JP5280709B2 - 読解支援装置及び読解支援プログラム - Google Patents

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Description

学習者が一度は書物、あるいはインターネットなどの情報を基に学習を行い、その内容を要点箇条書きにして、テキスト形式などでコンピュータに保存した文章を、復習することなく数週間を経、詳細を忘れかかり、通常の読み方では非常に読みにくくなり、復習をする気がしなくなった後にもそのような文章を学習者が再読可能、従って復習可能な状態にしようとすることを図ったコンピュータディスプレイへの文章移動表示プログラム
学習者が一度は書物、あるいはインターネットなどの情報を基に学習を行い、その内容や未習得事項を要点箇条書きにして、テキスト形式などでコンピュータに保存した文章を、復習を行わずに数週間を経て、詳細を忘れかかり、通常の読み方では非常に読みにくくなり、復習する気がしなくなった後にもそのような文章を学習者が再読可能、従って復習可能な状態にしようとすることを図ったコンピュータディスプレイへの文章移動表示プログラムはない。
学習者が、一度は書物、あるいはインターネットなどの情報を基に学習を行い、その後、新しい知識として記憶に定着させたい未習得事項などを要点箇条書き状にして、テキスト形式などでコンピュータに保存した文章が、復習を行わずに数週間を経ると、学習直後には十分に理解できていた詳細ならびに文脈を忘れかかるなどして、例えば箇条書き一行の中にも記憶の減退から複数の定義の曖昧になった言葉を生じるなどして、通常の読み方では非常に読みにくくなり、復習する気がしなくなる場合が多い。しかしそのような未習得な事柄は忘れかかったころに学習者により復習上再読されることなしには学習者の記憶に実用的な知識として定着しがたい。
本発明プログラムを利用せずに学習者にそのような文章を読ませる場合、学習者にとりすぐには理解できそうもない文章部分に対する何らかの理解を学習者に生じることができるだけの時間、学習者にその文章部分のみを集中して見続けさせようとすることは、学習者に単調性や退屈さを生じ、また、その文章の後方や周辺の文章が学習者の視野に入り、そのような後方や周辺の文章を早く読まねばならないと学習者が思ったりするため、学習者に焦りが生じ、当該文章部分に対する何らかの理解が成立するまで、学習者が逐一待ちながら読み進むことは難しく、浅い読みあるいは読み飛ばしを生じてしまいがちである。
読解に際して人間は、文章内の単語あるいは句単位で、逐一、その内容の正しい理解を得るために最低限必要な待ち時間を適宜確保するためのゆとりを持つことなく、すなわち、それまでの文脈に照合しながら単語などの意味を思い出したり、あるいは、その文章部分の理解が読者にとって非常に難しい場合には、類推を援用するなどして、当該文章部分に対する何らかの理解が可能になるまでに最低限必要である待ち時間を確保することなく、ごくわずかの時間内に思い出すことができ、理解できる範囲内で、一本調子に、文章を漫然と読み進めていきがちである。
しかし、文章内のある部分を正しく理解するために、読者が最低限確保する必要がある待ち時間は、文章内の部分部分において局所的に異なりうる。
そのような場合に、読者が文章を一本調子に漫然と読み進めているようでは、読者の記憶に照らすか、あるいは類推を援用する必要があるため、理解に至るまでにいくらかの時間を要するような文章部分は、読者により読み飛ばされてしまいがちである。
しかし、そのような読み飛ばしの累積は、今まで読み進んできた文章部分に対する、曖昧な理解しか得られていない部分の比率を増大させ、文章全体に対する読者の理解度を低下させることになり、読者にその文章を続けて読もうとする気力を失わせる。
一般に、ある読者にとっての文章の読みにくさ読みやすさは、文章内で局所的に異なる。
その読者にとって、ある箇所は忘れかかっているため非常に読みにくいが、ある箇所はよくおぼえているため非常に読みやすいということがありうる。
あるいは、文章内のある箇所はなじみのない箇所であるため非常に読みにくいが、ある箇所はその読者になじみのある箇所であるため非常に読みやすいということがありうる。
また、ある文章を通じての読者にとっての読みにくさ読みやすさの程度の、変動の仕方は、読者によって異なりうる。また、そのような読みにくさ読みやすさの程度の、文章内での変動の仕方は、同じ読者であっても、初読であるか再読であるか、など、時間を経ることによっても変わりうる。
当該文章部分の読みにくさ読みやすさに応じて、その文章部分を正しく理解するために読者により、最低限確保されるべき、思い出しや類推、を行うために最低限必要な待ち時間も変化する。
読む速度を増大させようとする観点から最適な程度に最短時間でありかつ、当該文章部分に対してほとんど理解に曖昧な部分を残さない点でも最適であるそのような待ち時間には、馴染みのある読書分野の違いなどからも、読者により個人差がある。
また、そのような最適な待ち時間は、同じ読者であっても、初読であるか再読であるか、など、時間を経ることによっても変わりうる。
しかし、一般に読者は、文章内の部分部分における読みにくさ読みやすさの程度の局所的かつ頻繁な変化に着目して、積極的に待ち時間を適宜頻繁かつ機敏に変化させるような読書習慣を形成しておらず、一本調子に読み進んでしまい、読みにくい文章部分は読み飛ばしてしまうような読み方を行ってしまうところがあった。
請求項1
文章移動表示領域を生成する手段と、
前記文章移動表示領域に、読解支援対象文章を受け付ける文章受付手段と、
文章の移動表示に関する入力情報を取得する入力情報取得手段と、
該入力情報取得手段により取得された入力情報に基づき
前記受付手段により受け付けられた文章を
左方向あるいは右方向に移動表示する表示制御手段と、
を備える本発明読解支援装置。
請求項2
前記入力情報取得手段は、前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に移動表示中であっても、文章の移動表示に関する前記入力情報を取得する請求項1に記載の読解支援装置。
請求項3
前記表示制御手段は、
前記入力情報に応じて
前記文章移動表示領域における文章移動速度を変化させる請求項2に記載の読解支援装置。
請求項4
前記入力情報取得手段により所定の入力情報が取得される都度、前記文章移動速度が所定の速度だけ増大あるいは減少する請求項3に記載の読解支援装置。
請求項5
前記表示制御手段は、
前記入力情報取得手段により取得された入力情報によっては、
前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に右方向、すなわち、
通常の文章移動表示とは逆方向に移動表示させることができるため、
時間的に少し前に前記文章移動表示領域に表示されていた文章を
表示し直すことを可能にする
請求項3又は4に記載の読解支援装置。
請求項6
前記表示制御手段は、
前記入力情報取得手段により取得された入力情報によっては、
前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域にほとんど停止した状態で
表示する
請求項3又は4に記載の読解支援装置。
請求項7
前記表示制御手段は、
前記文章移動表示領域に対する前記読解支援対象文章の移動表示に際して、
移動速度初期値設定手段を有する
請求項3又は4に記載の読解支援装置。
請求項8
前記表示制御手段は、
前記文章移動表示領域に対する前記読解支援対象文章の移動表示に際して、
表示形態初期値設定手段を有する
請求項3又は4に記載の読解支援装置。
請求項9
前記受付手段は、前記読解対象文章が記述されているファイルの
ドラッグアンドドロップによりなされる
請求項1〜8の何れか一項に記載の読解支援装置。
請求項10
前記表示制御手段は、前記受付手段により新しい読解支援対象文章が受け付けられると
前記文章移動表示領域の内容を、前記新しい読解支援対象文章の内容に基づき更新する
請求項1〜9の何れか一項に記載の読解支援装置。
請求項11
前記読解対象文章は、予めコンピュータに保存された文章である請求項1〜10の何れか一項に記載の読解支援装置。
請求項12
前記予めコンピュータに保存された文章は、
一続きの改行のない文章、すなわち一行の文章
あるいは
一箇所以上の改行を有する、すなわち複数行からなる
文章である
請求項11に記載の読解支援装置。
請求項13
更に、前記入力情報に相応しい表示形態を記憶した表示形態記憶手段
を備えた請求項1〜12の何れか一項に記載の読解支援装置。
請求項14
前記入力情報に応じて、
前記表示制御手段は、前記表示形態記憶手段を参照して、
前記読解対象文章の
