JP5284577B2 - 無線基地制御局およびルーチング方法 - Google Patents

無線基地制御局およびルーチング方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線基地制御局およびルーチング方法に関し、特には、通信端末から送信された接続要求を送信すべきコアノードを、複数のコアノードの中から選択する無線基地制御局およびルーチング方法に関する。
従来の無線基地制御局(Radio Network Controller:以降「RNC」と称する。)とコアノード(Core Node:以降「CN」と称する。)間のアーキテクチャについて、図15を参照して説明する。
図15において、従来のRNC150は、Domain(ドメイン)、例えば、CS Domain(Circuit Service Domain)およびPS Domain(Packet Service Domain)ごとに、1つのCNと接続する。
具体的には、RNC150は、CS Domain(機能部)150aと、PS Domain(機能部)150bとを有し、CS Domain150aは、1台のMSC(Mobile Switching Center)151と接続し、PS Domain150bは、1台の1台のSGSN(サービングGPRSサポートノード)152と接続する。
なお、MSC151は、回線交換(例えば、音声データの送受信の処理および呼処理)を行い、SGSN152は、パケット交換(例えば、パケットデータの送受信の処理)を行う。
RNC150は、UE(User Equipment:通信端末)153から基地局154を介してCS Domain を指定した接続要求を受けると、RNC150と接続している1台のMSC151に接続要求をルーチングし、また、UE153からPS Domainを指定した接続要求を受けると、RNC150と接続している1台のSGSN152に接続要求をルーチングする。
一方、RNCがDomain(例えば、CS DomainおよびPS Domain)ごとに複数のCNと接続するIu Flexという技術がある。
図15に示したRNC150は、Domainごとに一意に決まったCNに接続要求をルーチングするため、Iu Flexに対応するルーチングができないという課題があった。
特許文献1(特開2006−197653号公報)および特許文献2(特開2004−166197号公報)には、上記課題を解決可能なRNCが記載されている。
特許文献1に記載のRNCは、複数のCNと接続可能であり、UEから送られたオペレータIDに基づいて、そのUEと接続すべきCNノードを選択する。なお、オペレータIDは、予め、そのオペレータIDで使用可能なCNと対応づけられている。
また、同じルーティングエリアにサービスする2つ以上のサポートノードが設けられたときには、既に使用されていたSGSNが過負荷状態になるか又は故障した場合に、このRNC(おそらく使用可能なSGSNのリストを有する)が、別のSGSNを使用できることにより、回復力のような多数の効果を発揮する。更に、エリアを遮断せずに、ソフトウェア更新のようなメンテナンスオペレーションを行うことができる。
特許文献2には、Iu Flexに関する記載があり、さらに、CNの負荷を考慮して、UEを接続すべきCNを選択するRNCが記載されている。
特開2006−197653号公報 特開2004−166197号公報
特許文献1には、無線端末のオペレータIDと同じIDをもつ複数のCNに対するルーチングアルゴリズムについて具体例が記載されていない。
このため、例えば、CNの負荷として、CNが収容しているUEの台数が用いられた場合、各CNのUE収容能力が異なると、RNCは、CNのUE収容能力に応じてバランスよくUE(具体的には、接続要求)をルーチングできない。
特許文献2に記載のRNCは、CNの負荷を考慮して、UEを接続すべきCNを選択する。 しかしながら、特許文献2には、CNの負荷の具体例が記載されていない。
このため、例えば、CNの負荷として、CNが収容しているUEの台数が用いられた場合、各CNのUE収容能力が異なると、RNCは、CNのUE収容能力に応じてバランスよくUE(具体的には、接続要求)をルーチングできない。
本発明の目的は、各CNのUE収容能力に応じてバランスよく接続要求をルーチングすることが可能な無線基地制御局およびルーチング方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の無線基地制御局は、通信端末と通信する無線基地局装置と接続され、また、同一種類の接続処理を行う複数のコアノードと接続される無線基地制御局であって、前記コアノードごとに、該コアノードが前記通信端末を収容する能力を表す収容情報を格納する格納部と、前記通信端末から前記無線基地局装置を介して接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報に基づいて、該接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択し、該選択されたコアノードに前記接続要求をルーチングする処理部と、を含む。
また、本発明のルーチング方法は、通信端末と通信する無線基地局装置と接続され、同一種類の接続処理を行う複数のコアノードと接続され、また、前記コアノードごとに該コアノードが前記通信端末を収容する能力を表す収容情報を格納する格納部を含む無線基地制御局が行うルーチング方法であって、前記通信端末から前記無線基地局装置を介して接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報に基づいて、該接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択する選択ステップと、前記されたコアノードに前記接続要求をルーチングするルーチングステップと、を含む。
上記発明によれば、接続要求が提供されるコアノードは、収容情報に基づいて選択される。収容情報は、コアノードごとに、コアノードが通信端末を収容する能力を表す。
このため、無線基地制御局は、コアノードの通信端末の収容能力に応じて、バランスよく、接続要求をコアノードにルーチングすることが可能となる。
