JP5032294B2 - インターホンシステムの通話路確立方法およびインターホンシステムならびに転送装置 - Google Patents

インターホンシステムの通話路確立方法およびインターホンシステムならびに転送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5032294B2
JP5032294B2 JP2007329076A JP2007329076A JP5032294B2 JP 5032294 B2 JP5032294 B2 JP 5032294B2 JP 2007329076 A JP2007329076 A JP 2007329076A JP 2007329076 A JP2007329076 A JP 2007329076A JP 5032294 B2 JP5032294 B2 JP 5032294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interphone
call
unit
communication
communication device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007329076A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009152885A (ja
Inventor
貴之 佐々木
幸夫 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2007329076A priority Critical patent/JP5032294B2/ja
Publication of JP2009152885A publication Critical patent/JP2009152885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5032294B2 publication Critical patent/JP5032294B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

本発明は、インターホン子機と、インターホン親機と、インターホン子機と外部の通信装置との間で音声等を双方向で転送する転送装置とを備えたインターホンシステムにおけるインターホン子機と通信装置との間で通話路を確立するためのインターホンシステムの通話路確立方法に関する。そして、本発明は、このインターホンシステムの通話路確立方法が適用されたインターホンシステムおよびこのインターホンシステムの通話路確立方法を実装した転送装置に関する。
従来、来訪者が住戸内の居住者に来訪を知らせるための機器としてインターホンシステムが知られている。インターホンシステムは、来訪者が住戸内の居住者を呼び出すための呼出機能と来訪者が居住者と通話を行うための通話機能とを少なくとも備えるインターホン子機(ドアホン子機)と、インターホン子機の呼出機能による来訪者の呼出を報知するための報知機能と居住者が来訪者と通話を行うための通話機能とを少なくとも備えるインターホン親機とを備えている。このようなインターホンシステムでは、来訪者がインターホン子機を操作すると、呼出機能および報知機能によってインターホン親機から呼出音が報知され、それに応えて居住者がインターホン親機で応答すると、それらの通話機能によってインターホン子機とインターホン親機との間で通話路が確立され、音声による通話が可能となる。そして、近年では、被写体光像を撮像して映像信号を出力するカメラ機能をインターホン子機がさらに備え、インターホン子機からの映像信号を画像表示する表示機能をインターホン親機がさらに備えることで、住戸外の様子が観察可能なカメラ機能付きのインターホンシステムも知られている。さらに、近年では、例えば、特許文献1に開示されているように、居住者が不在の場合にインターホン子機から呼出があると、予め登録されている例えば固定電話機や携帯電話機等の通信装置とインターホン子機との間を通話可能に接続する転送装置をさらに備えたインターホンシステムも知られている。
図7は、特許文献1に開示のインターホンシステムの動作を説明するシーケンス図である。
この特許文献1に開示のインターホンシステムは、通話手段および呼出手段を有する子機端末101と、通話手段を有し子機端末101に接続される親機端末102と、親機端末102に接続されると共に、交換機106等を有する通信回線を介して、外部の通信端末107に接続される転送装置105とを備え、転送モードの際には、子機端末101から呼び出しを受けた親機端末102が、予め登録した通信端末107を自動発呼し、子機端末101と通信端末107との間に通話路を形成し、子機端末101と通信端末107との間で通話可能とされるものである。
この子機端末101と通信端末107との間における通話路は、次の各動作によって形成される。図7において、まず、来訪者が子機端末101で呼出操作を行うと(S101)、親機端末102は、呼出信号を受信し(S102)、呼出音を鳴動させる。そして、転送モードでは、親機端末102は、転送装置105に転送信号を送出する(S103)。
この転送信号を受けた転送装置105は、予め登録した通信端末107を自動発呼すべく、通信回線の交換機106に対して発呼信号を送信する(S104)。転送装置105は、交換機106からの発信音を検出すると(S105)、転送装置105は、予め登録されている通信端末107の加入者番号を示すダイヤル信号を交換機106に対して送信する(S106)。
このダイヤル信号を受けた交換機106は、通信端末107に対して呼出信号を送信する(S107)と共に、転送装置105に呼出音を送信する(S108)。そして、通信端末107でオフフックがあると(S110)、応答信号が通信端末107から転送装置105へ送信され、転送装置105でこの応答信号が検出される(S111)。
この応答信号を検出した転送装置105は、子機端末101からの転送である旨を音声および画像(例えば文字表示)で通知するためのガイダンス信号を通信端末107へ送信する(S112)。
通信端末107の使用者は、応答の意思がある場合に所定のプッシュボタン(PB)を押すと(S113)、そのプッシュボタンに対応したPB信号が通信端末107から転送装置105へ送信される(S114)。そして、転送装置105は、親機端末102に接続信号を送出し(S115)、子機端末101と通信端末107との間に通話路を形成する(S116)。
このように動作することによって、子機端末101と通信端末107との間に通話路が形成され、その際に、特許文献1に開示のインターホンシステムでは、転送装置105がガイダンス信号を通信端末107に送信することによって、通信端末107に映像ガイダンスや音声ガイダンスが出力されるので、通信端末107の使用者は、子機端末101からの転送であることを認識することができる。
そして、特許文献1には、その[0038]段落に「なお、このとき子機端末のテレビカメラで撮像した映像を、通信端末の表示部に送信すれば、通信端末の使用者は、来訪者の顔を認識することができ、来訪者に応じた対応ができる。」と記載されている。
特開2001−103463号公報
ところで、特許文献1に開示のインターホンシステムでは、通信端末の使用者は、ガイダンスが出力されるので、着信が子機端末(インターホン子機)からの転送であることを認識することができるが、来訪者によって呼出操作された子機端末の周囲状況を把握することができないため、転送されたインターホン子機の呼出に応答すべきか否かを判断することが難しい。
一方、特許文献1の[0038]段落に記載されているように、ガイダンスの出力の際に子機端末のテレビカメラで撮像した映像が通信端末の表示部に表示されれば、来訪者の顔を認識することができる場合があるが、必ずしも子機端末のテレビカメラが来訪者を捉えているとは限らず、子機端末の周囲状況を把握することができない場合もある。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、転送されたインターホン子機の呼出に応答する前に、来訪者によって呼出操作されたインターホン子機の周囲状況をより把握し易いインターホンシステムの通話路確立方法、このインターホンシステムの通話路確立方法が適用されたインターホンシステム、および、このインターホンシステムの通話路確立方法を実装した転送装置を提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明にかかる一態様では、通話機能およびカメラ機能を有するインターホン子機と、前記インターホン子機と通信可能に接続され通話機能および表示機能を有するインターホン親機と、前記インターホン子機とテレビ電話機能を有する外部の通信装置との間で通信網を介して通信可能に接続するための転送装置とを備えたインターホンシステムにおける前記転送装置を介して前記インターホン子機と前記通信装置との間で通話路を確立するインターホンシステムの通話路確立方法において、前記転送装置が前記インターホン子機の呼出に応答して自機と前記通信装置との間で通話路を確立する通話路確立工程と、前記転送装置が、前記通話路確立工程で確立した通話路を用いて、前記インターホン子機からのみ前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送する単方向転送工程と、前記転送装置が、前記単方向転送工程による転送中に所定のトリガに応答して、前記通話路を用いて、前記インターホン子機から前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送すると共に前記通信装置から前記インターホン子機へ音声信号を転送する双方向転送工程と、前記転送装置が前記インターホン子機の呼出に応答して計時を開始する計時開始工程とを備え、前記所定のトリガは、前記計時が所定の時間を経過したことであることを特徴とする。そして、このインターホンシステムの通話路確立方法において、好ましくは、前記所定のトリガは、前記通信装置が前記転送装置へ送信した前記インターホン子機との通話を要求する通話要求信号である。
