JP5279777B2 - 同期電動機の回転子 - Google Patents

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この発明は、永久磁石を用いる同期電動機の回転子に関する。
空気調和機を含む家庭用電気製品の、例えば、送風機等に用いられる同期電動機(ブラシレスDCモータ)は、効率の高いこと、あるいは小型、軽量であることが求められる場合が多い。これらの要求に応えるために、NdFeBの焼結磁石に代表されるような、磁力の高い永久磁石を採用するものが多い。
NdFeBは、ネオジム、鉄、ホウ素の化合物であり、代表的なものとして、NdFe14Bが大変強力な永久磁石・ネオジム磁石となることで、いろいろな分野で利用されている。
NdFeBのような希土類の焼結磁石の場合、大きな塊から必要な形状の永久磁石を切り出すという製造方法をとることが多い。そのため、加工コストを含めた永久磁石の価格を抑えるために、比較的単純な形状である平板の永久磁石が多く用いられる。
このような平板状の永久磁石を用いる同期電動機では、磁性材料の内部に永久磁石を配置する、磁石埋め込み型(IPM:Interior Permanent Magnet)の回転子を用いることが多い。この場合、隣り合って配置される永久磁石の間には磁性体(回転子鉄心)が存在する。そのため、この磁性体の部分で磁極間の磁束が短絡してしまい、固定子の巻線に鎖交する回転子の磁束が減少してしまう。磁極数が多くなると、この磁束が短絡する場所が増えることになるため、固定子の巻線に鎖交する磁束がさらに減少してしまう。このため、一般的には、磁極間の磁性体を極力薄肉で構成し、部分的に磁気飽和を起こさせて、磁極間で磁束の短絡が生じることを抑えるという方法がとられる。
磁束の短絡をさらに抑える方法として、磁極間の磁性体を取り除いた形態をとる回転子が提案されている。即ち、回転子を構成する磁性体を一体の部品で構成せず、平板状の永久磁石の内周側の磁性体部と永久磁石の外周側の磁性体部を別部品で構成して、軸方向の両側から、それらを貫通して一体化する部材を用いて構成する回転子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−164784号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の回転子は、磁極間の磁束短絡を防止して、固定子巻線により多くの磁束を鎖交させることが可能であるが、回転子の永久磁石内側の磁性体材料と永久磁石外側の磁性体材料が別部品となるため、組立の工程が増えるという課題が生じる。
また、回転子の磁極間に磁性体がないため、磁極間付近での磁束の密度の変化が大きく、同期電動機のコギングトルクが増加し、振動・騒音の要因となりやすい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、以下に示す同期電動機の回転子を提供する。
(1)回転子の磁束をより多く固定子巻線に鎖交させ、効率の良い同期電動機を実現するための同期電動機の回転子;
(2)組立工程が複雑にならず、加工コストの増加を抑えることができる同期電動機の回転子;
(3)コギングトルクの増大を抑えて振動、騒音の悪化を抑制することができる同期電動機を実現するための同期電動機の回転子。
この発明に係る同期電動機の回転子は、所定の形状に打ち抜かれた軟磁性体を所定枚数、外周鉄心部においてカシメにより積層して形成される回転子鉄心の内部に磁極を構成する永久磁石が配置される同期電動機の回転子において、
回転子鉄心は、
回転子鉄心の外周縁に沿って形成され、永久磁石が挿入される永久磁石挿入部と、
永久磁石挿入部の内側に形成される内側鉄心部と、
永久磁石挿入部の外側の各磁極に形成される外周鉄心部と、
内側鉄心部と前記外周鉄心部とを、各磁極のいずれか一方の端部において連結する連結部並びに外周薄肉部と、
各磁極の連結部並びに外周薄肉部が設けられる一方の端部と反対側の端部に設けられ、永久磁石挿入部に連通する開口部と、を備えたものである。
この発明に係る同期電動機の回転子は、永久磁石の磁束が回転子鉄心の内部で短絡するのを抑えていると共に、回転子の加工コストを抑え、さらにはコギングトルクの増加を抑えることで、高効率、低コスト、低騒音である同期電動機の回転子の実現が可能となる。