また、前記格納部は、前記コアノードごとに、該コアノードの回線状態が正常か否かを表す回線情報を、さらに格納し、前記処理部は、前記接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報および回線情報に基づいて、前記接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択し、該選択されたコアノードに前記接続要求をルーチングすることが望ましい。
上記発明によれば、例えば、回線状態が異常であるコアノードに、接続要求をルーチングすることを防止可能となる。
また、前記コアノードごとに、該コアノードが収容している通信端末の数を表す接続端末数情報を管理する管理部を、さらに含み、前記処理部は、前記接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報および回線情報と、前記管理部に管理された接続端末数情報と、に基づいて、該接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択し、該選択されたコアノードに前記接続要求をルーチングすることが望ましい。
上記発明によれば、例えば、コアノードが収容している通信端末の数も考慮して、接続要求が提供されるコアノードを選択することが可能となる。
また、前記処理部は、処理負荷が処理許容範囲を超えたコアノードから送信されたオーバーロードメッセージを受け付けてから一定時間の間、該オーバーロードメッセージを送信したコアノードの収容情報を最低値にすることが望ましい。
上記発明によれば、オーバーロードメッセージを送信したコアノードに通信端末をルーチングすることを防止可能になる。
本発明によれば、各コアノードの通信端末の収容能力に応じてバランスよく接続要求をルーチングすることが可能になる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例の無線基地制御局を含む無線通信システムを示したブロック図である。
図1において、無線通信システムは、無線基地制御局(以降「RNC」と称する。)1と、複数のコアノード(以降「CN」と称する。)2と、無線通信端末(User Equipment:以降「UE」と称する。)3と、無線基地局装置(以降「Node-B」と称する。)4a〜4mと、OAM(Operator and Maintenance)装置5と、を含む。
本実施例では、複数のCNとして、MSC2a〜2dと、SGSN2e〜2nとが用いられる。MSC2a〜2dのそれぞれは、接続処理等を含む回線交換(例えば、音声データの送受信の処理および呼処理)を行い、SGSN2e〜2nのそれぞれは、接続処理等を含むパケット交換(例えば、パケットデータの送受信の処理)を行う。
RNC1は、同一ドメインにおいて複数のCNとの接続が可能なIu Flexを導入しており、同一ドメインを有する複数のCNと接続するためのIuインターフェースを有する。
具体的には、RNC1は、CS Domain(機能部)1aと、PS Domain(機能部)1bとを含み、CS Domain1aは、MSC2a〜2dと接続するためのIuインターフェースを有し、PS Domain1bは、SGSN2e〜2nと接続するためのIuインターフェースを有する。
また、RNC1は、UE3と通信可能なNode-B4a〜4mと接続されている。RNC1は、Node B4a〜4mおよび通信エリア(Cell:セル)6a〜6yと接続するためのIubインターフェースを制御すると共に、UE3の接続についてもUuインターフェースを制御する。
また、RNC1は、OAM装置5と接続している。
OAM装置5は、オペレータによって操作され、オペレータから入力された情報をRNC1に提供する。RNC1は、OAM装置5から提供された情報を保持する。
例えば、OAM装置5は、オペレータから入力された各CNの収容情報および回線情報をRNC1に提供する。なお、収容情報は、各CNがUEを収容する能力(例えば、能力比)を表し、回線情報は、各CN2の回線状態が正常か否かを表す。
なお、OAM装置5は、オペレータの操作にしたがって、RNC1内の情報(例えば、収容情報および回線情報)を変更可能である。
RNC1は、UE3から、いずれかのNode-Bを介して、CN2への最初のCN接続要求メッセージ(RRC:Initial Direct Transfer message)を受け付けると、各CN2a〜2nのUE収容能力比(収容情報)および回線状態(回線情報)に基づいて、そのCN接続要求メッセージを提供すべきCN2を選択する。以下、この点について詳述する。
RNC1は、オペレータよりOAM装置5を介して指定された各CNのUE収容能力比(収容情報)とCN回線状態(回線情報)を保持している。
このため、RNC1は、UE3からのCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)をCNにルーチングする際、RNC1がCN接続要求の提供先となるCNを選択可能である場合に、回線状態が正常なCNの中から、各CNのUE収容能力比に応じて、CN接続要求の提供先となるCNを選択して、そのCNにCN接続要求をルーチングできる。
図2は、RNC1の一例を示したブロック図である。
図2において、RNC1は、メモリ等の格納部11と、CPU等の処理部12とを含む。処理部12は、メッセージ処理部12aと、ルーチング処理部12bと、転送部12cと、を含む。
格納部11には、各CNのUE収容能力テーブル(以降、単に「テーブル」と称する。)11aと、各CNの回線状態テーブル(以降、単に「テーブル」と称する。)11bが保持されている
テーブル11aは、オペレータがOAM装置5から入力した各CNのUE収容能力比(収容情報)を表し、テーブル11bは、オペレータがOAM装置5から入力した各CNの回線状態(回線情報)を表す。
図3は、テーブル11aの一例を示した説明図である。
図3において、テーブル11aには、CN(MSCおよびSGSN)ごとに、UEを収容する能力を表す収容情報(Weight Factor)が保持されている。なお、Weight Factorの有効な値は、例えば、0〜15(15は適当な数)である。
図3の例では、5台のMSCがRNC1と接続しており、MSC#1のWeight Factor=3、MSC#2のWeight Factor=2、MSC#3のWeight Factor=0、MSC#4のWeight Factor=1、MSC#5のWeight Factor=5となっている。
オペレータは、OAM装置5から、これらのMSCのWeight Factorを、MSCのUE収容能力比、つまり、各MSCの処理能力比に応じて入力することとなる。
