JP3098175B2 - 移動通信網システム - Google Patents

移動通信網システム

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JP3098175B2
JP3098175B2 JP07146583A JP14658395A JP3098175B2 JP 3098175 B2 JP3098175 B2 JP 3098175B2 JP 07146583 A JP07146583 A JP 07146583A JP 14658395 A JP14658395 A JP 14658395A JP 3098175 B2 JP3098175 B2 JP 3098175B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動機と無線通信を行
う無線基地局、該無線基地局を収容した複数の第1の移
動通信交換機および該第1の移動通信交換機に接続され
た上位に位置する第2の移動通信交換機を有する移動通
信網システムに関し、更に詳しくは、第1の移動通信交
換機が故障または輻輳等により使用不可の場合でも接続
処理を適確に行い得る移動通信網システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の移動通信網システムの構
成を示す図である。同図において、1から4は無線基地
局、5,6は移動通信交換機A(無線基地局を収容)、
7は移動通信交換機B(移動通信交換機Aと接続する上
位の移動通信交換機)、8はサービス制御局である。9
から12は無線基地局1〜4と移動通信交換機A5,6
を結ぶ通信用回線の回線束、13から16は移動通信交
換機A5,6と移動通信交換機B7等(図には7以外省
略)を接続する通信用回線の回線束を示す。17は移動
通信交換機B7と他の網(図には省略)とを接続する通
信用回線の回線束である。18から21は無線基地局1
〜4と移動通信交換機A5,6を接続する制御信号伝達
用の信号線、22,23は移動通信交換機A5,6と信
号伝達網24を接続する制御信号伝達用の信号線、25
は移動通信交換機B7と信号伝達網24とを接続する信
号線である。
【0003】図4に示すように構成される従来の移動通
信網システムにおいて、携帯電話機等の移動機(図には
省略)が発信(呼びの発生)を行うと、無線基地局1〜
4のどれか(例えば1)で検出し、接続に必要な情報
(例えば接続相手を示すダイヤル番号等)を含んだ信号
を自無線基地局(この場合1)の帰属する移動通信交換
機A(この場合5)に信号線18を介して伝達する。移
動通信交換機A5は、無線基地局1から受信した信号に
基づいて構成した制御信号を信号線22、信号伝達網2
4を介して、発信移動機の加入者情報が格納されている
サービス制御局8に伝達し、サービス制御局8は加入者
情報を移動通信交換機A5へ返送する。
【0004】移動通信交換機A5は、加入者情報より発
信可能かどうかをチェックし、可能であれば、接続相手
が移動機の場合、着移動機の位置情報が格納されている
サービス制御局8へ制御信号を伝達する。相手が他の網
の場合は、移動通信交換機A5は、移動通信交換機B7
経由で他の網へ接続する。
【0005】サービス制御局8は接続相手となる移動機
の存在するエリアの番号、そのエリアをカバーする無線
基地局(例えば3)の番号等を読み出し、これらを含む
信号を構成して、その信号を移動通信交換機A5に送出
する。
【0006】移動通信交換機A5は、サービス制御局8
から信号伝達網24、信号線22を介して受信した信号
に基づいて接続先(例えば無線基地局3と、これを収容
する移動通信交換機A6等)を識別し、発信した移動機
と接続相手とを接続するため無線基地局1、通信用回線
9、移動通信交換機A5、通信用回線14、移動通信交
換機B7、通信用回線15、移動通信交換機A6、通信
用回線11、無線基地局3を接続状態とする。
【0007】移動機への着信については、例えば他の網
(図には省略)から移動通信交換機B7に通信用回線1
7を介して着信した場合、移動通信交換機B7は接続に
必要な情報(例えば接続相手を示すダイヤル番号等)を
含んだ信号を、信号線25、信号伝達網24を介してサ
ービス制御局8に伝達する。サービス制御局8は着信す
べき移動機(図には省略)の位置情報メモリを参照し
