JP2007319901A - 鍛造プレス - Google Patents
鍛造プレス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007319901A JP2007319901A JP2006153710A JP2006153710A JP2007319901A JP 2007319901 A JP2007319901 A JP 2007319901A JP 2006153710 A JP2006153710 A JP 2006153710A JP 2006153710 A JP2006153710 A JP 2006153710A JP 2007319901 A JP2007319901 A JP 2007319901A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eccentric shaft
- forging press
- driving force
- driving
- transmission mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Forging (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
【解決手段】スライドSを作動させるエキセンシャフトESを備えた鍛造プレスPであって、エキセンシャフトESを駆動する駆動機構10を備えており、駆動機構10が、駆動力を発生する動力源と、動力源が発生する駆動力をエキセンシャフトESに伝達する伝達機構とからなり、伝達機構は、エキセンシャフトESの両端に対して駆動力が供給され、かつ、両端に供給される駆動力が同一となるように構成されている。エキセンシャフトの捻れに起因して鍛造負荷にバラつきが発生することを防ぐことができるから、成形精度の低下を防ぐことができ、従動系をコンパクトにすることができ、従動系の総重量を軽量化することができる。
【選択図】図1
Description
第2発明の鍛造プレスは、第1発明において、前記駆動機構が、2つの動力源を備えており、前記伝達機構は、前記2つの動力源の駆動力を、前記エキセンシャフトの両端に対してそれぞれ供給するように構成されており、前記2つの動力源から前記エキセンシャフトの両端に対して供給される駆動力が同一となるように、前記2つの動力源を制御する制御部が設けられていることを特徴とする。
第3発明の鍛造プレスは、第1または第2発明において、前記動力源が、ACサーボモータであり、前記伝達機構が、前記エキセンシャフトの両端にそれぞれメインギアが設けられており、各メインギアと前記ACサーボモータとの間に設けられた、該ACサーボモータが発生する動力を各メインギアにそれぞれ伝達する、複数の歯車を有する中間伝達機構とからなることを特徴とする。
第4発明の鍛造プレスは、第1、第2または第3発明において、前記動力源が、複数のACサーボモータを備えており、前記伝達機構は、一つのメインギアに対して、該複数のACサーボモータが発生する駆動力を同時に伝達するように構成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、エキセンシャフトの両端に別々の動力源から駆動力を加わえるので、一つの動力源を小型化することができる。
第3発明によれば、ACサーボモータからの駆動力を中間伝達機構を介してメインギアに伝達しているので、メインギアの外形寸法を抑えることができ、従動系の総重量を軽量化することができる。
第4発明によれば、一つのメインギアに対して複数のACサーボモータから同時に駆動力を加えることができるので、一つのACサーボモータが発生するトルクが小さくても、大きなトルクをエキセンシャフトに発生させることができる。しかも、低トルクのACサーボモータを使用できるので、ACサーボモータが小型になり、ACサーボモータを配置する場所の自由度が大きくなるし、駆動機構の大型化も防ぐことができる。
図1は本実施形態の鍛造プレスPの概略正面図である。
本実施形態の鍛造プレスPは、スライドSを作動させるエキセンシャフトESに対して駆動力を供給する駆動機構10に特徴があるのであるが、まず、本実施形態の鍛造プレスPの全体構造を簡単に説明する。
スライドSは、コンロッドCRを介して、クラウンCWに回転可能に支持されたエキセンシャフトESの偏心部Hに連結されており、エキセンシャフトESが回転することにより、スライドSが上下に移動し、このスライドが下方に移動したときに、金型Cの上型下型に鍛造素材が挟まれて鍛造されるのである。
なお、本明細書では、スライドSを作動させる軸をエキセンシャフトと呼んでいるが、このエキセンシャフトは偏心部を有する軸であればとくに限定されず、フルエキセン形のクランク軸だけでなく、通常のクランク軸等も含む概念である。
図2は本実施形態の鍛造プレスPの概略右側面図である。図3は本実施形態の鍛造プレスPの概略左側面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の鍛造プレスPのクラウンCWの右側方には、駆動機構10の取付部材12Aが取り付けられている。この取付部材12Aには、ACサーボモータ11Aが固定されている。このACサーボモータ11Aの主軸には、ピニオン11aが取り付けられており、このピニオン11aには、取付部材12Aに回転可能に軸支された中間ギア17Aが噛合っており、この中間ギア17Aは、エキセンシャフトESの右端部に固定されたメインギア16Aと噛合っている。
つまり、左右のメインギア16A,16Bには、それぞれ別個独立したACサーボモータ11A,11Bから駆動力が伝達されているのである。
よって、エキセンシャフトESに捻れが発生すると左右のコンロッドCR間で捻れに起因するスライドストロークのバラつきが発生する可能性があるが、エキセンシャフトESの捩れを防ぐことによってスライドストロークのバラつきを抑えることができるので、スライドSが上下に移動するときに、スライドSの傾きが発生することを防ぐことができる。すると、スライドSの傾きに起因する鍛造品の成形精度の低下を防ぐことができる。
