JP5277683B2 - ハッチゲートのハーネス配索構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジにより開閉塞可能なハッチゲート部材を有するハッチゲートのハーネス配索構造で、特に、積荷の積み降ろしを行う際に、配索されたハーネス部材の損傷を防止出来るハッチゲートのハーネス配索構造に関するものである。
従来、車両のハッチゲート構造として、車両としてのピックアップトラック等のリヤゲートのハーネス配索構造が知られている(特許文献1参照)。
このようなものでは、ピックアップトラック等の荷台の後部に、リヤハッチゲート部材が、左,右一対のヒンジ部材を介して、回動可能に設けられている。
このリヤハッチゲート部材には、リヤビューカメラやハイマウントストップランプ等の電装部品が装着されていて、車体側と、これらのリヤハッチゲート側の電装部品との間に配索されるハーネス部材によって、接続されている。
特開平7−149185号公報(第0010段落乃至第0023段落、図1乃至図3)
しかしながら、このような従来のハッチゲートのハーネス配索構造においては、前記左,右一対、二箇所に設けられたヒンジ部材の間で、車幅方向略中央位置に、前記ハーネス部材が、むき出しで配索されている。
このため、前記リヤハッチゲート部材が開放されると、前記積荷の積み降ろしを行う空間からは、このハーネス部材が、平面視真上から丸見えとなってしまい、ユーザーが、荷台の積荷を積み降ろしする際に、荷台の後端部と、このリヤハッチゲート部材の下縁部との間に脱落する積荷が、前記ハ−ネス部材に引っかかったり、或いは干渉して、ハーネス部材を損傷させたり、或いは、外して、電気的接続が解除されてしまう等の虞があった。
そこで、本発明の目的は、積荷の積み降ろしによっても、ハーネス部材が損傷する虞を減少させることができるハッチゲートのハーネス配索構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載されたものは、車体に設けられた荷室又は荷台の少なくとも一側面に、積荷の積み下ろしを行う際に、積荷が通過する空間を有する開口部を開口形成して、該開口部の一側縁に、ヒンジ部材を介して、該開口部を開閉可能とするように、ハッチゲート部材を回動可能に装着し、前記車体と、該ハッチゲート部材の間に該ハッチゲート部材の回動に追従するように配索されるハーネス部材を有するハッチゲートのハーネス配索構造であって、前記ハッチゲート部材の縁部端面は、前記開口部を開放した状態で前記開口部の一側縁の端面と対向し、前記開口部を閉鎖した状態で前記開口部の一側縁の端面と直交し、前記ヒンジ部材を、前記開口部の一側縁の端面と、前記ハッチゲート部材の縁部端面と、に固定し、前記ハーネス部材を挿通する車体側ハーネス挿通孔を、前記開口部の一側縁の端面に形成し、前記ハーネス部材を挿通するハッチ側ハーネス挿通孔を、前記ハッチゲート部材の縁部端面に形成し、前記積荷が通過する空間から見て、前記ヒンジ部材の反対側に前記ハーネス部材を配置し、前記ヒンジ部材の少なくとも一部を、前記ハーネス部材の少なくとも一部に重複させ、且つ、前記車体側ハーネス挿通孔及びハッチ側ハーネス挿通孔の位置を、略対角線上に位置するように形成すると共に、前記ヒンジ部材と重複した部分のハーネス部材を、前記積荷が通過する空間から見て前記ヒンジ部材の反対側で略S字状に蛇行して配置するハッチゲートのハーネス配索構造を特徴としている。
本発明の請求項1に記載されたものによれば、前記ハッチゲート部材が開放されると、前記積荷の積み降ろしを行う際に、積荷が通過する空間からの視線方向では、前記ハーネス部材の一部又は全部が、前記ヒンジ部材に隠れる。
このため、前記ハーネス部材は、前記荷室又は荷台の開口部の一側縁と、前記ハッチゲート部材が開放された状態で、該一側縁に対向する前記ハッチゲート部材の一側辺との間隙から、見えづらく、該間隙に脱落する積荷が、前記ハ−ネス部材に引っかかったり、或いは干渉して、該ハーネス部材を損傷させたり、或いは、外れて、電気的接続が解除されてしまう虞を減少させることができる。
以下、本発明の最良の実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造を図面に基づいて説明する。
図1乃至図8は、この発明の実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造を示すものである。