て、予め位置登録されているエリアの番号、そのエリア
をカバーする無線基地局(例えば3)の番号等を読み出
し、これを含む制御信号を構成して信号伝達網24、信
号線25を介して移動通信交換機B7に送出する。移動
通信交換機B7は、上記信号に基づいて接続先の移動通
信交換機A(この場合6)を選定して制御信号を構成
し、これを移動通信交換機A6に信号線25、信号伝達
網24、信号線23を介して伝達する。
【0008】移動通信交換機A6は受信した該制御信号
に基づいて、移動通信交換機B7と連携し、着信移動機
までを接続するため、通信用回線17、移動通信交換機
B7、通信用回線15、移動通信交換機A6、通信用回
線11、無線基地局3を接続状態とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の移動通
信網システムでは、1つの無線基地局は1つの移動通信
交換機Aに帰属しているため、その帰属先の移動通信交
換機Aが故障や輻輳等により使用不可となった場合に
は、該無線基地局に関する呼びの接続処理が実行できな
くなるという問題がある。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、無線基地局の帰属する移動通
信交換機を複数とすることにより、一部の移動通信交換
機が故障または輻輳等により使用不可となった場合で
も、他の正常な移動通信交換機により無線基地局に関す
る呼びの接続処理等を適確に行うことができる移動通信
網システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、移動機と無線通信を行う
無線基地局、該無線基地局を収容した複数の第1の移動
通信交換機、および該第1の移動通信交換機に接続され
た上位に位置する第2の移動通信交換機を有する移動通
信網システムにおいて、前記無線基地局の各々を2つ以
上の第1の移動通信交換機と接続する接続手段と、前記
無線基地局から第2の移動通信交換機への第1の移動通
信交換機を通る接続に対して前記2つ以上の第1の移動
通信交換機のうちのいずれか1つを選択する第1の選択
手段と、前記第2の移動通信交換機から無線基地局への
第1の移動通信交換機を通る接続に対しては前記2つ以
上の第1の移動通信交換機のうちのいずれか1つを選択
する第2の選択手段とを有し、前記第1および第2の選
択手段は前記第1の移動通信交換機のいずれか1つの選
択においては故障を含む原因により使用不可でなく、該
当する無線基地局と正常な接続関係を有する使用可能な
第1の移動通信交換機を選択する手段を有することを要
旨とする。
【0012】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記第1および第2の選択手段
が、前記第1の移動通信交換機の負荷状況を検出する負
荷検出手段と、該負荷検出手段で検出した第1の移動通
信交換機の負荷状況に応じて第1の移動通信交換機を選
択する条件を変更する選択条件変更手段とを有すること
を要旨とする。
【0013】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記第1および第2の選
択手段が、前記第1の移動通信交換機毎の使用可否状態
を指示する交換機使用可否指示手段と、第1の移動通信
交換機に接続される回線束毎の空き回線有無状態を指示
する空き回線有無指示手段と、前記交換機使用可否指示
手段で指示される第1の移動通信交換機の使用可否情報
および前記空き回線有無指示手段で指示される空き回線
有無状態に基づいて第1の移動通信交換機を選定する選
定手段とを有することを要旨とする。
【0014】請求項4記載の本発明は、請求項3記載の
発明において、前記第2の選択手段の前記空き回線有無
指示手段が、第1の移動通信交換機と無線基地局とを接
続する回線束毎の空き回線有無状態を指示する第1の空
き回線有無状態指示手段と、第1の移動通信交換機と第
2の移動通信交換機とを接続する回線束毎の空き回線有
無状態を指示する第2の空き回線有無状態指示手段とを
有し、前記第2の選択手段の前記選定手段は、前記第1
の空き回線有無状態指示手段および前記第2の空き回線
有無状態指示手段でそれぞれ指示される回線束毎の空き
回線有無状態および前記交換機使用可否指示手段で指示