前記表示領域における表示形態を変更する表示形態変更手段
を有する請求項13に記載の読解支援装置。
請求項15
前記表示形態変更手段は前記入力情報に応じて
前記文章移動表示領域に移動表示される
前記読解支援対象文章の
フォントスタイルを変更する請求項14に記載の読解支援装置。
請求項16
前記表示形態変更手段は前記入力情報に応じて
前記文章移動表示領域に移動表示される
前記読解支援対象文章の
背景色を変更する請求項14に記載の読解支援装置。
請求項17
前記表示形態変更手段は前記入力情報に応じて
移動表示される文字のフォントスタイルをイタリック体にして
文字表現に速度感を生じる
請求項15に記載の読解支援装置。
請求項18
前記表示形態変更手段は前記入力情報に応じて
移動表示される文章の背景色を黄色にして
移動表示される文章を
強調する
請求項16に記載の読解支援装置。
請求項19
更に、
前記表示制御手段は、
前記入力情報取得手段により取得された入力情報が
所定の値であった場合には、
前記読解支援対象文章を
行単位でさかのぼって
そこから
前記文章移動表示領域に移動表示し直す
請求項1〜18の何れか一項に記載の読解支援装置。
請求項20
前記表示制御手段は、
前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に移動表示中であっても、
前記入力情報取得手段により取得された入力情報が
所定の値であった場合には、
前記読解支援対象文章を
行単位でさかのぼって
そこから
前記文章移動表示領域に移動表示し直す
請求項19に記載の読解支援装置。
請求項21
更に、
前記表示制御手段は、
前記入力情報取得手段により
前記所定の値を有する入力情報の取得が所定の回数繰り返された場合には、
前記読解支援対象文章を
所定の数の行さかのぼり
そこから
前記文章移動表示領域に移動表示し直す
請求項1〜20の何れか一項に記載の読解支援装置。
請求項22
前記表示制御手段は、
前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に移動表示中であっても、
前記入力情報取得手段により
前記所定の値を有する入力情報の取得が所定の回数繰り返された場合には、
前記読解支援対象文章を
所定の数の行さかのぼり
そこから
前記文章移動表示領域に移動表示し直す
請求項21に記載の読解支援装置。
請求項23
更に、途中で
終了する手段を備えた
請求項1〜22に記載の読解支援装置。
請求項24
前記表示制御手段は、
前記受付手段により受け付けられた読解支援対象文章の中から
前記文章移動表示領域に移動表示対象とする一の行を
選択する移動表示行選択手段を有する
請求項1〜23に記載の読解支援装置。
請求項25
前記表示制御手段は、
前記移動表示行選択手段により選択された一の行の
文頭表示位置を
前記入力情報に応じて
前記文章移動表示領域に対して算出する
文頭表示位置算出手段を有する
請求項1〜24に記載の読解支援装置。
請求項26
前記文頭表示位置算出手段により算出され
ディスプレイ上に決定される文頭表示位置により、
前記文章移動表示領域の外に位置することになった
前記移動表示行選択手段により選択された一の行の部分は
ディスプレイに表示されず、
前記文頭表示位置算出手段により算出され
ディスプレイ上に決定される文頭表示位置により、
前記文章移動表示領域の中に位置することになった
前記移動表示行選択手段により選択された一の行の部分は
ディスプレイに表示される
請求項1〜25に記載の読解支援装置。
請求項27
前記移動表示行選択手段により
前記読解支援対象文章から
選択された一の行が
前記文章移動表示領域において
左方向に移動表示されている時には、
その行の移動表示を終えると
次の行の移動表示を
該行の文頭から左方向に行う
請求項1〜26に記載の読解支援装置。
請求項28
前記移動表示行選択手段により
前記読解支援対象文章から
選択された一の行が
前記文章移動表示領域において
左方向に移動表示されている時には、
その一の行が
前記読解支援対象文章の最終行であった場合には
前記読解支援対象文章先頭行の文頭から
前記文章移動表示領域に左方向に移動表示を行う
請求項1〜27に記載の読解支援装置。
請求項29
前記移動表示行選択手段により
前記読解支援対象文章から
選択された一の行が
前記文章移動表示領域において
右方向に移動表示されている時、
すなわち、
通常とは逆方向に移動表示されている時、
には、
その行の移動表示を終えると
一つ前の行の移動表示を
該行の文末から右方向に行う
請求項1〜28に記載の読解支援装置。
請求項30
前記移動表示行選択手段により
前記読解支援対象文章から
選択された一の行が
前記文章移動表示領域において
右方向に移動表示されている時には、
その一の行が
前記読解支援対象文章の先頭行であった場合には
前記読解支援対象文章最終行の文末から
前記文章移動表示領域に右方向に移動表示を行う
請求項1〜29に記載の読解支援装置。
請求項31
読解を支援するためにコンピュータを、
文章移動表示領域を生成する手段と、
前記文章移動表示領域に、読解支援対象文章を受け付ける文章受付手段と、
文章の移動表示に関する入力情報を取得する入力情報取得手段、及び
該入力情報取得手段により取得された入力情報に基づき
前記受付手段により受け付けられた文章を
左方向あるいは右方向に移動表示する表示制御手段、
として機能させるための読解支援プログラム。
請求項32
前記入力情報取得手段は、前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に移動表示中であっても、文章の移動表示に関する前記入力情報を取得する請求項31に記載の読解支援プログラム。
請求項33
前記表示制御手段は、
前記入力情報に応じて
前記文章移動表示領域における文章移動速度を変化させる請求項31に記載の読解支援プログラム。
請求項34
前記入力情報取得手段により所定の入力情報が取得される都度、前記文章移動速度が所定の速度だけ増大あるいは減少する請求項31に記載の読解支援プログラム。
請求項35
前記表示制御手段は、
前記入力情報取得手段により取得された入力情報によっては、
前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に右方向、すなわち、
通常の文章移動表示とは逆方向に移動表示させることができるため、
時間的に少し前に前記文章移動表示領域に表示されていた文章を
表示し直すことを可能にする
請求項33又は34に記載の読解支援プログラム。
請求項36
請求項31〜35の何れか一項に記載の
文章移動表示プログラムを記録したことを特徴とする
コンピュータに
読み取り可能な記録媒体。
学習者による本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムの利用に当たっては、移動表示される文章において、学習直後には十分理解できていた詳細や文脈、を忘れかかっているため非常に読みにくくなっているような箇所に学習者が直面した場合、その文章の左方向への移動表示速度を、下方向矢印キーを数回押すなどしてなるべく次第に低下させていくよう学習者に奨める方法であり、その間、すなわち表示文章の移動速度を減速させている間に、学習直後に理解できていた詳細を学習者が思い出せない、あるいは、関連する事柄を類推することさえできないなどのために非常に読みにくい場合には、学習者に、更に数回下方向矢印キーを押すよう奨め、表示文章の左方向への移動をほとんど停止させるか、更に数回下方向矢印キーを押すように奨めるなどして、文章を逆方向、すなわち右方向にゆっくり移動表示させ始めることにより、その読みにくい箇所の少し前の箇所も参照させるなどしながら、なんとか、学習直後の理解を学習者に思い出させるための時間、あるいはその文章部分に対する何らかの理解を学習者に生じさせるために学習者が類推を行いうるだけの時間、を確保できるようにする方法である。その読みにくい箇所に対する理解を学習者が得次第、学習者に、上方向矢印キーを数回押させるなどして、ディスプレイに表示されている文章が理解できる範囲内の速度で、学習者が、再度、非常に読みにくいと感じるような箇所に直面するところまで、表示文章の左方向への移動速度を次第に高速度にするよう学習者に奨めることにより、文章内のすべての箇所に対して曖昧な理解を残すことのない速読を行うことができ、またそのような読み方の習慣を学習者に習得させようとする方法である。