実施の形態1を示す図で、同期電動機の回転子100の横断面図。 実施の形態1を示す図で、同期電動機の回転子100の斜視図。 実施の形態1を示す図で、回転子鉄心101の横断面図。 実施の形態1を示す図で、回転子鉄心101の斜視図。 図3のA部拡大図。 実施の形態1を示す図で、変形例1の同期電動機の回転子200の斜視図。 実施の形態1を示す図で、変形例1の回転子鉄心201の斜視図。 実施の形態1を示す図で、第1の回転子鉄心201−1の横断面図。 実施の形態1を示す図で、第2の回転子鉄心201−2の横断面図。 (a)は図8のB部拡大図、(b)は図8のC部拡大図。 実施の形態1を示す図で、変形例2の同期電動機の回転子300の斜視図。 実施の形態1を示す図で、変形例2の回転子鉄心301の部分拡大図。 実施の形態1を示す図で、回転子100〜300を用いた同期電動機と従来の同期電動機の誘起電圧の実効値を比較した図。 実施の形態1を示す図で、回転子100〜300を用いた同期電動機と従来の同期電動機の誘起電圧の波形の比較した図。 実施の形態1を示す図で、回転子100〜300を用いた同期電動機と従来の同期電動機のコギングトルク振幅を比較した図。 実施の形態1を示す図で、回転子100〜300を用いた同期電動機と従来の同期電動機のコギングトルクの波形を比較した図。 実施の形態1を示す図で、変形例3の同期電動機の回転子600の横断面図。 実施の形態1を示す図で、変形例3の同期電動機の回転子600の斜視図。 実施の形態1を示す図で、変形例3の回転子鉄心601の横断面図。 実施の形態1を示す図で、変形例4の同期電動機の回転子700の斜視図。 実施の形態1を示す図で、変形例5の同期電動機の回転子800の斜視図。 比較のために示す図で、一般的な同期電動機の回転子400の横断面図。 比較のために示す図で、一般的な同期電動機の回転子500の横断面図。
実施の形態1.
図1乃至図5は実施の形態1を示す図で、図1は同期電動機の回転子100の横断面図、図2は同期電動機の回転子100の斜視図、図3は回転子鉄心101の横断面図、図4は回転子鉄心101の斜視図、図5は図3のA部拡大図である。
同期電動機の回転子100を、回転子100と呼ぶことにする。また、回転子100を、単にロータと呼ぶ場合もある。
同期電動機は、例えば、固定子(図示せず)に三相巻線が施され、インバータにより駆動されるブラシレスDCモータである。
回転子100は、図1、図2に示すように、少なくとも略円柱状の回転子鉄心101と、回転子鉄心101の永久磁石挿入部102に挿入される平板状の永久磁石103と、回転子鉄心101の略中心に固定される回転軸104とを備える。
図1、図2に示す回転子100は、周方向に極性が交互に異なるように配置される永久磁石103を8個備える8極のロータである。
尚、図示はしないが、回転子100の軸方向両端部に、永久磁石103の軸方向の抜けを止める端板が設けられる。端板は、例えば、回転子鉄心101を貫通するリベット等により固定される。
また、図示はしないが、永久磁石103は、例えば、永久磁石挿入部102に位置決め用の突出部を設け、その突出部により周方向の位置決めがなされる。位置決め用の突出部は、例えば、永久磁石挿入部102の内側の面の二箇所に設けられる。
図3乃至図5を参照しながら回転子鉄心101について説明する。本実施の形態は、回転子鉄心101に特徴があるので、詳細に説明する。回転子鉄心101は、電磁鋼板に代表される軟磁性体(厚さが、0.1〜1.0mm程度)を所定の形状に打ち抜き、所定枚数積層して形成される。所定の形状に打ち抜かれた軟磁性体板は、各軟磁性体板に形成される切り起こし突起を軸方向に隣接する軟磁性体板で嵌合させて固定する一般的なカシメ(カシメ部107)により積層される。
回転子鉄心101には、外周部に沿って8個の永久磁石挿入部102(断面が略バスタブ形状、内側に凸)が、略正八角形に形成されている。これらの永久磁石挿入部102を間にして、永久磁石挿入部102よりも外側の鉄心部分を外周鉄心部101a、永久磁石挿入部102よりも内側の鉄心部分を内側鉄心部101bとする。回転子鉄心101の中心部に回転軸104が嵌合する軸孔105が形成されている。
