JP5280158B2 - プレスおよびプレスの制御方法 - Google Patents

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本発明は、プレスおよびプレスの制御方法に関する。さらに詳しくは、スライドが下死点近傍に位置するときに発生する騒音や振動を抑制するプレスおよびプレスの制御方法に関する。
鍛造プレスの稼働中は騒音や振動が発生することから、この騒音、振動を抑制することが求められている。かかる騒音や振動は主として、成形時、つまりスライドが下死点近傍に位置しているときに発生する。
特許文献1には、ワークの成形加工域での成形速度を遅くする技術が開示されており、成形速度を遅することによって成形音が下がるという効果が得られる旨の記載がある。
しかるに、上記方法によって成形音をある程度は低減できる可能性はあるものの、鍛造プレスの稼働中に発生する騒音や振動はまだまだ大きく、より一層の騒音や振動の低減が求められている。
特開2008−200738号
本発明は上記事情に鑑み、プレス稼動中に発生する騒音を低減することができるプレスおよびプレスの制御方法を提供することを目的とする。
第1発明のプレスの制御方法は、サーボモータによってエキセン軸が駆動されるプレスにおいて、下死点近傍に位置するときにおけるスライドの移動速度を、フライホイールによって駆動される従来プレスにおける下死点近傍のスライドの移動速度に比べて遅くするプレスの制御方法であって、下死点近傍における前記スライドの移動速度が遅い低速度期間において、前記スライドが上昇する低速度上昇期間における前記スライドの上昇速度を、従来プレスにおける下死点後のスライドの上昇速度よりも遅くし、前記低速度期間において、前記低速度上昇期間における前記スライドの上昇速度を、前記スライドが下降する低速度下降期間における前記スライドの下降速度よりも遅くすることを特徴とする。
第2発明のプレスの制御方法は、第1発明において、前記低速度上昇期間を、プレスの伸び量が、前記スライドが下死点に位置している状態におけるプレスの伸び量の50%以下となるまで継続させることを特徴とする。
第3発明のプレスの制御方法は、第1または第2発明において、前記低速度上昇期間において、前記スライドに加わる上向きの加速度が1G以内となるように、前記スライドを上昇させることを特徴とする。
(装置)
第4発明のプレスは、サーボモータによってエキセン軸が駆動されるプレスであって、前記サーボモータの作動を制御する制御部は、下死点近傍に位置するときにおけるスライドの移動速度が、フライホイールによって駆動される従来プレスにおける下死点近傍のスライドの移動速度に比べて遅くなるように前記サーボモータの作動を制御するものであり、下死点近傍における前記スライドの移動速度が遅い低速度期間において、前記スライドが上昇する低速度上昇期間における前記スライドの上昇速度が、従来プレスにおける下死点後のスライドの上昇速度よりも遅くなり、下死点近傍における前記スライドの移動速度が遅い低速度期間において、前記スライドが上昇する低速度上昇期間における前記スライドの上昇速度が、前記スライドが下降する低速度下降期間における前記スライドの下降速度よりも遅くなるように制御することを特徴とする。
第5発明のプレスは、第4発明において、前記制御部は、前記低速度上昇期間を、プレスの伸び量が、前記スライドが下死点に位置している状態におけるプレスの伸び量の50%以下となるまで継続させることを特徴とする。
第6発明のプレスは、第4または第5発明において、前記制御部は、前記低速度上昇期間において、前記スライドに加わる上向きの加速度が1G以内となるように、前記スライドを上昇させることを特徴とする。
第7発明のプレスは、第4、第5または第6発明において、前記温間または熱間鍛造プレスであることを特徴とする。
第8発明のプレスは、第4、第5、第6または第7発明において、従動部重量全てを吊り上げるバランサーを備えていることを特徴とする。
(制御方法)