学習者が、一度は書物、あるいはインターネットなどの情報を基に学習を行い、その内容を要点箇条書きにして、テキスト形式などでコンピュータに保存した文章で、その後復習を行わずに数週間を経たため、学習直後には十分理解できていた詳細を忘れかかるなどして、通常の読み方では非常に読みにくくなり、復習する気がしなくなった場合に、学習者は本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムを実行することにより、そのような文章の読解可能性、従って復習可能性を増大させることができる。
学習者が本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムを利用すると、学習者が復習を行わずに数週間を経たため、忘れかかっている、しかし学習直後には十分に理解できていたような詳細ならびに文脈を、学習者が思い出すことができるまでに必要な時間を、学習者が、文章内の部分部分の読みにくさの程度に応じて、それぞれに必要なだけ、適宜確保することができる。そのため、学習者が、一度は書物、あるいはインターネットなどの情報を基に学習を行い、未習得事項などを要点箇条書き状にして、テキスト形式などでコンピュータに保存した文章を、復習を行わずに数週間あるいは相当な期間を経た後であっても、学習者が復習のために再読することのできる可能性を増大できる。
学習者が本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムを利用することにより、そのような非常に読みにくい文章部分に対する理解を得るための待ち時間を確保しても、学習者が学習直後に理解できていた程度にはその詳細ならびに文脈を思い出すことができないような場合であっても、学習者が本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムにより、必要に応じ関連する他の文章部分を、文章移動表示領域であるウィンドウID2に右方向あるいは左方向に流れるように学習者が動かすなどして、機敏に参照しながらも、主に当該の非常に読みにくい文章部分のみに集中してじっくりと読む時間を確保することができるため、類推などをも援用して、そのような非常に読みにくい文章部分からでも、学習者が何らかの理解を得ることができる可能性が増大する。
本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムを利用せずに学習者にそのような文章を読ませる場合、学習者にとり、すぐには理解できそうもない文章部分に対する何らかの理解を、学習者に生じることができるだけの時間、学習者にその文章部分のみを集中して見続けさせようとすることは、学習者に単調性や退屈さを生じ、また、その文章の後方や周辺の文章が学習者の視野に入り、そのような後方や周辺の文章を早く読まねばならないと学習者が思ったりするため、学習者に焦りが生じ、当該の、今ウィンドウID2に表示され、学習者が読んでいる文章部分に対する何らかの理解が成立するまで、学習者が逐一待ちながら読み進むことは難しく、浅い読みあるいは読み飛ばしを生じてしまいがちである。
インターネットなどの情報を基に学習を行い、未習得事項などを要点箇条書き状にして、テキスト形式などでコンピュータに保存した文章を、学習者が復習を行わずに数週間を経た後であっても、学習者がそのような文章を復習のために読もうとするために、学習者が本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムを利用する場合、文章内の部分部分で学習者の記憶の減退の程度にむらを生じており、隣接する文章部分であっても、記憶減退の程度の差が激しくなっている場合が多いため、学習者は、ほとんど常に上方向矢印キーや下方向矢印キー、ならびにスペースキーなど何らかのボタン押し作業により、ディスプレイに移動表示される文章の動きを水平方向にほとんど常に流れるように変化させることになる。すなわち、表示文章の左方向への移動速度を増減させたり、表示文章の右方向への移動速度を増減させるなどして調整したり、学習者が高頻度にそれらいずれかのキーを押すことにより、文章を左右に移動させ学習者にとって読みやすいように文章表示位置を微調整したり、また左方向への文章移動表示速度を学習者が増大方向から減少方向、及び減少方向から増大方向に変化させた時、あるいは、右方向への文章移動表示速度を学習者が増大方向から減少方向、及び減少方向から増大方向に変化させた時、あるいは、行単位で文章をさかのぼって読み直す時には、背景色や文字のスタイルなど表示形態を変えるなど、ウィンドウID2内の文章移動表示の様々な部分の動きや表示形式をほとんど常に変化させるなどして、学習者が文章の中で今読むべき部分のみをじっと見続けることの学習者にとっての単調性を低減させることができるので、思い出す時間を確保するための待ち時間に学習者が退屈しない可能性を高めることができる。
学習者による本発明プログラムの利用に当たっては、移動表示される文章において、学習直後には十分理解できていた詳細や文脈、を忘れかかっているため非常に読みにくくなっているような箇所に学習者が直面した場合、その文章の左方向への移動表示速度を、下方向矢印キーを数回押すなどしてなるべく次第に低下させていくよう学習者に奨める方法であり、その間、すなわち表示文章の移動速度を減速させている間にも学習直後に理解できていた詳細を学習者が思い出せない、あるいは、関連する事柄を類推することさえできないなどのために非常に読みにくい場合には、学習者に、更に数回下方向矢印キーを押すよう奨め、表示文章の左方向への移動をほとんど停止させるか、更に数回下方向矢印キーを押すように奨めるなどして、文章を逆方向、すなわち右方向にゆっくり移動表示させ始めることにより、その読みにくい箇所の少し前の箇所も参照させるなどしながら、なんとか、学習直後の理解を学習者に思い出させるための、あるいはその文章部分に対する何らかの理解を学習者に生じさせるために学習者が類推を行いうるだけの時間を確保できるようにする方法である。その読みにくい箇所に対する理解を学習者が得次第、学習者に、上方向矢印キーを数回押させるなどして、ディスプレイに表示されている文章が理解できる範囲内の速度で、学習者が、再度、非常に読みにくいと感じるような箇所に直面するところまで、表示文章の左方向への移動速度を次第に高速度にしようとするよう学習者に奨めることにより、文章内のすべての箇所に対して曖昧な理解を残すことのない速読を行うことができ、また、そのような読み方の習慣を学習者に習得させようとする方法である。
本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムにおいて、学習者は、左方向への文章移動表示速度を、下方向矢印キーを数回押すことにより、その都度低下させ、ほとんど停止しているような速度で文章を左方向へ移動表示させることができ、更に下方向矢印キーを数回押すことにより、文章表示を右方向へゆっくり移動させたりしながら、文章内の単語あるいは句単位で、逐一、その内容の正しい理解を得るために、あるいはその内容に関して何らかの類推を行うために、個々の学習者にとって最低限必要な待ち時間を適宜確保するための時間的ゆとりを本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムは学習者に持たせることができる。
すなわち、それまでの文脈に照合しながら単語などの意味を思い出したり、あるいはその文章部分の理解が読者にとって非常に難しい場合には類推を援用するなどしながら、当該文章部分に対する何らかの理解が可能になるまでに個々学習者にとって最低限必要である待ち時間を、ウィンドウID2に表示されている文章の部分部分の読みにくさ読みやすさに応じて適宜確保することができる。そのような待ち時間を確保せずに学習者が読んだ文章部分には、学習者により読み間違いあるいは読み飛ばしを生じてしまう場合が多い。
本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムにより、学習者がそのような待ち時間を確保している間、上方向矢印キーや下方向矢印キー、ならびにスペースキーなどを学習者が押すことにより、本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムは、表示文章の移動方向を左方向のみでなく右方向にも次第に変化させることができ、また、右方向から左方向へも次第に変化させることができ、表示文章を左方向のみでなく右方向にも流れるように移動させていくことができ、またその速度を増減させていくことができるなど、ディスプレイ上で、通常にはない、珍しい文章の動かし方を行うことができ、また移動表示されている文章が、学習者にとって読みやすい内容を有する部分であったものが読みにくい部分になった場合や、読みにくい部分から読みやすい部分になった場合などに、本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムはウィンドウID2の背景色、ならびにウィンドウID2における表示文字フォントスタイルを変化させることができるため、思い出すことなどにより何らかの理解が、ある文章部分に成立するまでに必要な待ち時間の長さに由来して学習者に生じる単調性ならびに退屈さを、低減することができる。