また、本発明の他の一態様では、通話機能およびカメラ機能を有するインターホン子機と、前記インターホン子機と通信可能に接続され通話機能および表示機能を有するインターホン親機と、前記インターホン子機とテレビ電話機能を有する外部の通信装置との間で通信網を介して通信可能に接続するための転送装置とを備えたインターホンシステムにおいて、前記転送装置は、前記インターホン子機と前記通信装置との間で通話路を確立する際に、前記インターホン子機の呼出に応答して自機と前記通信装置との間で通話路を確立し、確立した通信路を用いて前記インターホン子機からのみ前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送し、そして、前記転送中に所定のトリガに応答して前記インターホン子機から前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送すると共に前記通信装置から前記インターホン子機へ音声信号を転送する制御部と、前記転送装置が前記インターホン子機の呼出に応答して計時を開始する計時開始工程とを備え、前記所定のトリガは、前記計時が所定の時間を経過したことであることを特徴とする。
また、本発明の他の一態様では、通話機能およびカメラ機能を有するインターホン子機と、前記インターホン子機と通信可能に接続され通話機能および表示機能を有するインターホン親機と、前記インターホン子機とテレビ電話機能を有する外部の通信装置との間で通信網を介して通信可能に接続するための転送装置とを備えたインターホンシステムにおける前記転送装置であって、前記インターホン子機と前記通信装置との間で通話路を確立する際に、前記インターホン子機の呼出に応答して自機と前記通信装置との間で通話路を確立し、確立した通信路を用いて前記インターホン子機からのみ前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送し、そして、前記転送中に所定のトリガに応答して前記インターホン子機から前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送すると共に前記通信装置から前記インターホン子機へ音声信号を転送する制御部と、前記転送装置が前記インターホン子機の呼出に応答して計時を開始する計時開始工程とを備え、前記所定のトリガは、前記計時が所定の時間を経過したことであることを特徴とする。
このような構成のインターホンシステムの通話路確立方法、インターホンシステムおよび転送装置では、転送装置によって、インターホン子機の呼出に応答して転送装置と通信装置との間で通話路が確立され、転送装置によって、インターホン子機からのみ通信装置へ映像信号および音声信号が転送され、そして、転送装置によって、所定のトリガに応答してインターホン子機から通信装置へ映像信号および音声信号が転送されると共に通信装置から前記インターホン子機へ音声信号が転送される。
このため、このような構成では、通信装置の使用者は、所定のトリガによって、転送されたインターホン子機の呼出に応答する前に、インターホン子機からの映像信号だけでなく音声信号も転送されるので、インターホン子機の周囲状況を映像および音声によって把握することができるから、来訪者によって呼出操作されたインターホン子機の周囲状況をより容易に把握することができる。さらに、このような構成では、所定のトリガによって、転送されたインターホン子機の呼出に応答する前では、インターホン子機からのみ通信装置へ映像信号および音声信号が転送されるので、通信装置からの音声がインターホン子機から不用意に出力されることもない。
インターホンシステムによっては、インターホン子機の呼出があって前記呼出から所定の時間(応答待機時間)内にインターホン親機が前記呼出に応答しない場合に、インターホン子機とインターホン親機との通信を切断する機能を備えるものがある。このようなインターホンシステムでは、インターホン子機の呼出に応答して、転送装置がインターホン子機と予め登録されている通信装置との間で双方向に通話路を確立しようとしている動作中に、前記応答待機時間が経過してしまい、インターホン子機とインターホン親機との通信が切断されてしまう場合がある。
上記構成によれば、所定のトリガにおける所定の時間が応答待機時間よりも短く設定されることで、応答待機時間の経過前に、転送装置がインターホン子機と通信装置との間で双方向に通話路を確立することが可能となるので、通信装置の使用者は、転送されたインターホン子機の呼出に確実に応答することができ、来訪者の対応を確実に行うことができる。
また、これら上述のインターホンシステムの通話路確立方法において、前記インターホンシステムは、前記インターホン子機および前記インターホン親機のうちの少なくとも前記インターホン子機と通話可能なインターホン宅内機をさらに備え、前記双方向転送工程の実行前に、前記インターホン親機または前記インターホン宅内機が前記インターホン子機の呼出に応答した場合に、前記転送装置が、前記インターホン親機または前記インターホン宅内機が前記インターホン子機の呼出に応答した旨を表すメッセージ信号を前記通信装置に送信する応答通知工程と、前記転送装置が自機と前記通信装置との間で確立している前記通話路を切断する通話路切断工程とをさらに備えることを特徴とする。
上記構成によれば、双方向転送工程の実行前に、インターホン親機またはインターホン宅内機がインターホン子機の呼出に応答した場合に、転送装置によって、インターホン親機またはインターホン宅内機がインターホン子機の呼出に応答した旨を表すメッセージ信号が通信装置に送信される。このため、通信装置の使用者は、転送されたインターホン子機の呼出に応答する前に、インターホン親機またはインターホン宅内機がインターホン子機の呼出に応答した旨を認識することができ、在宅中の者が対応したことを認識することができる。
そして、上記構成によれば、その後に、転送装置によって、転送装置と通信装置との間で確立している通話路が切断される。このため、転送装置と通信装置との間における通信に対して課金されている場合に、無駄な通信料を削減することが可能となる。
また、これら上述のインターホンシステムの通話路確立方法において、前記単方向転送工程の実行前に、前記転送装置が前記通信装置の認証を行う認証工程をさらに備えることを特徴とする。
上記構成によれば、単方向転送工程の実行前に、転送装置によって、通信装置の認証が行われるので、インターホン子機の映像および音声が不用意に通信装置に出力されることが抑止され、セキュリティを向上することが可能となる。特に、例えば通信装置をその使用者が紛失した場合に、その通信装置を取得した第三者に、インターホン子機の映像および音声が不用意に通知されることを防止することが可能となり、また、第三者が勝手に、転送されたインターホン子機の呼出に対応することを防止することが可能となる。
また、これら上述のインターホンシステムの通話路確立方法において、前記インターホンシステムは、前記インターホン子機の他に、通話機能およびカメラ機能を有する第2インターホン子機をさらに備え、前記転送装置が、前記通信装置に応答して前記第2インターホン子機との間で映像信号および音声信号の転送を可能とすると共に、前記第2インターホン子機からのみ前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送する第2単方向転送工程をさらに備えることを特徴とする。
上記構成によれば、通信装置の使用者は、前記インターホン子機によって来訪者と対応中であっても、前記インターホン子機の他の第2インターホン子機における周囲状況を映像および音声によって監視することが可能となる。
また、この上述のインターホンシステムの通話路確立方法において、前記転送装置が所定の第2トリガに応答して前記第2インターホン子機から前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送すると共に前記通信装置から前記第2インターホン子機へ音声信号を転送する第2双方向転送工程をさらに備えることを特徴とする。
上記構成によれば、通信装置の使用者は、前記インターホン子機によって来訪者と対応中に、前記インターホン子機の他の第2インターホン子機における周囲状況を映像および音声によって監視した際に、前記来訪者の他の者を見つけた場合に、その対応が可能となる。特に、前記来訪者の他の者が例えば不審者であった場合に、例えば警告等の適切な対応が可能となる。
