金具の第1連結部21内を移動し、第1ネジ取付部22の[3]と[6]の下に位置まで、左側取付金具を前方に移動させる。(b)右側取付ネジが右側取付金具の第2連結部26内を移動し、第2ネジ取付部22の[3]と[5]の下に位置するまで、右側取付金具を前方に移動させる。
(7)図5−7:(a)左側取付ネジが左側取付金具の第1ネジ取付部21の[3]と[6]を上方に移動し、先端に達するまで、左側取付金具を斜め下方に移動させる。左側取付ネジが[3]と[6]の先端に位置した状態で取付ネジを締め固定する。(b)右側取付ネジが右側取付金具の第2ネジ取付部26の[3]と[5]を上方に移動し、それらの先端に達するまで、右側取付金具を斜め下方に移動させる。右側取付ネジが[3]と[5]の先端に位置した状態で取付ネジを締め固定する。この状態でケース12はラック10内の第3の固定位置となり、ケース12前方には更に拡大されたケーブル収納空間が確保される。
また、図3に示される形状は、各ネジ取付部を連結部から奥方向に傾斜して分岐する形状であるが、各ネジ取付部を連結部から前方向に傾斜して分岐する形状とすることも可能である。
さらに、同実施の形態では取付金具に設けられた2本のネジ貫通穴の内、下側となるネジ貫通穴を用いてケースにネジ止めする構成であるが、上側となるネジ貫通穴を用いてケースにネジ止めする構成であっても良い。
左側に取り付ける取付金具と、右側に取り付ける取付金具は、取付ネジを両取付金具の同じ位置のネジ取付部を介して、ケース側面に設けられているネジ穴にネジ止めする。取付金具の位置を変更するには、取付ネジ54及び55を緩め、緩められた各取付ネジが連結部52内を移動する様に取付金具を移動させる。取付ネジを目的とするネジ取付部53に位置づけし、再度各取付ネジを締め付け固定する。
また、第1のネジ取付部の間隔、即ちケース左側面のネジ穴の間隔と、第2のネジ取付部の間隔、即ちケース右側面のネジ穴の間隔が異なっている。この構成により、例えば、ケースの左側面に取付金具を取り付ける時、第2のネジ貫通穴を用いて取り付けを試みても、正常な取り付けは不可能であり、誤った取り付けを防止することが可能となる。
Claims (5)
- 電子機器ケースであって、
前記ケースは、前記ケースの左右の各側面に複数の取付ネジによりネジ止めされる取付金具を有し、
前記取付金具は、取付金具の長さ方向に伸びる連結部と前記連結部から分岐し且つ先端にネジ止めされた前記取付ネジが位置する複数のネジ取付部からなるネジ貫通穴を有し、
前記ケースの両側面には、前記取付金具の前記ネジ取付部の間隔で取付ネジ用のネジ穴が設けられていることを特徴とするケース。 - 請求項1記載の電子機器ケースであって、前記ネジ取付部は連結部に対して傾斜して設
けられていることを特徴とするケース。 - 電子機器ケースであって、
前記ケースは、前記ケースの左右の両側面に複数の取付ネジによりネジ止めされる取付金具を有し、
前記取付金具は、
取付金具の長さ方向に伸びる第1の連結部と前記第1の連結部から分岐し且つ先端にネジ止めされた前記取付ネジが位置する複数の第1のネジ取付部からなる第1のネジ貫通穴と、
取付金具の長さ方向に伸びる第2の連結部と前記第2の連結部から分岐し且つ先端にネジ止めされた前記取付ネジが位置する複数の第2のネジ取付部からなる第2のネジ貫通穴が設けられ、
前記ケースの一方の側面には、前記第1のネジ取付部の間隔で取付ネジ用のネジ穴が設けられ、
前記ケースの他方の側面には、前記第2のネジ取付部の間隔で取付ネジ用のネジ穴が設けられていることを特徴とするケース。 - 請求項3記載の電子機器ケースであって、前記第1ネジ取付部は第1連結部に対して傾斜して設けられ、前記前記第2ネジ取付部は第2の連結部に対して傾斜して設けられていることを特徴とするケース。
- 請求項3又は請求項4記載の電子機器ケースであって、前記第1ネジ取付部の間隔と、前記第2ネジ取付部の間隔が異なることを特徴とするケース。
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- 2005-06-15 JP JP2005175474A patent/JP4562593B2/ja not_active Expired - Fee Related
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