以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明に係る学習装置は、例えば、電子機器の一例である電子辞書のような小型携帯型学習装置として具現化することができ、本実施の形態では、電子辞書を例にとって説明する。
[電子辞書100の全体構成]
図1は、本発明に係る学習装置の一実施形態である電子辞書100を示す概略斜視図である。
図1に示す電子辞書100は、上側本体部111と下側本体部112と蝶番機構113とで構成されており、上側本体部111と下側本体部112とが蝶番機構113によって折り畳み可能に結合されている。詳しくは、上側本体部111及び下側本体部112は、何れも略同サイズで左右方向に長い形状のものとされており、上側本体部111及び下側本体部112が短手方向の一端部で左右方向に沿った回動軸を中心に回動自在に連結されている。
上側本体部111は、表示部(具体的には表示パネル)151を有する入力受付部150を備えている。下側本体部112は、サブ表示部(具体的にはサブ表示パネル)161を有するサブ入力受付部160と、制御部130(図1では図示せず、図6参照)と、記憶部140(図1では図示せず、図6参照)とを備えている。
入力受付部150は、表示部151の表示画面に表示された情報に対する操作を受け付ける。サブ入力受付部160は、サブ表示部161のサブ表示画面に表示された情報に対する操作を受け付ける。入力受付部150は、ここでは表示画面に対して入力操作可能な表示入力操作部とされている。サブ入力受付部160は、ここではサブ表示画面に対して入力操作可能なサブ表示入力操作部とされている。
詳しくは、表示入力操作部150は、入力部(具体的にはタッチパッド)152を有するタッチ操作可能なタッチパネル型表示装置とされている。サブ表示入力操作部160は、サブ入力部(具体的にはサブタッチパッド)162を有するタッチ操作可能なタッチパネル型表示装置とされている。サブ表示入力操作部160のサブ表示画面は、表示入力操作部150の表示画面のサイズよりも小さいサイズとされている。サブ表示入力操作部160は、所謂、手書きパッドとして用いることができる。
表示部151及びサブ表示部161としては、代表的には液晶表示パネルを例示でき、その他、有機EL表示装置、プラズマ表示装置、電子ペーパーのような表示装置を使用することも可能である。入力部152及びサブ入力部162としては、抵抗膜方式や光学方式、静電容量方式等のタッチパッドを例示できる。なお、サブ表示部151及びサブ表示部161は、例えば、タッチペン180又は人手によるタッチ操作によって手書き入力操作を受け付ける表示入力画面として用いることができる。
また、下側本体部112は、キー入力操作を受け付ける操作部120をさらに有している。操作部120は、ユーザにより操作される入力キー121が設けられている。入力キー121には、「辞書メニュー」キー121a、「検索/決定」キー(決定キー)121b、機能キー121c、学習帳キー121d、カーソルキー121e、プレビューキー121fを含んでいる。
制御部130は、電子辞書100全体の制御を司るものあり、記憶部140は、後述する学習帳記憶部141(図8A参照)を含む各種記憶部からなっている。制御部130及び記憶部140については、のちほど詳述する。
そして、電子辞書100は、文字を入力して見出し語内容を表示する文字入力検索機能、リスト項目を選んで見出し語内容を表示するリスト項目検索機能等の種々の機能を備えている。電子辞書100は、操作部120を介してユーザから辞書の選択命令や文字列の入力命令を受け付ける。電子辞書100は、複数種類の辞書データにアクセス可能であって、文字列を含む単語や、単語を説明する文章を表示する。
図2は、図1に示す電子辞書100の表示部151に表示される辞書メニュー画面を示す概略図である。図3は、図1に示す電子辞書100にて辞書を引く場合での入力欄を示す概略図である。また、図4は、図1に示す電子辞書100にて検索した辞書の検索結果を示す概略図である。また、図5は、図1に示す電子辞書100における辞書データベースDDBのデータ構造を示す概略図である。
電子辞書100では、図1に示す操作部120上の「辞書メニュー」キー121aがユーザにより入力操作されると、図2に示すように、表示部151に辞書メニュー画面G1を表示する。次に、ユーザにより所望の辞書(図示例では「英和辞典」)が選択操作されると、図3に示すように、辞書の入力欄G2にカーソルを表示する。語句(図示例では「take」)が辞書の入力欄G2にユーザにより入力され、さらに図1に示す操作部120上の「検索/決定」キー(決定キー)121bがユーザにより入力操作されると、図5に示す辞書データベースDDBを検索し、図4に示すように、語句(図示例ではtake)の検索結果として見出し語に対する詳細内容(例えば、意味や例文など)の詳細画面G3を表示する。
ところで、従来の単語帳機能を有する電子辞書では、ユーザによって単語帳への登録を指示する操作がなされると、見出し語と、該見出し語に対応する全ての見出し語内容(例えば、意味や例文など)が単語帳データベースに登録される。そして、ユーザにより単語帳データベースに登録された見出し語の中から見出し語が選択されると、選択された見出し語に対応する全ての見出し語内容を読み出して表示させるのであるが、この場合、単語帳データベースに記憶できる単語帳の見出し語は、辞書データベースの見出し語からしか選択することができず、見出し語内容からユーザにより指定された任意の語句を単語帳の見出し語として単語帳データベースに記憶することができない。さらに、見出し語内容に対してもユーザにより指定された任意の語句を単語帳の見出し語内容として単語帳データベースに記憶することができない。
この点、本実施の形態に係る電子辞書100は、ユーザが覚えたい見出し語とその見出し語内容に関する情報とを自由に指定し、指定した見出し語とその見出し語内容とを対応付けて記憶させる単語学習帳(以下、単に学習帳という)機能を備えている。すなわち、学習帳機能は、表示部151の表示画面に表示された文字を含む情報から任意に指定されて表示入力操作部150から受け付けた指定情報に基づき取得した指定文字を見出し語及び該見出し語の内容を示す見出し語内容として対応付けて学習帳データベースに記憶させる。以下、この学習帳機能について詳しく説明する。
図6Aは、図1に示す電子辞書100のシステム構成を示すブロック図である。図6Bは、図1に示す電子辞書100における制御部130の機能構成の一例を概略的に示す機能構成図である。図6Cは、図1に示す電子辞書100における記憶部140の詳細を概略的に示す詳細図である。電子辞書100は、ここでは、制御部130及び記憶部140を有する制御ユニット170を備えている。
制御ユニット170は、表示入力操作部150の表示部151、表示入力操作部150の入力部152、サブ表示入力操作部160のサブ表示部161、サブ表示入力操作部160のサブ入力部162に接続されている。
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)等のコンピュータからなる情報処理部とされている。記憶部140は、ROM(Read Only Memory)140a、RAM(Random Access Memory)140b等の記憶装置を備えている。なお、制御部130は、年月日及び時分秒の情報を出力するカレンダー(時計)機能を有している。
制御部130は、記憶部140のROM140aに予め格納された制御プログラムPを記憶部140のRAM140b上にロードして実行することにより、各種構成要素の制御を行うようになっている。記憶部140のRAM140bは、制御部130に対して作業用のワークエリアとしての領域を提供する。また、ROM140aには各種辞書データベースDDBが収録されている。
制御プログラムPは、学習帳機能を実行する学習帳機能プログラムを含んでいる。記憶部140は、図8Aに示す学習帳記憶部141と、図29に示す一時記憶部142と、図30に示す指定文字記憶部143と、図31に示す選択分野記憶部144と、図32示す表示順記憶部145と、図41に示す表示設定記憶部146と、図42に示す学習帳リスト表示記憶部147と、図11に示す動作機能記憶部148とを含んでいる。
学習帳機能プログラムは、データが記憶される学習帳データベースSDBが登録される学習帳記憶部141の登録処理と、学習帳記憶部141に登録された学習帳データベースSDBの表示処理と、学習帳記憶部141に登録された学習帳データベースSDBの削除処理とを制御部130に実行させるためのプログラムである。
そして、学習帳機能プログラムは、学習帳登録機能を実施する学習帳登録プログラムと、学習帳表示機能を実施する学習帳表示プログラムと、学習帳削除機能を実施する学習帳削除プログラムとを含んでいる。
なお、図6Bに示す制御部130の機能構成及び図6Cに示す記憶部140の詳細の詳細については後述する。
[1]学習帳機能の制御構成の説明
次に、学習帳機能の制御構成について学習帳登録機能と学習帳表示機能と学習帳削除機能とに分けてこの順で説明する。
[1−1]学習帳登録機能の制御構成
図7は、図4に示す詳細画面G3の検索結果においてユーザにより任意の指定情報Aが指定されている状態を示す概略図である。また、図8Aは、学習帳データベースSDBのデータ構造の一例を示す概略図である。なお、図8Aの例では、学習帳A、学習帳B及び学習帳Cのデータを示している。
図4に示す詳細画面G3の検索結果において、図7に示すように、表示部151に対してユーザがタッチペン180又は指のタッチ操作によって任意の指定情報Aを指定できるようになっている。図7の例では反転領域である「持っていく」の領域が指定されている。
また、学習帳データベースSDBには、図8Aに示すように、見出し語番号No、見出し語Na及び見出し語Naの内容を示す見出し語内容Nbが記憶されるようになっている。なお、本実施の形態では、学習帳データベースSDBのフィールド内に見出し語内容Nbを設けているが、見出し語番号Noをアドレステーブルとして学習帳データベースSDBとは別の学習帳データベースとして記憶してもよい。
制御部130は、指定受付手段Q101、指定文字取得手段Q102、見出し語確定手段Q103、見出し語登録手段Q104、見出し語内容確定手段Q105及び見出し語内容登録手段Q106として機能する。すなわち、学習帳登録プログラムは、指定受付手段Q101に対応する指定受付ステップと、指定文字取得手段Q102に対応する指定文字取得ステップと、見出し語確定手段Q103に対応する見出し語確定ステップと、見出し語登録手段Q104に対応する見出し語登録ステップと、見出し語内容確定手段Q105に対応する見出し語内容確定ステップと、見出し語内容登録手段Q106に対応する見出し語内容登録ステップとを含むステップを制御部130に実行させる。
指定受付ステップは、表示部151の表示画面に表示された文字を含む情報から任意に指定された指定情報Aを表示入力操作部150から受け付ける。
指定文字取得ステップは、指定受付ステップにて受け付けた指定情報Aを判別して指定文字Mを取得する。
見出し語確定ステップは、指定文字取得ステップにて取得した指定文字Mに対する確定指示に基づいて指定文字Mを見出し語Naとして確定する。
見出し語登録ステップは、新規登録する場合には、見出し語確定ステップにて確定した見出し語Naを学習帳データベースSDBとして学習帳記憶部141に登録させる登録動作を行い、更新登録する場合には、見出し語確定ステップにて確定した見出し語Naを学習帳データベースSDBとして見出し語内容Nbに対応付けて学習帳記憶部141に登録させる登録動作を行う。
見出し語内容確定ステップは、指定文字取得ステップにて取得した指定文字Mに対する確定指示に基づいて指定文字Mを見出し語内容Nbとして確定する。
見出し語内容登録ステップは、新規登録する場合には、見出し語内容確定ステップにて確定した見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBとして学習帳記憶部141に登録させる登録動作を行い、更新登録する場合には、見出し語内容確定ステップにて確定した見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBとして見出し語Naに対応付けて学習帳記憶部141に登録させる登録動作を行う。なお、見出し語Naは、同一内容の見出し語が重複して登録されてもよい。
(漢字の読みを登録)
本実施の形態では、漢字C1に対応する漢字読みC2が記憶された国語辞書データベースRDBを備えている。なお、国語辞書データベースRDBは、記憶部140に備えられている。
図9は、国語辞書データベースRDBのデータ構造の一例を示す概略図である。図10は、国語辞書データベースRDBのデータ構造の他の例を示す概略図である。図9及び図10に示すように、国語辞書データベースRDBには、ひらがな検索用テーブルTB2とアドレステーブルTBaとを対応付けたひらがな情報と、漢字検索用テーブルTB1とアドレステーブルTBaとを対応付けた漢字情報とを有している。
