JP5276366B2 - インクジェット記録装置の制御方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置の制御方法及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録装置の制御方法及びインクジェット記録装置に関するものである。
インクジェット記録装置は、従来、紙、布、プラスチックシート、OHP用シート等の被記録媒体(以下、単に「記録紙」ともいう)に記録し、高密度かつ高速な記録動作が可能である。よって、インクジェット記録装置は、情報処理システムの出力手段、たとえば複写機、ファクシミリ、電子タイプライタ、ワードプロセッサ、ワークステーション等の出力端末としてのプリンタとして利用されている。
また、インクジェット記録装置は、パーソナルコンピュータ、ホストコンピュータ、光ディスク装置、ビデオ装置等に具備されているハンディ又はポータブルプリンタとして利用され、かつ商品化されている。この場合、インクジェット記録装置は、これら装置固有の機能、使用形態等に対応した構成を有している。
一般に、インクジェット記録装置は、記録手段(記録ヘッド)とインクタンクとを搭載するキャリッジと、記録紙を搬送する搬送手段と、これらを制御する制御手段とを具備している。そして、複数の吐出口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを、記録紙の搬送方向(副走査方向)とほぼ直交する方向(主走査方向)にシリアルスキャンさせ、一方で、非記録時に記録紙を、記録幅に等しい量で間欠搬送することによって、記録する。
この記録方法は、記録信号に応じて、インクを記録用紙上に吐出させて記録し、ランニングコストが安く、静かな記録方式として広く用いられている。また、インクを吐出する多数のノズルが、副走査方向に直線上に配置されている記録ヘッドを用い、記録ヘッドが記録用紙上を一回走査することによって、ノズル数に対応した幅の記録がされる。このために、記録ヘッドのノズル数を増やし、また、走査速度を上げることによって、記録動作の高速化を達成することができる。
通常、記録ヘッドには、各ノズルに対応して、ヒータ等の吐出エネルギー発生手段が設けられ、これらのヒータを駆動する電力は、プリンタ本体から電気接触パッド等、容量が比較的小さい配線を介して、供給される。この結果、記録されるデータの負荷が変化すると、線路から引き出される電流値が変化し、それに応じて各ヒータに印加される電圧が想定外に変化することがある。たとえば、多数又は全てのヒータが同時に駆動されると、記録ヘッドに供給される電圧が寄生効果によって下降することがあり、1つ又は少数のヒータが駆動されるときよりも、低い電圧になる。
このように、記録ヘッドに供給される電圧の降下を補償し、同時に吐出するノズル数(同時吐出数)にかかわらず、吐出エネルギーを一定にするために、同時吐出数に応じて、駆動電圧また、駆動パルス幅を調整する。
通常は、記録ヘッド毎に、電気的特性が異なるので、同時吐出数と記録ヘッドの特性とをパラメータとし、駆動パルスを決める駆動パルス制御テーブルを持つ。そして、記録ヘッドの特性と同時吐出数とに応じて、駆動パルス制御テーブルに基づいて、駆動パルスを切り替える発明が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
しかし、このように、記録ヘッドの特性と同時吐出数とのみによって駆動パルスを制御すると、次のような問題が発生する。
一般に、多数のヒータを有する長尺ヘッドでは、配線の抵抗値を抑えるために、また、基板面積の制約から、ヒータを幾つかのグループにまとめて1つの配線で通電している。この場合、同時吐出数が同じでも、駆動されるヒータが各グループに分散している場合と、特定のグループに集中している場合とでは、電流の流れる経路での電圧降下量が変わるので、各ヒータに印加される電圧が異なるという問題がある。
具体的には、駆動されるヒータが分散している場合よりも、集中している場合に、ヘッド内配線部による電圧降下量が増え、ヒータへの印加電圧が、より低下する。このような現象を考慮しないと、ヒータによる吐出エネルギーが十分に得られず、吐出が不安定になり、吐出しない場合があるという問題がある。
次に、この現象について、詳細に説明する。
図7は、従来例のインクジェット記録ヘッドPH1の電気的構成の例を示す概略図である。
従来例のインクジェット記録ヘッドPH1は、接続パッド1、2と、ヒータHと、トランジスタTとを有する。
接続パッド1は、プリンタ本体の電源ラインと接続するパッドである。接続パッド2は、プリンタ本体のグランドラインと接続するパッドである。トランジスタTは、不図示のコントローラからの信号によってON、OFFし、ヒータへの電流を制御する。
