JP2003304573A - 通信システム、通信装置、通信方法 - Google Patents

通信システム、通信装置、通信方法

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JP2003304573A
JP2003304573A JP2002235117A JP2002235117A JP2003304573A JP 2003304573 A JP2003304573 A JP 2003304573A JP 2002235117 A JP2002235117 A JP 2002235117A JP 2002235117 A JP2002235117 A JP 2002235117A JP 2003304573 A JP2003304573 A JP 2003304573A
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Keisuke Suzuki
鈴木  啓介
Kazuyuki Kozu
和志 神津
Yukichi Saito
祐吉 斉藤
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換装置が中継送信ができなくなったような
場合でも、動作が正常な交換装置にデータ送信すること
で、効率良く移動端末から所定サーバ装置にデータを送
ることができることを目的とする。 【解決手段】 通信システムは、各サーバ装置と、各サ
ーバ装置にデータを中継送信する交換装置とが対応づけ
られたテーブルが格納されている格納部5aと、所定の
関門階梯交換装置が所定のサーバ装置に中継送信できな
いことを検出する通信不能検出部5cと、この検出結果
に基づいて、上記テーブルと、前記所定のサーバ装置と
を参照して、所定のサーバ装置に対応する交換装置のう
ち、所定の交換装置以外の交換装置を選択する選択部5
dと、選択された交換装置にデータ(又は制御信号)を
送信する送信部5hとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
における通信システム、通信装置、通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モバイルマルチメディアサービス
に対応できる高速データ通信の実現、及び同一の移動端
末が世界中で共通に使用できるシステムの開発要求が高
まり、これに応えるため、次世代移動通信システム、I
MT−2000(第3世代)の標準化、システム開発が
開始された。IMT−2000は、例えば、3GPPと
いうグループによって標準化が行われている。
【0003】図36は、3GPPにおいて規定されてい
る通信システムの構成を示す図である。通信システム
は、複数の移動端末(図示せず)と、各移動端末と無線
通信を行う基地局(図示せず)と、制御局(図示せず)
と、加入者階梯交換装置105と、この加入階梯交換装
置105とネットワーク106(以下、このネットワー
クをコアネットワークという)を介して、接続された関
門交換装置107と、公衆ネットワーク109に接続さ
れたルータ装置108と、公衆ネットワーク109に接
続されたサーバ装置110とを有する。
【0004】このルータ装置110は、関門階梯交換装
置107と接続されている。以下、関門階梯交換装置1
07と対応して直接、接続されているルータ装置108
を対地ルータ装置108という。
【0005】移動端末から送信された所定のサーバ装置
110宛のデータ(例えば、パケット形式のデータ)
は、基地局、制御局、加入者階梯交換装置105、関門
階梯交換装置107、ルータ装置108を介して、サー
バ装置110に送られる。
【0006】しかしながら、上述した3GPP規格を用
いた通信システムでは、移動端末からデータを、公衆ネ
ットワークに接続された所定サーバ装置110へ送るた
めには、対応する複数の関門階梯交換装置107及び対
地ルータ装置108へ送信することができるが、どの関
門階梯交換装置107及び対地ルータ装置108を利用
するか決定する手段が規定されていない。このため、移
動端末が公衆ネットワーク109に接続されている所定
のサーバ装置110にデータを送る場合、以下のような
問題があった。
【0007】上記対地ルータ装置108と接続されてい
る関門階梯交換装置107へデータを送信しても、関門
階梯交換装置107の処理が混雑していたり、送信され
たデータを格納するメモリ量がないような場合や、関門
階梯交換装置107が故障等によりデータの送受信等の
処理を行うのに障害が生じたような場合には、障害の生
じていない関門階梯交換装置107を優先的に選択する
ことができず、もし、障害中の関門階梯交換装置107
を選択してしまった場合に、データを所定のサーバ装置
110に送ることができなくなってしまうという問題が
あった。
【0008】これに対して、現行の移動通信システムと
して、PDC−Pの規格による通信システムがある。図
37は、PDC−Pにおいて、規定されている通信シス
テムの構成を示す図である。図37において、図36と
同一構成については、同一符号を付してその説明を省略
する。通信システムは、図37に示すように、加入者階
梯交換装置105には、複数の関門階梯交換装置107
がコアネットワーク106を介して接続されている。
【0009】この通信システムでは、公衆ネットワーク
109に接続された1つの所定サーバ装置110に対し
て、対応する複数の関門階梯交換装置107及び対地ル
ータ装置108を介してデータを送信することができ
る。このため、1つの対地ルータ装置108に接続され
ている関門階梯交換装置107が中継送信できないよう
な場合でも、他の関門階梯交換装置107、対地ルータ
装置108を介して、所定サーバ装置110にデータを
送信することができる。また、3GPP規格を用いた通
信システムでは、1つのサーバ装置110に対して、デ
ータ送信できる対地ルータ装置108は、1又は複数存
在する。しかし、3GPP規格を用いた通信システムで
は、各サーバ装置110のアドレス情報と、上記サーバ
装置110にデータ送信する関門階梯交換装置107の
アドレス情報とが対応づけられた対応テーブル(図40
に示す)を設けるという規格が存在しなかった。
【0010】また、仮に上記対応テーブルを用いたとし
ても、以下のような問題があった。移動端末から所定の
サーバ装置110にデータを送信する場合、例えば、加
入者階梯交換装置105は、上記対応テーブルを参照し
て、所定の関門階梯交換装置107を判断し、上記所定
の関門階梯交換装置107を経由してサーバ装置110
にデータを送信していた。この際、本システムでは、関
門階梯交換装置107の選択方法については、特に定め
られていない。また、同一の関門階梯交換装置107に
複数の対地ルータ装置108が接続されていても、加入
者階梯交換装置105は、それを認識することができな
いので、所定の対地ルータ装置108を経由する旨の指
定もできなかった。
【0011】関門階梯交換装置107に複数の対地ルー
タ装置108が接続されている場合、同じ関門階梯交換
装置107を経由しても、経由する対地ルータ装置10
8によっては、通信経路が異なる。そして、通信経路が
異なると、データ伝送速度やデータ落ち率などの通信能
力が異なる。このため、通信能力が良好な通信経路を用
いて、データをサーバ装置110に送信するには、経由
する対地ルータ装置108を選択できるシステムが望ま
しい。
【0012】一方、PDC−P規格による通信システム
においても、1つのサーバ装置110に対して、データ
送信できる対地ルータ装置108は、1又は複数存在す
る。そして、上記通信システムでは、加入者階梯交換装
置105は、所定のサーバ装置110にデータを送信す
る場合、選択した対地ルータ装置108を経由して、上
記所定のサーバ装置110にデータを送信することがで
きる(図41)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、以下のような問題があった。図38,
図39は、従来技術の問題点の説明のための補足図であ
る。即ち、従来のPDC−Pの通信システムでは、加入
者階梯交換装置105が、中継送信できない関門階梯交
換装置107にデータを送信してしまったような場合に
は、コアネットワーク106内の経路の変更しかでき
ず、他の関門階梯交換装置107へデータを迂回させる
ことができなかった(図38、図39)。そして、もう
一度、移動端末からサーバ装置宛にデータを送信する場
合、上述したように、中継送信できる関門階梯交換装置
107へデータ送信できれば、サーバ装置110へデー
タ送信できる。しかし、従来の加入者階梯交換装置10
5は、中継送信できない関門階梯交換装置についての情
報を管理していないので、再度、加入者階梯交換装置1
05が中継送信できない関門階梯交換装置107にデー
タを送信してしまう場合も生じる。このような場合に
は、他の関門階梯交換装置107へデータを迂回させる
ことができず、移動端末からサーバ装置110へのデー
タ送信が最終的にできないという事態も生じてしまう。
【0014】従って、サーバ装置110への中継送信が
できない交換装置(例えば、関門階梯交換装置)が存在
し、例えば、そのような交換装置にデータを送信してし
まっても、上記中継送信できない交換装置以外の交換装
置(例えば、関門階梯交換装置)に、サーバ装置110
への中継送信させることができる通信システム、通信装
置(例えば、加入者階梯交換装置)の開発が望まれてい
た。
【0015】また、図41に示すPDC−P規格を用い
た通信システムでは、上述したように、加入者階梯交換
装置105が、所定のサーバ装置110にデータを送信
する場合、上記サーバ装置110に接続された各対地ル
ータ装置108のうち、いずれかの対地ルータ装置10
8を選択し、その対地ルータ装置108を経由して、デ
ータを所定サーバ装置110に送信できる。
【0016】しかしながら、上記サーバ装置110に接
続された各対地ルータ装置108のうち、対地ルータ装
置108を選択する方法は、記憶部125に記憶された
対応テーブルにおいて、1つのサーバ装置110に複数
の対地ルータ装置108が順番情報とともに対応づけて
記録されている場合、最も近い過去に所定の対地ルータ
装置108(例えば、図41のアドレス情報aの対地ル
ータ装置)が選択された場合、その対地ルータ装置10
8の順番情報が示す順番の次の順番の対地ルータ装置1
08(例えば、図41のアドレス情報bの対地ルータ装
置)が次に選択されることになる(ラウンドロビン方
式)。
【0017】この方式では、所定のサーバ装置110に
データを送信する場合、通信能力が良好な通信経路を用
いて、データをサーバ装置110に送信しているとは限
らない。このため、所定のサーバ装置110にデータを
送信する場合、所定の対地ルータ装置108を経由し
て、データを送信しても、データが到着するのが遅くな
ったり、データ落ちが多かったり、ネットワークの混雑
を招いたり、ネットワーク上の装置の輻輳を誘発してし
まう事態が生じてしまう。
【0018】このため、通信能力が良好な通信経路を用
いて、データをサーバ装置110に送信することができ
る通信システムの開発が望まれていた。
【0019】また、一般的に、移動端末の利用者は、あ
る事業社に対して、例えば、ある種の情報を提供してほ
しい等の取り決め(契約など)を行う。そして、上記事
業社は、複数のサーバ装置を管理していることがある。
このような場合において、従来、利用者は、自分が取り
決めを行った情報を提供してくれるサーバ装置の宛先を
調べなければならない場合があり、利用者に手間をかけ
てしまうことがあった。
【0020】このため、利用者は、自分が取り決めを行
った情報を提供してくれるサーバ装置の宛先を気にしな
いで、例えば、上記事業社を特定する情報及び情報配信
要求を、移動端末から送信しさえすれば、自動的に、上
記取り決めで定めた上記ある種の情報を提供するサーバ
装置に上記情報配信要求が送信されるシステムがあれ
ば、利用者にとって便利である。
【0021】このため、利用者の利便性を向上させるこ
とができるシステムの開発も望まれていた。
【0022】本発明は、以上のような問題点を鑑みてな
されたものであり、移動端末から送信されたデータを円
滑にサーバ装置に送信することができる通信システム、
通信装置、通信方法、又は、利用者の利便性を向上させ
ることができる通信システム、通信装置、通信方法を提
供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、移動端末から無線ネットワークを介して
データを受信するとともに、サーバ装置へ中継通信を行
う交換装置へデータを送信する際に、各サーバ装置を特
定する情報と、前記サーバ装置にデータを中継送信する
交換装置を特定する情報とが対応づけられたテーブルを
格納手段に格納し、前記移動端末から送られた前記所定
のサーバ装置宛のデータについて、所定の交換装置が前
記所定のサーバ装置に中継送信できないことを検出し、
検出結果に基づいて、前記テーブルと、前記所定のサー
バ装置を特定する情報とを参照して、前記所定のサーバ
装置に対応する交換装置のうち、前記所定の交換装置以
外の交換装置を選択し、選択された交換装置に前記デー
タを送信することを特徴とするものである。
【0024】本発明によれば、移動端末から所定のサー
バ装置宛にデータを送る場合において、ある交換装置が
中継送信を行うことができないような事態になったとき
でも、中継送信できない交換装置以外の他の交換装置
(中継送信できる交換装置)を選択し、その交換装置に
データを送信することで、所定のサーバ装置にデータを
送ることができる。
【0025】このため、中継送信できない交換装置が存
在しても、従来に比べて確実に、移動端末から別の交換
装置を介して、データを所定サーバ装置へ送信できる。
【0026】また、上述のような構成にすることで、1
つの交換装置に負荷がかかることを防止し、負荷を分散
できるので、通信システムやネットワーク全体の負荷を
低減させることができる。
【0027】また、本発明は、移動端末と、当該移動端
末から無線ネットワークを介して送られたデータをサー
バ装置に中継送信する交換装置と、の間の通信経路を設
定する制御信号を前記移動端末から受信するとともに、
前記交換装置に送信する際、各サーバ装置を特定する情
報と、前記サーバ装置にデータを中継送信する交換装置
を特定する情報とが対応づけられたテーブルを格納手段
に格納し、前記移動端末から前記所定のサーバ装置にデ
ータを送る前に、所定の交換装置が前記所定のサーバ装
置に中継送信できないことを検出し、検出結果に基づい
て、前記テーブルと、前記所定のサーバ装置を特定する
情報とを参照して、前記所定のサーバ装置に対応する前
記交換装置のうち、前記所定の交換装置以外の交換装置
を選択し、選択された交換装置に対して、前記移動端末
から送られた前記通信経路を設定するための制御信号を
送信し、前記交換装置は、前記制御信号を受信した場
合、前記移動端末との間で、前記通信経路を設定するこ
ともできる。
【0028】この場合でも、選択された交換装置に対し
て、制御信号が送信されると、交換装置と移動端末との
間で、通信経路が設定される。その後、移動端末から選
択された交換装置を介して、所定サーバ装置にデータを
送信することもできる。この場合も上述の効果を得るこ
とができる。
【0029】また、本発明は、前記選択による選択回数
を管理し、前記選択回数が所定の回数に達した場合に
は、前記データを前記所定のサーバ装置に送信しないこ
とを判断することができる。
【0030】本発明によれば、例えば、通信システムに
おいて、許容されている通信時間に基づいて、所定の回
数を決定すれば、選択回数が多くなってしまった後に、
所定サーバ装置にデータ送信するということを防止で
き、所定サーバ装置への送信が遅延してしまうことを防
止することができる。
【0031】また、本発明は、移動端末から無線ネット
ワークを介してデータを受信するとともに、サーバ装置
へ中継通信を行う交換装置へデータを送信する際に、各
サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデータ
を中継送信する交換装置を特定する情報及び当該交換装
置が中継送信を行うのに障害が生じているか否かを示す
障害情報と、が対応づけられたテーブルを格納し、各交
換装置が中継送信を行うのに障害が生じていることを検
出し、障害が検出された場合には、前記テーブルの障害
情報を書き換え、前記移動端末から送られた所定のサー
バ装置宛のデータについて、前記テーブルと、前記所定
のサーバ装置を特定する情報とを参照して、前記所定の
サーバ装置に対応する交換装置のうち、前記障害が生じ
ていない交換装置を選択し、選択された交換装置に前記
データを送信することを特徴とするものである。
【0032】本発明によれば、障害が生じていない交換
装置に中継送信を確実に行わせることができるので、あ
る交換装置が故障等により障害が生じているような場
合、障害が生じている交換装置にデータを送信してしま
うことにより、所定サーバ装置にデータ送信するのが遅
れたり、所定サーバ装置にデータを送信することが最終
的にできなかったという事態を確実に防止できる。これ
により、所定サーバ装置へデータ送信がされない事態を
少なくすることができる。
【0033】また、本発明は、移動端末と、当該移動端
末から無線ネットワークを介して送られたデータをサー
バ装置に中継送信する交換装置と、の間の通信経路を設
定する制御信号を前記移動端末から受信するとともに、
前記交換装置に送信する際に、各サーバ装置を特定する
情報と、前記サーバ装置にデータを中継送信する交換装
置を特定する情報及び当該交換装置が中継送信を行うの
に障害が生じているか否かを示す障害情報と、が対応づ
けられたテーブルを格納手段に格納し、各交換装置が中
継送信を行うのに障害が生じていることを検出し、障害
が検出された場合には、前記テーブルの障害情報を書き
換え、前記移動端末から所定のサーバ装置にデータを送
る前に、前記テーブルと、前記所定のサーバ装置を特定
する情報とを参照して、前記所定のサーバ装置に対応す
る交換装置のうち、前記障害が生じていない交換装置を
選択し、選択された交換装置に対して、前記移動端末か
ら送られた前記通信経路を設定するための制御信号を送
信し、前記交換装置は、前記制御信号を受信した場合、
前記移動端末との間で、前記通信経路を設定することも
できる。
【0034】この場合でも、選択された交換装置に対し
て、制御信号が送信されると、交換装置と移動端末との
間で、通信経路が設定される。その後、移動端末から選
択された交換装置を介して、所定サーバ装置にデータを
送信することもできる。この場合も上述の効果を得るこ
とができる。
【0035】また、本発明は、前記交換装置が中継送信
を行うのに生じていた障害の回復を検出し、前記回復が
検出された場合、前記テーブルのうち、前記交換装置の
障害情報を書き換えることもできる。
【0036】本発明によれば、移動端末から所定のサー
バ装置にデータを送信する場合、障害から回復した交換
装置を効率良く利用して、データを中継送信させること
ができる。
【0037】また、本発明は、移動端末から送信された
データについて、第1交換装置及び当該第1交換装置と
接続された第2交換装置を介して、サーバ装置に送信す
る際に、第1交換装置から各第2交換装置を経由したサ
ーバ装置までの各通信経路に対して、前記各通信経路に
存在する装置のデータ処理量、回線のデータ伝送量等の
通信情報に基づいて、第1交換装置から前記サーバ装置
にデータが到着する時間等の、通信経路の通信能力を示
す経路通信能力を、各第2交換装置と対応づけて、サー
バ装置毎に算出し、移動端末から所定のサーバ装置宛に
データを送る場合、各サーバ装置を特定する情報と、前
記サーバ装置にデータを送信する複数の第2交換装置を
特定する情報とが対応づけられた第1対応情報を参照し
て、前記所定のサーバ装置に対応する各第2交換装置を
判断し、判断された前記各第2交換装置のうち、前記各
第2交換装置に対応づけられた経路通信能力を相互に比
較し比較結果に基づいて、所定の第2交換装置を選択
し、移動端末から送信された前記所定のサーバ装置宛の
データについて、選択された所定の第2交換装置を経由
して、前記所定のサーバ装置宛に送信することを特徴と
するものである。
【0038】本発明によれば、移動端末から所定のサー
バ装置にデータを送信する場合、所定のサーバ装置に対
応付けられた各第2交換装置のうち、各第2交換装置に
対応づけられた経路通信能力に基づいて、例えば、通信
能力の高い経路通信能力と対応づけられている第2交換
装置を選択できる。
【0039】このため、選択した第2交換装置を経由す
る通信経路を介して、第1交換装置から所定のサーバ装
置にデータが送信されることにより、通信状態が良好な
データ送信(例えば、所定量のデータを速く送信すると
か、)の実現が可能となる。この結果、サーバ装置に、
データが到着するのが遅くなったり、データ落ちが多か
ったり、ネットワークの混雑を招いたり、ネットワーク
上の装置の輻輳を誘発してしまう事態を防止することが
できる。
【0040】また、本発明は、上記発明において、移動
端末から送られた前記所定のサーバ装置宛のデータにつ
いて、前記選択により選択された前記所定の第2交換装
置に中継送信する所定の第3交換装置が、前記所定の第
2交換装置に中継送信できないことを検出し、中継送信
できないことが検出された場合、前記判断により判断さ
れた各第2交換装置のうち、前記各第2交換装置に対応
づけられた経路通信能力に基づいて、既に選択した前記
所定の第2交換装置以外の所定の第2交換装置を選択す
ることも可能である。
【0041】また、本発明は、上記発明において、前記
データについて、前記選択による選択回数を管理し、前
記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記データ
を前記所定のサーバ装置に送信しないことを判断するこ
とも可能である。
【0042】また、本発明は、上記発明において、各第
2交換装置を特定する情報と、前記第2交換装置にデー
タを中継送信する第3交換装置を特定する情報及び当該
第3交換装置が中継送信するのに障害が生じているか否
かを示す障害情報と、が対応づけられたテーブルを格納
手段に格納し、各第3交換装置が中継送信を行うのに障
害が生じていることを検出し、障害が検出された場合に
は、前記テーブルの障害情報を書き換え、前記所定のサ
ーバ装置に対応する各第2交換装置を判断し、判断した
各第2交換装置のうち、前記テーブルを参照して、障害
が生じていない旨の障害情報と対応づけられている各第
2交換装置を判断し、判断された各第2交換装置のう
ち、前記各第2交換装置に対応づけられた経路通信能力
を相互に比較し比較結果に基づいて、所定の第2交換装
置を選択することも可能である。
【0043】また、本発明は、上記発明において、前記
第3交換装置が中継送信を行うのに生じていた障害の回
復を検出し、前記書き換えでは、前記回復が検出された
場合、前記テーブルのうち、前記第3交換装置の障害情
報を書き換えることも可能である。
【0044】また、本発明は、移動端末から送信された
データについて、前記移動端末と無線ネットワークを介
して接続された第1交換装置を介してサーバ装置に送信
する際に、各移動端末を特定する情報と、複数のサーバ
装置の集合を示すサーバ群に含まれるいずれかのサーバ
装置が移動端末に対して提供する情報の量、情報内容の
種類等の、前記情報の属性を示す属性情報と、が各々対
応づけられた第1対応情報を、サーバ群ごとに第1格納
手段に格納し、サーバ群を特定する情報には、各属性情
報が対応づけられており、前記各属性情報には、サーバ
装置を特定する情報が対応付けられており、前記サーバ
群を特定する情報を複数第2格納手段に格納し、移動端
末から所定のサーバ群宛にデータを送る場合、前記所定
のサーバ群の第1対応情報を参照して、前記移動端末に
対応する属性情報を判断し、前記所定のサーバ群に含ま
れる複数のサーバ装置のうち、判断された属性情報に対
応づけられたサーバ装置を選択し、移動端末から送信さ
れた前記所定のサーバ群宛のデータについて、前記選択
により選択されたサーバ装置宛に送信することを特徴と
するものである。
【0045】本発明によれば、上記所定のサーバ群の第
1対応情報を参照して、上記移動端末に対応する属性情
報を判断できる。そして、所定のサーバ群の複数のサー
バ装置のうち、判断された属性情報に対応するサーバ装
置を選択できる。そして、選択されたサーバ装置10
に、情報配信要求等のデータを送信することができる。
【0046】この結果、例えば、各属性情報に対応する
サーバ装置に、上記属性情報に関連する情報(例えば、
属性情報が特定地域向けである場合、属性情報に関連す
る情報とは、特定地域向けの情報のことをいう)を保持
させることにより、以下のような作用、効果が得られ
る。
