JP5282897B2 - ヒューズ - Google Patents

ヒューズ Download PDF

Info

Publication number
JP5282897B2
JP5282897B2 JP2009060286A JP2009060286A JP5282897B2 JP 5282897 B2 JP5282897 B2 JP 5282897B2 JP 2009060286 A JP2009060286 A JP 2009060286A JP 2009060286 A JP2009060286 A JP 2009060286A JP 5282897 B2 JP5282897 B2 JP 5282897B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point metal
melting point
low melting
wide
fusing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009060286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010218687A (ja
Inventor
雄次 阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2009060286A priority Critical patent/JP5282897B2/ja
Publication of JP2010218687A publication Critical patent/JP2010218687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5282897B2 publication Critical patent/JP5282897B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Description

本発明は、過電流から電線や電気機器を保護するためのヒューズに関するものである。
従来から、自動車等の電気回路において過電流から電線や電気機器を保護する目的でヒューズが用いられている。このようなヒューズでは、銅等の高融点金属からなる導電板のエレメント部に対して錫等の低融点金属が付着されており、低融点金属の拡散による合金の生成によって、エレメント部における溶断特性の改善が図られている。即ち、ヒューズ定格をはるかに超えるデッドショート時だけでなく、即時に溶断しない程度の電流や断続的なショート電流の異常通電時でも、低融点金属の拡散でエレメント部の溶断時間の短縮が図られている。
また、一般に、エレメント部には、幅を狭くして断面積を小さくした溶断部の両側に、幅を広くして放熱性向上等を図った幅広部が形成されている。そして、この幅広部の表面に低融点金属が付着されている(特許文献1参照)。
ところで、幅広部に溶融した低融点金属を付着させるに際して、比較的電流容量が小さいエレメント部の場合には、付着させる低融点金属量に比して幅広部の幅寸法が小さく、一般に幅広部の全幅が低融点金属で覆われる。一方、比較的電流容量が大きいエレメント部では、付着される低融点金属量に比して幅広部の幅寸法が大きい。そのために、幅広部の表面に付着された低融点金属の周りには、溶断部側とその反対側だけでなく幅広部の幅方向両側にも、幅広部の表面が、低融点金属で覆われることなく、広がって露出することが多い。
ところが、このように低融点金属の周りに幅広部の表面が広く露出していると、低融点金属の付着位置を精度良く規定し難い。また、低融点金属の付着位置を確認検査するに際しても、目印等が無いので目視判断し難い。更に、低融点金属が幅広部の表面上で大きく広がり過ぎると、高融点金属への拡散特性ひいては溶断特性が不安定になるおそれもある。加えて、幅広部における低融点金属の付着位置や付着面積が製品間でばらつくことは、使用者等に決して良い印象を与えず、信頼性にも不安感を抱かせ易く、商品価値の低下につながるおそれもある。
特開平9−265891号公報
本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、付着された低融点金属よりも幅広部の幅寸法が大きくされて低融点金属の周りに幅広部の表面が広がって露出したエレメント部において、低融点金属の付着位置を高精度に規定することが出来ると共に、幅広部の表面上における低融点金属の広がりを抑えることが可能とされ、それによって、幅広部の表面上に付着された低融点金属の目視による確認や検査を容易に実施することが出来ると共に、低融点金属による目的とする溶断特性の安定化を図ることも可能とされ、商品の信頼性や価値の向上が図られた、新規な構造のヒューズを提供することにある。