まず、全体の構成から説明すると、この実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造では、図2に示すようなピックアップトラック等の車両1の車体2の後部2aに、荷台3が設けられている。
この荷台3の後部に位置する後側面3aには、積荷の積み降ろしを行う際に、積荷が通過する空間Gを有する開口部4が、開口形成されている。
また、この開口部4の下側縁4aには、左,右一対のヒンジ部材5,5を介して、ハッチゲート部材としてのリヤハッチゲート部材6が、回動可能に設けられている。
このリヤハッチゲート部材6は、複数のパネル部材が組み合わされて、中空略平板状を呈すると共に、一側辺としての下縁部6aが、これらのヒンジ部材5,5を介して、前記回動可能に設けられていて、図4に示すリヤハッチゲート部材6が開放された状態では、前記下側縁4a後端面と、前記下縁部前端面とが、対向するように構成されている。
これらの各ヒンジ部材5は、主に、荷台側ヒンジ部材5aとリアゲート側ヒンジ部材5bとが、回動軸部材5cを介して回動自在に枢支されている。
このうち、荷台側ヒンジ部材5aには、図1又は図4に示すように、ボルト孔部5e,5eが開孔形成された固定フランジ部5dが設けられている。
この固定フランジ部5dからは、車幅方向に一定の寸法Wを有して、幅広である上面視略方形の平板面状を呈して、車両後方へ向けて、略水平に平板部5fが、一体に延設されていると共に、この平板部5fの後端には、前記回動軸部材5cを支持する軸受部5gが、車両前後方向垂直断面を略円筒状とするように、屈曲形成されている。
また、車体2に、このヒンジ部材5が、装着される際には、これらのボルト孔部5e,5eを開孔形成した固定フランジ部5dが、前記開口部4の下側縁4aに、対峙されて、この下側縁4aに開孔形成されたボルト孔部5e,5eに、これらのボルト固定孔4b,4bが、位置合わせされる。
そして、これらのボルト固定孔4b,4b及びボルト孔部5e,5eに、各々ボルト部材9,9が挿通されて、このボルト部材9,9の雄ネジ部に、ナット部材10,10の雌ネジ部が、螺合されて、締結固定されるように構成されている。
また、前記リヤゲート側ヒンジ部5bは、前記リヤハッチゲート部材6の下縁部6aに対向する固定フランジ部5hと、車両前方斜め下方に向けて一体に延設される平面視略方形状の延出部5iとを有して主に構成されている。
このうち、前記延出部5iの車幅方向左右端側には、前記軸受部5gの両側に位置して前記回動軸部材5cが、回動自在に挿通される一対の軸受部5j,5jが、図1に示すように一体に形成されている。
この軸受部5j,5jは、車両前後方向垂直断面を略円筒状とするように、屈曲形成されていて、内側に挿通される回動軸部材5cによって、回動自在に支持されるように構成されている。
また、前記固定フランジ部5hには、車幅方向に一対のボルト孔部5k,5kが、開孔形成されている。
そして、前記リヤハッチゲート部材6を、このヒンジ部材5に装着する際には、このリヤハッチゲート部材6の下縁部6aに、前記固定フランジ部5dを対峙させて、開孔形成されたボルト固定孔6b,6bに、ボルト孔部5k,5kが位置合わせされて、ボルト部材9,9が各々挿通されると共に、このボルト部材9,9の雄ネジ部に、ナット部材10,10の雌ネジ部が、螺合されて、締結固定されるように構成されている。
このため、このヒンジ部材5を介在させて、前記荷台3の後側面3aに設けられた開口部4の下側縁4aに、この開口部4を開閉可能とするリヤハッチゲート部材6が回動可能に装着されている。
更に、前記リヤハッチゲート部材6には、リヤビューカメラやハイマウントストップランプ8,8等の電装部品が、装着されている。
そして、前記車体2側と、これらのリヤハッチゲート部材6側の電装部品との間には、このリヤハッチゲート部材6の回動に伴って、屈曲変形することにより、追従するように配索されるハーネス部材7が設けられていて、前記電装部品と、車体2側に設けられた電源若しくは制御部とが、電気的に導通されるように接続されている。
このハーネス部材7は、図1又は図4に示すように、前記通電が行われる電線若しくは光ファイバケーブルを有するハーネス本体7aと、このハーネス本体7aが挿通されて、このハーネス本体7aの周囲を覆うように被覆するフレキシブルチューブ部材7bとを有して、主に構成されている。
このうち、前記車体2の後部2aに位置する図4に示す様な荷台3の開口部4の下側縁4aの後端面で、前記ヒンジ部材5が固着される一方のボルト固定孔4b下方に、車体側ハーネス挿通孔4cが、開口形成されている。
