JP5281505B2 - インターホンシステム - Google Patents

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Description

本発明は、インターホンシステムに関し、特に、携帯電話機にインターホン通話の音声を転送するインターホンシステムに関するものである。
従来のインターホンシステムは、インターホン親機に外線発信機能を追加し、転送モードに設定されているときにインターホン子機からの呼出信号を受信すると、予め登録されている電話番号(当該住戸の住人が携帯している携帯電話機の加入者番号)にインターホン親機が発呼し、インターホン親機がインターホン子機から受け取る音声を携帯電話機に転送するとともに携帯電話機から受け取る音声をインターホン子機に転送することによってインターホン子機と携帯電話機との間で通話することができるものであった(例えば、特許文献1参照)。あるいは、インターホン親機に接続される転送装置を備え、この転送装置が外線発信機能並びに転送機能を有しているインターホンシステムも提供されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−313166号公報 特開2001−103463号公報
ところで、特許文献1,2に記載されている従来システムでは、インターホン親機若しくは転送装置から携帯電話機の電話番号に発呼した際、当該携帯電話機ではインターホン親機若しくは転送装置からの着呼であることが不明であるため(発信元の電話番号がインターホン親機若しくは転送装置に固有の番号である場合を除く。)、携帯電話機をオフフックして応答するまでは携帯電話機を携帯する住人が自宅のインターホン子機からの転送であることが判らなかった。そのため、住人は応答したくない相手(来訪者)であっても応答しなければならず、使い勝手が悪いものであった。尚、インターホン親機若しくは転送装置に固有の加入者番号を割り当てた場合、自宅の固定電話に割り当てられる加入者番号と別の加入者番号を電話会社から割り当てて貰うための費用が掛かるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、携帯電話機で応答する前にインターホン子機からの転送であることが確認できて使い勝手のよいインターホンシステムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、住宅の外に設置されるインターホン子機と、住宅内に設置されてインターホン子機との間で音声信号を送受信するインターホン親機と、インターホン子機から送出される音声信号をデータに変換して外部ネットワークに送信するとともに外部ネットワークより受信するデータを音声信号に変換してインターホン子機に送出する転送装置と、転送装置との間で外部ネットワークを通じてデータ通信するサーバ装置と、サーバ装置との間で音声データを送受信する携帯電話機とを備え、転送装置は、インターホン子機から呼出信号を受け取ったときに携帯電話機に宛ててイベント通知メッセージを送信し、携帯電話機は、転送装置から受け取ったイベント通知メッセージに基づいてインターホン子機からの呼出を報知し、当該呼出に対する応答操作の入力を受け付けると転送装置に宛てて通話開始要求メッセージを送信するとともにサーバ装置に割り当てられている電話番号に発呼し、転送装置は、携帯電話機から通話開始要求メッセージを受け取るとサーバ装置に割り当てられている電話番号に発呼し、サーバ装置は、携帯電話機からの前記発呼に含まれる発信者情報と転送装置からの前記発呼に含まれる発信者情報とが予め決められた対応関係に合致する場合にのみ携帯電話機と転送装置の間に通話チャネルを開設するとともに当該通話チャネルを通して転送装置と携帯電話機との間で音声データを送受信させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、携帯電話機で応答する前にインターホン子機からの転送であることが確認できて使い勝手がよくなり、しかも、転送装置はサーバ装置に発呼するだけでサーバ装置あるいは携帯電話機から着呼しないために専用の電話番号(加入者番号)を割り当てる必要が無く、維持コストが抑えられる