本実施の形態の回転子100並びに回転子鉄心101の特徴を分かりやすくするために、一般的な同期電動機の回転子400,500について説明しておく。
図22は比較のために示す図で、一般的な同期電動機の回転子400の横断面図である。一般的な同期電動機の回転子400は(以下、回転子400)は、略円柱状の回転子鉄心401と、回転子鉄心401の永久磁石挿入部402に挿入される平板状の永久磁石403と、回転子鉄心401の略中心に固定される回転軸404とを備える。
回転子鉄心401は、回転子鉄心101と同様、電磁鋼板に代表される軟磁性体(厚さが、0.1〜1.0mm程度)を所定の形状に打ち抜き、所定枚数積層して形成される。所定の形状に打ち抜かれた軟磁性体板は、各軟磁性体板に形成される切り起こし突起を軸方向に隣接する軟磁性体板で嵌合させて固定する一般的なカシメ(カシメ部407)により積層される。
回転子鉄心401には、外周部に沿って8個の永久磁石挿入部402(断面が略バスタブ形状、内側に凸)が、略正八角形に形成されている。これらの永久磁石挿入部402を間にして、永久磁石挿入部402よりも外側の鉄心部分を外周鉄心部401a、永久磁石挿入部402よりも内側の鉄心部分を内側鉄心部401bとする。
回転子鉄心401は、全ての極間において、外周鉄心部401aと内側鉄心部401bとが、連結部406並びに外周薄肉部406aで連結している。
回転子鉄心401は、隣接して配置される永久磁石403の間に磁性体(連結部406並びに外周薄肉部406a)が存在する。そのため、この磁性体の部分で磁極間の磁束が短絡してしまい、固定子の巻線に鎖交する回転子400の磁束が減少する。また、磁極数が多くなると、この磁束が短絡する箇所が増えるため、固定子の巻線に鎖交する磁束がさらに減少する。それにより、回転子400を用いる同期電動機は、永久磁石403の磁束をフルに利用できないためトルクが出ないという課題がある。
図23は比較のために示す図で、一般的な同期電動機の回転子50の横断面図である。一般的な同期電動機の回転子500は(以下、回転子500)は、回転子鉄心501と、回転子鉄心501の永久磁石挿入部502に挿入される平板状の永久磁石503と、回転子鉄心501の略中心に固定される回転軸504とを備える。
回転子鉄心501が分割された外周鉄心部501a並びに内側鉄心部501bとで構成される。永久磁石503は、外周鉄心部501aと内側鉄心部501bとの間に設けられる。分割された外周鉄心部501a並びに内側鉄心部501bは、図示しないが、軸方向の両側から外周鉄心部501a並びに内側鉄心部501bを貫通して一体化する部材を用いて一体化している。
磁極間に開口部508が形成されているので、磁極間の磁束短絡を防止して、固定子の巻線により多くの磁束をさせることが可能であるが、回転子500の永久磁石503内側の内側鉄心部501bと、永久磁石503外側の外周鉄心部501aが別部品となるため、組立の工程が増えるという課題が生じる。
また、回転子500の磁極間に磁性体がないため、磁極間付近での磁束の密度の変化が大きく、同期電動機のコギングトルクが増加し、振動・騒音の要因となりやすい。
本実施の形態の回転子鉄心101は、外周鉄心部101aと内側鉄心部101bとが、一磁極において片側の極間で連結部106並びに外周薄肉部106aで連結している。そして、一磁極の他方の極間は、開口部108が形成されていて、外周鉄心部101aと内側鉄心部101bとは分離している。
言い換えれば、永久磁石挿入部102は、回転子鉄心101において磁性体で完全に囲まれた空間ではなく、開口部108において回転子鉄心101外周に開口している。
一般的に、永久磁石より生じる磁束は、磁気抵抗の低い磁性体を通過しやすく、固定子鉄心(磁性体)と回転子の外周部に空隙(数百μmの狭い空間である)が存在することもあり、固定子鉄心へ流れるよりも回転子の内部で隣り合う磁極の外周部間を通過しやすい。このため、回転子の隣り合う外周部を通して磁極間で磁束が短絡しやすく、固定子の巻線に鎖交する磁束を減少させている。薄肉連結部(例えば、回転子400の連結部406、外周薄肉部406a)は、磁束が通過しようとする磁性体の断面積を小さくすることで、磁束密度を飽和するまで高くして磁気抵抗を上げて回転子内で短絡する磁束を減らすようになっているが、完全に無くすものではない。