図7に示す従来例では、ヒータHが256個設けられ、ヒータHは、駆動セグメントSEG1〜SEG16に分類されている。駆動セグメントSEG1〜SEG16は、16個毎に共通の配線ラインに接続されているグループである。
また、4つの上記駆動セグメントが、セグメントブロックを構成している。このセグメントブロックは、4つの上記駆動セグメントのグループであり、共通の配線ラインに接続されているグループである。そして、このセグメントブロックが4つ集まり、共通の配線ラインを介して、接続パッド1と接続パッド2とに接続されている。
また、図7に示す従来例では、各配線の交点において、接続パッドから順にA、B、Cの符号が付され、図7の上側から順に、1、2、3、…と番号が付されている。つまり、同じ駆動セグメント内の16個のヒータに、共通の配線ラインC1〜C16が接続され、同じセグメントブロック内の4つの駆動セグメントに、共通の配線ラインB1〜B4が接続されている。また、4つのセグメントブロックの接続パッドに、共通の配線ラインAが接続されている。なお、接続パッド2への接続は、接続パッド1への接続と同一であるので、図示を省略している。
図8は、従来例のインクジェット記録ヘッドPH1を駆動させる場合におけるタイミング図である。
図8において、ブロック1〜16は、1カラム内で同時に駆動されるヒータを規定する時間な分割グループである。なお、上記1カラムは、ヒータの並び方向に1列分の記録を行う単位である。
通常、上記のような構成のマルチノズルヘッドでは、本体側の駆動電源の容量を考慮して、同じブロック内では、各駆動セグメントで、1つのヒータのみが駆動するように制限し、ヘッド全体でも、最大で16個のヒータしか駆動しないように構成されている。
そして、分散駆動と、集中駆動とが考えられる。上記分散駆動は、たとえば、同時吐出数を4とした場合、4つのセグメントブロックB1〜B4の各駆動セグメント内で、それぞれ1個のヒータを駆動することである。つまり、1つのブロックで1つのヒータを駆動。上記集中駆動は、1つのセグメントブロック内の4つの駆動セグメントを同時に駆動することである。
この場合、分散駆動のときに、交点A−B間の配線が並列に4本使われ、集中駆動のときには、1本のみが使用されるので、記録ヘッド内では、集中駆動における電圧降下が、分散駆動における電圧降下よりも高い。
したがって、同時吐出数によってパルス幅(また電圧)を制御する従来の駆動パルス制御方法では、電圧降下の大きい集中駆動で生じる吐出エネルギーが、分散駆動で生じる吐出エネルギーよりも小さく、上記のような問題が発生する。
いわゆる、駆動の分散/集中によって生じる印加エネルギーの差による問題を解消するためには、グループ毎に電源ラインを別に設け、グループ内の同時吐出数に基づいて制御することが考えられる。しかし、これを実施すると、記録ヘッドと装置本体との電源配線が複雑化し、装置全体のサイズが大きくなり、コストが上昇する。
また、駆動パルスを大きく予め設定すれば、駆動が集中した場合に、十分な吐出エネルギーを確保できるようにする。しかし、この場合、同時吐出数が少ないときに駆動されるヒータに過剰な電圧が印加され、ヒータがダメージを受けるという別の問題が生じる。
記録データに基づいて、所定のタイミングで駆動する記録素子において、共通の電源配線に接続された各グループへの駆動集中度を算出し、上記駆動集中度に応じて、記録素子の駆動信号のパラメータを変更する発明が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平9−11463号公報 特開2003−285442号公報
ところが、上記従来例では、同時吐出数変動に対する補正量は、記録ヘッドの特性(主にヒータ抵抗値によって決まる特性)のみをパラメータとし設定する。よって、各配線部の抵抗値に対して考慮してないので、同時吐出数が増加した際に吐出不良に至らぬように、設計上の最大値を用い、同時吐出数変動に対する補正量を算出している。
電源を共通とする記録素子が少ない場合でには、配線抵抗ばらつきによる影響は、比較的軽微である。ところが、近年、長尺化/高密度化が進み、記録素子の数が増えるにつれて、上記補正値算出のベースとなる抵抗値と、実際の抵抗値と間で、差分に伴う過剰エネルギーによるヘッドへの負荷によって、記録ヘッドの寿命が低下するという問題がある。
本発明は、記録データに応じて変化する記録ヘッドの同時吐出数について、記録ヘッド個体差、記録装置の個体差、経時変動に応じて、最適な駆動エネルギー量を設定できるインクジェット記録装置の制御方法及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