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、サーバ装置は、転送装置から送信されるイベント通知メッセージを当該転送装置に対応付けられている携帯電話機に宛てて転送するとともに、携帯電話機から送信される通話開始要求メッセージを当該携帯電話機に対応付けられている転送装置に宛てて転送することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、転送装置と携帯電話機との間の通信が全てサーバ装置を経由して行われ、転送装置及び携帯電話機はそれぞれサーバ装置とのみ通信すればよいので、携帯電話機と転送装置が直接通信する場合と比較して種々の制限を回避しやすく、且つセキュリティも確保し易い。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、サーバ装置は、転送装置と携帯電話機との間でイベント通知メッセージ並びに通話開始要求メッセージの転送を管理するイベント管理サーバ装置と、転送装置と携帯電話機との間の呼制御を行う呼制御サーバ装置とからなることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、サーバ装置をイベント管理サーバ装置と呼制御サーバ装置に分離したため、呼制御サーバ装置に汎用品が使用できてコストダウンが図れる。
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において、サーバ装置は、自己に割り当てられる電話番号をイベント通知メッセージ並びに通話開始要求メッセージとともに携帯電話機及び転送装置に通知し、携帯電話機並びに転送装置は、サーバ装置から通知される電話番号に発呼することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、転送装置並びに携帯電話機が発呼する先のサーバ装置の電話番号を動的に変更できるためにシステム構成の追加や変更に容易に対処できる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、インターホン子機は来訪者を撮像する撮像装置を具備し当該撮像装置で撮像した画像をイベント通知メッセージとともに携帯電話機に宛てて送信し、携帯電話機は画像を表示する表示手段を具備し、イベント通知メッセージとともに受け取った画像を当該表示手段で表示することを特徴とする。
請求項5の発明によれば、インターホン子機の撮像装置で撮像された画像(来訪者を被写体とする画像)を携帯電話機の表示手段で表示することができるので、使用者は来訪者を確認して応答の要否を判断することが可能となって使い勝手が向上する。
請求項6の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、インターホン子機は来訪者を撮像する撮像装置を具備し当該撮像装置で撮像した画像をサーバ装置にアップロードし、携帯電話機は画像を表示する表示手段を具備し、イベント通知メッセージを受け取った後にサーバ装置から前記画像をダウンロードして表示手段で表示することを特徴とする。
請求項6の発明によれば、インターホン子機の撮像装置で撮像された画像(来訪者を被写体とする画像)を携帯電話機の表示手段で表示することができるので、例えば、携帯電話機宛てに送信するイベント通知メッセージの形式や容量などの制約によって画像をイベント通知メッセージとともに送信できない場合であっても、使用者は来訪者を確認して応答の要否を判断することが可能となって使い勝手が向上する。
本発明によれば、携帯電話機で応答する前にインターホン子機からの転送であることが確認できて使い勝手のよいインターホンシステムを提供することができる。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 同上における転送装置のブロック図である。 同上の転送処理の動作を説明するためのシーケンス図である。