図3乃至図5に示すように、磁極間の薄肉連結部(連結部106、外周薄肉部106a)を各磁極において片側だけにすることで、隣り合う磁極間の磁束の短絡を抑制することができる。即ち、各磁極の一方の端部(極間)に、永久磁石挿入部102に連通する開口部108を設ける。
この場合でも、永久磁石103の磁束の一部は、外周薄肉部106a、連結部106、内側鉄心部101bを通って、磁極自身で短絡する部分が生じる。そのため、完全に永久磁石103の磁束の短絡を防止することはできないが、回転子100内部で短絡する磁束は従来の半分にすることができる。それにより、より多くの磁束を固定子の巻線に鎖交することができ、同期電動機の誘起電圧の向上、トルクアップが図れ、同期電動機の高効率化を可能にする。
また、回転子鉄心101の内側鉄心部101bと外周鉄心部101aとが、少なくとも一箇所の外周薄肉部106aで結合されているため、回転子100の磁性体の部品数は増えることがない。このため、組立コストの増加を抑えることができる。
図1、図2に示す回転子100の場合、内側鉄心部101bと外周鉄心部101aとを一箇所の外周薄肉部106aで連結しているため、回転子100の回転で生じる遠心力(主に、永久磁石103による遠心力)が外周薄肉部106aに加わり、外周薄肉部106aに応力が集中して変形する可能性がある。この場合、例えば、開口部の位置が異なる回転子鉄心を組合せることで、遠心力により生じる回転子鉄心101の変形を抑制することができる。
図6乃至図10は実施の形態1を示す図で、図6は変形例1の同期電動機の回転子200の斜視図、図7は変形例1の回転子鉄心201の斜視図、図8は第1の回転子鉄心201−1の横断面図、図9は第2の回転子鉄心201−2の横断面図、図10(a)は図8のB部拡大図、図10(b)は図8のC部拡大図である。
図6乃至図10を参照しながら、開口部の位置が異なる回転子鉄心を組合せた変形例1の同期電動機の回転子200について説明する。同期電動機の回転子200を、単に回転子200と呼ぶ。また、回転子200を、単にロータと呼ぶ場合もある。同期電動機は、例えば、固定子(図示せず)に三相巻線が施され、インバータにより駆動されるブラシレスDCモータである。
変形例1の回転子200は、図6に示すように、少なくとも第1の回転子鉄心201−1と第2の回転子鉄心201−2とからなる略円柱状の回転子鉄心201と、回転子鉄心201の永久磁石挿入部202に挿入される平板状の永久磁石203と、回転子鉄心201の略中心に固定される回転軸204とを備える。
図6に示す回転子200は、周方向に極性が交互に異なるように配置される永久磁石203を8個備える8極のロータである。
尚、図示はしないが、回転子100と同様、回転子200の軸方向両端部に、永久磁石103の軸方向の抜けを止める端板が設けられる。端板は、例えば、回転子鉄心201を貫通するリベット等により固定される。
また、図示はしないが、永久磁石203は、例えば、永久磁石挿入部202に位置決め用の突出部を設け、その突出部により周方向の位置決めがなされる。位置決め用の突出部は、例えば、永久磁石挿入部202の内側の面の二箇所に設けられる。
回転子鉄心201は、図7に示すように、第1の回転子鉄心201−1と第2の回転子鉄心201−2とを上下に二段に積層している。回転子鉄心201は、軟磁性体板がプレス型の中で所定の形状に打ち抜かれながら、各軟磁性体板に形成される切り起こし突起を軸方向に隣接する軟磁性体板で嵌合させて固定する一般的なカシメ(カシメ部207)により積層される。従って、第1の回転子鉄心201−1と第2の回転子鉄心201−2とは、カシメ部207にて連結している。
第1の回転子鉄心201−1は、図8に示すように、回転子鉄心101と同じ形状である。即ち、回転子鉄心201には、外周部に沿って8個の永久磁石挿入部202(断面が略バスタブ形状、内側に凸)が、略正八角形に形成されている。これらの永久磁石挿入部202を間にして、永久磁石挿入部202よりも外側の鉄心部分を外周鉄心部201a、永久磁石挿入部202よりも内側の鉄心部分を内側鉄心部201bとする。第1の回転子鉄心201−1の略中心部に回転軸204が嵌合する軸孔205が形成されている。