なお、上記記録ヘッドの個体差は、ヘッド内配線における電圧降下量ばらつきであり、上記記録装置の個体差は、電源ばらつき、電源とヘッドとの間の配線における電圧降下量ばらつきである。
本発明のインクジェット記録装置の制御方法は、液体を吐出して記録動作を行う複数の記録素子が配列された素子列を有する記録ヘッドによって記録を行うインクジェット記録装置の制御方法において、複数の記録素子を1つずつ駆動して最も吐出されやすい記録素子を特定し、当該記録素子のみから液体を吐出するために最低限必要な第1の駆動エネルギーを測定する工程と、前記複数の記録素子の全てを駆動した際に、前記最も吐出されやすい記録素子から液体を吐出するために最低限必要な第2の駆動エネルギーを測定する工程と、前記第1の駆動エネルギーと前記第2の駆動エネルギーとの差分に基づいて、同時に駆動される記録素子の数に応じた記録動作を行うために供給する駆動エネルギー量を決定する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、記録データに応じて変化する記録ヘッドの同時吐出数に対し、記録ヘッド個体差、記録装置の個体差、経時変動に対して、最適な補正量を設定することができるという効果を奏する。
本発明によれば、同時吐出数が逐次変動する様々な記録データについて、安定した吐出を提供しかつ記録ヘッドの高寿命化を図ることができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
まず、本明細書では、「記録」は、文字、図形等、有意の情報を形成する場合のみではない。つまり、「記録」は、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に、画像、模様、パターン等を形成し、又は媒体の加工である。なお、上記記録を、プリントという場合もある。
また、「記録媒体」は、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものである。
さらに、「インク」は、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成又は記録媒体の加工、或いはインクの処理(たとえば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固又は不溶化)に供され得る液体である。上記「インク」を、「液体」と言う場合もあり、「記録」の定義と同様に広く解釈されるべきである。
<記録装置概要>
図1は、本発明の実施例1であるインクジェット記録装置R1の全体を示す模式図である。
インクジェット記録装置R1は、紙送りローラ1と、主走査ガイド3と、キャリッジ4と、記録ヘッド5と、プラテン6とを有する。
紙送りローラ1は、記録媒体2を一対のローラで挟み込み、回転することによって、記録媒体2を副走査方向に移動する。
記録ヘッド5は、プラテン6に対向する面に吐出口を備えている。また、記録ヘッド5は、キャリッジ4に着脱可能に取り付けられ、キャリッジ駆動手段(図示せず)によって、キャリッジが主走査ガイド3に沿って動き、これによって記録媒体2に対して走査(以下、「主走査」という)しながら、インク滴を吐出する。なお、記録ヘッド5は、インク供給装置(図示せず)に結合され、インクが供給されている。
プラテン6は、記録ヘッド5の下に設けられ、記録時には、記録媒体2がプラテンと記録ヘッド5との間に位置する。また、プラテン6に保持されることによって、記録媒体2と記録ヘッド5との間隔が、適正になるように保持されている。
また、図1には示していないが、インクジェット記録装置R1は、記録媒体2を紙送りローラまで供給する記録媒体供給手段と、記録ヘッド5の吐出口周りの状態を適正に保つ回復手段と、記録が終わった記録媒体2を取り出す記録媒体排出手段とを有する。
また、インクジェット記録装置R1として、記録ヘッド5を回復する回復手段と、予備的な補助手段等を付加することは、発明の効果を一層安定にするので好ましい。これらの補助手段を具体的に挙げれば、記録ヘッド5に対してのキャッピング手段と、クリーニング手段と、加圧また吸引手段と、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードとである。
次に、インクジェット記録装置R1における記録動作について説明する。