本発明にかかるインターホンシステムの通話路確立方法、インターホンシステムおよび転送装置では、通信端末の使用者は、転送されたインターホン子機の呼出に応答する前に、来訪者によって呼出操作されたインターホン子機の周囲状況をより容易に把握することができる。
以下、本発明に係る実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、実施形態におけるインターホンシステムの構成を示すブロック図である。図2は、第1実施形態におけるインターホンシステムの動作を示すフローチャートである。
インターホンシステムS1は、本実施形態では、音声に加えて画像も扱うことができるカメラ機能付きのインターホンシステムであり、例えば、図1に示すように、転送装置1と、インターホン親機2と、インターホン子機3とを備え、転送装置1が通信網(通信ネットワーク)5を介して通信装置4に接続可能に構成されている。
インターホン子機3は、例えば、門柱や玄関等の屋外施設に設置され、有線または無線の伝送路によってインターホン親機2と通信可能に接続される。インターホン子機3は、来訪者が屋内の居住者を呼び出すための呼出機能と、来訪者が居住者と通話を行うための通話機能と、被写体光像を撮像して映像信号を出力するカメラ機能とを少なくとも備えている。このような諸機能を備えるインターホン子機3は、例えば、通話部31と、操作部32と、カメラ部33とを備えて構成される。
通話部31は、前記通話機能を実現するための回路である。通話部31は、例えばマイクロホン等の音声を音声信号に変換する音入力部と、例えばスピーカ等の音声信号を音声に変換する音出力部と、それらの周辺回路とを備えて構成され、音入力部から入力された音声信号を増幅してインターホン親機2に出力すると共に、インターホン親機2からの音声信号を増幅および変換して音声を音出力部から出力する。
操作部32は、前記呼出機能を実現するための回路である。操作部32は、例えば押ボタンスイッチ等の呼出ボタンおよびその周辺回路を備えて構成され、インターホン親機2で呼出音を鳴動させるための呼出信号をインターホン親機2に送信するための回路である。来訪者は、この操作部32を操作することによって、屋内の居住者に来訪者の存在があることを知らせる。呼出信号は、例えば、所定のハイレベルの電圧が所定のローレベルの電圧に降下する電圧信号である。
カメラ部33は、前記カメラ機能を実現するための回路等である。カメラ部33は、例えば、被写体光像を光電変換して映像信号を出力する撮像素子およびその周辺回路と、撮像素子の撮像面に被写体光像を結像させる光学系とを備えて構成され、来訪者等の被写体光像が光学系によって撮像素子に結像され、撮像素子によって被写体光像の映像信号が生成され、この映像信号がインターホン親機2へ出力される。撮像素子は、受光した光をその光強度に従った電気信号に変換する複数の受光素子をマトリックス状に配置した光電変換素子であり、例えば、CCD(Charge-Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)の固体撮像素子等である。
インターホン親機2は、例えば、リビングやダイニング等の室内に設置され、有線または無線の伝送路によってインターホン子機3および転送装置1のそれぞれに通信可能に接続される。インターホン親機2は、インターホン子機3の呼出機能による来訪者の呼出しを報知するための報知機能と、居住者が来訪者とインターホン子機3を介して通話を行うための通話機能と、インターホン子機3からの映像信号を画像表示する表示機能とを少なくとも備えている。このような諸機能を備えるインターホン親機2は、例えば、制御部21と、通話部22と、操作部23と、映像表示部24とを備えて構成される。
通話部22は、例えばマイクロホン等の音声を音声信号に変換する音入力部と、例えばスピーカ等の音声信号を音声に変換する音出力部と、それらの周辺回路とを備えて構成され、制御部21の制御に従って、音入力部から入力された音声信号を増幅してインターホン子機3に出力すると共に、インターホン子機3からの音声信号を増幅および変換して音声を音出力部から出力する。さらに、通話部22は、インターホン子機3からの呼出信号に応答した制御部21の制御に従って、呼出音を音出力部から出力する。
操作部23は、例えば押ボタンスイッチ等の通話ボタンおよびその周辺回路を備えて構成され、インターホン親機2とインターホン子機3との間で通話の開始および終了の指示等の、インターホン親機2を操作するための指示を入力する回路である。入力された指示は、操作部23から制御部21へ出力される。
本実施形態では、前記報知機能は、通話部22によって実現され、前記通話機能は、通話部22および操作部23によって実現されている。
映像表示部24は、前記表示機能を実現するための回路である。映像表示部24は、制御部21の制御に従って、インターホン子機3からの映像信号を画像表示する回路であり、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)および有機ELのディスプレイ等の表示装置とその周辺回路とを備えて構成される。
制御部21は、通話部22、操作部23および映像表示部24とそれぞれ接続されている。制御部21は、インターホン子機3からの呼出信号およびその操作部23からの操作信号等に基づいてインターホン親機2の各部を当該機能に応じてそれぞれ制御し、インターホン親機2全体の制御を司る回路であり、例えば、マイクロプロセッサ、メモリおよびそれらの周辺回路等を備えて構成される。
転送装置1は、インターホン子機3と外部の通信装置4との間で通信網5を介して通信可能に接続するための装置であって、まず、インターホン子機3の呼出に応答して自機(転送装置1)と通信装置4との間で通話路を確立し、次に、インターホン子機3からのみ通信装置4へ映像信号および音声信号を転送し、そして、所定のトリガに応答してインターホン子機3から通信装置4へ映像信号および音声信号を転送すると共に通信装置4からインターホン子機3へ音声信号を転送する装置である。転送装置1は、例えば、外部通信インターフェース部(外部通信I/F部)11と、通信インターフェース部(通信I/F部)12と、制御部13と、映像音声処理部14と、DTMF検出部15と、データベース部(DB部)16とを備えて構成される。
外部通信I/F部11は、通信網5に接続され、制御部13の制御に従って、通信網5を介して外部の通信装置4と通信可能に接続するためのインターフェース回路である。通信I/F部12は、インターホン親機2に接続され、制御部13の制御に従って、インターホン親機2を介してインターホン子機3と通信可能に接続するためのインターフェース回路である。
映像音声処理部14は、制御部13の制御に従って、インターホン親機2を介して取得したインターホン子機3からの映像信号および音声信号を通信装置4で出力(画像表示出力および音声出力)可能な形式に変換して出力すると共に、通信網5を介して取得した通信装置4からの音声信号をインターホンシステムS1(インターホン親機2およびインターホン子機3)で音声出力可能な形式に変換して出力する回路である。
DTMF検出部15は、制御部13の制御に従って、通話装置4からのプッシュボタン(PB)信号をDTMF(Dial Tone Multi Frequency)方式によって検出する回路である。
DB部16は、例えば加入者番号等の転送先の通信装置4に関する情報等を記憶する回路である。DB部16は、例えば、書換え可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性の記憶素子等を備えて構成される。
制御部13は、外部通信I/F部11、通信I/F部12、映像音声処理部14、DTMF検出部15およびDB部16とそれぞれ接続されている。制御部13は、インターホン子機3と通信装置4とを通信可能に接続すべく、インターホン子機3からの呼出信号および通信装置4からの通話開始要求信号等に基づいて転送装置1の各部を当該機能に応じてそれぞれ制御し、転送装置1全体の制御を司る回路であり、例えば、マイクロプロセッサ、メモリおよびそれらの周辺回路等を備えて構成される。
通信装置4は、通信先の他の通信装置における映像を見ながら通話することができるテレビ電話機能を有し、通信網5を介して通信を行う装置であり、例えば固定電話機や携帯電話機等である。通信装置4には、VoIP(Voice over Internet Protocol)技術によるIP電話機も含まれる。このようなIP電話機は、例えばIP電話専用機であってもよく、また例えばパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)等によって実現されてもよい。通信装置4は、例えば、通話部41と、操作部42と、表示部43とを備えて構成される。
通話部41は、例えばマイクロホン等の音声を音声信号に変換する音入力部と、例えばスピーカ等の音声信号を音声に変換する音出力部と、通信網5を介して通信先の他の通信端末、本実施形態では転送装置1と通信信号を送受信する通信部と、それらの周辺回路とを備えて構成され、音入力部から入力された音声信号を通信網5を介して転送装置1へ送信すると共に、転送装置1からの音声信号を増幅および変換して音声を音出力部から出力し、そして、転送装置1からの映像信号を増幅および変換して表示部43から出力する。
