JP5279128B2 - 電源直付け用ヒューズおよびその保護カバー - Google Patents
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Description
図12は特許文献1記載の電源直付け用ヒューズの分解斜視図である。
図12において、電源直付け用ヒューズ30’は、バッテリ10のバッテリポスト10Pにバッテリポスト接続端子20’を介して電気的に接続されるもので、(a)ヒューズ本体32’と、(b)このヒューズ本体32’を樹脂成形によって部分的に覆う樹脂ケース34’と、から構成されている。
以下、ヒューズ本体32’と樹脂ケース34’について説明する。
ヒューズ本体32’は1枚の導電板を打ち抜いて作られるもので、周知のように、矩形状の電源側端子板32Aと、電源側端子板32Aに連接された細幅の可溶体32F(図示しないが、透明カバー30F内に存在)と、可溶体32Fに連接された略矩形状の矩形状のワイヤハーネス側端子板32Bと、から構成されている。これらの電源側端子板32Aと可溶体32Fとワイヤハーネス側端子板32Bは略同一平面上に配置されている。
電源側端子板32Aには接続孔32Ahが形成されていると共に接続孔32Ahを中心とした工具の入るスペースに相当する範囲まで表裏ともに樹脂形成34’から除外されている。
ワイヤハーネス側端子板32Bはボルト孔32Bhを有し、このボルト孔32Bhにはスタッドボルト32S’が上向き(反バッテリ側)に突設している。
樹脂ケース34’は、ヒューズ本体32のうち次の(イ)〜(ハ)の部分を除いて樹脂成形している。(イ)電源側端子板32Aの表側と裏側、(ロ)ワイヤハーネス側端子板32Bの表側、を樹脂ケース34から露出することにより、露出部分を電気的接続部としている。また、(ハ)可溶体32Fの表側及び裏側を樹脂ケース34から露出させ、可溶体32Fの表側の上方と裏側の下方とにはそれぞれ透明カバー30Fを設けて、この透明カバー30Fを通して可溶体32Fの溶断部の様子を目視できるようにしている。樹脂ケース34の表面には放熱フィンが形成されている。
この樹脂成形はワイヤハーネス側端子板32Bのボルト孔32Bhにスタッドボルト32S’を取付けた後に行われる。
バッテリポスト接続端子20は、中央部にバッテリ10のバッテリポスト10Pを挿入する加締孔20Hと、加締孔20Hの径を大小に調節する調節ネジ20Nと、電源側端子板32Aの接続孔32Ahに挿入される電源側スタッドボルト20Sとを有する。
図13は特許文献1のスタッドボルト32S’の取り付け方を説明する図で、(a)は正面図(表側)と(b)は底面図(裏側)と(c)は側面図である。
図13において、スタッドボルト32S’はワイヤハーネス側端子板32B(図12)のボルト孔32Bhに立設されてワイヤハーネス側端子板32Bと電気的にも接続されている。側面図から判るように、スタッドボルト32S’は表側に立設されているが裏側には立設されていない。
ヒューズ30’の組み付け手順は次のように行われる。
(1)まず、図12のヒューズ30’の接続孔32Ahにバッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sを挿入する。
(2)電源側スタッドボルト20SにナットNを螺着して、電源側端子板32Aと電源側スタッドボルト20Sとを電気的に接続する。
(3)バッテリポスト接続端子20の加締孔20Hにバッテリポスト10Pを挿入し、調節ネジ20Nを締めて、バッテリポスト10Pにバッテリポスト接続端子20を固定する。
(4)スタッドボルト32S’に、ワイヤハーネス側端子40が嵌め込まれ、ナットNをスタッドボルト32S’に螺着して、スタッドボルト32S’とワイヤハーネス側端子40とを電気的に接続する。
以上のステップにより、バッテリポスト10Pにバッテリポスト接続端子20を介してヒューズ30’が直付けされ、これにワイヤハーネス側端子40が接続される。
バッテリ10にヒューズ30’を組付けるとヒューズ30’の電源側端子板32Aが上向きになり、したがってまた、スタッドボルト32S’も上向きになる。このスタッドボルト32S’に、ワイヤハーネス側端子40が嵌め込まれ、ナットをスタッドボルト32S’に螺着することにより電気的に接続する。
このように、ヒューズ30’のスタッドボルト32S’が上向きであるから、ヒューズ30’へのワイヤハーネス側端子40の接続作業が容易となり、接続作業性が向上する。
