JP2006240604A - 車両用スライドドアの給電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構造でスライドドアと車体との相対変位を吸収できるようにする。
【解決手段】 車体2側に電源に接続されたワイヤハーネス3と接続されスライドドア1内部の機器へ給電する給電線5を設け、車体2側に伸縮自在なリンクアーム7を配置し、このリンクアーム7の一端を回動可能に固定するとともに、リンクアーム7に沿うように給電線5を配線し、リンクアーム7の他端から給電線5をスライドドア1内部へ配線した。
【選択図】 図1
【解決手段】 車体2側に電源に接続されたワイヤハーネス3と接続されスライドドア1内部の機器へ給電する給電線5を設け、車体2側に伸縮自在なリンクアーム7を配置し、このリンクアーム7の一端を回動可能に固定するとともに、リンクアーム7に沿うように給電線5を配線し、リンクアーム7の他端から給電線5をスライドドア1内部へ配線した。
【選択図】 図1
Description
本発明は車両用スライドドアのドアガラス昇降モータ等へ給電するための給電装置の改良に関する。
近年、バン型車のRV車としての用途拡大に伴い、ドアガラス昇降を自動化する等のために、スライドドアに設けたドアガラス昇降モータやリミットスイッチ等へ車両ボデー側から給電する必要が生じている。そこで、湾曲変形するフレキシブルフラットケーブル(以下単に「フラットケーブル」という)をボデー側とドア側とに接続する方法が考えられた(特許文献1参照)。しかしながら、このフラットケーブルをボデー側に設ける必要があるため、フラットケーブルの収納スペースをボデーパネルに確保し、あるいはフラットケーブルを泥水等から遮蔽するためのカバーをボデーパネルに設ける必要がある等によりパネル構造が複雑化し大幅なコストアップになるという問題が生じた。そこで、ボデーパネルの形状が複雑化することによる大幅なコストアップを生じることのない車両用スライドドアの給電装置として、スライドドアに設けられてドア開閉方向へ延びるガイド部材と、当該ガイド部材に相対移動可能に保持されたスライダと、車両ボデー側から延びて前記スライダを経由して前記スライドドア内の電気部品に至る給電線と、前記スライダに一端が、前記車両ボデーに他端がそれぞれ結合されて前記給電線を支持する、弾性的に湾曲変形可能な第1の支持部材とを具備し、スライドドアの開閉に伴う第1の支持部材の車両ボデー側固定点とスライダ側固定点との相対間隔の変化を、前記第1の支持部材の湾曲変形により吸収するようにしたものが開発された(特許文献2参照)。
特許第3216872号公報(第2頁、図2)
特許第3521782号公報(第3頁、図1)
特許文献2に公開された装置でも、ボデーパネルの形状の複雑化を防ぐことはできても、給電装置自体は、フラットケーブルをガイドレール内に収めるため、この空間内でフラットケーブルが湾曲変形することが必要であり、かつ給電線の支持部材も湾曲変形する空間を必要とし、装置自体は、部品点数も多くそれほど簡単な構造にはなっていなかった。
そこで、本発明は、構造簡単にしてスライドドアと車体(ボデー)との相対変位を吸収可能とした車両用スライドドアの給電装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、車体側に電源に接続されたワイヤハーネスと接続されスライドドア内部の機器へ給電する給電線を設け、車体側に伸縮自在なリンクアームを配置し、このリンクアームの一端を回動可能に固定するとともに、リンクアームに沿うように給電線を配線し、リンクアームの他端から給電線をスライドドア内部へ配線したものである。
本発明によれば、車体側に電源に接続されたワイヤハーネスと接続されスライドドア内部の機器へ給電する給電線を設け、車体側に伸縮自在なリンクアームを配置し、このリンクアームの一端を回動可能に固定するとともに、リンクアームに沿うように給電線を配線し、リンクアームの他端から給電線をスライドドア内部へ配線したので、給電装置そのものの構造がきわめて簡単なものとなり、低コストで提供できる。また、複数のリンクを連結させて、リンクが起立・傾倒することで、これに沿わせたワイヤハーネスが伸縮し、スライドドアと車両本体との距離を吸収することが可能となる。さらに、リンクを使い、ハーネス形状を規制することで、余計なケースを用いる必要はない。したがってハーネスモジュールの軽量化、低コスト化が実現できる。さらにまた、リンクアームを車体のフロア下を使うことができ、車体側からの張り出しをなくすことが可能となり、見栄え向上につながる。なお、簡単な部品の集合体であり、WH長さ調節が容易である。
以下に、この発明の実施の形態について、図面を参考にして説明する。
図1は、スライドドア1が開いた状態の平面略図であり、車体2側にバッテリーなどの電源に接続されたワイヤハーネス3を配線してあり、このワイヤハーネス3のコネクタ4に給電線5のコネクタ6を接続してある。この給電線5は、リンクアーム7を通ってスライドドア1の内部の各種機器に接続されたワイヤハーネス(図示せず)と接続されている。リンクアーム7は、車両の車室フロアの下に配設してある。前記ワイヤハーネス3に接続する給電線5の一端側とは反対の他端側は、スライドドア1のアーム8及びスライダ9の内部を通ってスライドドア1内の各種機器(図示せず)に給電するように配線してある。
図2は、スライドドア1を閉める途中の状態であり、リンクアーム7は最も縮小された状態にあり、この縮小状態からさらにスライドドア1を閉めると、図3に示すように、リンクアーム7は伸長する。図1ないし図3において、符号10は、リンクアーム7を固定する固定部材であり、この固定部材10にリンクアーム7の一端が回動可能に固定されている。この固定部材10は、スライドドア1のスライド領域に対応するリンクアーム7の可動域のほぼ中間位置に固定され、リンクアーム7は一端側を支点にして左右に振られ、かつ伸縮する。