すなわち、本発明は、幅狭の溶断部の通電方向の少なくとも一方に幅広部が設けられたエレメント部を有すると共に、エレメント部よりも融点の低い低融点金属をエレメント部の幅広部の表面に付着したヒューズにおいて、溶断部の幅寸法よりも大きな幅寸法をもって低融点金属を幅広部の平坦な表面に付着させると共に、幅広部の表面における低融点金属の付着領域の周囲には、少なくとも幅広部の幅方向両側および溶断部の反対側において、低融点金属の広がりを抑える拡張抵抗部を形成すると共に、幅広部の表面における低融点金属の付着領域の周囲が粗面加工されており、粗面によって幅広部の表面から突出する小突起が隙間を隔てて多数形成された拡張抵抗部が構成されていることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされたヒューズにおいては、幅広部の表面で低融点金属が広がるに際して、拡張抵抗部を乗り越えなければならない。その際、低融点金属の広がりに対して拡張抵抗部が堤防や堰のように作用したり、接触面積の増大に因る摩擦抵抗の増大が図られることにより、低融点金属の広がりに際して必要なエネルギーが、拡張抵抗部を超えることに対して大きく必要とされる。これにより、低融点金属は、幅広部の表面において拡張抵抗部を超えて広がることが防止されるのであり、予め設定された特定位置として拡張抵抗部で囲まれた領域を設定して、その領域に低融点金属を安定して付着させることが可能となるのである。
その結果、幅広部の表面における低融点金属の付着領域を精度良く規定することが出来る。また、多数のヒューズを製造するに際して、何れのヒューズにおいても同じ拡張抵抗部が形成されて低融点金属の付着領域が同じ位置に規定されることにより、低融点金属の付着良否の確認を目視でも容易に且つ精度良く速やかに行なうことが可能となる。更に、幅広部の表面に低融点金属を所定位置に精度良く付着し得ることにより、目的とする溶断特性の安定化が図られると共に、製品間における低融点金属の付着位置等のばらつきが抑えられて信頼性や商品価値の向上も達成されるのである。
また、本発明に従う構造とされたヒューズにおいては、粗面加工によって幅広部の表面に形成された多数の凸状部分からなる拡張抵抗部が、低融点金属に対して初期の付着領域から各方向への広がりを効果的に防止し得る。また、粗面とされた全領域で低融点金属に対する拡張抵抗機能が発揮されることから、例えば特定位置に一本の凸条を形成する場合等に比して、付着される低融点金属の量(付着面積)の多少や付着位置のずれ等に対しても目的とする拡張抵抗機能を安定して得ることが可能となる。
なお、拡張抵抗部は、幅広部の表面から突出して形成されて、幅広部の表面に付着された低融点金属の広がりに対する抵抗力を大きくするものが、各種形状で採用可能である。例えば、幅広部の表面に付着された低融点金属の外周縁部に接して又は沿って延びる一条又は複数条の凸条の他、格子状の凸条、更には、複数の独立した突起状の凸部等が採用可能であり、それらを任意に組み合わせて採用しても良い。
また、幅広部の表面に付着される低融点金属は、エレメント部よりも融点が低く、溶融に伴って幅広部を形成する金属との合金化(拡散)等による溶断促進を実現し得るものであれば良く、公知のものが何れも採用可能である。例えば、錫やアルミニウム,鉛,銀,マグネシウム等の他、それらの合金等が、幅広部の材質等を考慮して要求特性に応じて選択可能である。
なお、低融点金属は、幅広部の表面における所定の付着領域に対して離脱しないように付着されていれば良い。具体的には、例えば低融点金属を溶融状態で幅広部に付着させて直接に固着する他、固体状態の低融点金属を適当な蝋材や接着材で幅広部に固着したり、かしめ等で幅広部に機械的に固着した後に溶融して固着すること等も可能である。
なお、本態様の構成の一つである「粗面」を得るための加工方法は、幅広部の表面から突出する拡張抵抗部を形成できる方法であれば、特に限定されないが、例えば、プレス加工やブラスト処理,エッチング等の公知の加工方法が採用され得る。
また、粗面の形成領域は、低融点金属の付着領域の周囲において少なくとも幅広部の幅方向両側および溶断部の反対側に存在して拡張抵抗部を構成するものであれば良い。例えば、低融点金属の付着領域を除いた幅広部の全面に粗面加工を施しても良い。
また、本発明に関連する参考例では、幅広部の表面における低融点金属の付着領域の周囲に、付着領域の周囲に沿って延びる凹溝が成形されることにより、凹溝の少なくとも一方の縁部が肉盛状に突出させられて拡張抵抗部が形成されている態様を、採用しても良い。
このような態様においては、幅広部に付着された低融点金属の広がり方向に対して直交する方向に延びる凸条を形成することが出来、例えば散在する突起を設ける場合等に比して、低融点金属の外周部分に対して一層効果的な拡張抵抗機能を及ぼすことが可能となる。
しかも、成形された一つの凹溝における溝幅方向の少なくとも一方の側には、凸条が形成される。即ち、一つの凹溝を形成することにより、低融点金属の付着領域の外方には、一つの凹溝と少なくとも一つの凸条があることとなる。それ故、凸条による拡張抵抗機能だけでなく、凹溝内の貯留作用に基づく拡張抵抗機能も発揮されることとなり、低融点金属の拡張に対して大きな抵抗力が発揮され得る。なお、本態様において、凹溝は、複数並列的に形成しても良い。