右ハンドルから左ハンドル、またはその逆といった車両条件等の変更が行われることがある。その場合、例えば、バッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sから見てヒューズ30’のスタッドボルト32S’を左側に設けて、そのスタッドボルト32S’にワイヤハーネス用の電線Wを左側から接続していたようなとき、車両条件等の変更があるとそれまでのスタッドボルト32S’の位置ではトルクレンチが使えず接続作業ができなくなる、といったことが想定される。
このような場合、従来は車両条件等の変更に伴ってスタッドボルト32S’の位置を右側にするために、当然のこととして新しく型を起こしていた。
(1)前記電源側端子板に接続孔を、前記ワイヤハーネス側端子板にボルト孔をそれぞれ形成し、
(2)前記ヒューズ本体の前記露出部が、(イ)前記電源側端子板の前記接続孔を中心として工具の入りうるスペースに及ぶ表側と裏側と、(ロ)前記可溶体のうちさらに細く形成された溶断部を含む表側と裏側と、(ハ)前記ワイヤハーネス側端子板の前記ボルト孔を含む表側と裏側であり、
(3)両端にねじ部を備えた導電性のスタッドボルトが前記ワイヤハーネス側端子板の前記ボルト孔を貫通し、いずれの側もスタッドボルトとして利用可能としたことを特徴としている。
また、本願第2の発明も電源直付け用ヒューズに係り、(a)略矩形状の電源側端子板と該電源側端子板に連接された細幅の可溶体と該可溶体に連接された略矩形状のワイヤハーネス側端子板とが、1枚の導電板から打ち抜かれて略同一平面上に配置されて成るヒューズ本体と、(b)前記ヒューズ本体の一部を露出した残部を樹脂成形して成る樹脂ケースと、から構成される電源直付け用ヒューズにおいて、
(1)前記電源側端子板に接続孔を、前記ワイヤハーネス側端子板にボルト孔をそれぞれ形成し、
(2)前記ヒューズ本体の前記露出部が、(イ)前記電源側端子板の前記接続孔を中心として工具の入りうるスペースに及ぶ表側と裏側と、(ロ)前記可溶体のうちさらに細く形成された溶断部を含む表側と裏側と、(ハ)前記ワイヤハーネス側端子板の前記ボルト孔を含む表側と裏側であり、
(3)前記ワイヤハーネス側端子板の前記ボルト孔を含む部位を前記同一平面上に対して直角に折り曲げ、前記ボルト孔にスタッドボルトを通したことを特徴としている。
また、第2発明によれば、電源直付け用ヒューズの側面からスタッドボルトが突出しているので、バッテリポスト接続端子の電源側スタッドボルトに電源直付け用ヒューズの接続孔を通す際に、電源直付け用ヒューズの表側と裏側のいずれの側を上にして取り付けても、電源直付け用ヒューズのワイヤハーネス側端子用のスタッドボルトは電源直付け用ヒューズの側面にあるのでワイヤハーネス側端子の接続作業がスムーズに行うことができる。
また、第3発明によれば、上記第2発明の電源直付け用ヒューズに使用することができ、これによって衝突等の強い衝撃にあってもバッテリから脱落することがなく、感電防止の効果がある。
以下、ヒューズ本体32と樹脂ケース34について従来のヒューズ本体32’と樹脂ケース34’と同じ部分は重複するので説明を省略し、異なる部分および重要な部分についてのみ説明する。
ヒューズ本体32を構成する電源側端子板32Aには接続孔32Ahが形成されていると共に接続孔32Ahを中心とした工具の入るスペースに相当する範囲まで表裏ともに樹脂形成34から除外されている。
ワイヤハーネス側端子板32Bはボルト孔32Bhを有し、このボルト孔32Bhを中心とした工具の入るスペースに相当する範囲まで表裏ともに樹脂形成34から除外されている。このボルト孔32Bhを導電性のスタッドボルト32Sが貫通して、上向き(反バッテリ側)および下向き(反バッテリ側)に突設し、各突設部位にねじ部を備えている。
樹脂ケース34は、ヒューズ本体32のうち次の(イ)〜(ハ)の部分を除いて樹脂成形している。(イ)電源側端子板32Aの表側と裏側、(ロ)ワイヤハーネス側端子板32Bの表側と裏側、を樹脂ケース34から露出することにより、露出部分を電気的接続部としている。(ハ)の可溶体については既述した。この樹脂成形はワイヤハーネス側端子板32Bのボルト孔32Bhにスタッドボルト32Sを取付けた後に行われる。
図2は実施例1のスタッドボルト32Sの取り付け方を説明する図で、(a)は正面図(表側)と(b)は底面図(裏側)と(c)は側面図である。