される第1の移動通信交換機毎の使用可否状態に基づい
て第1の移動通信交換機を選定する手段を有することを
要旨とする。
【0015】また、請求項5記載の本発明は、請求項3
または4記載の発明において、前記交換機使用可否指示
手段が、第1の移動通信交換機毎の使用可否状態を、該
当する第1の移動通信交換機に接続されるすべての回線
束の空き回線が無いことにより判定する判定手段と、該
判定手段による空き回線無しの判定により前記第1の移
動通信交換機を経由する経路の接続を行わない手段とを
有することを要旨とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の本発明にあっては、無線基地局
の各々を2つ以上の第1の移動通信交換機と接続し、無
線基地局から第2の移動通信交換機への第1の移動通信
交換機を通る接続においては2つ以上の第1の移動通信
交換機のうちの使用可能ないずれか1つを第1の選択手
段で選択し、第2の移動通信交換機から無線基地局への
第1の移動通信交換機を通る接続においては2つ以上の
第1の移動通信交換機のうちの使用可能ないずれか1つ
を第2の選択手段で選択する。
【0017】また、請求項2記載の本発明にあっては、
第1および第2の選択手段において第1の移動通信交換
機の負荷状況を検出し、この検出した第1の移動通信交
換機の負荷状況に応じて第1の移動通信交換機を選択す
る条件を変更している。
【0018】更に、請求項3記載の本発明にあっては、
第1および第2の選択手段において第1の移動通信交換
機毎の使用可否状態を指示するとともに、第1の移動通
信交換機に接続される回線束毎の空き回線有無状態を指
示し、第1の移動通信交換機の使用可否情報および空き
回線有無状態に基づいて第1の移動通信交換機を選定し
ている。
【0019】請求項4記載の本発明にあっては、第2の
選択手段の空き回線有無指示手段において第1の移動通
信交換機と無線基地局とを接続する回線束毎の空き回線
有無状態を指示するとともに、第1の移動通信交換機と
第2の移動通信交換機とを接続する回線束毎の空き回線
有無状態を指示し、第2の選択手段の前記選定手段にお
いては回線束毎の空き回線有無状態および第1の移動通
信交換機毎の使用可否状態に基づいて第1の移動通信交
換機を選定している。
【0020】また、請求項5記載の本発明にあっては、
第1の移動通信交換機毎の使用可否状態を、該当する第
1の移動通信交換機に接続されるすべての回線束の空き
回線が無いことにより判定し、この空き回線無しの判定
により第1の移動通信交換機を経由する経路の接続を行
わないようにしている。
【0021】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0022】図1は、本発明の一実施例に係る移動通信
網システムの構成を示す図である。同図に示す実施例に
おいて、符号1ないし25は上述した図4に示す符号と
同じ構成要素を示しており、その詳細な説明を省略する
が、移動通信交換機A5,6はそれぞれ本発明の第1の
移動通信交換機を構成し、また移動通信交換機Bは本発
明の第2の移動通信交換機を構成しているものである。
また、図1において、その他の符号の26,27はそれ
ぞれ無線基地局2を移動通信交換機A6に接続するため
の通信用回線の回線束および信号線を示し、これにより
無線基地局2は移動通信交換機A5および6に二重に帰
属するように構成されている。
【0023】なお、図1において、図面の簡単化のた
め、無線基地局2のみが移動通信交換機A5,6に二重
に接続されているように示されているが、他の無線基地
局1,3,4等も同様に2つまたはそれ以上の移動通信
交換機Aに二重に接続されているものである。
【0024】このように構成される移動通信網システム
において、移動機(図には省略)の発信を検出した無線
基地局(例えば2)は、呼びの接続に必要な情報(例え
ばダイヤル番号等)を含んだ信号を、自無線基地局(こ
の場合2)の帰属する移動通信交換機A(この場合5と
6)のうち予め定められた方法により選定した移動通信
交換機A(例えば5)に信号線(この場合19)を介し
て伝達する。以降、従来と同様な方法で接続処理を実行
する。
【0025】移動機への着信については、例えば他の網
(図には省略)から移動通信交換機B7に通信用回線1
7を介して着信した場合、従来と同様に移動通信交換機