本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムにより、読者は、文章内の部分部分において、個々の読者にとっての読みにくさ読みやすさの程度の局所的な変化に応答して、その文章部分が理解できるまでの待ち時間を読者が積極的に頻繁かつ機敏に適宜変化させるような読み方を行うことができ、その結果、最短の読解時間で最大の理解を得ることができるようになり、また、そのような読書、すなわち、文章内のすべての箇所に対して曖昧な理解を残すことのない速読、を可能にする読み方の習慣を身に付けることができる。
本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムにより、読者は文章を一本調子に漫然と読み進み、読みにくい文章部分はすぐに読み飛ばしてしまうというような読み方を防ぐことができる。
本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムは、学習者に、詳細を忘れかかったため再読が難しくなったような、ディスプレイに表示されている文章部分の移動速度を次第に低下させ、関連する事柄を、思い出させるなどして当該文章部分を理解できるようになるまでの待ち時間を確保させることができる。本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムを利用せずに読む場合に比べ、本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムを利用する場合、ほとんど常に変化がありかつ珍しい、文章の動かし方や表示の形式、を行うことができるため、そのような再読が難しくなったような文章部分に対する何らかの理解が成立するまで、学習者の集中力を、そのような文章部分のみに固定して維持できる可能性、ならびに、そのような文章部分を理解しようとすることに対する学習者による執着力、を増大させることができる。
そのような復習上再読が難しい文章部分がテキストファイルの一行内に複数個あったとしても、本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムを利用することにより、学習者は焦りを生じることなく、ひとつひとつ、読みにくい部分のみに集中して、読みにくさに応じて適宜時間をかけながら解読していける可能性が増大する。
読みにくい文章部分の解読に少し時間をかけたため、前の文章内容や、文脈が不明瞭になった場合には、学習者は文章を右方向に移動させ、少しさかのぼった位置から、あるいはスペースキーを押すことにより、その行頭やその行から複数行さかのぼった位置からも再読可能である。
解読した部分より前の部分の文章であれば、理解済みであるので、かなり高速度に読解可能であり解読した部分まで再読して、その文章部分までの内容の全体像を把握することも容易である。
本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図を詳述した図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11を見てください。
説明などの便宜上、本発明文章移動表示プログラムに行番号などを付したプログラムリストは、図12、図13、図14に記してありますので、それを見てください。
本発明文章移動表示プログラムについての詳しい説明を行います。
本発明文章移動表示プログラムの記述はHsp言語によっています。
そのため、本発明文章移動表示プログラムの各命令を説明するに際して、正確な説明を行うために、必要と考えられる場合には、当該命令に対するHspヘルプの記載を参照ならびに部分的に引用させていただきました。
1060 "llmod.as"ファイルをインクルードする。
1070 "dragdrop.as"ファイルをインクルードする。
1170 メモリ管理命令により、メモリ上にバッファを作成して、変数名がfnである変数に割り当てます。
1180 メモリ管理命令により、メモリ上にバッファを作成して、変数名がbbnnである変数に割り当てます。
1200 メモリ管理命令により、メモリ上にバッファを作成して、変数名がffffnnnnである変数に割り当てます。
1220 メモリ管理命令により、メモリ上にバッファを作成して、変数名がnfである変数に割り当てます。
1240 メモリ管理命令により、メモリ上にバッファを作成して、変数名がjbである変数に割り当てます。
1290 画面制御命令により、ウィンドウのクライアントエリアのサイズ(実際に表示される大きさ)X,Yを500,100(1ドット単位)に設定。
ディスプレイ上でのウィンドウX,Y座標を100,140に設定。
1300 画面制御命令により、画面制御命令の描画先をウィンドウIDが0の画面に変更します。指定したウィンドウを非表示にする指定を行います。
1320 画面制御命令により、ディスプレイ上に新しいウィンドウを作成するために、ウィンドウID2の画面を初期化して使用できるようにします。
初期化する画面サイズX,Y(1ドット単位)を500,100に設定。
初期化する画面モードをゼロに設定。
ウィンドウの配置X,Y(1ドット単位)を100,140に設定。
screen命令で画面を初期化した後はそのウィンドウIDが画面制御命令の描画先になります。
画面サイズは、文章を一行分表示でき、それを左方向あるいは右方向に移動させながら表示し、その文章の内容を学習者がコンピュータディスプレイに読むことができ、復習することができる程度に設定してあります。
特許請求の範囲においては、文章移動表示領域と表現されます。
1330 拡張入出力制御命令により、
IDが2であるウィンドウにドラッグ&ドロップ(以下D&D)をできるように指定します。
特許請求の範囲における文書受付手段の一つの実施形態です。
dd_acceptを実行した後、ウィンドウにファイルがD&Dされると変数fnにD&Dされたファイル名が入ります。
変数nbにはD&Dされたファイルの数、D&Dされた座標、ウィンドウIDが代入されます。
D&Dされたファイル名は"\n"で区切られています(D&Dされたファイルが1つの場合でも)。
1つのファイル名を取り出すときはノートパッド命令を使います。
1350 画面制御命令により、カレントポジションのX,Y座標を440,77(ドット単位)に指定します。
1360 オブジェクトの大きさを設定します。
オブジェクトのX方向のサイズ(ドット単位)を50に設定。
オブジェクトのY方向のサイズ(ドット単位)を14に設定。
プログラムを終えるためのボタンの大きさを設定しています。
1370 オブジェクト制御命令により、
カレントポジションにオブジェクトとして押しボタンを配置します。
ボタンに書かれる文字列には、""を指定します。
マウスでボタンをクリックすると、ラベル名が*enである場所、行番号3130にプログラムの制御が飛びます。
1400 cx=10
1410 cy=200
1420 cz=250
1430 画面制御命令により、
色コード(R,G,Bの輝度)をcx,cy,czに設定。
移動表示される文章に対する背景色の初期値です。
特許請求の範囲における表示形態初期値設定手段の一つの実施形態です。
1440 画面制御命令により、
矩形を塗りつぶします。その矩形の左上X,Y座標を0,0に設定。
その矩形の右下X,Y座標を500,100に設定。
ウィンドウID2全体に対するプログラム実行後最初の塗りつぶし色になります。
1510 ラベル名が*yである場所。
1520 画面制御命令により、
画面制御命令の描画先をウィンドウIDが2の画面に変更します。
1540〜1550 nbが0でない場合は、ラベル名*yy、行番号1610まで飛ぶ
1580 プログラム制御命令により、プログラムの実行を2ミリ秒だけ中断します。
1590 ラベル名が*yである場所、行番号1510まで戻ります。
学習者が復習のために読もうとするファイルを、学習者がウィンドウID2にドラッグ&ドロップするまで本発明プログラムは待っています。
1600 プログラム制御命令により、プログラムの実行を一時中断します。
1610 ラベル名が*yyである場所。
1670 ラベル名が*yrjbである場所。
1690 nb>=2である場合は、プログラム制御命令により、プログラムの実行を一時中断します。
一度に本発明プログラムにより、