第1の回転子鉄心201−1は、外周鉄心部201aと内側鉄心部201bとが、一磁極において片側の極間(図8において、一磁極において反時計方向側の極間)で連結部206並びに外周薄肉部206aで連結している。そして、一磁極の他方の極間(図8において、一磁極において時計方向側の極間)は、開口部208が形成されていて、外周鉄心部201aと内側鉄心部201bとは分離している(図10も参照)。
一方、第2の回転子鉄心201−2は、図9に示すように、外周鉄心部201aと内側鉄心部201bとを連結する連結部206並びに外周薄肉部206aが、一磁極において時計方向側の極間に設けられる。第2の回転子鉄心201−2の略中心部に回転軸204が嵌合する軸孔205が形成されている。
また、一磁極において反時計方向側の極間に開口部208が形成されていて、外周鉄心部201aと内側鉄心部201bとは分離している(図10も参照)。その他は、第1の回転子鉄心201−1と同じ形状である。
回転子鉄心201は、第1の回転子鉄心201−1並びに第2の回転子鉄心201−2の外周鉄心部201aがカシメ部207で結合しているため、外周鉄心部201aは軸方向にみて全体が一体化されている。且つ、外周鉄心部201aは、第1の回転子鉄心201−1並びに第2の回転子鉄心201−2の連結部206並びに外周薄肉部206aにより、外周鉄心部201aの両側で連結している。そのため、回転子200の回転で生じ、外周薄肉部206aに加わる遠心力(主に、永久磁石203による遠心力)より生じる回転子鉄心201の変形を抑制することができる。
第1の回転子鉄心201−1、第2の回転子鉄心201−2は、裏返しにすれば同じ形状になるが、プレス金型の中では一連の動作において裏返すことは困難である。従って、第1の回転子鉄心201−1と第2の回転子鉄心201−2とは、形状の異なるものとなる。
図7に示す回転子鉄心201の場合、永久磁石挿入部202の時計方向側が開口部208となっている第1の回転子鉄心201−1(図8)と、永久磁石挿入部202の反時計方向側が開口部208となっている第2の回転子鉄心201−2(図9)とが、一磁極において一箇所のカシメ部207で連結されているだけである。そのため、例えば、回転子200の回転数が高くなり、外周薄肉部206aに加わる遠心力(主に、永久磁石203による遠心力)が大きくなると一箇所のカシメ部207では、強度が不足する場合がある。
その場合には、ロータのコア幅(軸方向の長さ)を一定とし、ロータを軸方向に2分割した形状でなく、例えば、3分割、4分割(3分割以上)にして異なるコア同士を結合するカシメ部の数を増やすことで、ロータコアの強度を上げることができる。
図11は実施の形態1を示す図で、変形例2の同期電動機の回転子300の斜視図である。変形例2の回転子300は、回転子鉄心301を3分割した例である。
回転子300の回転子鉄心301は、上から順に第1の回転子鉄心301−1、第2の回転子鉄心301−2、第1の回転子鉄心301−1で構成される。第1の回転子鉄心301−1は、回転子鉄心201の第1の回転子鉄心201−1のコア幅(軸方向の長さ)を略半分にしたものである。また、第2の回転子鉄心301−2は、回転子鉄心201の第2の回転子鉄心201−2と同じ構成である。
図11に示すその他の符号は、図6に示す符号に対して、一桁目を「2」から「3」に変えているが、その他の桁の数字もしくはアルファベットが同じものは、同じ箇所を指す。例えば、永久磁石303は、永久磁石203と同じものである。
回転子鉄心301は、第1の回転子鉄心301−1が、略半分のコア幅の二つに分割されている。従って、分割されたコアを連結するカシメ部307は、回転子200の一箇所に対して、二箇所に増えている。回転子300が回転したときの永久磁石303による遠心力を二箇所のカシメ部307で受けるため、一つのカシメ部307に作用する遠心力は、回転子200(分割されたコアを連結するカシメ部207が一箇所)のそれの半分になる。
ロータコアを4分割すれば、分割されたコアを連結するカシメ部は三箇所になり、さらに一つのカシメ部に作用する遠心力は小さくなる。
図12は実施の形態1を示す図で、変形例2の回転子鉄心301の部分拡大図である。図12では、第1の回転子鉄心301−1を実線、第2の回転子鉄心301−2を破線で示している。