図2において、スタッドボルト32Sは従来のスタッドボルト32S’(図13)と比べて約2倍の長尺状物となっており、ワイヤハーネス側端子板32B(図1)のボルト孔32Bhを貫通して裏側にも立設している。そして、スタッドボルト32Sはワイヤハーネス側端子板32Bと電気的にも接続されている。側面図から判るように、スタッドボルト32Sは表側および裏側に共に立設されている。
図3の斜視図において、(a)の表側のスタッドボルト32S1と(b)の裏側のスタッドボルト32Sは同じ高さでワイヤハーネス側端子板32Bから立設している。そして、スタッドボルト32S1、32Sをそれぞれ中心にしてスパナなどの工具で作業する範囲のスペースには表側および裏側の両面に樹脂成形していないので、ワイヤハーネス側端子板32Bが表側および裏側の両面に露出している。
スタッドボルト32S、32S1はワイヤハーネス側端子板32Bのボルト孔32Bh内でワイヤハーネス側端子板32Bと接触しているので、それぞれワイヤハーネス側端子板32Bと電気的に接続されている。
また、電源側端子板32Aの接続孔32Ahを中心にしてスパナなどの工具で作業する範囲のスペースには表側および裏側の両面に樹脂成形していないので、電源側端子板32Aが表側および裏側の両面に露出している。
これにより、電源直付け用ヒューズ30の表側(a)を上に向けてその接続孔32Ahに、バッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sを挿入して取り付ければ、上向きのスタッドボルト32S1が電源側スタッドボルト20Sより左側に位置し、スタッドボルト32S1にワイヤハーネス側端子40を左側から取り付けることができる。
逆に、電源直付け用ヒューズ30の裏側(b)を上に向けてその接続孔32Ahに、バッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sを挿入して取り付ければ、上向きのスタッドボルト32Sが電源側スタッドボルト20Sより右側に位置し、スタッドボルト32Sにワイヤハーネス側端子40を右側から取り付けることができる。
図4はこのようにして電源直付け用ヒューズ30がバッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sに取り付けられ、かつスタッドボルト32S、32S1にワイヤハーネス側端子40が取り付けられた状態を示す斜視図で、(a)は表側、(b)は裏側である。
図4から判るように、電源直付け用ヒューズ30の表側(a)を上に向けてその接続孔32Ahにバッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sを挿入して取り付ければ、スタッドボルト32S1にワイヤハーネス側端子40を左側から取り付けることができ、逆に、電源直付け用ヒューズ30の裏側(b)を上に向けてその接続孔32Ahにバッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sを挿入して取り付ければ、スタッドボルト32Sにワイヤハーネス側端子40を右側から取り付けることができる。
このように、実施例1による1個の電源直付け用ヒューズ30だけで、電源側スタッドボルト20Sを中心にワイヤハーネス側端子40を左側からスタッドボルト32S1に取り付けることができるし、また、右側からスタッドボルト32Sに取り付けることもできる。したがって、車両条件等の変更があっても、スタッドボルトの取り付け位置を変更するため従来のような面倒でコストと時間のかかる型を新しく起こす必要が、本発明の電源直付け用ヒューズ30を使用すればなくなる。
なお、ここでスタッドボルト32S、32S1とワイヤハーネス側端子板32Bとの電気的接続について図5で説明する。
スタッドボルト32S1と32Sはそれぞれ表側のスタッドボルトと裏側のスタッドボルトを説明するために付した符号であって、実際は1本の上下(又は左右)対称な導電性のボルトで先端にねじが切ってある。スタッドボルトの中央に導電性の角材32Cが嵌合されるか導電性のナット32Cがねじ込みされており、この部分をワイヤハーネス側端子板32Bに嵌合することで、スタッドボルト32S(32S1)とワイヤハーネス側端子板32Bとの電気的接続が行われる。さらに、ワイヤハーネス側端子40が導電性の角材32Cとワイヤハーネス側端子板32Bの上に締結され、またスタッドボルト32S(32S1)と接触することで、ワイヤハーネス側端子板32B(すなわち、バッテリ10側)とワイヤハーネス側端子40が電気的に接続状態となる。