そして、この車体側ハーネス挿通孔4cの開口周縁に、前記フレキシブルチューブ部材7bの一端7cが、係着されて、前記ハーネス部材7が接続されている。
また、前記リヤハッチゲート部材6の下縁部6aに形成されたボルト固定孔6bの下方位置には、ハッチ側ハーネス挿通孔6cが開口形成されている。
この実施の形態では、前記ハッチ側ハーネス挿通孔6cの位置が、図1に示されるように、前記車体側ハーネス挿通孔4cに対して、前記ヒンジ部材5の上面視で、略対角線上に位置するように、対向する他方のボルト固定孔6bとは、車幅方向で対となる反対側のボルト固定孔6bの下方に設けられている。
このため、図1に示すように、前記ヒンジ部材5に隠れて、見えない部分のワイヤハーネス部材7のフレキシブルチューブ部材7b及びハーネス本体7aが、ヒンジ部材5の下方で略S字状に蛇行する空中配索部として、配索されている。
そして、主に、前記ヒンジ部材5の荷台側ヒンジ部材5aの平板部5f及びリヤゲート側ヒンジ部材5bの延出部5iが、前記略S字状に蛇行する部分の大部分に、上面視で重複することにより、上方からの落下物が直接当接しないように、覆われる構成としている。
次に、この実施の形態の作用効果について説明する。
このように構成された実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造では、図4に示すように、前記ヒンジ部材5の固定フランジ部5d及び5hが、前記ボルト部材9…及びナット部材10…によって、前記下側縁4a及び下縁部6aに締結固定されている部分よりも、車両下方位置に開口形成された車体側ハーネス挿通孔4c及びハッチ側ハーネス挿通孔6cに、前記ハーネス部材7が挿通されている。
このため、このハーネス部材7の略S字状の空中配索部分が、前記ヒンジ部材5の下側に位置される。
前記ハッチゲート部材6が、図1又は図4に示すように開放されると、図4に示す前記積荷の積み降ろしを行う際に、積荷が通過する空間Gからの視線方向Pでは、図1に示すように、前記ハーネス部材7の略大部分が、前記ヒンジ部材5の荷台側ヒンジ部材5aの平板部5f及びリヤゲート側ヒンジ部材5bの延出部5iに隠されて、覆われている。
このため、前記ハーネス部材7は、前記荷台3の開口部4の下側縁4aと、前記リヤハッチゲート部材6が開放された状態で、この下側縁4aに対向する前記リヤハッチゲート部材6の下縁部6aとの間隙Dから、見えづらい。
この実施の形態では、前記ハーネス部材7の空中配索部分が、約80%以上、前記車幅方向に一定の寸法Wを有する幅広の固定フランジ部5dが設けられたヒンジ部材によって、覆われて、更に、露出する部分が少なくなるように構成されている。
従って、この間隙Dに上方から脱落する積荷が、前記ハ−ネス部材7に引っかかったり、或いは干渉して、このハーネス部材7を損傷させたり、或いは、物理的接続部分が外れて、電気的接続が解除されてしまう虞を減少させることができる。
また、この実施の形態では、前記ハッチ側ハーネス挿通孔6cの位置が、図1に示されるように、前記車体側ハーネス挿通孔4cに対して、前記ヒンジ部材5の上面視で、略対角線上に位置するように、対向する他方のボルト固定孔6bとは、車幅方向で対となる反対側のボルト固定孔6bの下方に設けられている。
このため、図1に示すように、前記ヒンジ部材5に隠れて、見えない部分のワイヤハーネス部材7が、ヒンジ部材5の下方で略S字状に蛇行して、配置されている。
従って、例えば、前記リヤハッチゲート部材6を閉塞した状態での伸び代を充分に確保することができると共に、前記リヤハッチゲート部材6を開放した状態でも、余分な撓みを発生させる虞が無く、しかも、図1に示すように、車幅方向に一定の寸法Wを有する幅広の前記平板部5f,前記延出部5i及びこの平板部5fの少なくとも両側に位置する延出部5iの一端に設けられた軸受部5jに、略大部分のハーネス部材7が、覆われて効率良く前記ハーネス部材7を保護することができる。
更に、この実施の形態では、図2に示すように、左,右一対のヒンジ部材5,5の下方に、各々ハーネス部材7,7が、分散されて設けられている。
このため、一方のハーネス部材7に、通線される電線や或いは光ファイバケーブルの本数を減少させることが出来、前記ハーネス部材7に所望の柔軟性を与えつつ、前記積荷の積み降ろしによっても、ハーネス部材7が損傷する虞を減少させることができる。
図5乃至図8は、この発明の実施の形態の実施例1のハッチゲートのハーネス配索構造を示すものである。なお、前記実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造と、同一乃至均等な部分については、同一符号を付して、主に相違する部分について詳述する。