しかも、ACサーボモータ11A,11Bを動力源に採用した場合でも、ACサーボモータ11A,11BからエキセンシャフトESに向かってトルクが伝達される経路に沿って、各部の隙間が殺されている。言い換えれば、プレスの負荷方向において各部の隙間が殺されている、つまり、隙間がほぼ0となっているので、メインギア16A,16Bと中間ギア17A,17Bのバックラッシュ量や、中間ギア17A,17Bとピニオンギア11a,11bのバックラッシュ量を常に一定に維持することが可能となる。よって、各ギア同士の裏あたりなどによるギアの損傷を防ぐことができる。
そして、ACサーボモータ11A,11Bを設ける数を調整するだけで、エキセンシャフトESに発生させるトルクを調整できるから、プレスを多用途化することができる。なお、プレスを多用途化した場合、ACサーボモータの回転数を制御すれば、鍛造する製品に係わらずACサーボモータ11A,11Bに加わる負荷をほぼ一定にすることができる。例えば、負荷が小さく鍛造エネルギーも小さい小物を鍛造する場合には、ACサーボモータの回転数を高回転とし、負荷が大きく鍛造エネルギーも大きい大物を鍛造する場合には、ACサーボモータの回転数を低回転とすれば、ACサーボモータ11A,11Bに加わる負荷をほぼ一定にすることができるのである。
また、中間ギア17A,17Bが特許請求の範囲にいう中間伝達機構に相当し、メインギア16A,16Bと中間ギア17A,17Bが特許請求の範囲にいう伝達機構に相当するのであるが、動力源からエキセンシャフトESの両端部に駆動力を供給する伝達機構は、上記のごとき歯車機構に限られない。例えば、ベルトとプーリーを利用する構成等としてもよく、エキセンシャフトESの両端部に対して同一タイミングで同一の駆動力を加えることができのであれば、とくに限定されない。
11 ACサーボモータ
16 メインギア
20 制御部
P 鍛造プレス
ES エキセンシャフト
Claims (4)
- スライドを作動させるエキセンシャフトを備えた鍛造プレスであって、
前記エキセンシャフトを駆動する駆動機構を備えており、
該駆動機構が、
駆動力を発生する動力源と、
該動力源が発生する駆動力を前記エキセンシャフトに伝達する伝達機構とからなり、
該伝達機構は、
前記エキセンシャフトの両端に対して駆動力が供給され、かつ、両端に供給される駆動力が同一となるように構成されている
ことを特徴とする鍛造プレス。 - 前記駆動機構が、2つの動力源を備えており、
前記伝達機構は、前記2つの動力源の駆動力を、前記エキセンシャフトの両端に対してそれぞれ供給するように構成されており、
前記2つの動力源から前記エキセンシャフトの両端に対して供給される駆動力が同一となるように、前記2つの動力源を制御する制御部が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の鍛造プレス。 - 前記動力源が、ACサーボモータであり、
前記伝達機構が、
前記エキセンシャフトの両端にそれぞれメインギアが設けられており、
各メインギアと前記ACサーボモータとの間に設けられた、該ACサーボモータが発生する動力を各メインギアにそれぞれ伝達する、複数の歯車を有する中間伝達機構とからなる
ことを特徴とする請求項1または2記載の鍛造プレス。 - 前記動力源が、複数のACサーボモータを備えており、
前記伝達機構は、
一つのメインギアに対して、該複数のACサーボモータが発生する駆動力を同時に伝達するように構成されている
ことを特徴とする請求項3記載の鍛造プレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006153710A JP2007319901A (ja) | 2006-06-01 | 2006-06-01 | 鍛造プレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006153710A JP2007319901A (ja) | 2006-06-01 | 2006-06-01 | 鍛造プレス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007319901A true JP2007319901A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38853126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006153710A Pending JP2007319901A (ja) | 2006-06-01 | 2006-06-01 | 鍛造プレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007319901A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010115658A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Sumitomo Heavy Industries Techno-Fort Co Ltd | プレスおよびプレスの制御方法 |
CN103084526A (zh) * | 2011-11-02 | 2013-05-08 | 青岛青锻锻压机械有限公司 | 变频式双盘摩擦压力机 |
JP2014034747A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Toyota Industries Corp | コーマにおけるデタッチングローラ駆動装置 |