また、図8Aに示すように、学習帳データベースSDBには、見出し語Naに対する漢字読みNdが記憶されている。
そして、制御部130は、さらに漢字読み取得手段Q107として機能する。すなわち、学習帳登録プログラムは、漢字読み取得手段Q107に対応する漢字読み取得ステップをさらに含んでいる。
漢字読み取得ステップは、指定文字取得ステップにて取得した指定文字Mに含まれている漢字C1に対応する漢字読みC2を国語辞書データベースRDBから取得する。
詳しくは、漢字読み取得手段Q107は、漢字読み検索手段と、漢字読み読み出し手段とを備える。すなわち、漢字読み取得ステップは、漢字読み検索手段に対応する漢字読み検索ステップと、漢字読み読み出し手段に対応する漢字読み読み出しステップとを含んでいる。
漢字読み検索ステップは、指定文字取得ステップにて取得した指定文字Mに含まれている漢字C1に対する国語辞書データベースRDBの漢字読みC2を検索する。また、漢字読み読み出しステップは、漢字読み検索ステップにて検索した漢字読みC2を国語辞書データベースRDBから読み出す。
そして、見出し語登録ステップは、漢字読み取得ステップにて取得した漢字読みC2を学習帳データベースSDBの読みNdとして見出し語Naに対応付けて学習帳記憶部141に登録させる。
(見出し語に対して複数の見出し語内容を登録)
本実施の形態では、見出し語内容Nbは、見出し語Naに対する複数のNb(1)〜Nb(n)(nは2以上の整数)とされている。図8Aに示す例では、3つの見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(3))とされている。
そして、見出し語内容登録ステップは、複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))のそれぞれに対して登録動作を実行する。
すなわち、見出し語内容確定ステップは、指定文字取得ステップにて取得した指定文字Mに対する確定指示に基づいて指定文字Mを複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))のうち何れか一つの見出し語内容Nb(Nb(j)(jは1〜nのうち何れかの値))として確定する。
そして、見出し語内容登録ステップは、見出し語内容確定ステップにて確定した見出し語内容Nb(Nb(j))を見出し語内容Nb(Nb(j))を収録していたコンテンツ名Nc(Nc(j))と共に学習帳データベースSDBとして見出し語Naに対応付けて学習帳記憶部141に登録させる。
なお、コンテンツ名とは、国語辞書、外国語辞書や百科事典等の電子辞書100に収録したコンテンツ情報の名称(例えば、英和辞典、和英辞典、○○事典など)のことである。図8Aに示す例では、コンテンツ名Ncは、3つの見出し語内容Nb(1)〜Nb(3)に対応して3つのコンテンツ名Nc(Nc(1)〜Nc(3))とされている。なお、コンテンツ名Ncはコンテンツの名前そのものが記憶されているが、図8Cに示すように、コンテンツ名称Ncmそれぞれにユニークな番号Nncが割り当てられている場合は、図8Bに示すように、その番号Ncnがコンテンツ名Ncに記憶されていても構わない。その場合は、コンテンツ名称Ncmと番号Ncnとを対応付けられたコンテンツ名称記憶部141aが記憶部140に設けられ、学習帳の見出し語内容Nbを表示する際には、番号Ncnに対応付けられたコンテンツ名称Ncをコンテンツ名称記憶部141aから取得し、コンテンツ名Ncを表示しても構わない。また、コンテンツ名Ncは、見出し語Naに付与しても構わない。
(学習帳登録機能を実行するユーザインターフェイス)
本実施の形態では、登録動作(前記各ステップの動作)を実行する学習帳登録機能を含む複数の動作機能と文字種とが対応付けられて記憶された動作機能記憶部148を備えている。
図11は、動作機能記憶部148に記憶されているテーブルを示す概略図である。図11に示すように、動作機能記憶部148には、文字種に対する動作機能(ここでは、MP3音声再生機能F1、TTS文章読み上げ機能F2、Sジャンプ機能F3、マーカー機能F4及び学習帳登録機能F5)が記憶されている。なお、範囲指定文字種については、例えば、日本語の場合は選択された範囲の先頭が日本語であるかどうかで判断しても構わないし、選択範囲が全て日本語であるかどうかで判断しても構わない。選択範囲の先頭が日本語であるかどうかで判断する場合は、選択範囲の先頭から見て日本語以外の文字コードが出てくるまでの範囲を選択範囲と見なすことができる。
ここで、「MP3音声再生機能」とは、指定された文字がアルファベット(英字)のみからなる1つの英単語の読みを音声で出力する機能である。なお、MP3は、MPEG(Moving Picture Experts Group) Audio Layer−3の意味である。
「TTS文章読み上げ機能」とは、指定された文字が複数の英単語からなる英文を合成音声で出力する機能である。なお、TTSは、テキスト読み上げ(TTS:text-to-speech)の意味である。
「Sジャンプ機能」とは、指定された英単語(単語検索)、あるいは指定された複数の英単語(成句検索)、又は、指定された日本語(たとえば、漢字,ひらがな,カタカナを含む文字列)を見出し語として、電子辞書100に搭載された英語辞書や国語辞典などの辞書からその見出し語に対応する解説部表示情報、成句部表示情報及び例文部表示情報を検索する機能である。
また、「マーカー機能」とは、指定された全ての文字や記号の部分を、その文字表示色とは異なる色で着色表示する機能、又は、指定された全ての文字や記号の部分にアンダーラインを付加する機能である。
なお、指定される言語は、英単語あるいは日本語の言語に限らず、表示している言語であれば英語、日本語以外の言語でも指定可能である。
そして、制御部130は、さらに機能取得手段Q108、動作機能表示手段Q109、動作機能選択手段Q110及び機能実行手段Q111として機能する。すなわち、学習帳登録プログラムは、機能取得手段Q108に対応する機能取得ステップと、動作機能表示手段Q109に対応する動作機能表示ステップと、動作機能選択手段Q110に対応する動作機能選択ステップと、機能実行手段Q111に対応する機能実行ステップとをさらに含んでいる。
機能取得ステップは、指定文字取得ステップにて取得した指定文字Mの文字種に対応する動作機能F1〜F5を動作機能記憶部148から取得する。
動作機能表示ステップは、機能取得ステップにて取得した動作機能F1〜F5を示す表示を表示部151の表示画面に表示する。
動作機能選択ステップは、動作機能表示ステップにて表示した動作機能F1〜F5を示す表示のうち何れか一つの選択操作を受け付ける。
機能実行ステップは、動作機能選択ステップにて受け付けた表示に対応する動作機能が学習帳登録機能F5である場合に、学習帳登録機能F5を実行する。
(分野別に登録)
本実施の形態では、学習帳データベースSDBは、複数の分野別に設けられている。ここで、「分野」とは、国語系、英語系等といった学習に必要な分類がユーザにより自由に選択されるものである。
すなわち、学習帳データベースSDBは、複数の分野D(D(1)〜D(m)(mは2以上の整数))の学習帳データベースSDB(SDB(1)〜SDB(m))からなっている。なお、図8Aには、学習帳Aの学習帳データベースSDB(SDB(1))と、学習帳Bの学習帳データベースSDB(SDB(2))と、学習帳Cの学習帳データベースSDB(SDB(3))を例示している。なお、本実施の形態では、学習帳データベースSDBは、分野別に個別に設けられているが、複数の分野を示す情報がフィールドに付加(混在)された一つの学習帳データベースであってもよい。
そして、制御部130は、さらに分野表示手段Q112及び分野選択手段Q113として機能する。すなわち、学習帳登録プログラムは、分野表示手段Q112に対応する分野表示ステップと、分野選択手段Q113に対応する分野選択ステップとをさらに含んでいる。
分野表示ステップは、複数の分野D(D(1)〜D(m))を示す表示を表示部151の表示画面に表示する。
分野選択ステップは、分野表示ステップにて表示した複数の分野D(D(1)〜D(m))を示す表示のうち何れか一つの選択操作を表示入力操作部150から受け付ける。
そして、見出し語登録ステップは、分野選択ステップにて受け付けた表示に対応する分野D(D(k)(kは1〜mのうち何れかの値))の学習帳データベースSDB(SDB(k))に対して登録動作を実行する。
また、見出し語内容登録ステップは、分野選択ステップにて受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDB(SDB(k))に対して登録動作を実行する。
(他分野に登録し直した場合)
本実施の形態では、制御部130は、さらに分野移動手段Q114として機能する。すなわち、学習帳登録プログラムは、分野移動手段Q114に対応する分野移動ステップをさらに含んでいる。
分野移動ステップは、分野選択ステップにて受け付けている現在の分野D(D(k))とは異なる他分野D(D(h))(hはkを除く1〜mの何れかの値)を受け付けた場合には、現在の分野D(D(k))の学習帳データベースに記憶されている見出し語Na及び見出し語Naに対応する見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を他分野D(D(h))の学習帳データベースSDBS(SDB(h))に移動させる。
(指定情報のスペースやジャンプマーク等の不要情報の除去)
また、本実施の形態では、指定文字取得ステップは、指定受付ステップにて受け付けた指定情報Aのうち、指定文字Mに対してスペースやジャンプマーク等の不必要な不要情報(指定文字Mとは異なる異種の情報として特定した不要情報)A1(図7参照)が含まれている場合には、不要情報A1を除去して指定文字Mを取得する。
不必要な指定対象としては、代表的には、「先頭にあるスペース(空白)」、「表示シンボル」、「マーク」等の特殊な文字や記号を例示できる。ここで、「表示シンボル」とは、画面に対する指示(例えば画面送りや行送り)を行うハードウェアキーや、1つのキーに対して機能を切り替えるハードウェアキーを画面上で表した「ソフトウェアキー」等の図柄である。また、「マーク」とは音声データが収録されていることを示す「音声マーク」や、他の語句にジャンプして参照することを示す「ジャンプマーク」等の機能を示すマークの図柄である。
[1−2]学習帳表示機能の制御構成
制御部130は、見出し語読み出し手段Q201、見出し語表示手段Q202、見出し語選択手段Q203、見出し語内容読み出し手段Q204及び見出し語内容表示手段Q205として機能する。すなわち、学習帳表示プログラムは、見出し語読み出し手段Q201に対応する見出し語読み出しステップと、見出し語表示手段Q202に対応する見出し語表示ステップと、見出し語選択手段Q203に対応する見出し語選択ステップと、見出し語内容読み出し手段Q204に対応する見出し語内容読み出しステップと、見出し語内容表示手段Q205に対応する見出し語内容表示ステップとを含むステップを制御部130に実行させる。
見出し語読み出しステップは、見出し語Naを学習帳データベースSDBから読み出す。
見出し語表示ステップは、見出し語読み出しステップにて読み出した見出し語Naを表示部151の表示画面に一覧表示する。
見出し語選択ステップは、見出し語表示ステップにて一覧表示した見出し語Naのうち何れか一つの選択操作を表示入力操作部150から受け付ける。
見出し語内容読み出しステップと、見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Baに対応する見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBから読み出す。
見出し語内容表示ステップは、見出し語内容読み出しステップにて読み出した見出し語内容Nbを見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Naに対応させて表示部151の表示画面に表示する。
(順序並び替え表示)
本実施の形態では、制御部130は、さらに並び替え手段Q206として機能する。すなわち、学習帳表示プログラムは、並び替え手段Q206に対応する並び替えステップをさらに含んでいる。
並び替えステップは、見出し語読み出しステップにて読み出した見出し語Naに対して複数種類の順序並び替え(ここでは新しい順、古い順、語順)を行う。
そして、見出し語表示ステップは、並び替えステップによる複数種類の順序並び替えのうちの何れか一つによって並び替えられた見出し語Naを表示部151の表示画面に一覧表示する。
(順序並び替え指示をサブ表示画面で選択)
本実施の形態では、制御部130は、さらに並び替え表示手段Q207及び並び替え選択手段Q208として機能する。すなわち、学習帳表示プログラムは、並び替え表示手段Q207に対応する並び替え表示ステップと、並び替え選択手段Q208に対応する並び替え選択ステップとをさらに含んでいる。