また、図3の例では、5台のSGSNがRNC1と接続しており、SGSN#1のWeight Factor=1、SGSN#2のWeight Factor=0、SGSN#3のWeight Factor=0、SGSN#4のWeight Factor=1、SGSN#5のWeight Factor=15となっている。
オペレータは、OAM装置5から、これらのSGSNのWeight Factorを、SGSNのUE収容能力比、つまり、SGSNの処理能力比に応じて入力することとなる。
オペレータより入力された各CNのUE収容能力比は、入力され次第、すぐにテーブル11aに反映される。特に、Weight Factor=0は、該当するMSCまたはSGSNに対してUEをこれ以上接続しないようにして、そのCNの負荷を下げる働きを行わせる。
図3の例では、MSC#3を減設する際に、RNC1は、MSCに収容されるUEをMSC#3以外の正常なMSCに接続させるように調整することが可能である。
図4は、テーブル11bの一例を示した説明図である。
図4において、テーブル11bには、CN(MSCおよびSGSN)ごとに、CNの回線状態が正常か否かを表す回線情報(ACTIVE、FAILED_LINK、FAILED_RESET、FAILED_BOTH)が保持されている。
ACTIVEは、対応するCN(MSCまたはSGSN)の回線状態が正常であることを示す。
FAILED_LINKは、対応するCN(MSCまたはSGSN)の回線が異常であり接続できないことを示す。
FAILED_RESETは、対応するCN(MSCまたはSGSN)の回線状態が正常であるが、CN(MSCまたはSGSN)もしくはRNCより開始されたRESET手順を行なっている途中であることを示す。
FAILED_BOTHは、RESET手順中に回線の異常を検出した状態であることを示す。
図5は、UE3からの最初のCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer)に含まれるルーチング情報(Intra Domain NAS Node Selector)を示した説明図である。
バージョンがR99、CNタイプがGSM-MAPにおいて、ルーチング基準がLocal (P)TMSIもしくは(P)TMSI of same PLMN, different (RA)LAに設定されている場合、RNC1は、NAS Node Selection Function(以降NNSF)を実行して、Routing Parameterにしたがって、RNC1に接続している複数のCNから接続すべきCNを一意に選択し、そのCNへ、最初のCN接続要求をルーチングする。
また、バージョンがR99、CNタイプがGSM-MAPにおいて、ルーチング基準がIMSI(response to IMSI paging)に設定されている場合、RNC1は、RRC:Initial Direct TransferのCN domain identity=CS Domainであれば、CS IMSI Paging Functionを実行して、Routing Parameterにしたがって、RNC1に接続している複数のCNから接続すべきCNを一意に選択し、そのCNへ、最初のCN接続要求をルーチングする。
バージョンがR99、CNタイプがGSM-MAPにおいて、ルーチング基準がLocal (P)TMSIもしくは(P)TMSI of same PLMN, different (RA)LAではなく、IMSI(response to IMSI paging)かつCN domain identity=CS Domainでない場合、RNC1は、Load Balancing Algorithm Functionに基づき、ルーチング先のCNを選択する。
つまり、ルーチング基準が、(P)TMSI of different PLMN、IMSI(response to IMSI paging)かつCN domain identity=PS Domain、IMSI(cause UE initiated event)、IMEI、Spare 1、Spare 2、CNタイプ=ANSI-41、バージョン=Laterの場合、RNC1が、Load Balancing Algorithm Functionに基づき、ルーチング先のCNを選択する。
本実施例では、RNC1が、このLoad Balancing Algorithm Functionにおいて、各CNのUE収容能力比と各CNの回線状態を考慮していることを1つの特徴とする。
図2に戻って、処理部12は、UE3からNode-Bを介してCN接続要求を受け付けた際に、格納部11に格納された収容情報に基づいて、そのCN接続要求を提供すべきCNを、RNC1と接続する複数のCNの中から選択し、その選択されたCNにCN接続要求をルーチングする。
さらに言えば、処理部12は、CN接続要求を受け付けた際に、格納部11内の収容情報および回線情報に基づいて、そのCN接続要求を提供すべきCNを、RNC1と接続する複数のCNの中から選択し、その選択されたCNにCN接続要求をルーチングする。
メッセージ処理部12aは、UE3から受け付けたCN接続要求を解析し、その解析結果およびCN接続要求をルーチング処理部12bに提供する。例えば、メッセージ処理部12aは、CN接続要求に示された、CN domain identityおよびルーチング情報をチェックする。
ルーチング処理部12bは、メッセージ処理部12aから解析結果を受け付けると、その解析結果にしたがって、格納部11内の情報を参照しながら、そのCN接続要求を提供すべきCNを選択し、その選択結果およびCN接続要求を転送部12cに提供する。
転送部12cは、ルーチング処理部12bから選択結果およびCN接続要求を受け付けると、その選択結果が示すCNに、そのCN接続要求を転送する。
以上詳細に実施例の構成を述べたが、オペレータがOAM装置5を用いてRNC1のいくつかの内部データを変更可能とする方法は、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
図4において、CN Linkの障害の検出・回復の検出方法、およびCN/RNCより開始するRESET手順については、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