上記の変形例2の回転子300のように異なる形状のロータコア(例えば、二つの第1の回転子鉄心301−1、一つの第2の回転子鉄心301−2)を積層する場合、内側鉄心部301bからロータ外周に延びている磁性体部分である連結部306があり、形状の異なるロータコアを積層した場合でも、この部分は、上下で重なり合う(図12でハッチングで示す)。このため、内側鉄心部301bのロータ外周に延びている連結部306で隣り合う磁極の磁束が軸方向に流れて短絡する磁束が増加する可能性がある。
図6、図11の場合、内側鉄心部201b,301bから外周に延びている連結部206,306は、外周鉄心部201a,301aと外周薄肉部206a,306aで連結されているが、外周薄肉部206a,306aはロータコアを積層したときに形状が異なるロータコア同士で上下に接触する部分が無いように構成されている。このため、外周薄肉部206a,306aの磁束密度が高く磁気飽和している状態に変化は無く、異なる形状のロータコアを積層しても隣り合う磁極間の磁束の短絡量はほとんど増加しない。
図13は実施の形態1を示す図で、回転子100〜300を用いた同期電動機と従来の同期電動機の誘起電圧の実効値を比較した図である。縦軸は誘起電圧を示すが、従来の開口部なしの同期電動機の誘起電圧を基準(100[%])とする。
図13に示すグラフは、左より外周部の両側を薄肉連結部で結合した開口部の無い一般的な回転子400(図22)、外周鉄心部501aを別部品で構成した、外周鉄心部501aの両側に開口部508を設けた一般的な回転子500(図23)、外周鉄心部を片方のみ外周薄肉部並びに連結部で結合した、片側に開口部を持った本実施の形態の回転子100〜300を並べて示している。
開口部の無い回転子400に対して、両側に開口部508を設けた回転子500は、誘起電圧が10%以上高くなっており、ロータ内部で短絡しない磁束が固定子の巻線に鎖交していることがわかる。
本実施の形態の示す回転子100〜300は、片側に開口部を設けてロータ内の磁束の短絡を抑えているため、両側に開口部がある回転子500よりは効果が少ないが、開口部の無い従来の回転子400より大きな誘起電圧が得られている。
図14は実施の形態1を示す図で、回転子100〜300を用いた同期電動機と従来の同期電動機の誘起電圧の波形の比較した図である。図14において、実線が開口部の無い一般的な回転子400(図22)、三角(黒ぬり)が両側に開口部508を設けた一般的な回転子500(図23)、白ぬき丸が本実施の形態の片側に開口部をもつ回転子100〜300の波形である。
図14に示すように、開口部の無い回転子400の場合、台形波に近い波形である。また、両側に開口部508を設けた回転子500は、波形のピーク付近に2カ所のピークを持った歪みの大きい波形であり、次数の高い高調波成分を含んだ波形である。これらに対して、本実施の形態の回転子100〜300は、従来の回転子400,500の誘起電圧に比べると歪みの少ない波形が得られている。
図15は実施の形態1を示す図で、回転子100〜300を用いた同期電動機と従来の同期電動機のコギングトルク振幅を比較した図である。
図15は、同期電動機で生じるコギングトルクを電磁界解析によって求め、実施の形態1の回転子100〜300を用いた同期電動機で生じるコギングトルクと、従来の回転子400,500を用いた同期電動機で生じるコギングトルクとを比較したグラフである。図15のグラフは、左より外周部の両側を外周薄肉部で結合した開口部の無い従来の回転子400、外周鉄心部501aを別部品で構成した、外周鉄心部501aの両側に開口部508を設けた従来の回転子500、外周鉄心部101aを片側のみ外周薄肉部106aで結合した、片側に開口部108を設けた本実施の形態の回転子100、図6に示した2種類の形状のコアを積層した回転子200を並べている。縦軸は従来の開口部無しの回転子400を基準(100[%])にした比率[%]を示している。
図16は実施の形態1を示す図で、回転子100〜300を用いた同期電動機と従来の同期電動機のコギングトルクの波形を比較した図である。また、図16は、図15で比較しているコギングトルクの波形を示す。
太線が開口部の無い回転子400、三角(黒ぬり)が両側に開口部508を設けた回転子500、細線が本実施の形態の開口部108を磁極の片側のみに設置した回転子100、片側白ぬき丸が、図6に示す本実施の形態の、開口部208の位置が異なる二つのロータコア(第1の回転子鉄心201−1、第2の回転子鉄心201−2)を組合せた回転子200の波形である。