詳しくは、学習帳データベースSDBには、見出し語Na及び見出し語内容Nbが学習帳データベースSDBに記憶されるときの記憶日付Ne,Nf(図8A参照)が記憶されている。
並び替え表示ステップは、複数種類の順序並び替えを示す並び替え表示をサブ表示部161のサブ表示画面に表示する。具体的には、複数種類の順序並び替えは、記憶日付Ne,Nfの新しい順の並び替えと、記憶日付Ne,Nfの古い順の並び替えと、見出し語Naの語順の並び替えとされており、並び替え表示ステップは、記憶日付Ne,Nfの「新しい順」、記憶日付Ne,Nfの「古い順」、見出し語Naの「名前順」をサブ表示部161のサブ表示画面に表示する(後述する図34及び図35参照)。
そして、並び替え選択ステップは、並び替え表示ステップにてサブ表示部161のサブ表示画面に表示した並び替え表示のうち何れか一つの選択操作をサブ表示入力操作部160から受け付ける。
また、並び替えステップは、見出し語読み出しステップにて読み出した見出し語Naに対して並び替え選択ステップにて受け付けた並び替え表示に対応する順序並び替えを行う。
(見出し語内容の表示/非表示の切り替え)
本実施の形態では、さらに制御部130は、表示切り替え手段Q209として機能する。すなわち、学習帳表示プログラムは、表示切り替え手段Q209に対応する表示切り替えステップをさらに含んでいる。
表示切り替えステップは、見出し語Naを表示した状態において、見出し語内容表示ステップに対して、見出し語内容Nbの表示を許可する内容表示機能と、見出し語内容Nbの表示を禁止して非表示にする内容非表示機能とを切り替える。
(表示/非表示をサブ表示画面で切り替え)
本実施の形態では、制御部130は、さらに表示機能表示手段Q210及び表示選択手段Q211として機能する。すなわち、学習帳表示プログラムは、表示機能表示手段Q210に対応する表示機能表示ステップと、表示選択手段Q211に対応する表示選択ステップとをさらに含んでいる。
表示機能表示ステップは、内容表示機能及び内容非表示機能を示す表示をサブ表示部161のサブ表示画面に表示する。
表示選択ステップは、表示機能表示ステップにてサブ表示部161のサブ表示画面に表示した表示機能を示す表示のうち何れか一つの選択操作をサブ表示入力操作部160から受け付ける。
そして、表示切り替えステップは、表示選択ステップにて受け付けた表示に対応する表示機能(内容表示機能又は内容非表示機能)に切り替える。
すなわち、表示切り替えステップは、見出し語Naを表示した状態において、内容表示機能と内容非表示機能とを切り替えるようになっている。なお、見出し語内容Nbを表示した状態において、見出し語Naの表示を許可する見出し語表示機能と、見出し語Naの表示を禁止して非表示にする見出し語非表示機能とを切り替えるようになっていてもよい。
見出し語Na及び/又は見出し語内容Nbを非表示にする場合、見出し語Na及び/又は見出し語内容Nbの全体を非表示にしてもよいし、ユーザによって指定された一部の文字を非表示にしてもよい。本実施の形態では、見出し語Naを表示した状態において、内容非表示機能は、見出し語内容Nbの全体を非表示にしている。
(見出し語に対して複数の見出し語内容を表示)
本実施の形態では、見出し語内容読み出しステップは、見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を学習帳データベースSDBから読み出す。
また、見出し語内容表示ステップは、見出し語内容読み出しステップにて読み出した複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Naに対応させて表示部151の表示画面に表示する。
(ノート表示)
本実施の形態では、見出し語内容表示ステップは、表示部151の表示画面G13(図34及ぶ図35参照)において正面から視て上下方向に沿った境界部αを境として、左右方向の一方側の第1画面領域G13aに見出し語Naを表示し、左右方向の他方側の第2画面領域G13bに複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を表示する。
(分野別に表示)
本実施の形態では、制御部130は、さらに分野表示手段Q212及び分野選択手段Q213として機能する。すなわち、学習帳表示プログラムは、分野表示手段Q212に対応する分野表示ステップと、分野選択手段Q213に対応する分野選択ステップとをさらに含んでいる。
分野表示ステップは、複数の分野D(D(1)〜D(m))を示す表示を表示部151の表示画面に表示する。
分野選択ステップは、分野表示ステップにて表示した複数の分野D(D(1)〜D(m))を示す表示のうち何れか一つの選択操作を表示入力操作部150から受け付ける。
そして、見出し語読み出しステップは、見出し語Naを分野選択ステップにて受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDB(SDB(k))から読み出す。
また、見出し語内容読み出しステップは、見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを分野選択ステップにて受け付けた分野D(D(k))の学習帳データベースSDB(SDB(k))から読み出す。
[1−3]学習帳削除機能の制御構成
制御部130は、見出し語読み出し手段Q301、見出し語表示手段Q302、見出し語選択手段Q303及び見出し語削除手段Q304として機能する。すなわち、学習帳削除プログラムは、見出し語読み出し手段Q301に対応する見出し語読み出しステップと、見出し語表示手段Q302に対応する見出し語表示ステップと、見出し語選択手段Q303に対応する見出し語選択ステップと、見出し語削除手段Q304に対応する見出し語削除ステップとを含むステップを制御部130に実行させる。
見出し語読み出しステップは、見出し語Naを学習帳データベースSDBから読み出す。
見出し語表示ステップは、見出し語読み出しステップにて読み出した見出し語Naを表示部151の表示画面に一覧表示する。
見出し語選択ステップは、見出し語表示ステップにて一覧表示した見出し語Naのうち何れか一つの選択操作を受け付ける。
見出し語削除ステップは、見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Na及び見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBから削除する。
(見出し語の削除をサブ表示画面で選択)
本実施の形態では、制御部130は、さらに見出し語削除表示手段Q305として機能する。すなわち、学習帳削除プログラムは、見出し語削除表示手段Q305に対応する見出し語削除表示ステップをさらに含んでいる。
見出し語削除表示ステップは、見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Naの削除を示す見出し語削除表示をサブ表示部161のサブ表示画面に表示する。
そして、見出し語選択ステップは、見出し語削除表示ステップにてサブ表示部161のサブ表示画面に表示した見出し語削除表示の選択操作をサブ表示入力操作部160から受け付ける。
また、見出し語削除ステップは、見出し語選択ステップにて見出し語削除表示を受け付けた場合には、見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語削除表示に対応する見出し語Na及び見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBから削除する。
(見出し語を分野別に削除)
本実施の形態では、制御部130は、さらに分野表示手段Q306及び分野選択手段Q307として機能する。すなわち、学習帳削除プログラムは、分野表示手段Q306に対応する分野表示ステップと、分野選択手段Q307に対応する分野選択ステップとをさらに含んでいる。
分野表示ステップは、複数の分野D(D(1)〜D(m))を示す表示を表示部151の表示画面に表示する。
分野選択ステップは、分野表示ステップにて表示した複数の分野D(D(1)〜D(m))を示す表示のうち何れか一つの選択操作を表示入力操作部150から受け付ける。
そして、見出し語読み出しステップは、見出し語Naを分野選択ステップにて受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDB(SDB(k))から読み出す。
また、見出し語削除ステップは、見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Na及び見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを分野選択ステップにて受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDB(SDB(k))から削除する。
(見出し語に対して複数の見出し語内容を個別に削除)
本実施の形態では、制御部130は、さらに見出し語内容読み出し手段Q308、見出し語内容表示手段Q309、見出し語内容選択手段Q310及び見出し語内容削除手段Q311として機能する。すなわち、学習帳削除プログラムは、見出し語内容読み出し手段Q308に対応する見出し語内容読み出しステップと、見出し語内容表示手段Q309に対応する見出し語内容表示ステップと、見出し語内容選択手段Q310に対応する見出し語内容選択ステップと、見出し語内容削除手段Q311に対応する見出し語内容削除ステップとをさらに含んでいる。
見出し語内容読み出しステップは、見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を学習帳データベースSDBから読み出す。
見出し語内容表示ステップは、見出し語内容読み出しステップにて読み出した複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Naに対応させて表示部151の表示画面に表示する。
見出し語内容選択ステップは、見出し語内容表示ステップにて表示した複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))のうち何れか一つの見出し語内容Nb(Nb(j))の選択操作を受け付ける。
見出し語内容削除ステップは、見出し語内容選択ステップにて受け付けた見出し語内容Nb(Nb(j))を学習帳データベースSDBから削除する。この削除処理は、本実施形態ではサブ表示画面で行う。
(複数の見出し語内容の削除をサブ表示画面で選択)
本実施の形態では、制御部130は、さらに見出し語内容削除表示手段Q312として機能する。すなわち、学習帳削除プログラムは、見出し語内容削除表示手段Q312に対応する見出し語内容削除表示ステップをさらに含んでいる。
見出し語内容削除表示ステップは、複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))の削除をそれぞれ示す複数の見出し語内容削除表示をサブ表示部161のサブ表示画面に表示する。
そして、見出し語内容選択ステップは、見出し語削除内容表示ステップにてサブ表示部161のサブ表示画面に表示した複数の見出し語内容削除表示のうち何れか一つの選択操作をサブ表示入力操作部160から受け付ける。
また、見出し語内容削除ステップは、見出し語内容選択ステップにて複数の見出し語内容削除表示のうち何れか一つの選択操作を受け付けた場合には、受け付けた見出し語内容削除表示に対応する見出し語内容Nb(Nb(j))を学習帳データベースSDBから削除する。
(複数の見出し語内容を分野別に削除)
本実施の形態では、見出し語内容読み出しステップは、見出し語選択ステップにて受け付けた見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を分野選択ステップにて受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDB(SDB(k))から読み出す。
そして、図34及び図35の上側画面に示すように、分野エリアARc1〜ARc3の中から何れか一つが選択操作により分野が選択されると、見出し語内容削除ステップは、見出し語内容選択ステップにて受け付けた見出し語内容Nb(Nb(j))を分野選択ステップにて受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDB(SDB(k))から削除する。
[2]学習帳機能の制御例の説明
次に、学習帳機能の制御例について学習帳登録機能と学習帳表示機能と学習帳削除機能とに分けてこの順で説明する。
[2−1]学習帳登録機能の制御例
先ず、図12から図19に示すように、表示部151に表示される各画面G3〜G11及びメッセージ画面P1〜P8等を参照しながら図20から図28に示す学習帳登録機能の制御フローについて説明する。