復習上読もうとするファイル数を1ファイルに制限しています。
1710 ffffnnnn=fn
1730 文字列操作命令により、
変数名がfnである変数をメモリノートパッド命令のバッファに設定します。
その変数は、強制的に文字列型に変更されます。
他のメモリノートパッド命令(noteget,noteadd,notedel,notemax)を使用するためには、最初に対象となるバッファを設定する必要があります。
1750 文字列操作命令により、
メモリノートパッド内の、インデックスが0である内容、すなわちファイル名を、変数名bbnnで指定された変数に代入します。
1780 文字列操作命令により、
変数名がnfである変数をメモリノートパッド命令のバッファに設定します。
その変数は、強制的に文字列型に変更されます。
他のメモリノートパッド命令(noteget,noteadd,notedel,notemax)を使用するためには、最初に対象となるバッファを設定する必要があります。
1790 文字列操作命令により、
ファイル名がbbnnであるファイルをメモリノートパッド命令のバッファに読み込みます。
通常は、テキストファイルを読み込み、メモリノートパッド命令で読み出す対象とします。
1800 文字列操作命令により、
現在、対象となっているメモリノートパッド全体の行数を調べ、変数名がzである変数に代入します。
1820 z=0であれば、プログラムを終了します。
ドラッグ&ドロップされたファイルに何も書かれていなかった場合は、プログラムを終了します。
1890 cx=10
1900 cy=200
1910 cz=250
1920 ryxj=0
フォントスタイルの初期設定はアンチエイリアスです。
特許請求の範囲における表示形態初期値設定手段の一つの実施形態です。
1930 kkkk=7
ディスプレイにおける左方向への文章移動速度の初期値を設定しています。
特許請求の範囲における移動速度初期値設定手段の一つの実施形態です。
1940 ラベル名が*yjである場所。
1950 yb=-1
ドラッグ&ドロップされたテキストファイルの第一行目から文章を移動表示開始するための準備です。
1960 ラベル名が*yyjjである場所。
1970 fnとffffnnnnが等しくない場合は、ラベル名*yrjb、行番号1670まで戻ります。
今まで移動表示していたものとは異なる新しいファイルが一つ、学習者によって、ウィンドウID2にドラッグ&ドロップされた場合、そのファイルをコンピュータに読み込ませ、ディスプレイの文章移動表示内容をその新しいファイルの内容に更新させるための準備です。
1980 プログラム制御命令により、プログラムの実行を一時中断します。
2100〜2102 (kkkk>=0)かつ(yybb<=(-jbthjb-160))である場合、yb=yb+1を行う。
ウィンドウID2において表示されている文章が左方向に移動している場合には、
ファイルの内容を行単位で先頭行から最終行の方向へ順にコンピュータに読み込ませるための準備です。
特許請求の範囲における移動表示行選択手段の一つの実施形態です。
2110 (kkkk>=0)かつ(yybb<=(-jbthjb-160))かつ(yb=z)になった時には、yb=0にする。
ウィンドウID2において表示されている文章が左方向に移動しており、
かつ、テキストファイル最終行の文章移動表示を終えた時には、そのテキストファイルの最初の行先頭から再度各行順にディスプレイに文章移動表示を開始するための設定です。
特許請求の範囲における移動表示行選択手段の一つの実施形態です。
2115〜2117 (kkkk<0)かつ(yybb>600)である場合、yb=yb-1を行う。
ウィンドウID2において表示されている文章が右方向に移動している場合には、
ファイルの内容を行単位で最終行から先頭行方向に順にコンピュータに読み込ませるための準備です。
特許請求の範囲における移動表示行選択手段の一つの実施形態です。
2120 (kkkk<0)かつ(yybb>600)かつ(yb<0)になった時には、yb=z+ybを行う。
ウィンドウID2において表示されている文章が右方向に移動しており、
かつ、テキストファイル先頭行の文章移動表示を、その行の文頭まで終えた時には、そのテキストファイルの最終行の文末からウィンドウID2に文章移動表示を始めて、その行の文頭までの移動表示を行い、テキストファイル最終行から先頭行へ各行順に同様にディスプレイに文章移動表示を開始するための設定です。
特許請求の範囲における移動表示行選択手段の一つの実施形態です。
2130 ラベル名が*yyyyjjjjである場所。
2160 文字列操作命令により、
変数名がnfである変数をメモリノートパッド命令のバッファに設定します。
その変数は、強制的に文字列型に変更されます。
他のメモリノートパッド命令(noteget,noteadd,notedel,notemax)を使用するためには、最初に対象となるバッファを設定する必要があります。
2170 文字列操作命令により、
メモリノートパッド内の、インデックスがybである内容、ファイル先頭から第yb+1行目の内容を、変数jbに代入します。
2240 文字列操作命令により、
変数名jbで指定された文字列型変数が持っている文字列の長さを変数名jbthに代入します。
2250 代入命令により、
変数名がjbthである変数を数値型に設定します。
2280 jbthjb=jbth*19
テキストファイルの内容が日本語など全角の場合は*40、
テキストファイルの内容が英単語、英文、など半角の場合は*20などに設定できます。
2300 kkkk>=0であれば、yybb=500
ウィンドウID2において文章を左方向に移動させながら表示しようとする場合、
ディスプレイ上のどこにその文章の先頭を位置させ移動し始めるかを設定しています。
特許請求の範囲における文頭表示位置算出手段の一つの実施形態です。
2310 kkkk<0であれば、yybb=(-jbthjb-100)
ウィンドウID2において文章を右方向に移動させながら表示しようとする場合、
ディスプレイ上のどこにその文章の先頭を位置させ移動し始めるかを設定しています。
特許請求の範囲における文頭表示位置算出手段の一つの実施形態です。
2340 ラベル名が*rjrjである場所。
2360 yybb=yybb-kkkk
ディスプレイ上のウィンドウID2において文章を左方向に移動させながら表示しようとする場合、
その文章の先頭位置、すなわちカレントポジションX座標であるyybbを、kkkkにより指定される値だけ減少させます。
ディスプレイ上のウィンドウID2において文章を右方向に移動させながら表示しようとする場合、
その文章の先頭位置、すなわちカレントポジションX座標であるyybbを、kkkkにより指定される値だけ増大させます。
特許請求の範囲における表示制御手段の一つの実施形態です。
2380 基本入出力制御命令により、
キー入力情報を取得します。
数値として、bbxxで指定した変数に代入されます。
何もボタンが押されていない場合には0が代入されます。
ボタンが押された瞬間だけを検出します。すなわち、ボタンが押された時に1度だけ押されている情報を返し、あとは押されているボタンをはなすまでは、押されていることになりません。
特許請求の範囲における入力情報取得手段の一つの実施形態です。
2450 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を5ミリ秒だけ中断します。
2470〜2550 bbxxが16であれば、すなわち、スペースキーが押されたのであれば、
2480 cx=220
2490 cy=0
2500 cz=160
2510 ryxj=1
文章内で、今ディスプレイ上のウィンドウID2に移動表示されている文章の部分は比較的復習上読みやすかったが、
一行単位でさかのぼって再読して内容を確認したい場合、あるいは、少し内容を忘れたため数行前にさかのぼって再読したい場合などに学習者はスペースキーを押します。
学習者によりスペースキー押しがなされた場合、移動表示文章に対する背景色が変化して桃色になるように設定してあります。その時、ウィンドウID2に移動表示されている文章のフォントのスタイルが変化して太文字かつアンチエイリアスになるよう設定しています。
背景色を桃色にし、太文字表示を行うことにより、学習者に行単位でさかのぼっての再読であることを視覚的に認識させ、再読に際して単調性を低下させ、注意を喚起することになります。
特許請求の範囲における表示形態記憶手段及び表示形態変更手段の一つの実施形態です。
2520 画面制御命令により、
色コード(R,G,Bの輝度)をcx,cy,czに設定。
2530 画面制御命令により、
矩形を塗りつぶします。その矩形の左上X,Y座標を0,0に設定。