図5において、UE3からの最初のCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer)の構成や、ルーチング情報(Intra Domain NAS Node Selector)の構成、およびNAS Node Selection Function、CS IMSI Paging Functionの詳細については、本発明とは直接関係しないので、その機能詳細は省略する。
なお、MSCとして、MGWとの統合型MSC Nodeと分離型MSC Nodeとのいずれも用いることが可能である。
(動作の説明)
次に、RNC1(具体的には処理部12)がUE3からのCN接続要求をCN2へルーチングの動作を、図6Aおよび図6Bに示すフローチャートを使用して説明する。なお、以下では、処理部12が行う動作を、RNC1が行う動作として説明する。また、以下の動作のうち、CN接続要求の解析処理は、メッセージ処理部12aにて行われ、ルーチング先決定処理は、ルーチング処理部12bにて行われ、CN接続要求をCN2に提供する処理は、転送部12cにて行われる。
図6Aにおいて、RNC1は、UE3より最初のCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を受信したとき、まず、そのCN接続要求に示されたCN domain identityをチェックする(ステップS1)。
CN Domain Identity = CS Domainの場合、RNC1は、RNC1に接続されているMSC数をチェックする(ステップS2)。
もし、RNC1に接続されているMSCが一台の場合、RNC1は、そのMSCの回線状態テーブル11b(図4参照)を参照する(ステップS3)。
もし、そのMSCの回線情報がACTIVEであれば、RNC1は、CN接続要求を提供すべきCNとして、RNC1に接続されているMSCを選択し(ステップS4)、CN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を、そのMSCへルーチングする(ステップS5)。
もし、RNC1に接続されているMSCの回線情報がACTIVEでなければ、RNC1は、UE3からの最初のCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を拒否(Reject)する(ステップS6)。
もし、RNC1に接続されているMSCが複数ある場合(ステップS2)、RNC1は、RRC:Initial Direct Transfer message(図5参照)に含まれるルーチング情報(Intra Domain NAS Node Selector)を確認する(ステップS7)。
ルーチング情報にしたがってNNSF Functionが選択された場合、RNC1は、NNSF Functionに応じて一意にMSCを選択し(ステップS8)、そのMSCの回線状態テーブル11b(図4参照)を参照する(ステップS9)。
もし、その一意に選択されたMSCの回線情報がACTIVEであれば、RNC1は、CN接続要求を提供すべきCNとして、そのMSCを選択し(ステップS10)、CN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を、その選択されたMSCへルーチングする(ステップS5)。
ステップS9において、もし、その一意に選択されたMSCの回線情報がACTIVEでなければ、RNC1は、Load Balancing Functionを選択する(ステップS11)。
なお、ステップS7において、ルーチング情報にしたがってCS IMSI Paging Functionが選択された場合、RNC1は、CS IMSI Paging Functionに応じて一意にMSCを選択し(ステップS12)、そのMSCの回線状態テーブル11b(図4参照)を参照する(ステップS13)。
もし、その一意に選択されたMSCの回線情報がACTIVEであれば、RNC1は、CN接続要求を提供すべきCNとして、そのMSCを選択し(ステップS14)、CN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を、その選択されたMSCへルーチングする(ステップS5)。
ステップS13において、もし、その一意に選択されたMSCの回線情報がACTIVEでなければ、RNC1は、Load Balancing Functionを選択する(ステップS11)。
Load Balancing Functionが選択された場合、RNC1は、各CNのUE収容能力比テーブル11a(図3参照)および各CNの回線状態テーブル11b(図4参照)を参照する。
全てのMSCの回線情報がFAILEDである場合(ステップS15)、RNC1は、UE3からの最初のCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を拒否(Reject)する(ステップS6)。
一方、少なくとも一つのMSCの回線情報がACTIVEである場合(ステップS15)、RNC1は、ACTIVEであるMSCのUE収容能力比に応じて、CN接続要求を提供すべきMSCを選択し、CN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を、その選択されたMSCへルーチングする。
具体的には、ACTIVEである全てのMSCの能力比(収容情報)が全て0の場合(ステップS16)、RNC1は、それらのMSCを順番に選択し、その選択されたMSCにCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)をルーチングする(ステップS17、S5)。
なお、RNC1は、直前に選択したMSCを記憶しておき、ステップS17では、RNC1は、ACTIVEなMSCの中から、直前に選択したMSCの次の順番(例えば、MSCの番号に基づく順番)のMSCを、CN接続要求を提供すべきMSCとして選択する。
例えば、テーブル11aおよびテーブル11bが図7に示した状態であるとき、RNC1は、ステップS17において、MSC#1、MSC#2、MSC#3の順に選択する。その後は、RNC1は、MSC#1、MSC#2、・・・と選択する。
ACTIVEであるMSCのうち、少なくとも一つのMSCの能力比(収容情報)が0ではない場合(ステップS16)、RNC1は、能力比(収容情報)が0ではないMSCのUE収容能力比(収容情報)に応じて、CN接続要求を提供すべきMSCを順番に選択する。