なお、以下の説明では、見出し語内容Nb及びコンテンツ名Ncの変数nの値は3とし、分野D及び学習帳データベースSDBの変数mの値は3として説明する。すなわち、見出し語内容Nb及びコンテンツ名Ncは、それぞれ、3個の見出し語内容Nb(1)〜Nb(3)及びコンテンツ名Nc(1)〜Nc(3)とする。また、分野D及び学習帳データベースSDBは、それぞれ、3種類の分野(分野A、分野B、分野C)D(1)〜D(3)及び学習帳データベースSDB(1)〜SDB(3)とする。なお、変数nの値は、ここでは3としたが、1、2又は4以上であってもよく、変数mの値も、ここでは3としたが、1、2又は4以上であってもよい。
図12から図14は、学習帳登録機能にて見出し語Na及び見出し語内容Nb(1)〜Nb(3)を学習帳データベースSDB(1)〜SDB(3)に新規に作成する場合に表示される作成画面G3〜G9の遷移状態を示す概略図である。なお、図12の機能選択画面G4において「学習帳登録機能」を示す表示は「学習帳作成」として表示している。
図15から図17は、学習帳データベースSDB(1)〜SDB(3)に新規に記憶する場合に警告表示されるメッセージ画面を示す概略図である。
図18及び図19は、学習帳登録機能にて学習帳データベースSDB(1)〜SDB(3)に記憶されている見出し語Na及び見出し語内容Nbを変更する変更画面(G6,G10),(G8,G11)の遷移状態を示す概略図である。
図20は、学習帳機能の処理の流れを示すフローチャートの主要部分のフローチャートである。図21は、図20に示すフローチャートから続く第1処理の流れを示すフローチャートである。図22は、図21において不要情報A1を除去する不要情報除去処理S9の流れを示すサブルーチンである。図23は、図21に示す第1処理から続く第2処理の流れを示すフローチャートである。図24は、図23に示す第2処理から続く学習帳新規作成処理の流れの前半部分を示すフローチャートである。図25は、図24に示す学習帳新規作成処理から続く後半部分を示すフローチャートである。図26は、図24において漢字C1の読みC2を記憶する読み入力処理S29の流れを示すサブルーチンである。図27は、図23に示す第2処理から続く学習帳追加変更処理の流れの前半部分を示すフローチャートである。図28は、図27に示す学習帳追加変更処理から続く後半部分を示すフローチャートである。
また、図29から図32は、記憶部140に設けられている各種記憶部142〜145を示す概略図である。図29は、見出し語Naのバッファ、読みNdのバッファ、見出し語内容Nb(1)〜Nb(3)のバッファ及びコンテンツ名Nc(1)〜Nc(3)のバッファ等を記憶する一時記憶部142を示す図である。図30は、指定文字Mを一時的に記憶する指定文字記憶部143を示す図である。図31は、選択されている選択分野D(ここでは分野A、分野B又は分野C)を記憶する選択分野記憶部144を示す図である。図32は、複数種類の順序並び替えを記憶する表示順記憶部145を示す図である。なお、図29のバッファの参照符号はそれに対応するデータと同一符号を付している。
図20に示す処理S1〜S3は図3及び図4に示す辞書の検索処理例を示すステップである。すなわち、図3に示すように、ユーザにより図3の辞書の入力欄G2に語句(ここでは「take」)が入力され、さらに、この入力文字に対する検索指示操作があると(ここでは操作部120上の「検索/決定」キー121bが押下されると)(S1:Yes)、図5に示す辞書データベースDDBが検索され、入力文字と同じ見出し語があると(S2:Yes)、図4に示すように、語句の検索結果として見出し語に対する詳細内容(例えば、意味や例文など)を詳細画面G3として表示する(S3)。なお、入力される語句は、1文字の語句及び複数文字からなる文字列の語句を含む。
ここで、ユーザが覚えたい見出し語とその見出し語内容に関する情報とを指定し、指定した見出し語とその見出し語内容とを対応付けて記憶させるときには、図21から図24に示す処理動作がなされる。
すなわち、図21に示す第1処理では、図7及び図12(上側の画面)に示すように、詳細画面G3内の任意の指定情報A(詳細画面G3の反転部参照)がユーザによるタッチ操作(具体的にはタッチペン180又は指を画面上で接触させつつ移動させる(所謂、ドラッグ)操作後にペンが離れる操作、またはドラッグ操作後にペンが一定時間タッチされたまま移動しない操作)により指定されたか否かを判断し(S4)、任意の指定情報Aがユーザにより指定されるまで(S4:No)、その他のキー処理の割り込み待ちを行う(S5)。一方、任意の指定情報Aがユーザにより指定された場合には(S4:Yes)、図12(下側の画面)に示すように、詳細画面G3上(図示例では詳細画面G3の略下半分)に機能選択画面G4を表示する(S6)。このとき、機能選択画面G4には、学習帳登録機能を含む複数の機能の表示(ここでは、MP3音声再生機能F1を示す機能表示(図示例では「音声」)、TTS文章読み上げ機能F2を示す機能表示(図示例では「読み上げ」)、Sジャンプ機能F3を示す機能表示(図示例では「Sジャンプ」)、マーカー機能F4を示す機能表示(図示例では「マーカー」)及び学習帳登録機能F5を示す機能表示(図示例では「学習帳作成」)の五つの機能表示)を行い、処理S7に移行する。なお、この場合、全ての機能を表示後に選択された機能が実施可能かどうかを動作機能記憶部に基づき判断し、実行できない場合は実行できない旨のメッセージを表示し、実行可能な場合は、その機能を実行する。
次に、機能選択画面G4でユーザによる選択操作(表示画面へのタッチ操作又はキー操作)により学習帳登録機能F5が選択されたか否かを判断し(S7)、学習帳登録機能F5が選択されるまで(S7:No)、その他の機能処理の割り込み待ちを行う(S8)。一方、学習帳登録機能F5が選択されると(機能選択画面G4の反転部参照)、図22に示す不要情報除去処理S9を実行する。
図22に示す不要情報除去処理S9では、先ず、指定情報Aに不必要な指定対象である不要情報(範囲)A1が含まれているか否かを判断する(S9a)。
指定情報Aに不必要な指定対象が含まれている場合には(S9a:Yes)、指定情報Aの中から不要な表示指定を除去し(S9b)、これを指定文字Mとして図30に示す指定文字記憶部143に記憶し(S9c)、図21の処理S10に戻る。一方、指定情報Aに不必要な指定対象が含まれていない場合には(S9a:No)、指定情報Aをそのまま指定文字Mとして図30に示す指定文字記憶部143に記憶し(S9c)、図21の処理S10に戻る。なお、指定文字Mは、1文字の指定文字及び複数文字からなる文字列の指定文字や、文章を含む。
次に、図31に示す選択分野記憶部144を参照し、参照した「分野D(k)」に対応した学習帳データベースSDB(k)から見出し語Naを読み出す(S10)。選択分野D(1)〜D(3)の種類は、ここでは「学習帳A」、「学習帳B」及び「学習帳C」の3種類とされている。但し、それに限定されることなく、1種類、2種類又は4種類以上であってもよい。なお、図31に示す選択分野記憶部144には、初期値として「学習帳A」を示すデータが予め記憶されている。また、選択分野記憶部144には、機器をリセットした時の初期値として「学習帳A」が設定されるだけでなく、常に学習帳のリストが表示されるように、選択分野記憶部に学習帳を表す情報を処理S10の処理内で記憶しても構わない。
次に、図13及び図14に示すサブ表示部161の第1選択画面g1に対して、「新規作成」ボタンBT1を表示し、さらに、図32に示す表示順記憶部145を参照し、参照した「並び替え順」(図示例では「新しい順」)を反転表示させた状態で、「新しい順」ボタンBT2、「古い順」ボタンBT3及び「名前順」ボタンBT4を表示する(S11)。
さらに、処理S11で参照した「並び替え順」(図示例では「新しい順」)にて処理S10で読み出した見出し語Naを一覧に表示(リスト表示)して、図13及び図14に示すように、リスト表示画面G5を表示する(S12)。なお、リスト表示の最上位には《新規に作成》が表示される。また、リスト表示画面G5上(図示例では画面上部)には、複数種類の「選択分野」(ここでは「学習帳A」、「学習帳B」、「学習帳C」)表示と「戻る」表示とが選択操作可能に表示されており、リスト表示画面G5は、これらをユーザによる選択操作にて選択入力できるようになっている。また、リスト表示画面G5で「戻る」表示が選択操作されると、図12(上側の画面)に示す詳細画面G3に戻る。
本実施の形態においては、学習帳データベースSDB(1)〜SDB(3)には、図8Aに示すように、見出し語Na及び見出し語内容Nbが記憶されるときの記憶日付として登録日(ここでは時刻を含む)Neが登録されるようになっている。よって、複数種類の順序並び替えは、登録日Neの「新しい順」の並び替え、登録日Neの「古い順」の並び替え及び見出し語Naの「名前順」(語順の並び替え)とされている。なお、図32に示す表示順記憶部145には、初期値として「新しい順」を示すデータが予め記憶されている。フラグ“1”が記憶されると“1”に該当する並び順でリスト表示する。「新しい順」と「古い順」とはどちらか一方が“1”ならばもう一方は“0”になる。また、学習帳データベースSDB(1)〜SDB(3)において、図8Aに示すように、記憶日付として学習帳データベースSDB(1)〜SDB(3)の変更日Nfを別途設けておき、初回の登録日Neと2回目以降に更新する変更日Nfとを分けて記憶しておいてもよい。また、学習帳データベースSDBにおいて、登録日や変更日に時刻まで記憶してもよいが、登録日や変更日に時刻まで記憶するようになっていない場合には、表示順記憶部145において、「新しい順」と「古い順」のいずれかに“1”が入っていても、同一日付がある場合には、「名前順」とすることができる。例えば、「新しい順」:“1”、「名前順」:“1”とすると、登録日や変更日の新しい順で並べ、同一日付のものは、名前順で並べることができる。
次に、図13及び図14のリスト表示画面G5でユーザによる選択操作により選択されている「分野」以外の「分野」が選択操作されたか否かを判断する(S13)。処理S13で選択されている「分野」以外の「分野」が選択操作された場合には(S13:Yes)、選択された「分野」に対応した学習帳データベースSDBから見出し語Naを読み出し(S14)、処理S12に戻る。一方、処理S13で選択されている「分野」以外の「分野」が選択操作されていない場合には(S13:No)、図23に示す第2処理へ移行する。
図23に示す第2処理では、図13及び図14に示すサブ表示部161の第1選択画面g1に表示した「新規作成」ボタンBT1がユーザによるタッチ操作により選択操作されたか否かを判断する(S15)。
処理S15で「新規作成」ボタンBT1が選択操作された場合には(S15:Yes)、図24に示す学習帳新規作成処理へ移行する。一方、処理S15で「新規作成」ボタンBT1が選択操作されていない場合には(S15:No)、リスト表示されている見出し語Naの中から何れか一つが選択操作により選択操作されたか否かを判断する(S16)。
処理S16で見出し語Naの中から何れか一つがユーザにより選択操作された場合には(S16:Yes)、図27に示す学習帳追加変更処理へ移行する。一方、処理S16で見出し語Naが何れも選択操作されていない場合には(S16:No)、第1選択画面g1に示す並び順の何れか一つがタッチ操作により選択操作されたか否かを判断する(S17)。
処理S17で並び順の何れか一つがユーザにより選択操作された場合には(S17:Yes)、選択された並び順に該当するフラグを図32に示す記憶部145に記憶し(S18)、図21に示す処理S11へ移行する。一方、処理S17で並び順が何れも選択操作されていない場合には(S17:No)、その他の機能処理の割り込み待ちを行う(S19)。
(学習帳新規作成処理)
次に、図13及び図14を参照しながら図24及び図25に示す学習帳新規作成処理について説明し、その後、図18及び図19を参照しながら図27及び図28に示す学習帳追加変更処理について説明する。
図24に示す学習帳新規作成処理では、図13に示す選択画面G6及び図14の選択画面G8に示すように、見出し語Naを選択操作可能に表示する見出し語エリアARaに対応した名称表示(図示例では「見出語」)、分野D(1)〜D(3)を選択操作可能に表示する分野エリア(図示例ではチェックボックス)ARc1〜ARc3に対応した名称表示(図示例では「分野」)及び見出し語内容Nb(1)〜Nb(3)を選択操作可能に表示する内容エリアARb1〜ARb3に対応した名称表示(図示例では「内容(1)」、「内容(2)」及び「内容(3)」))を表示する(S20)。なお、選択画面G6,G8上(図示例では画面上部)には、「戻る」表示が選択操作可能に表示されており、選択画面G6,G8で「戻る」表示が選択操作されると、リスト表示画面G5に戻る。
そして、選択画面G6,G8でユーザによる選択操作により見出し語エリアARaが選択操作されたか否かを判断する(S21)。