その矩形の右下X,Y座標を500,100に設定。
文章移動表示領域に文章移動の残像が残らないように、
文章移動表示領域の更新を行っています。
特許請求の範囲における表示制御手段の一つの実施形態です。
2550 プログラム制御命令により、
ラベル名*kk、行番号3160まで飛びます。
2560 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
2580〜2660 bbxxが2であれば、すなわち、カーソルキー上(↑)が押されたのであれば、
2590 cx=250
2600 cy=240
2610 cz=0
2620 ryxj=2
文章内で、今ディスプレイ上のウィンドウID2に移動表示されている文章の部分がよくおぼえている部分であるため復習上非常に読みやすい場合、学習者はカーソルキー上(↑)、すなわち上方向矢印キーを押します。
あるいは、文章内で、今ディスプレイ上のウィンドウID2に移動表示されている文章の部分が、読みにくい部分から読みやすい部分になった時、学習者はカーソルキー上(↑)、すなわち上方向矢印キーを押します。
学習者によりカーソルキー上(↑)、すなわち上方向矢印キー押しがなされた場合、移動表示文章に対する背景色が変化して黄色になるように設定してあります。その時、移動表示されている文章のフォントのスタイルが変化してイタリック体、かつアンチエイリアスになるよう設定しています。
背景色を、注意をひく色である黄色にすることで、学習者に読む速度を増大させたことを視覚的に認識させることができ、速度を増大させた後も、学習者による文章への注意力を保とうとしています。
また、移動表示される文章のフォントのスタイルをイタリック体にすることで、学習者は文章表示の移動速度が増大したことを、文字が傾くことにより視覚的に直感的に認識することができる。
特許請求の範囲における表示形態記憶手段及び表示形態変更手段の一つの実施形態です。
2630 画面制御命令により、
色コード(R,G,Bの輝度)をcx,cy,czに設定。
2640 画面制御命令により、
矩形を塗りつぶします。その矩形の左上X,Y座標を0,0に設定。
その矩形の右下X,Y座標を500,100に設定。
文章移動表示領域に文章移動の残像が残らないように、
文章移動表示領域の更新を行っています。
特許請求の範囲における表示制御手段の一つの実施形態です。
2660 プログラム制御命令により、
ラベル名*kj、行番号3230まで飛びます。
2670 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
2680〜2760 bbxxが8であれば、すなわち、カーソルキー下(↓)が押されたのであれば、
2690 cx=0
2700 cy=140
2710 cz=250
2720 ryxj=0
文章内で、
今ディスプレイ上のウィンドウID2に移動表示されている部分が、
学習直後であれば十分理解していた詳細をかなり忘れかかってしまったため、
復習上非常に読みにくくなっている部分である場合、
学習者はカーソルキー下(↓)、すなわち下方向矢印キーを押します。
あるいは、
文章内で、
今ディスプレイ上のウィンドウID2に移動表示されている部分が、
読みやすい部分から読みにくい部分になった時、
学習者はカーソルキー下(↓)、すなわち下方向矢印キーを押します。
学習者によりカーソルキー下(↓)、すなわち下方向矢印キー押しがなされた場合、移動表示文章に対する背景色が変化して、初期設定時より濃い青色になるように設定してあります。その時、移動表示されている文章のフォントのスタイルが変化して、初期設定時のアンチエイリアスになるよう設定しています。
背景色を、初期設定時より濃い青色にすることで、学習者に読む速度を低下させたことを視覚的に認識させることができ、また、移動表示される文章のフォントのスタイルを初期設定時のアンチエイリアスにすることで、学習者は文章表示の移動速度が低下したことを、認識することができる。
特許請求の範囲における表示形態記憶手段及び表示形態変更手段の一つの実施形態です。
2730 画面制御命令により、
色コード(R,G,Bの輝度)をcx,cy,czに設定。
2740 画面制御命令により、
矩形を塗りつぶします。その矩形の左上X,Y座標を0,0に設定。
その矩形の右下X,Y座標を500,100に設定。
文章移動表示領域に文章移動の残像が残らないように、
文章移動表示領域の更新を行っています。
特許請求の範囲における表示制御手段の一つの実施形態です。
2760 プログラム制御命令により、
ラベル名*kkjj、行番号3330まで飛びます。
2770 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
2830〜2840 (kkkk>=0)かつ(yybb<=(-jbthjb-160))であれば、
ラベル名*yyjj、行番号1960へ戻ります。
ディスプレイ上のウィンドウID2において、文章が左方向に移動表示されている場合であり、ファイル内の一行の表示を終えると次の行の文を移動表示する準備を行うための設定です。
2850 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
2880〜2890 (kkkk<0)かつ(yybb>600)であれば、
ラベル名*yyjj、行番号1960へ戻ります。
ディスプレイ上のウィンドウID2において、文章が右方向に移動表示されている場合であり、ファイル内の一行の表示を終えると、その行より一つ前の行の文を移動表示する準備を行うための設定です。
2900 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
2940 画面制御命令が実行されても、仮想画面を書き換えるだけで、実際の画面には反映されないための画面制御命令です。
2950 画面制御命令により、
色コード(R,G,Bの輝度)をcx,cy,czに設定。
2970 画面制御命令により、
矩形を塗りつぶします。その矩形の左上X,Y座標を0,0に設定。
その矩形の右下X,Y座標を500,100に設定。
2990 画面制御命令により、
色コード(R,G,Bの輝度)を40,40,60に設定。
ディスプレイに移動表示される文字の色です。
3000 画面制御命令により、
表示するテキスト書体の設定をします。
フォント名として"MS 明朝"を指定します。
フォントの大きさは40に指定します。
フォントのスタイルはryxjフォントスタイルかつアンチエイリアスに指定してあります。
特許請求の範囲における表示形態記憶手段及び表示形態変更手段の一つの実施形態です。
3010 画面制御命令により、
カレントポジションのX,Y座標をyybb,10(ドット単位)に指定します。
ファイル内文章における一行の文頭のウィンドウID2に対する位置です。
ウィンドウID2内であれば、その位置に一行の文頭が表示されます。
特許請求の範囲における表示制御手段の一つの実施形態です。
3020 基本出力制御命令により、
メッセージであるjbを表示するように命令します。
特許請求の範囲における表示制御手段の一つの実施形態です。
3030 画面制御命令が実行されると、実際の画面にも反映される描画モードを指定するための画面制御命令です。
3060 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を5ミリ秒だけ中断します。
3080 ラベル名*rjrjである行番号2340まで戻ります。
3120 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
3130 ラベル名が*enである場所。
3140 プログラム制御命令により、プログラムを終了します。
3150 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
3160 ラベル名が*kkである場所。
3170 yb=yb-1
テキストファイルにおける現在移動表示されている行より一つ前の行の文をディスプレイ上のウィンドウID2に移動表示するために、読み込む準備をしています。
3190 yb<0であれば、yb=z+yb
スペースキーが押される前に、ウィンドウID2に移動表示されていた文が、テキストファイル第一行であった場合、スペースキーが押された後は、テキストファイル最終行に戻って文の移動表示を行うように設定しています。
3200 ラベル名*yyyyjjjj、行番号2130まで戻ります。
3210 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
3230 ラベル名が*kjである場所。