まず、インクジェット記録装置R1に記録開始の指令信号が入力されると、記録媒体供給手段(図示せず)によって、図1中、右上方向から、記録媒体2の先端が紙送りローラ1の位置に来るまで供給される。その後に、記録媒体2上の印刷開始位置に、記録ヘッド5が位置するように、記録信号に応じて、紙送りローラ1が記録媒体2を送る。続いて、キャリッジ4、記録ヘッド5が主走査しながら、記録媒体2上に、インク滴を吹き付けることによって印刷する。
その後に、紙送りローラ1が、記録媒体2を所定量送り(以下、この動作を「副走査」という)、再び、キャリッジ4、記録ヘッド5が主走査を行いながら、記録媒体2上にインク滴を吹き付ける。上記副走査、主走査の繰り返しによって、記録媒体2に記録した後に、図1の左下方向に、記録媒体2が排出される。なお、記録媒体2としては、紙がよく用いられるが、その他の素材であってもよい。また、OHPシートやコンパクトディスク、さらには、インクジェットを用いたDNAチップ製造装置やディスプレー製造装置の場合、それぞれに適した材質からなる素材が記録媒体2として使用される。
<制御構成の説明>
次に、上記インクジェット記録装置R1を記録制御するための制御構成について説明する。
図2は、インクジェット記録装置R1の制御回路10の構成を示すブロック図である。
制御回路10は、MPU11と、ROM12と、DRAM13と、ゲートアレイ14とを有する。
インタフェース20は、記録信号を入力する。ROM12は、MPU11が実行する制御プログラムを格納する。DRAM13は、各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を保存する。
ゲートアレイ14は、記録ヘッド5に記録データを供給制御し、インタフェース20、MPU11、DRAM13との間で、データ転送制御をも行う。
搬送モータ32は、記録媒体2を搬送するためのモータである。キャリアモータ33は、記録ヘッド5を搬送するためのモータである。
ヘッドドライバD1は、記録ヘッド5を駆動する。モータドライバD2は、搬送モータ32を駆動するドライバである。モータドライバD3は、キャリアモータ33を駆動するドライバである。
MPU11は、吐出に必要な最低駆動エネルギーを測定する駆動エネルギー測定手段の例であり、共通の電源配線に接続されている上記記録素子の同時吐出数を選択する同時吐出数選択手段の例である。また、MPU11は、上記同時吐出数選択手段によって同時吐出数を変化させ、最低駆動エネルギーを測定した結果に基づいて、吐出に必要な駆動エネルギーを補正する量を算出する補正量算出手段の例である。さらに、MPU11は、上記補正量に基づいて、記録素子に印加する駆動エネルギー量を制御する制御手段の例である。
次に、制御回路10の動作について説明する。
インタフェース20に記録信号が入ると、ゲートアレイ14とMPU11との間で、記録信号が、プリント用の記録データに変換される。そして、モータドライバD2、D3が駆動されるとともに、ヘッドドライバD1に送られた記録データに従って、記録ヘッド5が駆動され、記録が行われる。
ここでは、MPU11が実行する制御プログラムを、ROM12に格納するが、EEPROM等、消去/書き込みが可能な記憶媒体を追加し、インクジェット記録装置R1と接続されたホストコンピュータから、制御プログラムを変更できるようにしてもよい。
<実施例1において、駆動エネルギー閾値を検出する方法>
図3は、インクジェット記録装置R1における吐出状態検出部40を拡大して示す斜視図である。
フォトセンサは、記録ヘッド5のノズル列と対向する位置に設置され、記録ヘッド5のノズルが吐出したインク滴を、直接光学的に検知する透過型フォトインタラプタである。上記フォトセンサは、発光素子45と受光素子46とを有する。発光素子45は、赤外線LEDを用い、その発光面にはレンズを一体形成し、受光素子46に向けて、およそ平行光を投射できる発光部を有する。受光素子46は、フォトトランジスタを用いた受光部によって形成されている。
この検出範囲をインク滴が通過することによって、インク滴が、発光素子45からの光を遮り、受光素子46への光量を減少させ、受光部に設けられているフォトトランジスタの出力が変化する。なお、記録ヘッド5に設けられているノズル数が多いほど、インク滴を相対的には長距離にわたって安定的に検出する必要性があるので、フォトセンサの光源として、指向性が強く光速を絞りやすい光源を用いることが有利である。
したがって、上記LEDのほかに、半導体レーザ、その他のレーザ光源を用いてもよい。また、フォトセンサとしては、PINシリコンフォトダイオード等、光速応答性の優れたものを用いることが望ましい。
吐出状態を検出する場合、不図示の記録制御部から、キャリッジ駆動手段を制御し、記録ヘッド5中の第1の検出チップノズル列が、フォトセンサの光軸47上に位置するように制御する。