本発明の第一の実施形態としてのヒューズを示す分解斜視図。 図1に示されたヒューズの要部拡大平面図。 図2のIII−III断面における要部拡大図。 本発明の第二の実施形態としてのヒューズの要部拡大平面図。 図4のV−V断面における要部拡大図。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1には、本発明の第一の実施形態としてのヒューズ10が示されている。このヒューズ10は、通電部材であるヒューズ本体12を電気絶縁用のハウジング13で覆った構造とされている。
ヒューズ本体12は、オルタネータ用の第1端子部14、バッテリー用の第2端子部16と四つの出力端子部18,20を備えている。また、第1端子部14には、第1バスバー部22が連設されている。更に、第2端子部16には、第2バスバー部24が連設されている。
そして、第1バスバー部22と第2バスバー部24とを繋ぐようにして、大電流用エレメント部26が設けられている。また、第1バスバー部22および第2バスバー部24と各出力端子部18,18,20,20との間には、それぞれを繋ぐようにして、エレメント部28,28,30,30が設けられている。
これら各エレメント部26,28,28,30,30は、何れも、通電方向中間部分に位置する溶断部とその両側に位置する幅広部を備えている。幅広部は、溶断部よりも幅寸法が大きくされて通電断面積が大きくなっており、許容電力を超える通電時に溶断部で断線するように設計されている。
具体的には、大電流用エレメント部26は、第1バスバー部22及び第2バスバー部24の両対向縁部から延び出す第1幅広部32及び第2幅広部34と、それら第1幅広部32と第2幅広部34との先端対向縁部同士をつなぐ溶断部36とによって構成されている。
同様に、エレメント部28は、第1幅広部38及び第2幅広部40と溶断部42によって構成されており、第1バスバー部22と出力端子部18の対向縁部間に跨がって延びている。また、エレメント部30は、第1幅広部44及び第2幅広部46と溶断部48によって構成されており、第2バスバー部24と出力端子部20の対向縁部間に跨がって延びている。
そして、上述の如く第1、第2端子部14,16及び出力端子部18,20と、バスバー部22,24と、エレメント部26,28,30を含んで構成されたヒューズ本体12は、導電材によって一体成形されている。具体的には、例えば、銅合金等からなる薄肉の金属プレートに対して打抜きや曲げ等のプレス加工を施すことによって、本実施形態のヒューズ本体12を得ることが出来る。
このようにして得られた本実施形態のヒューズ本体12は、エレメント部30を除く全体が略一定の厚さ寸法とされていると共に、第1端子部14及び第2端子部16を除く全体が一つの平面上に広がって形成されている。なお、エレメント部30は、他の部位に比して僅かに薄肉とされている。また、第1端子部14及び第2端子部16は、第1バスバー部22及び第2バスバー部24との連接部において略直角に屈曲されている。
さらに、各エレメント部26,28,30には、何れも、低融点金属50が付着されている。この低融点金属50の付着位置は、各エレメント部26,28,30の一方の幅広部である第1幅広部32,38,44における溶断部36,42,48との連接側の先端部とされている。
なお、エレメント部28,30では、第1幅広部38,44の先端部に円形の拡幅部52,54が形成されている。そして、これら拡幅部52,54の一方の面を全体に亘って覆うようにして、低融点金属50が付着されている。即ち、幅寸法が小さいエレメント部28,30では、低融点金属50の付着面積を確保するために拡幅部52,54が形成されているのである。一方、大電流用エレメント部26では、第1幅広部32が大きいことから、第1幅広部32の一方の面を部分的に覆うようにして、低融点金属50が付着されている。
前記低融点金属50は、各エレメント部26,28,30の溶断部36,42,48における溶断を調節等し得るものであって、例えば錫や燐,ハンダ等が、ヒューズ本体12の材質や目的とする機能,特性等に応じて採用される。即ち、高融点金属からなるヒューズ本体12のエレメント部26,28,30の表面に低融点金属50を密着状態で設けることにより、断続的なショート電流等の異常通電時に低融点金属50が発熱溶融して、エレメント部26,28,30を形成する可溶体金属に対する還元的機能を発揮し、エレメント部26,28,30における通電抵抗増大と発熱を促進することにより速やかな溶断を実現することも可能である。或いは、低融点金属50における大きな熱伝導率と吸熱作用に基づいてエレメント部26,28,30における通電時の発熱を低融点金属50に対して伝熱吸収させることにより、モーターロック電流等を許容したり遅延溶断特性を付与すること等も可能となる。