【0047】即ち、利用者は、例えば、自分が所望する
属性情報に関連する情報を提供するサーバ装置の宛先を
気にしないで、所定のサーバ群を特定する情報(例え
ば、事業社を特定する情報など)を移動端末に入力しさ
えすれば、移動端末(利用者)に対応する属性情報(利
用者が所望する属性情報)が判断され、所定のサーバ群
の複数のサーバ装置のうち、判断した属性情報に関連す
る情報を提供するサーバ装置が選択され、上記選択した
サーバ装置10に、例えば、利用者からの情報配信要求
(データ)が送信される。この結果、上記サーバ装置
は、移動端末に対して、移動端末に対応する属性情報に
関連する情報を、配信することが可能となる。
【0048】従って、本発明によれば、利用者の利便性
を向上させることが可能な通信システムの実現が達成で
きる。また、本通信システムを用いれば、各利用者に負
担をかけないで、上記利用者の欲しい情報が各サーバ装
置から、利用者の移動端末に配信されることが可能とな
る。
【0049】また、本発明は、上記発明において、前記
第2格納手段では、サーバ群を特定する情報には、各属
性情報が対応づけられており、前記各属性情報には、サ
ーバ装置を特定する情報が対応付けられており、前記サ
ーバ装置を特定する情報には、第1交換装置から送信さ
れたデータを前記サーバ装置に送信する第2交換装置を
特定する情報が複数対応づけられており、移動端末から
送られた前記所定のサーバ群宛のデータについて、選択
されたサーバ装置に対応する所定の第2交換装置に、デ
ータを中継送信する所定の第3交換装置が、前記所定の
第2交換装置に中継送信できないことを検出し、中継送
信できないことが検出された場合、選択されたサーバ装
置に対応する各第2交換装置のうち、前記所定の第2交
換装置以外の第2交換装置を選択し、前記所定のサーバ
群宛のデータについて、選択された第2交換装置を経由
して、前記サーバ装置宛に送信することも可能である。
【0050】また、本発明は、上記発明において、前記
データについて、第2交換装置を選択した回数を管理
し、前記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記
データを前記サーバ装置に送信しないことを判断するこ
とも可能である。
【0051】また、本発明は、上記発明において、前記
第2格納手段では、サーバ群を特定する情報には、各属
性情報が対応づけられており、前記各属性情報には、サ
ーバ装置を特定する情報が対応付けられており、前記サ
ーバ装置を特定する情報には、第1交換装置から送信さ
れたデータを前記サーバ装置に送信する第2交換装置を
特定する情報が複数対応づけられており、各第2交換装
置を特定する情報と、前記第2交換装置にデータを中継
送信する第3交換装置を特定する情報及び当該第3交換
装置が中継送信するのに障害が生じているか否かを示す
障害情報と、が対応づけられたテーブルを第3格納手段
に格納し、各第3交換装置が中継送信を行うのに障害が
生じていることを検出し、障害が検出された場合には、
前記テーブルの障害情報を書き換え、前記テーブルを参
照して、選択されたサーバ装置に対応する各第2交換装
置のうち、障害が生じていない旨の障害情報と対応づけ
られている第2交換装置を選択し、前記所定のサーバ群
宛のデータについて、選択された第2交換装置を経由し
て、前記サーバ装置宛に送信することも可能である。ま
た、本発明は、上記発明において、前記第3交換装置が
中継送信を行うのに生じていた障害の回復を検出し、回
復が検出された場合、前記テーブルのうち、前記第3交
換装置の障害情報を書き換えることも可能である。
【0052】
【発明の実施の形態】実施の形態1. (構成)図1は、実施の形態1である通信システムの構
成を示す図である。本実施の形態の通信システムは、移
動端末1と、移動端末1と無線通信を行う基地局2と、
基地局2と無線ネットワーク4を介して接続される制御
局3と、加入者階梯交換装置5と、加入者階梯交換装置
5とコアネットワーク6を介して接続される複数の関門
階梯交換装置7と、関門階梯交換装置7と対応して接続
される対地ルータ装置8と、対地ルータ装置8と公衆ネ
ットワーク9を介して接続されるサーバ装置10とを有
する。
【0053】上記無線通信の方式としては、例えば、W
−CDMAの無線方式がある。また、公衆ネットワーク
9としては、例えば、インターネット、電話網等があ
る。また、関門階梯交換装置7と加入者階梯交換装置5
との間の通信方式としては、パケット交換方式でも、回
線交換方式でもよい。
【0054】公衆ネットワーク9に接続されているサー
バ装置10は、複数存在する。そして、加入者階梯交換
装置5から各サーバ装置10宛のデータを送る場合に
は、上記各サーバ装置10にそれぞれ対応する関門階梯
交換装置7及び対地ルータ装置8を介して、データを各
サーバ装置10に送信することになる。
【0055】ここで、加入者階梯交換装置5からデータ
を上記サーバ装置10に送信する場合には、以下のよう
な動作が行われる。即ち、加入者階梯交換装置5は、対
応する(上記加入者階梯交換装置と接続されている)関
門階梯交換装置7にデータを先ず、送信する。すると、
関門階梯交換装置7は、上記データを受信した後、対地
ルータ装置8(上記関門階梯交換装置と接続されている
対地ルータ装置)へ送信(以下、中継送信という)す
る。対地ルータ装置8は、上記データを受信した後、上
記サーバ装置10に送信(以下、中継送信という)す
る。
【0056】また、図においては、1つの関門階梯交換
装置7に対して、1つの対地ルータ装置8が接続されて
いるが、1つの関門階梯交換装置7に対して、複数の対
地ルータ装置8が接続されることも可能である。本発明
では、どちらの形態であるかは、限定しないが、ここで
は、その一例として、1つの関門階梯交換装置7に対し
て、1つの対地ルータ装置8が接続されている場合につ
いて説明する。
【0057】移動端末1は、関門階梯交換装置7との間
で通信経路を設定するための信号である制御信号を基地
局2に送信する。移動端末1は、データ(所定サーバ装
置10へ送信するデータ、例えば、コンテンツデータ
等)を送信する前に、上記制御信号を送信する。この
際、移動端末1には、予めアドレス情報が与えられてい
る。そして、移動端末1は、宛先装置のアドレス情報、
送信元である自己移動端末のアドレス情報を制御信号に
与えてから基地局2に制御信号を送信する。
【0058】また、移動端末1は、関門階梯交換装置7
との間で通信経路が設定された後、上記データを無線通
信を介して基地局2に送信することができる。
【0059】基地局2は、各移動端末1から無線通信を
介して受信したデータ(又は制御信号)を無線ネットワ
ーク4を介して、制御局3に送信する。制御局3は、複
数の基地局2から送信されてくるデータ(又は制御信
号)を、加入者階梯交換装置5へ送る。
【0060】図2は、加入者階梯交換装置5の構成を示
す図である。加入者階梯交換装置5は、各種のデータが
格納された格納部5aを有する。格納部5aには、公衆
ネットワーク9に接続された各サーバ装置10のアドレ
ス情報と、各サーバ装置10と対応づけられた対地ルー
タ装置(上記各サーバ装置に中継送信する対地ルータ装
置)8のアドレス情報と、対地ルータ装置8と対応する
関門階梯交換装置7(対地ルータ装置8に中継送信をす
る関門階梯交換装置)のアドレス情報とが対応づけられ
た第1対応テーブルが格納されている。図3に第1対応
テーブルの一例を示す。
【0061】また、加入者階梯交換装置5は、取得部5
bを有する。取得部5bは、制御局3から送られてきた
制御信号を取得するとともに、格納部5aから第1対応
テーブルを読み出す。そして、取得部5bは、上記制御
信号の宛先サーバ装置10のアドレス情報と、第1対応
テーブルを参照して、宛先サーバ装置10のアドレス情
報に対応する関門階梯交換装置7のアドレス情報を取得
する。
【0062】そして、取得部5bは、上記制御信号と、
取得した関門階梯交換装置のアドレス情報とを後述する
制御部5iへ送る。制御部5iは、上記制御信号に、取
得部5bにより取得された関門階梯交換装置7のアドレ
ス情報を与える。
【0063】また、加入者階梯交換装置5は、通信不能
検出部5cを有する。通信不能検出部5cは、後述する
関門階梯交換装置7の通信判断部7cにより判断された
情報に基づいて、関門階梯交換装置7から所定のサーバ
装置10への中継送信ができない旨を検出する。
【0064】加入者階梯交換装置5は、選択部5dを有
する。選択部5dは、通信不能検出部5cにより関門階
梯交換装置7から所定のサーバ装置10への中継送信が
できない旨(中継送信不能)が検出されると、格納部5
aから第1対応テーブルを読み出す。そして、選択部5
dは、中継送信不能である関門階梯交換装置7のアドレ
ス情報と、第1対応テーブルを参照して、上記宛先サー
バ装置のアドレス情報に対応する関門階梯交換装置7の
アドレス情報のうち、上記中継送信不能である関門階梯
交換装置7のアドレス情報以外の関門階梯交換装置7の
アドレス情報を選択する。
【0065】そして、選択部5dは、上記制御信号と、
上記制御信号の宛先装置10のアドレス情報に対応する
関門階梯交換装置7のアドレス情報とを後述する制御部
5iへ送る。制御部(書き換え部)5iは、上記制御信
号に与えられた関門階梯交換装置7のアドレス情報を書
き換える。
【0066】加入者階梯交換装置5は、選択回数管理部
5eを有する。選択回数管理部5eは、選択部5dによ
り、関門階梯交換装置7のアドレス情報が選択された回
数を、宛先サーバ装置10のアドレス情報及び送信元ア
ドレス情報ごとに、管理する。
【0067】選択回数管理部5eは、宛先アドレス情報
及び送信元アドレス情報ごとに、選択部5dにより選択
が行われたか否かを判断する選択判断部51と、選択判
断部51により選択が行われたと判断された場合に、宛
先アドレス情報及び送信元アドレス情報と対応づけて、
選択回数のカウントを行うカウント部52と、予め設定
された回数に対して、上記カウント部52によりカウン
トされた選択回数を減算した許容回数を算出する減算部
53とを有する。
【0068】ここで、予め設定された回数は、通信シス
テムにおいて、許容されている通信時間(移動端末1と
関門階梯交換装置7との間で、通信経路設定時間として
許容されている時間)に基づいて決定される。
【0069】加入者階梯交換装置5は、減算部53によ
り算出された許容回数が0になった場合には、関門階梯
交換装置7へデータを送信しない(即ち、データを所定
のサーバ装置10へ送信しない)と判断する通信中止判
断部5fを有する。
【0070】また、加入者階梯交換装置5は、制御局3
との間で無線ネットワーク4を介して、データ等の通信
を行う無線ネットワーク側通信部5gと、コアネットワ
ーク6を介して関門階梯交換装置7との間でデータ等の
通信を行うコアネットワーク側通信部5hと、各部を制
御する制御部5iとを有する。
【0071】図4は、関門階梯交換装置7の構成を示す
図である。関門階梯交換装置7は、格納部7aと通信判
断部7cと状態管理部7bを有する。
【0072】格納部7aには、加入者階梯交換装置5か
ら送られたデータ等、各種のデータが格納される。状態
管理部7bは、格納部7aの空き容量、現在,各部が行
っている処理量が各部が行える最大の処理量に達してい
るか否か、対応する対地ルータ装置8が故障しているか
否か等、各種の状態について管理する。
【0073】通信判断部7cは、対地ルータ装置8へデ
ータを中継送信できるか否かを判断する。具体的には、
通信判断部7cは、状態管理部7bにより管理されてい
る状態に基づいて(即ち、格納部7aの空き容量、現在
各部が行っている処理量が各部が行える最大の処理量に
達しているか否か、対地ルータ装置8が故障しているか
否か等の状態)に基づいて、対地ルータ装置8へデータ
を中継送信できるか否かを判断する。なお、通信判断部
7cは、加入者階梯交換装置5からデータを受信(中継
受信)できるか否かについて判断してもよい。
【0074】また、関門階梯交換装置7は、加入者階梯
交換装置5とコアネットワーク6を介してデータの通信
を行うコアネットワーク側通信部7dと、対地ルータ装
置8との間でデータの通信を行う公衆ネットワーク側通
信部7eと、各部を制御する制御部7fとを有する。
【0075】対地ルータ装置8は、公衆ネットワーク9
を介して、所定のサーバ装置10とデータ通信を行う。
対地ルータ装置8は、データを一時的に格納するメモリ
(図示せず)を有する。また、対地ルータ装置8は、宛
先サーバ装置のアドレス情報と、次に送るべきルータ装
置(公衆ネットワーク9内に存在するルータ装置)のア
ドレス情報とが対応づけられているルーティングテーブ
ルを保持する。
【0076】関門階梯交換装置7からデータを受信する
と、対地ルータ装置8は、データを一時的にメモリに格
納する。そして、対地ルータ装置8は、保持しているル
ーティングテーブル、データの宛先アドレス情報に基づ
いて、上記データを次に送るルータ装置(公衆ネットワ
ーク9内に存在するルータ装置)を判断する。そして、
対地ルータ装置8は、データを上記宛先アドレス情報に
対応する所定のルータ装置10に送る。
【0077】なお、関門階梯交換装置7と対地ルータ装
置8とを接続している回線の間には、責任分界点が存在
する。この責任分界点とは、以下のようなものである。
即ち、責任分界点より対地ルータ装置8側の回線や装置
については、公衆ネットワーク9の管理者の管轄にあ
る。一方、責任分界点より関門階梯交換装置7側の回線
や装置については、コアネットワーク6(及び無線ネッ
トワーク4)の管理者の管轄にある。
【0078】(通信方法)次に、上述の構成を有する通
信システムを用いて、関門階梯交換装置7による中継送
信ができなかった場合、他の関門階梯交換装置7が中継
送信を行うことで、所定サーバ装置10にデータを送信
する通信方法について説明する。図5は、上記通信方法
を説明するためのシーケンス図である。
【0079】通信システムの管理者は、図示しない加入
者階梯交換装置5の入力部を用いて、第1対応テーブル
に関する情報を入力する。すると、入力された情報は、
制御部5iへ送られる。制御部5iは、入力された情報
に基づいて、第1対応テーブルを生成し、格納部5aに
格納させる。
【0080】(A)移動端末と関門階梯交換装置との間
の通信経路設定 ステップS10では、先ず、ユーザが移動端末1のキー
等を操作することで、宛先のサーバ装置10のアドレス
情報、所定のデータを送信する旨の入力を行う。する
と、移動端末1は、関門階梯交換装置7との間の通信経
路を設定するための制御信号を基地局2に対して、送信
する(S15)。この際、制御信号には、送信元アドレ
ス情報(移動端末1のアドレス情報)、宛先アドレス情
報(サーバ装置10のアドレス情報)が含まれる。ま
た、移動端末1は、所定のデータをいったん、内蔵され
ているメモリ等に格納する。
【0081】ステップS20では、移動端末1から制御
信号を受信した基地局2は、例えば、移動端末1との間
の通信経路を設定する。そして、基地局2は、上記制御
信号を制御局3に対して送信する。
【0082】ステップS25では、基地局2から制御信
号を受信した制御局3は、基地局2との間の通信経路を
設定する。そして、制御局3は、上記制御信号を加入者
階梯交換装置5に対して送信する。
【0083】ステップS30では、加入者階梯交換装置
5の無線ネットワーク側通信部5gは、制御局3から送
られてきた制御信号を受信し、制御部5iへ送る。制御
部5iは、送られた制御信号をいったん保持する。ま
た、制御部5iは、無線ネットワーク側通信部5gに対
して、送信元アドレス情報が上記移動端末1のアドレス
情報の場合であるデータについては、受信するように制
御する。
【0084】ステップS35では、制御部5iは、取得
部5bに対して、制御信号の宛先アドレス情報に対応す
る関門階梯交換装置7のアドレス情報を取得するように
指示する。取得部5bは、格納部5aにアクセスし、格
納部5aから第1対応テーブルを読み出す。そして、取
得部5bは、第1対応テーブルを参照して、制御信号の
宛先アドレス情報に対応する関門階梯交換装置71のア
ドレス情報を取得する。
【0085】そして、取得部5bは、関門階梯交換装置
71のアドレス情報を制御部5iへ送る。制御部5i
は、保持していた制御信号に関門階梯交換装置71のア
ドレス情報を与える。そして、制御部5iは、上記関門
階梯交換装置71のアドレス情報に基づいて、コアネッ
トワーク側通信部5h等を介して、制御信号を上記関門
階梯交換装置71へ送る(ステップS40)。
【0086】ステップS50では、制御信号がコアネッ
トワーク側通信部7dを介して、通信判断部7cに送ら
れる。通信判断部7cは、対地ルータ装置8へ中継送信
できるか否かを判断する。
【0087】この処理について、以下に具体的に説明す
る。通信判断部7cは、状態管理部7bにアクセスし、
格納部7aの容量に空き容量があるか否か、現在の各部
が行っている処理量が各部が行える最大の処理量に達し
ているか、対応する対地ルータ装置8が故障しているか
否かについての情報を取得する。なお、これらの判断基
準を全て用いて、通信判断部7cは、判断してもよい
し、いずれかの判断基準を用いて判断してもよい。
【0088】そして、通信判断部7cは、例えば、格納
部7aの容量に空き容量がある場合、現在の各部が行っ
ている処理量が各部が行える最大の処理量に達していな
いような場合、対応する対地ルータ装置8が故障してい
ない場合には、対地ルータ装置8へデータを中継送信で
きると判断する。そして、通信判断部7cは、対地ルー
タ装置8へデータを中継送信できる旨をコアネットワー
ク側通信部7dを介して加入者階梯交換装置5へ送る。
【0089】一方、通信判断部7cは、例えば、格納部
7aの容量に空き容量がない場合、現在各部が行ってい
る処理量が各部が行える最大の処理量に達している場
合、対応する対地ルータ装置8が故障している場合等に
おいては、対地ルータ装置8へデータを中継送信できな
いと判断する。そして、通信判断部7cは、中継送信で
きない旨をコアネットワーク側通信部7dを介して、加
入者階梯交換装置5へ送る(S52)。その後、ステッ
プS55へ移行する。
【0090】ステップS55では、中継送信できない旨
は、制御部5iを介して、通信不能検出部5cへ送られ
る。通信不能検出部5cは、中継送信できない旨に基づ
いて、関門階梯交換装置71が上記所定のサーバ装置1
0に中継送信できないことを検出する。
【0091】通信不能検出部5cにより中継送信できな
い旨が送信された制御部5iは、選択部5dに別の関門
階梯交換装置7を選択するように指示すると、選択部5
dは、実行する。選択部5dによる選択が行われると、
選択回数管理部によるカウント動作、減算動作、通信中
止判断部5fによる判断が行われる。
【0092】(a)先ず、選択部5dによる選択処理に
ついて、以下に具体的に説明する。図6は、選択部5d
による選択処理を示すフローチャート図である。
【0093】ステップS550では、加入者階梯交換装
置5の制御部5iは、制御信号に与えられた関門階梯交
換装置71のアドレス情報及び宛先サーバ装置のアドレ
ス情報、送信元アドレス情報、を選択部5dに送り、上
記関門階梯交換装置71(以下、送信失敗の関門階梯交
換装置7という)のアドレス情報以外の関門階梯交換装
置7のアドレス情報を選択するように指示する。
【0094】ステップS552では、選択部5dは、格
納部5aから第1対応テーブルを読み出す。そして、選
択部5dは、第1対応テーブルを参照して、宛先アドレ
ス情報に対応する関門階梯交換装置7のアドレス情報の
うち、送信失敗の関門階梯交換装置71以外の関門階梯
交換装置72のアドレス情報を選択する。
【0095】選択部5dは、選択した関門階梯交換装置
72のアドレス情報を、送信元アドレス情報と対応づけ
て、制御部5iへ送る。制御部5iは、保持していた制
御信号の送信元アドレス情報に基づいて、上記制御信号
に上記選択したアドレス情報を与える。この際、選択部
5dは、送信元アドレス情報、宛先アドレス情報と対応
づけて、関門階梯交換装置72の選択を行った旨を選択
回数管理部5eの選択判断部51へ送る。そして、ステ
ップS60へ移行する。
【0096】(b)次に、選択回数管理部5eによるカ
ウント処理、減算処理、通信中止判断部5fによる判断
処理について説明する。図7は、これらの処理を説明す
るためのフローチャート図である。
【0097】ステップS560では、選択判断部51
は、選択部5dから選択された旨が送られたか否かを判
断する。送られない場合には、処理を終了する。送られ
た場合には、ステップS562へ移行する。
【0098】ステップS562では、選択判断部51
は、選択部5dにより選択された旨を、宛先アドレス情
報、送信元アドレス情報と対応づけて、選択回数管理部
5eのカウント部52に送る。
【0099】ステップS564では、カウント部52
は、既に選択した回数を示すカウント値を宛先アドレス
情報及び送信元アドレス情報と対応づけて保持してい
る。そして、カウント部52は、送信元アドレス情報及
び宛先アドレス情報と対応づけて、上記カウント値に1
の値を加算する。そして、カウント部52は、加算した
カウント値を保持する。また、カウント部52は、上記
カウント値を減算部53に送る。
【0100】ステップS566では、減算部53は、予
め設定された回数に対して、カウント値を減算した許容
回数を算出する。そして、算出された許容回数は、送信
元アドレス情報、宛先アドレス情報と対応づけられて、
通信中止判断部5fへ送られる。
【0101】ステップS568では、通信中止判断部5
fは、送られた許容回数が0であるか否かを判断する。
0である場合には、ステップS570で、所定サーバ装
置10へデータを送信しない旨が制御部5i、制御局
3、基地局2等を介して、移動端末1へ送られる。0で
ない場合には、ステップS560へ移行する。
【0102】なお、通信中止判断部5fは、移動端末1
と関門階梯交換装置7との間で、通信経路を設定しない
と判断するようにしてもよい。そして、ステップS57
0で、通信経路を設定しない旨を移動端末1に送るよう
にしてもよい。
【0103】また、加入者階梯交換装置5の制御部5i
は、後述するように、関門階梯交換装置7の制御部7f
が応答信号を送信した旨を受信した場合、上記制御信号
の送信元アドレス情報、宛先アドレス情報に対応する選
択回数は、リセットするように選択回数管理部5eに対
して指示する。選択回数管理部5eのカウント部52
は、上記指示を実行する。
【0104】ステップS60では、加入者階梯交換装置
5の制御部5iは、選択部5dにより選択されたアドレ
ス情報の関門階梯交換装置72宛にコアネットワーク側
通信部5hを介して制御信号を送信する。
【0105】そして、ステップS70では、ステップS
50と同じく、制御信号がコアネットワーク側通信部7
dを介して、通信判断部7cに送られる。通信判断部7
cは、対地ルータ装置8へ中継送信できるか否かを判断
する。ここでは、通信判断部7cは、中継送信できると
判断したとする。
【0106】ステップS71では、通信判断部7cによ
り中継送信できる旨が制御部7fへ送られる。制御部7
fは、保持している制御信号に基づいて、コアネットワ
ーク側通信部7dに対して、送信元アドレス情報が上記
移動端末1のアドレス情報であるデータを受信するよう
に設定する。これにより、移動端末1と関門階梯交換装
置72との間で通信経路が設定されることになる。
【0107】そして、制御部7fは、コアネットワーク
側通信部7dを介して、移動端末1との間で通信経路が
設定された旨を示す応答信号を加入者階梯交換装置5へ
送信する(S72)。この際、応答信号には、宛先アド
レス情報(移動端末のアドレス情報)、送信元アドレス
情報(関門階梯交換装置72のアドレス情報)が含まれ
る。
【0108】ステップS73では、応答信号は、加入者
階梯交換装置5のコアネットワーク側通信部5hを介し
て制御部5iへ送られる。制御部5iは、応答信号を、
無線ネットワーク側通信部5gを介して、制御局3へ送
る。
【0109】制御局3は、応答信号を基地局2を介して
(S74)、移動端末1へ送る(S75)。移動端末1
は、送られた応答信号に基づいて、関門階梯交換装置7
2との間で通信経路が設定された旨を取得する。
【0110】(B)移動端末から所定サーバ装置へのデ
ータの送信 図8は、上記送信方法を示すシーケンス図である。ステ
ップS75の後、以下の処理が行われる。
【0111】ステップS80では、移動端末1は、上記
所定のデータにメモリから読み出し、宛先アドレス情報
(所定サーバ装置10のアドレス情報)、送信元アドレ
ス情報(移動端末1のアドレス情報)を与える。この
際、移動端末1は、応答信号に含まれていた関門階梯交
換装置72のアドレス情報、上記関門階梯交換装置72
を経由する旨を上記所定のデータに与える。そして、移
動端末1は、上記データを無線通信を介して、基地局2