続いて、記録制御部は、上記チップの所定ノズルに、駆動パルスを順次送り、インクを吐出させ、吐出されたインク滴は、光軸47を横切る。このときのフォトトランジスタの出力を、モニタすることによって、記録制御部は、吐出されたインク滴が光軸を横切るタイミングを知ることができる。
すなわち、駆動パルス印加時刻と、駆動信号によって吐出されたインク滴が光軸を横切るまでの時間とを測定することによって、各ノズルの吐出状態を検出する。上記検出を行う際に、供給する駆動エネルギーを、徐々に減少させ、最終的に不吐出状態に至ることによって、インク吐出に必要な駆動エネルギー閾値を判定することができる。
上記検出にあたって、ヘッドの吐出初期不良を回避するために、吐出しなくなった場合におけるパルスの直前に、確実に吐出したパルスによって予備吐を行うことが望ましい。上記供給する駆動エネルギーを切り替える場合、上記に限らず、不吐出の状態から吐出に至るように、徐々に増加させるようにしてもよい。
上記実施例では、ユーザの手を煩わせずかつ短時間で検出する場合、光学的検知手段による駆動エネルギー閾値検出を採用したが、これに限る必要はない。たとえば、検出用の記録メディアを準備し、供給する駆動エネルギーを徐々に切り替えながら、実際にメディア上に吐出し、上記印字結果をセンサで検知する等の方法を採用するようにしてもよい。
<同時吐出数変動に対する制御方法>
ホストコンピュータから入力された記録データを受信し、この受信した記録データを、記録装置がデータバッファに格納する。この例は、シリアルタイプの記録装置であるので、一走査ライン単位でデータを受信する。次に、データバッファに格納した記録データを、展開用RAMで展開する。そして、電源を共通とする記録素子内において、同時吐出数(個別同時吐出数と呼ぶ)をカウントし、予め設定された補正テーブルに基づいて、駆動パルス幅を決定し、駆動する。
次に、実施例1において、駆動エネルギー補正量を算出する基本動作を説明する。
図4は、実施例1において、駆動エネルギー補正量を算出する基本動作を示すフローチャートである。
ここでは、図7に示す分割配線毎の抵抗差(B1〜B4間)に関する考慮をしていないので、実際に記録する際の駆動エネルギーを設計する場合、マージンとして勘案する必要がある。
駆動エネルギー補正量を算出する基本動作は、大きく分けて、次の2つの工程によって構成されている。1つ目の工程は、単ノズル毎にヒートした際の最低駆動エネルギーPth1を測定する工程であり、後半の工程は、全ノズル同時ヒート時の最低駆動エネルギーPth2を測定する工程である。
S1で、駆動電圧として、駆動エネルギー測定電圧を設定する。設定駆動電圧は、特に限定された値ではないが、記録時駆動電圧Vopを、駆動エネルギー設計時のマージン(K)で除算した値V(Vop/K)に設定することによって、記録用に換算する工程を必要としなくなり、望ましい。記録装置上で行う場合、記録時駆動電圧Vopで行い、記録時には、駆動エネルギー設計マージン分、補正するようにしてもよい。
S2で、初期駆動パルス幅を設定し、続くS3〜S5で、駆動パルス幅を順次減じながら、個々のノズル毎吐出に至る駆動エネルギーを算出する。そして、S6で、全ノズル終了した時点で、上記ヘッドにおいて、最も吐出しやすいノズル及び最低駆動エネルギーPth1を算出する。
続くS7から、後半の検査に移行し、上記記録ヘッド5の全ノズルをヒートする状態において、駆動パルス幅を順次減じながら、最低駆動エネルギーを再度測定する(S6〜S11)。この際に、S6で判定された最も吐出しやすいノズルに着目し、上記ノズルの最低駆動エネルギーPth2を測定する。
Pth1/Pth2の測定を終了した後に、S12で、上記測定結果に基づいて、単ノズル吐出/全ノズル吐出間の駆動エネルギー補正量(同時吐出数変動に対する最大補正量)『Pth1―Pth2』を算出する。
補正量を検査した後に、検査した補正量を記録ヘッド記録メモリ部に書き込み、記録装置装着時に、この書き込まれた補正量に基づいて、補正量テーブルを作成する。記録装置において、装置個体差/経時変動を踏まえ、補正量を最適化するために、定期的に検査、更新しながら、運用することが望ましい。
実施例1において、単ノズルの駆動エネルギーと全ノズル吐出の駆動エネルギーとの差に基づいて、補正量を算出するが、これに限るものでなく、補正精度を上げるために、同時吐出数を複数段階設定し、補正量を測定するようにしてもよい。
実施例1では、補正量算出対象のノズルとして、最も吐出しやすいノズルを特定したが、これに限るものではなく、複数ノズルの平均で算出するようにしてもよい。ただし、この場合、検出方法に注意が必要である。