B7は信号線25、信号伝達網24を介してサービス制
御局8にアクセスし、サービス制御局8で着信すべき移
動機(図には省略)の位置登録されているエリアの番
号、そのエリアをカバーする無線基地局(例えば2)の
番号等を読み出し、これを含む信号を構成して信号伝達
網24、信号線25を介して移動通信交換機B7に送出
する。本発明では移動通信交換機B7は、上記信号に基
づいて無線基地局2への接続経路となる移動通信交換機
A(この場合5および6)のうちの1つ(例えば6)を
予め定められた方法により選定し、制御信号を移動通信
交換機A6に信号線25、信号伝達網24、信号線23
を介して送出する。以降、従来と同様な方法で接続処理
を実行する。
【0026】以上説明したように、本実施例によれば無
線基地局と移動通信交換機Bとを接続する経路が二重と
なり、移動通信交換機Aの一方が故障や輻輳等で使用で
きないかまたは使用しづらくなった場合に、他の一方で
接続処理等を実行することができる。
【0027】また、本実施例においては、1つの無線基
地局が2つの移動通信交換機Aに帰属する場合について
説明したが、1つの無線基地局が3つ以上の移動通信交
換機Aに帰属する場合にも同様に実現できることは明ら
かである。
【0028】また、図1においては無線基地局と移動通
信交換機A間の信号線は直接接続している場合について
描いているが、信号伝達網を介して接続することも可能
である。
【0029】無線基地局、移動通信交換機Bにおける移
動通信交換機Aの選定方法としては、以下の方法があ
る。 (1)同一無線基地局が帰属する移動通信交換機Aのす
べてに対して、一率に呼びを分配するように選定する方
法。 (2)同一無線基地局が帰属する移動通信交換機Aのう
ち特定の移動通信交換機A(例えば故障等により使用不
可のもの)は選定せず、その他の移動通信交換機Aに負
荷を分散するように選定する方法。 (3)同一無線基地局が帰属する移動通信交換機Aのす
べてに対して、それぞれの処理量(負荷加重)が均衡す
るように選定する方法。
【0030】以上の(2),(3)の方法を実現するに
は、無線基地局、移動通信交換機Bにおいて移動通信交
換機Aの状態(例えば、故障、負荷加重等)を知る必要
がある。これには移動通信交換機Aから該状態情報を無
線基地局と移動通信交換機Bに通知する方法と、無線基
地局と移動通信交換機Bから移動通信交換機Aに問い合
わせる方法がある。
【0031】また、移動通信交換機Aの輻輳状態や負荷
状態については、無線基地局、移動通信交換機Bのそれ
ぞれにおいて独立に、自己における接続経路毎の呼びの
接続数等を観察することにより認識することができる。
【0032】図2は、本発明の他の実施例に係る移動通
信網システムに使用される無線基地局の構成を示す図で
ある。同図において、2,10,26,19,27は図
1に同じ、10−1〜mは回線束10の個々の回線、2
6−1〜nは回線束26の個々の回線、2−1は無線基
地局2における回線束毎の空塞表示と移動通信交換機A
の使用可否表示である。2−2は無線基地局2における
呼び毎の移動機と回線の対応表、2−3は無線基地局2
における回線束毎の負荷カウンタである。
【0033】空塞表示2−1内には、無線基地局2に接
続する回線束10,26に対応する表示(10),(2
6)があり、また移動通信交換機A5,6に対応する表
示(5),(6)がある。本図において、’空き回線あ
り’または’使用可能’を’1’で、’空き回線なし’
または’使用不可’を’0’で示している。対応表2−
2内には、呼び毎にその呼びに関わる移動機と回線の対
応表示〔1〕,〔2〕がある。〔1〕は呼び番号1に対
応する表示であり、〔2〕は呼び番号2に対応する表示
である。また(a),(b)は移動機番号を、(10−
1),(26−1)は回線番号を示している。本図にお
いて、呼び1では移動機aと回線10−1が接続状態に
あり、呼び2では移動機bと回線26−1が接続状態に
あることを示す。負荷カウンタ2−3内には、回線束1
0,26に対応する接続数カウンタ(10),(26)
があり、’2’は2回線が接続状態にあることを、’
3’は3回線が接続状態にあることを示す。
【0034】無線基地局2は、空塞・使用可否表示2−
1において回線束10に対応する表示(10)が空き回
線あり’1’であること、移動通信交換機A5に対する