実施例2に係る電源直付け用ヒューズ300が実施例1に係る電源直付け用ヒューズ30と異なるのは、ワイヤハーネス側端子板32Bから突出するスタッドボルト32Sが実施例1では電源直付け用ヒューズ30の表側と裏側からそれぞれ突出していたが、実施例2ではワイヤハーネス側端子板32Bから突出するスタッドボルト320Sが電源直付け用ヒューズ30の横側からだけ突出している点である。
図6は実施例1のスタッドボルト320Sの取り付け方を説明する図で、(a)は正面図(表側)と(b)は底面図(裏側)と(c)は側面図である。
図6において、スタッドボルト320Sは、ワイヤハーネス側端子板32B(図1、図10)のボルト孔32Bhを貫通して横側に立設している。そして、スタッドボルト320Sはワイヤハーネス側端子板32Bと電気的にも接続されている。図から判るように、スタッドボルト320Sは1本しか立設されていない。
図7はこの電源直付け用ヒューズ300がバッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sに取り付けられた状態を示す平面図で、(a)は表側、(b)は裏側である。
図7から判るように、電源直付け用ヒューズ300の表側(a)を上に向けてその接続孔にバッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sを挿入して取り付ければ、スタッドボルト320Sは電源側スタッドボルト20Sに対して電源直付け用ヒューズ300の左横側から突出する(図7(a))。
逆に、電源直付け用ヒューズ300の裏側(b)を上に向けてその接続孔にバッテリポスト接続端子20の電源側スタッドボルト20Sを挿入して取り付ければ、スタッドボルト320Sは電源側スタッドボルト20Sに対して電源直付け用ヒューズ300の右横側から突出する(図7(b))。
このように1個の電源直付け用ヒューズ300でスタッドボルト320Sは電源側スタッドボルト20Sに対して電源直付け用ヒューズ300の左側からも右側からも突出することができる。
図8は電源直付け用ヒューズ300のスタッドボルト320Sにワイヤハーネス側端子40が取り付けられた状態を示す斜視図で、(a)は表側、(b)は裏側である。
図8から判るように、電源直付け用ヒューズ300の表側(a)を上に向けて電源側スタッドボルト20Sに取り付ければ、スタッドボルト320Sは電源側スタッドボルト20Sに対して電源直付け用ヒューズ300の左横側から突出するので、それに接続されるワイヤハーネス側端子40は左横側から下方に延びる(図8(a))。
逆に、電源直付け用ヒューズ300の裏側(b)を上に向けて電源側スタッドボルト20Sに取り付ければ、スタッドボルト320Sは電源側スタッドボルト20Sに対して電源直付け用ヒューズ300の右横側から突出するので、それに接続されるワイヤハーネス側端子40は右横側から下方に延びる(図8(b))。
このように、実施例2による1個の電源直付け用ヒューズ300だけで、電源側スタッドボルト20Sを中心にワイヤハーネス側端子40を左横側からスタッドボルト320S1に取り付けることができるし、また、右横側からスタッドボルト320Sに取り付けることもできる。したがって、車両条件等の変更があっても、スタッドボルトの取り付け位置を変更するため従来のような面倒でコストと時間のかかる型を新しく起こす必要がなくなる。また、実施例1と比べるとスタッドボルト320Sの長さが短くなった。
ここで電源直付け用ヒューズ300用の保護カバー80について説明する。
図9は電源直付け用ヒューズ300用の保護カバー80の図で、1点を除いて従来より良く知られているヒンジつき保護カバーである。従来と異なる点は、本発明の実施例2に係るスタッドボルト320Sを水平に収納する空間を80Hを保護カバー80の内部に形成した点である。
図10は図9の電源直付け用ヒューズ300用の保護カバー80を用いた使用例で、電源直付け用ヒューズ300がバッテリ10(図1)のバッテリポスト10P(図1)にバッテリポスト接続端子20(図1)を介して固定されると、スタッドボルト320Sは電源直付け用ヒューズ300の横方向に水平に突出する。その突出部にワイヤハーネス側端子40を通してナットNで締結することでスタッドボルト320Sとワイヤハーネス側端子板32Bとの電気的接続が行われる。そしてスタッドボルト320Sの突出部とワイヤハーネス側端子40とナットNはすべて保護カバー80の内部に形成された空間80H(図9(d))に収納されることとなる。
保護カバー80が図10に示すように使用されると、図11のような保護カバー80に対して矢印で示す3方向(両サイド側に向かう方向と、バッテリ10に向かう方向)から衝突等の強い衝撃が加わっても、保護カバー80の内部に形成された空間80Hに(図9(d))にスタッドボルト320Sの突出部が水平方向に収納されているので、スタッドボルト320Sの突出部から保護カバー80が抜けることができず、したがって保護カバー80がバッテリ10から脱落することがなく、感電事故から防止することができる。
なお、ここでとワイヤハーネス側端子板32Bとの電気的接続について説明しておく。 図10(d)において、水平に延びてきたワイヤハーネス側端子板32Bは側面近傍で垂直に折れ曲がる(図では下方に折れ曲がっている。)。ワイヤハーネス側端子板32Bの折れ曲がり部位にはボルト孔32Bhがあけられているので、このボルト孔32Bhに頭つきスタッドボルト320Sの胴部を通して、スタッドボルト320Sにワイヤハーネス側端子40を通してナットNで締結することで、スタッドボルト320Sとワイヤハーネス側端子板32Bとの電気的接続が行われ、さらに、ワイヤハーネス側端子40がワイヤハーネス側端子板32Bの上に締結されることで、ワイヤハーネス側端子板32B(すなわち、バッテリ10側)とワイヤハーネス側端子40が電気的に接続状態となる。
10P バッテリポスト
20 バッテリポスト接続端子
20H 加締孔
20N 調節ネジ
20S 電源側スタッドボルト
30 ヒューズ
30F 透明カバー
32 ヒューズ本体
32A 電源側端子板
32Ah 接続孔
32B ワイヤハーネス側端子板
32Bh ボルト孔
32C 導電性角材(又は導電性ナット)
32F 可溶体
32S、32S1、320S スタッドボルト
34 樹脂ケース
40 ワイヤハーネス側端子
80 保護キャップ
80H スタッドボルト収納空間
N ナット
W ワイヤハーネス用電線
Claims (3)
- (a)略矩形状の電源側端子板と該電源側端子板に連接された細幅の可溶体と該可溶体に連接された略矩形状のワイヤハーネス側端子板とが、1枚の導電板から打ち抜かれて略同一平面上に配置されて成るヒューズ本体、
(b)前記ヒューズ本体の一部を露出した残部を樹脂成形して成る樹脂ケース、
前記(a)および(b)から構成される電源直付け用ヒューズにおいて、
(1)前記電源側端子板に接続孔を、前記ワイヤハーネス側端子板にボルト孔をそれぞれ形成し、
(2)前記ヒューズ本体の前記露出部が、(イ)前記電源側端子板の前記接続孔を中心として工具の入りうるスペースに及ぶ表側と裏側と、(ロ)前記可溶体のうちさらに細く形成された溶断部を含む表側と裏側と、(ハ)前記ワイヤハーネス側端子板の前記ボルト孔を含む表側と裏側であり、
(3)両端にねじ部を備えた導電性のスタッドボルトが前記ワイヤハーネス側端子板の前記ボルト孔を貫通し、いずれの側もスタッドボルトとして利用可能としたことを特徴とする電源直付け用ヒューズ。 - (a)略矩形状の電源側端子板と該電源側端子板に連接された細幅の可溶体と該可溶体に連接された略矩形状のワイヤハーネス側端子板とが、1枚の導電板から打ち抜かれて略同一平面上に配置されて成るヒューズ本体、
(b)前記ヒューズ本体の一部を露出した残部を樹脂成形して成る樹脂ケース、
前記(a)および(b)から構成される電源直付け用ヒューズにおいて、
(1)前記電源側端子板に接続孔を、前記ワイヤハーネス側端子板にボルト孔をそれぞれ形成し、
(2)前記ヒューズ本体の前記露出部が、(イ)前記電源側端子板の前記接続孔を中心として工具の入りうるスペースに及ぶ表側と裏側と、(ロ)前記可溶体のうちさらに細く形成された溶断部を含む表側と裏側と、(ハ)前記ワイヤハーネス側端子板の前記ボルト孔を含む表側と裏側であり、
(3)前記ワイヤハーネス側端子板の前記ボルト孔を含む部位を前記同一平面上に対して直角に折り曲げ、前記ボルト孔にスタッドボルトを通したことを特徴とする電源直付け用ヒューズ。 - 請求項2記載の電源直付け用ヒューズの上部と両側部と前記バッテリポスト接続端子側である先端部と電源直付け用ヒューズ側である後端部の5面を覆う樹脂製保護カバーにおいて、前記後端部の壁面を厚く形成し、前記後端部の壁面内部まで水平方向に延びる前記スタッドボルトを収納するための水平方向に延びる空間を前記後端部壁面に形成したことにより、前記電源直付け用ヒューズの表側と裏側のいずれの側を上にして取り付けても前記スタッドボルトを収納できることを特徴とする電源直付け用ヒューズのための樹脂製保護カバー。
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