第1発明によれば、スライドの下降時にタイロッドやエキセン軸等に蓄積されたエネルギをゆっくりと解放させることができるから、エネルギ解放時に発生する騒音や振動を小さくすることができる。スライドの下降時にタイロッド等に蓄積されたエネルギを、スライドの下降時よりも長時間かけて解放させることができるから、エネルギ解放時に発生する騒音や振動をより小さくすることができる。
第2発明によれば、低速度下降期間においてタイロッドに蓄積されていたエネルギの大部分を低速度上昇期間で開放できるので、低速度上昇期間経過後、速い速度でスライドを上昇させても、その際に発生する騒音や振動を小さくすることができる。よって、騒音や振動の発生を抑えつつ、作業効率の低下も抑制することができる。
第3発明によれば、エキセン軸は下死点後もコンロッド等によって支えられた状態で下方に移動するから、エキセン軸がブシュと接触したときの衝突速度が小さくなるので、騒音や振動の発生を防ぐことができる。
(装置)
第4発明によれば、スライドの下降時にタイロッドやエキセン軸等に蓄積されたエネルギをゆっくりと解放させることができるから、エネルギ解放時に発生する騒音や振動を小さくすることができる。スライドの下降時にタイロッド等に蓄積されたエネルギを、スライドの下降時よりも長時間かけて解放させることができるから、エネルギ解放時に発生する騒音や振動をより小さくすることができる。
第5発明によれば、低速度下降期間においてタイロッドに蓄積されていたエネルギの大部分を低速度上昇期間で開放できるので、低速度上昇期間経過後、速い速度でスライドを上昇させても、その際に発生する騒音や振動を小さくすることができる。よって、騒音や振動の発生を抑えつつ、作業効率の低下も抑制することができる。
第6発明によれば、エキセン軸は下死点後もコンロッド等によって支えられた状態で下方に移動するから、エキセン軸がブシュと接触したときの衝突速度が小さくなるので、騒音や振動の発生を防ぐことができる。
第7発明によれば、冷間鍛造に比べて成形速度が速くても、成形時に発生する騒音や振動を抑えることができる。
第8発明によれば、バランサーによって、エキセン軸が下方に移動するときに、従動部材同士が衝突することを防ぐことができるから、従動部材同士の衝突に起因する騒音や振動の発生も防ぐことができる。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明のプレスは、スライドが下死点近傍に位置しているときにおける騒音の発生を抑制するように構成されたものである。
まず、本発明のプレスの概略を説明する。
図2は本発明のプレスの概略説明図である。図4は本発明のプレス上部の概略側面図である。図2および図4において、符号Fはプレスフレーム、符号Cはクラウン、符号Bはベッドを示しており、このプレスフレームF、クラウンC、ベッドBは、複数本のタイロッドTによって締結されている。具体的には、各タイロッドTが、プレスフレームF、クラウンC、ベッドBを貫通しており、各タイロッドTの両端に形成されたネジ部に螺合された一対のナットによって、プレスフレームF、クラウンC、ベッドBを上下から挟んで締結しているのである。
図2に示すように、前記クラウンCには、エキセン軸Eが回転自在に取り付けられており、その一対のジャーナル部Eb,EbがブシュSL(図3参照)を介してクラウンCに支持されている。
エキセン軸Eは、その一対のジャーナル部Eb,Eb間に偏心部Eaを備えており、この偏心部Eaには、コンロッドRの基端が回転自在に連結されている。コンロッドRの先端には、リストピンを介してスライドSが回転可能に取り付けられており、このスライドSは、その側面が前記プレスフレームFの内面に案内されて上下方向に摺動できるようになっている。そして、スライドSの下面には、金型Dの上型Daが取り付けられている。
なお、スライドSの下方には、ベッドBの上面に設けられたダイホルダHDに支持された金型Dの下型Dbが設けられている。
また、前記エキセン軸Eの一対のジャーナル部Eb,Ebには、ブレーキBKおよびメインギヤGがそれぞれ取り付けられており、メインギヤGには、サーボモータMの主軸に取り付けられたピニオンギヤPNが噛合している(図4)。