具体的には、RNC1は、直前に選択したMSCと、そのMSCの連続選択回数を記憶しておき、直前に選択したMSCの回線状態がACTIVEでなければ(ステップS18)、ACTIVEなMSCの中から、直前に選択したMSCの次の順番(例えば、MSCの番号に基づく順番)のMSCを、CN接続要求を提供すべきMSCとして選択する(ステップS19)。
直前に選択したMSCがACTIVEであれば(ステップS18)、RNC1は、そのMSCのUE収容能力比(収容情報)と、そのMSCの連続選択回数とを比較する。
連続選択回数が、そのMSCのUE収容能力比に対して、等しいもしくは大きい場合(ステップS20)、RNC1は、ACTIVEなMSCの中から、直前に選択したMSCの次の順番のMSCを、CN接続要求を提供すべきMSCとして選択する(ステップS19)。
連続選択回数が、そのMSCのUE収容能力比よりも小さい場合(ステップS20)、RNC1は、直前に選択したMSCを、再度、CN接続要求を提供すべきMSCとして選択する(ステップS21)。
図8に示したテーブル11aおよびテーブル11bの例では、ACTIVEなMSC#1、MSC#2、MSC#3、MSC#5の能力比が、2:2:3:0であるため、RNC1は、Load Balancing Algorithmにおいて、[MSC#1、MSC#1、MSC#2、MSC#2、MSC#3、MSC#3、MSC#3]の順にMSCを選択して、その選択されたMSCにCN接続要求をルーチングする。その後は、RNC1は、MSC#1、MSC#1、MSC#2、MSC#2、・・・という順に、MSCを選択する。
一方、ステップS1において、CN Domain Identity = PS Domainの場合、RNC1は、RNC1に接続されているSGSN数をチェックする(図6BのステップS22)。
もし、RNC1に接続されているSGSNが一台の場合、RNC1は、そのSGSNの回線状態テーブル11b(図4参照)を参照する(ステップS23)。
もし、そのSGSNの回線情報がACTIVEであれば、RNC1は、CN接続要求を提供すべきCNとして、RNC1に接続されているSGSNを選択し(ステップS24)、CN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を、そのSGSNへルーチングする(ステップS25)。
もし、RNC1に接続されているSGSNの回線情報がACTIVEでなければ、RNC1は、UE3からの最初のCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を拒否(Reject)する(ステップS26)。
もし、RNC1に接続されているSGSNが複数ある場合(ステップS22)、RNC1は、RRC:Initial Direct Transfer message(図5参照)に含まれるルーチング情報(Intra Domain NAS Node Selector)を確認する(ステップS27)。
ルーチング情報にしたがってNNSF Functionが選択された場合、RNC1は、NNSF Functionに応じて一意にSGSNを選択し(ステップS28)、そのSGSNの回線状態テーブル11b(図4)を参照する(ステップS29)。
もし、その一意に選択されたSGSNの回線情報がACTIVEであれば、RNC1は、CN接続要求を提供すべきCNとして、そのSGSNを選択し(ステップS30)、CN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を、その選択されたSGSNへルーチングする(ステップS25)。
ステップS29において、もし、その一意に選択されたSGSNの回線情報がACTIVEでなければ、RNC1は、Load Balancing Functionを選択する(ステップS31)。
Load Balancing Functionが選択された場合、RNC1は、各CNのUE収容能力比テーブル11a(図3参照)および各CNの回線状態テーブル11b(図4参照)を参照する。
全てのSGSNの回線情報がFAILEDである場合(ステップS32)、RNC1は、UE3からの最初のCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を拒否(Reject)する(ステップS26)。
一方、少なくとも一つのSGSNの回線情報がACTIVEである場合(ステップS32)、RNC1は、ACTIVEであるSGSNのUE収容能力比に応じて、CN接続要求を提供すべきSGSNを選択し、CN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)を、その選択されたSGSNへルーチングする。
具体的には、ACTIVEである全てのSGSNの能力比(収容情報)が全て0の場合(ステップS33)、RNC1は、それらのSGSNを順番に選択し、その選択されたSGSNにCN接続要求(RRC:Initial Direct Transfer message)をルーチングする(ステップS34、S25)。
なお、RNC1は、直前に選択したSGSNを記憶しておき、ステップS34では、RNC1は、ACTIVEなSGSNの中から、直前に選択したSGSNの次の順番(例えば、SGSNの番号に基づく順番)のSGSNを、CN接続要求を提供すべきSGSNとして選択する。
例えば、テーブル11aおよびテーブル11bが図7に示した状態であるとき、RNC1は、SGSN#1、SGSN#4の順に選択する。その後は、RNC1は、SGSN#1、SGSN#4、・・・と選択していく。
ACTIVEであるSGSNのうち、少なくとも一つのSGSNの能力比(収容情報)が0ではない場合(ステップS33)、RNC1は、能力比(収容情報)が0ではないSGSNのUE収容能力比(収容情報)に応じて、CN接続要求を提供すべきSGSNを順番に選択する。
具体的には、RNC1は、直前に選択したSGSNと、そのSGSNの連続選択回数を記憶しておき、直前に選択したSGSNの回線状態がACTIVEでなければ(ステップS35)、ACTIVEなSGSNの中から、直前に選択したSGSNの次の順番(例えば、SGSNの番号に基づく順番)のSGSNを、CN接続要求を提供すべきSGSNとして選択する(ステップS36)。
直前に選択したSGSNがACTIVEであれば(ステップS35)、RNC1は、そのSGSNのUE収容能力比(収容情報)と、そのSGSNの連続選択回数とを比較する。