処理S21で見出し語エリアARaが選択された場合(図13の選択画面G6の反転部参照)には(S21:Yes)、図22に示す処理S9cで図30に示す指定文字記憶部143に記憶した指定文字Mを図29に示す一時記憶部142の見出し語バッファに一時的に記憶し(S22)、図26に示す読み入力処理S29を実行する。一方、処理S21で見出し語エリアARaが選択操作されていない場合には(S21:No)、内容エリアARb1〜ARb3の中から何れか一つが選択操作により選択操作されたか否かを判断する(S23)。
処理S23で内容エリアARb1〜ARb3の中から何れか一つがユーザにより選択操作された場合(図14の選択画面G8の反転部参照)には(S23:Yes)、処理S9cで記憶した指定文字Mを図29に示す一時記憶部142の見出し語内容バッファに一時的に記憶し(S24)、図26に示す読み入力処理S29を実行する。一方、処理S23で内容エリアARb1〜ARb3が何れも選択操作されていない場合には(S23:No)、分野エリアARc1〜ARc3の中から何れか一つが選択操作により選択操作されたか否かを判断する(S25)。
処理S25で分野エリアARc1〜ARc3の中から何れか一つがユーザにより選択操作された場合には(S25:Yes)、選択された「分野」表示に対応する「分野」にチェックマークを表示し(S26)、選択された「分野」表示に対応する「分野」を図29に示す一時記憶部142の分野D(1)〜D(3)分野バッファに記憶する(S27)。一方、処理S25で分野エリアARc1〜ARc3が何れも選択操作されていない場合には(S25:No)、その他のキー処理の割り込み待ちを行う(S28)。
図26に示す読み入力処理S29では、先ず、表示入力操作部150からの選択操作により漢字の読みを入力するためのユーザ入力の受付があるか否かを判断し(S29a)、漢字の読みを入力するためのユーザ入力の受付がない場合には(S29a:No)、漢字交じりであるかどうかを、図30の指定文字記憶部に記憶された文字のコードが、漢字に分類されているコードであるかどうかによって判断する(S29b)。
処理S29bで漢字が交じっている場合には(S29b:Yes)、図9に示す国語辞書データベースRDBの漢字検索用テーブルTB1からアドレステーブルTBaに行き、そのアドレステーブルTBaと同じアドレステーブルTBaを持ったひらがな検索用テーブルTB2を検索し(S29c)、該当する語句があるか否かを判断し(S29d)、該当する語句があれば(S29d:Yes)、該当するひらがな検索用テーブルTB2の読みを取得し(S29e)、処理S29eで取得した語句を図29に示す一時記憶部142の読みバッファに一時的に記憶する(S29f)。なお、図10に示すように、国語辞書データベースRDBの見出し語に対応する内容に読みの情報があれば、漢字検索用テーブルTB1からアドレステーブルTBaに行き、そのアドレステーブルTBaに対応した辞書テーブルTB3の見出し語の内容から読みを抽出してもよい。
一方、処理S29dで語句がなければ(S29d:No)、見出し語エリアARaの語句を図29に示す一時記憶部142の読みバッファに一時的に記憶する(S29g)。
また、処理29aで漢字の読みを入力するためのユーザ入力の受付がある場合には(S29a:Yes)、ユーザによるひらがな入力操作により、漢字の読みが入力される。すなわち、ユーザによるひらがな入力がある否かを判断し(S29h)、ユーザによるひらがな入力があった場合には(S29h:Yes)、入力された語句を図29に示す一時記憶部142の読みバッファに一時的に記憶する(S29i)。一方、ユーザによるひらがな入力がなかった場合には(S29h:No)、処理S29bに移行する。
そして、処理S29f、処理S29g又は処理S29iの終了後、図24に示す学習帳新規作成処理に戻り、図25に示す処理S30へ移行する。
次に、図25に示す処理S30で登録前の確認用プレビュー表示画面(図13の例ではプレビュー表示画面G7、図14の例ではプレビュー表示画面G9)を表示する。なお、本実施の形態では、図29に示す一時記憶部142の見出し語内容バッファには見出し語内容Nbに対応するコンテンツ名Ncが処理S30の処理前の段階、ここでは処理S29の処理後において、図29に示す一時記憶部142に一時的に記憶されており(S30a)、登録する語句(図13及び図14では登録する語句の後の括弧内)にはコンテンツ名Ncが付与されて表示されている。
また、本実施の形態では、プレビュー表示画面G7,G9において、見出し語内容Nbと見出し語Naとを異なる表示形態で表している。具体的には、見出し語内容Nbの色(図示例では黒色)とは異なる色(図示例では赤色)で見出し語Naを表示している。このことは、後述する図18及び図19のプレビュー表示画面G10,G11についても同様である。
また、プレビュー表示画面G7,G9において、漢字の読みNdを表示してもよい。また、プレビュー表示画面G7,G9上(図示例では画面上部)には、「戻る」表示が選択操作可能に表示されており、プレビュー表示画面G7,G9で「戻る」表示が選択操作されると、選択画面G6,G8に戻る。
そして、決定指示操作(ここでは操作部120上の「検索/決定」キー121bの押下)があるか否かを判断し(S31)、決定指示があるまで待機する(S31:No)。決定指示があると(S31:Yes)、図29の一時記憶部の分野記憶エリアに記憶されている「分野」に対応した学習帳データベースSDBに記憶し、図29の一時記憶部142の分野バッファの記憶エリアに記憶されている「分野」を図31の選択分野記憶部144に記憶する(S32)。このように、学習帳に登録した語句の分野を選択分野記憶部144に記憶しておくことにより、次に選択した語句を学習帳に登録する際に、前回登録した語句の学習帳リストが図21の処理S10の処理で表示されるので、前回登録した語句が表示され、選択できる。これにより、前回登録した語句の学習帳を選択し直す必要がなく、同じ学習帳の語句に対する見出語部または内容部を連続して登録しやすくなる。ここでは、上記を想定して説明をしているが、図21の処理S10で常に学習帳Aのリストが表示されるように、選択分野記憶部144に学習帳Aを表す情報を記憶しても構わない。
次に、制御部130のカレンダー(時計)機能から日付及び時刻を取得し、図31に示す選択分野記憶部144に記憶されている「分野」に対応した学習帳データベースSDBの登録日Neに記憶する(S33)。
次に、図13及び図14に示すように、登録したことを示すガイダンス表示(図示例ではプレビュー表示画面G7,G9上にポップアップ表示P1,P2)を行い(S34)、図12に示す詳細画面G3に戻る(S35)。
次に、ユーザによる入力操作により新規の検索語句の入力(同一のコンテンツ情報や他のコンテンツ情報を検索するための検索語句の入力)があるか否かを判断し(S36)、新規の検索語句の入力がある場合には(S36:Yes)、図20に示す処理S1に戻る一方、新規の検索語句の入力がない場合には(S36:No)、図21に示す処理S4に戻る。
なお、図13及び図14のリスト表示画面G5において《新規に作成》が選択操作されたときに登録最大件数を超えている場合には、図15に示す警告表示を行う。図示例では、リスト表示画面G5上にポップアップ表示P3を行った後、リスト表示画面G5に戻る。また、図13及び図14の選択画面G6,G8において指定文字Mが、登録可能文字数を超えている場合、図16に示す警告表示を行う。図示例では、選択画面G6,G8上にポップアップ表示P4を行った後、選択画面G6,G8に戻る。また、選択画面G6,G8において分野の登録最大件数を超えている場合、図17に示す警告表示を行う。図示例では、選択画面G6,G8上にポップアップ表示P5を行った後、選択画面G6,G8に戻る。
(学習帳追加変更処理)
次に、図18及び図19を参照しながら図27及び図28に示す学習帳追加変更処理について説明する。なお、図27及び図28のフローチャートにおいて図24及び図25のフローチャートと同じ処理には同一符号を付し、その説明を省略する。図27及び図28において、異なる処理には処理符号を○印で囲んで示している。
図27及び図28に示す学習帳追加変更処理は、図23に示す処理S16おいて、学習帳データベースSDBに記憶されている見出し語Naの中から何れか一つがユーザの選択操作により選択操作された場合に(S16:Yes)行われる。
図27に示す処理S37では、図23に示す処理S16で選択された見出し語Naに対応した見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBから読み出し、処理S20に移行する。
また、処理S21で見出し語エリアARaが選択された場合(図18の選択画面G6の反転部参照)には(S21:Yes)、選択された見出し語エリアARaの登録されている見出し語Naを変更するかどうかを確認する変更確認表示(図示例では選択画面G6上にポップアップ表示P6)を行い(S38)、処理S39に移行する。この場合、ポップアップ表示P6の○○○内には「見出し語」という表示を行う。
そして、ユーザによる変更しない確認操作(図示例では”N“の入力操作)が行われると(S39:No)、処理S20に移行する一方、ユーザによる変更してよい確認操作(図示例では”Y“の入力操作)が行われると(S39:Yes)、処理S22に移行する。
また、処理S23で内容エリアARb1〜ARb3の中から何れか一つがユーザにより選択操作された場合(図19の選択画面G8の反転部参照)には(S23:Yes)、選択された内容エリアARbに対応する見出し語内容Nbが未登録か否かを判断する(S40)。選択された見出し語内容Nbが登録されている場合には(S40:No)、図18に示すように、登録されている見出し語内容Nbを変更するかどうかのガイダンス表示(図示例では選択画面G8上にポップアップ表示P6)を行い(S41)、処理S24に移行する。なお、ポップアップ表示P6の○○○内には「内容(1)」、「内容(2)」及び「内容(3)」という表示のうちの選択された表示(例えば「内容(1)」が選択された場合には「内容(1)」という表示)を行う。一方、選択された見出し語内容Nbが未登録の場合には(S40:Yes)、そのまま処理S24に移行する。
図28に示す処理S32では、既述したとおり、図29の一時記憶部の分野記憶エリアに記憶されている「分野」に対応した学習帳データベースSDBに記憶し、図29の一時記憶部142の分野バッファの記憶エリアに記憶されている「分野」を図31の選択分野記憶部144に記憶するが、この場合、ユーザにより現在の分野D(D(k))から他分野D(D(h))が選択された場合には、現在の分野D(D(k))の学習帳データベースSDB(SDB(k))に記憶されている見出し語Na及び見出し語Naに対応する見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(3))を他分野D(D(h))の学習帳データベースSDBS(SDB(h))に移動させる。
また、処理S32の後、制御部130のカレンダー(時計)機能から日付及び時刻を取得し、図31に示す選択分野記憶部144に記憶されている「分野」に対応した学習帳データベースSDBの登録日Neに上書き更新する(S42)。
そして、図18及び図19に示すように、登録したことを示すガイダンス表示(図示例ではプレビュー表示画面G10,G11上にポップアップ表示P7,P8)を行う(S43)。
[2−2]学習帳表示機能の制御例
次に、図33から図36に示すように、表示部151に表示される画面G12〜G15をサブ表示部161に表示される画面g2,g3と共に参照しながら図37から図40に示す学習帳表示機能の制御フローについて説明する。
図33から図36は、学習帳表示機能にて登録されている見出し語Na及び見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBから読み出して表示する場合に表示される表示画面G12〜G15の遷移状態を示す概略図である。
図20に示す処理S1おいて、入力文字に対する検索指示がない場合には(S1:No)、学習帳機能を実行する実行指示があるか否かを判断する(S44)。ここでは、学習帳機能は、操作部120上の機能キー121cの押下後に学習帳キー121dを押下するか、或いは、図33に示すメイン画面G12において便利機能の選択メニューを開く「便利機能」表示ARdの選択操作後に学習帳機能の実行を示す「学習帳」表示AReがユーザにより選択操作されることで実行される。
処理S44で学習帳機能の実行指示がない場合には(S44:No)、その他の機能処理の割り込み待ちを行う(S45)。
一方、処理S44で学習帳機能の実行指示があると(S44:Yes)、学習帳記憶部141の学習帳データベースSDBに見出し語Na及び見出し語内容Nbのデータが存在するか否かを判断し(処理S46)、学習帳データベースSDBにデータが存在する場合には(S46:Yes)、図37から図40に示すリスト表示処理を実行する。また、学習帳データベースSDBにデータが存在しない場合には(S46:No)、後述する図44に示すようなメッセージ表示を表示画面G16として表示する。
(リスト表示処理)