まず、構成から説明すると、この実施例1のハッチゲートのハーネス配索構造では、前記実施の形態の構成に加えて、更に、前記ヒンジ部5には、前記ハーネス部材7が、前記ハッチゲート部材6の開閉動作に伴い、伸縮して移動する部分を固定するハーネス位置規制部としての固定バンド部材11,12が設けられている。
このうち、前記固定バンド部材11は、前記荷台側ヒンジ部材5aの平板部5fのうち、車幅方向略中央の下面側に固定される固定片部11aと、この固定片部11aから、車両下方に向けて一体に延設されて、前記S字状に湾曲されたハーネス部材7の車幅方向に沿う配索部分を挿通するリング状挿通部11bとを有している。
また、前記固定バンド部材12は、前記リヤゲート側ヒンジ部材5bの延出部5iのうち、車幅方向一側縁の下面側に固定される固定片部12aと、この固定片部12aから、車両下方に向けて一体に延設されて、前記S字状に湾曲されたハーネス部材7の車両前後方向に配索を沿わせる部分を挿通するリング状挿通部12bとを有している。
次に、この実施の形態の実施例1の作用効果について説明する。
このように構成された実施例1では、前記実施の形態の作用効果に加えて、更に、図5又は図6に示すように、前記ヒンジ部5には、前記ハーネス部材7が、前記ハッチゲート部材6の開閉動作に伴い、屈曲変形して移動する部分を固定する荷台側固定バンド部材11及びハッチ側固定バンド部材12が設けられている。
このため、図7又は図8に示すように、前記リヤハッチゲート部材6が、閉塞された状態でも、前記S字状に湾曲されたハーネス部材7の車幅方向に沿う配索部分が、前記リング状挿通部11bに挿通されることにより、前記荷台側ヒンジ部材5aの平板部5fの下面側及び回動軸部材5cが挿通されて軸支される軸受部5g及び5j等から、所定距離離間している。
また、前記S字状に湾曲されたハーネス部材7の車両前後方向に配索を沿わせる部分が、リング状挿通部12bに挿通されているので、前記リヤゲート側ヒンジ部材5bの下面側及び回動軸部材5cが挿通されて軸支される軸受部5g及び5j等から、所定距離離間された状態が保持されている。
従って、前記リヤハッチゲート部材6の開閉塞動作に伴い、前記ハーネス部材7の中間部分が、前記回動軸部材5cが挿通されて軸支される軸受部5g及び5j方向へ近接移動する移動量を減少させて、このハーネス部材7の前記ヒンジ部材5等の周辺部材への干渉を抑制することができる。
しかも、この実施の形態では、二つの前記荷台側固定バンド部材11及びハッチ側固定バンド部材12が、最も、前記ハーネス部材7が、屈曲変形により、軸受部5g及び5j方向へ近接移動する部分の両側を、前記ヒンジ部材5から一定の距離に保たれるように固定する。
このため、更に確実に、前記ハーネス部材7が、前記ヒンジ部材5に干渉することを防止できる。
他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例1を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施の形態及び実施例1では、前記ハーネス部材7の空中配索部分が、約80%以上、前記ヒンジ部材5に覆われるように構成されているが、特にこれに限らず、他の一部若しくは、全部が、覆われるように構成されていても、前記荷台若しく荷室から出し入れされる積荷が通過する空間から見て、前記ヒンジ部材5の少なくとも一部が、前記ハーネス部材7の少なくとも一部へ重複するように覆うものであれば、どのように構成されていても良い。
また、前記ヒンジ部材5の装着される車体側の開口部の一側縁位置も、下側縁4aに特に限定されるものではなく、開口部の左,右側縁や或いは上側縁等、何れの側縁にヒンジ部材5を介して、ハッチゲート部材6を回動可能に装着するように構成してもよい。
更に、前記開口部4の位置も、車両1の後部に限定されるものではなく、左,右少なくとも何れか一方の側面部、前部エンジンフード部等、車両1の如何なる部分の開口部であっても良く、その積荷が通過する空間から見て、ヒンジ部材5の少なくとも一部が、ハーネス部材7の少なくとも一部へ重複するように覆うものであれば、適用箇所が特に限定されるものではない。
そして、この実施の形態では、図2に示すように、左,右一対のヒンジ部材5,5の下方に、各々ハーネス部材7,7を分散させて設けているが、特にこれに限らず、例えば、左,右何れか一方のヒンジ部材5の下方に、前記ハーネス部材7を設けてもよく、又、例えば、三カ所以上設けられたヒンジ部材5…の少なくとも、一箇所以上のヒンジ部材5の下方にハーネス部材7が設けられている等、ヒンジ部材5が重複するように覆えれば、対応関係及び配索位置や、空中配索部の形状が特に限定されるものではない。