なお、低融点金属50を各第1幅広部32,38,44に付着させるには、例えば低融点金属50を溶融させて付着させることが出来る。具体的には、低融点金属50を加熱溶融させたものを第1幅広部32,38,44の各付着予定部に接触させることにより、第1幅広部32,38,44における低融点金属50の溶融体に対する濡れ性や溶融した低融点金属50の表面張力を利用して、低融点金属50を各第1幅広部32,38,44へ付着させることが出来る。
ところで、低融点金属50が表面の一部に付着された大電流用エレメント部26の第1幅広部32には、低融点金属50の付着領域の周囲に拡張抵抗部56が設けられている。
すなわち、本実施形態では、低融点金属50が、第1幅広部32の幅方向(図2中の上下方向)中央部分において先端部分に付着されている。これにより、低融点金属50の外周縁部(外周輪郭)のうち溶断部36側は、第1幅広部32の端縁部に沿って延びている。また、低融点金属50の外周縁部のうち、第1幅広部32の幅方向両側と溶断部36の反対側とは、何れも、第1幅広部32において外周縁部から内方に離隔した表面上を延びている。低融点金属50の広がる幅は、溶断部36よりも大きくて第1幅広部32よりも小さい。
一方、第1幅広部32において低融点金属50が付着された表面58には、低融点金属50の付着領域を除いた部分の全体に亘って粗面加工が施されている。本実施形態における粗面加工は、例えば、多数の突起が形成された押圧面をもったプレス型を用い、このプレス型を第1幅広部32の表面58に押し付けてプレス加工を施すこと等によって行なわれている。
このような粗面加工が施された表面58には、図2及び図3に示されているように、表面58に開口する小さな凹部60が多数形成されている。本実施形態では、凹部60が、第1幅広部32の表面58における低融点金属50の付着領域を除いた部分の全体に亘って、相互に小さな間隔を隔てた密集状態で形成されている。
また、各凹部60には、その開口周縁部において、第1幅広部32の表面58から突出した環状突起からなる拡張抵抗部56が形成されている。要するに、本実施形態では、第1幅広部32の表面58における低融点金属50の付着領域を除く略全体に亘って、小さな円環形状の突起からなる拡張抵抗部56が、相互に小さな距離を隔てた密集状態で形成されているのである。
これにより、第1幅広部32の表面58に付着された低融点金属50の周囲には、溶断部36側の端縁部を除く全周に亘って、拡張抵抗部56が設けられているのである。
さらに、図1に示されているように、上述の如き構造とされたヒューズ本体12には、ハウジング13が組み付けられている。このハウジング13は、上下の分割構造とされており、ヒューズ本体12を板厚方向の両側から挟み込むようにして上カバー62と下カバー64が重ね合わされて相互に連結されることにより、ヒューズ本体12に対して固定的に組み付けられている。
これら上下のカバー62,64は、何れも略平板形状とされており、ヒューズ本体12のバスバー部22,24と各エレメント部26,28,30及び各出力端子部18,20の各基端部分を、上下両側から覆うようになっている。
要するに、ヒューズ本体12に対してハウジング13が組み付けられて構成された本実施形態のヒューズ10では、各端子部14,16,18,20が、少なくとも先端部分においてハウジング13の外周縁部から外方に突出した構造となっている。そして、これらの各端子部14,16,18,20に対して、図示しない外部の通電ケーブルが接続される。
なお、上下カバー62,64には、ヒューズ本体12を位置決め固定するためのピン機構や、各エレメント部26,28,30の状態を外部から視認するための窓、上下カバー62,64を相互に連結するための係止機構等が適宜に設けられるが、それらは公知のものであり、本発明の要旨でもないことから、詳細な説明は割愛する。
上述の如き本実施形態のヒューズ10においては、第1幅広部32に付着された低融点金属50の外周縁部を囲むようにして拡張抵抗部56が形成されていることから、低融点金属50が溶融状態で広がるには、拡張抵抗部56を乗り越える必要がある。
ここにおいて、拡張抵抗部56は、低融点金属50が付着された第1幅広部32の表面58から所定高さで突出していることから、この拡張抵抗部56を乗り越えるには、単に平坦な表面58を広がる場合に比して、大きな流動エネルギーが必要とされる。それ故、第1幅広部32の表面58における低融点金属50の拡張(広がり)に対して抵抗力が発揮されることとなり、低融点金属50の拡張が抑えられるのである。なお、溶断部36への低融点金属50の拡張は、溶断部36の幅寸法が小さいことにより、低融点金属50の表面張力等に基づいて防止され得る。
その結果、第1幅広部32の表面58において、低融点金属50の付着領域を精度良く且つ安定して規定することが可能となる。そして、低融点金属50の位置精度が向上されることにより、多数のヒューズを製造するに際しての低融点金属50の付着領域の良否を目視検査等で容易に且つ精度良く行なうことが可能となる。また、目的とする溶断特性の安定化や、商品価値の向上も達成される。