本実施形態のインターホンシステムは、図1に示すように住宅の外に設置されるインターホン子機(以下、子機と略す。)2と、住宅内に設置されて子機2との間で音声信号を送受信するインターホン親機(以下、親機と略す。)1と、子機2から送出される音声信号をデータに変換して外部ネットワークに送信するとともに外部ネットワークより受信するデータを音声信号に変換して子機2に送出する転送装置3と、転送装置3との間で外部ネットワークを通じてデータ通信するサーバ装置4と、サーバ装置4との間で音声データを送受信する携帯電話機5と、住宅内外に設置され、検知領域における人の存在を検知したときに当該検知領域を撮像するとともに撮像した画像を親機1に伝送するセンサカメラ子機6と、住宅内に設置されてLANケーブルL2で接続された転送装置3をインターネット網(外部ネットワーク)NTに接続するルータ7とを備えている。
また、ルータ7には、転送装置3以外にウェブカメラやパソコン等の機器を接続して宅内ネットワークを構成してもよく、この場合、転送装置3だけでなく当該宅内ネットワークがルータ7を介してインターネット網NTに接続される。
子機2は、通話用のマイクロホン並びにスピーカの他に来訪者を撮像するための撮像装置を具備し、マイクロホンで集音した通話音声を信号線L1を介して親機1に伝送し、且つ親機1から信号線L1を介して伝送される通話音声をスピーカから鳴動させる通話機能と、呼出釦が押操作されたときに信号線L1を介して親機1に呼出信号(呼出コマンド)を送信する呼出機能と、撮像装置(例えば、動画像を出力するCCDカメラ)で撮像された画像を周波数変調して通話音声に多重化することで信号線L1を介して親機1に伝送する画像伝送機能とを有している。
また、センサカメラ子機6は、人体から放射される熱線を検出することで監視領域内への人の侵入を検知する熱線センサや動画像を出力するCCDカメラ等を具備し、信号線L1を介して監視領域の画像を親機1に伝送する機能を有している。なお、子機2とセンサカメラ子機6は親機1に対して信号線L1により送り接続されている。
親機1は、全体の制御を行うマイコンや音声処理用のDSP、通話用のマイクロホン並びにスピーカや画像表示用の液晶ディスプレイ、画像や通話音声を記録する不揮発性の半導体メモリ等を具備している。尚、親機1に対して子機2及びセンサカメラ子機6と転送装置3は信号線L1を介して並列に接続されており、子機2から信号線L1を介して伝送される通話音声並びに画像、及びセンサカメラ子機6から信号鉛L1を介して伝送される画像は転送装置3の通信部32でも受信できる。
また親機1は、子機2からの呼出信号を受信したときにスピーカから呼出音を鳴動する機能と、呼出音の鳴動中又は鳴動後の一定時間内に応答釦が押操作されたときに信号線L1を介した通話路を形成して通話音声を授受する通話機能と、通話中に子機2の撮像装置で撮像され且つ伝送される画像(来訪者を撮像した画像)を周波数復調して液晶ディスプレイに表示する機能(表示機能)と、通話中以外で撮像装置またはセンサカメラ子機6で撮像され且つ伝送される画像を周波数復調して液晶ディスプレイに表示する機能(画像モニタ機能)と、留守録設定中に呼出信号を受信した場合に信号線L1を介して子機2から伝送される画像並びに通話音声を不揮発性の半導体メモリに記録する機能(留守録機能)と、センサカメラ子機6で撮像され且つ信号線L1を介して伝送された画像を不揮発性の半導体メモリに記録する機能(センサカメラ録画機能)とを有している。
そして、親機1では、子機2からの呼出に応答する操作が行われると、子機2と親機1との間に通話路が形成され、子機2と親機1との間で拡声通話が行われる。但し、上述のような機能を有する親機1、子機2、センサカメラ子機6については、従来周知であるから詳細な構成についての図示並びに説明を省略する。
携帯電話機5はインターネット接続機能を有する従来周知のものであって、携帯電話会社(キャリア)が保有する携帯電話網を介して発信(発呼),着信(着呼)及び通話する通話機能、前記携帯電話網を介してデータ通信するデータ通信機能、液晶ディスプレイのような表示デバイスを有しデータ通信機能によって取得した画像を当該表示デバイスに表示する表示機能、内蔵メモリに格納されているアプリケーションプログラムを実行させるプログラム実行機能などを有している。但し、このような携帯電話機5は従来周知であるから詳細な構成についての図示並びに説明は省略する。