なお、サーボモータMは、制御部CBによって、その作動、つまり、回転開始停止のタイミングやその回転数が制御されている。
以上のごとき構成であるから、サーボモータMを作動させれば、ピニオンギヤPNとメインギヤGを介してエキセン軸Eが回転され、このエキセン軸Eの回転に伴いコンロッドRによってスライドSが上下動される。すると、スライドSが下降したときに、金型Dの上型Da、下型Dbの間に鍛造品を挟んで加圧することができるので、金型Dにより鍛造品を成形することができるのである。
また、フライホイールによってエキセン軸が駆動される従来プレスでは、エキセン軸Eは一定速度で回転するので、スライドSはストローク・タイミング図上において、サインカーブを描くようにしか移動できなかった(図1(A)参照)。しかし、上記のごとくエキセン軸EをサーボモータMによって駆動した場合には、サーボモータMの回転数をスライドSの位置に応じて制御することができるので、エキセン軸Eの回転速度も自由に変化させることができる。よって、スライドSのストローク・タイミング図上における移動軌跡、つまり、スライドSの移動速度を自由に調整することができる。
さらに、サーボモータMの作動を制御すれば、エキセン軸Eの回転開始や停止を制御できるから、エキセン軸EとサーボモータMとの間にはクラッチを設けなくてもよくなる。すると、サーボモータMの加速、減速レートを制御して起動時や停止時における騒音を、非常に小さくすることができる。
そして、成形域(つまり、スライドSが下死点近傍に位置している期間)での成形速度を調整すれば、冷間鍛造に比べて成形速度が速く成形時に騒音や振動が発生しやすい温間鍛造や温間鍛造でも、成形時に発生する騒音や振動は抑えることができる。もちろん、成形域での成形速度を調整することによって、難加工性の成形(たとえば、冷間鍛造)も可能である。
しかも、成形域外では、サーボモータMの回転数を最大にして、スライドSが上死点に戻る期間を短くすれば、鍛造終了後次回の鍛造までの時間、つまり1サイクルのサイクルタイムを短くすることができるから、生産性の低下を防ぐことができる。
ところで、成形終了後、サーボモータMの回転数を上げるタイミングを早くして、スライドSの上昇速度を速くすれば、サイクルタイムは短くできる。しかし、本願プレスでは、成形終了後、一定期間はスライドSのストロークがサインカーブに沿って変化する従来のプレスのスライドSの上昇速度よりも遅い速度でスライドSを作動させるようにしている。このため、スライドSが下死点(BDC)近傍に位置している期間、より詳しくは下死点後に発生する騒音を、さらに低減させることが可能となった。
かかる下死点BDC後に発生する騒音は、成形時にプレスフレームFやエキセン軸Eに蓄えられる弾性エネルギが急激に開放されることに起因して発生するのであるが、このときに騒音が発生するメカニズムを以下に簡単に説明する。
(1)プレスの伸びに起因する騒音
図3(A)に示すように、スライドSが鍛造品と接触するまでは、ブシュSLとエキセン軸Eのジャーナル部Ebとの間には、ジャーナル部Ebの上方にすき間gbが存在している。
スライドSの下降によって鍛造品の成形を開始すると、鍛造品を加圧した加圧力の反力(以下、成形反力という)が、スライドS、コンロッドRを介してエキセン軸Eを上方に押し上げる力となる。すると、ジャーナル部Ebの上方にすき間gbがなくなった後、この力によってクラウンCが上方に押し上げられ、タイロッドTが伸びて、プレスが伸びる。そして、エキセン軸Eのジャーナル部Ebの下方には、ブシュSLとの間にすき間gaが生じる(図3(B))。
一方、下死点を過ぎると、鍛造品の加圧が終了し、上記成形反力も瞬間的になくなる。すると、ジャーナル部1bの下方にあったすき間gbが、瞬間的にジャーナル部1bの上方のすき間gbに移行する現象が生じる(図3(C))。つまり、瞬間的にエキセン軸Eは下方に移動し、ジャーナル部1bも瞬間的に下方に移動して、ジャーナル部1bがブシュSLと衝突するので、騒音が発生するのである。
(2)エキセン軸Eに起因する騒音
