JP5283239B2 - 静電アクチュエータ - Google Patents
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Description
Fe=ε・ε0・S・V2/2d2 ・・・・(1)
として表される。
請求項2に係る発明は、基板上に、基板に沿って全長が伸長又は縮むと共にエネルギーを蓄積し得る弾性部材と、該弾性部材の一端(後方端)には、出力部が接続されており、且つ弾性部材の両端(後方端と先方端)あるいはこれと一体になった部材には、それぞれ第1の静電吸着用電極(後方端側)と第2の静電吸着用電極(先方端側)とが固定されており、且つ該弾性部材に歪を与えるための第1及び第2電極からなる駆動用の可動電極が存在するとともに、この少なくとも一方が該弾性部材に接続されており、各静電吸着用電極に対向して、それぞれ対極が基板上に設置されており、更に各電極及び対極間には、それぞれ独立して電圧を印加する手段が備えられた請求項1記載の静電アクチュエータである。
請求項3に係る発明は、前記弾性部材は非線形ばねよりなることを特徴とする請求項1又は2記載の静電アクチュエータである。
請求項4に係る発明は、前記弾性部材が板ばねであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の静電アクチュエータである。
請求項5に係る発明は、前記弾性部材が弓幹状ばねであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の静電アクチュエータである。
請求項6に係る発明は、駆動用電極である第1電極及び第2電極が共に移動可能に構成されていることを特許とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の静電アクチュエータである。
更に、請求項7に係る発明は、前記駆動用電極である第1電極及び第2電極のうち一方が基板に固定され、他方が移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の静電アクチュエータである。
本発明の基本的構造は、基板に載置された第1及び第2の2枚の駆動用電極が存在すること。勿論、基板上に載置とは、基板の表面上又は下に接するのみならず、その表面の空間中に所定の間隔で平行になるよう配設されることを意味する。すなわち、該駆動用電極の一対は、基板に対して垂直又は平行に所定の間隔をもって存在していることを意味する。
また、該駆動用電極間に弾性部材が配設されていること、該弾性部材の両端部には、静電吸着用電極が存在していること、但し、図2に示す如く出力部が、弾性部材に一方の駆動用電極が一体に構成されている場合は出口部側の静電吸着用電極は駆動用電極と一体化させることができる。
以下の実施例に示す通り、本発明の特徴は、駆動用電極による静電引力により該電極を移動させ、その力により、弾性部材、好ましくは非線形ばねを歪ませ、エネルギーを蓄積すると共に該弾性部材両端間の距離に変化を与え、該弾性部材に負荷された電圧が解放されることにより、歪として蓄えられたエネルギーが開放され弾性部材は元の形状に戻る。その時の弾性部材の長さの復元力により、出力部を駆動するのである。具体的には、弾性部材の両端に吸着電極を備え、また該弾性部材を支える基板には、前記弾性部材の各端部に存在する静電吸着用電極(第1及び第2)に対応する位置に、それぞれ対極となる電極を備えている。場合によっては、該対極は、一体化されていてもよいが、第2静電吸着用電極に対する対極は独立していることが好ましい。
また、該弾性部材に歪を与えるための駆動用電極並びに静電吸着用電極に対して静電気力発生手段が接続されているのである。
本発明のアクチュエータの作動方法は、例えばまず、弾性部材の両端にある吸着電極のうち、出力部を駆動させる側の端部にある吸着電極(第1の静電吸着用電極)及びその対極である基板上の電極間に電圧を印加し、弾性部材の当該端部を基板上に固定し、同時に又は、次いで駆動用電極間に電圧を印加し、弾性部材に歪を与えると共に該弾性部材の端部間の距離に変化を与える。その後、弾性部材の端部のうち、出力部の存在しない方の端部にある静電吸着用電極(第2の静電吸着用電極)及び、その対極である基板上の電極間に電圧を印加し、当該個所を固定する。次いで、第2の静電吸着用電極及び駆動用電極に印加されていた電圧を解放し、該弾性部材の復元力によって、出力部を駆動するのである。
以下に、本発明の実施例について説明する。
22,32,42,42’,56,56’,57,57’,61,61’,62,62’,76,76’ 非線形板ばね
30,40,50,60,70 静電アクチュエータ
31,41,51,67 基板
24 電極
27,37,47 固定電極
28,48,58,68 出力部
35,36,46,45 静電固定用電極(ラチェット電極)
52,53 支持部
65,66 枠体
Claims (7)
- 基板上に、一端が出力部と接続され、且つ両端部或いはこれら端部と一体化した部材を介して静電吸着用電極がそれぞれ設けられた弾性部材と第1電極及び第2電極よりなる一対の駆動用電極とが載置されており、該一対の駆動用電極は、電圧を印加することにより、静電引力を生じ相対的に距離を狭め前記弾性部材に歪みを与えエネルギーが蓄積される如く構成されており、更に基板上には前記静電吸着用電極に対向する位置にそれぞれ対極が設けられ、各電極には、静電気力を発生する手段(電圧印加手段)が接続されており、該駆動用電極に電圧を印加し弾性部材に歪みを与える時は、出力部が接続された弾性部材の端部にある静電吸着用電極とその対極間に電圧が印加され、出力部が接続された弾性部材の端部が基板に吸着固定され、他端の静電吸着用電極は解放された状態であり、また該駆動用電極の電圧が解放され弾性部材の歪みが復元する時は、出力部が接続している側の電圧は解放され他端の静電吸着用電極とその対極間に電圧が印加され吸着固定される機構を備えることを特徴とする静電アクチュエータ。
- 基板上に、基板に沿って全長が伸長又は縮むと共にエネルギーを蓄積し得る弾性部材と、該弾性部材の一端(後方端)には、出力部が接続されており、且つ弾性部材の両端(後方端と先方端)あるいはこれと一体になった部材には、それぞれ第1の静電吸着用電極(後方端側)と第2の静電吸着用電極(先方端側)とが固定されており、且つ該弾性部材に歪を与えるための第1及び第2電極からなる駆動用の可動電極が存在するとともに、この少なくとも一方が該弾性部材に接続されており、各静電吸着用電極に対向して、それぞれ対極が基板上に設置されており、更に各電極及び対極間には、それぞれ独立して電圧を印加する手段が備えられた請求項1記載の静電アクチュエータ。
- 前記弾性部材は、非線形ばねよりなることを特徴とする請求項1又は2記載の静電アクチュエータ。
- 前記弾性部材が板ばねであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の静電アクチュエータ。
- 前記弾性部材が弓幹状ばねであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の静電アクチュエータ。
- 前記駆動用電極である第1電極及び第2電極が共に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の静電アクチュエータ。
- 前記駆動用電極である第1電極及び第2電極のうち、一方が基板に固定され、他方が移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の静電アクチュエータ。
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