JP2017018974A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 株式会社栗本鐵工所 | クランクプレス |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830651A (ja) * | 1971-08-26 | 1973-04-23 | ||
JPS60151692U (ja) * | 1984-03-15 | 1985-10-08 | アイダエンジニアリング株式会社 | 機械プレス |
JPS636199U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-16 | ||
JP2006130569A (ja) * | 2002-06-18 | 2006-05-25 | Amada Co Ltd | プレス機械のサーボドライブシステム |
-
2006
- 2006-06-01 JP JP2006153710A patent/JP2007319901A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830651A (ja) * | 1971-08-26 | 1973-04-23 | ||
JPS60151692U (ja) * | 1984-03-15 | 1985-10-08 | アイダエンジニアリング株式会社 | 機械プレス |
JPS636199U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-16 | ||
JP2006130569A (ja) * | 2002-06-18 | 2006-05-25 | Amada Co Ltd | プレス機械のサーボドライブシステム |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010115658A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Sumitomo Heavy Industries Techno-Fort Co Ltd | プレスおよびプレスの制御方法 |
CN103084526A (zh) * | 2011-11-02 | 2013-05-08 | 青岛青锻锻压机械有限公司 | 变频式双盘摩擦压力机 |
CN103084526B (zh) * | 2011-11-02 | 2015-09-30 | 青岛青锻锻压机械有限公司 | 变频式双盘摩擦压力机 |
JP2014034747A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Toyota Industries Corp | コーマにおけるデタッチングローラ駆動装置 |
JP2017018974A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 株式会社栗本鐵工所 | クランクプレス |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103459134B (zh) | 用于压制工件的压力机和方法 | |
KR101158376B1 (ko) | 백래시 제거 장치 | |
KR101169255B1 (ko) | 압연기, 특히 냉간 필거 압연기를 위한 구동 장치 | |
CN100551574C (zh) | 模具缓冲机构控制装置 | |
CN100566898C (zh) | 浮动式椭圆超声振动微雕刻装置 | |
JP5094861B2 (ja) | プレス | |
JP2004188460A (ja) | 往復駆動機構およびその機構を用いたプレス機械 | |
EP2261019A3 (en) | Servo drive system and continuous working system of press machine | |
CN1946545A (zh) | 冲压装置 | |
CN105073266A (zh) | 用于驱动控制的方法和根据该方法工作的驱动系统 | |
JP2007319901A (ja) | 鍛造プレス | |
JP4516785B2 (ja) | ダイクッション装置 | |
US20120180675A1 (en) | Press having a direct-driven crank drive | |
JP3186426U (ja) | プレス機械 | |
JPH07116898A (ja) | 機械式プレス装置 | |
JP2015098081A (ja) | R−θテーブル装置及びメネジの加工装置 | |
JP2011163521A (ja) | 回転駆動装置 | |
JP2005059036A (ja) | パンチプレス | |
WO2009069497A1 (ja) | 歯車加工機械の振動抑制機構 | |
JP2020151729A (ja) | プレス装置 | |
CN106141297A (zh) | 基于2d阀控电液激振的振动拉削装置及其方法 | |
JP4648253B2 (ja) | 鍛造プレス | |
CN106151443A (zh) | 一种变速双作用往复运动机构 | |
CN102574188B (zh) | 压力机驱动器和用于借助压力机驱动器产生模具支承装置的行程运动的方法 | |
JP5072878B2 (ja) | ダイクッション装置、ダイクッション装置の制御方法及びプレス機械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20071116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20101130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110124 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110301 |