図4(A)に示すように、サーボモータMが発生する回転トルクは、ピニオンギヤPNとメインギヤGとが噛合うことにより、ピニオンギヤPNとメインギヤGとを介して、メインギヤGが固定されているエキセン軸Eに伝達されている。
図5(A)に示すように、成形時には、ピニオンギヤPNとメインギヤGはピ二オンギヤPNの正転側の面CaでメインギヤGにトルクが伝達されている。この状態では、エキセン軸Eの回転に対して前記成形反力が抵抗となるので、エキセン軸Eは捻られる。具体的には、メインギヤG側に位置する部分が偏心部Eaよりも回転方向に対して先行するように捻られるので、エキセン軸Eには捻りの弾性エネルギが蓄えられる。
そして、下死点を過ぎると、偏心部Eaに加わっていた成形反力が瞬間的になくなるので、エキセン軸Eに蓄えられていた弾性エネルギが開放され偏心部Eaがジャーナル部1bに追いつくように回転する。すると、エキセン軸Eの回転速度、つまりメインギヤGの回転速度が急激に速くなり、ピニオンギヤPNの回転速度よりも速くなる。このため、メインギヤGの歯がピニオンギヤPNの正転側と逆の面Cbに衝突し騒音が発生するのである(図5(B))。
しかし、本願プレスでは、図1(A)に示すように、スライドSの移動速度を低下させて鍛造品を成形する下死点BDC前の期間(低速度下降期間)に加えて、成形終了後(下死点BDC通過後)の一定期間も、スライドSのストロークがサインカーブを描くように移動する従来プレスよりも、スライドSの移動速度を遅くしている(以下、この期間を低速度上昇期間という)。
すると、成形終了後にプレスフレームFやエキセン軸E等に蓄積されていたエネルギをゆっくりと開放させることができるので、上述したような騒音の発生を抑えることができる。
とくに、低速度上昇期間におけるスライドSの上昇速度を、低速度下降期間におけるスライドSの下降速度よりも遅くすると、スライドSの下降時にプレスフレームFやエキセン軸E等に蓄積されたエネルギを、そのエネルギが蓄積された時間以上の時間をかけてゆっくりと解放させることができる。具体的には、下死点BDC経過後におけるエキセン軸Eが下方に移動する速度を遅くすることができるので、エキセン軸Eのジャーナル部EbとブシュSLとが衝突しても、そのときに発生する騒音や振動をより小さくすることができる。
また、低速度上昇期間はプレスの伸びがなくなるまで継続してもよいが、プレスの伸び量が、最大伸び量(下死点における伸び量)の50%以下となる時期までとしてもよい。
図1(B)に示すように、最大の加圧力(負荷)Fを発生している下死点BDCにおけるプレスの伸び量δとする。プレスの伸び量が半分(1/2δ)となると、プレスに蓄積されている弾性エネルギEG2は、最大伸び量がδとなる下死点BDCにおいて蓄積されているエネルギの約1/4となる。つまり、成形時に蓄積された全エネルギの3/4に相当するエネルギEG1が減少しているので、このタイミングでスライドSの上昇速度を増加させても、開放されるエネルギ自体が少ないので、瞬間的にジャーナル部1bの移動が生じても、ジャーナル部1bとブシュSLの衝突に起因する騒音も小さくなる。
よって、低速度期間を、プレスの伸びが、最大の伸び量(δの状態)に対して50%以下となる時期まで継続させれば、下死点BDC後に発生する騒音を低減できる。そして、それ以降(低速度期間の経過後)はできるだけ高速でスライドSを上昇させることにより、生産性の低下も防ぐことができる。
さらに、低速度上昇期間において、スライドSに加わる上向きの加速度が1G以内となるように、スライドSを上昇させれば、プレスの伸びによって上昇していたスライドSが急速に下方に移動することを防ぐことができる。具体的には、エキセン軸Eを上方に押し上げていたコンロッドR等の上昇加速度が、エキセン軸Eに加わる重力よりも小さいので、エキセン軸Eは下死点BDC後もコンロッドR等によって支えられた状態で下方に移動する。すると、エキセン軸EがブシュSLと接触したときの衝突速度が小さくなるので、騒音や振動の発生を防ぐことができる。