転送装置3は、図2に示すようにマイコンを主構成要素とする制御部30と、宅内ネットワークのLANケーブルL2が接続され制御部30と宅内ネットワークのインタフェースを行うLANインタフェース部31と、子機2との間で信号線L1を介した通話音声や画像などを送受信するとともにセンサカメラ子機6から信号線L1を介して送信される画像を受信する通信部32と、LED等の発光素子で電源のオン/オフ状態や通信状態等を表示する表示部33と、押釦スイッチ等を有する操作部34と、マイコンで実行するプログラムや子機2並びにセンサカメラ子機6から信号線L1を通じて伝送されるデータ(画像データ及び通話音声データ)を記憶するメモリ部35とを備えている。また、図示は省略しているが、商用電源から所望の直流電源を作成して制御部30やその他の各部に動作電源を供給するための電源回路も備えている。
転送装置3の制御部30は、子機2並びにセンサカメラ子機6から伝送された画像データ及び通話音声データを通信部32で受信するとともに受け取ったデータを所定の圧縮方式(例えば、動画像であればMPEG4、静止画像であればJPEG、音声であればMP3など)で圧縮した後にLANインタフェース部31より宅内ネットワーク経由でサーバ装置4に伝送するとともにサーバ装置4から宅内ネットワーク経由で伝送されるデータをLANインタフェース部31で受信し且つ受信したデータを伸長して得られる通話音声データを信号線L1を介して子機2に伝送する機能(転送機能)と、LANインタフェース部31よりイベント管理サーバ装置40に対して定期的にポーリングを行い、携帯電話機5から受け取ったメッセージがイベント管理サーバ装置40に保持されていれば、ポーリング時にイベント管理サーバ装置40から当該メッセージを受け取る機能(ポーリング機能)などを有している。ここで、イベント管理サーバ装置40が接続されているインターネット網NTに対して転送装置3が常時ポートを開放しているとセキュリティが低下してしまうので、通常はポートを閉じつつイベント管理サーバ装置40に対してポーリングを行うときにだけポートを開放することで転送装置3のセキュリティ低下を防いでいるのである。
サーバ装置4は、転送装置3と携帯電話機5との間で授受されるメッセージの転送を管理するイベント管理サーバ装置40と、転送装置3と携帯電話機5との間の呼制御を行う呼制御サーバ装置41とで構成される。イベント管理サーバ装置40はウェブサーバのソフトウェアを実装した汎用のコンピュータからなり、呼制御サーバ装置41はIETFから発行されているRFC3261で規定されたSIP(Session Initiation Protocol)を実装した汎用のコンピュータからなる。但し、イベント管理サーバ装置40と呼制御サーバ装置41は必ずしも別のコンピュータで構成する必要はなく、1台のコンピュータにウェブサーバのソフトウェアとSIPを実装しても構わない。
次に、転送装置3の動作について、図3に示すシーケンス図を参照して詳細に説明する。但し、以下では説明を簡単にするため、転送装置3によるイベント管理サーバ装置40への定期的なポーリングの説明及び図示を省略している。
まず、来訪者が呼出釦を押操作すると子機2から信号線L1を介して呼出コマンドが送信される。この呼出コマンドは親機1と転送装置3の通信部32でそれぞれ受信される。ここで、親機1は呼出コマンドを受け取ると通常通り呼出音を鳴動する。一方、転送装置3では、通信部32で受信した呼出コマンドに基づいて制御部30が呼出イベント通知メッセージを生成し、当該メッセージと転送装置3に割り当てられた固有の識別符号(ID)とを含むパケットをLANインタフェース部31よりイベント管理サーバ装置40に宛てて送信する。また、子機2は呼出コマンドを送信した後、撮像装置を起動して来訪者を撮像するとともに撮像装置から出力される撮像画像(来訪者を撮像した画像。以下同じ。)を信号線L1を介して送信する。
イベント管理サーバ装置40は、呼出イベント通知メッセージを受け取ると、データベースを参照して当該メッセージとともに受け取った識別符号に対応する携帯電話機の電話番号を取得し、呼出イベント通知メッセージと呼制御サーバ装置41に割り当てられている電話番号を含むパケットをインターネット網NTを通じて携帯電話機5に送信する(実際は、携帯電話会社が管理するサーバに送信され、当該サーバから携帯電話網を通じて携帯電話機5に送信される)。また、イベント管理サーバ装置40では転送装置3に対して撮像画像の送信を要求するメッセージを含むパケットをインターネット網NTを通じて送信する。
