JP5281851B2 - 枚葉印刷機の給紙速度制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、枚葉印刷機において、アイドリング速度から設定速度へ増速させて印刷作業を行う、給紙速度制御装置に関するものである。
一般の枚葉印刷機においては、印刷運転開始時にアイドリング運転の速度から設定速度へ増速して印刷を行うよう制御されている。このアイドリング速度から設定速度への増速までには時間がかかるため、その間に搬送される枚葉紙が無駄になるという問題があり、種々の改良がなされている。特許文献1には、印刷機を高速にしながら給紙を行い、印刷機の速度が生産速度に達するか達した後にはじめて第一の枚葉紙が機内の所定位置に到着するようにして損紙をできる限り低減させる技術の開示がある。
特許第2905180号
印刷開始時におけるこの設定速度への増速については、増速度合いが大きすぎると(加速しすぎると)給紙状態が安定せず、紙詰まり等の問題が発生する可能性があった。また、印刷機で使用される枚葉紙は厚さ、材質等多種多様なものがあり、使用される枚葉紙の種類等によっては紙詰まり等の問題により、高速給紙しない方が好ましい場合がある。特許文献1の技術では、紙詰まりや印刷トラブルを起こす可能性があり、改善の余地があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、簡易な構成で紙詰まり等を防いで安全確実に搬送を行い、かつ、損紙を少なくすることのできる枚葉印刷機の給紙速度制御装置を提供することを課題とする。
前記目的を達成するために、本発明は、給紙部Aと、該給紙部Aからフィーダーボード1を介して搬送される枚葉紙Pを印刷する印刷部20a〜20dと、印刷機の各種駆動を制御する制御部30とを有し、該制御部30は印刷機の運転開始時にアイドリング速度から設定速度へ増速させて印刷作業を行う枚葉印刷機において、前記制御部30は設定速度が基準値以上の場合、この設定速度に応じ、印刷機がアイドリング速度から前記設定速度に達する直前に一枚目の枚葉紙Pを印刷機の所定位置9に到着させるように制御し、前記設定速度が前記基準値を下回る場合、一枚目の枚葉紙Pが前記所定位置9に到着した後に印刷機をアイドリング速度から前記設定速度へ増速させるように制御することを特徴としている。
本発明の請求項1記載の印刷機によれば、制御部は設定速度が基準値以上の場合、この設定速度に応じ、印刷機がアイドリング速度から設定速度に達する直前に一枚目の枚葉紙を印刷機の所定位置に到着させるように制御するので、必要最小限の最適な増速で設定速度に達することで、紙詰まり等を防ぎ、かつ損紙を少なくして効率のよい作業を行うことができる。また、設定速度が基準値を下回る場合、1枚目の枚葉紙が所定位置に到着した後に印刷機をアイドリング速度から設定速度へ増速させるように制御して、安全確実に作業を行うことができる。つまり、使用される枚葉紙に応じて給紙速度を制御して最適な印刷状態を得ることができる。
本発明の実施形態による枚葉印刷機について図1〜図5に基づき説明する。図1の概略全体図に示す通り、本実施例に係る印刷機は枚葉オフセット印刷機であり、給紙部A、本発明の印刷部である印刷ユニット20a〜20d、排紙部2により構成されている。各印刷ユニット20a〜20d内には図示しないインキローラー群、版胴3、ゴム胴4、圧胴5がそれぞれ設けられている。各圧胴5間には渡し胴7が設けられる。圧胴5、渡し胴7には図示しないグリッパが設けられており、枚葉紙Pはこのグリッパにて先端が把持された状態で圧胴5、渡し胴7間を搬送される。符号9はフィーダーボード1の先端部に設けられた前当てであり、この前当て9は枚葉紙Pの搬送を遮る位置と枚葉紙Pの搬送に干渉しない位置に進退可能に設けられており、枚葉紙Pの印刷ユニット20aへの侵入の際の位置決めとなる。枚葉紙Pがこの前当て9に当接した位置が本発明における所定位置である。また、前当て9には枚葉紙Pの到着を検知する、図示しないセンサーが取り付けられている。符号8は給紙部Aのフィーダーボード1上から搬送され、前当て9で位置決めされた枚葉紙Pを給紙胴6へ渡すスインググリッパであり、給紙胴6は枚葉紙Pを圧胴5へ受け渡す。スインググリッパ8、給紙胴6にも前記のグリッパが設けられる。また、給紙部Aにはフィードローラ11、12が設けられており、両ローラ間に挟まれた枚葉紙Pを1枚ずつフィーダーボード1に送る。給紙部Aに積載された枚葉紙Pはフィーダーボード1上を矢印Z方向へ進み、印刷ユニット20aへ搬送されることとなる。符号Mは印刷機駆動用のモータである。
図2は本発明の実施形態にかかる枚葉印刷機の制御部を示す概略ブロック図であり、印刷機を駆動するモータM、印刷機の操作部である後述するタッチパネル50、制御部30により構成されている。制御部30は演算処理等を行うマイクロプロセッサ30a(シーケンサでもよい)、データ及び所定のプログラム(演算式あるいはテーブル等)を記憶するROM30b、機械回転数等に関する種々の情報を記憶可能なRAM30c、マイクロプロセッサ30aと制御部30外部に設けられた装置との間における各種信号のやりとりを仲介するインターフェイス30d等を用いて構成されている。