開口部の無い回転子400に対して、両側に開口部508を設けた回転子500は、固定子に対して外周鉄心部501aと開口部508で空隙間の磁束密度の変化が大きくなり、外周に開口部を持たない回転子400に対して2倍以上の大きなコギングトルクが発生している。
本実施の形態の回転子100は、開口部108が磁極の片側のみであるため、影響が少なく60%程度の増加に抑えられている。
図6に示す回転子200の場合、軸方向上下のロータコア(第1の回転子鉄心201−1、第2の回転子鉄心201−2)で開口部208の位置が異なり、それぞれで発生するコギングトルクの位相がずれるために、これらが打ち消し合うことでコギングトルクは20%程度の増加に抑えられる。
図17乃至図19は実施の形態1を示す図で、図17は変形例3の同期電動機の回転子600の横断面図、図18は変形例3の同期電動機の回転子600の斜視図、図19は変形例3の回転子鉄心601の横断面図である。
変形例3の同期電動機の回転子600(以下、回転子600)が、回転子100〜300と異なるのは、回転子600の外周にある永久磁石挿入部602の開口部608の位置が隣り合う磁極で異なっている点である。隣り合う磁極で、開口部608もしくは連結部606(外周薄肉部606aを含む)が、極間に集めて配置されている。
図17乃至図19において、その他の符号は、図1に示す符号に対して、一桁目を「1」から「6」に変えているが、その他の桁の数字もしくはアルファベットが同じものは、同じ箇所を指す。例えば、永久磁石603は、永久磁石103と同じものである。
図17乃至図19に示すような形状であっても、回転子600の磁性体内部で短絡する磁束の量を減らすことができるため、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
回転子600は、永久磁石603の磁束の一部は、外周薄肉部606a、連結部606が集まる極間において、磁極自身並びに磁極間で短絡する。但し、開口部608が形成された極間では、永久磁石603の磁束の短絡は無いので、全体的にみると回転子600内部で短絡する磁束は従来の半分にすることができる。それにより、より多くの磁束を固定子の巻線に鎖交することができる。
図20は実施の形態1を示す図で、変形例4の同期電動機の回転子700の斜視図である。図6に示す回転子200と同様に、形状の異なるコアを積層する回転子200と同様の効果を得るためには、回転子700の外周の開口部708、連結部706(外周薄肉部706aを含む)の位置を一磁極分回転させてずらして積層すれば良く、ロータコアの形状は一種類で構成することができる。ロータコアを金型で打ち抜いて積層する場合には、最終段階で打ち抜いてカシメを行う際に、ロータコアを一磁極分、図20の場合でいえば8極であるため45°回転させて積層すれば、回転子700を製造することが可能である。
図20において、その他の符号は、図17に示す符号に対して、一桁目を「6」から「7」に変えているが、その他の桁の数字もしくはアルファベットが同じものは、同じ箇所を指す。例えば、永久磁石703は、永久磁石603と同じものである。
図21は実施の形態1を示す図で、変形例5の同期電動機の回転子800の斜視図である。図11に示す回転子300と同様の効果を得るためには、図21に示すように、回転子800の回転子鉄心801を、上から順に第1の回転子鉄心801−1、第2の回転子鉄心801−2、第1の回転子鉄心801−1で構成すればよい。
回転子鉄心801は、第1の回転子鉄心801−1が、略半分のコア幅の二つに分割されている。従って、分割されたコアを連結するカシメ部807は、回転子700の一箇所に対して、二箇所に増えている。回転子800が回転したときの永久磁石803による遠心力を二箇所のカシメ部807で受けるため、一つのカシメ部807に作用する遠心力は、回転子700(分割されたコアを連結するカシメ部707が一箇所)のそれの半分になる。
図21に示すその他の符号は、図20に示す符号に対して、一桁目を「7」から「8」に変えているが、その他の桁の数字もしくはアルファベットが同じものは、同じ箇所を指す。例えば、永久磁石挿入部802は、永久磁石挿入部702と同じものである。