本発明の実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造で、リヤハッチゲート部材が開放された状態で、図2中A−A線に沿った位置に相当する部分での断面図である。 実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造で、全体の構成を説明する車両の模式的な斜視図である。 実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造で、リヤハッチゲート部材が開放された状態での車両後部の斜視図である。実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造で、車両の全体の構成を示す斜視図である。 実施の形態のハッチゲートのハーネス配索構造で、要部の車両前後方向に沿った位置での縦断面図である。 実施の形態の実施例1のハッチゲートのハーネス配索構造で、リヤハッチゲート部材が開放された状態で、図4に相当する部分での断面図である。 実施の形態の実施例1のハッチゲートのハーネス配索構造で、リヤハッチゲート部材が開放された状態での、図2中A−A線に沿った位置に相当する部分の断面図である。 実施の形態の実施例1のハッチゲートのハーネス配索構造で、リヤハッチゲート部材が閉塞された状態での、図4に相当する部分の断面図である。 実施の形態の実施例1のハッチゲートのハーネス配索構造で、リヤハッチゲート部材が閉塞された状態で、図2中A−A線に沿った位置に相当する部分での断面図である。
符号の説明
2 車体
3 荷台
3a 後側面(一側面)
4 開口部
4a 下側縁(一側縁)
5,5 ヒンジ部材
6 リヤハッチゲート部材
6a 下縁部(下側一側縁)
7 ハーネス部材
11 荷台側固定バンド部材(ハーネス位置規制部)
12 ハッチ側固定バンド部材(ハーネス位置規制部)
G 空間

Claims (3)

  1. 車体に設けられた荷室又は荷台の少なくとも一側面に、積荷の積み下ろしを行う際に、積荷が通過する空間を有する開口部を開口形成して、該開口部の一側縁に、ヒンジ部材を介して、該開口部を開閉可能とするように、ハッチゲート部材を回動可能に装着し、前記車体と、該ハッチゲート部材の間に該ハッチゲート部材の回動に追従するように配索されるハーネス部材を有するハッチゲートのハーネス配索構造であって、
    前記ハッチゲート部材の縁部端面は、前記開口部を開放した状態で前記開口部の一側縁の端面と対向し、前記開口部を閉鎖した状態で前記開口部の一側縁の端面と直交し、
    前記ヒンジ部材を、前記開口部の一側縁の端面と、前記ハッチゲート部材の縁部端面と、に固定し、
    前記ハーネス部材を挿通する車体側ハーネス挿通孔を、前記開口部の一側縁の端面に形成し、前記ハーネス部材を挿通するハッチ側ハーネス挿通孔を、前記ハッチゲート部材の縁部端面に形成し、
    前記積荷が通過する空間から見て、前記ヒンジ部材の反対側に前記ハーネス部材を配置し、前記ヒンジ部材の少なくとも一部を、前記ハーネス部材の少なくとも一部に重複させ、且つ、前記車体側ハーネス挿通孔及びハッチ側ハーネス挿通孔の位置を、略対角線上に位置するように形成すると共に、前記ヒンジ部材と重複した部分のハーネス部材を、前記積荷が通過する空間から見て前記ヒンジ部材の反対側で略S字状に蛇行して配置する
    ことを特徴とするハッチゲートのハーネス配索構造。
  2. 前記一側面は、車体の後部に設けられた荷室又は荷台の後側面であると共に、前記開口部としてのリアハッチゲート部材の開口部の下側縁に、前記ヒンジ部材を介して回動自在に装着されたリアハッチゲート部材の下側一側辺と、該下側縁との間に、前記ハーネス部材を配索して、上面視で、前記ヒンジ部材の少なくとも一部が、前記ハーネス部材の少なくとも一部に重複すること
    を特徴とする請求項1記載のハッチゲートのハーネス配索構造。
  3. 前記ヒンジ部材には、前記ハーネス部材が、前記ハッチゲート部材の開閉動作に伴い、移動する部分を固定するハーネス位置規制部が設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のハッチゲートのハーネス配索構造。
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