図4及び図5は、リンクアーム7と給電線5との関係におけるリンクアーム7の伸縮状態を詳細に示すものである。これらの図では固定部材10を省略し、左端の給電線5はバッテリー側、右端の給電線5はスライドドア1側へ配索される。また、リンクアーム7の回動点を図5において符号7Aで示す。
上述した実施形態では、スライドドア1の内部に設けた機器(電装品)に給電してパワーウィンドーを操作することなどを予定して説明したが、スライドドア1と車体2との間でセンサ信号などの電気信号のやりとりを行うこともこの給電線5を介してできることは勿論である。
1 スライドドア
2 車体
3 ワイヤハーネス
4,6 コネクタ
5 給電線
7 リンクアーム
2 車体
3 ワイヤハーネス
4,6 コネクタ
5 給電線
7 リンクアーム
Claims (1)
- 車体側に電源に接続されたワイヤハーネスと接続されスライドドア内部の機器へ給電する給電線を設け、
車体側に伸縮自在なリンクアームを配置し、
このリンクアームの一端を回動可能に固定するとともに、リンクアームに沿うように給電線を配線し、
リンクアームの他端から給電線をスライドドア内部へ配線したことを特徴とする車両用スライドドアの給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005063005A JP2006240604A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 車両用スライドドアの給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005063005A JP2006240604A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 車両用スライドドアの給電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006240604A true JP2006240604A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37047421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005063005A Pending JP2006240604A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 車両用スライドドアの給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006240604A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008125252A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Yazaki Corp | スライド構造体用の給電装置 |
JP2012158404A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Fuji Heavy Ind Ltd | 塵芥収集車の塵芥投入箱 |
KR101959908B1 (ko) * | 2017-09-21 | 2019-03-19 | 주식회사 경신 | 차량용 배선 정렬장치 |
KR20190033493A (ko) * | 2019-03-11 | 2019-03-29 | 주식회사 경신 | 차량용 배선 정렬장치 |
KR20190033491A (ko) * | 2019-03-11 | 2019-03-29 | 주식회사 경신 | 차량용 배선 정렬장치 |
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KR20190033492A (ko) * | 2019-03-11 | 2019-03-29 | 주식회사 경신 | 차량용 배선 정렬장치 |
-
2005
- 2005-03-07 JP JP2005063005A patent/JP2006240604A/ja active Pending
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US8215466B2 (en) | 2006-11-13 | 2012-07-10 | Yazaki Corporation | Power feeding apparatus for slidable structural body |
JP2012158404A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Fuji Heavy Ind Ltd | 塵芥収集車の塵芥投入箱 |
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KR20190033391A (ko) * | 2017-09-21 | 2019-03-29 | 주식회사 경신 | 차량용 배선 정렬장치 |
KR101969995B1 (ko) * | 2017-09-21 | 2019-04-18 | 주식회사 경신 | 차량용 배선 정렬장치 |
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KR101969998B1 (ko) | 2019-03-11 | 2019-04-18 | 주식회사 경신 | 차량용 배선 정렬장치 |
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