図37は、学習帳表示機能の処理の流れを示すフローチャートの前半部分のフローチャートである。図38は、図37に示すフローチャートから続く後半部分を示すフローチャートである。図39は、図38において見出し語Naの並び順を決める第1サブ画面処理S58の流れを示すサブルーチンである。図40は、図39において見出し語内容Nbの「表示」又は「非表示」を決める第2サブ画面処理S59の流れを示すサブルーチンである。
また、図41及び図42は、記憶部140に設けられている各記憶部146,147を示す概略図である。図41は、見出し語内容Nbの「表示」又は「非表示」を示すフラグを記憶する表示設定記憶部146を示す図である。なお、図41に示す表示設定記憶部146においてフラグの“1”は「表示」を示し、フラグの“0”は「非表示」を示す。また、図41に示す表示設定記憶部146には、初期値として「表示」を示すフラグが予め記憶されている。図42は、見出し語内容Nbのリスト表示順を記憶する学習帳リスト表示記憶部147を示す図である。
図37から図40に示すリスト表示処理では、先ず、図31に示す選択分野記憶部144を参照し、参照した「分野」に対応した学習帳データベースSDBから見出し語Na及び見出し語内容Nbを読み出す(S48)。
次に、図32に示す表示順記憶部145を参照し、参照した「並び替え順」(図示例では「新しい順」)で見出し語Naを図34に示すリスト表示画面G13にリスト表示し、さらに、リスト表示した見出し語Naのうち、選択(ここでは反転表示)された見出し語Naに対応させて見出し語内容Nbをリスト表示画面G13に表示する(S49)。詳しくは、リスト表示画面G13において正面から視て上下方向に沿った境界部αを境として、左右方向の一方側(図示例では左側)の第1画面領域G13aに見出し語Naを表示し、左右方向の他方側(図示例では右側)の第2画面領域G13bに複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(3))を表示する。なお、リスト表示画面G13上(図示例では画面上部)には、複数種類の「選択分野」(ここでは「学習帳A」、「学習帳B」、「学習帳C」)表示と「戻る」表示とが選択操作可能に表示されており、リスト表示画面G13は、これらをユーザによる選択操作にて選択入力できるようになっている。また、リスト表示画面G13で「戻る」表示が選択操作されると、図33に示すメイン画面G12に戻る。
次に、図41に示す表示設定記憶部146を参照し、参照した「表示」又は「非表示」(図示例では「表示」)を反転表示させた状態で、「表示」ボタンBT5及び「非表示」ボタンBT6を図34に示すサブ表示部161(第2選択画面g2)に表示する(S50)。
また、図32に示す表示順記憶部145を参照し、参照した「並び替え順」(図示例では「新しい順」)を反転表示させた状態で、「新しい順」ボタンBT2、「古い順」ボタンBT3及び「名前順」ボタンBT4を図34に示すサブ表示部161(第2選択画面g2)に表示する(S51)。
さらに、後述する学習帳削除機能に用いる「削除」ボタンBT7を図34に示すサブ表示部161(第2選択画面g2)に表示する(S52)。
次に、分野エリアARc1〜ARc3の中から何れか一つが選択操作により選択操作されたか否かを判断する(S53)。
処理S53で分野エリアARc1〜ARc3の中から何れか一つがユーザにより選択操作された場合には(S53:Yes)、選択された「分野表示」に対応する「分野」を図31に示す選択分野記憶部144に記憶し(S54)、選択された「分野」に対応した学習帳データベースSDBから見出し語Na及び見出し語内容Nbを読み出し(S55)、処理S49へ移行する。
一方、処理S53で分野エリアARc1〜ARc3が何れも選択操作されていない場合には(S53:No)、図38に示す処理S56へ移行する。
図38に示す処理S56では、操作部120へのユーザによるキー操作及び図34のリスト表示画面G13へのユーザによる選択操作及び第2選択画面g2へのユーザによるタッチ操作の何れかが行われるまで待機し(S56:No、S57:No)、第2選択画面g2へのユーザによるタッチ操作が行われると(S57:Yes)、図39に示す第1サブ画面処理S58を実行する。
図39に示す第1サブ画面処理S58では、第2選択画面g2の「新しい順」ボタンBT2がタッチ操作されると(S58a:Yes)、図31に示す選択分野記憶部144を参照し(S58b)、参照した「分野」に対応した学習帳データベースSDBの登録日Neの新しい順で見出し語Naを図34に示すリスト表示画面G13の第1画面領域G13aにリスト表示し、さらに、リスト表示した見出し語Naのうち、選択された見出し語Naに対応させて見出し語内容Nbをリスト表示画面G13の第2画面領域G13bに表示する(S58c)。そして、第2選択画面g2の「新しい順」ボタンBT2を反転表示し(S58d)、処理S58mへ移行する。
なお、本実施の形態において、図42に示す学習帳リスト表示記憶部147の順序でリスト表示の1行目に表示されているのは、図8Aに示す学習帳Bの見出し語番号Noが「0003」の「福沢諭吉」である。スクロール等の画面内の移動表示を行ったり、並び順を変えたり、学習帳の種類を変えた時点で、学習帳リスト表示記憶部147のデータが作成される。
また、「語順」は、「記号」→「アルファベット」→「ひらがな/カタカナ(半角)」→「ひらがな/カタカナ(全角)」→「漢字のコード順」の順番とされている。記号、アルファベット、ひらがな(半角/全角)、カタカナ(半角/全角)、漢字はそれぞれ固有のコードを対応付けて機器が記憶しており、そのコードに基づき、例えば、コードの値の小さいものから順番に並び変えを行うことが可能となる。なお、漢字については、漢字のコード順にすると、必ずしも漢字の読み順にならないことから、漢字C1の読みNdのコード順で表示してもよい。
また、第2選択画面g2の「新しい順」ボタンBT2がタッチ操作されずに(S58a:No)、「古い順」ボタンBT3がタッチ操作されると(S58e:Yes)、図31に示す選択分野記憶部144を参照し(S58f)、参照した「分野」に対応した学習帳データベースSDBの登録日Neの古い順で見出し語Naを図34に示す第1画面領域G13aにリスト表示し、さらに、リスト表示した見出し語Naのうち、選択された見出し語Naに対応させて見出し語内容Nbを第2画面領域G13bに表示する(S58g)。そして、第2選択画面g2の「古い順」ボタンBT3を反転表示し(S58h)、処理S58mへ移行する。
また、第2選択画面g2の「古い順」ボタンBT3がタッチ操作されずに(S58e:No)、「名前順」ボタンBT4がタッチ操作されると(S58i:Yes)、図31に示す選択分野記憶部144を参照し(S58j)、参照した「分野」に対応した学習帳データベースSDBの見出し語Naの「語順」で見出し語Naを図34に示す第1画面領域G13aにリスト表示し、さらに、リスト表示した見出し語Naのうち、選択された見出し語Naに対応させて見出し語内容Nbを第2画面領域G13bに表示する(S58k)。そして、第2選択画面g2の「名前順」ボタンBT4を反転表示し(S58l)、処理S58mへ移行する。
処理S58mでは、選択された並び順に該当するフラグを図32に示す記憶部145に記憶する。また、第2選択画面g2の「名前順」ボタンBT4がタッチ操作されない場合には(S58i:No)、図40に示す第2サブ画面処理S59を実行する。
図40に示す第2サブ画面処理S59では、第2選択画面g2の「表示」ボタンBT5がタッチ操作されると(S59a:Yes)、図34に示すように、リスト表示画面G13の第1画面領域G13aにおいて選択されている見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを第2画面領域G13bに表示する(S59b)。そして、第2選択画面g2の「表示」ボタンBT5を反転表示し(S59c)、処理S59hへ移行する。
また、第2選択画面g2の「表示」ボタンBT5がタッチ操作されずに(S59a:No)、「非表示」ボタンBT6がタッチ操作されると(S59d:Yes)、図35に示すように、リスト表示画面G13の第1画面領域G13aにおいて選択されている見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを第2画面領域G13bで非表示にする(S59e)。そして、第2選択画面g2の「非表示」ボタンBT6を反転表示する(S59f)。
第2選択画面g2の「非表示」ボタンBT6がタッチ操作されずに(S59d:No)、「削除」ボタンBT7がタッチ操作されると(S59g:Yes)、後述する図45及び図46に示す削除処理S60のサブルーチンに移行する。
そして、処理S59c又は処理S59fの終了後、選択された表示又は非表示を示すフラグを図41に示す表示設定記憶部146に記憶する(S59h)。処理S59h及び削除処理S60の終了後、或いは、処理S59gで第2選択画面g2の「削除」ボタンBT7がタッチ操作されない場合には(S59g:No)、図39に示す第1サブ画面処理へ戻る。
図39に示す処理S58m又は第2サブ画面処理S59の終了後、図37及び図38に示すリスト表示処理において「リスト表示中キー処理」として処理S53へ戻る。
図38に示す処理S56において、操作部120へのユーザによるキー操作が行われるか、或いは、図34又は図35のリスト表示画面G13へのユーザによるタッチ操作が行われると(S56:Yes)、操作部120上のカーソルキー121eが押下されるか否かを判断し(S61)、カーソルキー121eが押下された場合には(S61:Yes)、図34又は図35のリスト表示画面G13の第1画面領域G13aにリスト表示されて選択(ここでは反転表示)されている見出し語Naの選択状態を変更(移動)し(S62)、決定指示があるか(ここでは操作部120上の「検索/決定」キー121bが押下されたか)否かを判断し(S63)、決定指示がない場合には(S63:No)、処理S61へ移行する一方、決定指示があると(S63:Yes)、処理S68へ移行する。
また、カーソルキー121eが押下されていない場合には(S61:No)、図34又は図35のリスト表示画面G13へのユーザによるタッチ操作があったかを判断し(S64)、リスト表示画面G13へのタッチ操作がある場合には(S64:Yes)、第1画面領域G13aにリスト表示されている見出し語Naの表示がユーザによりタッチ操作されたか否かを判断し(S65)、見出し語Naの表示がタッチ操作された場合には(S65:Yes)、処理S68に移行する。また、見出し語Naの表示がタッチ操作されていない場合には(S65:No)、処理62に移行する。また、リスト表示画面G13へのタッチ操作がない場合には(S64:No)、第2画面領域G13bへのユーザによるタッチ操作があったかを判断し(S66)、第2画面領域G13bへのタッチ操作があると(S66:Yes)、処理S68へ移行する。一方、第2画面領域G13bへのタッチ操作がない場合には(S66:No)、その他のキー処理の割り込み待ちを行う(S67)。
次に、図34又は図35の1件表示画面G14に示すように、選択されている見出し語Na及び見出し語Na(1件の見出し語Na)に対応する見出し語内容Nb(図35では非表示)を全面表示する(S68)。なお、1件表示画面G14上(図示例では画面上部)には、「戻る」表示が選択操作可能に表示されており、1件表示画面G14で「戻る」表示が選択操作されると、リスト表示画面G13に戻る。
また、本実施の形態では、1件表示画面G14において、見出し語内容Nbと見出し語Naとを異なる表示形態で表している。具体的には、見出し語内容Nbの色(図示例では黒色)とは異なる色(図示例では赤色)で見出し語Naを表示している。
次に、図41に示す表示設定記憶部146を参照し、参照した「表示」又は「非表示」(図34の例では「表示」、図35の例では「非表示」)を反転表示させた状態で、「表示」ボタンBT5及び「非表示」ボタンBT6を図34及び図35に示すサブ表示部161(第2選択画面g3)に表示する(S69)。
また、「新しい順」ボタンBT2、「古い順」ボタンBT3及び「名前順」ボタンBT4の選択操作を禁止する表示(ここでは選択可能な表示濃度よりも薄くした表示)を図34及び図35に示すサブ表示部161(第2選択画面g3)に表示する(S70)。
さらに、「削除」ボタンBT7を図34及び図35に示すサブ表示部161(第2選択画面g3)に表示する(S71)。
なお、表示切り替え操作(ここでは操作部120上の機能キー121cの押下後にプレビューキー121fを押下する操作)によって、図36に示すように、リスト表示画面G15において正面から視て左右方向に沿った境界部βを境として、上下方向の一方側(図示例では上側)の第3画面領域G15aに見出し語Naを表示し、上下方向の他方側(図示例では下側)の第4画面領域G15bに複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(3))を表示するプレビュー表示を行ってもよい。図36のリスト表示画面G15では、登録日時が表示されている。なお、図36の画面G15bにおいて、見出し語Naを表示しないようにしても構わない。つまり、図34の第2画面領域G13bでは縦に長い表示であるので縦方向の表示量が多いが、図36の第4画面領域G15bでは縦方向の表示量が少ないので、極力、縦方向の内容を表示できるように、見出し語を削除するように制御しても構わない。