転送装置3の制御部30は、イベント管理サーバ装置40から撮像画像の送信要求を受け取ると、子機2から送られてきた撮像画像(画像データ)を含むパケットをLANインタフェース部31よりインターネット網NTを通じてイベント管理サーバ装置40に送信する。
携帯電話機5では、イベント管理サーバ装置40から呼出イベント通知メッセージを受け取ると規定のアプリケーションプログラムを実行し、このアプリケーションプログラムによりイベント管理サーバ装置40に対して撮像画像の取得要求のメッセージを送信する。
イベント管理サーバ装置40は携帯電話機5から撮像画像取得要求のメッセージを受け取ると、転送装置3から取得した撮像画像を含むパケットをインターネット網NTを通じて携帯電話機5に送信する。
携帯電話機5ではイベント管理サーバ装置40から撮像画像を受け取ると、前記アプリケーションプログラムにより当該撮像画像が表示デバイスの画面に表示されるとともに、スピーカから呼出音が鳴動される(マナーモードに設定されている場合を除く。)。故に、携帯電話機5を携帯している使用者は、携帯電話機5の表示デバイスに表示される撮像画像によって来訪者を確認することができる。そして、来訪者を確認した使用者が呼出に対する応答が必要と判断すれば、携帯電話機5の操作釦を操作するなどして応答操作を入力する。この応答操作入力を受け取った携帯電話機5は、イベント管理サーバ装置40に対して通話開始要求メッセージを送信する。さらに携帯電話機5は、イベント管理サーバ装置40から受け取った呼制御サーバ装置41の電話番号に対する発呼処理を実行する。
ここで、本実施形態における呼制御サーバ装置41はIP電話を利用しており、携帯電話機5から呼制御サーバ装置41の電話番号に発呼すると、携帯電話会社の携帯電話網並びに公衆電話網を通じて当該IP電話サービスを提供するIP電話会社のサーバ(SIPサーバ)に着呼する。そして、IP電話会社のSIPサーバは、呼制御サーバ装置41の電話番号を含むURI(Uniform Resource Identifier)を宛先アドレスに設定したINVITEメッセージをインターネット網NTを通じて送信する。但し、図3ではIP電話会社のSIPサーバの図示を省略して携帯電話機5からINVITEメッセージを送信するように表記しており、以下の処理においても呼制御サーバ装置41と携帯電話機5との間の通信は携帯電話会社の携帯電話網並びに公衆電話網を通じてIP電話会社のSIPサーバ経由で行われる。呼制御サーバ装置41は、発呼元の携帯電話機5(実際はIP電話会社のSIPサーバ)に対して「発呼先へのINVITEを実行中である」ことを通知する暫定応答(100Trying)を送信する。
一方、イベント管理サーバ装置40は携帯電話機5から通話開始要求メッセージを受け取ると、転送装置3に対して通話開始を指示するメッセージ並びに当該携帯電話機5の電話番号を含むパケットをインターネット網NTを通じて送信する。このメッセージを受け取った転送装置3の制御部30は、通信部32より子機2に対して通話開始コマンドを送信し、通話開始コマンドを受け取った子機2から肯定応答(ACK)の返信を受け取る。さらに子機2からACKを受け取った転送装置3の制御部30は、イベント管理サーバ装置40から受け取った呼制御サーバ装置41の電話番号を含むURIを宛先アドレスに設定し、携帯電話機5の電話番号を付加情報として含むINVITEメッセージをインターネット網NTを通じて送信する。
呼制御サーバ装置41では、IP電話会社のSIPサーバから受け取ったINVITEメッセージの送信元アドレスに設定されているURIから携帯電話機5の電話番号を取得するとともに、転送装置3から受け取ったINVITEメッセージに含まれる付加情報から電話番号を取得し、これら2つの電話番号が一致すれば携帯電話機5(IP電話会社のSIPサーバ)並びに転送装置3に対してそれぞれ「成功」のステータスコード(200 OK)を送信する。そして、ステータスコード(200 OK)を受け取った携帯電話機5(IP電話会社のSIPサーバ)並びに転送装置3から各々セッション確立了解の応答(ACK)が呼制御サーバ装置41に送信されることにより、携帯電話機5と転送装置3との間でセッションが確立されて(通話チャネルが開設されて)通話音声の音声データが相互に授受される。その結果、携帯電話機5と子機2を利用して使用者と来訪者が通話できるものである。尚、携帯電話機5の電話番号と転送装置3から受け取ったINVITEメッセージに含まれる電話番号とが一致しない場合、呼制御サーバ装置41は携帯電話機5(IP電話会社のSIPサーバ)並びに転送装置3に対してそれぞれサーバエラーのステータスコードを送信して処理を終了する。