連続選択回数が、そのSGSNのUE収容能力比に対して、等しいもしくは大きい場合(ステップS37)、RNC1は、ACTIVEなSGSNの中から、直前に選択したSGSNの次の順番のSGSNを、CN接続要求を提供すべきSGSNとして選択する(ステップS36)。
連続選択回数が、そのSGSNのUE収容能力比よりも小さい場合(ステップS37)、RNC1は、直前に選択したSGSNを、再度、CN接続要求を提供すべきSGSNとして選択する選択する(ステップS38)。
図8に示したテーブル11aおよびテーブル11bの例では、ACTIVEのSGSN#2、SGSN#3、SGSN#4、SGSN#5の能力比が1:0:1:2であるため、RNC1は、Load Balancing Algorithmにおいて、[SGSN#2、SGSN#4、SGSN#5、SGSN#5]の順にSGSNを選択して、CN接続要求をルーチングする。その後は、RNC1は、SGSN#2, SGSN#4, SGSN#5, SGSN#5, ・・・という順に、SGSNを選択する。
以上説明したように、本実施例においては、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、RNC1に接続する各CNのUE収容能力比テーブル11aをRNC1が保持しているので、能力比に応じたルーチングによってLoad Balancingを実現できることである。
よって、RNC1は、各CNのUEの収容能力に応じて、バランスよく、CN接続要求をCNにルーチングすることが可能となる。
第2の効果は、RNC1に接続する各CNの回線状態テーブル11bをRNC1が保持しているので、利用可能なCNに対してUE3からの接続をルーチングできることである。
よって、例えば、回線状態が異常であるCNに、CN接続要求をルーチングすることを防止可能となる。
第3の効果は、Load Balancingのアルゴリズムがラウンドロビンに選択する簡単な方法であり、プロセッサの処理能力の節約となる。
第4の効果は、RNC1に接続する各CNのUE収容能力比テーブル11aをオペレータより入力可能としているので、一つのCNを減設したいときやアップグレードするときなど、事前に能力を0とすることで、そのCNから、接続しているUEを排除できることである。
次に、本発明の他の実施例のRNCを説明する。他の実施例のRNCの基本的構成は、図1に示したRNC1と同様であるが、他の実施例のRNCは、Load Balancing Functionについてさらに工夫している。
図9は、他の実施例のRNC1Aの一例を示したブロック図である。なお、図9において、図2に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
図9において、RNC1Aは、格納部11と、管理部1A1と、処理部1A2と、を含む。処理部1A2は、メッセージ処理部12aと、ルーチング処理部1Aaと、転送部12cと、を含む。
管理部1A1は、CNごとに、CNが収容しているUEの数(CNと接続するUE数:Iu Signaling Connection数)を表す接続端末数情報1A1aを管理する。なお、接続端末数情報1A1aは、オペレータによってOAM装置5から入力される。
図10は、接続端末数情報(Iu Signaling Connection数)を管理する管理部1A1の一例を示した説明図である。
図10において、管理部1A1には、各CN(MSCおよびSGSN)に接続しているUE数(Iu Signaling Connection数)をカウントするためのカウンタが設けられ、具体的には、CNごとに、主カウンタと副カウンタが設けられている。
各副カウンタの値は、対応するCNのIu Signaling Connection数の増減に応じて、1ずつカウントアップ・ダウンする。
副カウンタの値が、対応するCNのUE収容能力と同じ値となれば、副カウンタに対応する主カウンタの値が1だけアップし、副カウンタのカウント値は0となる。つまり、副カウンタの繰り上がり回数(上限値)は、各CNのUE収容能力比テーブル11aに示されたUEの収容能力に相当している。
副カウンタの値が0から1つカウントダウンされるとき、対応する主カウンタの値が1つ繰り下げられ、副カウンタの値は、対応するCNのUE収容能力−1の値に設定される。
UE収容能力比が0もしくは1の場合、副カウンタは使用されず、副カウンタの値は常に0であり、主カウンタが、Iu Signaling Connection数の増減に応じて1ずつカウントアップ・ダウンする。
また、これらの主/副カウンタの設定は、図3に示した各CNのUE収容能力比テーブルがオペレータよりOAM装置5から変更された場合、再計算される。再計算式は下記の通りである。
Old_Weight_Factor:変更前のUE収容能力、
Old_Main_Counter:変更前の主カウンタ、
Old_Sub_Counter:変更前の副カウンタ、
New_Weight_Factor:変更後のUE収容能力、
New_Main_Counter:変更後の主カウンタ、
New_Sub_Counter:変更後の副カウンタ、
1> Old_Weight_Factor = 0の場合、
2> New_Weight_Factor = 0の場合、
New_Main_Counter = Old_Main_Counter、
New_Sub_Counter = Old_Sub_Counter
2> New_Weight_Factor > 0の場合、
New_Main_Counter = Old_Main_Counter/New_Weight_Factor:小数点以下切捨
New_Sub_Counter = Old_Main_Counter modulo New_Weight_Factor
1> Old_Weight_Factor > 0の場合
2> New_Weight_Factor = 0の場合
New_Main_Counter = Old_Main_Counter * Old_Weight_Factor
New_Sub_Counter = 0
2> New_Weight_Factor > 0の場合
New_Main_Counter = (Old_Main_Counter * Old_Weight_Factor) / New_Weight_Factor:小数点以下切捨
New_Sub_Counter = (Old_Main_Counter * Old_Weight_Factor) modulo New_Weight_Factor