なお、エキセン軸EやスライドS、その他の従動部材からなる従動部を吊り上げるバランサーをプレスに設けておけば、バランサーによって、従動部を構成する従動部材間の隙間をなくしておくことができる。すると、エキセン軸Eが下方に移動するときに、従動部材同士が衝突することを防ぐことができるから、従動部材同士の衝突に起因する騒音や振動の発生も防ぐことができる。
本発明のプレスは、熱間や温間鍛造、冷間鍛造を行うプレスの制御に適している。
(A)は本発明のプレスにおけるスライドSのストロークとタイミングを示した図であり、(B)はプレス負荷とプレスの伸び量との関係を示した図である。 本発明のプレスの概略説明図である。 従来のプレスにおけるセキセン軸Eのジャーナル部とプレスフレームFの軸受部との関係を示した拡大図であり、(A)は成形加重が加わっていない状態の説明図であり、(B)は成形加重が加わっている状態の説明図であり、(C)は下死点経過後成形加重がなくなった状態の説明図である。 本発明のプレス上部の概略側面図である。 従来のプレスにおけるメインギヤGとピニオンギヤPNとの噛合せ部の拡大図であり、(B)は成形加重が加わっている状態の説明図であり、(C)は下死点経過後成形加重がなくなった状態の説明図である。
E エキセン軸
M サーボモータ
S スライド
CB 制御部

Claims (8)

  1. サーボモータによってエキセン軸が駆動されるプレスにおいて、下死点近傍に位置するときにおけるスライドの移動速度を、フライホイールによって駆動される従来プレスにおける下死点近傍のスライドの移動速度に比べて遅くするプレスの制御方法であって、
    下死点近傍における前記スライドの移動速度が遅い低速度期間において、前記スライドが上昇する低速度上昇期間における前記スライドの上昇速度を、従来プレスにおける下死点後のスライドの上昇速度よりも遅くし、前記低速度上昇期間における前記スライドの上昇速度を、前記スライドが下降する低速度下降期間における前記スライドの下降速度よりも遅くする
    ことを特徴とするプレスの制御方法。
  2. 前記低速度上昇期間を、
    プレスの伸び量が、前記スライドが下死点に位置している状態におけるプレスの伸び量の50%以下となるまで継続させる
    ことを特徴とする請求項1記載のプレスの制御方法。
  3. 前記低速度上昇期間において、前記スライドに加わる上向きの加速度が1G以内となるように、前記スライドを上昇させる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のプレスの制御方法。
  4. サーボモータによってエキセン軸が駆動されるプレスであって、
    前記サーボモータの作動を制御する制御部は、
    下死点近傍に位置するときにおけるスライドの移動速度が、フライホイールによって駆動される従来プレスにおける下死点近傍のスライドの移動速度に比べて遅くなるように前記サーボモータの作動を制御するものであり、
    下死点近傍における前記スライドの移動速度が遅い低速度期間において、前記スライドが上昇する低速度上昇期間における前記スライドの上昇速度が、従来プレスにおける下死点後のスライドの上昇速度よりも遅くなり、前記低速度上昇期間における前記スライドの上昇速度が、前記スライドが下降する低速度下降期間における前記スライドの下降速度よりも遅くなるように制御する
    ことを特徴とするプレス。
  5. 前記制御部は、
    前記低速度上昇期間を、プレスの伸び量が、前記スライドが下死点に位置している状態におけるプレスの伸び量の50%以下となるまで継続させる
    ことを特徴とする請求項4記載のプレス。
  6. 前記制御部は、
    前記低速度上昇期間において、前記スライドに加わる上向きの加速度が1G以内となるように、前記スライドを上昇させる
    ことを特徴とする請求項4または5記載のプレス。
  7. 温間または熱間鍛造プレスである
    ことを特徴とする請求項4、5または6記載のプレス。
  8. 従動部を吊り上げるバランサーを備えている
    ことを特徴とする請求項4、5、6または7記載のプレス。
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