に送信する。なお、ユーザの移動端末1は、上記基地局
2と通信可能なサービスエリアの範囲内にいる。
【0112】ステップS81では、移動端末1からデー
タを受信した基地局2は、無線ネットワーク4を介し
て、上記基地局2を管轄する制御局3にデータを送信す
る。ステップS82では、基地局2からデータを受信し
た制御局3は、上記制御局3を管轄する加入者階梯交換
装置5にデータを送信する。
【0113】ステップS83では、加入者階梯交換装置
5の無線ネットワーク側通信部5gは、制御局3から送
られてきたデータを受信し、制御部5iへ送る。そし
て、制御部5iは、データに与えられた関門階梯交換装
置72のアドレス情報に基づいて、コアネットワーク側
通信部5hを介して上記データを上記関門階梯交換装置
72へ送信する。なお、制御部5iは、各制御局3から
送信されたデータについて多重化の処理を行ってから関
門階梯交換装置72へ送る。
【0114】ステップS84では、関門階梯交換装置7
2の制御部7fは、送られてきたデータについて、公衆
ネットワーク側通信部7eを介して、対地ルータ装置8
へ送る(中継送信する)。
【0115】なお、関門階梯交換装置72の制御部7f
の処理が混雑しているような場合には、データはいった
ん、格納部7aに格納される。そして、制御部7fは、
混雑が緩和されたら、データを読み出し、データを対地
ルータ装置8へ送る。
【0116】ステップS85では、対地ルータ装置8
は、送られたデータをいったん、メモリに格納する。そ
して対地ルータ装置8は、保持しているルーティングテ
ーブルに基づいて、データの宛先アドレス情報に対応す
る公衆ネットワーク9上のルータ装置のアドレス情報を
取得する。そして、対地ルータ装置8は、メモリからデ
ータを読み出し、上記ルータ装置10に送る。
【0117】ステップS86では、ステップS85の処
理を繰り返すことにより,データが宛先であるサーバ装
置10に送られ、サーバ装置10に受信される。
【0118】(作用効果)本実施の形態の通信システム
によれば、格納部5aに、各サーバ装置10を特定する
情報と、前記サーバ装置10にデータを中継送信する関
門階梯交換装置7を特定する情報とが対応づけられた第
1対応テーブルが格納されている。そして、通信システ
ムは、移動端末1から送られた所定のサーバ装置10宛
のデータについて、関門階梯交換装置7が所定のサーバ
装置10に中継送信できないことを検出する通信不能検
出部5cを有する。
【0119】そして、選択部5dは、通信不能検出部5
cによる検出結果(中継送信できない旨)に基づいて、
格納部5aから第1対応テーブルを読み出す。そして、
選択部5dは、上記第1対応テーブルと、上記所定のサ
ーバ装置10を特定する情報とを参照して、上記所定の
サーバ装置10に対応する関門階梯交換装置7(所定の
サーバ装置10に中継送信をする関門階梯交換装置7)
のうち、中継送信ができなかった上記関門階梯交換装置
7以外の関門階梯交換装置7を選択する。そして、選択
部5dにより選択された関門階梯交換装置72に対し
て、送信部(コアネットワーク側通信部5h)は制御信
号を送信すると、交換装置72と移動端末1との間で、
通信経路が設定される。その後、移動端末1から基地局
2、制御局3、加入者交換階梯装置5、選択された関門
階梯交換装置72を介して、所定サーバ装置10にデー
タを送信する。
【0120】この結果、移動端末1から所定のサーバ装
置10宛にデータを送る場合において、例えば、ある関
門階梯交換装置7が中継送信を行うことができないよう
な事態になったときでも、所定のサーバ装置10に対地
ルータ装置8を介して、上記中継送信できない関門階梯
交換装置7以外の関門階梯交換装置(中継送信できる関
門階梯交換装置)を選択し、その関門階梯交換装置7に
データを送信することで、所定のサーバ装置10にデー
タを送ることができる。
【0121】このため、本実施の形態によれば、ある関
門階梯交換装置71が中継送信できなくなったような場
合でも、移動端末1から別の関門階梯交換装置72を介
して、データを所定サーバ装置10へ迅速に送信でき
る。
【0122】また、上述のような構成にすることで、1
つの関門階梯交換装置7や対地ルータ装置8に負荷がか
かることを防止し、負荷を分散できるので、ネットワー
ク(例えば、コアネットワーク6)全体の負荷を低減さ
せることができる。
【0123】また、本実施の形態の通信システムによれ
ば、選択回数管理部5eは、選択部5dによる選択回数
を管理する。そして、通信中止判断部5fは、選択部5
dによる選択回数が所定回数に達した場合には、所定サ
ーバ装置10へのデータ送信を中止することを判断す
る。このため、例えば、通信システムにおいて、許容さ
れている通信時間(移動端末1と関門階梯交換装置7と
の間の通信経路設定のための時間)に基づいて、所定回
数を決定すれば、選択回数が多くなってしまった後に、
所定サーバ装置10にデータ送信するということを防止
できる。これにより、所定サーバ装置10へのデータ送
信が遅延してしまうことを防止することができる。
【0124】(実施の形態1の変形例1)上述の実施の
形態1では、先ず、移動端末1と関門階梯交換装置7と
の間の通信経路が設定されてから、移動端末1から上記
関門階梯交換装置7を介して、所定サーバ装置10にデ
ータが送信されることとした。
【0125】これ以外にも以下のように、上記通信経路
を設定しないで、移動端末1から所定サーバ装置10に
データを送信する方法もある。
【0126】(構成)変形例1において、実施の形態1
と異なる点は、以下の点にある。
【0127】移動局1は、各種の操作により、データを
無線通信を介して、基地局2に送信する。そして、例え
ば、ユーザが移動端末1のキー操作により、宛先アドレ
ス情報、所定データを送信する旨を入力すると、移動端
末1は、宛先装置のアドレス情報、送信元である自己移
動端末のアドレス情報をデータに与えてから、基地局2
にデータを送信する。
【0128】加入者階梯交換装置5においては、以下の
点が異なる。取得部5bは、制御局3から送られてきた
データを取得するとともに、格納部5aから第1対応テ
ーブルを読み出す。そして、取得部5bは、上記データ
の宛先サーバ装置10のアドレス情報と、第1対応テー
ブルを参照して、宛先サーバ装置10のアドレス情報に
対応する関門階梯交換装置7のアドレス情報を取得す
る。
【0129】そして、取得部5bは、上記データと、取
得した関門階梯交換装置のアドレス情報とを後述する制
御部5iへ送る。制御部5iは、上記データに、取得部
5bにより取得された関門階梯交換装置7のアドレス情
報を与える。
【0130】また、選択部5dは、上記データと、上記
データの宛先装置10のアドレス情報に対応する関門階
梯交換装置7のアドレス情報とを後述する制御部5iへ
送る。制御部(書き換え部)5iは、上記データに与え
られた関門階梯交換装置7のアドレス情報を書き換え
る。
【0131】また、選択回数管理部5eにより保持され
ている予め設定された回数は、通信システムにおいて、
許容されている通信時間(移動端末1から所定サーバ装
置10へデータを送信する時間として許容されている時
間)に基づいて決定される。
【0132】(通信方法)図9は、変形例1に係る通信
方法を示すシーケンス図である。図10は、その通信方
法の説明を補足するための概念図である。なお、図9に
おいて、図5と同一処理については、その詳細な説明は
省略する。
【0133】先ず、ステップS90では、ユーザが宛先
のサーバ装置10のアドレス情報、所定のデータを送信
する旨の入力を行う。すると、移動端末1は、入力され
た各情報に基づいて、上記所定のデータに宛先アドレス
情報、送信元アドレス情報を与える。そして、移動端末
1は、上記データを無線通信を介して、基地局2に送信
する(ステップS91)。
【0134】ステップS92では、移動端末1からデー
タを受信した基地局2は、無線ネットワーク4を介し
て、上記基地局2を管轄する制御局3にデータを送信す
る。ステップS93では、基地局2からデータを受信し
た制御局3は、上記制御局3を管轄する加入者階梯交換
装置5にデータを送信する。
【0135】ステップS94では、加入者階梯交換装置
5の無線ネットワーク側通信部5gは、制御局3から送
られてきたデータを受信し、制御部5iへ送る。制御部
5iは、送られたデータをいったん保持する。
【0136】ステップS94では、制御部5iは、取得
部5bに対して、データの宛先アドレス情報に対応する
関門階梯交換装置7のアドレス情報を取得するように指
示する。取得部5bは、格納部5aにアクセスし、格納
部5aから第1対応テーブルを読み出す。そして、取得
部5bは、第1対応テーブルを参照して、データの宛先
アドレス情報に対応する関門階梯交換装置71のアドレ
ス情報を取得する。
【0137】そして、取得部5bは、関門階梯交換装置
71のアドレス情報を制御部5iへ送る。制御部5i
は、保持していたデータに関門階梯交換装置71のアド
レス情報を与える。そして、制御部5iは、上記関門階
梯交換装置71のアドレス情報に基づいて、コアネット
ワーク側通信部5h等を介して、データを上記関門階梯
交換装置71へ送る(ステップS96)。
【0138】ステップS97では、データがコアネット
ワーク側通信部7dを介して、通信判断部7cに送られ
る。通信判断部7cは、対地ルータ装置8へ中継送信で
きるか否かを判断する。この処理については、ステップ
S50と同じである。
【0139】通信判断部7cは、例えば、対地ルータ装
置8へデータを中継送信できないと判断した場合を考え
る。すると、通信判断部7cは、中継送信できない旨を
コアネットワーク側通信部7dを介して、加入者階梯交
換装置5へ送る(S98)。その後、ステップS99へ
移行する。
【0140】ステップS99では、中継送信できない旨
は、制御部5iを介して、通信不能検出部5cへ送られ
る。通信不能検出部5cは、中継送信できない旨に基づ
いて、移動端末1から送られた所定サーバ装置10宛の
データについて、関門階梯交換装置71が上記所定のサ
ーバ装置10に中継送信できないことを検出する。
【0141】通信不能検出部5cにより中継送信できな
い旨が送信された制御部5iは、選択部5dに別の関門
階梯交換装置7を選択するように指示すると、選択部5
dは、実行する。選択部5dによる選択が行われると、
選択回数管理部5eによるカウント動作、減算動作、通
信中止判断部5fによる判断が行われる。
【0142】この場合の具体的な処理は、ステップS5
5で説明した場合と同じである。但し、アドレス情報
は、制御信号ではなく、データに与えられている。ま
た、アドレス情報は、制御信号でなく、データに与え
る。なお、許容回数が0である場合には、呼切断という
ことになる。
【0143】加入者階梯交換装置5の制御部5iは、後
述するように、関門階梯交換装置72が、対地ルータ装
置8にデータを送信した場合、上記データの送信元アド
レス情報、宛先アドレス情報に対応する選択回数は、リ
セットするように選択回数管理部5eに対して指示す
る。選択回数管理部5eのカウント部52は、上記指示
を実行する。
【0144】ステップS100では、加入者階梯交換装
置5の制御部5iは、選択部5dにより選択されたアド
レス情報の関門階梯交換装置72宛にコアネットワーク
側通信部5hを介してデータを送信する。
【0145】そして、ステップS101では、データが
コアネットワーク側通信部7dを介して、通信判断部7
cに送られる。通信判断部7cは、対地ルータ装置8へ
中継送信できるか否かを判断する。ここでは、通信判断
部7cは、中継送信できると判断したとする。この際、
通信判断部7cは、対地ルータ装置8へデータを中継送
信できる旨をコアネットワーク側通信部7dを介して加
入者階梯交換装置5へ送る。
【0146】なお、関門階梯交換装置72の制御部7f
の処理が混雑しているような場合には、データはいった
ん格納部7aに格納される。
【0147】そして、制御部7fは、混雑が緩和されて
たら、データを読み出し、データを対地ルータ装置8へ
送る(S102)。対地ルータ装置8は、送られたデー
タをいったん、メモリに格納する。そして対地ルータ装
置8は、保持しているルーティングテーブルに基づい
て、データの宛先アドレス情報に対応する公衆ネットワ
ーク9上のルータ装置のアドレス情報を取得する。そし
て、対地ルータ装置8は、メモリからデータを読み出
し、上記ルータ装置に送る。
【0148】ステップS103では、ステップS102
の処理を繰り返すことにより,データが宛先であるサー
バ装置10に送られる。
【0149】本変形例においては、移動端末1と関門階
梯交換装置7との間の通信経路の設定を行わず、データ
を所定サーバ装置10へ送信する。この際、送信部(コ
アネットワーク側通信部5h)は、上記選択部5dによ
り選択された関門階梯交換装置7にデータを送信する。
本変形例においても、実施の形態1と同じ効果を得るこ
とができる。
【0150】(実施の形態1の変形例2)なお、関門階
梯交換装置7に,複数の対地ルータ装置8が接続されて
いる場合には、図5に示すシーケンス図は、ステップS
35、ステップS40,ステップS102において以下
のようになる。そして、これらのステップ以外は、図
5、図8に示すステップと同じ処理である。
【0151】ステップS35で、取得部5bは、第1対
応テーブルを参照して、制御信号の宛先アドレス情報に
対応する関門階梯交換装置7のアドレス情報及び対地ル
ータ装置8を取得する。そして、取得部5bは、関門階
梯交換装置7のアドレス情報及び対地ルータ装置8のア
ドレス情報を制御部5iへ送る。
【0152】ステップS40では、制御部5iは、保持
していた制御信号に関門階梯交換装置7のアドレス情報
及び対地ルータ装置8のアドレス情報を与える。
【0153】そして、ステップS102では、関門階梯
交換装置7の制御部7fは、データに与えられた対地ル
ータ装置8のアドレス情報に基づいて、データを上記対
地ルータ装置8へ送る。なお、対地ルータ装置8のアド
レス情報は、応答信号に含まれ、移動端末1は上記アド
レス情報を取得できる。このため、データに上記対地ル
ータ装置8のアドレス情報を与えることができる。
【0154】また、通信中止判断部5fは、送られた許
容回数が0であるか否かを判断する場合に限られず、カ
ウント部52によるカウント回数が所定回数に達した
ら、対地ルータ装置8へ送信しないと判断するようにし
てもよい。また、カウント部52によるカウント方法に
は、種々の方法があり、本実施の形態では、特に限定し
ない。
【0155】なお、本実施の形態では、関門階梯交換装
置7がデータを対地ルータ装置8に中継送信できないこ
とを通信不能検出部5cは検出していたが、これに限定
されず、例えば、以下のような場合も中継送信不能とし
て検出してもよい。
【0156】即ち、加入者階梯交換装置5と関門階梯交
換装置7との間の回線が混雑しているため、加入者階梯
交換装置5が関門階梯交換装置7にデータ中継送信でき
ないような場合にも、通信不能検出部5cは、中継送信
できないことを検出するようにしてもよい。
【0157】また、実施の形態1では、状態管理部7
b、通信判断部7cは、関門階梯交換装置7に設け、通
信不能検出部5c、選択部5d、選択回数管理部5e、
通信中止判断部5f、取得部5bは、加入者階梯交換装
置5に設けるようにしたが、この構成は、一例であり、
本発明はこの構成に特に限定されるわけではない。
【0158】例えば、状態管理部7b、通信判断部7c
、通信不能検出部5c、選択部5d、選択回数管理部
5e、通信中止判断部5f、取得部5bを1つの通信装
置として構成してもよい。そして、この通信装置は、制
御局3から送信されたデータを加入者階梯交換装置5を
介して受信する機能を有するとともに、関門階梯交換装
置7へデータを送信する機能を有するようにしてもよ
い。
【0159】なお、選択部5d等を有する加入者階梯交
換装置5も通信装置の1つである。また、上記通信装置
は、例えば、コアネットワーク6内の所定の装置とし
て、構成してもよい。
【0160】また、対地ルータ装置8への送信失敗した
旨を、第1対応テーブルの関門階梯交換装置7のアドレ
ス情報と対応づけて一時的に記録するようにしてもよ
い。そして、選択部5dは、中継送信できない関門階梯
交換装置7以外の他の関門階梯交換装置7を選択する場
合、上記送信失敗の旨に基づいて、選択するようにして
もよい。 実施の形態2. (加入者階梯交換装置5の構成)図11は、実施の形態
2の加入者階梯交換装置5の構成を示す図である。図に
おいて、実施の形態1の加入者階梯交換装置5の構成と
同一構成については、同一符号を付してその説明を省略
する。
【0161】加入者階梯交換装置5は、状態監視部5j
を有する。状態監視部5jは、制御部5iが関門階梯交
換装置7宛に通信経路設定の旨を示す制御信号をコアネ
ットワーク側通信部5hを介して、送信した後、所定時
間内に応答信号(実施の形態1で示した応答信号)を受
信しない場合には、異常状態を示す旨を出力する。
【0162】加入者階梯交換装置5は、状態監視部5j
から出力された異常状態を示す旨を所定時間内に一定回
数受け取った場合には、上記関門階梯交換装置7の障害
を検出する障害検出部5kを有する。
【0163】また、格納部5aには、各サーバ装置10
のアドレス情報と、各サーバ装置10と対応づけられた
対地ルータ装置8のアドレス情報と、対地ルータ装置8
と対応する関門階梯交換装置7のアドレス情報と、関門
階梯交換装置7に障害が生じているか否かを示す障害情
報とが対応づけられた第2対応テーブルが格納されてい
る。図12に,第2対応テーブルの一例を示す。
【0164】ここで、障害検出部5kにより障害が検出
された場合には、制御部(書き換え部)5iは、格納部
5aから第2対応テーブルを読み出し、障害が検出され
た関門階梯交換装置7に対応する障害情報について、障
害有りという情報に書き換える。
【0165】また、選択部5dは、制御局3からデータ
が送信された場合には、格納部5aに格納された第2対
応テーブルを読み出し、宛先アドレス情報に対応する関
門階梯交換装置7の障害情報を参照して、障害無しの情
報の関門階梯交換装置7を選択する。
【0166】また、加入者階梯交換装置5は、格納部5
aに格納された第2対応テーブルを読み出し、障害有り
の障害情報の関門階梯交換装置7のアドレス情報を取得
する障害情報取得部5mを有する。制御部5iは、障害
情報取得部5mにより取得された障害有りの関門階梯交
換装置7に対して、定期的に、関門階梯交換装置7の状
態の通知を要求する状態要求機能を有する。
【0167】また、加入者階梯交換装置5は、後述する
関門階梯交換装置7(障害が生じていた関門階梯交換装
置7)から、正常状態の応答が送られた場合には、障害
回復を検出する回復検出部5nを有する。
【0168】回復検出部5nにより回復が検出された場
合には、制御部5i(書き換え部)は、格納部5aから
第2対応テーブルを読み出し、回復が検出された関門階
梯交換装置7に対応する障害情報について、障害無しと
いう情報に書き換える。
【0169】(関門階梯交換装置7の構成)図13は、
実施の形態2である関門階梯交換装置7の構成を示す図
である。図において、実施の形態1の関門階梯交換装置
7の構成と同一構成については、同一符号を付してその
説明を省略する。
【0170】関門階梯交換装置7は、正常状態応答部7
gを有する。正常状態応答部7gは、加入者階梯交換装
置5から状態通知要求が送信されたとき、関門階梯交換
装置7が正常に動作している場合には、加入者階梯交換
装置5に正常状態の応答を送信する。
【0171】関門階梯交換装置7の各部が正常であるか
否かは、例えば制御部7fが定期的に、各部の動作をチ
ェックする。そして、制御部7fにより正常であると判
断された場合には、その旨が正常状態応答部7gに送ら
れる。
【0172】(障害情報の登録方法)先ず、上述の構成
を有する通信システムを用いた通信方法のうち、障害情
報の登録方法について説明する。通信システムの管理者
は、図示しない加入者階梯交換装置5の入力部を用い
て、第2対応テーブルに関する情報を入力する。する
と、入力された情報は、制御部5iへ送られる。制御部
5iは、入力された情報に基づいて、第2対応テーブル
を生成し、格納部5aに格納させる。なお、第2対応テ
ーブル中の障害情報は初めは、障害無しという情報に設
定されている。
【0173】図14は、その障害情報の登録方法を示す
フローチャート図である。図15は、その登録方法を説
明するための補足図である。
【0174】ステップS110では、加入者階梯交換装
置5の制御部5iは、制御信号をコアネットワーク側通
信部5h等を介して、関門階梯交換装置7へ送ってか
ら、所定時間(制御信号を送信する時間、関門階梯装置
7が制御信号を受信してから応答時間を送信する時間を
考慮した時間)内に関門階梯交換装置7から、応答信号
が送られてくるか否かを状態監視部5jに監視させる。
この際、制御部5iは、上記関門階梯交換装置7のアド
レス情報も状態監視部5jへ送る。
【0175】ステップS112では、加入者階梯交換装
置5の状態監視部5jは、関門階梯交換装置7から所定
時間内に応答信号から送られたか否かを判断する。送ら
れた場合には、処理を終了する。送られない場合には、
ステップS114へ移行する。
【0176】ステップS114では、状態監視部5j
は、異常状態を示す旨、上記関門階梯交換装置7のアド
レス情報を障害検出部5kへ送る。ステップS116で
は、異常状態を示す旨を取得した障害検出部5kは、保
持している異常状態回数に1を加算する。そして、障害
検出部5kは、加算した異常状態回数を関門階梯交換装
置7のアドレス情報と対応づける。
【0177】ステップS118では、障害検出部5k
は、状態監視部5jによる監視開始から所定時間(障害
判定時間)が経過したか否かを判断する。この判断とし
て、障害検出部5kは、内蔵するタイマーにより所定時
間が経過したか否かを判断する。なお、上記所定時間
は、例えば以下のようにして決めることができる。移動
端末1と関門階梯交換装置との間の通信経路設定のため
の許容時間に基づいて、障害判定時間として許される時
間を所定時間として決めることができる。
【0178】所定時間が経過していない場合には、ステ
ップS112へ移行する。経過した場合には、ステップ
S120へ移行する。ステップS120では、障害検出
部5kは、異常状態回数が所定の回数に達しているか否
かを判断する。達していない場合には、処理は終了す
る。達している場合には、ステップS122へ移行す
る。
【0179】ステップS122では、障害検出部5k
は、上記関門階梯交換装置7には、障害がある旨を検出
し、その旨を制御部5iに通知する。ステップS124
では、制御部5iは、格納部5aから第2対応テーブル
を読み出し、上記関門階梯交換装置7の障害情報につい
て、障害無しという情報なら、障害有りという情報に書
き換える。
【0180】なお、上述のフローチャート図において、
ステップS120を先に判断した後、ステップS118
の判断を行うようにしてもよい。この場合、ステップS
120で、所定回数に達している場合には、ステップS
122,S124が行われ、所定回数に達していない場
合には、ステップS118の処理が行われる。ステップ
S118で、所定時間が経過していない場合には、ステ
ップS112へ移行し、経過している場合には、処理が
終了する。
【0181】(障害情報の登録方法の変形例)状態監視
部5jは、制御部5iが関門階梯交換装置7宛に状態通
知要求を送った後、一定時間内に正常状態応答があるか
否かを監視するようにしてもよい。そして、状態監視部
5jは、一定時間内に正常状態応答がない場合には、異
常状態を示す旨を出力するようにしてもよい。
【0182】そして、図14のフローチャート図では、
以下の処理が異なる。
【0183】ステップS110では、図14に示す処理
の代わりに以下の処理が行われる。
【0184】加入者階梯交換装置5の制御部5iは、状
態通知要求をコアネットワーク側通信部5h等を介し
て、関門階梯交換装置7へ送る。この際、制御部5i
は、上記関門階梯交換装置7のアドレス情報も状態監視
部5jへ送り、状態監視部5jに正常状態応答があるか
否かを監視させる。
【0185】ステップS112では、図14に示す処理
の代わりに以下の処理が行われる。
【0186】加入者階梯交換装置5の状態監視部5j
は、正常状態応答が正常状態応答部7gから送られたか
否かを判断する。送られた場合には、処理を終了する。
送られない場合には、ステップS114へ移行する。
【0187】それ以外の処理は、図14に示す処理と同
じである。
【0188】(関門階梯交換装置7の回復登録方法)次
に、上述の構成を有する通信システムを用いた通信方法
のうち、関門階梯交換装置7の障害が回復した旨の登録
方法について説明する。図16は、その登録方法を示す
シーケンス図である。ステップS124の後、ステップ
S140では、障害情報取得部5mは、格納部5aに格