以上、本発明の第一の実施形態について詳述してきたが、本発明は第一の実施形態における具体的な記載によって限定解釈されるものでない。
例えば、図4に示されている第二の実施形態のように、第1幅広部32の表面58において、付着された低融点金属50の周囲に沿って延びる凸条からなる拡張抵抗部66を採用しても良い。
拡張抵抗部66は、例えば、プレス面に凸条を有するプレス型を用いて第1幅広部32をプレス加工することにより形成することが出来る。即ち、このようなプレス加工等により、第1幅広部32には、図5に示されているように、表面58に開口して延びる略V字断面の凹溝68が形成されている。また、この凹溝68の開口端縁部には、外側の側壁の先端縁部に沿って連続して溝全長に亘って延びる凸条が形成されており、この凸条によって、拡張抵抗部66,66が突出形成されているのである。
特に、本実施形態では、第1幅広部32の表面58において、低融点金属50の幅方向両側でそれぞれ第1幅広部32の突出方向(通電方向)に向かって平行に延びるように、拡張抵抗部66を形成する凹溝68,68が形成されている。また、低融点金属の背後(溶断部36と反対側)にも、第1幅広部32の幅方向に延びるように、拡張抵抗部66を形成する凹溝68が形成されている。そして、これら3本の直線的に延びる凹溝68によって、低融点金属50の周囲を囲むように延びる拡張抵抗部66が形成されているのである。
なお、各凹溝68は、何れも、端部が第1幅広部32の外周縁部から所定距離だけ内方に位置しており、何れの凹溝68も、第1幅広部32の外周部分に開放していない。
このような第1幅広部32を備えた本実施形態のヒューズにおいても、低融点金属50が、溶断部36側を除く全周囲において拡張抵抗部66で囲まれていることから、前記第一の実施形態と同様な作用効果が何れも発揮され得る。
なお、上記第二の実施形態では、3本の凹溝68が、相互に独立して形成されていたが、例えば拡張抵抗部66の背後に位置する凹溝68の両端部を、拡張抵抗部66の両側に位置する一対の凹溝68,68の一方の端部に対してそれぞれ連続させることにより、全体としてコ字状に延びる一つの凹溝68としても良い。或いは、拡張抵抗部66の周囲を囲むように湾曲して延びる円弧形状をもって、一つの凹溝68を形成することも可能である。
また、上記第二の実施形態では、凹溝68が、低融点金属50の付着領域の周囲に一条形成されていたが、平行に複数条形成しても良く、低融点金属50の付着領域を含めて、第1幅広部32の表面の全体に亘って形成しても良い。
更にまた、第1幅広部32の突出方向に延びる凹溝68と幅方向に延びる凹溝68とを相互に交差させて形成することも可能である。これにより、第1幅広部32の表面58において、格子状に延びる拡張抵抗部66を、低融点金属50の周囲に形成することが出来る。
また、エレメント部28,30においても、低融点金属50の付着領域に対して、前記第一及び第二の実施形態における大電流用エレメント部26と同様な構造を採用して本発明を適用することも可能である。形成されるエレメント部の数は限定されることなく、単一のエレメント部や2個、3個、4個、或いは6個以上のエレメント部を一体的に備えた各種構造のヒューズに対しても本発明が適用され得る。
10:ヒューズ,26:大電流用エレメント部(エレメント部),32:第1幅広部(幅広部),34:第2幅広部(幅広部),36:溶断部,50:低融点金属,56:拡張抵抗部,58:表面,66:拡張抵抗部,68:凹溝

Claims (1)

  1. 幅狭の溶断部の通電方向の少なくとも一方に幅広部が設けられたエレメント部を有すると共に、該エレメント部よりも融点の低い低融点金属を該エレメント部の該幅広部の表面に付着したヒューズにおいて、
    前記溶断部の幅寸法よりも大きな幅寸法をもって前記低融点金属を前記幅広部の平坦な表面に付着させると共に、該幅広部の表面における該低融点金属の付着領域の周囲には、少なくとも該幅広部の幅方向両側および該溶断部の反対側において、該低融点金属の広がりを抑える拡張抵抗部を形成すると共に、
    前記幅広部の表面における前記低融点金属の付着領域の周囲が粗面加工されており、該粗面によって該幅広部の表面から突出する小突起が隙間を隔てて多数形成された前記拡張抵抗部が構成されていることを特徴とするヒューズ。
JP2009060286A 2009-03-12 2009-03-12 ヒューズ Expired - Fee Related JP5282897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060286A JP5282897B2 (ja) 2009-03-12 2009-03-12 ヒューズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060286A JP5282897B2 (ja) 2009-03-12 2009-03-12 ヒューズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010218687A JP2010218687A (ja) 2010-09-30