操作部42は、例えば複数の押しボタンスイッチ等のプッシュボタン(PB)等およびその周辺回路を備え、ダイヤルボタン(例えば“0”〜“9”)や各種機能ボタン(例えば“*”や“#”等)等を構成し、使用者の操作を受け付ける回路である。各種機能ボタンには、転送装置1によるインターホン子機3との双方向通信の許可(通話開始要求)が割り当てられる。
表示部43は、操作部42で受け付けた操作内容の表示や映像信号による映像の表示等を行う装置であり、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)および有機ELのディスプレイ等の表示装置とその周辺回路とを備えて構成される。
通信網5は、有線または無線の伝送路や交換機等によって構成される網(ネットワーク)であり、例えば、固定電話網、ディジタル通信網および携帯電話網等である。通信網5には、所定の通信プロトコルが用いられてデータが伝送される。
このようなインターホンシステムS1では、まず、例えば加入者番号等の転送先の通信装置4に関する情報が転送装置1のDB部16に記憶される。そして、図2において、来訪者が居住者を呼び出すために、来訪者によってインターホン子機3の操作部32における呼出ボタンが操作(押下)されると(S1)、インターホン子機3からインターホン親機2へ呼出信号が送信される(S2)。
インターホン親機2では、インターホン子機3から呼出信号を受信すると、その制御部21は、インターホン親機2の各部を待機状態から動作状態に切替えて、インターホン子機3からの呼出信号を転送装置1へ送信(転送)する(S3)と共に、通話部22から呼出音を出力(鳴動)する。そして、インターホン子機3のカメラ部33で撮像された映像は、制御部21の制御に従って映像表示部24で処理され、映像表示部24に表示される。
そして、転送装置1では、インターホン親機2からインターホン子機3の呼出信号を受信すると、その制御部13は、自機(転送装置1)と通信装置4との間における通話路を確立すべく動作を行う。転送装置1と通信装置4との通信には、VoIP技術における呼制御通信プロトコルの一つであるSIP(Session Initiation Protocol)が本実施形態では用いられている。したがって、転送装置1の制御部13は、外部通信I/F部11によって、自機(転送装置1)と通信装置4との間における通話路を確立すべく、まず、転送装置1から通信装置4へ「INVITE信号」を送信する(S4)。
「INVITE信号」を受信すると、通信装置4は、呼出音を出力する。この呼出音によって通信装置4の使用者は、通信装置4の呼出しに応答すべく、通信装置4の操作部42における通話ボタンを操作(押下)する。通信装置4の使用者によって通信装置4の通話ボタンが押下されると(S5)、通信装置4は、「200OK信号」を転送装置1へ送信する(S6)。
外部通信I/F部11で「200OK信号」を受信すると、転送装置1の制御部13は、外部通信I/F部11によって「ACK信号」を通信装置4へ送信する(S7)。この処理S4ないし処理S7を実行することによって、転送装置は、インターホン子機3の呼出に応答して自機(転送装置1)と転送先として予めDB部16に登録された所定の通信装置4との間で通信網5による通話路を確立する(通話路確立工程)。そして、このような呼出ボタンの押下(S1)から「ACK信号」の送信(S7)までの動作中において、インターホン子機3からの音声信号および映像信号は、インターホン子機3からインターホン親機2を介して転送装置1に送信されているが(S8)、転送装置1によって通信装置4には転送されない。
転送装置1と通信装置4との間における通話路が確立すると、転送装置1の制御部13は、通話の開始を要求すべく、通信I/F部12によってインターホン子機3へ通話開始要求信号を送信する(S9)。通話開始要求信号がインターホン子機3で受信されると、通話の開始を許可すべく、インターホン子機3から転送装置1へ通話開始許可信号が送信される(S10)。これによって、インターホン子機3の音声信号および映像信号は、インターホン子機3からインターホン親機2を介して転送装置1へ送信され(S11)、さらに転送装置1によって通信装置4へ転送(送信)される(S12)。この転送の際に、インターホン子機3の音声信号および映像信号は、通信装置4で出力(音声出力および画像表示出力)可能な形式に映像音声処理部14によって処理される。一方、この段階では、通信装置4の音声信号は、通信装置4から転送装置1へ送信されるが(S13)、転送装置1からインターホン子機3へ転送されない。このように処理S11ないし処理S13を実行することによって、転送装置は、インターホン子機3からのみ通信装置4へ映像信号および音声信号を転送する(単方向転送工程)。
なお、処理S10のインターホン子機3が転送装置1へ通話開始許可信号を送信する際に、インターホン子機3は、インターホン親機2へも通話開始許可信号を送信するように構成されてもよい。このように構成することによって、インターホン親機2は、インターホン子機2と転送装置1との間で通話路が確立されたことを認識することができ、例えば転送装置1からこの通話路の切断が通知されるまで、自機とインターホン子機3との通話を禁止するように構成されてもよい。以下の説明において、インターホン子機3が通話開始許可信号を送信する際は、同様に構成されてもよい。
転送された音声信号および映像信号は、通信装置4の通話部41から音声出力され、そして、その表示部43から画像表示出力される。通信装置4の使用者は、これら音声出力および画像表示出力を参照することによって、来訪者によって呼出操作されたインターホン子機3の周囲状況をより把握し易くなり、転送されたインターホン子機3の呼出に応答すべきか否かをより容易に判断することが可能となる。転送されたインターホン子機3の呼出に応答する場合に、通信装置4の使用者は、この転送されたインターホン子機3の呼出に応答して通話すべく、通信装置4の操作部42におけるインターホン子機3との通話開始の要求に対応するプッシュボタン(例えば“*”)を操作(押下)する。通信装置4の使用者によって通信装置4のこの通話開始要求に対応するプッシュボタン(例えば“*”)が押下されると(S14)、通信装置4は、この通話開始要求に対応するプッシュボタン(例えば“*”)信号(PB信号)を転送装置1へ送信する(S15)。このように通話開始要求信号がプッシュボタン信号(PB信号)とされるので、一般的に普及しているプッシュボタン方式の電話機を本インターホンシステムS1における通信装置4として適用することが可能となる。
通話開始要求信号としてのPB信号を受信すると、転送装置1の制御部13は、DTMF検出部15によってこの受信したPB信号を検出する(S16)。そして、転送装置1の制御部13は、この検出したPB信号が通話開始要求信号であるか否かを判断し、この検出したPB信号が通話開始要求信号であると判断すると、通信I/F部12で受信したインターホン子機3の音声信号および映像信号を映像音声処理部14で処理した後に、インターホン子機3の音声信号および映像信号を外部通信I/F部11を用いて通信装置4へ転送(送信)すると共に、外部通信I/F部11で受信した通信装置4の音声信号を映像音声処理部14で処理した後に、通信装置4の音声信号を通信I/F部12を用いてインターホン子機3へ転送(送信)する(S17)。これによってインターホン子機3の音声信号および映像信号は、転送装置1によって所定の通信装置4へ転送されると共に、通信装置4の音声信号は、転送装置1によってインターホン子機3へ転送される。このように処理S14ないし処理S17を実行することによって、転送装置は、所定のトリガ、本実施形態では前記通話開始要求に対応するプッシュボタンの押下(S14)に応答してインターホン子機3から通信装置4へ映像信号および音声信号を転送すると共に通信装置4からインターホン子機3へ音声信号を転送する(双方向転送工程)。
このような構成のインターホンシステムS1では、まず、上述の処理S4ないし処理S7が実行されることで、転送装置1によってインターホン子機3の呼出に応答して転送装置1と通信装置4との間で通話路が確立され、次に、上述の処理S11ないし処理S13が実行されることで、転送装置1によってインターホン子機3からのみ通信装置4へ映像信号および音声信号が転送され、そして、上述の処理S14ないし処理S17が実行されることで、転送装置1によって所定のトリガ(本実施形態では前記通話開始要求に対応するプッシュボタンの押下)に応答してインターホン子機3から通信装置4へ映像信号および音声信号が転送されると共に通信装置4からインターホン子機3へ音声信号が転送される。
このため、このような構成のインターホンシステムS1では、通信装置4の使用者は、前記所定のトリガによって、転送されたインターホン子機3の呼出に応答する前に、インターホン子機3からの映像信号だけでなく音声信号も転送されるので、インターホン子機3の周囲状況を映像および音声によって把握することができるから、来訪者によって呼出操作されたインターホン子機3の周囲状況をより容易に把握することができる。さらに、このような構成のインターホンシステムS1では、前記所定のトリガによって、転送されたインターホン子機3の呼出に応答する前では、インターホン子機3からのみ通信装置4へ映像信号および音声信号が転送されるので、通信装置4からの音声がインターホン子機3から不用意に出力されることもない。