而して本実施形態によれば、子機2からの呼出があった場合に転送装置3からイベント管理サーバ装置40を通じて携帯電話機5に呼出イベント通知メッセージが送信されるため、使用者は携帯電話機5で応答する前に子機2からの転送であることが確認できて使い勝手がよくなる。しかも、使用者が携帯電話機5で応答する場合、転送装置3は呼制御サーバ装置41に発呼するだけで呼制御サーバ装置41あるいは携帯電話機5から転送装置3に着呼しないので、転送装置3に専用の電話番号(加入者番号)を割り当てる必要が無く、維持コストが抑えられるという利点がある。
また本実施形態では、転送装置3と携帯電話機5との間の通信が全てイベント管理サーバ装置40を経由して行われ、転送装置3及び携帯電話機5はそれぞれイベント管理サーバ装置40とのみ通信すればよいので、携帯電話機5と転送装置3が直接通信する場合と比較して種々の制限を回避しやすく、且つセキュリティも確保し易いという利点がある。例えば、携帯電話機5では予め設定されたIPアドレスとしかデータ通信ができない場合があるが、本実施形態ではイベント管理サーバ装置40のみとデータ通信すればよいために問題が生じない。また、転送装置3もイベント管理サーバ装置40とのみデータ通信すればよく、しかも、本実施形態では転送装置3からイベント管理サーバ装置40への定期的なポーリングによってデータ通信を行っているので、いわゆる「NAT超え」の問題が生じないという利点がある。さらに携帯電話機5から呼制御サーバ装置41の電話番号に発呼するため、呼制御サーバ装置41では通話の課金管理が不要になるという利点もある。さらにまた、転送装置3では呼制御サーバ装置41を介して携帯電話機5との間の通話チャネルが開設されるので、呼制御サーバ装置41に対応したSIPのみを実装すればよく、呼制御サーバ装置41を介さない場合と比べてIP電話会社が採用する呼制御のプロトコルに依存しない発呼処理が可能となる。
ここで、本実施形態ではサーバ装置4をイベント管理サーバ装置40と呼制御サーバ装置41に分離しているので、呼制御サーバ装置41に汎用品(市販のSIPサーバやIP−PBXなど)が使用できてコストダウンが図れるという利点がある。また本実施形態では、サーバ装置4(呼制御サーバ装置40)が自己に割り当てられる電話番号を呼出イベント通知メッセージ並びに通話開始要求メッセージとともに携帯電話機5及び転送装置3に通知し、携帯電話機5並びに転送装置3が呼制御サーバ装置41から通知される電話番号に発呼するため、発呼先の呼制御サーバ装置41の電話番号を動的に変更できてシステム構成の追加や変更に容易に対処できるという利点がある。
尚、本実施形態では子機2が撮像装置で撮像した画像をイベント管理サーバ装置40に送信(アップロード)し、携帯電話機5では呼出イベント通知メッセージを受け取った後にイベント管理サーバ装置40から前記画像を取得(ダウンロード)して表示デバイスで表示するようにしているため、例えば、携帯電話機5宛てに送信するイベント通知メッセージの形式や容量などの制約によって画像をイベント通知メッセージとともに送信できない場合であっても携帯電話機5で来訪者の画像を確認することができる。但し、上述のような制約がなければ、イベント管理サーバ装置40から携帯電話機5に対して呼出イベント通知メッセージとともに前記画像を送信するようにしても構わない。
ところで、センサカメラ子機6が監視領域内に侵入した不審者を検出して撮像した監視領域の画像をセンサカメラ子機6からイベント管理サーバ装置40に送信(アップロード)し、イベント管理サーバ装置40から携帯電話機5に対して侵入検知のイベント通知メッセージを送信するとともに、当該イベント通知メッセージを受け取った携帯電話機5がイベント管理サーバ装置40から前記画像を取得(ダウンロード)するか、あるいは侵入検知のイベント通知メッセージとともに当該画像を取得して表示デバイスに当該画像を表示することもできる。つまり、センサカメラ子機6が撮像した監視領域の画像を携帯電話機5の表示デバイスに表示して確認できるため、外出先から警察に通報するなどの対処をとることができて使い勝手が向上するものである。