本発明の活用例として、比較的運転回転数の低い送風機に用いられる同期電動機への適用が可能である。
100 回転子、101 回転子鉄心、101a 外周鉄心部、101b 内側鉄心部、102 永久磁石挿入部、103 永久磁石、104 回転軸、105 軸孔、106 連結部、106a 外周薄肉部、107 カシメ部、108 開口部、200 回転子、201 回転子鉄心、201−1 第1の回転子鉄心、201−2 第2の回転子鉄心、201a 外周鉄心部、201b 内側鉄心部、202 永久磁石挿入部、203 永久磁石、204 回転軸、205 軸孔、206 連結部、206a 外周薄肉部、207 カシメ部、208 開口部、300 回転子、301 回転子鉄心、301−1 第1の回転子鉄心、301−2 第2の回転子鉄心、301a 外周鉄心部、301b 内側鉄心部、302 永久磁石挿入部、303 永久磁石、304 回転軸、306 連結部、306a 外周薄肉部、307 カシメ部、308 開口部、400 回転子、401 回転子鉄心、401a 外周鉄心部、401b 内側鉄心部、402 永久磁石挿入部、403 永久磁石、404 回転軸、407 カシメ部、408 開口部、500 回転子、501 回転子鉄心、501a 外周鉄心部、501b 内側鉄心部、502 永久磁石挿入部、503 永久磁石、504 回転軸、507 カシメ部、508 開口部、600 回転子、601 回転子鉄心、601a 外周鉄心部、601b 内側鉄心部、602 永久磁石挿入部、603 永久磁石、604 回転軸、605 軸孔、606 連結部、606a 外周薄肉部、607 カシメ部、608 開口部、700 回転子、701 回転子鉄心、701−1 第1の回転子鉄心、701−2 第2の回転子鉄心、701a 外周鉄心部、701b 内側鉄心部、702 永久磁石挿入部、703 永久磁石、704 回転軸、706 連結部、706a 外周薄肉部、707 カシメ部、708 開口部、800 回転子、801 回転子鉄心、801−1 第1の回転子鉄心、801−2 第2の回転子鉄心、801a 外周鉄心部、801b 内側鉄心部、802 永久磁石挿入部、803 永久磁石、804 回転軸、806 連結部、806a 外周薄肉部、807 カシメ部、808 開口部。

Claims (2)

  1. 所定の形状に打ち抜かれた軟磁性体を所定枚数、外周鉄心部においてカシメにより積層して形成される回転子鉄心の内部に磁極を構成する永久磁石が配置される同期電動機の回転子において、
    前記回転子鉄心は、前記軟磁性体を複数積層して形成される第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心とが組み合わされて形成され、前記第1の回転子鉄心と前記第2の回転子鉄心とは、夫々、
    前記第1の回転子鉄心もしくは前記第2の回転子鉄心の外周縁に沿って形成され、前記永久磁石が挿入される永久磁石挿入部と、
    前記永久磁石挿入部の内側に形成される内側鉄心部と、
    前記永久磁石挿入部の外側の各磁極に形成される前記外周鉄心部と、
    前記内側鉄心部と前記外周鉄心部とを、各磁極のいずれか一方の端部において連結する連結部並びに外周薄肉部と、
    各磁極の前記連結部並びに前記外周薄肉部が設けられる一方の端部と反対側の端部に設けられ、前記外周縁から前記永久磁石挿入部まで連通する開口部と、を備え
    前記第1の回転子鉄心と前記第2の回転子鉄心とは、夫々、全ての前記磁極において、前記開口部が磁極中心に対して同じ方向の端部に存在し、前記第1の回転子鉄心と前記第2の回転子鉄心とは、前記開口部が各磁極の異なる端部に配置され、前記第1の回転子鉄心と前記第2の回転子鉄心とが組み合わされることで、前記連結部が上下で重なり合い、且つ前記外周薄肉部が上下に接触する部分が無いように構成された
    ことを特徴とする同期電動機の回転子。
  2. 所定の段数重ねて形成される夫々の回転子鉄心は、前記外周鉄心部においてカシメにより結合されることを特徴とする請求項記載の同期電動機の回転子。
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