納された第2対応テーブルを読み出し、障害有りの情報
の関門階梯交換装置7のアドレス情報(障害アドレス情
報)を取得する。障害情報取得部5mにより取得された
障害アドレス情報は、制御部5iへ送られる。
【0189】そして、ステップS142では、制御部5
iは、障害情報が第2対応テーブルに書き加えられてか
ら、所定の時間(復帰判定時間)が経過したか否かを内
蔵するタイマーにより判定する。所定の時間が経過して
いない場合には、経過するまで、待機する。
【0190】この所定の時間は、障害が生じてから回復
されるまでの必要とされる時間である。この時間として
は、例えば、通常の関門階梯交換装置7が、故障してか
ら回復するまでの平均的な時間とすることができる。
【0191】ステップS145では、所定の時間が経過
した場合には、制御部5iは、上記障害アドレス情報に
対応する関門階梯交換装置7に状態通知要求をコアネッ
トワーク側通信部5h等を介して、関門階梯交換装置7
へ送る。
【0192】上記状態通知要求は、コアネットワーク側
通信部7dを介して、正常状態応答部7gへ送られる。
関門階梯交換装置7の正常状態応答部7gは、関門階梯
交換装置7の各部が正常に動作している場合には、ステ
ップS150で、正常状態の旨をコアネットワーク側通
信部7d等を介して加入者階梯交換装置5へ送る。その
後、ステップS156に移行する。正常に動作していな
い場合には、ステップS170へ移行する。
【0193】ステップS156では、正常状態の旨が関
門階梯交換装置7のアドレス情報とともに加入者階梯交
換装置5のコアネットワーク側通信部5h等を介して、
回復検出部5nへ送られる。ステップS158では、回
復検出部5nは、送られてきた関門階梯交換装置7のア
ドレス情報、正常状態の旨に基づいて、上記関門階梯交
換装置7の障害からの回復を検出する。回復の旨は制御
部5iへ送られる。
【0194】ステップS160では、制御部5i(書き
換え部)は、格納部5aから第2対応テーブルを読み出
す。そして、制御部5iは、回復が検出された関門階梯
交換装置7のアドレス情報に対応する障害情報につい
て、障害有りから障害無しという情報に書き換える。
【0195】一方、関門階梯交換装置7の各部に故障等
の障害が有る場合には、正常状態応答部7gから加入者
階梯交換装置5へ応答は行われない(S170)。な
お、関門階梯交換装置7の障害が重度でない場合には、
ステップS170で、正常状態応答部7gから、障害あ
りという情報を加入者階梯交換装置5へ送るようにして
もよい。
【0196】そして、ステップS171では、回復検出
部5nが一定時間内に正常状態応答の旨を取得しない場
合には、回復を検出しない旨を制御部5iへ通知する。
なお、回復検出部5nが、一定時間内に、障害有りとい
う情報を取得した場合にも、回復を検出しない旨を制御
部5iへ通知する。ここでいう一定時間とは、復帰判定
時間、状態通知要求の送信時間、正常状態応答部7gに
よる処理時間、正常状態応答の旨の送信時間等を考慮し
て決められる。
【0197】ステップS172では、制御部5iは、回
復を検出しない旨を受け取ってから、上記所定の時間
(復帰判定時間)が経過したか否かを内蔵するタイマー
により判定する。所定の時間が経過していない場合に
は、経過するまで、待機する。所定の時間が経過した場
合には、ステップS173で、制御部5iは、上記障害
アドレス情報に対応する関門階梯交換装置7に対して、
コアネットワーク側通信部5h等を介して、状態通知要
求を送る。
【0198】そして、ステップS150の処理又はステ
ップS170の処理が行われる。
【0199】上述の回復登録動作(S140からS17
3)は、障害のある関門階梯交換装置7ごとに各々並行
して行われる。
【0200】(回復登録方法の変形例)上述の方法で
は、加入者階梯交換装置5が状態通知要求を関門階梯交
換装置7に対して送り、関門階梯交換装置7が正常状態
応答を加入者階梯交換装置5へ送るようにしていたが、
以下のようにしてもよい。
【0201】即ち、関門階梯交換装置7の正常状態応答
部7gは、障害がなくなったと判断した場合(例えば、
各部が正常動作できるようになった場合等)には、正常
状態応答を自発的に、コアネットワーク側通信部7dを
介して加入者階梯交換装置5に対して送る。その後、ス
テップS156からS160までの処理が行われるよう
にしてもよい。
【0202】(回復登録方法の変形例)また、加入者階
梯交換装置5の回復検出部5nは、以下のような場合で
も回復を検出してもよい。即ち、関門階梯交換装置7か
ら、所定のデータ等が、加入者階梯交換装置5のコアネ
ットワーク側通信部5hを介して制御部5iに送信され
た場合である。この場合には、制御部5iは、第2対応
テーブルを格納部5aから読み出し、各障害アドレス情
報と、上記関門階梯交換装置7のアドレス情報を比較し
て、上記関門階梯交換装置7のアドレス情報が各障害ア
ドレス情報のいずれかに一致する場合には、制御部5i
は、上記関門階梯交換装置7が正常である旨を回復検出
部5nへ送る。そして、ステップS158以降の処理が
行われる。
【0203】(移動端末1から所定サーバ装置10への
通信方法)上述の構成を有する通信システムを用いて、
移動端末1から宛先サーバ装置10へデータを送信する
のに、経由する必要がある関門階梯交換装置7のうち、
ある関門階梯交換装置7に障害が生じている場合の通信
方法について以下に説明する。
【0204】図17は、上記通信方法を説明するための
シーケンス図である。図15において、図5と同一処理
については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0205】先ず、ステップS10からステップS30
の処理が行われる。そして、ステップS200では、制
御部5iは、制御局3から送信されてきた制御信号を選
択部5dに送る。選択部5dは、格納部5aから第2対
応テーブルを読み出す。
【0206】そして、ステップS204では、選択部5
dは、上記制御信号の宛先アドレス情報に対応する関門
階梯交換装置7の障害情報をサーチする。そして、選択
部5dは、障害情報が障害無しとなっている関門階梯交
換装置72のアドレス情報を選択する。そして、選択部
5dは、選択した関門階梯交換装置72のアドレス情報
を制御部5iへ送る。
【0207】そして、ステップS210では、制御部5
iは、保持していた制御信号に上記選択した関門階梯交
換装置72のアドレス情報を与える。そして、ステップ
S215では、制御部5iを介して、コアネットワーク
側通信部5h(送信部)は、上記選択した関門階梯交換
装置72のアドレス情報に基づいて、関門階梯交換装置
72へ制御信号を送る。また、制御部5iは、無線ネッ
トワーク側通信部5gに対して、送信元アドレス情報が
上記移動端末1のアドレス情報の場合には、受信するよ
うに制御する。
【0208】そして、ステップS220では、関門階梯
交換装置7の制御部7fは、制御信号に基づいて、コア
ネットワーク側通信部7dに対して送信元アドレス情報
が移動端末1のアドレス情報であるデータを受信するよ
うに制御する。そして、制御部7fは、コアネットワー
ク側通信部7dを介して、応答信号(移動端末1と関門
階梯交換装置との間で通信経路を設定した旨)を加入者
階梯交換装置5へ送る。この際、応答信号には、宛先ア
ドレス情報(移動端末1のアドレス情報)、送信元アド
レス情報(関門階梯交換装置7のアドレス情報)が含ま
れる。その後、ステップS73以降の処理が行われる。
移動端末1から所定サーバ装置10へのデータの送信に
ついては、実施の形態1の場合と同様である(図8)
(作用効果)実施の形態2の通信システムによれば、格
納部5aには、各サーバ装置10を特定する情報と、前
記サーバ装置10にデータを中継送信する関門階梯交換
装置7を特定する情報と、前記関門階梯交換装置7が中
継送信を行うのに障害が生じているか否かを示す障害情
報とが対応づけられている第2対応テーブルが格納され
ている。
【0209】そして、通信システムは、各関門階梯交換
装置7が中継送信を行うのに障害が生じていることを検
出する障害検出部5kを有する。そして、制御部5i
(書き換え部)は、障害検出部5kにより障害が検出さ
れた場合には、第2対応テーブル中、障害が検出された
関門階梯交換装置7の障害情報を書き換える。そして、
移動端末1から送信された所定サーバ装置10宛のデー
タについて、選択部5dは、第2対応テーブルを格納部
5aから読み出す、そして、選択部5dは、所定サーバ
装置10に対応する関門階梯交換装置7(所定サーバ装
置10へ対地ルータ装置8を介して中継送信する関門階
梯交換装置7)のうち、障害が生じている関門階梯交換
装置7以外の関門階梯交換装置7を選択する。選択部5
dにより選択された関門階梯交換装置7に対して、送信
部(コアネットワーク側通信部5h)は制御信号を送信
すると、上記交換装置7と移動端末1との間で、通信経
路が設定される。その後、移動端末1から基地局2、制
御局3、加入者交換階梯装置5、選択された関門階梯交
換装置7を介して、所定サーバ装置10にデータを送信
する。
【0210】このため、障害が生じていない関門階梯交
換装置7に中継送信を確実に行わせることができるの
で、ある関門階梯交換装置7が故障等により障害が生じ
ているような場合、障害が生じている関門階梯交換装置
7にデータを送信してしまうことにより、所定サーバ装
置10にデータ送信するのが遅れたり、所定サーバ装置
10にデータを送信することが最終的にできなかったと
いう事態を確実に防止できる。
【0211】また、通信システムを上述のような構成に
することで、例えば、移動端末1から電話信号を所定の
装置に送信した場合、確実に、電話信号を送信できるの
で、呼損率を低減させることが可能となる。
【0212】また、実施の形態2の通信システムによれ
ば、関門階梯交換装置7が中継送信を行うのに生じてい
た障害が回復した旨を検出する回復検出部5nを有す
る。そして、制御部5iは、回復検出部5nによりある
関門階梯交換装置7の回復が検出された場合、格納部5
aから第2対応テーブルを読み出す。そして、制御部
(書き換え部)5iは、第2対応テーブル中、上記関門
階梯交換装置7の障害情報について、障害無しという情
報に書き換える。
【0213】このため、本通信システムによれば、移動
端末1から所定のサーバ装置10にデータを送信する場
合、障害から回復した関門階梯交換装置7を効率良く利
用して、データを中継送信させることができる。
【0214】(実施の形態2の変形例1)実施の形態1
の変形例1の場合と同じく、上記通信経路を設定しない
で、移動端末から所定サーバ装置にデータを送信する方
法もある。
【0215】(構成)本変形例においても、実施の形態
1の変形例1の移動局1、加入者階梯交換装置5の機能
を有する。
【0216】(通信方法)図18は、移動端末1から所
定サーバ装置10にデータを送信する方法を説明するた
めのシーケンス図である。図18において、図9、図1
7と同一処理については、同一符号を付してその説明を
省略する。図19は、上記通信方法を補足説明するため
の概念図である。
【0217】先ず、ステップS90からステップS94
の処理が行われる。そして、ステップS300では、制
御部5iは、制御局3から送信されてきたデータを選択
部5dに送る。選択部5dは、格納部5aから第2対応
テーブルを読み出す。
【0218】そして、ステップS304では、選択部5
dは、上記データの宛先アドレス情報に対応する関門階
梯交換装置7の障害情報をサーチする。そして、選択部
5dは、障害情報が障害無しとなっている関門階梯交換
装置72のアドレス情報を選択する。そして、選択部5
dは、選択した関門階梯交換装置72のアドレス情報を
制御部5iへ送る。
【0219】そして、ステップS310では、制御部5
iは、保持していたデータに上記選択した関門階梯交換
装置72のアドレス情報を与える。そして、ステップS
315では、制御部5iを介して、コアネットワーク側
通信部5h(送信部)は、上記選択した関門階梯交換装
置72のアドレス情報に基づいて、関門階梯交換装置7
2へデータを送る。その後、ステップS102以降の処
理が行われる。
【0220】本変形例においては、移動端末1と関門階
梯交換装置7との間の通信経路の設定を行わず、データ
を所定サーバ装置10へ送信する。この際、送信部(コ
アネットワーク側通信部5h)は、上記選択部5dによ
り選択された関門階梯交換装置7にデータを送信する。
本変形例においても、実施の形態2と同じ効果を得るこ
とができる。
【0221】(実施の形態2の変形例2)実施の形態2
では、正常状態応答部7gは、関門階梯交換装置7に設
け、状態監視部5j、障害検出部5k、回復検出部5
n、障害情報取得部5mは、加入者階梯交換装置5に設
けるようにしたが、この構成に限定されるわけではな
い。例えば、正常状態応答部7g、状態監視部5j、障
害検出部5k、回復検出部5n、障害情報取得部5mを
1つの通信装置として構成してもよい。
【0222】そして、この通信装置は、制御局3から送
信されたデータを加入者階梯交換装置5を介して受信す
る機能を有するとともに、関門階梯交換装置7へデータ
を送信する機能を有するようにしてもよい。また、上記
通信装置は、例えば、コアネットワーク6内の所定の装
置として、構成してもよい。
【0223】また、実施の形態1の変形例で示した通信
装置の各部(状態管理部7b、通信判断部7c 、通信
不能検出部5c、選択部5d、選択回数管理部5e、通
信中止判断部5f、取得部5b)と、実施の形態2の変
形例で示した通信装置の各部(正常状態応答部7g、状
態監視部5j、障害検出部5k、回復検出部5n、障害
情報取得部5m)を合わせて1つの通信装置とすること
も可能である。
【0224】また、実施の形態1でいう関門階梯交換装
置7の格納部7aの空き容量がない場合、関門階梯交換
装置7の現在各部が行っている処理量が各部が行える最
大の処理量に達している場合等(軽度の障害)に対して
も、実施の形態2の適用が可能である。
【0225】実施の形態3.図20は、実施の形態3で
ある通信システムの構成を示す図である。本実施の形態
において、実施の形態1,2において示した構成と同一
構成については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態の通信システムは、さらに、加入者階梯交
換装置5と接続された情報選択装置20を有する。ま
た、本実施の形態の通信システムにおいては、1つの関
門階梯交換装置7に対して、複数の対地ルータ装置8が
接続されている。なお、本実施の形態の加入者階梯交換
装置5の通信部5gは、情報選択装置20とデータ通信
を行うことができる。(情報選択装置20の構成)図2
1は、実施の形態3の情報選択装置20の構成を示す図
である。情報選択装置20は、加入者階梯交換装置5と
各種のデータの通信を行う通信部20bと、格納部20
cと、選択部20dと、各部を制御したり、算出部及び
判断部の機能をもつ制御部20fを有する。なお、算出
部及び判断部は、各々、制御部と独立して設けても良
い。
【0226】算出部(制御部)20fは、加入者階梯交
換装置5から各対地ルータ装置8を経由したサーバ装置
10までの各通信経路に対して、上記各通信経路に存在
する装置のデータ処理量、回線のデータ伝送量等の通信
情報に基づいて、加入者階交換装置5から上記サーバ装
置10にデータが到着する時間等の経路通信能力を、各
対地ルータ装置8と対応づけて、サーバ装置10毎に算
出する。
【0227】具体的に、以下に説明する。加入者階梯交
換装置5からサーバ装置10までの通信経路は、どの対
地ルータ装置8を経由するかにより異なる。算出部20
fは、加入者階梯交換装置5からある対地ルータ装置8
を経由したサーバ装置10までの通信経路についての経
路通信能力を以下のように算出する。
【0228】算出部20fは、上記通信経路中に存在す
る、関門階梯交換装置7,対地ルータ装置8、公衆ネッ
トワーク9上の複数のルータ装置、サーバ装置10にお
けるメモリ容量、CPUの処理能力、各装置において平
均的にデータが送受信されるデータ量などについての情
報を予め保持している。また、算出部20fは、上記通
信経路中に存在する伝送回線(加入者階梯交換装置5及
び関門階梯交換装置7間の伝送回線、関門階梯交換装置
7及び対地ルータ装置8間の伝送回線、対地ルータ装置
8及びサーバ装置10間の伝送回線など)のデータ伝送
容量や平均的にデータが送受信されるデータ量などにつ
いての情報を予め保持している(以下、算出部20fが
保持している情報を通信情報という)。
【0229】そして、算出部20fは、上記通信情報に
基づいて、加入者階梯交換装置5から上記ある対地ルー
タ装置8を経由する通信経路における経路通信能力を算
出する。この経路通信能力とは、加入者階梯交換装置5
が上記通信経路を用いてデータをサーバ装置10宛に送
信する場合に、所定のデータ量がどのくらいの時間でサ
ーバ装置10に到着するか、所定のデータ量についてど
の程度データ落ちがなくサーバ装置10に到着するかな
どを示す、通信経路におけるデータ通信能力のことであ
る。
【0230】そして、算出部20fは、上述のようにし
て、加入者階梯交換装置5からサーバ装置10までの通
信経路の経路通信能力について、各対地ルータ装置8を
経由した通信経路ごとに、各対地ルータ装置8と対応づ
けて、経路通信能力を算出する。そして、算出部20f
は、加入者階梯交換装置5からサーバ装置10までの通
信経路の経路通信能力について、各サーバ装置10ごと
に、各サーバ装置10と対応づけて、経路通信能力を算
出する。
【0231】例えば、算出部20fは、関門階梯交換装
置s1,対地ルータ装置t1、サーバ装置v1間の通信
経路の経路通信能力をα1と算出し、この経路通信能力
α1を対地ルータ装置t1、サーバ装置v1と対応づけ
る。同様に、算出部20fは、関門階梯交換装置s2,
対地ルータ装置t2、サーバ装置v1間の通信経路の経
路通信能力をα2と算出し、この経路通信能力α2を対
地ルータ装置t2、サーバ装置v1と対応づける。この
ようにして、算出部20fは、加入者階梯交換装置5及
びサーバ装置10間の全ての通信経路について、経路通
信能力を算出する。
【0232】格納部20cには、サーバ装置10のアド
レス情報と、複数の対地ルータ装置8のアドレス情報が
対応づけられた情報が、サーバ装置10ごとに記録され
た第3対応テーブルが予め格納されている。
【0233】制御部20fは、格納部20cに格納され
た第3対応テーブルを読み出し、算出部20fにより算
出された各経路通信能力を、対応するサーバ装置10の
アドレス情報及び対地ルータ装置8のアドレス情報に関
連づけることにより、上記第3対応テーブルを書き換え
る。これにより、上記第3対応テーブルは、各サーバ装
置10のアドレス情報と、各対地ルータ装置8及び経路
通信能力とが対応づけられたものとなる(図22参
照)。
【0234】なお、経路通信能力については種々の表し
方があるが、その一例を以下に示す(図23参照)。図
23に示すように、経路通信能力がα1〜α9の場合に
は、算出部20fにより算出された経路通信能力を表し
ている。また、算出部20fにより算出した経路通信能
力を考慮して、以下のような値を経路通信能力として、
制御部20fは、上記第3対応テーブルに書き込むよう
にしてもよい。
【0235】経路通信能力と対応づけられた対地ルータ
装置8を常に選択する場合には、制御部20fは、上記
第3対応テーブルに対して、経路通信能力α0を上記対
地ルータ装置8のアドレス情報に対応づけて書き込む。
経路通信能力と対応づけられた対地ルータ装置8を常に
選択しない場合には、制御部20fは、上記第3対応テ
ーブルに対して、経路通信能力α99を上記対地ルータ
装置8のアドレス情報に対応づけて書き込む。経路通信
能力と対応づけられた対地ルータ装置8について、他の
全ての対地ルータ装置8が選択できない場合にのみ選択
する場合には、制御部20fは、上記第3対応テーブル
に対して、経路通信能力α50を上記対地ルータ装置8
(上記経路通信能力と対応づけられた対地ルータ装置)
のアドレス情報に対応づけて書き込む。
【0236】情報選択装置20の制御部(判断部)20
fは、移動端末1からデータを所定のサーバ装置10に
送る場合、各サーバ装置10のアドレス情報と、上記サ
ーバ装置10にデータを送信する複数の対地ルータ装置
8のアドレス情報とが対応づけられた第3対応テーブル
(対応情報)を参照して、上記所定のサーバ装置10に
対応する各対地ルータ装置8を判断する。
【0237】具体的に以下に説明する。上述したよう
に、移動端末1からデータを所定のサーバ装置10に送
る場合、先ず、移動端末1から通信経路設定のための制
御信号が加入者階梯交換装置5に送られる。この場合、
既述したように、加入者階梯交換装置5は、制御局3と
の間の通信経路を設定する。
【0238】そして、加入者階梯交換装置5の通信部5
gを介して、制御信号及び所定のサーバ装置のアドレス
情報が、制御部5iに送られる。制御部5iは、上記制
御信号及び移動端末1のアドレス情報を保持する。ま
た、制御部5iは、上記所定のサーバ装置10のアドレ
ス情報を通信部5gを介して、情報選択装置20に送
る。
【0239】情報選択装置20の通信部20bが、上記
所定のサーバ装置10のアドレス情報を受信すると、制
御部20fへ送る。情報選択装置20の制御部20f
は、格納部20cに格納された第3対応テーブルを参照
して、上記所定のサーバ装置10のアドレス情報に対応
する複数の対地ルータ装置8のアドレス情報を判断す
る。
【0240】情報選択装置20の選択部20fは、判断
部(制御部)20fにより判断された各対地ルータ装置
8のうち、上記各対地ルータ装置8に対応づけられた経
路通信能力を相互に比較し比較結果に基づいて、所定の
対地ルータ装置8を選択する。
【0241】具体的に以下に説明する。選択部20d
は、判断された複数の対地ルータ装置8のアドレス情報
(図22では、y1,y2、、)にそれぞれ対応づけら
れた経路通信能力(α1、α2、、)を相互に比較す
る。そして、選択部20dは、例えば、最も通信能力が
高い経路通信能力(例えば、所定のデータ量を最も速く
送信できるとか、最もデータ落ちを少なくできるなど
(ここではα1とする))と対応づけられた対地ルータ
装置8のアドレス情報(y1)を選択する。選択部20
dは、選択した対地ルータ装置8のアドレス情報を、上
記所定のサーバ装置10のアドレス情報と対応づけて、
制御部20fを介して、通信部20bに送る。
【0242】通信部(提供部)20bは、選択した対地
ルータ装置8のアドレス情報を、上記所定のサーバ装置
10のアドレス情報と対応づけて、加入者階梯交換装置
5の制御部5iに送る(提供する)。
【0243】加入者階梯交換装置5の送信部5hは、移
動端末1から送信された所定のサーバ装置10宛のデー
タについて、選択部20dにより選択された所定の対地
ルータ装置8を経由して所定のサーバ装置10宛に送信
する。
【0244】具体的に以下に説明する。加入者階梯交換
装置5の制御部5iは、格納部5aから第1対応テーブ
ルを読み出し、第1対応テーブルを参照して、選択部2
0dにより選択された対地ルータ装置8のアドレス情報
と対応する関門階梯交換装置7のアドレス情報を取得す
る。
【0245】そして、制御部5iは、通信部5h等を介
して、上記関門階梯交換装置のアドレス情報に基づい
て、制御信号及び選択された対地ルータ装置8のアドレ
ス情報を、関門階梯交換装置7へ送る。すると、上述し
たように、関門階梯交換装置7と加入者階梯交換装置5
との間における通信経路が設定される。
【0246】そして、関門階梯交換装置7の制御部7f
は、通信部7等を介して、上記選択された対地ルータ装
置8のアドレス情報に基づいて、制御信号を、対地ルー
タ装置8へ送る。対地ルータ装置8は、上記関門階梯交
換装置7からのデータを受信するように設定する。これ
により、関門階梯交換装置7と対地ルータ装置8との間
における通信経路が設定される。
【0247】対地ルータ装置8から、移動端末1との間
で通信経路が設定された旨を示す応答信号を加入者階梯
交換装置5の制御部5iが取得すると、制御部5iは、
通信部5g、制御局3等を介して、応答信号を移動端末
1に送信する。なお、応答信号には、関門階梯交換装置
7のアドレス情報、選択された対地ルータ装置8のアド
レス情報が含まれる。
【0248】これにより、移動端末1及び対地ルータ装
置8間の通信経路が設定されることになる。そして、移
動端末1から所定のサーバ装置10宛のデータが、所定
のサーバ装置10のアドレス情報とともに基地局2等を
介して、加入者階梯交換装置5の通信部5gに送られ
る。この際、上記データには、応答信号に含まれていた
関門階梯交換装置7のアドレス情報、選択された対地ル
ータ装置8のアドレス情報、上記関門階梯交換装置7及
び上記対地ルータ装置8を経由する旨が与えられる。