尚、本実施形態における転送装置3の構成要素(図2参照)を親機1に搭載して転送装置3を親機1と一体に構成することも可能である。
1 インターホン親機
2 インターホン子機
3 転送装置
4 サーバ装置
5 携帯電話機
40 イベント管理サーバ装置
41 呼制御サーバ装置
NT インターネット網(外部ネットワーク)

Claims (6)

  1. 住宅の外に設置されるインターホン子機と、住宅内に設置されてインターホン子機との間で音声信号を送受信するインターホン親機と、インターホン子機から送出される音声信号をデータに変換して外部ネットワークに送信するとともに外部ネットワークより受信するデータを音声信号に変換してインターホン子機に送出する転送装置と、転送装置との間で外部ネットワークを通じてデータ通信するサーバ装置と、サーバ装置との間で音声データを送受信する携帯電話機とを備え、
    転送装置は、インターホン子機から呼出信号を受け取ったときに携帯電話機に宛ててイベント通知メッセージを送信し、
    携帯電話機は、転送装置から受け取ったイベント通知メッセージに基づいてインターホン子機からの呼出を報知し、当該呼出に対する応答操作の入力を受け付けると転送装置に宛てて通話開始要求メッセージを送信するとともにサーバ装置に割り当てられている電話番号に発呼し、
    転送装置は、携帯電話機から通話開始要求メッセージを受け取るとサーバ装置に割り当てられている電話番号に発呼し、
    サーバ装置は、携帯電話機からの前記発呼に含まれる発信者情報と転送装置からの前記発呼に含まれる発信者情報とが予め決められた対応関係に合致する場合にのみ携帯電話機と転送装置の間に通話チャネルを開設するとともに当該通話チャネルを通して転送装置と携帯電話機との間で音声データを送受信させることを特徴とするインターホンシステム。
  2. サーバ装置は、転送装置から送信されるイベント通知メッセージを当該転送装置に対応付けられている携帯電話機に宛てて転送するとともに、携帯電話機から送信される通話開始要求メッセージを当該携帯電話機に対応付けられている転送装置に宛てて転送することを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  3. サーバ装置は、転送装置と携帯電話機との間でイベント通知メッセージ並びに通話開始要求メッセージの転送を管理するイベント管理サーバ装置と、転送装置と携帯電話機との間の呼制御を行う呼制御サーバ装置とからなることを特徴とする請求項2記載のインターホンシステム。
  4. サーバ装置は、自己に割り当てられる電話番号をイベント通知メッセージ並びに通話開始要求メッセージとともに携帯電話機及び転送装置に通知し、携帯電話機並びに転送装置は、サーバ装置から通知される電話番号に発呼することを特徴とする請求項2又は3記載のインターホンシステム。
  5. インターホン子機は来訪者を撮像する撮像装置を具備し当該撮像装置で撮像した画像をイベント通知メッセージとともに携帯電話機に宛てて送信し、
    携帯電話機は画像を表示する表示手段を具備し、イベント通知メッセージとともに受け取った画像を当該表示手段で表示することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のインターホンシステム。
  6. インターホン子機は来訪者を撮像する撮像装置を具備し当該撮像装置で撮像した画像をサーバ装置にアップロードし、
    携帯電話機は画像を表示する表示手段を具備し、イベント通知メッセージを受け取った後にサーバ装置から前記画像をダウンロードして表示手段で表示することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のインターホンシステム。
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