実施例1の光学検知方法によれば、複数ノズルが吐出した場合、どのノズルが吐出しているのかを判定することができない。したがって、上記検知方法を行う場合、測定対象よりも低い駆動エネルギーで吐出するノズルのヒートを、offして行う必要がある。また、個別ノズルに対して吐出有無を判定可能な別の検知方法を採用する必要がある。
本発明の実施例2は、図7に示す従来の分割配線毎の抵抗差(B1〜B4間)まで含め駆動エネルギー補正量を算出する実施例である。
図5は、本発明の実施例2の動作を示すフローチャートである。
このフローチャートを、大きく分けると、補正量算出の基本動作を示すフローチャート(図4に実践で示す枠Aの部分)と、上記フローチャートで測定する分割配線グループ選択部とに分けられる。
S22で、分割配線グループGr1が選択される。続いて、S23で、B1グループの内に属する記録素子の補正量を算出する。そして、S24/S25で、グループ選択を切り替え、各グループ毎の補正量を順次算出する。
全グループの測定が終了すると、S26で、全グループ中の補正量最大値を、記録ヘッド5の補正値として設定する。
実施例2によれば、記録ヘッド5の配線抵抗値に合わせ、かなり最適化できる。しかし、最大補正値と各グループ毎の補正値との差分が誤差として残る。
分割配線毎に駆動制御することができる場合について、実施例3で説明する。
本発明の実施例3は、各グループ毎に補正量を測定するまでは、実施例2と同様であり、最後に、分割配線部(図7のB1〜B4)毎に、個別駆動制御をするための補正量を測定する動作を加えた実施例である。
図6は、本発明の実施例3の動作を示すフローチャートである。
S31〜S35は、実施例2のS21〜S25と同様であり、グループ毎の補正量を測定する。その後のS36以降で、グループ別に個別制御ができるようにするために、図7に示す配線A/B間の電圧降下寄与度を算出する。
S36で、たとえば、B1に属す最も吐出しやすいノズルであるノズルXを選択する。そして、S38で、B1とは異なるグループに属する全ての記録素子をヒートしながら、上記選択したノズルXに関する最低駆動エネルギーPth3を測定する。
上記ノズルを、S32〜S35で測定したPth1(単ノズルでの最低駆動エネルギー)と比較することによって、図7に示す配線Aに相当する部分の電圧降下寄与度を算出する。またPth2(同一グループ内全吐)と、Pth3とを比較することによって、上記ノズルの属する配線Bの補正量(電圧降下)寄与度を算出する。
これによって、同時吐出数変動に対して、分割配線Bの抵抗差まで加味した最適制御が可能である。
実施例1〜3では、供給駆動エネルギーを切り替えるに際して、駆動電圧Vを固定し、記録素子に印加する駆動パルスのパルス幅を変化させる(徐々に減少させる)が、これに限らず、パルス幅を固定し、駆動電圧Vを変化させるようにしてもよい。
また、実施例3は、最低吐出エネルギーを測定する際に、初期駆動エネルギーから徐々にエネルギーを減じ、測定するが、これに限るものではなく、エネルギーを徐々に増加して測定するようにしてもよい。
上記実施例は、シリアルタイプのインクジェット記録装置R1である。
本発明の実施例4は、複数の記録素子が配列されている記録ヘッド5を用いて記録を行うあらゆるタイプの記録装置に適用した実施例である。
なお、記録素子の構成とその駆動方式については、特に限定されない。
本発明の実施例1であるインクジェット記録装置R1の全体を示す模式図である。 インクジェット記録装置R1の制御回路10の構成を示すブロック図である。 インクジェット記録装置R1における吐出状態検出部40を拡大して示す斜視図である。 実施例1において、駆動エネルギー補正量を算出する基本動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例3の動作を示すフローチャートである。 従来例のインクジェット記録ヘッドPH1の電気的構成の例を示す概略図である。 従来例のインクジェット記録ヘッドPH1を駆動させる場合におけるタイミング図である。
符号の説明
R1…インクジェット記録装置、
5…記録ヘッド、
10…制御回路、
11…MPU、
12…ROM、
13…DRAM、
14…ゲートアレイ、
45…発光素子、
46…受光素子。

Claims (10)

  1. 液体を吐出して記録動作を行う複数の記録素子が配列された素子列を有する記録ヘッドによって記録を行うインクジェット記録装置の制御方法において、
    複数の記録素子を1つずつ駆動して最も吐出されやすい記録素子を特定し、当該記録素子のみから液体を吐出するために最低限必要な第1の駆動エネルギーを測定する工程と、
    前記複数の記録素子の全てを駆動した際に、前記最も吐出されやすい記録素子から液体を吐出するために最低限必要な第2の駆動エネルギーを測定する工程と、