JP5282897B2 true JP5282897B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=42977317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009060286A Expired - Fee Related JP5282897B2 (ja) 2009-03-12 2009-03-12 ヒューズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5282897B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5784980B2 (ja) * 2011-05-24 2015-09-24 矢崎総業株式会社 ヒューズエレメント及びヒューズエレメントの製造方法
JP6933774B2 (ja) * 2017-09-08 2021-09-08 リテルヒューズ・インク 低プロファイル集積ヒューズモジュール
NO347942B1 (en) * 2019-05-28 2024-05-21 Grenland Energy As A battery module
IT201900011262A1 (it) * 2019-07-09 2021-01-09 Audio Ohm Di Tonani Caterina & C S R L Procedimento di fabbricazione della parte metallica di un fusibile di sicurezza per l’uso in un veicolo a motore e fusibile elettrico realizzato mediante detto procedimento
JP7428559B2 (ja) * 2020-03-18 2024-02-06 矢崎総業株式会社 ヒューズエレメント及びヒューズユニット

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723865Y2 (ja) * 1988-04-04 1995-05-31 内橋エステック株式会社 基板型温度ヒューズ
JP4513030B2 (ja) * 2007-03-29 2010-07-28 日本電信電話株式会社 ヒューズエレメント

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010218687A (ja) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3219703U (ja) 電池用バスバー
US10283307B2 (en) Surface mount fuse
JPH07130277A (ja) 遅断ヒューズ及びその製造方法
KR101370196B1 (ko) 가용성 링크 유닛
CN104995712A (zh) 熔丝元件
JP5282897B2 (ja) ヒューズ
KR101748845B1 (ko) 퓨즈용 버스바 및 그 용단부 제조방법
JP5264376B2 (ja) ヒューズ及びその製造方法
JP4032750B2 (ja) シャント抵抗並びにその抵抗値の調整方法
CN108780686B (zh) 电阻器
KR101979226B1 (ko) 멀티퓨즈용 버스바
CN108713236B (zh) 电保险设备
JP2015026498A (ja) ヒューズ及びヒューズの溶断特性調整方法
WO2013179404A1 (ja) 電子装置
TW202333178A (zh) 電熔斷器
JP6590501B2 (ja) 外付けptc素子および筒形電池
JP2013073674A (ja) ヒューズ
JP5568974B2 (ja) 回路構成体
JP5147630B2 (ja) ヒューズユニット
US12119194B2 (en) Fuse and method for manufacturing fuse
JP7426088B2 (ja) ヒューズ
JP4844131B2 (ja) 回路構成体および電気接続箱
KR20130003867U (ko) 점핑기능을 가지는 퓨즈
JP4132990B2 (ja) 電気的接合構造
JP2002343224A (ja) ヒューズエレメント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130514

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees