JP5278039B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信による電波を受信する受信装置に関する。
近年、テレビジョン受像機に無線通信機能が搭載されるようになってきている。例えば、テレビジョン受像機を操作するためのリモートコントローラ(以下、リモコンと適宜称する)として、従来から赤外線通信方式を用いた赤外線リモコンが広く使用されているが、最近では、無線通信方式を用いた無線リモコンも実用化されている。また、例えば、テレビジョン受像機の薄型化に伴い、放送の電波を受信する受信部と表示部とを分離した構成とし、AV(Audio/Video)データを受信部から表示部へ無線通信によって伝送する方式が実用化されている。
図12に示すように、従来のテレビジョン受像機100は、金属材料で形成された表示パネル110の周囲を覆うようにして、非金属の材料で形成されたフレーム120が設けられている。
無線通信による電波は、例えば送信側である無線リモコンと受信側であるテレビジョン受像機100との間に遮蔽物が存在している場合でも、その遮蔽物が非金属であれば透過することができる。そのため、このようなテレビジョン受像機100においては、例えば図13に示すように、無線の受信用アンテナを備える無線モジュール130がフレーム120の裏側や、受像機100の下部に設けられた電源やタイマー等のステータスを表示する領域の隙間等に配置される。このように無線モジュール130を配置することで、受信性能を確保することができる。
このように、無線通信方式を用いた無線リモコンに関する技術が下記の特許文献1に記載されている。
特開2002−16988号公報
しかしながら、遮蔽物が存在する場合には、遮蔽物がない場合と比較して受信性能が低下してしまう。図14は、無線モジュールを受像機100におけるステータス表示領域の隙間に設置した場合の一例のアンテナゲインを示す。このグラフにおいて、円周方向の角度は、無線モジュール130に設けられた受信用アンテナに対する方向を示す。具体的には、0°の位置がテレビジョン受像機100の正面方向を示し、180°の位置が背面方向を示す。また、円の半径方向がアンテナゲインの大きさを示し、内周側から外周側に向かってアンテナゲインが大きくなることを示す。
このように、無線モジュール130の正面方向に遮蔽物としての表示パネル110が存在している場合には、正面方向のアンテナゲインが背面方向や側面方向のアンテナゲインよりも小さくなる傾向にある。
また、図15に示すように、最近のテレビジョン受像機100’では、薄型化とともに、デザイン性の観点からフレーム120’の幅を狭くする狭額縁化が進んでいる。その結果、フレーム120’の領域が減少し、従来のように無線モジュール130をフレーム120’の裏側やステータス表示領域の隙間に配置することが困難となっている。
このような問題を解決する方法として、フレーム120’にスリットを設け、このスリットの位置に小型の外部アンテナを配置することが考えられる。しかしながら、小型の外部アンテナは非常に高価であるため、コストが上昇してしまうという問題点があった。
また、問題を解決する他の方法として、無線モジュール130をフレーム120’の端面に配置することが考えられる。しかしながら、無線モジュール130を端面に配置すると、受信性能が低下してしまうとともに、配置する位置が限られてしまうという問題点があった。また、無線モジュール130とテレビジョン受像機100’の主要基板との距離が長くなるため、これらを接続する配線が長くなってしまう。接続用の配線を長くすると、コストが上昇するとともに配線自体がアンテナとなり、不要輻射の問題が発生してしまうという問題点があった。
したがって、この発明の目的は、狭額縁化された場合であっても、無線通信による電波を効率的に受信することができる受信装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、映像を表示する表示パネルと、
表示パネルの背面側の少なくとも一部を覆い、且つ周縁部の少なくとも一部が内側に折り曲げられたバックカバーと、
バックカバーの前面に設けられ、外部から送信された無線通信による電波を受信する受信部と、
バックカバーの折り曲げ部分の近傍に取り付けられ、外部から送信された電波を反射させ、受信部へ導く反射板と
を備える受信装置である。
上述したように、この発明では、映像を表示する表示パネルと、表示パネルの背面側の少なくとも一部を覆い、且つ周縁部の少なくとも一部が内側に折り曲げられたバックカバーと、バックカバーの前面に設けられ、外部から送信された無線通信による電波を受信する受信部と、バックカバーの折り曲げ部分の近傍に取り付けられ、外部から送信された電波を反射させ、受信部へ導く反射板とを備えるようにしているため、受信部の正面方向から送信された電波を受信することができる。
この発明は、外部から送信された無線通信による電波を、バックカバーの傾斜部に設けられた反射板で反射させ、受信部に導くようにしているため、正面方向から送信された電波を効率的に受信することができるという効果がある。
また、この発明は、受信部をバックカバー内の何れの位置に設けることができるため、受信部と回路基板とを接続する配線を短くすることができ、コストの抑制や配線による不要輻射の問題を改善することができるという効果がある。
この発明の実施の一形態による受信装置の一例の外観を示す略線図である。 バックカバーの一例の外観を示す略線図である。 この発明の実施の一形態による受信装置10の一例の構成を示すブロック図である。 反射板が設けられていない場合の電波の受信方法について説明するための略線図である。 反射板を設けた場合の電波の受信方法について説明するための略線図である。 バックカバーの一部に反射板を取り付けた場合の受信装置の一例の外観を示す略線図である。 反射板を取り付けない場合の無線モジュールにおけるアンテナゲインの一例を示す略線図である。 反射板を取り付けた場合の無線モジュールにおけるアンテナゲインの一例を示す略線図である。 スネルの法則について説明するための略線図である。 スネルの法則を利用した電波の受信方法について説明するための略線図である。 反射板をスタンド部に設けた例について説明するための略線図である。 従来のテレビジョン受像機の一例の外観を示す略線図である。 無線モジュールの配置例について説明するための略線図である。 無線モジュールにおけるアンテナゲインについて説明するための略線図である。 従来の他のテレビジョン受像機の一例の外観を示す略線図である。
以下、この発明の実施の一形態について、図面を参照して説明する。この発明の実施の一形態では、無線リモートコントローラなどの送信装置から送信された無線通信による電波を効率的に受信するため、受信装置に反射板を設けた。なお、以下に示す例では、受信装置としてディジタルテレビジョン放送が受信可能なテレビジョン受像機を適用し、送信装置として無線リモートコントローラを適用した場合について説明する。
[受信装置の構成]
図1は、この発明の実施の一形態による受信装置10の一例の外観を示す。受信装置10は、表示パネル1、フレーム2およびバックカバー4で構成されている。表示パネル1は、受信した放送信号の電波に基づく映像を表示するための表示部であり、金属性の材料を用いて形成されている。フレーム2は、プラスチックなどの非金属性の材料を用いて形成されており、表示パネル1の周囲を覆うようにして設けられている。
フレーム2の背面側には、プラスチックなどの非金属性の材料を用いて形成されたバックカバー4が設けられ、表示パネル1の背面側を覆うようにされている。バックカバー4は、その周縁の4辺が内側に折り曲げられるようにして形成されている。
フレーム2およびバックカバー4によって受信装置10の筐体が形成されている。筐体の内部には、無線リモートコントローラ(以下、無線リモコンと適宜称する)などの送信装置から送信された電波を受信するための無線モジュール3や、図示しないが、受信した放送信号の電波に対して所定の信号処理を行うための回路基板等が配置されている。無線モジュール3を配置する位置は、何れの位置でも構わないが、回路基板に近接した位置に設けると 無線モジュール3と回路基板とを接続する配線を短くすることができるため、より好ましい。
なお、バックカバー4は、必ずしも表示パネル1の背面側全体を覆う必要はない。例えば、無線モジュール3や回路基板等の部品が筐体内に収まるように、表示パネル1の背面側の少なくとも一部を覆うように設ければよい。
バックカバー4の折り曲げ部分の筐体内部側には、金属性の材料で形成された反射板5が設けられている。反射板5は、例えば板金や導電テープであり、バックカバー4成型後に、バックカバー4の折り曲げ部分に貼り付けられる。また、バックカバー4成型時に、インモールド成型や部分メッキ等によって反射板5を取り付けるようにしてもよい。
図2は、筐体内部側から見たバックカバー4の一例の外観を示す。バックカバー4の周縁が内側に折り曲げられることにより、表示パネル1と水平に形成された背面部に対して所定の傾斜を有するように形成されている。この傾斜の角度は、無線モジュール3の受信性能や受信装置10のデザイン等を考慮して、45°±30°程度とすると好ましい。
反射板5の長さは、バックカバー4の長さと同一であることが好ましいが、無線モジュール3による受信性能の低下が許容できる範囲であれば、バックカバー4の長さよりも短くてもよい。具体的には、例えば、反射板5の長さを電波の波長λの1/4、すなわちλ/4程度とするとよい。こうすることにより、無線リモコンからの電波を無線モジュール3で効率的に受信することができる。
また、反射板5の幅は、バックカバー4の幅と同一であることが好ましいが、無線モジュール3による受信性能の低下が許容できる範囲であれば、バックカバー4の幅よりも短くてもよい。さらに、反射板5は、バックカバー4の周縁部全てに設けることに限らず、例えば、無線モジュール3に最も近接した1辺にのみ設けるようにしてもよい。
このように、反射板5をバックカバー4の折り曲げ部分の筐体内部側に取り付けることにより、受信装置10の正面方向から無線リモコンが操作された際に、無線リモコンから出力された電波が反射板5で反射し、筐体内に導かれる。
図3は、この発明の実施の一形態による受信装置10の一例の構成を示す。受信装置10は、無線モジュール3、チューナ部12、デスクランブラ13、デマルチプレクサ(DeMUX:De-MUltipleXer)部14、デコーダ15、映像処理部16、音声処理部17、表示パネル1、音声出力部18および制御部19を備える。
受信装置10は、外部に接続されたアンテナ11により、図示されない放送設備から送信されたディジタルテレビジョン放送の電波を受信し、チューナ部12に供給する。チューナ部12は、アンテナ11を介して供給されるディジタルテレビジョン放送の電波から所定の周波数の変調信号を選局する。そして、選局された変調信号に対して復調処理や誤り訂正処理などの所定の信号処理を施しトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)をデスクランブラ13に対して出力する。
デスクランブラ13は、供給されたTSに対して、必要に応じてスクランブルを解除するための処理を施し、スクランブルが解除されたTSをデマルチプレクサ14に対して出力する。デマルチプレクサ14は、供給されたTSについて、TSパケットのヘッダ部に格納された、それぞれのパケットを識別するためのPID(Packet IDentification)の値に基づきフィルタリングを行う。そして、多重されたTSの中からビデオストリームやオーディオストリームなどの必要なストリームを取り出し、デコーダ15に供給する。
デコーダ15は、ビデオストリームおよびオーディオストリームに対してそれぞれ復号処理を施し、映像信号および音声信号を出力する。復号された映像信号および音声信号は、映像処理部16および音声処理部17にそれぞれ供給される。
映像処理部16は、供給された映像信号に対してノイズ除去や解像度変換、フレーム補間などの所定の画像処理を施し、表示パネル1に供給する。表示パネル1としては、例えば、PDP(Plasma Display Panel)やLCD(Liquid Crystal Display)を用いることができる。音声処理部17は、供給された音声信号に対して所定の音声処理を施し、音声出力部18に供給し、供給された音声信号が音声出力部18から出力される。
無線リモートコントローラ20は、無線リモートコントローラ20に設けられた操作キーをユーザが操作することにより、操作に応じたコマンドを含む送信信号を生成し、無線通信を用いて受信装置10に設けられた無線モジュール2に対して送信する。
無線モジュール3は、受信用アンテナ21および受信部22を備える。受信用アンテナ21は、無線リモコン20から送信された送信信号を受信し、受信部22に供給する。受信部22は、受信用アンテナ21から供給された送信信号に対して所定の信号処理を施し、制御部19に供給する。
制御部19は、図示しないROM(Read Only Memory)に予め格納されたプログラムに従い、図示しないRAM(Random Access Memory)をワークメモリとして各部を制御する。また、制御部19は、受信部22から供給された信号に含まれるコマンドに応じた動作を行うように、各部を制御する。
[電波の受信方法]
この発明の実施の一形態では、無線リモコン20から送信された電波を、バックカバー4に設けられた反射板5で反射させることによって、無線モジュール3で電波を効率的に受信する。
この発明の実施の一形態についての理解を容易とするため、先ず、バックカバー4に反射板5が設けられていない場合について説明する。図4Aおよび図4Bは、バックカバー4に反射板5が設けられていない受信装置10’の上面図および側面図を示す。電波が受信装置10の正面方向から送信された場合、電波が非金属性の材料で形成されたバックカバー4を透過してしまう。そのため、電波が無線モジュール3の方向に進行せず、無線モジュール3で受信することが困難となってしまう。
次に、バックカバー4に反射板5を設けた場合について説明する。図5Aおよび図5Bは、バックカバー4に反射板5を設けた受信装置10の上面図および側面図を示す。電波が受信装置10の正面方向から送信された場合、電波が反射板5によって反射することにより、バックカバー4を透過することなく筐体内部側に導かれる。したがって、正面方向から送信された電波を無線モジュール3で受信することができる。
図6は、バックカバー4の一部に反射板5を取り付けた例を示す。この例では、反射板5としての金属テープがバックカバー4の4辺のうち、無線モジュール3に最も近接した底面側の辺の筐体内部側に取り付けられている。金属テープは、長さ65mmおよび幅20mmであり、無線モジュール3の近傍に取り付けられている。
図7は、図6に示す金属テープが取り付けられていない場合の無線モジュール3におけるアンテナゲインを示す。図8は、図6に示す金属テープを取り付けた場合の無線モジュール3におけるアンテナゲインを示す。図7および図8に示すグラフにおいて、円周方向の角度は、無線モジュール3の方向を示す。具体的には、0°の位置が受信装置10の正面方向を示し、180°の位置が背面方向を示す。また、円の半径方向がアンテナゲインの大きさを示し、内周側から外周側に向かってアンテナゲインが大きくなることを示す。
図7および図8に示すように、金属テープを取り付けることにより、背面方向のアンテナゲインが3dB程度向上し、通信距離が約1.4倍となる。例えば、受信装置10がテレビジョン受像機であり、無線リモコン20との通信距離が3m程度であった場合には、通信距離が約4.2mに向上するため、室内などで無線リモコン20を操作する際には、より大きな効果を得ることができる。
このように、バックカバー4に反射板5を取り付けることにより、反射板5を取り付けない場合と比較して、より効率的に電波を受信することができる。
ところで、受信装置10の正面方向に対して斜め方向から電波が送信された場合、電波の進行方向と反射板5との間に表示パネル1が遮蔽物として存在するため、電波を反射板5で反射させることができず、無線モジュール3で受信することができない。そこで、この発明の実施の一形態では、スネルの法則に従った回折を利用して、斜め方向からの電波を反射させ、無線モジュール3で受信できるように反射板5を設けるようにしている。
スネルの法則では、図9に示すように、屈折率の異なる2つの物質AおよびBの境界面の垂直方向に対する角度をそれぞれθおよびθとし、屈折率をそれぞれNaおよびNbとした場合に、以下の式(1)に示す関係が成立する。
sinθ/sinθ =Nb/Na ・・・(1)
また、物質Aの比誘電率が略1であり、物質Bの比誘電率がε(>1)であるとすると、物質Aの屈折率Naが1となり、物質Bの屈折率Nbが√εとなる。したがって、物質Bの屈折率が1よりも大きい場合には、物質Aに入射された電波が上述した式(1)に基づいて回折し、物質Bを通過する際の角度θが物質Aを通過する際の電波の角度θに対して小さくなる。
このようなスネルの法則に従った回折を利用し、電波が受信装置10の斜め方向から送信された場合について考える。図10に示すように、受信装置10の斜め方向から送信された電波がフレーム2に入射される。この発明の実施の一形態では、フレーム2がプラスチックなどの材料を用いて形成されており、比誘電率が1よりも大きいため、フレーム2に入射された電波は、フレーム2内を通過する際にスネルの法則に従って回折し、進行方向が変化する。進行方向が変化した電波は、反射板5によって反射し、筐体内部に導かれることにより、斜め方向から送信された電波を無線モジュール3で受信することができる。