図9に戻って、処理部1A2は、UE3からCN接続要求を受け付けた際に、格納部11内の収容情報(図3参照)および回線情報(図4参照)と、管理部1A1で管理された接続端末数情報1A1a(図10参照)と、に基づいて、CN接続要求を提供すべきCNを複数のCNの中から選択し、その選択されたCNにCN接続要求をルーチングする。
ルーチング処理部1Aaは、メッセージ処理部12aから解析結果を受け付けると、その解析結果にしたがって、格納部11内の情報および管理部1A1内の情報を参照しながら、その接続要求を提供すべきCNを選択し、その選択結果およびCN接続要求を転送部12cに提供する。
次に、RNC1Aのルーチングの動作を、図11Aおよび図11Bに示すフローチャートを使用して説明する。図11Aおよび図11Bにおいて、図6Aおよび図6Bに示した処理と同一の処理には同一符号を付してある。以下、図6A、図6Bに示した処理と異なる点を中心に、RNC1Aのルーチングの動作を説明する。
なお、以下では、処理部1A2が行う動作を、RNC1Aが行う動作として説明する。また、以下の動作のうち、CN接続要求の解析処理は、メッセージ処理部12aにて実行され、ルーチング先決定処理は、ルーチング処理部1Aaにて実行され、CN接続要求をCNに提供する処理は、転送部12cにて実行される。
図11AのステップS16において、ACTIVEである全てのMSCの能力比(収容情報)が全て0の場合、RNC1Aは、ACTIVEであるMSCの中から、対応する主カウンタの値が最も小さいMSCを、CN接続要求を提供すべきMSCとして選択し(ステップS1101)、その選択されたMSCにCN接続要求をルーチングする(ステップS1102)。このとき、RNC1Aは、その選択されたMSCの主カウンタの値を1だけアップする。
もし、ステップS1101で、主カウンタの値が最も小さいACTIVEなMSCが複数ある場合、RNC1Aは、MSC番号の最も若いMSCを選択して、そのMSCにCN接続要求をルーチングする。そして、RNC1Aは、そのMSCの主カウンタの値を1だけアップする。図12の例では、RNC1Aは、MSC#2を選択し、MSC#2にCN接続要求をルーチングし、MSC#2の主カウンタの値を1だけアップする。
ACTIVEであるMSCのうち、少なくとも1つのMSCの能力比(収容情報)が0ではない場合(ステップS16)、RNC1Aは、能力比が0ではないMSCのうち、主カウンタの値が最も小さいMSCを選択して(ステップS1104)、そのMSCにCN接続要求をルーチングし、そのMSCの副カウンタの値を1だけアップする(ステップS1102)。
なお、もし、主カウンタの値が最も小さいMSCが複数ある場合(ステップS1103)、RNC1Aは、その複数のMSCの中で、副カウンタの値が最も小さいMSCを選択し(ステップS1105)、その選択されたMSCに、CN接続要求をルーチングし、そのMSCの副カウンタのカウント値を1だけアップする(ステップS1102)。
もし、ステップS1105で、副カウンタの値が最も小さいMSCが複数ある場合、RNC1Aは、それらMSCの中で、MSC番号の最も若いMSCを選択して、そのMSCにCN接続要求をルーチングする。そして、RNC1Aは、そのMSCの副カウンタの値を1だけアップする。図13の例では、RNC1Aは、MSC#2を選択し、MSC#2にCN接続要求をルーチングし、MSC#2の主カウンタの値を1だけアップし、副カウンタの値を0に戻す。
なお、SGSNを選択する動作(図11B参照)は、MSCを選択する動作に準じるため、その詳細な説明は割愛する。
なお、上記実施例では、Load Balancing Functionにおいて、少なくとも一つのMSCがACTIVEの場合のみ記述している。つまり、NNSF FunctionやCS IMSI Paging FunctionにおいてCNが選択された場合や、RNC再配置(SRNS Relocation)によってCNからRNCへの接続要求がある場合、主/副カウンタがカウントアップされる。
RNC-CN間接続を解放する場合(Iu Release)、RNC1Aは、副カウンタの値を1だけカウントダウンする。副カウンタが0から1だけカウントダウンするとき、主カウンタの値を1つ繰り下げ、副カウンタの値はUE収容能力比−1の値に設定される。
RNCシステム再開や、CNシステム再開によって、これらのカウンタは共に0に初期化される。
RNCの部分再開や、CNシステム部分再開の場合も同様、これらの主/副カウンタは、複数のUE接続数(Iu Signaling Connection数)分だけカウントダウンされる。
このように、本実施例では、RNC1Aが、各CNと接続するUE数(Iu Signaling Connection数)を表すテーブルを保持し、接続が確立・解放されるたびにカウンタをカウントアップ・カウントダウンしているので、各CNのUE収容能力比に応じたLoad Balancingを実現できるという効果が得られる。
なお、上記各実施例において、RNCのLoad Balancing Functionについてさらに以下のように変形されてもよい。
図14は、RNC1の変形例を説明するためのブロック図である。
図14において、CN2は、処理能力の限界に近づいた際(例えば、処理負荷が処理許容範囲を超えた際)に、RNC1に対して、オーバーロードメッセージを送信する。
RNC1の処理部12は、CN2からオーバーロードメッセージを受信すると、そのCN2に対しては一定時間(不図示のオーバーロードタイマーが満了するまで)、オーバーロード状態であるとみなす。
処理部12は、オーバーロードタイマーが満了するまでに再度オーバーロードメッセージを受信した場合、オーバーロードタイマーを一定時間延長する。
処理部12は、オーバーロードタイマー起動中、オーバーロード状態のCNのUE収容能力を、OAM装置5からの設定に関係なく、一時的に最低値(例えば、0)に設定する。このため、図6A、図6B、図11Aおよび図11Bに示すフローチャートにおいて、オーバーロード状態中のCNがRNC1主導で選択されてルーチングされないようにすることができる。
このように、本変形例では、RNC1がCN2からオーバーロードメッセージを受信した場合に、オーバーロードタイマー起動中、オーバーロード状態のCNのUE収容能力を0としているため、オーバーロード状態中のCN2にCN接続要求がルーチングされないようにするLoad Balancingを実施するという効果が得られる。