[2−3]学習帳削除機能の制御例
次に、図43及び図44に示すサブ表示部161に表示される画面g4,g5及び表示部151に表示されるポップアップ表示P9〜P12を参照しながら図45及び図46に示す学習帳削除機能の制御フローについて説明する。
図43は、サブ表示部161に表示される画面g4及び表示部151に表示されるポップアップ表示P9〜P12を示す概略図である。図44は、学習帳データベースSDBに登録データがない場合での表示部151に表示されるメッセージ画面G16を示す概略図である。
図45は、学習帳削除機能の処理の流れを示すフローチャートの前半部分のフローチャートである。図46は、図45に示すフローチャートから続く後半部分を示すフローチャートである。
(削除処理)
図45及び図46に示す削除処理S60は、図40に示す第2サブ画面処理S59における処理S59gで図34及び図35の第2選択画面g2,g3の「削除」ボタンBT7がユーザによりタッチ操作されることにより(S59g:Yes)実行される。
図45及び図46に示す削除処理では、先ず、図43に示すように、見出し語Na及びそれに対応する見出し語内容Nb全体を削除する1件削除表示(図示例では「1件データ削除」ボタンBT8)及び見出し語Naに対応する見出し語内容Nbをそれぞれ削除する内容削除表示(図示例では「内容(1)削除」ボタンBT9、「内容(2)削除」ボタンBT10、「内容(3)削除」ボタンBT11)をサブ表示部161の第3選択画面g4に表示する(S60a)。ここで、内容削除表示は、選択されている学習帳の見出し語Naの内容があるかどうか、すなわち、学習帳記憶部141の見出し語Naに対応した内容部のNb(1),Nb(2),Nb(3)に文字が記憶されているかどうかを判断し、文字が記憶されている内容だけ削除できるように、その内容の削除ボタンだけが選択可能に表示される。例えば、選択された見出し語に対する内容が内容(2)のみ記憶されていれば、「内容(2)削除」ボタンだけが表示され、「内容(1)削除」ボタンと「内容(3)削除」ボタンとは選択できないように薄い表示(所謂グレーアウト)もしくは非表示状態となっている。
(1件データ削除処理)
次に、第3選択画面g4の「1件データ削除」ボタンBT8がユーザによりタッチ操作されたか否かを判断し(S60b)、第3選択画面g4の「1件データ削除」ボタンBT8がタッチ操作された場合(S60b:Yes)には、図34から図36に示すように、リスト表示画面G13,G15又は1件表示画面G14において選択されている見出し語Naを取得し(S60c)、図43に示すように、取得した見出し語Na及びその見出し語内容Nbを削除してよいかどうかを確認する1件削除確認表示(図示例では取得した見出し語Naを表示するポップアップ表示P9)を行う(S60d)。ここで、ポップアップ表示P9の○○○内には、見出し語Naの先頭から規定文字数だけ表示される。なお、ポップアップ表示P9の枠サイズは一定である。このため、表示する文字の規定文字数は、文字フォントサイズや文字の種類によって異なる。このことは、後述するポップアップ表示P10,P11も同様である。
次に、ユーザによる削除しない確認操作(図示例では”Nいいえ“の入力操作)が行われると(S60e:No)、処理S60aに移行する。一方、ユーザによる削除してよい確認操作(図示例では”Yはい“の入力操作)が行われると(S60e:Yes)、処理S60fに移行する。
次に、リスト表示画面G13,G15又は1件表示画面G14において選択されている見出し語Na及びその見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBから削除し(処理S60f)、図43に示すように、見出し語Na及びその見出し語内容Nbを削除したことを示す削除完了表示(図示例では削除した見出し語Naを表示するポップアップ表示P10)を行う(S60g)。
次に、リスト表示画面G13,G15又は1件表示画面G14において選択されている「分野」に対応した学習帳データベースSDBにデータがあるか否かを判断し(S60h)、データがある場合には(S60h:Yes)、図32に示す表示順記憶部145を参照し、参照した「並び替え順」で見出し語Naを図34から図36に示すリスト表示画面G13,G15にリスト表示する(S60i)。一方、データがない場合には(S60h:No)、図44に示すようなメッセージ表示を表示画面G16に表示する。なお、この場合の図44に示すサブ表示部161の第2選択画面g5の表示は、「新しい順」ボタンBT2、「古い順」ボタンBT3及び「名前順」ボタンBT4並びに「表示」ボタンBT5、「非表示」ボタンBT6及び「削除」ボタンBT7の選択操作を禁止する表示(ここでは選択可能な表示濃度よりも薄くした表示)とされている。
(内容削除処理)
また、図45に示す処理S60bで図43の第3選択画面g4の「1件データ削除」ボタンBT8がタッチ操作されていない場合(S60b:No)には、図46に示す処理S60kへ移行する。
図46に示す処理60kでは、先ず、第3選択画面g4の「内容(1)削除」ボタンBT9〜「内容(3)削除」ボタンBT11の中から何れか一つがユーザにより選択操作されたか否かを判断する(S60k)。第3選択画面g4の「内容(1)削除」ボタンBT9〜「内容(3)削除」ボタンBT11の何れもユーザにより選択操作されていない場合には(S60k:No)、図45に示す処理S60aに移行する。一方、第3選択画面g4の「内容(1)削除」ボタンBT9〜「内容(3)削除」ボタンBT11の中から何れか一つがユーザにより選択操作された場合には(S60k:Yes)、選択されたボタンに対応する見出し語内容Nbを取得し(S60l)、図43に示すように、取得した見出し語内容Nbを削除してよいかどうかを確認する内容削除確認表示(図示例では見出し語Naを表示するポップアップ表示P11)を行う(S60m)。
次に、ユーザによる削除しない確認操作(図示例では”N“の入力操作)が行われると(S60n:No)、図45に示す処理S60aに移行する一方、ユーザによる削除してよい確認操作(図示例では”Y“の入力操作)が行われると(S60n:Yes)、処理S60oに移行する。
次に、図34から図36のリスト表示画面G13,G15又は1件表示画面G14において選択されている見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBから削除し(処理S60o)、図43に示すように、見出し語内容Nbを削除したことを示す削除完了表示(図示例では処理S60kで選択されたボタンに対応する見出し語内容の内容表示(図示例では「内容(1)」)を表示するポップアップ表示P12)を行う(S60p)。
次に、削除処理する前の表示画面が図34から図36のリスト表示画面G13,G15であるか否かを判断し(S60q)、削除処理する前の表示画面が図34から図36のリスト表示画面G13,G15である場合には(S60q:Yes)、図32に示す表示順記憶部145を参照し、参照した「並び替え順」で見出し語Naを図34から図36に示すリスト表示画面G13,G15にリスト表示し(S60r)、さらに、リスト表示した見出し語Naのうち、選択(ここでは反転表示)された見出し語Naに対応させて見出し語内容Nb(図35では非表示)をリスト表示画面G13に表示する(S60s)。一方、削除処理する前の表示画面が図34及び図35の1件表示画面G14である場合には(S60q:No)、選択されている見出し語Na及び見出し語Na(1件の見出し語Na)に対応する見出し語内容Nb(図35では非表示)を全面表示する(S60t)。
図45に示す1件データ削除処理及び図46に示す内容削除処理が終了すると、図40に示す第2サブ画面処理S59へ戻る。
[3]学習帳機能の説明
次に、学習帳機能について学習帳登録機能と学習帳表示機能と学習帳削除機能とに分けてこの順で説明する。
[3−1]学習帳登録機能
本実施の形態に係る学習帳登録機能によれば、ユーザが覚えたい語句とその語句の詳細内容とを自由に指定でき、ユーザにより任意に指定された見出し語とその見出し語に関してユーザにより任意に指定された見出し語内容とを対応付けて記憶させることができ、これにより学習装置としての利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、指定文字Mに含まれている漢字C1に対応する漢字読みC2を国語辞書データベースDDBから取得し、取得した漢字読みC2を学習帳データベースSDBとして見出し語Naに対応付けて学習帳記憶部141に登録させるので、見出し語Naに漢字C1が含まれていても見出し語Nbの読みを、自動的に取得して登録することができる。例えば、見出し語Naを語順で並べ替えて表示する場合において、漢字のコード順に並び替えると、必ずしも漢字の読み順にはならないのに対して、見出し語Naを漢字の読み順で並び替えることで、さらなる利便性の向上を実現させることができる。
また、本実施の形態では、複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))のそれぞれに対して登録動作を実行するので、見出し語Naに対する見出し語内容Nbの数を増やすことができ、これにより学習装置としての利便性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態では、表示入力操作部150の表示部151の表示画面G4(図12参照)に表示した学習帳登録機能F5を含む動作機能F1〜F5を示す表示のうち何れか一つの選択操作を受け付け、受け付けた表示に対応する動作機能が学習帳登録機能F5である場合に、学習帳登録機能F5を実行するので、指定文字Mに対して実行可能な動作機能を表示してユーザにより学習帳登録機能F5を容易に選択させることができる。これによりユーザインターフェイスとしての操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、学習帳データベースSDBは、複数の分野D(D(1)〜D(m))別に設けられているので、見出し語SDB(SDB(1)〜SDB(m))とそれに対応する見出し語内容Nbとをユーザが分野D(D(1)〜D(m))毎に分けて学習することができる。
また、本実施の形態では、表示入力操作部150から受け付けている現在の分野D(D(k))とは異なる他分野D(D(h))を受け付けた場合には、現在の分野D(D(k))の見出し語Na及び見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを他分野D(D(h))の学習帳データベースSDB(SDB(h))に移動させるので、見出し語Naとそれに対応する見出し語内容Nbを簡単にかつ容易に他の分野D(D(h))に移動させることができる。
また、本実施の形態では、表示入力操作部150から受け付けた指定情報Aのうち、指定文字Mに対して不必要な不要情報A1が含まれている場合には、不要情報A1を除去して指定文字Mを取得するので、ユーザが指定文字Mに対して不要情報A1を含む指定情報Aを指定しても自動的に不要情報A1を除去して指定文字Mを確実に取得することができる。
[3−2]学習帳表示機能
本実施の形態に係る学習帳表示機能によれば、ユーザにより任意に指定された見出し語Naを一覧表示し、その見出し語Naに関してユーザにより任意に指定された見出し語内容Nbとを対応付けて表示することができ、これにより学習装置としての利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、複数種類の順序並び替えのうちの何れか一つによって並び替えられた見出し語を表示部151の表示画面G13,G15(図34から図36参照)に一覧表示するので、一覧表示された見出し語Naに対してユーザが所望の見出し語を即座に見つけ出すことができ、これにより学習装置としての利便性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態では、複数種類の順序並び替えを示す並び替え表示BT2〜BT4(図34及び図35参照)をサブ表示部161のサブ表示画面g2に表示し、サブ表示画面g2に表示した並び替え表示BT2〜BT4のうち何れか一つの選択操作をサブ表示入力操作部160から受け付け、受け付けた並び替え表示に対応する順序並び替えを行うので、表示部151の表示画面G13,G15における限られたスペースを使用する必要がなく、表示部151とは別に設けられたサブ表示部161のサブ表示画面g2を利用して選択操作を行うことができる。しかも、複数種類の順序並び替えの選択表示をサブ表示画面g2に特定することができ、これによりユーザは躊躇することなく複数種類の順序並び替えの選択操作を行うことができる。