なお、上述の第1実施形態では、転送装置1は、インターホン親機2を介してインターホン子機3と情報をやり取りしたが、例えば集線装置(ハブ)を備え、この集線装置に転送装置1、インターホン親機2およびインターホン子機3がそれぞれ接続され(スター型配線)、いわゆるローカル・エリア・ネットワークを構成することで、インターホンシステムSが構成されてもよい。また、このローカル・エリア・ネットワークは、デジタル信号を送受信することによって互いに情報を交換するネットワークであってもよく、また、例えばTCP/IP等のインターネットプロトコルが用いられることでいわゆるイントラネットを構成してもよい。また、インターホン子機2は、例えばブロードキャスト等の同報通信によって呼出信号等の通信信号を送信してもよい。以下の実施形態でも同様である。
また、上述の第1実施形態では、転送装置1は、インターホン親機2と別体で構成されたが、以下の実施形態でも同様に、インターホン親機2と一体で構成されてもよい。
次に、別の実施形態の動作について説明する。
(第2実施形態)
第1実施形態のインターホンシステムS1では、所定のトリガは、通信装置4に転送されたインターホン子機3の呼出に応答するためにインターホン子機3との通話の開始を要求すべく、通信装置4の使用者による、インターホン子機3との通話の開始を要求する通話開始要求としての所定のプッシュボタンの押下であったが、第2実施形態のインターホンシステムS2では、転送装置1がインターホン子機3の呼出に応答して計時を開始し、前記所定のトリガは、前記計時が所定の時間を経過したことである。
このような第2実施形態のインターホンシステムS2の構成は、転送装置1が図1に破線で示すように、計時するタイマ部17をさらに備えると共に、転送装置1の制御部13が後述のように動作する点を除き、第1実施形態のインターホンシステムS1の構成と同様であるので、その説明を省略する。
図3は、第2実施形態におけるインターホンシステムの動作を示すフローチャートである。
このようなインターホンシステムS1では、まず、例えば加入者番号等の転送先の通信装置4に関する情報が転送装置1のDB部16に記憶される。そして、図3において、来訪者が居住者を呼び出すために、来訪者によってインターホン子機3の操作部32における呼出ボタンが操作(押下)されると(S31)、インターホン子機3からインターホン親機2へ呼出信号が送信される(S32)。
インターホン親機2では、インターホン子機3から呼出信号を受信すると、その制御部21は、インターホン親機2の各部を待機状態から動作状態に切替えて、インターホン子機3からの呼出信号を転送装置1へ送信(転送)する(S33)と共に、通話部22から呼出音を出力(鳴動)する。そして、インターホン子機3のカメラ部33で撮像された映像は、制御部21の制御に従って映像表示部24で処理され、映像表示部24に表示される。
そして、転送装置1では、インターホン親機2からインターホン子機3の呼出信号を受信すると、その制御部13は、自機(転送装置1)と通信装置4との間における通話路を確立すべく、外部通信I/F部11によって、まず、転送装置1から通信装置4へ「INVITE信号」を送信する(S34)と共に、インターホン子機3の呼出に応答して計時を開始すべく、タイマ部17に計時を開始させる(S35)。
「INVITE信号」を受信すると、通信装置4は、呼出音を出力する。この呼出音によって通信装置4の使用者は、通信装置4の呼出しに応答すべく、通信装置4の操作部42における通話ボタンを操作(押下)する。通信装置4の使用者によって通信装置4の通話ボタンが押下されると(S36)、通信装置4は、「200OK信号」を転送装置1へ送信する(S37)。
外部通信I/F部11で「200OK信号」を受信すると、転送装置1の制御部13は、外部通信I/F部11によって「ACK信号」を通信装置4へ送信する(S38)。この処理S34、処理S37および処理S38を実行することによって、前記通話路確立工程が実行される。そして、このような呼出ボタンの押下(S31)から「ACK信号」の送信(S38)までの動作中において、インターホン子機3からの音声信号および映像信号は、インターホン子機3からインターホン親機2を介して転送装置1に送信されているが(S39)、転送装置1によって通信装置4には転送されない。一方、「ACK信号」の送受信によって転送装置1と通信装置4との間における通話路が確立すると、インターホン子機3の音声信号および映像信号は、インターホン子機3からインターホン親機2を介して転送装置1へ送信され(S40)、さらに転送装置1によって通信装置4へ転送(送信)される(S41)。一方、この段階では、通信装置4の音声信号は、通信装置4から転送装置1へ送信されるが(S42)、転送装置1からインターホン子機3へ転送されない。このように処理S40ないし処理S42を実行することによって、前記単方向転送工程が実行される。
そして、転送装置1では、所定の時間が経過してそのタイマ部17がタイムアップすると、タイマ部17からその制御部13へ所定の時間が経過した旨を表すタイムアップ信号が通知される(S43)。この所定の時間は、例えばインターホン子機3の呼出にインターホン親機2で応答するための猶予時間として、インターホン子機3の呼出があってからインターホン親機2がインターホン子機3との通信を維持する応答待機時間(例えば20秒や30秒や40秒等)よりも短く設定される。
タイムアップ信号が通知されると、転送装置1の制御部13は、通話の開始を要求すべく、通信I/F部12によってインターホン子機3へ通話開始要求信号を送信する(S44)。通話開始要求信号がインターホン子機3で受信されると、通話の開始を許可すべく、インターホン子機3から転送装置1へ通話開始許可信号が送信される(S45)。
通話開始許可信号を受信すると、転送装置1の制御部13は、通信I/F部12で受信したインターホン子機3の音声信号および映像信号を映像音声処理部14で処理した後に、インターホン子機3の音声信号および映像信号を外部通信I/F部11を用いて通信装置4へ転送(送信)すると共に、外部通信I/F部11で受信した通信装置4の音声信号を映像音声処理部14で処理した後に、通信装置4の音声信号を通信I/F部12を用いてインターホン子機3へ転送(送信)する(S46)。これによってインターホン子機3の音声信号および映像信号は、転送装置1によって所定の通信装置4へ転送されると共に、通信装置4の音声信号は、転送装置1によってインターホン子機3へ転送される。このように処理S14ないし処理S17を実行することによって、前記双方向転送工程が実行される。
このような構成のインターホンシステムS2では、所定のトリガにおける所定の時間が応答待機時間よりも短く設定されることで、応答待機時間の経過前に、転送装置1がインターホン子機3と通信装置4との間で双方向に通話路を確立することが可能となるので、通信装置4の使用者は、転送されたインターホン子機3の呼出に確実に応答することができ、来訪者の対応を確実に行うことができる。したがって、特に、インターホン子機3の呼出があって前記呼出から応答待機時間内にインターホン親機2が前記呼出に応答しない場合に、インターホン子機3とインターホン親機2との通信を切断する機能を備えるインターホンシステムに好適である。
(第1および第2実施形態の変形形態)
なお、上述の第1および第2実施形態のインターホンシステムS1、S2において、インターホンシステムS1、S2は、インターホン子機3およびインターホン親機2のうちの少なくともインターホン子機3と通話可能なインターホン宅内機をさらに備え、インターホン子機3と通信装置4とが転送装置1によって双方向に転送可能となる前に、インターホン親機2または前記インターホン宅内機がインターホン子機3の呼出に応答した場合に、転送装置1が、インターホン親機2または前記インターホン宅内機がインターホン子機3の呼出に応答した旨を表すメッセージ信号を通信装置4に送信し、そして、転送装置1が、自機と通信装置4との間で確立している通話路を切断するように、構成されてもよい。
このインターホン宅内機は、有線または無線の伝送路によってインターホン親機2に通信可能に接続され、インターホン親機2の制御に従ってインターホン親機2を介してインターホン子機3と通信可能に接続される。インターホン宅内機は、通話機能および表示機能を有しており、その制御部がインターホン親機2の制御に従う点を除き、インターホン親機2とほぼ同様に構成される。インターホン宅内機は、例えば副親機と呼ばれる。
図4は、他の態様のインターホンシステムにおける動作を示すシーケンス図である。インターホン親機2またはインターホン宅内機がインターホン子機3の呼出に応答した場合における本態様は、第1実施形態のインターホンシステムS1でも同様に説明することができるが、ここでは、第2実施形態のインターホンシステムS2の場合についてその動作を説明し、図4には、この場合における動作が示してある。
図4において、第2実施形態で説明したように、インターホン子機3の操作部32における呼出ボタンが押下されると(S31)、インターホン子機3からインターホン親機2へ呼出信号が送信され(S32)、さらに、インターホン親機2から転送装置1へ呼出信号が送信される(S33)。
呼出信号が転送装置1で受信されると、転送装置1と所定の通信装置4との間で通話路を確立すべく、転送装置1から通信装置4へ「INVITE信号」が送信されると共に(S34)、タイマ部17の計時が開始される(S35)。