【0249】加入者階梯交換装置5の通信部(送信部)
5hは、上記対地ルータ装置8を経由するとともに上記
所定のサーバ装置10が宛先となるように、データを関
門階梯交換装置7に送信する。
【0250】(通信方法) (算出方法及び書き換え方法)上述した構成を有する通
信システムを用いた通信方法について以下に説明する。
図24は、本実施の形態の算出部20fによる算出動
作、制御部20fによる対応テーブルの書き換え動作を
説明するためのフローチャート図である。先ず、算出部
(制御部)20fは、加入者階梯交換装置5から各対地
ルータ装置8を経由したサーバ装置10までの各通信経
路に対して、上記各通信経路に存在する装置のデータ処
理量、回線のデータ伝送量等の通信情報に基づいて、加
入者階交換装置5から上記サーバ装置10にデータが到
着する時間等の経路通信能力を、各対地ルータ装置8と
対応づけて、サーバ装置10毎に算出する(S40
0)。算出部20fは、算出動作が終了した旨を制御部
20f内の書き換え部に通知する。
【0251】制御部(書き換え部)20fは、格納部2
0cに格納された第3対応テーブルを読み出し、算出部
20fにより算出された各経路通信能力を、対応するサ
ーバ装置のアドレス情報及び対地ルータ装置のアドレス
情報に関連づけることにより、上記第3対応テーブルを
書き換える(S401)。
【0252】(データ送信方法)次に、移動端末1から
所定のルータ装置10へデータを送信する方法につい
て、説明する。図25に示すフローチャート図を用い
て、先ず、移動端末1と対地ルータ装置8との間におけ
る通信経路設定のために行われる通信方法について以下
に説明する。なお、図5に示すシーケンス図と同一処理
については、同一符号を付してその説明を省略し、類似
の処理については、同一符号を付して、異なる点のみを
説明し、異なる処理について異なる符号を付して詳細に
説明する。
【0253】先ず、ステップS10からS30までの処
理が行われる。この際、ステップS15では、移動端末
1は、対地ルータ装置8との間の通信経路を設定するた
めの制御信号を基地局2に対して送信する。これ以外の
処理は、実施の形態1で説明した処理と同じである。
【0254】加入者階梯交換装置5の制御部5iは、制
御信号に含まれる宛先アドレス情報であるサーバ装置1
0のアドレス情報を通信部5gを介して、情報選択装置
20に送信する。なお、制御部5iは、制御信号に含ま
れる移動端末1のアドレス情報をいったん保持する。
【0255】上記サーバ装置10のアドレス情報は、情
報選択装置20の通信部20bを介して制御部20fへ
送られる。情報選択装置の制御部(判断部)20fは、
格納部20cに格納された第3対応テーブルを読み出
し、上記所定のサーバ装置10のアドレス情報に対応す
る各対地ルータ装置8のアドレス情報を判断する(S4
10)。制御部(判断部)20fは、判断動作が終了し
た旨及び上記所定のサーバ装置10のアドレス情報に対
応する各対地ルータ装置8のアドレス情報を選択部20
dに送る。
【0256】情報選択装置20の選択部20dは、上記
第3対応テーブルを参照して、判断部(制御部)20f
により判断された各対地ルータ装置8のアドレス情報の
うち、上記各対地ルータ装置8に対応づけられた経路通
信能力を相互に比較し、例えば、最も通信能力の高い経
路通信能力と対応づけられている所定の対地ルータ装置
8のアドレス情報を選択する(S411)。選択部20
dは、選択した対地ルータ装置8のアドレス情報を、上
記所定のサーバ装置10のアドレス情報と対応づけて、
制御部20fを介して、通信部20bに送る。通信部2
0bは、上記アドレス情報を加入者階梯交換装置5の制
御部5iに送る(提供する)。
【0257】制御部5iは、格納部20cから第1対応
テーブルを読み出し、上記対地ルータ装置8のアドレス
情報に対応づけられた関門階梯交換装置7のアドレス情
報を取得する(S412)。そして、加入者階梯交換装
置5の制御部5iは、取得した関門階梯交換装置7のア
ドレス情報に基づいて、通信部5h等を介して、上記関
門階梯交換装置7の制御部7fに対して制御信号を送信
する(S413)。この際、制御部5iは、制御信号
に、選択部20dにより選択された対地ルータ装置8の
アドレス情報及び移動端末1のアドレス情報を与える。
【0258】関門階梯交換装置7の制御部7fは、送ら
れてきた制御信号に基づいて、通信部7dに対して、送
信元アドレス情報が移動端末1のアドレス情報であるデ
ータを受信するように設定する。
【0259】そして、関門階梯交換装置7の制御部7f
は、制御信号に付与された対地ルータ装置8のアドレス
情報に基づいて、上記対地ルータ装置8に対して、通信
部7e等を介して、制御信号を送信する(S415)。
【0260】対地ルータ装置8は、送られてきた制御信
号に基づいて、送信元アドレス情報が上記移動端末のア
ドレス情報であるデータを受信するように設定する。こ
れにより移動端末1と対地ルータ装置8との間で通信経
路が設定されることになる(S416)。
【0261】そして、対地ルータ装置8は、移動端末1
との間で通信経路が設定された旨を示す応答信号を関門
階梯交換装置7(制御信号が送られた関門階梯交換装置
7)へ送信する(S417)。この際、応答信号には、
宛先アドレス情報(移動端末のアドレス情報)、送信元
アドレス情報(選択部20dにより選択された対地ルー
タ装置8のアドレス情報)が含まれる。
【0262】応答信号は、関門階梯交換装置7の通信部
7eを介して、制御部7fへ送られる。制御部7fは、
応答信号に関門階梯交換装置7のアドレス情報を付与し
て、通信部7dを介して、応答信号を加入者階梯交換装
置5に送る(S418)。
【0263】以降、図に示すステップS73からS75
の処理が行われる。この際、ステップS75では、移動
端末1は、送られた応答信号に基づいて、対地ルータ装
置8との間で通信経路が設定された旨を取得する。
【0264】次に、図8に示すように移動端末から所定
サーバ装置へのデータ送信の動作が行われる(S80か
らS86)。この際、ステップS80では、移動端末1
は、応答信号に含まれていた関門階梯交換装置7のアド
レス情報、選択部20dにより選択された対地ルータ装
置8のアドレス情報、上記関門階梯交換装置7及び上記
対地ルータ装置8を経由する旨を所定のデータに与え
る。
【0265】また、ステップS83では、加入者階梯交
換装置5の送信部5hは、移動端末1から送信されてき
た所定サーバ装置10宛のデータについて、選択部20
dにより選択された対地ルータ装置8を経由して所定の
サーバ装置10が宛先となるように、上記データを上記
関門階梯交換装置7に送信する。
【0266】また、ステップS84では、関門階梯交換
装置7の制御部7fは、送られてきたデータについて、
データに与えられた対地ルータ装置8(選択部20dに
より選択された対地ルータ装置)のアドレス情報に基づ
いて、通信部7eを介して、対地ルータ装置8に送信す
る。
【0267】(作用効果)本実施の形態によれば、移動
端末1から所定のサーバ装置10にデータを送信する場
合、選択部20dは、所定のサーバ装置10に対応付け
られた各対地ルータ装置8のうち、各対地ルータ装置8
に対応づけられた経路通信能力に基づいて、例えば、通
信能力の高い経路通信能力と対応づけられている対地ル
ータ装置8を選択できる。
【0268】このため、選択した対地ルータ装置8を経
由する通信経路を介して、加入者交換装置5から所定の
サーバ装置10にデータが送信されることにより、通信
状態が良好なデータ送信(例えば、所定量のデータを速
く送信するとか、)の実現が可能となる。この結果、本
実施の形態によれば、サーバ装置10に、データが到着
するのが遅くなったり、データ落ちが多かったり、ネッ
トワークの混雑を招いたり、ネットワーク上の装置の輻
輳を誘発してしまう事態を防止することができる。
【0269】また、上述のような構成にすることで、通
信システムにおいて、負荷の大きい装置にさらに負荷を
かけたり、負荷の小さい装置に負荷がかからないという
事態を防止し、各装置や各回線にかかる負荷の分散を適
切に行える。
【0270】(変形例1)上述した実施の形態3では、
先ず、移動端末1と対地ルータ装置8との間の通信経路
が設定されてから、移動端末1から上記対地ルータ装置
8を介して、所定サーバ装置10にデータが送信するよ
うにしていたが、以下に示すように、上記通信経路を設
定しないで、移動端末1から所定サーバ装置10にデー
タを送信することも可能である。
【0271】図9に示すシーケンス図、図25に示すフ
ローチャート図を用いて、本変形例の動作を説明する
が、図9、図25に示す処理と同一処理については、そ
の説明を省略し、類似の処理については、異なる点のみ
を説明する。
【0272】先ず、ステップS90からS94の処理が
行われる。その後、ステップS410からS412の処
理が行われる。
【0273】そして、加入者階梯交換装置5の制御部5
iは、取得した関門階梯交換装置7のアドレス情報に基
づいて、通信部5h等を介して、上記関門階梯交換装置
7の制御部7fに,データを送信する。この際、制御部
7fは、データに上記選択部20dにより選択された対
地ルータ装置8のアドレス情報を与える。
【0274】関門階梯交換装置7の制御部7fは、デー
タに付与された対地ルータ装置8のアドレス情報に基づ
いて、上記対地ルータ装置8に、通信部5h等を介し
て、データを送信する。その後、対地ルータ装置8は、
データを、宛先アドレス情報に基づいて、公衆ネットワ
ーク9の各ルータ装置を介して、所定のサーバ装置10
に送信する。本変形例においても、実施の形態3の効果
を有することができる。
【0275】(変形例2)また、上述した実施の形態3
の通信システムは、以下のように変形することもでき
る。本変形例において、実施の形態1,実施の形態3に
おいて示した構成と同一構成、機能については、説明を
省略し、異なる点について説明する。
【0276】(構成)加入者階梯交換装置5の通信不能
検出部5cは、以下の機能を有する。即ち、通信不能検
出部5cは、移動端末1から送られた所定のサーバ装置
10宛のデータについて、選択部20dにより選択され
た所定の対地ルータ装置8に中継送信する所定の関門階
梯交換装置7が、上記所定の対地ルータ装置8に中継送
信できないことを検出する。
【0277】具体的に以下に説明する。選択部20dに
より選択された対地ルータ装置8のアドレス情報を含ん
だ制御信号は、加入者階梯交換装置5の制御部5iが通
信部5h等を介して、関門階梯交換装置7の通信判断部
7cに送る。この際、加入者階梯交換装置5の制御部5
iは、制御局3から送られた制御信号に含まれている宛
先サーバ装置10のアドレス情報を保持する。
【0278】通信判断部7cが対地ルータ装置8へ中継
送信できないと判断した場合、通信判断部7cは、上記
判断結果に上記対地ルータ装置のアドレス情報を含め
て、通信部7d等を介して、通信不能検出部5cに送
る。通信不能検出部5cは、上記判断結果に基づいて、
所定の関門階梯交換装置7が、上記所定の対地ルータ装
置8に中継送信できないことを検出する。
【0279】通信不能検出部5cにより検出された中継
送信できない旨は、選択された対地ルータ装置8のアド
レス情報とともに、加入者階梯交換装置5の制御部5i
に送られる。加入者階梯交換装置5の制御部5iは、中
継送信できない旨及び選択された対地ルータ装置のアド
レス情報、サーバ装置のアドレス情報を、通信部5g等
を介して、情報選択装置20の選択部20dに送る。
【0280】情報選択装置20の選択部20dは、上記
中継送信できない旨等を取得した場合、判断部20fに
より判断された各対地ルータ装置8のうち、各対地ルー
タ装置8に対応づけられた経路通信能力に基づいて、既
に選択した所定の対地ルータ装置8以外の対地ルータ装
置8を選択する。
【0281】具体的に以下に説明する。中継送信できな
い旨、既に選択した対地ルータ装置のアドレス情報、宛
先サーバ装置のアドレス情報が送られた選択部20d
は、格納部20cに格納されている第3対応テーブルを
参照して、送られてきたサーバ装置10のアドレス情報
(例えば、図22のx1)に対応する各対地ルータ装置
8のアドレス情報を取得する。
【0282】そして、選択部20dは、各対地ルータ装
置8のアドレス情報(図22ではy1、y2、、)のう
ち、既に選択した所定の対地ルータ装置8のアドレス情
報(y1)以外の複数の対地ルータ装置のアドレス情報
(y2、y3、、)を判断する。
【0283】そして、選択部20dは、上記第3対応テ
ーブルを参照して、上記各対地ルータ装置8のアドレス
情報(y2、y3、、)のうち、上記各対地ルータ装置
8のアドレス情報にそれぞれ対応づけられた経路通信能
力(α2,α3、、、)を相互に比較し、例えば、最も
通信能力の高い経路通信能力(α2)と対応づけられた
対地ルータ装置8のアドレス情報(y2)を選択する。
選択部20dは、再度、選択した対地ルータ装置8のア
ドレス情報(y2)を通信部20b等を介して、加入者
階梯交換装置5に送る。
【0284】また、本変形例の情報選択装置において
は、実施の形態3の構成に加えて、さらに、選択回数管
理部20g及び通信中止判断部20hを有する(図2
6)。
【0285】選択回数管理部20gは、選択部20dに
よる選択回数を管理する。選択回数管理部20gの機能
は、具体的には、実施の形態1で示した選択回数管理部
5eと以下の点を除いて同様である。即ち、選択回数管
理部20gは、選択部20dにより対地ルータ装置8の
アドレス情報が選択された回数を宛先サーバ装置10の
アドレス情報及び送信元アドレス情報ごとに管理する。
そして、選択回数管理部20gは、実施の形態1で示し
た選択判断部51の機能、カウント部52の機能、減算
部53の機能を有する。
【0286】通信中止判断部20hは、選択回数が所定
の回数に達した場合には、データを所定のサーバ装置1
0に送信しないことを判断する。即ち、通信中止判断部
20hは、減算部(選択回数管理部20g)により算出
された許容回数が例えば、0になった場合には、対地ル
ータ装置8(関門階梯交換装置7)へデータを送信しな
いと判断する。
【0287】なお、加入者階梯交換装置5にある通信不
能検出部5cは、情報選択装置20に設けるようにして
もよい。
【0288】(通信方法)上述した構成を有する通信シ
ステムを用いた通信方法について、図27に示すフロー
チャート図を用いて、以下に説明する。なお、実施の形
態3(図24,図25)で示した処理と同一処理につい
ては、その説明を省略する。また、図5や図7に示す処
理と同一処理については、同一符号を付してその説明を
省略し、類似の処理については、同一符号を付して、異
なる点のみを説明し、異なる処理について異なる符号を
付して詳細に説明する。
【0289】実施の形態3で示したステップS413の
処理の後、図5に示したステップS50の処理が行われ
る(通信判断部7cが中継送信できるかの判断処理)。
この際、制御信号とともに、選択された対地ルータ装置
のアドレス情報も通信判断部7cに送られる。
【0290】ここでは、通信判断部7cは、中継送信で
きないと判断したとする。そして、通信判断部7cが中
継送信できない旨は対地ルータ装置8のアドレス情報と
ともに通信部7d等を介して、加入者階梯交換装置5の
通信不能検出部5cに送る(S52)。
【0291】加入者階梯交換装置5の通信不能検出部5
cは、選択された対地ルータ装置に関門階梯交換装置7
が中継送信できない旨を検出し(S450)、その旨
を、選択された対地ルータ装置のアドレス情報とともに
制御部5iに送る。制御部5iは、中継送信できない
旨、選択された対地ルータ装置8のアドレス情報、サー
バ装置のアドレス情報を通信部5g等を介して、情報選
択装置20の選択部20dに送る。
【0292】情報選択装置20の選択部20dは、上記
中継送信できない旨等を取得した場合、判断部20fに
より判断された各対地ルータ装置のアドレス情報のう
ち、各対地ルータ装置のアドレス情報に対応づけられた
経路通信能力に基づいて、既に選択した対地ルータ装置
8のアドレス情報以外の対地ルータ装置8のアドレス情
報を選択する(S451)。
【0293】また、ステップS450、S451の処理
と並行して、選択回数管理部20gによる動作、通信中
止判断部20hによる動作も行われる(図7のS560
からS570)。 この際、選択部5dは、選択部20
dに置き換え、選択回数管理部5eは、選択回数管理部
20gに置き換え、通信中止判断部5fは、通信中止判
断部20hに置き換える。
【0294】その後、ステップS412、S413、S
50の処理が行われる。ステップS50では、中継送信
できると判断されたとする。この場合には、S415〜
S418、S73〜S75の処理が行われる。そして、
移動端末1からサーバ装置10へのデータ送信方法につ
いては、実施の形態3で示した方法で行われる。
【0295】なお、本変形例においても、通信経路を設
定しないで、移動端末から所定サーバ装置にデータを送
信することも可能である。
【0296】本変形例によれば、実施の形態3の効果に
加えて、以下の効果を有する。即ち、選択した対地ルー
タ装置8に接続された関門階梯交換装置7が中継送信で
きないような事態になっても、既に選択した対地ルータ
装置8以外の対地ルータ装置8を選択できるので、移動
端末1から別の対地ルータ装置8を介して、所定サーバ
装置10にデータを送信することができる。
【0297】(変形例3)また、上述した実施の形態3
の通信システムは、以下のように変形することもでき
る。本変形例において、実施の形態2,実施の形態3に
おいて示した構成と同一構成については、説明を省略
し、異なる点について説明する。
【0298】加入者階梯交換装置5の格納部5aには、
図12に示すように、各対地ルータ装置8のアドレス情
報と、上記対地ルータ装置8にデータを中継送信する関
門階梯交換装置7のアドレス情報及び上記関門階梯交換
装置7が中継送信するのに障害が生じているか否かを示
す障害情報と、が対応づけられたテーブル(第2対応テ
ーブル)が格納されている。障害検出部5k及び書き換
え部5iは、実施の形態2と同じ機能を有する。
【0299】情報選択装置20の判断部20fは、所定
のサーバ装置10に対応する各対地ルータ装置8を判断
し、判断した各対地ルータ装置8のうち、第2対応テー
ブルを参照して、障害が生じていない旨の障害情報と対
応づけられている各対地ルータ装置8を判断する。
【0300】具体的に以下に説明する。加入者階梯交換
装置5の制御部5iは、格納部5aにアクセスし、第2
対応テーブルを読み出し、通信部5g等を介して、上記
第2対応テーブル及び制御信号に含まれるサーバ装置の
アドレス情報を情報選択装置の制御部20fへ送る。
【0301】情報選択装置20の制御部20fは、格納
部20cに格納された第3対応テーブルを参照して、所
定のサーバ装置10のアドレス情報x1に対応する複数
の対地ルータ装置のアドレス情報(y1、y2,y
3、、)を判断する。制御部20fは、第2対応テーブ
ルを参照して、障害が生じていない旨の障害情報と対応
づけられている各対地ルータ装置8のアドレス情報を判
断する。例えば、図12を用いて説明すると、サーバ装
置のアドレス情報x1に対応する各対地ルータ装置のア
ドレス情報(y1からy5)のうち、障害無しの障害情
報と対応づけられている各対地ルータ装置のアドレス情
報(y2、y5)を判断する。判断した各対地ルータ装
置のアドレス情報(y2、y5)及び宛先サーバ装置の
アドレス情報x1は、選択部20dに送られる。
【0302】情報選択装置20の選択部20dは、第3
対応テーブルを参照して、判断部20fにより判断され
た各対地ルータ装置8のうち、各対地ルータ装置8に対
応づけられた経路通信能力を相互に比較し比較結果に基
づいて、所定の対地ルータ装置8を選択する。
【0303】具体的に、以下に説明する。選択部20d
は、格納部20cにアクセスして、第3対応テーブルを
取得する。そして、選択部20dは、上記第3対応テー
ブルを参照して、判断した各対地ルータ装置のアドレス
情報(y2、y5)のうち、上記アドレス情報と対応づ
けられた経路通信能力(α2、α5)を相互に比較し、
例えば、最も通信能力の高い経路通信能力(α2)と対
応づけられている対地ルータ装置のアドレス情報(y
2)を選択する。
【0304】なお、格納部20cは、上記第2対応テー
ブルを格納するようにしてもよい。そして、制御部20
fは、障害検出部5kの機能、書き換え部5i、回復検
出部5nの機能を有するようにしてもよい。
【0305】(通信方法)上述した構成を有する通信シ
ステムを用いた通信方法について、図28に示すフロー
チャート図を用いて、以下に説明する。なお、実施の形
態3(図24,図25)で示した処理と同一処理につい
ては、その説明を省略する。また、図17に示す処理と
同一処理については、同一符号を付してその説明を省略
し、類似の処理については、同一符号を付して、異なる
点のみを説明し、異なる処理について異なる符号を付し
て詳細に説明する。
【0306】先ず、障害情報の登録方法、関門階梯交換
装置7の回復登録方法は、実施の形態2で示した方法と
同様にして行われる(図14、図15,図16)。
【0307】先ず、ステップS10からステップS30
までの処理が行われる。この際、ステップS15では、
移動端末1は、対地ルータ装置8との間の通信経路を設
定するための制御信号を基地局2に対して送信する。
【0308】加入者階梯交換装置5の制御部5iは、制
御信号に含まれるサーバ装置10のアドレス情報、格納
部5aに格納された第2対応テーブルを通信部5g等を
介して、情報選択装置20の制御部20fへ送る。
【0309】情報選択装置20の制御部(判断部)20
fは、格納部20cに格納された第3対応テーブルを参
照して、上記サーバ装置10のアドレス情報に対応する
複数の対地ルータ装置のアドレス情報(y1、y2,y
3、、)を判断する。制御部20fは、第2対応テーブ
ルを参照して、判断した上記各対地ルータ装置8のアド
レス情報のうち、障害が生じていない旨の障害情報と対
応づけられている各対地ルータ装置のアドレス情報を判
断する(S470)。判断部20fが判断した各対地ル
ータ装置8のアドレス情報及び上記サーバ装置10のア
ドレス情報は、選択部20dに送られる。
【0310】情報選択装置20の選択部20dは、判断
部20fにより判断された各対地ルータ装置のアドレス
情報のうち、各対地ルータ装置8のアドレス情報に対応
づけられた経路通信能力を相互に比較し比較結果に基づ
いて、所定の対地ルータ装置8のアドレス情報を選択す
る(S471)。そして、実施の形態3で示したステッ
プS412以降の処理が行われる。なお、移動端末1か
らサーバ装置10へのデータ送信方法については、実施
の形態3で示した方法で行われる。
【0311】また、本変形例においても、通信経路を設
定しないで、移動端末1から所定サーバ装置10にデー
タを送信することも可能である。
【0312】本変形例によれば、実施の形態3の効果に
加えて、以下の効果を有する。即ち、障害が生じていな
い関門階梯交換装置7に中継送信を確実に行わせること
ができるので、ある関門階梯交換装置7に障害が生じて
いるような場合、障害が生じている関門階梯交換装置7
にデータを送信してしまうことにより、所定のサーバ装
置10にデータ送信するのが遅れたり、所定のサーバ装
置10にデータを送信することが最終的にできなかった
という事態を確実に防止できる。
【0313】なお、格納部20cに格納される第3対応
テーブルは、加入者階梯交換装置5ごとに用意すること
も可能である。そして、情報選択装置20の判断部20
f、選択部20dは、サーバ装置10のアドレス情報等
が送られた加入者階梯交換装置5によって、異なる第3
対応テーブルを用いて、対地ルータ装置8のアドレス情
報を選択するようにしてもよい(在圏型通信方法)。
【0314】実施の形態4.図29は、実施の形態4の
通信システムの構成図である。本実施の形態において
も、実施の形態1,2の構成と同一構成については同一
符号を付してその説明を省略する。本実施の形態におい
ては、複数のサーバ装置10の集合は、サーバ群として
まとめられている。また、本実施の形態においても、実
施の形態3と同じく、情報選択装置20が設けられてい
るが、その機能は、実施の形態3と異なる。
【0315】また、本実施の形態の通信システムにおい
ては、1つの関門階梯交換装置7に対して、複数の対地
ルータ装置8が接続されている。また、本実施の形態の
加入者階梯交換装置5の通信部5gは、情報選択装置2
0とデータ通信を行うことができる。
【0316】図30は、実施の形態4である情報選択装
置20の構成を示す図である。情報選択装置20は、加
入者階梯交換装置5と各種のデータの通信を行う通信部
20bと、格納部20cと、選択部20dと、各部を制
御したり、判断部の機能をもつ制御部20fとを有す
る。
【0317】格納部20c(第1格納部)は、各移動端
末1のアドレス情報と、複数のサーバ装置10の集合を
示すサーバ群に含まれるいずれかのサーバ装置10が移
動端末1に対して提供する情報の量、情報内容の種類等
の、情報の属性を示す属性情報と、が各々対応づけられ
た第1対応情報を、サーバ群(サーバ群のアドレス情
報)ごとに格納する。
【0318】具体的に以下に説明する。例えば、移動端
末1の利用者は、所定の事業社との間で契約等の取り決
めを行うことが一般的に行われる。そして、この所定の
事業社は、複数のサーバ装置10を管理している。この
所定の事業社が管理している複数のサーバ装置10の集
合をサーバ群という。
【0319】そして、移動端末1の利用者は、上記所定
の事業社との間で、例えば、利用者に提供する情報の量
の指定(トラフィック量が大きい情報、トラフィック量
が小さい情報)、利用者に提供する情報内容の種類の指
定など(朝向けの情報、昼時向けの情報、関東地域向け
の情報、関西地域向けの情報、女性向けの情報、男性向
けの情報など)各種の指定を行うことができる。なお、
利用者は、情報量や情報内容の種類の指定に限定され
ず、情報の属性に関する指定であれば、種々の指定が可
能である。また、サーバ群に含まれる各サーバ装置が保
持する情報は、各々、予め決められた情報の属性に関連
したものである。例えば、所定のサーバ群に含まれるサ
ーバ装置R1は、関東地域向けの情報を保持しており、
サーバ装置R2は、関西地域向けの情報を保持してい
る。
【0320】上記所定の事業社は、各利用者の移動端末
1のアドレス情報と、各利用者が指定した内容とを対応
づけた情報を、上記所定の事業社が管理するサーバ群を
特定する情報(例えば、アドレス情報)とともに、通信
システムの管理者に知らせる。同じように、複数の事業
社は、各利用者の移動端末のアドレス情報と、各利用者
が指定した内容とを対応づけた情報等を通信システムの
管理者に知らせる。
【0321】通信システムの管理者が、知らされた情報
を図示しない入力部などを用いて入力すると、制御部2
0fは、入力された情報に基づいて、上記第1対応情報
をサーバ群のアドレス情報ごとに生成し、格納部20c
に格納させる。
【0322】なお、移動端末のアドレス情報の代わり
に、移動端末1の利用者のID情報などを用いてもよ
い。
【0323】また、サーバ群のアドレス情報には、各属
性情報が対応づけられており、各属性情報には、サーバ
装置10(上記サーバ群に含まれるサーバ装置)のアド
レス情報が対応付けられており、上記サーバ装置10の
アドレス情報には、上記サーバ装置10にデータ送信す
る対地ルータ装置8のアドレス情報が対応づけられてお
り、格納部20c(第2格納部)は、上記サーバ群のア
ドレス情報を複数格納する。
【0324】格納部20cには、例えば、図31に示す
ように、各サーバ群のアドレス情報、各属性情報、各サ
ーバ装置10のアドレス情報、各対地ルータ装置8のア
ドレス情報が対応づけられた第4対応テーブルが格納さ
れている。以下、本実施の形態では、この第4対応テー
ブルを用いて説明する。
【0325】また、情報選択装置20の判断部20f
は、移動端末1から所定のサーバ群宛にデータを送る場
合、上記所定のサーバ群の第1対応情報を参照して、移
動端末1に対応する属性情報を判断する。
【0326】具体的に以下に説明する。上述したよう
に、移動端末1から通信経路設定のための制御信号が加
入者階梯交換装置5に送られる。加入者階梯交換装置5
の通信部5gに、上記制御信号が所定のサーバ群のアド
レス情報及び移動端末のアドレス情報とともに、送信さ
れる。通信部5gが上記制御信号、上記所定のサーバ群
のアドレス情報及び移動端末1のアドレス情報を制御部
5iへ送ると、制御部5iは、上記制御信号を保持す
る。また、制御部5iは、上記所定のサーバ群のアドレ
ス情報及び移動端末1のアドレス情報を通信部5g等を
介して、情報選択装置20の制御部20fに送る。
【0327】情報選択装置20の制御部20fは、格納
部20cにアクセスし、上記所定のサーバ群のアドレス
情報と対応づけられた第1対応情報を読み出し参照し
て、移動端末1のアドレス情報と対応する属性情報を判
断する。
【0328】例えば、所定のサーバ群のアドレス情報が
Aであり、上記所定のサーバ群Aに対応する第1対応情
報において、移動端末のアドレス情報c1、c2...
に対して、それぞれ属性情報β1、β2..が対応づけ
られている場合、移動端末1のアドレス情報がc2の場
合には、制御部(判断部)20fは、属性情報β2を判
断する。
【0329】選択部20d(第1選択部)は、所定のサ
ーバ群に含まれる複数のサーバ装置10のうち、判断部
20fにより判断された属性情報とに対応づけられたサ
ーバ装置10を選択する。具体的に以下に説明する。選
択部20dは、判断部20fから判断結果(所定のサー
バ群のアドレス情報、判断された属性情報)が送られた
場合、格納部20cにアクセスして、上記第4対応テー
ブル(図31参照)を読み出す。
【0330】そして、選択部20dは、上記第4対応テ
ーブルを参照して、上記所定のサーバ群に含まれるサー
バ装置10のアドレス情報を取得する(a1,a2、a
3..)。そして、選択部20dは、各サーバ装置のア
ドレス情報(a1,a2、a3..)のうち、判断部2
0fにより判断された属性情報(β2)に対応づけられ
たサーバ装置のアドレス情報(a2)及びこのアドレス
情報に対応する対地ルータ装置のアドレス情報(y2)
を選択する。なお、判断された属性情報(β2)に対応
づけられたサーバ装置10のアドレス情報に、複数の対
地ルータ装置のアドレス情報が対応づけられていた場合
には、例えば、ラウンドロビン方式により、いずれか1
つのアドレス情報を選択する。
【0331】選択部20dは、選択したサーバ装置10
のアドレス情報、このアドレス情報に対応する所定のサ
ーバ群のアドレス情報、上記対地ルータ装置8のアドレ
ス情報を制御部20fを介して通信部20bに送る。通
信部(提供部)20bは、これらの情報及び移動端末1
のアドレス情報を、加入者階梯交換装置5に送る(提供
する)。
【0332】加入者階梯交換装置5の送信部5hは、移
動端末1から送信された所定のサーバ群宛のデータにつ
いて、選択部20dにより選択されたサーバ装置10に
対応する対地ルータ装置8を経由して、上記サーバ装置
10宛に送信する。
【0333】具体的に以下に説明する。選択されたサー
バ装置10のアドレス情報、対地ルータ装置のアドレス
情報等は、通信部5g等を介して、加入者階梯交換装置
5の制御部5iに送られる。制御部5iは、これらの情
報を保持する。そして、制御部5iは、格納部5aから
第1対応テーブルを読み出し、第1対応テーブルを参照
して、上記対地ルータ装置のアドレス情報と対応する関
門階梯交換装置7のアドレス情報を取得する。
【0334】そして、制御部5iは、通信部5h等を介
して、上記関門階梯交換装置7のアドレス情報に基づい
て、制御信号及び上記対地ルータ装置8のアドレス情報
を、関門階梯交換装置7へ送る。すると、上述したよう
に、関門階梯交換装置7と加入者階梯交換装置5との間
における通信経路が設定される。
【0335】そして、関門階梯交換装置7の制御部7f
は、通信部7e等を介して、上記対地ルータ装置8のア
ドレス情報に基づいて、制御信号を、対地ルータ装置8
へ送る。対地ルータ装置8は、上記関門階梯交換装置7
からのデータを受信するように設定する。これにより、
関門階梯交換装置7と対地ルータ装置8との間における
通信経路が設定される。
【0336】対地ルータ装置8から、移動端末1との間
で通信経路が設定された旨を示す応答信号を加入者階梯
交換装置5の制御部5iが取得すると、制御部5iは、
送信元アドレス情報が上記移動端末1のアドレス情報で
あり、宛先アドレス情報が所定のサーバ群のアドレス情
報のデータについては、上記選択されたサーバ装置のア
ドレス情報、上記選択されたサーバ装置宛に送信する旨
をデータに与える。
【0337】制御部5iは、通信部5g、制御局3等を
介して、応答信号を移動端末1に送信する。なお、応答
信号には、関門階梯交換装置7のアドレス情報、対地ル
ータ装置8のアドレス情報が含まれる。これにより、移
動端末1及び対地ルータ装置8間の通信経路が設定され
ることになる。
【0338】そして、移動端末1から所定のサーバ群宛
のデータが、所定のサーバ群のアドレス情報とともに基
地局2等を介して、加入者階梯交換装置5の制御部5i
に送られる。この際、上記データには、関門階梯交換装
置7のアドレス情報、対地ルータ装置8のアドレス情
報、上記関門階梯交換装置7及び上記対地ルータ装置8
を経由する旨が与えられている。
【0339】データに与えられた送信元アドレス情報
が、制御部5iが保持している移動端末1のアドレス情
報であり、宛先アドレス情報が、制御部5iが保持して
いるサーバ群のアドレス情報である場合には、加入者階
梯交換装置5の制御部5iは、上記選択されたサーバ装
置10のアドレス情報、上記サーバ装置10宛に送信す
る旨をデータに与える。そして、送信部5hは、上記対
地ルータ装置8等を経由して、宛先が上記選択されたサ
ーバ装置となるように、データを関門階梯交換装置7に
送信する。
【0340】(通信方法)上述した構成を有する通信シ
ステムを用いた通信方法について、以下に説明する。図
32に示すフローチャート図を用いて、先ず、移動端末
1と対地ルータ装置8との間における通信経路設定のた
めに行われる通信方法について以下に説明する。なお、
図5に示すシーケンス図,図25に示すフローチャート
図と同一処理については、同一符号を付してその説明を
省略し、類似の処理については、同一符号を付して、異
なる点のみを説明し、異なる処理について異なる符号を
付して詳細に説明する。
【0341】先ず、実施の形態1で示したステップS1
0からS30までの処理が行われる。この場合、宛先サ
ーバ装置10のアドレス情報は、宛先サーバ群のアドレ
ス情報に置き換える。また、ステップS15では、移動
端末1は、対地ルータ装置8との間の通信経路を設定す
るための制御信号を基地局2に対して送信する。これ以
外の処理は、実施の形態1で説明した処理と同じであ
る。
【0342】加入者階梯交換装置5の制御部5iは、制
御信号を保持するとともに、制御信号に含まれる宛先ア
ドレス情報であるサーバ群のアドレス情報及び移動端末
1のアドレス情報を通信部5g等を介して、情報選択装
置20の制御部20fに送信する。
【0343】情報選択装置20の制御部(判断部)20
fは、格納部20cにアクセスし、上記所定のサーバ群
のアドレス情報と対応づけられた第1対応情報を読み出
し参照して、送られた移動端末1のアドレス情報と対応
する属性情報を判断する(S600)。判断部20f
は、判断結果(所定のサーバ群のアドレス情報、判断さ
れた属性情報、移動端末1のアドレス情報)を選択部2
0dに送る。
【0344】選択部20dは、格納部20cにアクセス
して、上記第4対応テーブルを読み出す。そして、選択
部20dは、上記第4対応テーブルを参照して、上記所
定のサーバ群に含まれる複数のサーバ装置10のアドレ
ス情報を取得する。そして、選択部20dは、各サーバ
装置10のアドレス情報のうち、判断部20fにより判
断された属性情報に対応づけられたサーバ装置10のア
ドレス情報及びこのアドレス情報に対応する対地ルータ
装置のアドレス情報を選択する(S601)。
【0345】選択部20dは、選択したサーバ装置10
のアドレス情報及び対地ルータ装置8のアドレス情報、
サーバ群のアドレス情報、移動端末1のアドレス情報を
通信部20b等を介して、加入者階梯交換装置5の制御
部5iに送る。
【0346】そして、ステップS412からステップS
418、ステップS73からS75の処理が行われる。
【0347】この際、S418の後、関門階梯交換装置
7から送られた応答信号を加入者階梯交換装置5の制御
部5iが取得した場合、制御部5iは、送信元アドレス
情報が上記移動端末1のアドレス情報であり、宛先アド
レス情報が所定のサーバ群のアドレス情報のデータにつ
いては、上記選択部20dにより選択されたサーバ装置
10のアドレス情報、上記サーバ装置10宛に送信する
旨をデータに与えるように設定する。
【0348】そして、図8に示すように、移動端末1か
ら所定サーバ装置10へのデータ送信の動作が行われる
(S80からS86)。この際、ステップS80では、
移動端末1は、応答信号に含まれていた関門階梯交換装
置のアドレス情報、対地ルータ装置のアドレス情報、上
記関門階梯交換装置及び対地ルータ装置を経由する旨を
所定のデータに与える。
【0349】ここで、ステップS83では、加入者階梯
交換装置5の制御部5iは、移動端末1から送信されて
きた所定サーバ群宛のデータについて、選択された対地
ルータ装置8及び関門階梯交換装置7を経由して、選択
されたサーバ装置が宛先となるように、上記データを上
記関門階梯交換装置7に送信する。
【0350】また、ステップS84では、関門階梯交換
装置7の制御部7fは、送られてきたデータについて、
データに与えられた対地ルータ装置8のアドレス情報に
基づいて、通信部7eを介して、対地ルータ装置8に送
信する。
【0351】(作用効果)本実施の形態によれば、判断
部20fは、上記所定のサーバ群の第1対応情報を参照
して、上記移動端末1に対応する属性情報を判断でき
る。そして、選択部20dは、所定のサーバ群の複数の
サーバ装置のうち、判断された属性情報に対応するサー
バ装置を選択できる。そして、送信部5hは、選択され
たサーバ装置10に、情報配信要求等のデータを送信す
ることができる。
【0352】この結果、例えば、各属性情報に対応する
サーバ装置に、上記属性情報に関連する情報(例えば、
属性情報が特定地域向けである場合、属性情報に関連す
る情報とは、特定地域向けの情報のことをいう)を保持
させることにより、以下のような作用、効果が得られ
る。
【0353】即ち、利用者は、例えば、自分が所望する
属性情報に関連する情報を提供するサーバ装置の宛先を
気にしないで、所定のサーバ群を特定する情報(例え
ば、事業社を特定する情報など)を移動端末に入力しさ
えすれば、判断部20fは、移動端末(利用者)に対応
する属性情報(利用者が所望する属性情報)を判断し、
選択部20dは、所定のサーバ群の複数のサーバ装置の
うち、判断した属性情報に関連する情報を提供するサー
バ装置を選択し、送信部5hは、上記選択したサーバ装
置10に、例えば、利用者からの情報配信要求(デー
タ)を送信できる。この結果、上記サーバ装置10は、
移動端末1に対して、移動端末に対応する属性情報に関
連する情報を、配信することが可能となる。
【0354】従って、本実施の形態によれば、利用者の
利便性を向上させることが可能な通信システムの実現が
達成できる。また、本実施の形態の通信システムを用い
れば、各利用者に負担をかけないで、上記利用者の欲し
い情報が各サーバ装置10から、利用者の移動端末に配
信されることが可能となる。
【0355】(変形例1)上述した実施の形態4では、
先ず、移動端末1と対地ルータ装置8との間の通信経路
が設定されてから、移動端末1から上記対地ルータ装置
8を介して、所定サーバ装置10にデータを送信するよ
うにしていたが、以下に示すように、上記通信経路を設
定しないで、移動端末1から所定サーバ装置にデータを
送信する方法もある。
【0356】図9に示すシーケンス図、図32に示すフ
ローチャート図を用いて、本変形例の動作を説明する
が、図9、図32と同一処理については、その説明を省
略し、類似の処理については、異なる点のみを説明す
る。
【0357】先ず、ステップS90からS94の処理が
行われる。その後、ステップS600、S601、S4
12の処理が行われる。
【0358】そして、加入者階梯交換装置5の制御部5
iは、S412で取得した関門階梯交換装置7のアドレ
ス情報に基づいて、通信部5h等を介して、上記関門階
梯交換装置7の制御部7fに、データを送信する。この
際、制御部5iは、データに上記対地ルータ装置8のア
ドレス情報及び選択したサーバ装置のアドレス情報1
0、これらの装置を経由する旨を与える。
【0359】関門階梯交換装置7の制御部7fは、デー
タに付与された対地ルータ装置8のアドレス情報に基づ
いて、上記対地ルータ装置8に通信部5h等を介して、
データを送信する。その後、対地ルータ装置8は、デー
タを、選択されたサーバ装置10のアドレス情報に基づ
いて、公衆ネットワークの各ルータ装置を介して、所定
のサーバ装置10に送信する。
【0360】(変形例2)上述した実施の形態4の制御
部20fにおいて、実施の形態3で示した算出部の機能
を設け、格納部20cには、図33に示すように、第4
対応テーブルにおいて、対地ルータ装置8のアドレス情
報に、経路通信能力を対応づけるようにしてもよい。
【0361】そして、選択部20dは、所定のサーバ群
に含まれる各サーバ装置のアドレス情報のうち、判断部
20fにより判断された属性情報に対応付けられたサー
バ装置10のアドレス情報を選択した後、以下のように
して、選択したサーバ装置10のアドレス情報に対応す
る複数の対地ルータ装置8のアドレス情報のうち、所定
の対地ルータ装置8のアドレス情報を選択するようにし
てもよい。
【0362】図33を用いて以下に説明する。選択部2
0dは、上記第4対応テーブルを参照して、選択したサ
ーバ装置10のアドレス情報(a3)に対応する複数の
対地ルータ装置のアドレス情報(y3、y4)のうち、
上記アドレス情報に対応づけられた経路通信能力(α
3、α4)を相互に比較し比較結果に基づいて、例え
ば、最も通信能力の高い経路通信能力(α3)に対応づ
けられた対地ルータ装置8のアドレス情報(y3)を選
択するようにしてもよい。
【0363】本変形例によれば、実施の形態4の効果に
加えて、さらに実施の形態3の効果を有することができ
る。
【0364】(変形例3)また、上述した実施の形態3
の通信システムの機能と、実施の形態4の通信システム
の機能を組み合わせることも可能である。
【0365】情報選択装置20の判断部20fは、実施
の形態3の判断部の機能、実施の形態4の判断部の機能
を有する。情報選択装置20の選択部20dは、実施の
形態3の選択部の機能、実施の形態4の選択部の機能を
有する。
【0366】そして、格納部20cには、図34に示す
ように、図22の対応テーブル及び図33の対応テーブ
ルを1つにしたテーブルが格納されている。なお、図2
2の対応テーブル及び図33の対応テーブルは別々に格
納されていてもよい。
【0367】そして、情報選択装置20の制御部20f
が、加入者階梯交換装置5から宛先サーバ装置10のア
ドレス情報を取得した場合、S410以降の処理(実施
の形態3の処理)が行われるようにし、制御部20f
が、加入者階梯交換装置5から宛先サーバ群のアドレス
情報を取得した場合、S600以降の処理(実施の形態
4の処理)が行われるようにしてもよい。
【0368】(変形例4)上述した実施の形態4の通信
システムは、以下のように変形することができる。な
お、本変形例において、実施の形態4と同一構成、機能
については説明を省略する。本変形例においても、加入
者階梯交換装置5の通信不能検出部5c、通信判断部7
cは、実施の形態3の変形例2の機能を有する。なお、
通信不能検出部5cは、情報選択装置20に設けられて
いても良い。
【0369】本変形例の選択部(第2選択部)20d
は、通信不能検出部5cにより中継送信できないことが
検出された場合、既に選択したサーバ装置10に対応す
る各対地ルータ装置8のうち、選択した対地ルータ装置
8以外の所定の対地ルータ装置8を選択する。
【0370】具体的に説明する。加入者階梯交換装置5
の通信不能検出部5cにより中継送信できない旨、所定
の対地ルータ装置のアドレス情報、選択したサーバ装置
のアドレス情報が通信部5g等を介して、情報選択装置
20の選択部20dに送られる。この際、所定の対地ル
ータ装置のアドレス情報には、中継送信できない旨が対
応づけられている。
【0371】選択部20dは、格納部20cから第4対
応テーブルを読み出し参照して、選択したサーバ装置1
0のアドレス情報に対応づけられた各対地ルータ装置8
のアドレス情報のうち、中継送信できない旨が対応づけ
られた対地ルータ装置8のアドレス情報以外の対地ルー
タ装置8のアドレス情報を選択する。
【0372】この場合の選択の仕方としては、例えば、
ラウンドロビン式でもよいし、変形例3のように、対地
ルータ装置に対応付けられた経路通信能力に基づいて、
対地ルータ装置のアドレス情報を選択しても良い。
【0373】選択部20dは、選択した対地ルータ装置
8のアドレス情報を、上記サーバ装置10のアドレス情
報と対応づけて、制御部20fを介して、通信部20b
に送る。通信部(提供部)20bは、選択した対地ルー
タ装置8のアドレス情報を、上記サーバ装置10のアド
レス情報と対応づけて、加入者階梯交換装置5の制御部
5iに送る(提供する)。
【0374】また、本変形例の情報選択装置20は、選
択回数管理部(図示せず)及び通信中止判断部(図示せ
ず)を有する。本変形例の選択回数管理部は、実施の形
態3の変形例2の選択回数管理部の機能を有し、本変形
例の通信中止判断部は、実施の形態3の変形例2の通信
中止判断部の機能を有する。但し、本変形例の選択回数
管理部は、選択部20d(第2選択部)が対地ルータ装
置8を選択した回数について管理する。
【0375】(通信方法)上述した構成を有する通信シ
ステムを用いた通信方法を図35に示すフローチャート
図を用いて、以下に説明する。なお、実施の形態3の変
形例2で示した処理と同一処理については、その説明を
省略する。また、図5、図32と同一処理については、
同一符号を付してその説明を省略し、類似の処理につい
ては、同一符号を付して、異なる点のみを説明し、異な
る処理について異なる符号を付して詳細に説明する。
【0376】実施の形態4で示したステップS601,
S412、S413の処理の後、図5に示したステップ
S50の処理が行われる(通信判断部が中継送信できる
かの判断)。ここでは、中継送信できないと判断された
とする。
【0377】そして、通信判断部7cが中継送信できな
い旨を対地ルータ装置8のアドレス情報ともに加入者階
梯交換装置5の通信不能検出部5cに送る(S52)。
加入者階梯交換装置5の通信不能検出部5cは、関門階
梯交換装置7が対地ルータ装置8に中継送信できない旨
を検出し(S610)、その旨を対地ルータ装置8のア
ドレス情報とともに制御部5iに送る。制御部5iは、
中継送信できない旨、対地ルータ装置のアドレス情報、
選択されたサーバ装置のアドレス情報を通信部5g等を
介して、情報選択装置20の選択部20dに送る。
【0378】そして、選択部20dは、格納部20cか
ら第4対応テーブルを読み出し参照して、選択したサー
バ装置10のアドレス情報に対応づけられた各対地ルー
タ装置8のアドレス情報のうち、中継送信できない旨が
対応づけられた対地ルータ装置8のアドレス情報以外の
対地ルータ装置8のアドレス情報を選択する(S61
1)。また、ステップS610、S611の処理と並行
して、選択回数管理部による動作、通信中止判断部によ
る動作も行われる(S560からS570)。
【0379】その後、選択部20dは、選択した対地ル
ータ装置8のアドレス情報を、上記所定のサーバ装置1
0のアドレス情報と対応づけて、制御部20fを介し
て、通信部20bに送る。通信部(提供部)20bは、
選択した対地ルータ装置8のアドレス情報を、上記所定
のサーバ装置10のアドレス情報と対応づけて、加入者
階梯交換装置5の制御部5iに送る(提供する)。そし
て、ステップS412、S413、S50の処理が行わ
れる。ステップS50では、中継送信できると判断され
たとする。この場合には、S415からS418、S7
3からS75までの処理が行われる。
【0380】移動端末1からサーバ装置10へのデータ
送信方法については、実施の形態4で示した方法で行わ
れる。なお、本変形例においても、通信経路を設定しな
いで、移動端末から所定サーバ装置にデータを送信する
ことも可能である。
【0381】本変形例によれば、実施の形態4の効果に
加えて、以下の効果を有する。即ち、選択した対地ルー
タ装置8に接続された関門階梯交換装置7が中継送信で
きないような事態になっても、既に選択した対地ルータ
装置8以外の対地ルータ装置8を選択できるので、移動
端末1から別の対地ルータ装置8を介して、所定サーバ
装置10にデータを送信することができる。
【0382】(変形例5)実施の形態4においても、実
施の形態3の変形例3のように変形することが可能であ
る。なお、本変形例において、実施の形態4と同一構
成、機能については説明を省略する。
【0383】加入者階梯交換装置5の格納部5i(第3
格納部)に格納されている第2対応テーブル、障害検出
部5kの機能、書き換え部5iの機能は、実施の形態3
の変形例3と同じである。
【0384】情報選択装置20の選択部20d(第2選
択部)は、上記第2対応テーブルを参照して、選択され
たサーバ装置に対応する各対地ルータ装置8のうち、障
害が生じていない旨の障害情報と対応づけられた対地ル
ータ装置8を選択する。
【0385】具体的に以下に説明する。加入者階梯交換
装置5の制御部5iは、格納部5aから読み出した第2
対応テーブルを通信部5g等を介して、情報選択装置2
0の選択部20dに送る。選択部20dは、所定のサー
バ装置10を選択した後、格納部20cに格納された第
4対応テーブルを参照して、選択したサーバ装置10の
アドレス情報に対応する複数の対地ルータ装置8のアド
レス情報を判断する。
【0386】そして、選択部20dは、送られた第2対
応テーブルを参照して、上記判断した複数の対地ルータ
装置8のアドレス情報のうち、障害が生じていない旨の
障害情報と対応づけられている対地ルータ装置8のアド
レス情報を選択する。
【0387】この際、選択した対地ルータ装置8のアド
レス情報が複数ある場合には、選択部20dは、ラウン
ドロビン式で所定の対地ルータ装置8のアドレス情報を
選択してもよいし、変形例2のようにして、各対地ルー
タ装置8に対応づけられた経路通信能力に基づいて、所
定の対地ルータ装置8のアドレス情報を選択しても良
い。
【0388】選択部20dは、選択した対地ルータ装置
8のアドレス情報を、上記所定のサーバ装置10のアド
レス情報と対応づけて、制御部20fを介して、通信部
20bに送る。通信部(提供部)20bは、選択した対
地ルータ装置8のアドレス情報を、上記所定のサーバ装
置10のアドレス情報と対応づけて、加入者階梯交換装
置5の制御部5iに送る(提供する)。
【0389】なお、格納部20cは、上記第2対応テー
ブルを格納するようにしてもよい。そして、制御部20
fは、障害検出部5kの機能、書き換え部5i、回復検
出部5nの機能を有するようにしてもよい。
【0390】(通信方法)上述した構成を有する通信シ
ステムを用いた通信方法について以下に説明する。な
お、実施の形態2、実施の形態3で示した処理と同一処
理については、その説明を省略する。また、図17、図
25,図32と同一処理については、同一符号を付して
その説明を省略し、類似の処理については、同一符号を
付して、異なる点のみを説明し、異なる処理について異
なる符号を付して詳細に説明する。なお、障害情報の登
録方法、関門階梯交換装置の回復登録方法は、実施の形
態2で示した方法と同様にして行われる。
【0391】先ず、ステップS10からステップS30
までの処理が行われる。この際、ステップS15では、
移動端末1は、対地ルータ装置8との間の通信経路を設
定するための制御信号を基地局2に対して送信する。ま
た、ステップS30では、加入者階梯交換装置5の制御
部5iは、格納部5aから読み出した第2対応テーブル
を通信部5g等を介して、情報選択装置20の選択部2
0dに送る。
【0392】その後、ステップS600の処理が行われ
る。そして、選択部20dは、格納部20cに格納され
た第4対応テーブルを参照して、選択したサーバ装置1
0のアドレス情報に対応する複数の対地ルータ装置8の
アドレス情報を判断する。そして、選択部20dは、送
られた第2対応テーブルを参照して、障害が生じていな
い旨の障害情報と対応づけられている対地ルータ装置8
のアドレス情報を選択する。それ以降はS412からS
418、ステップS73からS75までの処理が行われ
る。
【0393】本変形例によれば、実施の形態4の効果に
加えて、以下の効果を有する。即ち、障害が生じていな
い関門階梯交換装置7に中継送信を確実に行わせること
ができるので、ある関門階梯交換装置7に障害が生じて
いるような場合、障害が生じている関門階梯交換装置7
にデータを送信してしまうことにより、所定のサーバ装
置10にデータ送信するのが遅れたり、所定のサーバ装
置10にデータを送信することが最終的にできなかった
という事態を確実に防止できる。
【0394】なお、実施の形態4及びその各変形例の説
明においては、サーバ群のアドレス情報のほかに、上記
サーバ群に含まれるサーバ装置のアドレス情報が用いら
れていたが、サーバ装置のアドレス情報が用いられない
ようにしてもよい。即ち、サーバ群のアドレス情報と、
属性情報に基づいて、加入者階梯交換装置5が、所定の
サーバ装置(上記サーバ群に含まれるサーバ装置)に制
御信号やデータを送るようにしてもよい。
【0395】また、通信システムにおいて、情報選択装
置20及び加入者階梯交換装置5を設けないで、上述し
た情報選択装置20(実施の形態3,4、実施の形態
3,4の各変形例)の機能及び加入者階梯交換装置5の
機能をともに有する1つの通信装置を設けるようにして
もよい。また、加入者階梯交換装置5が、上述した情報
選択装置20の機能を有するようにしてもよい。
【0396】また、この通信装置と、実施の形態2の変
形例2で示した通信装置を組み合わせて、1つの通信装
置とすることも可能である。また、情報選択装置20の
機能について、一部は、加入者階梯交換装置5に持た
せ、残りの部分のみを情報選択装置20が持つようにし
ても良い。また、加入者階梯交換装置の機能について
も、一部は、情報選択装置20に持たせ、残りの部分の
みを加入者階梯交換装置が持つようにしても良い。
【0397】また、通信システムに、各通信経路中に存
在する装置のCPU稼働率、データ廃棄率、メモリ使用
率等を定期的に計測するともに、各装置間の伝送回線の
通信データ量等を定期的に計測する計測部(図示せず)
を設けても良い。
【0398】そして、計測部は、定期的に計測した値を
算出部20fに送るようにしてもよい。そして、算出部
20fは、定期的に、各通信経路についての経路通信能
力を算出するようにしてもよい。そして、書き換え部2
0fは、算出部20fにより算出された経路通信能力に
基づいて、格納部20cに格納された第3対応テーブル
(図22)を定期的に書き換えるようにしてもよい。
【0399】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、ある交換装置が所定サーバ装置に対して中継送
信ができなくなったような場合でも、他の交換装置に中
継送信を行わせることができるので、従来に比べ確実に
移動端末から所定サーバ装置にデータを送ることができ
る。この結果、1つの交換装置への負荷を分散すること
ができ、システムやネットワーク全体の負荷を低減させ
ることができる。また、所定サーバ装置へデータ送信が
されない事態を少なくすることができる。
【0400】また、本発明によれば、選択した第2交換
装置を経由する通信経路を介して、第1交換装置から所
定のサーバ装置にデータが送信されることにより、通信
状態が良好なデータ送信(例えば、所定量のデータを速
く送信するとか、)の実現が可能となる。この結果、サ
ーバ装置に、データが到着するのが遅くなったり、デー
タ落ちが多かったり、ネットワークの混雑を招いたり、
ネットワーク上の装置の輻輳を誘発してしまう事態を防
止することができる。
【0401】また、本発明によれば、利用者の利便性を
向上させることが可能な通信システムの実現が達成でき
る。また、本発明によれば、各利用者に負担をかけない
で、上記利用者の欲しい情報が各サーバ装置から、利用
者の移動端末に配信されることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1である通信システムの構成を示す
図である。
【図2】実施の形態1である加入者階梯交換装置の構成
を示す図である。
【図3】実施の形態1である格納部に格納された第1対
応テーブルの構成を示す図である。
【図4】実施の形態1である関門階梯交換装置の構成を
示す図である。
【図5】実施の形態1である通信システムを用いた通信
方法を示すシーケンス図である。
【図6】実施の形態1である通信システムを用いた通信
方法の一部を示すフローチャート図である。
【図7】実施の形態1である通信システムを用いた通信
方法の一部を示すフローチャート図である。
【図8】実施の形態1である通信システムを用いた通信
方法を示すシーケンス図である。
【図9】実施の形態1の変形例1の通信システムを用い
た通信方法を示すシーケンス図である。
【図10】実施の形態1の変形例1の通信システムを用
いた通信方法の説明を補足するための概念図である。
【図11】実施の形態2である加入者階梯交換装置の構
成を示す図である。
【図12】実施の形態2である格納部に格納された第2
対応テーブルの構成を示す図である。
【図13】実施の形態2である関門階梯交換装置の構成
を示す図である。
【図14】実施の形態2である通信システムを用いた障
害情報の登録方法を示すフローチャート図である。
【図15】実施の形態2である通信システムを用いた障
害情報の登録方法の説明を補足するための概念図であ
る。
【図16】実施の形態2である通信システムを用いた関
門階梯交換装置の回復登録方法を示すシーケンス図であ
る。
【図17】実施の形態2である通信システムを用いた通
信方法を示すシーケンス図である。
【図18】実施の形態2の変形例1である通信システム
を用いた通信方法を示すシーケンス図である。
【図19】実施の形態2の変形例1の通信システムを用
いた通信方法の説明を補足するための概念図である。
【図20】実施の形態3である通信システムの構成を示
す図である。
【図21】実施の形態3である通信選択装置の構成を示
す図である。
【図22】実施の形態3の格納部に格納された第3対応
テーブルの一例を示す図である。
【図23】実施の形態3における経路通信能力を説明す
るための補足図である。
【図24】実施の形態3の通信方法の一部を説明するた
めのフローチャート図である。
【図25】実施の形態3の通信方法の一部を説明するた
めのフローチャート図である。
【図26】実施の形態3の変形例2の情報選択装置の構
成を示す図である。
【図27】実施の形態3の変形例2の通信方法の一部を
説明するためのフローチャート図である。
【図28】実施の形態3の変形例3の通信方法の一部を
説明するためのフローチャート図である。
【図29】実施の形態4である通信システムの構成を示
す図である。
【図30】実施の形態4である情報選択装置の構成を示
す図である。
【図31】実施の形態4の格納部に格納された第4対応
テーブルの一例を示す図である。
【図32】実施の形態4の通信方法の一部を説明するた
めのフローチャート図である。
【図33】実施の形態4の格納部に格納された第4対応
テーブルの一例を示す図である。
【図34】第3対応テーブル及び第4対応テーブルを組
み合わせたテーブルの一例を示す図である。
【図35】実施の形態4の変形例4の通信方法の一部を
説明するためのフローチャート図である。
【図36】第1の従来の技術である通信システムの構成
を示す図である。
【図37】第2の従来の技術である通信システムの構成
を示す図である。
【図38】第2の従来の技術である通信システムの問題
点を説明するための概念図である。
【図39】第2の従来の技術である通信システムの問題
点を説明するための概念図である。
【図40】第1の従来の技術である通信システムの問題
点を説明するための概念図である。
【図41】第2の従来の技術である通信システムの構成
を説明するための概念図である。
【符号の説明】
1 移動端末 2 基地局 3 制御局 4 無線ネットワーク 5,105 加入者階梯交換装置 5a,7a 格納部 5b 取得部 5c 通信不能検出部 5d 選択部 5e,20g 選択回数管理部 51 選択判断部 52 カウント部 53 減算部 5f,20h 通信中止判断部 5g 無線ネットワーク側通信部 5h,7d コアネットワーク側通信部 5i,7f 制御部 5j 状態監視部 5k 障害検出部 5n 回復検出部 5m 障害情報取得部 6,106 コアネットワーク 7、71、72,107 関門階梯交換装置 7b 状態管理部 7c 通信判断部 7e 公衆ネットワーク側通信部 7g 正常状態応答部 8,108 対地ルータ装置 9,109 公衆ネットワーク 10,110 サーバ装置 20 情報選択装置 20b 通信部 20c 格納部 20d 選択部 20f 制御部 120,125 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 祐吉 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HD03 HD05 KA05 LB08 LE03 5K051 AA03 CC07 DD01 FF04 FF17 FF18 LL01 5K067 AA28 AA35 AA44 BB21 EE02 EE10 EE16 FF18 GG01 GG11 GG21 HH21 LL01 LL05 LL14

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動端末と、当該移動端末から無線ネッ
    トワークを介して送られたデータを、サーバ装置に中継
    送信する交換装置とを有する通信システムであって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報とが対応づけ
    られたテーブルが格納されている格納手段と、 移動端末から送られた所定のサーバ装置宛のデータにつ
    いて、所定の交換装置が前記所定のサーバ装置に中継送
    信できないことを検出する通信不能検出手段と、 前記通信不能検出手段による検出結果に基づいて、前記
    テーブルと、前記所定のサーバ装置を特定する情報とを
    参照して、前記所定のサーバ装置に対応する交換装置の
    うち、前記所定の交換装置以外の交換装置を選択する選
    択手段と、 前記選択手段により選択された交換装置に、前記データ
    を送信する送信手段とを有することを特徴とする通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記データについて、前記選択手段によ
    る選択回数を管理する選択回数管理手段と、 前記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記デー
    タを前記所定のサーバ装置に送信しないことを判断する
    通信中止判断手段とを有することを特徴とする請求項1
    に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 移動端末と、当該移動端末から無線ネッ
    トワークを介して送られたデータを、サーバ装置に中継
    送信する交換装置とを有する通信システムであって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報及び当該交換
    装置が中継送信を行うのに障害が生じているか否かを示
    す障害情報と、が対応づけられたテーブルが格納されて
    いる格納手段と、 各交換装置が中継送信を行うのに障
    害が生じていることを検出する障害検出手段と、 前記障害検出手段により障害が検出された場合には、前
    記テーブルの障害情報を書き換える書き換え手段と、 前記移動端末から送られた所定のサーバ装置宛のデータ
    について、前記テーブルと、前記所定のサーバ装置を特
    定する情報とを参照して、前記所定のサーバ装置に対応
    する交換装置のうち、前記障害が生じていない交換装置
    を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された交換装置に、前記データ
    を送信する送信手段とを有することを特徴とする通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記交換装置が中継送信を行うのに生じ
    ていた障害の回復を検出する回復検出手段を有し、 前記書き換え手段は、前記回復検出手段により回復が検
    出された場合、前記テーブルのうち、前記交換装置の障
    害情報を書き換えることを特徴とする請求項3に記載の
    通信システム。
  5. 【請求項5】 移動端末から無線ネットワークを介して
    データを受信するとともに、サーバ装置へ中継通信を行
    う交換装置へデータを送信する通信装置であって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報とが対応づけ
    られたテーブルが格納されている格納手段と、 前記移動端末から送られた前記所定のサーバ装置宛のデ
    ータについて、所定の交換装置が前記所定のサーバ装置
    に中継送信できないことを検出する通信不能検出手段
    と、 前記通信不能検出手段による検出結果に基づいて、前記
    テーブルと、前記所定のサーバ装置を特定する情報とを
    参照して、前記所定のサーバ装置に対応する前記交換装
    置のうち、前記所定の交換装置以外の交換装置を選択す
    る選択手段と、 前記選択手段により選択された交換装置に前記データを
    送信する送信手段とを有することを特徴とする通信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記データについて、前記選択手段によ
    る選択回数を管理する選択回数管理手段と、 前記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記デー
    タを前記所定のサーバ装置に送信しないことを判断する
    通信中止判断手段とを有することを特徴とする請求項5
    に記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 移動端末から無線ネットワークを介して
    データを受信するとともに、サーバ装置へ中継通信を行
    う交換装置へデータを送信する通信装置であって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報及び当該交換
    装置が中継送信を行うのに障害が生じているか否かを示
    す障害情報と、が対応づけられたテーブルが格納されて
    いる格納手段と、 各交換装置が中継送信を行うのに障
    害が生じていることを検出する障害検出手段と、 前記障害検出手段により障害が検出された場合には、前
    記テーブルの障害情報を書き換える書き換え手段と、 前記移動端末から送られた所定のサーバ装置宛のデータ
    について、前記テーブルと、前記所定のサーバ装置を特
    定する情報とを参照して、前記所定のサーバ装置に対応
    する交換装置のうち、前記障害が生じていない交換装置
    を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された交換装置に、前記データ
    を送信する送信手段とを有することを特徴とする通信装
    置。
  8. 【請求項8】 交換装置が中継送信を行うのに生じてい
    た障害の回復を検出する回復検出手段を有し、 前記書き換え手段は、回復検出手段により回復が検出さ
    れた場合、前記テーブルのうち、前記交換装置の障害情
    報を書き換えることを特徴とする請求項7に記載の通信
    装置。
  9. 【請求項9】 移動端末から無線ネットワークを介して
    データを受信するとともに、サーバ装置へ中継通信を行
    う交換装置へデータを送信する通信方法であって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報とが対応づけ
    られたテーブルを格納手段に格納するステップと、 前記移動端末から送られた前記所定のサーバ装置宛のデ
    ータについて、所定の交換装置が前記所定のサーバ装置
    に中継送信できないことを検出するステップと、 検出結果に基づいて、前記テーブルと、前記所定のサー
    バ装置を特定する情報とを参照して、前記所定のサーバ
    装置に対応する交換装置のうち、前記所定の交換装置以
    外の交換装置を選択するステップと、 選択された交換装置に前記データを送信する送信ステッ
    プとを有することを特徴とする通信方法。
  10. 【請求項10】 移動端末と、当該移動端末から無線ネ
    ットワークを介して送られたデータをサーバ装置に中継
    送信する交換装置と、の間の通信経路を設定する通信シ
    ステムであって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報とが対応づけ
    られたテーブルが格納されている格納手段と、 移動端末から所定のサーバ装置にデータを送る前に、所
    定の交換装置が前記所定のサーバ装置に中継送信できな
    いことを検出する通信不能検出手段と、 前記通信不能検出手段による検出結果に基づいて、前記
    テーブルと、前記所定のサーバ装置を特定する情報とを
    参照して、前記所定のサーバ装置に対応する交換装置の
    うち、前記所定の交換装置以外の交換装置を選択する選
    択手段と、 前記選択手段により選択された交換装置に対して、前記
    移動端末から送られた前記通信経路を設定するための制
    御信号を送信する送信手段とを有し、 前記交換装置は、前記制御信号を受信した場合、前記移
    動端末との間で、前記通信経路を設定することを特徴と
    する通信システム。
  11. 【請求項11】 前記選択手段による選択回数を管理す
    る選択回数管理手段と、 前記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記デー
    タを前記所定のサーバ装置に送信しないことを判断する
    通信中止判断手段とを有することを特徴とする請求項1
    0に記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 移動端末と、当該移動端末から無線ネ
    ットワークを介して送られたデータをサーバ装置に中継
    送信する交換装置と、の間の通信経路を設定する通信シ
    ステムであって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報及び当該交換
    装置が中継送信を行うのに障害が生じているか否かを示
    す障害情報と、が対応づけられたテーブルが格納されて
    いる格納手段と、 各交換装置が中継送信を行うのに障
    害が生じていることを検出する障害検出手段と、 前記障害検出手段により障害が検出された場合には、前
    記テーブルの障害情報を書き換える書き換え手段と、 前記移動端末から所定のサーバ装置にデータを送る前
    に、前記テーブルと、前記所定のサーバ装置を特定する
    情報とを参照して、前記所定のサーバ装置に対応する交
    換装置のうち、前記障害が生じていない交換装置を選択
    する選択手段と、 前記選択手段により選択された交換装置に対して、前記
    移動端末から送られた前記通信経路を設定するための制
    御信号を送信する送信手段とを有し、 前記交換装置は、前記制御信号を受信した場合、前記移
    動端末との間で、前記通信経路を設定することを特徴と
    する通信システム。
  13. 【請求項13】 前記交換装置が中継送信を行うのに生
    じていた障害の回復を検出する回復検出手段を有し、 前記書き換え手段は、前記回復検出手段により回復が検
    出された場合、前記テーブルのうち、前記交換装置の障
    害情報を書き換えることを特徴とする請求項12に記載
    の通信システム。
  14. 【請求項14】 移動端末と、当該移動端末から無線ネ
    ットワークを介して送られたデータをサーバ装置に中継
    送信する交換装置と、の間の通信経路を設定する制御信
    号を前記移動端末から受信するとともに、前記交換装置
    に送信する通信装置であって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報とが対応づけ
    られたテーブルが格納されている格納手段と、 前記移動端末から前記所定のサーバ装置にデータを送る
    前に、所定の交換装置が前記所定のサーバ装置に中継送
    信できないことを検出する通信不能検出手段と、前記通
    信不能検出手段による検出結果に基づいて、前記テーブ
    ルと、前記所定のサーバ装置を特定する情報とを参照し
    て、前記所定のサーバ装置に対応する前記交換装置のう
    ち、前記所定の交換装置以外の交換装置を選択する選択
    手段と、 前記選択手段により選択された交換装置に対して、前記
    移動端末から送られた前記通信経路を設定するための制
    御信号を送信する送信手段とを有し、 前記交換装置は、前記制御信号を受信した場合、前記移
    動端末との間で、前記通信経路を設定することを特徴と
    する通信装置。
  15. 【請求項15】 前記選択手段による選択回数を管理す