また、本実施の形態では、複数種類の順序並び替えは、登録日Neの新しい順の並び替え、登録日Neの古い順の並び替え及び見出し語Naの語順の並び替えとされているので、見出し語Naを時間的な順序と一定の規則に従った語句の順序とのうちユーザが所望する順序の並び替えを行うことができる。
また、本実施の形態では、見出し語内容Nbの表示を許可する内容表示機能と、見出し語内容Nbの表示を禁止して非表示にする内容非表示機能とを切り替えるので、ユーザにより選択操作された見出し語Naに対して見出し語内容Nbをユーザが暗記する際に好適に利用することができる。
また、本実施の形態では、内容表示機能及び内容非表示機能を示す表示BT5及び非表示BT6(図34及び図35参照)をサブ表示部161のサブ表示画面g2,g3に表示し、サブ表示画面g2,g3に表示した表示機能のうち何れか一つの選択操作をサブ表示入力操作部160から受け付け、受け付けた表示に対応する表示機能に切り替えるので、表示部151の表示画面G13〜G15における限られたスペースを使用する必要がなく、表示部151とは別に設けられたサブ表示部161のサブ表示画面g2,g3を利用して選択操作を行うことができる。しかも、内容表示機能及び内容非表示機能の選択表示をサブ表示画面g2,g3に特定することができ、これによりユーザは躊躇することなく内容表示機能及び内容非表示機能の選択操作を行うことができる。
また、本実施の形態では、見出し語内容Nbは、見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))とされているが、表示入力操作部150から受け付けた見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を学習帳データベースSDBから読み出し、読み出した複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を表示入力操作部150から受け付けた見出し語Naに対応させて表示部151の表示画面G13,G15に表示するので、ユーザにより選択操作された見出し語Naに対して複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を利便性よく表示することが可能となる。
また、本実施の形態では、境界部αを境(図34の上側の画面参照)として、左右方向の一方側の第1画面領域G13aに見出し語Naを表示し、左右方向の他方側の第2画面領域G13bに複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を表示するので、ノートブック(帳面)における紙面上の左右の一方に繰り返し見たい語句、他方にその語句に対して覚えたい内容を記載した学習帳の如く視認する感覚で利用することができる。
また、本実施の形態では、学習帳データベースSDBは、ユーザにより選択される複数の分野D(D(1)〜D(m))別に設けられているが、複数の分野D(D(1)〜D(m))を示す表示を表示部151の表示画面G13,G15(図34から図36参照)に表示し、表示した複数の分野D(D(1)〜D(m))のうち何れか一つの選択操作を表示入力操作部150から受け付け、受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDBから読み出し、表示入力操作部150から受け付けた見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを表示入力操作部150から受け付けた分野D(D(k))の学習帳データベースSDBから読み出すので、ユーザが選択操作した見出し語Naとそれに対応する見出し語内容Nb(図35では非表示)とを選択操作した分野D(D(k))別に視認することができる。
[3−3]学習帳削除機能
本実施の形態に係る学習帳削除機能によれば、ユーザにより任意に指定された見出し語Naとその見出し語Naに関してユーザにより任意に指定された見出し語内容Nbとを一括して削除することができ、これにより学習装置としての利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、表示入力操作部150から受け付けた見出し語Naの削除を示す見出し語削除表示BT8(図43参照)をサブ表示部161のサブ表示画面g4に表示し、サブ表示画面g4に表示した見出し語削除表示BT8の選択操作をサブ表示入力操作部160から受け付け、受け付けた見出し語削除表示BT8に対応する見出し語Na及び見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBから削除するので、表示部151の表示画面G14における限られたスペースを使用する必要がなく、表示部151とは別に設けられたサブ表示部161のサブ表示画面g4を利用して選択操作を行うことができる。しかも、見出し語Naの削除の選択表示をサブ表示画面g4に特定することができ、これによりユーザは躊躇することなく見出し語Naの削除の選択操作を行うことができる。
また、本実施の形態では、学習帳データベースSDBは、ユーザにより選択される複数の分野D(D(1)〜D(m))別に設けられているが、複数の分野D(D(1)〜D(m))を示す表示を表示部151の表示画面G13,G15(図34から図36参照)に表示し、表示した複数の分野D(D(1)〜D(m))を示す表示のうち何れか一つの選択操作を表示入力操作部150から受け付け、受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDBから読み出し、表示入力操作部150から受け付けた見出し語Na及び見出し語Naに対応する見出し語内容Nbを表示入力操作部150から受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDBから削除するので、ユーザにより選択操作された見出し語Na及び見出し語内容Nbをユーザにより選択操作された分野D(D(k))別に削除することができる。
また、本実施の形態では、見出し語内容Nbは、見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))とされているが、表示入力操作部150から受け付けた見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を学習帳データベースSDBから読み出し、読み出した複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を表示入力操作部150から受け付けた見出し語Naに対応させて表示部151の表示画面G13,G15に表示し、表示した見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))のうち何れか一つの選択操作を受け付け、受け付けた見出し語内容Nb(Nb(j))を学習帳データベースSDBから削除するので、ユーザにより選択操作された見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を個別に削除することが可能となる。
また、本実施の形態では、複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))の削除をそれぞれ示す複数の見出し語内容削除表示BT9〜BT11(図43参照)をサブ表示部161のサブ表示画面g4に表示し、サブ表示画面g4に表示した複数の見出し語内容削除表示BT9〜BT11のうち何れか一つの選択操作をサブ表示入力操作部160から受け付け、受け付けた見出し語内容削除表示に対応する見出し語内容Nbを学習帳データベースSDBから削除するので、表示部151の表示画面G14における限られたスペースを使用する必要がなく、表示部151とは別に設けられたサブ表示部161のサブ表示画面g4を利用して選択操作を行うことができる。しかも、複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))の削除の選択表示をサブ表示画面g4に特定することができ、これによりユーザは躊躇することなく見出し語内容Nbの削除の選択操作を行うことができる。
また、本実施の形態では、学習帳データベースSDBは、ユーザにより選択される複数の分野D(D(1)〜D(m))別に設けられているが、表示入力操作部150から受け付けた見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を表示入力操作部150から受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDBから読み出し、表示入力操作部150から受け付けた見出し語内容Nbを表示入力操作部150から受け付けた表示に対応する分野D(D(k))の学習帳データベースSDBから削除するので、ユーザにより選択操作された見出し語Naに対応する複数の見出し語内容Nb(Nb(1)〜Nb(n))を個別に、かつ、ユーザにより選択操作された分野D(D(k))別に削除することが可能となる。
なお、本実施の形態では、見出し語Na又は見出し語内容Nbをそれぞれ削除するようにしたが、学習帳データベースSDBの全てのデータを1回の操作で一括して削除するようにしてもよい。
(変形例)
本実施の形態の電子辞書は、学習帳登録機能において、図6Bに示す制御部130の機能構成に代えて/或いは加えて次のように構成することができる。図47は、図1に示す電子辞書における制御部130の機能構成の他の例を概略的に示す機能構成図である。
この電子辞書は、見出し語Naと見出し語Naの詳細情報とが対応付けられた複数のデータ(例えば辞書データDDB)が、複数のコンテンツの種類毎にコンテンツの名称Ncmと共に記憶されたコンテンツ名称記憶部141a(コンテンツ記憶部の一例)と、文字を入力する入力部(ここでは操作部120)と、入力部120により入力された文字に基づきコンテンツの複数のデータから検索を行う検索部(図示省略)と、検索部により検索されたデータを表示する表示部151とを備えている。なお、検索部は、従来構成と同様のものであり、ここでは詳しい説明及び図示を省略する。
図47に示す制御部130は、学習帳記憶手段Q401、コンテンツ名取得手段Q402、指定手段Q403、文字取得手段Q404、学習帳記憶指示手段Q405、記憶制御手段Q406として機能する。すなわち、学習帳登録プログラムは、学習帳記憶ステップと、コンテンツ名取得ステップと、指定ステップと、文字取得ステップと、学習帳記憶指示ステップと、記憶制御ステップとを含むステップを制御部130に実行させる。
学習帳記憶ステップは、コンテンツ名称記憶部141aに記憶されたデータの中の任意の文字が見出し語または該見出し語の詳細情報である見出し語内容として記憶される。
コンテンツ名取得ステップは、検索部により検索されたデータが記憶されていたコンテンツの名称を取得する。
指定ステップは、表示部151により表示されたデータ中の任意の文字を指定する。
文字取得ステップは、指定ステップにより指定された文字を取得する。
学習帳記憶指示ステップは、文字取得ステップにより取得された文字を学習帳記憶部141の見出し語Naまたは見出し語内容Nbに記憶させるよう指示する。
記憶制御ステップは、学習帳記憶指示ステップにより指示があったとき、見出し語Naまたは見出し語内容Nbの何れか少なくとも一方とコンテンツ名Ncとを対応付けて学習帳記憶部141に記憶するよう制御する。
この電子辞書では、記憶制御ステップは、学習帳記憶指示ステップにより指示があったとき、見出し語Naまたは見出し語内容Nbの何れか少なくとも一方とコンテンツ名Ncとを対応付けて学習帳記憶部141に記憶するよう制御するので、見出し語Naまたは見出し語内容Nbの何れか少なくとも一方をどのコンテンツ名Ncから取得したのかをユーザに知らせることができる。
なお、以上説明した登録機能、表示機能及び削除機能において、図6B及び図47では説明の便宜上各手段を分けて記載しているが、制御部130は、前述した各プログラムに基づいて動作することで、前述した各手段を実行する。従って、前述した各手段及び各ステップにおいて、少なくとも二つを組み合わせて動作する場合もある。また、同一名称の手段及びステップを各機能で分けて構成している(手段には異なる符号を付している)が、共通する部分については登録機能、表示機能及び削除機能で共通の手段及びステップとして構成してもよい。
(その他の実施形態について)
本実施の形態では、本発明に係る学習装置を電子辞書に適用したが、携帯電話機などの携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)といった携帯可能な電子機器に適用してもよい。
また、本実施の形態では、当該学習装置に格納されているコンテンツ情報から指定文字を指定したが、インターネット等の情報通信網に接続可能な構成とし、該情報通信網を介して検索して得られた結果に対して指定文字を任意に指定してもよい。