図3は印刷機の操作部であるタッチパネル50の画面Gの一形態を示す図である。画面G内には各種操作用のボタンが配置されているが、本発明に関する操作ボタン以外については説明を省略する。符号51は速度セットキーであり、これを操作することで速度表示部52に表示される印刷速度(SPH←Sheet Per Hour)が変化する。符号53は速度セットキーであり、これを押すと速度表示部52が緑色に点灯し、印刷速度が確定する。この確定と同時に、後述する給紙モードを示すモード表示部54の「高速」あるいは「低速」のどちらかも緑色に点灯する。本実施例においては、印刷速度が5000SPH以上の場合は高速給紙モードとなり、5000SPH未満の場合は低速給紙モードとなるよう構成されている。この給紙モードについては後述する。給紙モードの選択については、符号55の高速セットキー若しくは符号56の低速セットキーを押すことによっても選択可能となっている。しかし、印刷速度とモードが合致しない場合、例えば、印刷速度が6000SPHとなっている状態で低速セットキー56を押すと、速度表示部52とモード表示部54の両方が赤色に点滅し、オペレータに誤入力を報知すると共に適正な入力を促すようになっている。
図4〜6を用いて本発明の給紙モードについて説明する。図4は高速給紙モードを示すグラフであり、本実施例においては前述のタッチパネル50の画面Gの速度表示部52に示された印刷速度が5000SPH以上の場合に採用されるモードである。このモードは高速印刷作業が可能な枚葉紙Pを使用する際に用いられる。アイドリング速度からオペレータが図示しない給紙開始ボタンを押すと、印刷機は間もなく増速を開始する。そして1枚目の枚葉紙Pが印刷機の所定位置、すなわち上述した通り、枚葉紙Pが前当て9に当接する位置に到着してから間もなく印刷機は設定速度(速度表示部52に示された速度)に達するよう、制御部30はモータMの回転数を制御する。このように、1枚目の枚葉紙Pが所定位置に到着してから間もなく設定速度に達するので、損紙を少なくして効率的な印刷作業を行うことができる。
図5はもう1つの高速給紙モードを示すグラフであり、図4の高速給紙モードに比べて設定速度の低いものである。図4と同様、1枚目の枚葉紙Pが印刷機の所定位置に到着してから間もなく印刷機は設定速度(速度表示部52に示された速度)に達するようになっているが、図4と比べて増速の度合いが少なくなっている。このように設定速度に合せて増速度合いを変化させ、加速しすぎないようにすることにより、紙詰まり等を防ぎながらも損紙を少なくして効率的な印刷作業を行うことができる。
また、図6は低速給紙モードを示すグラフであり、本実施例においては前述のタッチパネル50の画面Gの速度表示部52に示された印刷速度が5000SPH未満の場合に採用されるモードである。このモードは高速印刷作業が難しい枚葉紙Pを使用する際に用いられる。すなわち、枚葉紙Pとして和紙や非常に薄い紙、プラスチックなど、搬送が難しいものを用いる場合には、設定される印刷速度を低くして安全確実に搬送する必要がある。よって、この低く設定された印刷速度に従って、低速給紙を行うのである。アイドリング速度からオペレータが図示しない給紙開始ボタンを押すと、印刷機はアイドリング状態を維持したまま運転を続ける。そして1枚目の枚葉紙Pが印刷機の所定位置、すなわち上述した通り、枚葉紙Pが前当て9に当接する位置に到着してから間もなく印刷機は設定速度(速度表示部52に示された速度)に向けて増速を開始する。具体的には前当て9に設けられた図示しないセンサーが1枚目の枚葉紙Pを検知することをトリガーとして、増速を開始する。このように、1枚目の枚葉紙が所定位置に到着した後に印刷機をアイドリング速度から設定速度へ増速させるようにしたので、安全確実に印刷作業を行うことができる。
本発明に係る枚葉印刷機の給紙速度制御装置の機構は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲で記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。上述の実施例においてはオフセット式枚葉印刷機であったが、枚葉紙を使用する印刷機であればスクリーン印刷機やフレキソ式の印刷機であっても良い。
本発明に係る、枚葉印刷機の給紙速度制御装置は、枚葉紙の給紙速度を制御する制御装置を有する枚葉印刷機において極めて有用である。
本発明に係る給紙速度制御装置を備えた枚葉オフセット印刷機の側面図。 本発明に係る枚葉印刷機の制御部を示す概略ブロック図。 本発明に係る印刷機の操作部となるタッチパネル50の画面Gの一形態を示す図。 本発明に係る高速給紙モードを示すグラフ。 本発明に係る高速給紙モードを示すグラフ。 本発明に係る低速給紙モードを示すグラフ。
符号の説明
1 フィーダーボード
9 前当て
30 制御部
50 タッチパネル
52 速度表示部
54 モード表示部
A 給紙部
M モータ
P 枚葉紙

Claims (1)

  1. 給紙部と、該給紙部からフィーダーボードを介して搬送される枚葉紙を印刷する印刷部と、印刷機の各種駆動を制御する制御部とを有し、該制御部は印刷機の運転開始時にアイドリング速度から設定速度へ増速させて印刷作業を行う枚葉印刷機において、前記制御部は設定速度が基準値以上の場合、この設定速度に応じ、印刷機がアイドリング速度から前記設定速度に達する直前に一枚目の枚葉紙を印刷機の所定位置に到着させるように制御し、前記設定速度が前記基準値を下回る場合、一枚目の枚葉紙が前記所定位置に到着した後に印刷機をアイドリング速度から前記設定速度へ増速させるように制御することを特徴とする枚葉印刷機の給紙速度制御装置。
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