表示(5)が使用可’1’であることを確認して移動通
信交換機A5を選定する。本図では移動通信交換機A6
に対する表示(6)が使用不可’0’であることから移
動通信交換機A6は選定しない例を示している。
【0035】対応表2−2では、呼び1において移動機
aと回線10−1が接続関係にあることを示しており、
また呼び2においては移動機bと回線26−1が接続関
係にあることを示している。これにより、移動機aに関
連する制御信号は回線10−1の接続先である移動通信
交換機A5との間で、信号線19を介して送受される。
また移動機bに関連する制御信号は回線26−1の接続
先である移動通信交換機A6との間で、信号線27を介
して送受される。
【0036】以上説明したようにして、移動通信交換機
Aの選定が行われ、また制御信号の送受先が決定され
る。
【0037】また、負荷カウンタ2−3は、回線束10
で2回線が使用中であり、回線束26で3回線が使用中
であることを示している。これより各回線束の使用率を
算定し、あるいは移動通信交換機Aの負荷(扱う呼び数
等)を算定し、使用率の低い回線束を、あるいは負荷の
軽い移動通信交換機Aを優先して選定することができ
る。これにより無線基地局2と接続する移動通信交換機
A間の負荷を均衡させることができる。
【0038】図3は、本発明の更に他の実施例に係る移
動通信網システムに使用される移動通信交換機Bの構成
を示す図である。
【0039】同図において、14,15,7,17,2
5は図1に同じ、14−1〜jは回線束14の個々の回
線、15−1〜kは回線束15の個々の回線、17−1
〜iは回線束17の個々の回線であり、7−1は移動通
信交換機B7における回線束毎の空塞表示と移動通信交
換機Aの使用可否表示である。7−2は移動通信交換機
B7における呼び毎の接続状態にある回線の対応表、7
−3は移動通信交換機B7における回線毎の負荷カウン
タである。
【0040】空塞・使用可否表示7−1内には、無線基
地局2と移動通信交換機A5または6を接続する回線束
10,26に対応する表示(10),(26)があり、
また移動通信交換機A5,6に対応する表示(5),
(6)があり、更に移動通信交換機A5,6と移動通信
交換機B7を接続する回線束14,15に対応する表示
(14),(15)がある。本図においては図2と同
様、’空き回線あり’または’使用可能’を’1’
で、’空き回線なし’または’使用不可’を’0’で示
している。対応表7−2内には、呼び毎にその呼びにお
いて接続状態にある回線の対応表示〔1〕,〔2〕があ
る。〔1〕は呼び番号1に対応する表示であり、〔2〕
は呼び番号2に対応する表示である。本図において、
(14−1):(17−1)は、回線番号14−1の回
線と回線番号17−1の回線が接続状態にあることを示
している。負荷カウンタ7−3内には、回線束14,1
5に対応する接続数カウンタ(14),(15)があ
り、’4’は4回線が接続状態にあることを、’5’は
5回線が接続状態にあることを示す。
【0041】移動通信交換機B7では、空塞・使用可否
表示7−1において回線束10に対する表示(10)が
空き回線あり’1’であること、移動通信交換機A5に
対する使用可否表示(5)が使用可’1’であること、
更に回線束14に対する表示(14)が空き回線あり’
1’であることを確認して移動通信交換機A5を選定す
る。本図における例では移動通信交換機A6に対する使
用可否表示(6)が使用不可’0’であることから移動
通信交換機A6は選定しない。
【0042】また、本実施例では、無線基地局2と移動
通信交換機A5,6とを接続する回線束10,26にお
ける空き回線の有無を移動通信交換機Aの選定条件とし
ているが、この条件をはずして実現してもよい。
【0043】対応表7−2では、呼び1において回線1
4−1と回線17−1が接続関係にあることを示してお
り、また呼び2においては回線15−1と回線17−2
が接続関係にあることを示している。これにより、回線
14−1に関連する制御信号は回線14−1の接続先で
ある移動通信交換機A5との間で、信号線25を介して
送受される。また回線15−1に関連する制御信号は回
線15−1の接続先である移動通信交換機A6との間
で、信号線25を介して送受される。
【0044】以上説明したようにして、移動通信交換機
Aの選定が行われ、また制御信号の送受先が決定され
る。
【0045】また、負荷カウンタ7−3は、回線束14
で4回線が使用中であり、回線束15で5回線が使用中
であることを示している。これより各回線束の使用率を
算定し、あるいは移動通信交換機Aの負荷(扱う呼び数
等)を算定し、使用率の低い回線束を、あるいは負荷の
軽い移動通信交換機Aを優先して選定することができ
る。これにより移動通信交換機Bと接続する移動通信交
換機A間の負荷を均衡させることができる。
【0046】図2、図3の例では、回線束の空塞表示と
移動通信交換機Aの使用可否表示を別々に表示した例を
示しているが、移動通信交換機Aが使用不可の場合、こ
れに対応する回線束の空き回線無し表示で兼用すること
ができる。
【0047】以上の説明では、発信または着信のような
呼びの処理に着目して説明したが、位置登録等の通信そ
のものでない処理においても適用できることは明らかで
ある。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、無線基地局の各々を2つ以上の第1の移
動通信交換機と接続し、無線基地局から第2の移動通信
交換機への第1の移動通信交換機を通る接続においては
2つ以上の第1の移動通信交換機のうちの使用可能ない
ずれか1つを第1の選択手段で選択し、第2の移動通信
交換機から無線基地局への第1の移動通信交換機を通る
接続においては2つ以上の第1の移動通信交換機のうち
の使用可能ないずれか1つを第2の選択手段で選択する
ので、第1の移動通信交換機の一部が故障や輻輳等によ
り使用できない場合または使用しづらくなった場合で
も、第1の移動通信交換機の他のものを使用して接続処
理を適確に行うことができる。
【0049】また、請求項2記載の本発明によれば、第
1および第2の選択手段において第1の移動通信交換機
の負荷状況を検出し、この検出した第1の移動通信交換
機の負荷状況に応じて第1の移動通信交換機を選択する
条件を変更しているので、第1の移動通信交換機に対す
る呼びの接続処理を均等に分配することができる。
【0050】更に、請求項3記載の本発明によれば、第
1および第2の選択手段において第1の移動通信交換機
毎の使用可否状態を指示するとともに、第1の移動通信
交換機に接続される回線束毎の空き回線有無状態を指示
し、第1の移動通信交換機の使用可否情報および空き回
線有無状態に基づいて第1の移動通信交換機を選定して
いるので、第1の移動通信交換機の選定を適確かつ迅速
に行うことができる。
【0051】請求項4記載の本発明によれば、第2の選
択手段の空き回線有無指示手段において第1の移動通信
交換機と無線基地局とを接続する回線束毎の空き回線有
無状態を指示するとともに、第1の移動通信交換機と第
2の移動通信交換機とを接続する回線束毎の空き回線有
無状態を指示し、第2の選択手段の前記選定手段におい
ては回線束毎の空き回線有無状態および第1の移動通信
交換機毎の使用可否状態に基づいて第1の移動通信交換
機を選定しているので、第1の移動通信交換機の選定を
適確かつ迅速に行うことができる。
【0052】また、請求項5記載の本発明によれば、第
1の移動通信交換機毎の使用可否状態を、該当する第1
の移動通信交換機に接続されるすべての回線束の空き回
線が無いことにより判定し、この空き回線無しの判定に
より第1の移動通信交換機を経由する経路の接続を行わ
ないようにしているので、第1の移動通信交換機の使用
可否状態に関する情報を省略することができ、経済化を
図りながら、第1の移動通信交換機の選定を適確に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る移動通信網システムの
構成を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る移動通信網システム
に使用される無線基地局の構成を示す図である。
【図3】本発明の更に他の実施例に係る移動通信網シス
テムに使用される移動通信交換機Bの構成を示す図であ
る。
【図4】従来の移動通信網システムの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1−4 無線基地局 5,6 移動通信交換機A(第1の移動通信交換機) 7 移動通信交換機B(第2の移動通信交換機) 8 サービス制御局 9−17,26 通信用回線の回線束 18−23,25,27 信号線 24 信号伝達網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/22 H04Q 7/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動機と無線通信を行う無線基地局、該
    無線基地局を収容した複数の第1の移動通信交換機、お
    よび該第1の移動通信交換機に接続された上位に位置す
    る第2の移動通信交換機を有する移動通信網システムに
    おいて、前記無線基地局の各々を2つ以上の第1の移動
    通信交換機と接続する接続手段と、前記無線基地局から
    第2の移動通信交換機への第1の移動通信交換機を通る
    接続に対して前記2つ以上の第1の移動通信交換機のう
    ちのいずれか1つを選択する第1の選択手段と、前記第
    2の移動通信交換機から無線基地局への第1の移動通信
    交換機を通る接続に対しては前記2つ以上の第1の移動
    通信交換機のうちのいずれか1つを選択する第2の選択
    手段とを有し、前記第1および第2の選択手段は前記第
    1の移動通信交換機のいずれか1つの選択においては故
    障を含む原因により使用不可でなく、該当する無線基地
    局と正常な接続関係を有する使用可能な第1の移動通信
    交換機を選択する手段を有することを特徴とする移動通
    信網システム。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の選択手段は、前記
    第1の移動通信交換機の負荷状況を検出する負荷検出手
    段と、該負荷検出手段で検出した第1の移動通信交換機
    の負荷状況に応じて第1の移動通信交換機を選択する条
    件を変更する選択条件変更手段とを有することを特徴と
    する請求項1記載の移動通信網システム。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の選択手段は、前記
    第1の移動通信交換機毎の使用可否状態を指示する交換
    機使用可否指示手段と、第1の移動通信交換機に接続さ
    れる回線束毎の空き回線有無状態を指示する空き回線有
    無指示手段と、前記交換機使用可否指示手段で指示され
    る第1の移動通信交換機の使用可否情報および前記空き
    回線有無指示手段で指示される空き回線有無状態に基づ
    いて第1の移動通信交換機を選定する選定手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の移動通信網
    システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の選択手段の前記空き回線有無
    指示手段は、第1の移動通信交換機と無線基地局とを接
    続する回線束毎の空き回線有無状態を指示する第1の空
    き回線有無状態指示手段と、第1の移動通信交換機と第
    2の移動通信交換機とを接続する回線束毎の空き回線有
    無状態を指示する第2の空き回線有無状態指示手段とを
    有し、前記第2の選択手段の前記選定手段は、前記第1
    の空き回線有無状態指示手段および前記第2の空き回線
    有無状態指示手段でそれぞれ指示される回線束毎の空き
    回線有無状態および前記交換機使用可否指示手段で指示
    される第1の移動通信交換機毎の使用可否状態に基づい
    て第1の移動通信交換機を選定する手段を有することを
    特徴とする請求項3記載の移動通信網システム。
  5. 【請求項5】 前記交換機使用可否指示手段は、第1の
    移動通信交換機毎の使用可否状態を、該当する第1の移
    動通信交換機に接続されるすべての回線束の空き回線が
    無いことにより判定する判定手段と、該判定手段による
    空き回線無しの判定により前記第1の移動通信交換機を
    経由する経路の接続を行わない手段とを有することを特
    徴とする請求項3または4記載の移動通信網システム。
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