「INVITE信号」が通信装置4で受信されると、呼出音が通信装置4から流れ、通信装置4の使用者によって通信装置4の通話ボタンが押下されると(S36)、通信装置4から転送装置1へ「200OK信号」が送信される(S37)。「200OK信号」が転送装置1で受信されると、転送装置1から通信装置4へ「ACK信号」が送信され(S38)、転送装置1と所定の通信装置4との間で通信網5による通話路が確立される。このような呼出ボタンの押下(S31)から「ACK信号」の送信(S38)までの動作中において、インターホン子機3からの音声信号および映像信号は、インターホン子機3からインターホン親機2を介して転送装置1に送信されているが(S39)、転送装置1によって通信装置4には転送されない。そして、「ACK信号」の送信で通話路が確立されると、インターホン子機3の音声信号および映像信号は、インターホン子機3からインターホン親機2を介して転送装置1に送信され(S40)、さらに転送装置1によって通信装置4へ転送(送信)される(S41)。
タイマ部17のタイムアップ前に、例えば、インターホン親機2の通話ボタンが押下されると(S51)、インターホン親機2は、通話の開始を要求すべく、インターホン子機3に通話開始要求信号を送信する(S52)。なお、処理S51でインターホン親機2に代えて、インターホン宅内機の通話ボタンが押下されてもよい。
通話開始要求信号がインターホン子機3で受信されると、通話の開始を許可すべく、インターホン親機2に通話開始許可信号が送信される(S53)。
通話開始許可信号がインターホン親機2で受信されると、インターホン親機2とインターホン子機3との間で通話が可能となると共に、処理S34、処理S37および処理S39の各処理の実行によって転送装置1と通信装置4との間に確立された通話路を切断すべく、インターホン親機2によって、通話開始許可信号がインターホン親機2から転送装置1へ送信される(S53)。
通話開始許可信号が転送装置1で受信されると、転送装置1によって、インターホン親機2または前記インターホン宅内機がインターホン子機3の呼出に応答した旨を表すメッセージ信号が転送装置1から通信装置4へ送信される(S54)。このメッセージ信号は、インターホン親機2または前記インターホン宅内機がインターホン子機3の呼出に応答した旨を、音声によって表すものであってもよく、また、それを例えば文字等の画像表示によって表すものであってもよい。このメッセージ信号が通信装置4で受信されると、その旨のメッセージの音声または画像表示が通信装置4に出力される。
そして、転送装置1は、通話路を切断すべく、「BYE信号」を通信装置4へ送信する(S55)。この「BYE信号」が通信装置4で受信されると、通信装置4は、これに応答して通話路の切断を許可すべく、「200OK信号」を転送装置1へ送信する(S56)。これらの動作によって転送装置1と通信装置4との間における通話路が切断される。
このように動作することによって、転送装置1の転送によるインターホン子機3と通信装置4との間における双方向の転送が実行される前に、処理S51で、インターホン親機2または前記インターホン宅内機がインターホン子機3の呼出に応答した場合に、処理S54で、転送装置1によって、インターホン親機2または前記インターホン宅内機がインターホン子機3の呼出に応答した旨を表すメッセージ信号が通信装置4に送信される。このため、通信装置4の使用者は、転送されたインターホン子機3の呼出に応答する前に、インターホン親機2または前記インターホン宅内機がインターホン子機3の呼出に応答した旨を認識することができ、在宅中の者が対応したことを認識することができる。
そして、このように動作することによって、その後に、処理S55および処理S56で、転送装置1によって、転送装置1と通信装置4との間で確立している通話路が切断される。このため、転送装置1と通信装置4との間における通信に対して課金されている場合に、無駄な通信料を削減することが可能となる。
また、上述の第1および第2実施形態のインターホンシステムS1、S2において、インターホンシステムS1、S2は、転送装置1と通信装置4との間における通話路の確立後であって、転送装置1によるインターホン子機3の音声信号および映像信号の転送の実行前に、転送装置1が通信装置4の認証を行うように構成されてもよい。
このような構成では、例えば通信装置4の使用者におけるユーザIDやパスワード等の認証情報は、転送装置1のDB部16に予め登録される。
図5は、さらに他の態様のインターホンシステムにおける動作を示すシーケンス図である。通信装置4の認証を行う本態様は、第2実施形態のインターホンシステムS2でも同様に説明することができるが、ここでは、第1実施形態のインターホンシステムS1の場合についてその動作を説明し、図5には、この場合における動作が示してある。
図5において、第1実施形態で説明したように、インターホン子機3の操作部32における呼出ボタンが押下されると(S1)、インターホン子機3からインターホン親機2へ呼出信号が送信され(S2)、さらに、インターホン親機2から転送装置1へ呼出信号が送信される(S3)。
呼出信号が転送装置1で受信されると、転送装置1と所定の通信装置4との間で通話路を確立すべく、転送装置1から通信装置4へ「INVITE信号」が送信される(S4)。「INVITE信号」が通信装置4で受信されると、呼出音が通信装置4から流れ、通信装置4の使用者によって通信装置4の通話ボタンが押下されると(S5)、通信装置4から転送装置1へ「200OK信号」が送信される(S6)。「200OK信号」が転送装置1で受信されると、転送装置1から通信装置4へ「ACK信号」が送信され(S7)、転送装置1と所定の通信装置4との間で通信網5による通話路が確立される。このような呼出ボタンの押下(S1)から「ACK信号」の送信(S7)までの動作中において、インターホン子機3からの音声信号および映像信号は、インターホン子機3からインターホン親機2を介して転送装置1に送信されているが(S8)、転送装置1によって通信装置4には転送されない。
転送装置1と通信装置4との間における通話路が確立すると、転送装置1は、通話の開始を要求すべく、インターホン子機3へ通話開始要求信号を送信する(S9)。通話開始要求信号がインターホン子機3で受信されると、通話の開始を許可すべく、インターホン子機3から転送装置1へ通話開始許可信号が送信される(S10)。
通話開始許可信号が転送装置1で受信されると、通信装置4の認証を行うべく、転送装置1は、認証情報の入力、例えばパスワードの入力を要求する旨を表すメッセージ信号が転送装置1から通信装置4へ送信される(S61)。このメッセージ信号は、認証情報の入力を促す旨を、音声によって表すものであってもよく、また、それを例えば文字等の画像表示によって表すものであってもよい。このメッセージ信号が通信装置4で受信されると、例えば“パスワードを入力してください”等の、その旨のメッセージの音声または画像表示が通信装置4に出力される。
そして、このメッセージによって通信装置4の使用者は、認証情報、例えばパスワードに対応するプッシュボタンを押下する。通信装置4の使用者によって、認証情報、例えばパスワードに対応するプッシュボタンが押下されると(S62)、押下されたプッシュボタンに対応するプッシュボタン信号(PB信号)が通信装置4から転送装置1へ送信される(S63)。
認証情報としてのPB信号が転送装置1で受信されると、転送装置1の制御部13は、DTMF検出部15によってこの受信したPB信号を検出し、この検出したデータがDB部16に記憶されている認証情報、ここではパスワードと一致しているか否かを判断する。この判断の結果、この検出したデータがDB部16の認証情報と一致していない場合には、転送装置1によって転送装置1と通信装置4との間における通話路が切断され、一方、この検出したデータがDB部16の認証情報と一致している場合には、転送装置1によって転送装置1と通信装置4との間における通話路に対する通信装置4の使用が許可される(S64)。これによって、インターホン子機3の音声信号および映像信号は、インターホン子機3からインターホン親機2を介して転送装置1へ送信され(S11)、さらに転送装置1によって通信装置4へ転送(送信)される(S12)。一方、通信装置4の音声信号は、通信装置4から転送装置1へ送信されるが(S13)、転送装置1からインターホン子機3へ転送されない。
以下の動作は、第1実施形態のインターホンシステムS1の動作と同様であるので、その説明を省略する。
このように動作することによって、転送装置1によるインターホン子機3の音声信号および映像信号のみの単方向転送の実行前に、処理S61ないし処理S64で、転送装置1によって、通信装置4の認証が行われるので、インターホン子機3の音声および映像が不用意に通信装置4に出力されることが抑止され、セキュリティを向上することが可能となる。特に、例えば通信装置4をその使用者が紛失した場合に、その通信装置4を取得した第三者に、インターホン子機3の音声および映像が不用意に通知されることを防止することが可能となり、また、第三者が勝手に、転送されたインターホン子機3の呼出に対応することを防止することが可能となる。
ここで、上述の処理S64において、前記検出したデータがDB部16の認証情報と一致していない場合に、転送装置1が自機1と通信装置4との間における通話路を切断する前に、転送装置1は、通信装置4に入力されたパスワードが間違っている旨の通信信号通信装置4に送信し、その旨を通信装置4に表示されるように構成されてもよく、さらに、再入力の機会を通信装置4に与えるように構成されてもよい。