なお、本変形例は、図9に示したRNC1A(具体的には、処理部1A2)に適用してもよい。
以上説明した各実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
本発明の一実施例のRNCを含む無線通信システムを示したブロック図である。 RNC1の一例を示したブロック図である。 テーブル11aの一例を示した説明図である。 テーブル11bの一例を示した説明図である。 最初のCN接続要求に含まれるルーチング情報を示した説明図である。 RNC1の動作を説明するためのフローチャートである。 RNC1の動作を説明するためのフローチャートである。 格納部11の一例を示した説明図である。 格納部11の一例を示した説明図である。 本発明の他の実施例のRNC1Aの一例を示したブロック図である。 管理部1A1および格納部11の一例を示した説明図である。 RNC1Aの動作を説明するためのフローチャートである。 RNC1Aの動作を説明するためのフローチャートである。 管理部1A1および格納部11の一例を示した説明図である。 管理部1A1および格納部11の一例を示した説明図である。 RNCの変形例を説明するためのブロック図である。 従来のRNCを含む無線通信システムを示したブロック図である。
符号の説明
1、1A RNC
1a CSドメイン
1b PSドメイン
11 格納部
11a 各CNのUE収容能力テーブル
11b 各CNの回線状態テーブル
12、1A2 処理部
12a メッセージ処理部
12b ルーチング処理部
12c 転送部
1A1 管理部
2 CN
2a〜2d MSC
2e〜2n SGSN
3 UE
4a〜4m Node-B
5 OAM装置

Claims (8)

  1. 通信端末と通信する無線基地局装置と接続され、また、同一種類の接続処理を行う複数のコアノードと接続される無線基地制御局であって、
    前記コアノードごとに、該コアノードが前記通信端末を収容する能力を表す収容情報を格納する格納部と、
    前記通信端末から前記無線基地局装置を介して接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報に基づいて、該接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択し、該選択されたコアノードに前記接続要求をルーチングする処理部と、を含む無線基地制御局。
  2. 請求項1に記載の無線基地制御局において、
    前記格納部は、前記コアノードごとに、該コアノードの回線状態が正常か否かを表す回線情報を、さらに格納し、
    前記処理部は、前記接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報および回線情報に基づいて、前記接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択し、該選択されたコアノードに前記接続要求をルーチングする、無線基地制御局。
  3. 請求項2に記載の無線基地制御局において、
    前記コアノードごとに、該コアノードが収容している通信端末の数を表す接続端末数情報を管理する管理部を、さらに含み、
    前記処理部は、前記接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報および回線情報と、前記管理部に管理された接続端末数情報と、に基づいて、該接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択し、該選択されたコアノードに前記接続要求をルーチングする、無線基地制御局。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の無線基地制御局において、
    前記処理部は、処理負荷が処理許容範囲を超えたコアノードから送信されたオーバーロードメッセージを受け付けてから一定時間の間、該オーバーロードメッセージを送信したコアノードの収容情報を最低値にする、無線基地制御局。
  5. 通信端末と通信する無線基地局装置と接続され、同一種類の接続処理を行う複数のコアノードと接続され、また、前記コアノードごとに該コアノードが前記通信端末を収容する能力を表す収容情報を格納する格納部を含む無線基地制御局が行うルーチング方法であって、
    前記通信端末から前記無線基地局装置を介して接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報に基づいて、該接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択する選択ステップと、
    前記選択されたコアノードに前記接続要求をルーチングするルーチングステップと、を含むルーチング方法。
  6. 請求項5に記載のルーチング方法において、
    前記格納部は、前記コアノードごとに、該コアノードの回線状態が正常か否かを表す回線情報を、さらに格納し、
    前記選択ステップでは、前記接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報および回線情報に基づいて、前記接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択する、ルーチング方法。
  7. 請求項6に記載のルーチング方法において、
    前記無線基地制御局は、前記コアノードごとに、該コアノードが収容している通信端末の数を表す接続端末数情報を管理する管理部を、さらに含み、
    前記選択ステップでは、前記接続要求を受け付けた際に、前記格納部に格納された収容情報および回線情報と、前記管理部に管理された接続端末数情報と、に基づいて、該接続要求を提供すべきコアノードを前記複数のコアノードの中から選択する、ルーチング方法。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1項に記載のルーチング方法において、
    処理負荷が処理許容範囲を超えたコアノードから送信されたオーバーロードメッセージを受け付けてから一定時間の間、該オーバーロードメッセージを送信したコアノードの収容情報を最低値にする変更ステップをさらに含む、ルーチング方法。
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