    前記第1の駆動エネルギーと前記第2の駆動エネルギーとの差分に基づいて、同時に駆動される記録素子の数に応じた記録動作を行うために供給する駆動エネルギー量を決定する工程と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
  2. 前記駆動エネルギー量を決定する工程は、
    前記第1の駆動エネルギーと前記第2の駆動エネルギーとの差分に基づいて、同時に駆動される前記記録素子の数に応じた変化量を示すテーブルを算出する工程と、
    前記テーブルを用いて、同時に駆動される前記記録素子の数に応じた記録動作を行うための前記駆動エネルギー量を決定する工程と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  3. 前記インクジェット記録装置は、発光素子と受光素子とを具備し、前記記録ヘッドからの液体の吐出の有無を検知できる光学検知手段を有しており、
    前記第1の駆動エネルギー及び前記第2の駆動エネルギーは、前記光学検知手段を用いて液滴を検知することにより測定されることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  4. 前記記録ヘッドの素子列は、連続した複数の記録素子からなる複数のグループに区分けされており、前記記録ヘッドは、前記グループのそれぞれに対応して設けられ各グループの複数の記録素子に共通に接続する複数の第1共通配線対と、前記複数の第1共通配線対と端子部とを共通に接続する第2共通配線対とを備えており、
    前記第1の駆動エネルギーを測定する工程と、前記第2の駆動エネルギーを測定する工程と、はグループごとに測定され、
    前記駆動エネルギー量を決定する工程は、
    前記グループごとの前記第1の駆動エネルギーと前記第2駆動エネルギーの差分のうち最も大きい差分に基づいて、同時に駆動される記録素子の数に応じた記録動作を行うために供給する駆動エネルギー量を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
  5. 複数の記録素子が配列された素子列を有する記録ヘッドと、
    複数の記録素子を1つずつ駆動した際に最も吐出されやすい記録素子のみから液体を吐出する際に最低限必要な第1駆動エネルギーと、前記複数の記録素子の全てを駆動した際に、前記最も吐出されやすい記録素子から液体を吐出する際に最低限必要な第2の駆動エネルギーとを測定する駆動エネルギー測定手段と、
    前記第1の駆動エネルギーと前記第2の駆動エネルギーとの差分に基づいて、同時に駆動される前記記録素子の数に応じた記録動作を行うために供給する駆動エネルギー量を決定する駆動エネルギー決定手段と、
    前記駆動エネルギー量を前記記録素子に供給して記録動作を行うように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 前記記録ヘッドは、素子列が連続した複数の記録素子からなる複数のグループに区分けされており、前記グループのそれぞれに対応して設けられ各グループの複数の記録素子に共通して接続する複数の第1共通配線対と、前記複数の第1共通配線対と端子部とを共通に接続する第2共通配線対とを備えていることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第1の駆動エネルギーと前記第2の駆動エネルギーとの差分を記憶するメモリ部をさらに有し、
    前記駆動エネルギー決定手段は、前記メモリ部に記憶された前記差分に基づいて前記駆動エネルギー量を決定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記駆動エネルギー測定手段は、発光素子と受光素子とを具備し、液体の吐出の有無を検知できる光学的検知手段であることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記制御手段は、前記記録素子に印加する電圧のパルス幅を調整することで前記駆動エネルギー量を制御することを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記制御手段は、前記記録素子に印加する電圧の電位を調整することで前記駆動エネルギー量を制御することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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