3240 kkkk<=20であればkkkk=kkkk+1
文章が左方向に移動表示されている場合、
学習者により上方向矢印キーが押される度に、そのドット単位での左方向への速度が、1増大するように設定します。
移動表示される文章が学習者にとって視覚認識可能である程度までに、速度上限を、設定しています。
あるいは、
文章が右方向に移動表示されている場合、
学習者により上方向矢印キーが押される度に、そのドット単位での右方向への速度が、1減少するように設定します。
特許請求の範囲における表示制御手段の一つの実施形態です。
3250〜3280 (kkkk=6)or(kkkk=7)であれば、
3260 cx=10
3270 cy=200
3280 cz=250
文章移動表示速度が初期設定程度の値になった時には、背景色を初期設定の色に戻します。学習者は、文章がディスプレイに初期設定程度の速度で移動表示されている時を視覚的に認識することができます。
特許請求の範囲における表示形態記憶手段及び表示形態変更手段の一つの実施形態です。
3300 ラベル名*rjrjである行番号2340へ戻ります。
3320 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
3330 ラベル名が*kkjjである場所。
3340 kkkk>=-29であれば、kkkk=kkkk-1
文章が左方向に移動表示されている場合、
学習者により下方向矢印キーが押される度に、そのドット単位での左方向への速度が、1減少するように設定します。
あるいは、
文章が右方向に移動表示されている場合、
学習者により下方向矢印キーが押される度に、そのドット単位での右方向への速度が、1増大するように設定しています。
移動表示される文章が学習者にとって視覚認識可能である程度までに、速度の絶対値の上限を設定しています。
特許請求の範囲における表示制御手段の一つの実施形態です。
3350〜3380 (kkkk=6)or(kkkk=7)であれば
3360 cx=10
3370 cy=200
3380 cz=250
文章移動表示速度が初期設定程度の値になった時には、背景色を初期設定の色に戻します。学習者は、文章がディスプレイに初期設定程度の速度で移動表示されている時を視覚的に認識することができます。
特許請求の範囲における表示形態記憶手段及び表示形態変更手段の一つの実施形態です。
3400 ラベル名*rjrjである行番号2340へ戻ります。
3410 プログラム制御命令により、
プログラムの実行を一時中断します。
本発明読解及び復習支援装置、及び本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図を記した図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21、図22、図23、図24、図25、図26、図27、図28を見てください。
本発明文章移動表示プログラムのプログラムリスト、を記した図29、図30、図31を見てください。
本発明読解及び復習支援装置、ならびに、文章内のほとんどすべての箇所に曖昧な理解を残すことのない速読を行うための本発明読解及び復習支援装置の利用方法、また、そのような読み方を習得するための本発明読解及び復習支援装置の利用方法は、一般の読書に対しても応用可能である。
本発明文章移動表示プログラム、ならびに、文章内のほとんどすべての箇所に曖昧な理解を残すことのない速読を行うための本発明文章移動表示プログラムの利用方法、また、そのような読み方を習得するための本発明文章移動表示プログラムの利用方法は、一般の読書に対しても応用可能である。
コンピュータに備わっていると便利な、コンピュータに蓄積されている文章に対する読解をコンピュータディスプレイ上で支援するためのプログラムとしての利用可能性がある。
電子辞書などに備わっていると便利な、電子辞書記載データの、読者による読解をディスプレイにおいて支援するためのプログラムとしての利用可能性がある。
本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図 本発明文章移動表示プログラムの記述はHsp言語によっています。そのため、本発明文章移動表示プログラムの各命令を流れ図にするに際して、正確さを期するために、必要と考えられる場合には、当該命令に対するHspヘルプの記載を参照ならびに部分的に引用させていただきました。 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムについての詳しい流れ図の続き 説明などの便宜上本発明文章移動表示プログラムに行番号などを付したプログラムリスト プログラムリスト各行先頭にある行番号ならびにその直後の:印は、プログラムリストの説明などを行う際の便宜上付したものであり、実際にプログラムを実行するためには、それらプログラムリスト各行先頭にある行番号ならびにその直後の:印を削除する必要があります。 説明などの便宜上本発明文章移動表示プログラムに行番号などを付したプログラムリストの続き 説明などの便宜上本発明文章移動表示プログラムに行番号などを付したプログラムリストの続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムの利用方法についての流れ図の続き 本発明文章移動表示プログラムのプログラムリスト 本発明文章移動表示プログラムのプログラムリストの続き 本発明文章移動表示プログラムのプログラムリストの続き

Claims (3)

  1. 文章移動表示領域を生成する文章移動表示領域生成手段と、
    前記文章移動表示領域に、読解支援対象文章を受け付ける文章受付手段と、
    文章の移動表示に関する学習者による入力の情報に基づく入力情報を取得する入力情報取得手段と、
    前記読解支援対象文章内の部分部分における、個々学習者にとっての読みにくさ読みやすさの程度の局所的な変化に応じ、その各文章部分に対し、学習者による理解が成立するまでに個々の学習者にとって必要な待ち時間を、すなわち、それまでの文脈に照合しながら単語などの意味を思い出したり、あるいはその文章部分の理解が読者にとって非常に難しい場合には類推を援用するなどしながら、当該文章部分に対する何らかの理解が可能になるまでに個々学習者にとって最低限必要である待ち時間を、前記文章移動表示領域に表示されている文章の部分部分の読みにくさ読みやすさに応じて、学習者に機敏かつ頻繁に、積極的に変化させつつ確保させ得るような前記読解支援対象文章の前記文章移動表示領域における移動表示を行うために、
    前記入力情報取得手段により取得された入力情報に基づき、前記文章受付手段により受け付けられた前記読解支援対象文章を、移動表示する表示制御手段と、
    学習者に、前記入力情報を、前記文章移動表示領域において視覚的に認識させ、単調性を低下させ、注意を喚起するために、
    前記入力情報に相応しい表示形態を記憶した表示形態記憶手段と、
    文章移動表示領域内における前記読解支援対象文章の表示形式を変化させることにより、学習者が文章の中で今読むべき部分のみをじっと見続けることの学習者にとっての単調性や、学習者の理解が、ある文章部分に成立するまでに必要な待ち時間の長さに由来して学習者に生じる単調性ならびに退屈さ、を低減させ、前記待ち時間に学習者が退屈しない可能性を高めるために、
    前記入力情報に応じて、前記表示制御手段は、前記表示形態記憶手段を参照して、前記読解対象文章の前記文章移動表示領域における表示形態を変更する表示形態変更手段と、を備えることを特徴とする読解支援装置であり、
    前記入力情報取得手段は、前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に移動表示中であっても、文章の移動表示に関する前記入力情報を取得する手段であり、
    学習者が、前記入力の作業を行うことにより、前記文章移動表示領域に移動表示される前記読解対象文章の動きを水平方向に流れるように変化させるために、すなわち、前記文章移動表示領域に移動表示される前記読解対象文章の左方向への移動速度を増減させたり、前記文章移動表示領域に移動表示される前記読解対象文章の右方向への移動速度を増減させるなどして調整したり、学習者が高頻度に前記入力を行うことにより、文章を左や右に移動させ学習者にとって読みやすいように文章表示位置を微調整したりするために、また、学習者が、前記入力の作業を行うことにより、変化がありかつ珍しい、文章の動かし方や表示形式の表示、を行い、前記文章移動表示領域に移動表示される文章部分に対する何らかの理解が成立するまで、学習者の集中力を、そのような文章部分のみに固定して維持できる可能性、ならびに、そのような文章部分を理解しようとすることに対する学習者による執着力、を増大させるために、