    る選択回数管理手段と、 前記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記デー
    タを前記所定のサーバ装置に送信しないことを判断する
    通信中止判断手段とを有することを特徴とする請求項1
    4に記載の通信装置。
  16. 【請求項16】 移動端末と、当該移動端末から無線ネ
    ットワークを介して送られたデータをサーバ装置に中継
    送信する交換装置と、の間の通信経路を設定する制御信
    号を前記移動端末から受信するとともに、前記交換装置
    に送信する通信装置であって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報及び当該交換
    装置が中継送信を行うのに障害が生じているか否かを示
    す障害情報と、が対応づけられたテーブルが格納されて
    いる格納手段と、 各交換装置が中継送信を行うのに障
    害が生じていることを検出する障害検出手段と、 前記障害検出手段により障害が検出された場合には、前
    記テーブルの障害情報を書き換える書き換え手段と、 前記移動端末から所定のサーバ装置にデータを送る前
    に、前記テーブルと、前記所定のサーバ装置を特定する
    情報とを参照して、前記所定のサーバ装置に対応 する交換装置のうち、前記障害が生じていない交換装置
    を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された
    交換装置に対して、前記移動端末から送られた前記通信
    経路を設定するための制御信号を送信する送信手段とを
    有し、 前記交換装置は、前記制御信号を受信した場合、前記移
    動端末との間で、前記通信経路を設定することを特徴と
    する通信装置。
  17. 【請求項17】 交換装置が中継送信を行うのに生じて
    いた障害の回復を検出する回復検出手段を有し、 前記書き換え手段は、前記回復検出手段により回復が検
    出された場合、前記テーブルのうち、前記交換装置の障
    害情報を書き換えることを特徴とする請求項16に記載
    の通信装置。
  18. 【請求項18】 移動端末と、当該移動端末から無線ネ
    ットワークを介して送られたデータをサーバ装置に中継
    送信する交換装置と、の間の通信経路を設定する制御信
    号を前記移動端末から受信するとともに、前記交換装置
    に送信する通信方法であって、 各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを中継送信する交換装置を特定する情報とが対応づけ
    られたテーブルを格納手段に格納するステップと、 前記移動端末から前記所定のサーバ装置にデータを送る
    前に、所定の交換装置が前記所定のサーバ装置に中継送
    信できないことを検出するステップと、 検出結果に基づいて、前記テーブルと、前記所定のサー
    バ装置を特定する情報とを参照して、前記所定のサーバ
    装置に対応する前記交換装置のうち、前記所定の交換装
    置以外の交換装置を選択する選択ステップと、 選択された交換装置に対して、前記移動端末から送られ
    た前記通信経路を設定するための制御信号を送信するス
    テップとを有し、 前記交換装置は、前記制御信号を受信した場合、前記移
    動端末との間で、前記通信経路を設定することを特徴と
    する通信方法。
  19. 【請求項19】 移動端末と無線ネットワークを介して
    接続された第1交換装置と、当該第1交換装置と接続さ
    れた複数の第2交換装置と、各第2交換装置と公衆ネッ
    トワークを介して接続された各サーバ装置とを有する通
    信システムであって、 第1交換装置から各第2交換装置を経由したサーバ装置
    までの各通信経路に対して、前記各通信経路に存在する
    装置のデータ処理量、回線のデータ伝送量等の通信情報
    に基づいて、第1交換装置から前記サーバ装置にデータ
    が到着する時間等の、通信経路の通信能力を示す経路通
    信能力を、各第2交換装置と対応づけて、サーバ装置毎
    に算出する算出手段と、 移動端末から所定のサーバ装置宛にデータを送る場合、
    各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを送信する複数の第2交換装置を特定する情報とが対
    応づけられた第1対応情報を参照して、前記所定のサー
    バ装置に対応する各第2交換装置を判断する判断手段
    と、 前記判断手段により判断された前記各第2交換装置のう
    ち、前記各第2交換装置に対応づけられた経路通信能力
    を相互に比較し比較結果に基づいて、所定の第2交換装
    置を選択する選択手段と、 移動端末から送信された前記所定のサーバ装置宛のデー
    タについて、前記選択手段により選択された所定の第2
    交換装置を経由して、前記所定のサーバ装置宛に送信す
    る送信手段とを有することを特徴とする通信システム。
  20. 【請求項20】 移動端末から送られた前記所定のサー
    バ装置宛のデータについて、前記選択手段により選択さ
    れた前記所定の第2交換装置に中継送信する所定の第3
    交換装置が、前記所定の第2交換装置に中継送信できな
    いことを検出する通信不能検出手段を有し、 前記選択手段は、前記通信不能検出手段により中継送信
    できないことが検出された場合、前記判断手段により判
    断された各第2交換装置のうち、前記各第2交換装置に
    対応づけられた経路通信能力に基づいて、既に選択した
    前記所定の第2交換装置以外の所定の第2交換装置を選
    択することを特徴とする請求項19に記載の通信システ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記データについて、前記選択手段に
    よる選択回数を管理する選択回数管理手段と、 前記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記デー
    タを前記所定のサーバ装置に送信しないことを判断する
    通信中止判断手段とを有することを特徴とする請求項2
    0に記載の通信システム。
  22. 【請求項22】 各第2交換装置を特定する情報と、前
    記第2交換装置にデータを中継送信する第3交換装置を
    特定する情報及び当該第3交換装置が中継送信するのに
    障害が生じているか否かを示す障害情報と、が対応づけ
    られたテーブルを格納する格納手段と、 各第3交換装置が中継送信を行うのに障害が生じている
    ことを検出する障害検出手段と、 前記障害検出手段により障害が検出された場合には、前
    記テーブルの障害情報を書き換える書き換え手段とを有
    し、 前記判断手段は、前記所定のサーバ装置に対応する各第
    2交換装置を判断し、判断した各第2交換装置のうち、
    前記テーブルを参照して、障害が生じていない旨の障害
    情報と対応づけられている各第2交換装置を判断し、 前記選択手段は、前記判断手段により判断された各第2
    交換装置のうち、前記各第2交換装置に対応づけられた
    経路通信能力を相互に比較し比較結果に基づいて、所定
    の第2交換装置を選択することを特徴とする請求項19
    に記載の通信システム。
  23. 【請求項23】 前記第3交換装置が中継送信を行うの
    に生じていた障害の回復を検出する回復検出手段を有
    し、 前記書き換え手段は、前記回復検出手段により回復が検
    出された場合、前記テーブルのうち、前記第3交換装置
    の障害情報を書き換えることを特徴とする請求項22に
    記載の通信システム。
  24. 【請求項24】 移動端末と無線ネットワークを介して
    接続された第1交換装置と、当該第1交換装置と公衆ネ
    ットワークを介して接続された各サーバ装置とを有する
    通信システムであって、 各移動端末を特定する情報と、複数のサーバ装置の集合
    を示すサーバ群に含まれるいずれかのサーバ装置が移動
    端末に対して提供する情報の量、情報内容の種類等の、
    前記情報の属性を示す属性情報と、が各々対応づけられ
    た第1対応情報を、サーバ群ごとに格納する第1格納手
    段と、 サーバ群を特定する情報には、各属性情報が対応づけら
    れており、前記各属性情報には、サーバ装置を特定する
    情報が対応付けられており、前記サーバ群を特定する情
    報を複数格納する第2格納手段と、 移動端末から所定のサーバ群宛にデータを送る場合、前
    記所定のサーバ群の第1対応情報を参照して、前記移動
    端末に対応する属性情報を判断する判断手段と、 前記所定のサーバ群に含まれる複数のサーバ装置のう
    ち、前記判断手段により判断された属性情報に対応づけ
    られたサーバ装置を選択する第1選択手段と、 移動端末から送信された前記所定のサーバ群宛のデータ
    について、前記第1選択手段により選択されたサーバ装
    置宛に送信する送信手段とを有することを特徴とする通
    信システム。
  25. 【請求項25】 前記第2格納手段において、サーバ群
    を特定する情報には、各属性情報が対応づけられてお
    り、前記各属性情報には、サーバ装置を特定する情報が
    対応付けられており、前記サーバ装置を特定する情報に
    は、第1交換装置から送信されたデータを前記サーバ装
    置に送信する第2交換装置を特定する情報が複数対応づ
    けられており、前記第2格納手段は、前記サーバ群を特
    定する情報を複数格納し、 移動端末から送られた前記所定のサーバ群宛のデータに
    ついて、前記第1選択手段により選択されたサーバ装置
    に対応する所定の第2交換装置に、データを中継送信す
    る所定の第3交換装置が、前記所定の第2交換装置に中
    継送信できないことを検出する通信不能検出手段と、 前記通信不能検出手段により中継送信できないことが検
    出された場合、前記第1選択手段により選択されたサー
    バ装置に対応する各第2交換装置のうち、前記所定の第
    2交換装置以外の第2交換装置を選択する第2選択手段
    とを有し、 前記送信手段は、前記所定のサーバ群宛のデータについ
    て、前記第2選択手段により選択された第2交換装置を
    経由して、前記サーバ装置宛に送信することを特徴とす
    る請求項24に記載の通信システム。
  26. 【請求項26】 前記データについて、前記第2選択手
    段により第2交換装置を選択した回数を管理する選択回
    数管理手段と、 前記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記デー
    タを前記サーバ装置に送信しないことを判断する通信中
    止判断手段とを有することを特徴とする請求項25に記
    載の通信システム。
  27. 【請求項27】 前記第2格納手段において、サーバ群
    を特定する情報には、各属性情報が対応づけられてお
    り、前記各属性情報には、サーバ装置を特定する情報が
    対応付けられており、前記サーバ装置を特定する情報に
    は、第1交換装置から送信されたデータを前記サーバ装
    置に送信する第2交換装置を特定する情報が複数対応づ
    けられており、前記第2格納手段は、前記サーバ群を特
    定する情報を複数格納し、 各第2交換装置を特定する情報と、前記第2交換装置に
    データを中継送信する第3交換装置を特定する情報及び
    当該第3交換装置が中継送信するのに障害が生じている
    か否かを示す障害情報と、が対応づけられたテーブルを
    格納する第3格納手段と、 各第3交換装置が中継送信を行うのに障害が生じている
    ことを検出する障害検出手段と、 前記障害検出手段により障害が検出された場合には、前
    記テーブルの障害情報を書き換える書き換え手段と、 前記テーブルを参照して、前記第1選択手段により選択
    されたサーバ装置に対応する各第2交換装置のうち、障
    害が生じていない旨の障害情報と対応づけられている第
    2交換装置を選択する第2選択手段と、 前記送信手段は、前記所定のサーバ群宛のデータについ
    て、前記第2選択手段により選択された第2交換装置を
    経由して、前記サーバ装置宛に送信することを特徴とす
    る請求項24に記載の通信システム。
  28. 【請求項28】 前記第3交換装置が中継送信を行うの
    に生じていた障害の回復を検出する回復検出手段を有
    し、 前記書き換え手段は、前記回復検出手段により回復が検
    出された場合、前記テーブルのうち、前記第3交換装置
    の障害情報を書き換えることを特徴とする請求項27に
    記載の通信システム。
  29. 【請求項29】 サーバ装置にデータを中継送信する複
    数の第2交換装置のうち、移動端末から前記サーバ装置
    宛のデータを取得した第1交換装置が前記データを中継
    送信する宛先の第2交換装置を選択し、選択した第2交
    換装置を特定する情報を前記第1交換装置に提供する通
    信装置であって、 前記第1交換装置から各第2交換装置を経由した前記サ
    ーバ装置までの各通信経路に対して、前記各通信経路に
    存在する装置のデータ処理量、回線のデータ伝送量等の
    通信情報に基づいて、前記第1交換装置から前記サーバ
    装置にデータが到着する時間等の、通信経路の通信能力
    を示す経路通信能力を、各第2交換装置と対応づけて算
    出する算出手段と、 前記第1交換装置から、前記サーバ装置を特定する情報
    を取得した場合、各サーバ装置を特定する情報と、前記
    サーバ装置にデータを送信する複数の第2交換装置を特
    定する情報とが対応づけられた第1対応情報を参照し
    て、前記サーバ装置に対応する各第2交換装置を判断す
    る判断手段と、 前記判断手段により判断された前記各第2交換装置のう
    ち、前記各第2交換装置に対応づけられた経路通信能力
    を相互に比較し比較結果に基づいて、所定の第2交換装
    置を選択する選択手段とを有することを特徴とする通信
    装置。
  30. 【請求項30】 移動端末から送られた前記サーバ装置
    宛のデータについて、前記選択手段により選択された前
    記所定の第2交換装置に中継送信する所定の第3交換装
    置が、前記所定の第2交換装置に中継送信できないこと
    を検出する通信不能検出手段を有し、 前記選択手段は、前記通信不能検出手段により中継送信
    できないことが検出された場合、前記判断手段により判
    断された各第2交換装置のうち、前記各第2交換装置に
    対応づけられた経路通信能力に基づいて、既に選択した
    前記所定の第2交換装置以外の所定の第2交換装置を選
    択することを特徴とする請求項29に記載の通信装置。
  31. 【請求項31】 前記データについて、前記選択手段に
    よる選択回数を管理する選択回数管理手段と、 前記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記デー
    タを前記サーバ装置に送信しないことを判断する通信中
    止判断手段とを有することを特徴とする請求項30に記
    載の通信装置。
  32. 【請求項32】 各第2交換装置を特定する情報と、前
    記第2交換装置にデータを中継送信する第3交換装置を
    特定する情報及び当該第3交換装置が中継送信するのに
    障害が生じているか否かを示す障害情報と、が対応づけ
    られたテーブルを格納する格納手段と、 各第3交換装置が中継送信を行うのに障害が生じている
    ことを検出する障害検出手段と、 前記障害検出手段により障害が検出された場合には、前
    記テーブルの障害情報を書き換える書き換え手段とを有
    し、 前記判断手段は、前記サーバ装置に対応する各第2交換
    装置を判断し、判断した各第2交換装置のうち、前記テ
    ーブルを参照して、障害が生じていない旨の障害情報と
    対応づけられている各第2交換装置を判断し、 前記選択手段は、前記判断手段により判断された各第2
    交換装置のうち、前記各第2交換装置に対応づけられた
    経路通信能力を相互に比較し比較結果に基づいて、所定
    の第2交換装置を選択することを特徴とする請求項29
    に記載の通信装置。
  33. 【請求項33】 前記第3交換装置が中継送信を行うの
    に生じていた障害の回復を検出する回復検出手段を有
    し、 前記書き換え手段は、前記回復検出手段により回復が検
    出された場合、前記テーブルのうち、前記第3交換装置
    の障害情報を書き換えることを特徴とする請求項32に
    記載の通信装置。
  34. 【請求項34】 複数のサーバ装置のうち、移動端末か
    ら無線ネットワークを介してデータが送られた第1交換
    装置の送信先となるサーバ装置を選択し、選択したサー
    バ装置を特定する情報を前記第1交換装置に提供する通
    信装置であって、 各移動端末を特定する情報と、複数のサーバ装置の集合
    を示すサーバ群に含まれるいずれかのサーバ装置が移動
    端末に対して提供する情報の量、情報内容の種類等の、
    前記情報の属性を示す属性情報と、が各々対応づけられ
    た第1対応情報を、サーバ群ごとに格納する第1格納手
    段と、 サーバ群を特定する情報には、各属性情報が対応づけら
    れており、前記各属性情報には、サーバ装置を特定する
    情報が対応付けられており、前記サーバ群を特定する情
    報を複数格納する第2格納手段と、 前記第1交換装置から、移動端末を特定する情報及び所
    定のサーバ群を特定する情報を取得した場合、前記所定
    のサーバ群の第1対応情報を参照して、前記移動端末を
    特定する情報に対応する属性情報を判断する判断手段
    と、 前記所定のサーバ群に含まれる複数のサーバ装置のう
    ち、前記判断手段により判断された属性情報に対応づけ
    られたサーバ装置を選択する第1選択手段とを有するこ
    とを特徴とする通信装置。
  35. 【請求項35】 前記第2格納手段において、サーバ群
    を特定する情報には、各属性情報が対応づけられてお
    り、前記各属性情報には、サーバ装置を特定する情報が
    対応付けられており、前記サーバ装置を特定する情報に
    は、第1交換装置から送信されたデータを前記サーバ装
    置に送信する第2交換装置を特定する情報が複数対応づ
    けられており、 移動端末から送られた前記所定のサーバ群宛のデータに
    ついて、前記第1選択手段により選択されたサーバ装置
    に対応する所定の第2交換装置に、データを中継送信す
    る所定の第3交換装置が、前記所定の第2交換装置に中
    継送信できないことを検出する通信不能検出手段と、 前記通信不能検出手段により中継送信できないことが検
    出された場合、前記第1選択手段により選択されたサー
    バ装置に対応する各第2交換装置のうち、前記所定の第
    2交換装置以外の第2交換装置を選択する第2選択手段
    と、 前記第2選択手段により選択された第2交換装置を特定
    する情報を第1交換装置に提供する提供手段とを有する
    ことを特徴とする請求項34に記載の通信装置。
  36. 【請求項36】 前記データについて、前記第2選択手
    段により第2交換装置が選択された回数を管理する選択
    回数管理手段と、 前記選択回数が所定の回数に達した場合には、前記デー
    タを前記サーバ装置に送信しないことを判断する通信中
    止判断手段とを有することを特徴とする請求項35に記
    載の通信装置。
  37. 【請求項37】 前記第2格納手段において、サーバ群
    を特定する情報には、各属性情報が対応づけられてお
    り、前記各属性情報には、サーバ装置を特定する情報が
    対応付けられており、前記サーバ装置を特定する情報に
    は、第1交換装置から送信されたデータを前記サーバ装
    置に送信する第2交換装置を特定する情報が複数対応づ
    けられており、 各第2交換装置を特定する情報と、前記第2交換装置に
    データを中継送信する第3交換装置を特定する情報及び
    当該第3交換装置が中継送信するのに障害が生じている
    か否かを示す障害情報と、が対応づけられたテーブルを
    格納する第3格納手段と、 各第3交換装置が中継送信を行うのに障害が生じている
    ことを検出する障害検出手段と、 前記障害検出手段により障害が検出された場合には、前
    記テーブルの障害情報を書き換える書き換え手段と、 前記テーブルを参照して、前記第1選択手段により選択
    されたサーバ装置に対応する各第2交換装置のうち、障
    害が生じていない旨の障害情報と対応づけられている第
    2交換装置を選択する第2選択手段と、 前記第2選択手段により選択された第2交換装置を特定
    する情報を第1交換装置に提供する提供手段を有するこ
    とを特徴とする請求項34に記載の通信装置。
  38. 【請求項38】 前記第3交換装置が中継送信を行うの
    に生じていた障害の回復を検出する回復検出手段を有
    し、 前記書き換え手段は、前記回復検出手段により回復が検
    出された場合、前記テーブルのうち、前記第3交換装置
    の障害情報を書き換えることを特徴とする請求項37に
    記載の通信装置。
  39. 【請求項39】 移動端末から送信されたデータについ
    て、第1交換装置及び当該第1交換装置と接続された第
    2交換装置を介して、サーバ装置に送信する通信方法で
    あって、 第1交換装置から各第2交換装置を経由したサーバ装置
    までの各通信経路に対して、前記各通信経路に存在する
    装置のデータ処理量、回線のデータ伝送量等の通信情報
    に基づいて、第1交換装置から前記サーバ装置にデータ
    が到着する時間等の、通信経路の通信能力を示す経路通
    信能力を、各第2交換装置と対応づけて、サーバ装置毎
    に算出するステップと、 移動端末から所定のサーバ装置宛にデータを送る場合、
    各サーバ装置を特定する情報と、前記サーバ装置にデー
    タを送信する複数の第2交換装置を特定する情報とが対
    応づけられた第1対応情報を参照して、前記所定のサー
    バ装置に対応する各第2交換装置を判断する判断ステッ
    プと、 判断された前記各第2交換装置のうち、前記各第2交換
    装置に対応づけられた経路通信能力を相互に比較し比較
    結果に基づいて、所定の第2交換装置を選択する選択ス
    テップと、 移動端末から送信された前記所定のサーバ装置宛のデー
    タについて、選択された所定の第2交換装置を経由し
    て、前記所定のサーバ装置宛に送信するステップとを有
    することを特徴とする通信方法。
  40. 【請求項40】 移動端末から送信されたデータについ
    て、前記移動端末と無線ネットワークを介して接続され
    た第1交換装置を介してサーバ装置に送信する通信方法
    であって、 各移動端末を特定する情報と、複数のサーバ装置の集合
    を示すサーバ群に含まれるいずれかのサーバ装置が移動
    端末に対して提供する情報の量、情報内容の種類等の、
    前記情報の属性を示す属性情報と、が各々対応づけられ
    た第1対応情報を、サーバ群ごとに第1格納手段に格納
    するステップと、 サーバ群を特定する情報には、各属性情報が対応づけら
    れており、前記各属性情報には、サーバ装置を特定する
    情報が対応付けられており、前記サーバ群を特定する情
    報を複数第2格納手段に格納するステップと、 移動端末から所定のサーバ群宛にデータを送る場合、前
    記所定のサーバ群の第1対応情報を参照して、前記移動
    端末に対応する属性情報を判断するステップと、 前記所定のサーバ群に含まれる複数のサーバ装置のう
    ち、判断された属性情報に対応づけられたサーバ装置を
    選択する第1選択ステップと、 移動端末から送信された前記所定のサーバ群宛のデータ
    について、前記第1選択ステップにより選択されたサー
    バ装置宛に送信するステップとを有することを特徴とす
    る通信方法。
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