また、上述の第1および第2実施形態のインターホンシステムS1、S2において、インターホンシステムS1、S2は、前記インターホン子機3の他に、通話機能およびカメラ機能を有する第2インターホン子機をさらに備え、転送装置1が、通信装置4に応答して前記第2インターホン子機との間で映像信号および音声信号の転送を可能とすると共に、前記第2インターホン子機からのみ通信装置4へ映像信号および音声信号を転送するように構成されてもよい。このように構成されることによって、通信装置4の使用者は、前記インターホン子機3によって来訪者と対応中であっても、前記インターホン子機3の他の第2インターホン子機における周囲状況を映像および音声によって監視することが可能となる。
そして、このような構成に加えてさらに、インターホンシステムS1、S2は、転送装置1が所定の第2トリガに応答して前記第2インターホン子機から通信装置4へ映像信号および音声信号を転送すると共に通信装置4から前記第2インターホン子機へ音声信号を転送するように構成されてもよい。このように構成されることによって、通信装置4の使用者は、前記インターホン子機3によって来訪者と対応中に、前記インターホン子機3の他の第2インターホン子機における周囲状況を映像および音声によって監視した際に、前記来訪者の他の者を見つけた場合に、その対応が可能となる。特に、前記来訪者の他の者が例えば不審者であった場合に、例えば警告等の適切な対応が可能となる。
図6は、さらに他の態様のインターホンシステムにおける動作を示すシーケンス図である。図6では、転送装置1によって通信装置4と最初に通信可能に接続された前記インターホン子機3がインターホン子機3−aと表記され、転送装置1によって通信装置4と後から通信可能に接続される前記第2インターホン子機がインターホン子機3−bと表記されている。
図2ないし図5に示されているように、転送装置1によってインターホン子機3−aの音声信号および映像信号が通信装置4へ送信(転送)されると共に、転送装置1によって通信装置4の音声信号がインターホン子機3−aへ送信(転送)される動作中(S17(S46))において、通信装置4の使用者は、第2インターホン子機3−bを起動して第2インターホン子機3−bによる監視を行うべく、第2インターホン子機3−bとの通話を要求する指示に対応するプッシュボタンを押下する。第2インターホン子機3−bとの通話を要求する指示に対応するプッシュボタンが押下されると(S71)、この押下されたプッシュボタンに対応するプッシュボタン信号(PB信号)が通話開始要求信号として通信装置4から転送装置1へ送信される(S72)。
通話開始要求信号としてのPB信号が転送装置1で受信されると、転送装置1の制御部13は、DTMF検出部15によってこの受信したPB信号を検出する(S73)。この検出したデータが通話開始要求信号であると判断(認識)すると、最初に通信可能に接続していたインターホン子機3−aとの通信を切断すべく、転送装置1によって、通信の切断を要求する切断要求信号が転送装置からインターホン子機3−aへ送信される(S74)。この切断要求信号がインターホン子機3−aで受信されると、転送装置1との通信の切断を許可すべく、インターホン子機3−aによって、通信の切断を通知する切断完了通知信号がインターホン子機3−bから転送装置1へ送信される(S75)。これら処理S74および処理S75が実行されることによって、転送装置1とインターホン子機3−aとの通信が切断される。
そして、インターホン子機3−aからの切断完了通知信号が転送装置1で受信されると、最初に通信可能に接続していたインターホン子機3−aとは別の第2インターホン子機3−bと通信可能に接続すべく、転送装置1は、通話の開始を要求すべく、インターホン子機3−bへ通話開始要求信号を送信する(S76)。通話開始要求信号がインターホン子機3−bで受信されると、通話の開始を許可すべく、インターホン子機3−bから転送装置1へ通話開始許可信号が送信される(S77)。
通話開始許可信号が転送装置1で受信されると、転送装置1の転送によってインターホン子機3−bと通信装置4との間で双方向に通信が可能となり、第2インターホン子機3−bの音声信号および映像信号は、第2インターホン子機3−bから通信装置4へ送信されると共に、通信装置4の音声信号は、通信装置4から第2インターホン子機3−bに送信される(S78)。
なお、前記処理S77と処理S78との間に、インターホン子機3の音声信号および映像信号をインターホン子機3からインターホン親機2および転送装置1を介して通信装置4へ送信する一方で通信装置4の音声信号を転送装置1によってインターホン子機3へ転送されない前記単方向転送工程が実行され、通話開始要求のプッシュボタンを通信装置4が受け付けた後に処理S78の双方向転送工程が実行されるようにされてもよい。
また、上述の第1および第2実施形態のインターホンシステムS1、S2において、図4ないし図6に示す各他の態様が複数採用されてもよい。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
実施形態におけるインターホンシステムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるインターホンシステムの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるインターホンシステムの動作を示すフローチャートである。 他の態様のインターホンシステムにおける動作を示すシーケンス図である。 さらに他の態様のインターホンシステムにおける動作を示すシーケンス図である。 さらに他の態様のインターホンシステムにおける動作を示すシーケンス図である。 特許文献1に開示のインターホンシステムの動作を説明するシーケンス図である。
符号の説明
S1、S2 インターホンシステム
1 転送装置
2 インターホン親機
3 インターホン子機
4 通信装置
5 通信網
13 制御部
17 タイマ部

Claims (8)

  1. 通話機能およびカメラ機能を有するインターホン子機と、前記インターホン子機と通信可能に接続され通話機能および表示機能を有するインターホン親機と、前記インターホン子機とテレビ電話機能を有する外部の通信装置との間で通信網を介して通信可能に接続するための転送装置とを備えたインターホンシステムにおける前記転送装置を介して前記インターホン子機と前記通信装置との間で通話路を確立するインターホンシステムの通話路確立方法において、
    前記転送装置が前記インターホン子機の呼出に応答して自機と前記通信装置との間で通話路を確立する通話路確立工程と、
    前記転送装置が、前記通話路確立工程で確立した通話路を用いて、前記インターホン子機からのみ前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送する単方向転送工程と、
    前記転送装置が、前記単方向転送工程による転送中に所定のトリガに応答して、前記通話路を用いて、前記インターホン子機から前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送すると共に前記通信装置から前記インターホン子機へ音声信号を転送する双方向転送工程と
    前記転送装置が前記インターホン子機の呼出に応答して計時を開始する計時開始工程とを備え
    前記所定のトリガは、前記計時が所定の時間を経過したことであること
    を特徴とするインターホンシステムの通話路確立方法。
  2. 前記所定のトリガは、前記通信装置が前記転送装置へ送信した前記インターホン子機との通話を要求する通話要求信号であること
    を特徴とする請求項1に記載のインターホンシステムの通話路確立方法。
  3. 前記インターホンシステムは、前記インターホン子機および前記インターホン親機のうちの少なくとも前記インターホン子機と通話可能なインターホン宅内機をさらに備え、
    前記双方向転送工程の実行前に、前記インターホン親機または前記インターホン宅内機が前記インターホン子機の呼出に応答した場合に、前記転送装置が、前記インターホン親機または前記インターホン宅内機が前記インターホン子機の呼出に応答した旨を表すメッセージ信号を前記通信装置に送信する応答通知工程と、前記転送装置が自機と前記通信装置との間で確立している前記通話路を切断する通話路切断工程とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1又は請求項に記載のインターホンシステムの通話路確立方法。
  4. 前記単方向転送工程の実行前に、前記転送装置が前記通信装置の認証を行う認証工程をさらに備えること
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のインターホンシステムの通話路確立方法。
  5. 前記インターホンシステムは、前記インターホン子機の他に、通話機能およびカメラ機能を有する第2インターホン子機をさらに備え、
    前記転送装置が、前記通信装置に応答して前記第2インターホン子機との間で映像信号および音声信号の転送を可能とすると共に、前記第2インターホン子機からのみ前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送する第2単方向転送工程をさらに備えること