    前記入力情報取得手段は、前記入力情報の入力の瞬間だけを検出する、すなわち、入力が生じたときに1度だけ入力の情報を返し、あとはその入力が一旦解除されるまでは、入力情報が取得されない手段であり、
    前記表示制御手段は、前記入力情報に応じて、前記文章移動表示領域における文章移動速度を変化させる手段であり、
    前記表示制御手段は、前記入力情報取得手段により所定の入力情報が取得される都度、前記文章移動速度を所定の速度だけ増大あるいは減少する手段であり、
    前記表示制御手段は、学習者よりなされる前記入力情報によっては、前記文章移動表示領域に表示されている前記読解支援対象文章の移動方向を左方向のみでなく右方向にも次第に変化させたり、また、右方向から左方向へも次第に変化させたり、前記文章移動表示領域に表示されている前記読解支援対象文章である表示文章を左方向のみでなく右方向にも流れるように移動させたり、またその速度を増減させたりし、通常にはない、珍しい文章の動かし方の表示を行う手段であり、
    前記表示制御手段は、学習者が文章を一本調子に漫然と読み進むことにより読みにくい文章部分はすぐに読み飛ばしてしまうというような読み方を防ぐために、
    前記文章移動表示領域に移動表示されている前記読解支援対象文章において、非常に読みにくくなっているような箇所に学習者が直面した場合や、前記文章移動表示領域に移動表示されている前記読解支援対象文章が、読みやすい部分から読みにくい部分になった時に、学習者よりなされる前記入力情報に応じて、前記読解支援対象文章の左方向への移動表示速度を、次第に低下させる手段であり、
    前記表示制御手段は、その間、すなわち前記読解支援対象文章の移動速度を減速させている間にも、詳細を学習者が思い出せない、あるいは、関連する事柄を類推することさえできないなどのために非常に読みにくい場合には、学習者よりなされる前記入力情報に応じて、更に、前記文章移動表示領域に表示される前記読解支援対象文章の移動をさらに減速させる手段であり、
    前記表示制御手段は、前記読解支援対象文章の移動速度を減速させている間にも、詳細を学習者が思い出せない、あるいは、関連する事柄を類推することさえできないなどのために非常に読みにくい場合あるいは、前の文章内容や、文脈が不明瞭になった場合、あるいは、文章が左の方へ移動しすぎたので少し戻って参照したい場合、には、学習者より更になされる前記入力情報に応じて、前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に右方向に、すなわち、通常の文章移動表示とは逆方向に移動表示させ始め、時間的に前に前記文章移動表示領域に表示されていた文章を表示し直し、学習者に参照させる手段であり、
    前記表示制御手段は、その読みにくい箇所に対する理解を学習者が得次第、学習者よりなされる前記入力情報に応じて、学習者が、再度、非常に読みにくいと感じるような箇所に直面するところまで、表示文章の左方向への移動速度を次第に高速度にする手段であり、
    前記表示制御手段は、前記文章移動表示領域に対する前記読解支援対象文章の移動表示に際して、移動速度の初期値を設定する移動速度初期値設定手段を有する手段であり、
    前記表示制御手段は、前記文章移動表示領域に対する前記読解支援対象文章の移動表示に際して、表示形態の初期値を設定する表示形態初期値設定手段を有する手段であり、
    前記表示形態変更手段は、学習者に、前記入力情報を視覚的に認識させ、単調性を低下させ、注意を喚起するために、前記入力情報に応じて、前記文章移動表示領域に移動表示される前記読解支援対象文章の背景色を変更する手段であり、
    前記表示形態変更手段は、学習者に、前記入力情報を視覚的に認識させ、単調性を低下させ、注意を喚起するために、前記入力情報に応じて、前記文章移動表示領域に移動表示される前記読解支援対象文章のフォントスタイルを変更する手段であり、
    前記表示制御手段は、前記文章移動表示領域に前記読解支援対象文章が左方向に移動表示されている場合には、学習者による前記読解支援対象文章の移動表示速度増大に関する前記入力情報が前記入力情報取得手段により取得される度に、前記読解支援対象文章の左方向への速度が、所定の量増大するように設定し、あるいは、前記文章移動表示領域に前記読解支援対象文章が右方向に移動表示されている場合には、学習者による前記読解支援対象文章の移動表示速度増大に関する前記入力情報が前記入力情報取得手段により取得される度に、前記読解支援対象文章の右方向への速度が、所定の量減少するように設定する手段であり、
    前記表示制御手段は、前記文章移動表示領域に前記読解支援対象文章が左方向に移動表示されている場合には、学習者による前記読解支援対象文章の移動表示速度減少に関する前記入力情報が前記入力情報取得手段により取得される度に、前記読解支援対象文章の左方向への速度が、所定の量減少するように設定し、あるいは、前記文章移動表示領域に前記読解支援対象文章が右方向に移動表示されている場合には、学習者による前記読解支援対象文章の移動表示速度減少に関する前記入力情報が前記入力情報取得手段により取得される度に、前記読解支援対象文章の右方向への速度が、所定の量増大するように設定する手段である、
    ことを特徴とする読解支援装置。
  2. 前記読解支援対象文章は、改行を有する、すなわち複数行からなる文章であり、
    前記表示制御手段は、前記文章受付手段により受け付けられた読解支援対象文章の中から前記文章移動表示領域に移動表示対象とする一の行を選択する移動表示行選択手段を有する手段であり、
    前記表示制御手段は、前記移動表示行選択手段により選択された一の行の文頭表示位置を、前記入力情報に応じて、前記文章移動表示領域に対して算出する文頭表示位置算出手段を有する手段であり、
    前記文頭表示位置算出手段により算出され決定される文頭表示位置により、前記文章移動表示領域の外に位置することになった前記移動表示行選択手段により選択された一の行の部分は表示されず、前記文頭表示位置算出手段により算出され決定される文頭表示位置により、前記文章移動表示領域の中に位置することになった前記移動表示行選択手段により選択された一の行の部分は表示され、
    前記移動表示行選択手段により、前記読解支援対象文章から選択された一の行が、前記文章移動表示領域において左方向に移動表示されている時には、その行の移動表示を終えると次の行の移動表示を該行の文頭から左方向に行い、
    前記移動表示行選択手段により、前記読解支援対象文章から選択された一の行が、前記文章移動表示領域において右方向に移動表示されている時、すなわち、通常とは逆方向に移動表示されている時には、その行の移動表示を終えると、一つ前の行の移動表示を該行の文末から右方向に行い、
    更に、
    前記表示制御手段は、前記入力情報取得手段により取得された入力情報が所定の値であった場合には、前記読解支援対象文章を行単位でさかのぼって、そこから前記文章移動表示領域に移動表示し直す手段、すなわち、前の文章内容や、文脈が不明瞭になった場合に学習者が一行単位でさかのぼって再読して内容を確認するための手段であり、
    前記表示制御手段は、前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に移動表示中であっても、前記入力情報取得手段により取得された入力情報が所定の値であった場合には、
    前記読解支援対象文章を行単位でさかのぼってそこから前記文章移動表示領域に移動表示し直す手段であり、
    更に、
    前記表示制御手段は、前記入力情報取得手段により、前記所定の値を有する入力情報の取得が所定の回数繰り返された場合には、前記読解支援対象文章を所定の数の行さかのぼり、そこから前記文章移動表示領域に移動表示し直す手段、すなわち学習者が数行前にさかのぼって再読して内容を確認しようとするための手段であり、
    前記表示制御手段は、前記読解支援対象文章を前記文章移動表示領域に移動表示中であっても、前記入力情報取得手段により、前記所定の値を有する入力情報の取得が所定の回数繰り返された場合には、前記読解支援対象文章を所定の数の行さかのぼり、そこから前記文章移動表示領域に移動表示し直す手段であることを特徴とする請求項1に記載の読解支援装置。
  3. コンピュータを、請求項1又は2に記載の読解支援装置における各手段として機能させることを特徴とする読解支援プログラム。
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