なお、フレーム2の比誘電率が空気の比誘電率と同一である場合には、電波がフレーム2内を通過する際に回折せず、点線の矢印で示す方向に進行するため、斜め方向から送信された電波を反射板5で反射させることができない。
このように、この発明の実施の一形態では、バックカバー4の筐体内部側に反射板5を設けることにより、受信装置10の正面方向や斜め方向から送信された無線通信による電波を、より効率的に受信することができる。
また、反射板5をバックカバー4の筐体内部側に設けるようにしているため、受信装置10の外観上の変化がないので、デザイン性を損なうことなく受信性能を向上させることができる。
さらに、この発明の実施の一形態では、反射板5を用いて無線通信を行うようにしているため、無線モジュール3の取り付け位置を自由に決定することができ、例えば回路基板の近傍に無線モジュール3を配置することができる。したがって、回路基板と無線モジュール3とを接続するための配線を短くすることができ、製造コストを抑えるとともに、配線がアンテナになることによる不要輻射を改善することができる。
以上、この発明の実施の一形態について説明したが、この発明は、上述したこの発明の実施の一形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。この例では、反射板5をバックカバー4の折り曲げ部分に取り付けるように説明したが、これはこの例に限られず、無線モジュール3による受信性能を向上させることができれば、他の部分に取り付けるようにしてもよい。具体的には、例えば図11に示すように、反射板5’を受信装置10を設置する際のスタンド部30に設けるようにしてもよい。スタンド部30に反射板5’を設けることにより、バックカバー4に反射板5を設けた場合と同様に、無線モジュール3において効率的に電波を受信することができる。
また、この例では、無線リモコンからの信号を受信する場合について説明したが、これはこの例に限られない。例えば、受信装置10に設けられたチューナ部12を受信装置10から分離した構成とし、チューナ部12と受信装置10との間でAVデータを無線通信によって伝送する場合についても適用可能である。
1 表示パネル
2 フレーム
3 無線モジュール
4 バックカバー
5,5’ 反射板
10,10’ 受信装置
20 無線リモートコントローラ
21 受信用アンテナ
22 受信部
30 スタンド部

Claims (7)

  1. 映像を表示する表示パネルと、
    上記表示パネルの背面側の少なくとも一部を覆い、且つ周縁部の少なくとも一部が内側に折り曲げられたバックカバーと、
    上記バックカバーの前面に設けられ、外部から送信された無線通信による電波を受信する受信部と、
    上記バックカバーの折り曲げ部分の近傍に取り付けられ、外部から送信された上記電波を反射させ、上記受信部へ導く反射板と
    を備える受信装置。
  2. 非金属性材料で形成され、上記表示パネルの周縁部を覆うフレームをさらに備え、
    上記フレームの裏面側に上記反射板が配置され、上記電波が上記フレームを透過する際に回折することによって変化した進行方向に応じて、上記電波が上記受信部へ導かれるようにした請求項1に記載の受信装置。
  3. 上記バックカバーの折り曲げ部分は、上記周縁部の4辺のうち少なくとも1辺に形成されている請求項1に記載の受信装置。
  4. 上記バックカバーの折り曲げ部分は、上記受信部に最も近接した辺に形成されている請求項3に記載の受信装置。
  5. 上記バックカバーの折り曲げ部分の折り曲げ角は、45°±30°である請求項1に記載の受信装置。
  6. 上記反射板の長さは、上記電波の波長λに対してλ/4以上である請求項1に記載の受信装置。
  7. 上記表示パネルを支持するスタンド部をさらに備え、
    上記反射板は、上記バックカバーの折り曲げ部分に取り付けられていることに代えて、上記スタンド部に取り付けられている請求項1に記載の受信装置。
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