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のインターホンシステムの通話路確立方法。
  6. 前記転送装置が所定の第2トリガに応答して前記第2インターホン子機から前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送すると共に前記通信装置から前記第2インターホン子機へ音声信号を転送する第2双方向転送工程をさらに備えること
    を特徴とする請求項に記載のインターホンシステムの通話路確立方法。
  7. 通話機能およびカメラ機能を有するインターホン子機と、前記インターホン子機と通信可能に接続され通話機能および表示機能を有するインターホン親機と、前記インターホン子機とテレビ電話機能を有する外部の通信装置との間で通信網を介して通信可能に接続するための転送装置とを備えたインターホンシステムにおいて、
    前記転送装置は、
    前記インターホン子機と前記通信装置との間で通話路を確立する際に、前記インターホン子機の呼出に応答して自機と前記通信装置との間で通話路を確立し、確立した通信路を用いて前記インターホン子機からのみ前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送し、そして、前記転送中に所定のトリガに応答して前記インターホン子機から前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送すると共に前記通信装置から前記インターホン子機へ音声信号を転送する制御部と、前記転送装置が前記インターホン子機の呼出に応答して計時を開始する計時開始工程とを備え
    前記所定のトリガは、前記計時が所定の時間を経過したことであること
    を特徴とするインターホンシステム。
  8. 通話機能およびカメラ機能を有するインターホン子機と、前記インターホン子機と通信可能に接続され通話機能および表示機能を有するインターホン親機と、前記インターホン子機とテレビ電話機能を有する外部の通信装置との間で通信網を介して通信可能に接続するための転送装置とを備えたインターホンシステムにおける前記転送装置であって、
    前記インターホン子機と前記通信装置との間で通話路を確立する際に、前記インターホン子機の呼出に応答して自機と前記通信装置との間で通話路を確立し、確立した通信路を用いて前記インターホン子機からのみ前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送し、そして、前記転送中に所定のトリガに応答して前記インターホン子機から前記通信装置へ映像信号および音声信号を転送すると共に前記通信装置から前記インターホン子機へ音声信号を転送する制御部と、前記転送装置が前記インターホン子機の呼出に応答して計時を開始する計時開始工程とを備え
    前記所定のトリガは、前記計時が所定の時間を経過したことであること
    を特徴とする転送装置。
JP2007329076A 2007-12-20 2007-12-20 インターホンシステムの通話路確立方法およびインターホンシステムならびに転送装置 Expired - Fee Related JP5032294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007329076A JP5032294B2 (ja) 2007-12-20 2007-12-20 インターホンシステムの通話路確立方法およびインターホンシステムならびに転送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007329076A JP5032294B2 (ja) 2007-12-20 2007-12-20 インターホンシステムの通話路確立方法およびインターホンシステムならびに転送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009152885A JP2009152885A (ja) 2009-07-09
JP5032294B2 true JP5032294B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40921488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007329076A Expired - Fee Related JP5032294B2 (ja) 2007-12-20 2007-12-20 インターホンシステムの通話路確立方法およびインターホンシステムならびに転送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5032294B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5033171B2 (ja) * 2009-12-22 2012-09-26 パナソニック株式会社 インターホンシステム
CN113329206B (zh) * 2021-05-25 2023-04-18 广东睿住智能科技有限公司 可视对讲系统的控制方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04286450A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Sharp Corp テレビドアホン装置
JP2002281180A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビドアホン装置
JP2004304535A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Toppan Forms Co Ltd インターフォンシステム
JP2006094330A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Saxa Inc Ip電話転送装置
JP2007274177A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Aiphone Co Ltd インターホンシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009152885A (ja) 2009-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9479354B2 (en) Monitoring camera system
JP2002125059A (ja) 集合住宅用インターホンシステムおよび集合住宅用インターホンシステムの転送方法
WO2006137388A1 (ja) 撮像機能付きドアホンシステムおよび当該システムを構成する音声端末、映像端末、ホームゲートウェイ装置、ドアホンアダプタ
JP2007274177A (ja) インターホンシステム
JP5845454B1 (ja) 監視システム
JP2009225221A (ja) ドアインターフォン装置とip型携帯電話との連携方式
KR100647819B1 (ko) 화상 전화기를 이용한 홈 모니터링 시스템
JP5032294B2 (ja) インターホンシステムの通話路確立方法およびインターホンシステムならびに転送装置
US8731613B2 (en) Mobile phone, imaging system employing mobile phone and imaging method employing mobile phone
JP5302023B2 (ja) インターホンシステム
JP4939095B2 (ja) コンテンツ提供システムおよびコンテンツ切替方法
JP2009117916A (ja) テレビインターホンシステム
KR101131904B1 (ko) VoIP를 이용한 실시간 방범 시스템
JP4197075B2 (ja) 転送機能付きインターホン装置
JP2007173988A (ja) 複合電話装置
JP2010010783A (ja) インターホンシステム
JP2009094728A (ja) テレビインターホンシステム
JP2008136139A (ja) インターホンシステム
JP2009182642A (ja) テレビインターホンシステム
JP2009182842A (ja) テレビインターホンシステム
JP2010154231A (ja) 電話番号登録方法
TWI628945B (zh) 行動電話、電視機系統及智慧通訊系統
JP2016100888A (ja) 通信システムおよび通信システムにおける無線ルータの登録方法
JP2016042716A (ja) 監視カメラシステム及び監視カメラシステムを利用した監視方法
JP2010130654A (ja) 呼制御方法及びインターホンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100824

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees