JP5275483B2 - 電子機器、記録媒体及び記録再生方法 - Google Patents

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Description

この発明は、情報を記録する電子機器、記録された情報を再生する電子機器、記録媒体及び記録再生方法に関する。
動画や静止画等のコンテンツ(番組あるいはタイトルと称する場合もある)、もしくは情報の記録と再生に用いる記録媒体として、さまざまな規格、仕様の記録媒体がある。
特開2008−90932号公報
記録媒体のうち、光ディスクと称される厚さ1.2mmの記録媒体は、フレキシブル性(可撓性)に乏しく、また記録容量を増大するために複数枚での利用を考慮すると、収容するパッケージの厚さが増大する。
反面、厚さを100μm(マイクロメートル/ミクロン)程度としてフレキシブル性を高めた場合、案内溝等の形成にコストがかかるとともに、記録容量を高める手法において多層化が困難である。
この発明の目的は、情報を記録する電子機器、記録された情報を再生する電子機器、記録媒体及び記録再生方法において、フレキシブル性を有する記録媒体において、記録容量を高め、その記録媒体への情報の記録及び記録媒体からの情報の再生が可能な電子機器、及びその記録再生方法を提供することである。
実施形態によれば、電子機器は、ターンテーブルと、スルーホールと、ターンテーブル側保護層と、サーボ情報提供機構と、記録再生部と、を具備する。ターンテーブル部は、記録層を含む可撓性を有する記録媒体を、前記記録層の面が伸びる面に沿って回転する。スルーホールは、前記ターンテーブルの内周部に設けられ、前記ターンテーブルが回転する際に前記記録媒体を姿勢制御する。ターンテーブル側保護層は、前記記録媒体の前記ターンテーブルと対向する面に第一の厚さで設けられ、前記記録層を保護する記録媒体側保護層と対向するよう、前記ターンテーブルの前記記録媒体と対向する面に、前記記録媒体側保護層の前記第一の厚さに比較して厚い第二の厚さで設けられ、前記サーボ情報提供機構を保護する。サーボ情報提供機構は、前記ターンテーブルの前記記録媒体の前記記録層と対向する面に設けられ、前記記録媒体への情報の記録または前記記録媒体からの情報の再生に用いるサーボ情報を提供する。記録再生部は、前記記録媒体の前記記録層に、前記ターンテーブルと対向する側から第一の波長の光と前記第一の波長の光とは異なる第二の波長の光を照射する。
実施形態を適用する情報記録再生装置(電子機器)の一例を示す。 実施形態を適用する記録媒体(光ディスク)の一例を示す。 実施形態を適用する記録媒体(光ディスク)の一例を示す。 実施形態を適用する記録媒体(光ディスク)の一例を示す。 実施形態を適用する情報記録再生装置(電子機器)の一例を示す。 実施形態を適用する情報記録再生装置の光ピックアップユニットの一例を示す。 実施形態を適用する情報記録再生装置による記録および再生の一例を示す。 実施形態を適用する情報記録再生装置及び記録媒体の一例を示す。 実施形態を適用する情報記録再生装置及び記録媒体の一例を示す。 実施形態を適用する情報記録再生装置及び記録媒体の一例を示す。 実施形態を適用する情報記録再生装置のターンテーブルの一例を示す。 実施形態を適用する情報記録再生装置のターンテーブルの一例を示す。 実施形態を適用する記録媒体(光ディスク)の一例を示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
図1(a)及び図1(b)は、実施形態を適用する電子機器(情報記録再生装置)の構造の概略を、示す。なお、実施形態においては、電子機器として、情報記録再生装置、を例に説明するが、これに限定されることはない。すなわち、情報記録再生装置を一体に、あるいは電気的な接続により有する放送受信装置やパーソナルコンピュータ、及び主としてメモリ装置として利用される記録媒体と記録媒体へのアクセスが可能な記録ユニット等であってもよい。また、以下に説明する要素や構成あるいは機能は、ハードウエアで実現するものであってもよいし、マイクロコンピュータ(処理装置、CPU)等、を用いてソフトウエアで実現するものであってもよい。
情報記録再生装置(電子機器)10は、光ピックアップヘッドユニット(Optical Pickup head Unit、以下OPUと略称する)20、制御ブロック(信号処理ユニット)30、インターフェース40、ターンテーブル50を、少なくとも、含む。
フレキシブルディスク(記録媒体、以下単に光ディスクと略称する)100は、厚さが概ね100μm(ミクロン/マイクロメートル)で、可撓性を持つ。光ディスク100の上面形状は、例えば直径120mmの円形である。光ディスク100は、ターンテーブル50への固定のためのセンターホール130、最大で16層程度の記録領域(記録膜)を、含む。また、光ディスク100の記録領域は、案内溝あるいは凹凸等を持たない。
OPU(光ピックアップヘッドユニット)20は、図6により後段に詳しく説明するが、2つのレーザダイオード(以下LDと略称する)LD1(青)、LD2(赤)を有し、光ディスク100の記録領域に情報を記録し、また記録領域に既に記録されている情報を再生する。
信号処理ユニット(制御ブロック)30は、図5により後段に詳しく説明するが、OPU20による情報の書き込み及び消去や情報の再生、及び情報記録再生装置10の制御を受けもつ。
インターフェース40は、情報記録再生装置10と接続する接続相手方(ホスト装置)との間の信号の受け渡しを制御する。
ターンテーブル50は、中心軸51、基板(ディスク支持盤)52、所定厚さ(高さ)のスペーサー部55、及び所定数のスルーホール57を有する。光ディスク100は、ターンテーブル50のスペーサー部55上にセットされ、クランパ70からの押し付け力(圧力)によりスペーサー部55に押し付けられる。従って、基板(ディスク案内盤)52と光ディスク100とは、スペーサー部55と接する領域を除いて、密着しない。
ターンテーブル50は、スピンドルモータ60に固定され、スピンドルモータ60の回転軸61を中心に回転する。ターンテーブル50の中心軸51は、スピンドルモータ60の回転軸61と一体であってもよいし、スピンドルモータ60の回転軸61が兼ねることができる。
基板(ディスク案内盤)52の表面には、例えばスペーサー部55よりも外側で、内周のスルーホール57の外側から外周に掛けて、案内溝59が形成されている。案内溝59は、基板52の製造時に、例えば、案内溝59の形状を微細加工した金型を用いたアルミダイキャストで製造される。基板52及び案内溝59の製造は、量産性を考慮すると鋳造や、射出成型(アルミダイキャスト)が好ましいが、削り出しで、一品ずつ製造されたものでも良い。基板52の材料は、アルミに限ったものではなく、剛性が確保できればプラスチックでも良いし、他の金属類でもよい。
案内溝59は、例えば溝深さ60nm(ナノメートル)、ピッチ(トラックピッチ)0.64μmのらせん構造であり、断面の凹部と凸部の比率は、略1対1である。なお、溝深さやトラックピッチはこれに限ったものではなく、深さ100nm程度の深溝、あるいは、20nm程度の浅溝でも良く、0.32μm程度の狭トラックピッチや、0.74μm程度、あるいは1.2μm程度の広トラックピッチでも構わない。
また、案内溝59は、同心円構造でもよい。また、らせん構造の場合であっても、凹部と凸部が一周毎に切り替わるシングルスパイラル構造でも良い。なお、案内溝59には、アドレス情報が、例えばターンテーブル50面内での案内溝59の延伸方向に対して垂直な方向への蛇行であるウォブルにより印加(記録)されている。
光ディスク100は、ターンテーブル50の基板52の表面に、スペーサー部55の高さ(厚さ)に相当する隙間で位置される。ターンテーブル50(基板52)が回転すると、スルーホール57から基板52(ターンテーブル50)の表面と光ディスク100との間の隙間を通り、光ディスク100の内周から外周へ向かう気流が生じる。気流は、ターンテーブル50の表面に光ディスク100を密着させようとする負圧を提供する。この気流により、光ディスク100と基板52(ターンテーブル50)の表面との間の間隔が、略一定間隔に保持される。すなわち、ターンテーブル50(基板52)は、回転基板であると同時に光ディスク100の姿勢制御(安定化)板の役割も担う。なお、スルーホール57の数は、例えば4、6または8、あるいは3、5、7等、ターンテーブル50の表面と光ディスク100との間の隙間に、上述の負圧を提供できる気流を生じさせることが可能であれば、任意である。また、その断面形状も、円形、楕円形、多角形、あるいはそれらを連結させた形状でも良い。
図2(a)は、実施形態にかかる光ディスク100とターンテーブル50の断面形状を示す。
光ディスク100は、カバー層110と単層の記録層120からなり、全体の厚さは、例えば100μmである。カバー層110と記録層120の厚さの比は、例えば100対1以下である。このため、図2(a)に示すように、記録層120が1層である場合は、記録層120の厚さは、カバー層110の厚さに対して無視出来るレベルである。
カバー層110は、透明性を有する材料であれば特に限定はないが、ポリカーボネート、PMMAなどの合成樹脂やガラスなどを用いることが可能である。
記録層120は、情報を記録する層であり、OPU20から発せられるレーザ光により変化を生じ、情報に対応したマークが記録される。例えば、記録層120は、相変化材料を含む多層膜からなる相変化記録膜や、有機色素からなる追記型記録膜などである。
図2(b)は、光ディスク100が、複数の記録層120−1,・・・,120−N−1、120−N(Nは、正の整数)を持つ場合の一例を示し、4層の記録層を持つ場合を示す。ターンテーブル50の構造は、図2(a)と同一である。なお、記録層の数は、4層に限ったものではなく、何層でもよい。
光ディスク100は、カバー層110上に、記録層120−1,・・・,120−N−1、120−Nと中間層125−1,・・・,125−N−2、125−N−1とが、交互に配置される。従って、4層の記録層の場合、中間層125−1,・・・,125−N−1は、3個である。中間層125−1,・・・,125−N−1のそれぞれ、及びカバー層110の厚さは特に限定されないが、図2(a)に示した記録層120が1層の場合と比較して、全体の厚さが略同一となることが好ましい。従って、例えば、中間層125−1,・・・,125−N−1の平均の厚さが15μmであった場合、カバー層110の厚さは、概ね55μm程度である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、ターンテーブル50の基板52の案内溝59には、案内溝を保護する保護層1が設けられることが好ましい。保護層1は、例えば透明な材質により形成され、その厚さは、例えば50μmである。また、図2(a)及び図2(b)では、説明のため、保護層1の厚さと案内溝59の凹凸の深さはほぼ同等に描かれているが、実際は、案内溝59の深さは中間層の厚さに比べて非常に小さく、例えば1%以下である。なお、図2(a)及び図2(b)に示す例では、保護層1がターンテーブル50(基板52)側に位置することにより、保護層1の厚さが情報記録再生装置毎に変わらないため、OPU20における記録再生時の収差補正の調整が最適化しやすい。また、保護層1の厚さが実質的に一定で、厚さのムラも概ね均一に形成することができるため、図7により後段に説明するが、OPU20側での案内溝59向けのフォーカス調整を不要とすることも可能である。
保護層1は、図3(a)及び図3(b)に示すように、光ディスク100のカバー層110と反対側の面すなわちターンテーブル50の基板52と対向する(光ディスク100の)記録層120のうちの最も外側の面に設けられてもよい。
図3(a)及び図3(b)に示す例では、保護層1が光ディスク100側の記録層側にあるため、光ディスク100の記録層120(120−1,・・・,120−Nのうちの最も外側の面、すなわち120−1)がむき出しにならない(大気に対して露出しない)ため、記録層の劣化を抑制することが可能となる。
保護層1は、図4(a)及び図4(b)に示すように、光ディスク100のカバー層110と反対側の面すなわちターンテーブル50の基板52と対向する(光ディスク100の)記録層120(120−1,・・・,120−Nのうちの最も外側の面、すなわち120−1)、及び(ターンテーブル50の)基板52の両方に設けられてもよい。
この場合、保護層1は、(ターンテーブル50の)基板52の保護層1Aと光ディスク100の記録層120側(120−1)の保護層1Bに分割され、それぞれ、ターンテーブル50の基板52および光ディスク100の記録層120(120−1)上に設けられる。
なお、保護層1Aと保護層1Bの厚さの合計は、保護層1と同じである。また、保護層1Aと保護層1Bの厚さの比は特に限定されるものではないが、例えば略1対1である。
なお、上述の図2(a)及び図2(b)、図3(a)及び図3(b)の構造のそれぞれの利点である保護層の一定性を保持しつつ、記録層の劣化を防止する観点から考えると、保護層1Aの厚さを保護層1Bの厚さより大きくする方が良い。例えば、略10対1より大きい比率であることが好ましい。この場合、保護層1全体の厚さは保護層1Aの厚さでほぼ決まるため、ディスク毎の保護層の厚さの層厚の誤差は、縮小できる。また、保護層1Aに比べて薄いながらも、保護層1Bにより記録層のむき出しは避けれるため、記録層120(120−1)の劣化を抑制することが可能となる。
図5は、情報記録再生装置(電子機器)の構成の一例を示す。
情報記録再生装置10は、図1により説明したインターフェース40、信号処理ユニット(DSP)30、光ピックアップヘッドユニット(OPU)20に加え、レーザドライバ(LDD)330、340、(OPU20に組み込まれている)レーザダイオード(以下LDと略称する)1(青)、2(赤)、RF信号処理回路(RFアンプIC)350、及びサーボコントローラ(Servo Processor)360、等を有する。
インターフェース40は、図示しない外部ホストとコマンドやデータのやり取りを行なう接続部分であり、例えばSATA(Serial-Advanced Technology Attachment)等、の規格に対応している。
信号処理ユニット30は、例えばインターフェース40を経由した外部ホストとの間のコマンドおよびデータの送受信、データの変換、レーザドライバ330、340へのデータパルスおよび制御信号の送信、サーボコントローラ360への制御信号の送信、RFアンプIC350からのデータ信号の受信を担う。
レーザドライバ330、340は、例えば信号処理ユニット30からのデータパルス及び制御信号を受信し、(OPU20に組み込まれている)LD1(青)及びLD2(赤)のそれぞれに対する駆動パルスへの変換、およびOPU20への駆動パルスの送信を行なう。
OPU20は、レーザドライバ330、340からの駆動パルスに応じたLD1(青)からの青紫色レーザ光370、及びLD2(赤)からの赤色レーザ光380を光ディスク100および基板52(ターンテーブル50)に照射し、その反射光を受光し、反射光の強弱変化に応じた信号をRFアンプIC350に送信する。
RFアンプIC350は、OPU20からの信号を増幅し、サーボ信号、データ信号を生成し、それぞれサーボコントローラ360および信号処理ユニット30に送信する。
サーボコントローラ360は、RFアンプIC350からのサーボ信号の受信、サーボ信号のアクチュエータ駆動信号およびスピンドルモータ駆動信号への変換、およびOPU20へのアクチュエータ駆動信号の送信、スピンドルモータ60への駆動信号の送信を行なう。
スピンドルモータ60は、サーボコントローラ360からのスピンドルモータ駆動信号を受信し、ターンテーブル50上に位置する光ディスク100を、記録層(記録面)を含む面の延伸方向に対して垂直な軸を中心に回転させる。なお、回転数は、単位時間あたりの案内溝59の移動量を一定とするCLV(Constant Linear Velocity)である場合は、所定の範囲内で変化する。もちろん、回転数が一定のCAV(Constant Angular Velocity)を用いることも可能である。
図6は、光ピックアップヘッドユニット(OPU)の詳しい構成を表している。
OPU(光ピックアップヘッドユニット)20は、波長が400〜410(中心波長が405)nm(ナノメートル)の青紫色のレーザ光を出力するレーザダイオード(Blue LD)LD1、波長が640〜680(中心波長が655)nm(同)の赤色のレーザ光を出力するレーザダイオード(Red LD)LD2、第一及び第二の偏光ビームスプリッタ(PBS)PBS1及びPBS2、第一及び第二の四分の1波長板(QWP)QWP1及びQWP2、第一及び第二のコリメートレンズ(CL)CL1及びCL2、OL(Objective Lens、対物レンズ)、HOE(Holographic Optical Elements、ホログラム素子)、青紫色(LD1)用光検出器IC(Blue PDIC)PDIC1、赤色(LD2)用光検出器IC(Red PDIC)PDIC2、GT(Grating、回折素子)、DP(Dichroic prism、ダイクロイックプリズム)、コリメートレンズ(CL2)用アクチュエータ(CL−ACT)及び対物レンズアクチュエータ(OL−ACT)を、少なくとも有する。
青紫色レーザLD1は、中心波長が405nmの青紫色のレーザビームを出力する半導体レーザ素子であり、光ディスク100の記録層(記録膜)への情報の記録、及び記録層からの情報の再生のためのレーザ光を放出する。青紫色レーザLD1は、図5に示したように、情報記録再生装置10のレーザドライバ(LDD1)330に接続されている。
PBS1は、青紫色レーザLD1からの入射光を透過し、入射光と90度偏光面が回転した(光ディスク100の)記録層120からの反射光を反射する。
QWP1は、青紫色LD1レーザからの入射光を透過し、直線偏光を円偏光に変換する。また、(光ディスク100の)記録層120からの反射光を透過し、円偏光を直線偏光に変換する。従って、(光ディスク100の)記録層120からの反射光は、入射光と90度偏光面が異なる直線偏光になる。例えば、入射光がP偏光であれば、反射光はS偏光となる。
コリメートレンズCL1は、青紫色レーザLD1からの入射光を略平行光に変換する。
対物レンズOLは、コリメートレンズCL1を通過した平行光である青紫色レーザLD1からのレーザ光を、光ディスク100の記録層120に集光する。
ダイクロイックプリズムDPは、青紫色レーザLD1からの入射光を透過し、赤色レーザLD2からの入射光を反射する。
赤色レーザLD2は、例えば波長655nmを有する半導体レーザであり、対物レンズOLにより光ディスク100の記録面に集光されるレーザ光の光スポットの中心が(基板52上の)案内溝の59の中心に一致するよう、対物レンズOLの位置を、記録面と平行な方向で、光ディスク100の半径方向について制御するトラッキングサーボ用のレーザ光を放出する。
赤色レーザLD2は、図5により説明したが、情報記録再生装置10のレーザドライバLDD2に接続されている。
回折素子GTは、赤色レーザLD2からの赤色レーザ光を回折させ、3つの光ビームに分割する。分割された3つの光ビームは、光ディスク100の記録層120上で、案内溝59をトレースするよう、対物レンズOLにより集光されるメインビームと、2つのサブビームとなる。
PBS2は、赤色レーザLD2からの入射光を透過し、入射光と90度偏光面が回転した(ターンテーブル50の)基板52からの案内溝59による強度変化成分を含む反射光を反射する。
QWP2は、赤色レーザLD2からの入射光を透過し、直線偏光を円偏光に変換する。また、赤色レーザLD2の(ターンテーブル50の)基板52からの反射光を透過し、円偏光を直線偏光に変換する。従って、入射光と90度偏光面が異なる直線偏光になる。例えば、入射光がP偏光であれば、反射光はS偏光となる。
コリメートレンズCL2は、赤色レーザLD2からの出射光を略平行光に変換する。
HOEは、青紫色レーザLD1を出射したレーザ光(光束)が、光ディスク100の記録層120で反射した反射光(光束)を透過し、反射光(光束)の所定の領域の光(光束)成分を、所定の角度で回折させる。
青紫色用光検出器PDIC1は、HOEからの青紫色レーザ光を受光し、その受光光量に応じた電流を発生させ、その内部の(内蔵した)電流−電圧変換回路にて電圧に変換した電圧を出力する。
赤色用光検出器PDIC2は、PBS2で反射した赤色レーザ光を受光し、その受光光量に応じた電流を発生させ、その内部の(内蔵した)電流−電圧変換回路にて電圧に変換した電圧を出力する。
コリメートレンズアクチュエータCL−ACTは、対物レンズOLから出射した赤色レーザ光の集光スポットが基板52(ターンテーブル50)上で最小スポット径となるように、コリメートレンズCL2の光軸方向(フォーカス方向)の位置を、CL2の光軸方向に沿って移動するための推力を発生する(コリメートレンズCL2を駆動する)。
対物レンズアクチュエータOL−ACTは、対物レンズOLから出射した青紫色レーザ光の集光スポットおよび赤色レーザ光の集光スポットがそれぞれ光ディスク100の記録層120およびターンテーブル50の基板52上で最小スポット径となるように、対物レンズOLの光軸方向(フォーカス方向)の位置を、OLの光軸方向に沿って移動するための推力を発生する(対物レンズOLを駆動する)。これにより、対物レンズOLから出射した青紫色レーザ光の集光スポットおよび赤色レーザ光の集光スポットがそれぞれ記録層120および基板52上で最小スポット径となるように、対物レンズOLの位置を制御するフォーカス制御が実現できる。青紫色レーザ光および赤色レーザ光のそれぞれの集光スポットのフォーカス制御手順については後に詳しく述べる。
また、対物レンズアクチュエータOL−ACTは、対物レンズOLから出射した赤色レーザ光がターンテーブル50の基板52の案内溝59(記録トラック)と垂直な方向(ラジアル方向)に移動するように、対物レンズOLの位置を制御する(対物レンズOLを駆動する)。これにより、対物レンズOLから出射した赤色レーザ光の集光スポットの中心が、基板52の案内溝59による光強度の変化の中心と一致するよう、対物レンズOLの位置を制御するトラッキング制御が実現できる。
次に、図5および図7(a)及び図7(b)を用いて、情報記録再生装置の情報記録時の動作の一例を、説明する。
図示しないホスト装置、例えばPC(パーソナルコンピュータ)あるいはレコーダ装置からユーザデータの記録命令と記録対象であるデータが送出され、インターフェース40を介して信号処理ユニット30に送られる。
信号処理ユニット30は受信した記録コマンドに従い、データ記録プロセスを開始する。
まず、信号処理ユニット30は、(青紫色レーザダイオード)LD1向けのレーザドライバ(LDD1)330及び(赤色レーザダイオード)LD2向けのレーザドライバ(LDD2)340に駆動信号を送信し、青紫色レーザLD1および赤色レーザLD2を再生パワーにて点灯させる。次に、信号処理ユニット30は、サーボコントローラ360に制御信号を送信する。
サーボコントローラ360は、スピンドルモータ60に回転駆動信号を送信し、ターンテーブル50(およびクランパ70によりターンテーブル50のスペーサー部55に固定された光ディスク100)を、所定の回転数にて回転駆動する。
信号処理ユニット30は、サーボコントローラ360に、フォーカスサーチ制御信号を送信する。
サーボコントローラ360は、送信されたフォーカスサーチ制御信号に従い、コリメートレンズアクチュエータCL−ACTを、フォーカス方向に単振動駆動する。
単振動駆動されたコリメートレンズCL2を通り、対物レンズOLにより集光された赤色レーザ光380の集光スポットの大きさ(集光スポット径)は、ターンテーブル50の基板52上の案内溝59を含む層に集光される際に、コリメートレンズCL2の往復運動に従い、対物レンズOLに入射する赤色レーザ光の光束の平行度が変化することにより、変化する。
赤色レーザ光380の案内溝59を含む層での反射光は、赤色用光検出器PDIC2に集光される。
赤色用光検出器PDIC2は、(赤色レーザ光の)反射光量に基づいた電流を生成し、電圧に変換して、RFアンプIC350に送出する。
RFアンプIC350は、受信した電圧信号から所定の演算により、赤色レーザ光のフォーカスエラー信号を生成し、サーボコントローラ360に送出する。
サーボコントローラ360は、入力されたフォーカスエラー信号がゼロとなる付近で、コリメートレンズアクチュエータCL−ACTの駆動を上述の単振動駆動からフォーカスエラー信号に基づいた駆動に切り替え、赤色レーザ光のフォーカスを、案内溝59を含む層に引き込む。すなわち、赤色レーザ光380が案内溝59を含む層で最小スポットとなるよう、コリメートレンズCL2の位置を制御する。
赤色レーザ光380が案内溝59で最小スポットとなるよう、コリメートレンズCL2の位置を制御した状態で、サーボコントローラ360は、青紫色レーザ光370のフォーカスを、光ディスク100の記録層のうちの目的とする記録層120(1層の場合)あるいは記録層120−1,・・・,120−N−1、120−Nのいずれかの層(多層の場合)に引き込む。青紫色レーザ光370のフォーカスは、青紫色用光検出器PDIC1から送出された電圧信号(赤色レーザ光と同様、反射光量に基づいて生起した電流を電圧に変換する)を元にRFアンプIC350で生成したフォーカスエラー信号により、対物レンズアクチュエータOL−ACTを駆動することで、対物レンズOLのフォーカスを、目的の記録層120(120−1,・・・,120−N−1、120−N)に引き込むことができる。もちろん、図7(a)に示すように、記録層120が単一の1層の光ディスクの場合は、フォーカスの引き込みはその記録層であり、図7(b)に示すように、記録層が複数の場合は、記録層120−1,・・・,120−Nのうちの目的とする任意の層である。
なお、上述の動作では、フォーカス方向についてコリメートレンズCL2(赤色レーザ光)及び対物レンズOL(青紫色レーザ光)のそれぞれをフィードバック制御するサーボ系を構築した。しかし、先に記載した通り保護層1の厚さが実質的に一定で、厚さのムラも概ね均一である場合は、コリメートレンズCL2による赤色レーザ光のフォーカス方向のフィードバック制御を省略することも可能である。
フォーカス方向についてコリメートレンズCL2(赤色レーザ光)及び対物レンズOL(青紫色レーザ光)のそれぞれの引き込みが完了した後、サーボコントローラ360は、赤色レーザ光380を、基板52(ターンテーブル50)の案内溝59により規定されるトラックに引き込む(トラッキングを実行する)。すなわち、サーボコントローラ360は、赤色用光検出器PDIC2から送出された電圧信号を元にRFアンプIC350で生成したトラッキングエラー信号を用いて、対物レンズアクチュエータOL−ACTを駆動して、赤色レーザ光380の集光スポットの中心が案内溝59の中心(トラック中心)に一致するよう、対物レンズOLの位置を(光ディスク100の)半径方向に移動し、オントラック状態に、引き込む。
次に、信号処理ユニット30は、赤色用光検出器PDIC2から送出された電圧信号のうちのRFアンプIC350でデータ信号成分として出力されたデータ信号を読み取り、現在のアドレスを再生する(PDIC2の出力から、アドレスに関するデータ信号を取得してアドレスを得る)。
取得したアドレスが目的とするアドレスと異なる場合には、信号処理ユニット30は、現在アドレスと目的アドレスとの差異に相当するトラック分のトラックジャンプのためのトラックジャンプ制御信号をサーボコントローラ360に送出する。トラックジャンプ制御信号を受けつけたサーボコントローラ360は、対物レンズアクチュエータOL−ACTに、対物レンズOLを所望のトラックへ移動させるための駆動パルスを送信し、赤色レーザ光380を所望のトラックに集光させる。なお、対物レンズOLは、任意の記録層120(120−1,・・・,120−N)に集光されている青紫色レーザ光370も、実質的に同一のトラックに移動させることになる。
上述のフォーカシング、トラッキングにより、対物レンズOLにより集光されるレーザ光が目的のアドレス(トラック)に到達した(集光されている)ことが、赤色用光検出器PDIC2からの出力の再生により確認できた場合、信号処理ユニット30は、(青紫色レーザLD1向けの)レーザドライバLDD1に、記録データ系列を送信する。
レーザドライバLDD1は、受信した記録データ系列に応じた駆動パルスを生成し、青紫色レーザLD1に送出して、パルス駆動する。青紫色レーザLD1からのパルス光は、対物レンズOLを通って、光ディスク100の記録層120(120−1,・・・,120−N)に照射され、記録データ系列に応じた記録マークを形成する。このようにして、光ディスク100の記録層120(120−1,・・・,120−N)に、記録対象データを記録(保存)できる。
次に、図5および図7(a)及び図7(b)を用いて、情報記録再生装置の情報再生時の動作の一例を、説明する。
図示しないホストから装置、例えばPC(パーソナルコンピュータ)あるいはレコーダ装置からユーザデータ(記録済みデータ)の再生命令が送出され、インターフェース40を介して信号処理ユニット30に送られる。
信号処理ユニット30は受信した再生コマンドに従い、データ再生プロセスを開始する。
まず、信号処理ユニット30は、(青紫色レーザダイオード)LD1向けのレーザドライバ(LDD1)330及び(赤色レーザダイオード)LD2向けのレーザドライバ(LDD2)340に駆動信号を送信し、青紫色レーザLD1および赤色レーザLD2を再生パワーにて点灯させる。
サーボコントローラ360は、スピンドルモータ60に回転駆動信号を送信し、ターンテーブル50(およびクランパ70によりターンテーブル50のスペーサー部55に固定された光ディスク100)を、所定の回転数にて回転駆動する。
信号処理ユニット30は、サーボコントローラ360に、フォーカスサーチ制御信号を送信する。
サーボコントローラ360は、送信されたフォーカスサーチ制御信号に従い、コリメートレンズアクチュエータCL−ACTをフォーカス方向に単振動駆動する。
単振動駆動されたコリメートレンズCL2を通り、対物レンズOLにより集光された赤色レーザ光380の集光スポットの大きさ(集光スポット径)は、ターンテーブル50の基板52上の案内溝59を含む層に集光される際に、コリメートレンズCL2の往復運動に従い、対物レンズOLに入射する赤色レーザ光の光束の平行度が変化することにより、変化する。
赤色レーザ光380の案内溝59を含む層での反射光は、赤色用光検出器PDIC2に集光される。
赤色用光検出器PDIC2は、(赤色レーザ光の)反射光量に基づいた電流を生成し、電圧に変換して、RFアンプIC350に送出する。
RFアンプIC350は、受信した電圧信号から所定の演算により、赤色レーザ光のフォーカスエラー信号を生成し、サーボコントローラ360に送出する。
サーボコントローラ360は、入力されたフォーカスエラー信号がゼロとなる付近で、コリメートレンズアクチュエータCL−ACTの駆動を上述の単振動駆動からフォーカスエラー信号に基づいた駆動に切り替え、赤色レーザ光のフォーカスを、案内溝59を含む層に引き込む。すなわち、赤色レーザ光380が案内溝59で最小スポットとなるよう、コリメートレンズCL2の位置を制御する。
引き続き、サーボコントローラ360は、青紫色レーザ光370のフォーカスを、光ディスク100上の目的とする記録層120(1層の場合)あるいは記録層120−1,・・・,120−N−1、120−Nのいずれかの層(多層の場合)に引き込む。
このとき、青紫色レーザ光370のフォーカスは、青紫色用光検出器PDIC1から送出された電圧信号(赤色レーザ光と同様、反射光量に基づいて生起した電流を電圧に変換する)を元にRFアンプIC350で生成したフォーカスエラー信号により、対物レンズアクチュエータOL−ACTを駆動することで、対物レンズOLのフォーカスを、目的の記録層120(120−1,・・・,120−N−1、120−N)に引き込むことができる。すなわち、図7(a)に示すように、記録層が1層の光ディスクの場合は、フォーカスの引き込みはその記録層であり、図7(b)に示すように、記録層が複数の場合は、記録層120−1,・・・,120−Nのうちの目的とする任意の層である。
全てのビームのフォーカス引き込みが完了した後、サーボコントローラ360は、赤色レーザ光380を案内溝59により規定されるトラックに引き込む(トラッキングを実行する)。すなわち、サーボコントローラ360は、赤色用光検出器PDIC2から送出された電圧信号を用い、RFアンプIC350で生成したトラッキングエラー信号に従い、対物レンズアクチュエータOL−ACTを駆動して案内溝59のトラックに引き込む。
次に、信号処理ユニット30は、赤色用光検出器PDIC2から送出された電圧信号を元にRFアンプICで生成されたデータ信号を読み取り、現在のアドレスを再生する。
目的とするアドレスが異なる場合には、信号処理ユニット30は、現在アドレスと目的アドレスとの差異に相当するトラック分のトラックジャンプ制御信号をサーボコントローラ360に送出する。サーボコントローラ360は、トラックジャンプ制御信号に基づいて、対物レンズアクチュエータOL−ACTに駆動パルスを送信し、所望のトラックへ赤色レーザ光380を移動させる。
また、同じ対物レンズOLを通って照射されている青紫色レーザ光370も同じくトラック移動を行なう。
青紫色用光検出器PDIC1は、青紫色レーザ光370が光ディスク100の記録層120(120−1,・・・,120−N)で反射した反射光量に基づいた電流を電圧に変換し、RFアンプIC350に送出する。
RFアンプIC350は、受信した電圧信号から所定の演算により、青紫色レーザ光370のトラッキングエラー信号を生成し、サーボコントローラ360に送出する。
トラッキングエラー信号は、記録層120(120−1,・・・,120−N)の記録済みマーク列から生成される、例えばDPD(Differential Phase Deteciton)信号、あるいはプッシュプル(Push Pull)信号などである。
信号処理ユニット30は、青紫色レーザ光370の集光スポットが目的アドレスあるいは目的アドレスの近傍のトラックに到達した(集光スポットがトレースするトラックが目的アドレスまたはそのアドレス近傍となった)と判断した後、サーボコントローラ360に、案内溝59に対するサーボからの切り離し制御信号を送信する。
サーボコントローラ360は、対物レンズアクチュエータの駆動を、赤色レーザ光380のトラッキングエラー信号に基づいた駆動から、青紫色レーザ光370のトラッキングエラー信号に基づいた駆動に切り替えて、青紫色レーザ光370を記録層120(120−1,・・・,120−N)の記録済みトラックに引き込む。
次に、信号処理ユニット30は、青紫色用光検出器ICから送出された電圧信号を元にRFアンプICで生成されたデータ信号を読み取り、青紫色レーザ光370が引き込んだ記録層120(120−1,・・・,120−N)の現在のアドレスを再生する。
目的とするアドレスが異なる場合には、信号処理ユニット30は、対物レンズOLを、青紫色レーザ光370に関して現在アドレスと目的アドレスとの差異に相当するトラック分のトラックジャンプのためのトラックジャンプ制御信号を、サーボコントローラ360に送出する。
サーボコントローラ360は、トラックジャンプ制御信号に基づいて、対物レンズアクチュエータOL−ACTに駆動パルスを送信し、所望のトラックへ青紫色レーザ光370を移動させる。
信号処理ユニット30は、目的のアドレスに到達したことを確認し、記録層120(120−1,・・・,120−N)からデータ再生を開始する。
こうして、情報記録再生装置は、任意の記録層120(120−1,・・・,120−N)から、情報を再生することができる。
図8(a)、図8(b)及び図8(c)に、実施形態の光ディスク100とターンテーブル50のクランプ部の詳細形状を示す。
光ディスク100は、図2(a)及び図2(b)、図3(a)及び図3(b)、図4(a)及び図4(b)に概略断面を説明したが、図8(c)に示す通り、中心部に略円形の開口部(センターホール)130を持つ。開口部130の直径は、例えば15mmである。開口部130は、光ディスク100の円周上で開口部130の法線方向の1ラインを規定するための、例えば半円状の切り欠き(位置決め構造)133を、円周上の任意の1ヶ所に、有する。半円の直径は、例えば2mmである。
スピンドルモータ60のクランプ部62(ターンテーブル50の基板52から突出する回転軸51及びスペーサー部55と一体に構成される)は、図8(a)及び図8(b)に示すように、例えばテーパーコーン(円錐)状の形状を持ち、その一部に半円断面の隆起(突起)部65を持つ。隆起(突起)部65の断面半円の直径は、光ディスク100の半円切り欠きのサイズとほぼ同一である。
クランプ部62は、弾性的に上下動可能に形成され、光ディスク100がクランパ70によりクランプ部62に押し付けられ、光ディスク100の開口部130の径と、クランプ部62の円錐部の断面円径(テーパーコーンを同じ高さで切断した場合の直径)とが、略同一となる高さで固定される。このため、クランパ70とクランプ部62によって固定される際の光ディスク100の偏心量が、クランプの度に異なることが、実質的にほぼ回避できる。なお、スピンドルモータ60の回転軸61あるいはターンテーブル50の中心軸51が中心に突出したターンテーブル50の基板52には、上述のスペーサー部55が設けられていることにより、光ディスク100は、基板52(ターンテーブル50)に対して所定の間隔を維持して、クランパ70により、スペーサー部55に固定される。
また、光ディスク100の開口部130の半円切り欠き133とクランプ部62の半円断面の隆起部65が嵌合することで、光ディスク100のターンテーブル50(スペーサー部55)への固定時毎の回転方向の位置ずれ、および光ディスク100(ターンテーブル50)の回転時および停止時の空転を防止することが出来る。
図9(a)及び図9(b)に、光ディスク100の位置決め構造(切り欠き)133及びターンテーブル50のクランプ部62の隆起65を、例えば3ヶ所とし、光ディスク100の表裏が反転された場合に、スペーサー部55に装着できなくなるような、非対称の配列の一例を示す。
図10(a)、図10(b)及び図10(c)は、位置決め構造の別の実施形態を示す。
光ディスク100は、図8(c)に示したと同様に、中心部に、円形の開口部130を持つ。開口部の直径は、例えば15mmである。開口部130の近傍には、後述する位置決めピン用の孔135が設けられている。位置決めピン孔135の直径は例えば約2mmである(図10(c))。
スピンドルモータ60のクランプ部62(ターンテーブル50の基板52から突出する回転軸51及びスペーサー部55と一体に構成される)は、図10(a)及び図10(b)に示すように、テーパーコーン状の形状を持つ。また、クランプ部62(ターンテーブル50)には、位置決めピン66が設置されている。位置決めピンの直径は例えば2mmであり、高さはスペーサー部55と光ディスク100の厚さの合計より大きく、例えば4mmである。
クランプ部62は、弾性的に上下動し、光ディスク100がクランパ70によりクランプ部62に押し付けられ、光ディスク100の開口部130の径と、クランプ部62の円錐部の断面の断面円径(テーパーコーンを同じ高さで切断した場合の直径)とが、略同一となる高さで固定される。このため、クランパ70とクランプ部62によって固定される際の光ディスク100の偏心量が、クランプの度に異なることが、実質的にほぼ回避できる。なお、スピンドルモータ60の回転軸61あるいはターンテーブル50の中心軸51が中心に突出したターンテーブル50の基板52には、上述のスペーサー部55が設けられていることにより、光ディスク100は、基板52(ターンテーブル50)に対して所定の間隔を維持して、クランパ70により、スペーサー部55に固定される。
また、光ディスク100の位置決めピン孔135に、クランパ部62の位置決めピン66が貫通することで、光ディスク100がターンテーブル50に固定される際の回転方向位置が一定の関係に、固定される。なお、位置決めピン孔135の直径は、位置決めピン66の直径と略同一でわずかに大きく、例えば数〜数十ミクロン大きく設定されている。これにより、ディスク100のターンテーブル50への固定時の回転方向の位置ずれ、および回転時および停止時の空転を防止することができる。
図11は、ターンテーブル50の基板52に設けられるサーボ用構造の別の実施形態(案内溝の置き換え)の一例を示す。
図11が示す実施形態においては、ターンテーブル50の基板52は、図8(b)または図9(b)により説明した案内溝59と置き換え可能な少なくとも1つのサーボマーク152を有する。サーボマーク152は、例えばトラックピッチ0.64μmで、同心円状に設けられたトラック153について、例えば、円周方向に離散的に配置されたプリピット列で形成される。なお、トラック153の形状(配列)は、前述の案内溝59と同じく螺旋状でも構わない。
サーボマーク152は、トラック延伸方向に例えばセクタ単位で配置され、1セクタは、例えば2K(キロ=10)バイト程度することが好ましい。トラック153は、半径方向に、ゾーン状にに分割されており、一つのゾーン154内において、一トラック当たりのサーボマーク152の数を一定とすることが好ましい。図11が示す例では、簡単のためゾーン数を6(Z〜Z)として説明するが、ゾーン数は、例えば10〜30(Z0〜,・・・,Zn−1,Zn)程度であることが好ましい。
サーボマーク152においては、例えばプリピット(プリピット列)によりサーボ信号が得られ、トラック153の中心への引き込み信号となる。トラック153上でサーボマーク152が無い領域では、直前にトレースしたサーボマーク152でのサーボ信号がホールドされて、トラック153をトレースする。ユーザデータは、サーボマーク152が無い領域に記録される。
また、図9(a)及び図9(b)に示した例と同様に、光ディスク100の位置決めピン用の孔135及びターンテーブル50のクランプ部62のピン66を、例えば3ヶ所とし、光ディスク100の表裏が反転された場合に、スペーサー部55(図1参照)に装着できなくなるよう、非対称に配列することで、光ディスク100を、表裏が反転した状態でターンテーブル50にセットすることを防止できる。
なお、図8(a)、図8(b)及び図8(c)、あるいは図9(a)及び図9(b)に示すように、ターンテーブル50のクランプ部62に、半円断面の隆起部65または位置決めピン66を設けることにより光ディスク100とターンテーブル50との回転方向の位置ずれを防止することが可能であるが、ターンテーブル50の基板52上の案内溝59と隆起部65または位置決めピン66との位置関係が装置(情報記録再生装置10)毎に定まっていないと、光ディスク100を記録途中で一旦とり外し、別の装置にセットする場合、案内溝59とトラック153の開始位置との間に位置ずれが発生する場合がある。
このため、基板52(ターンテーブル50)上の案内溝59とトラック153の開始位置との間の位置がずれることのないよう、隆起部65または位置決めピン66は、案内溝59の開始位置との間で、光ディスク100の取り外しや再セットにかかわらす、一定であることが必要である。
このような背景に従い、図8(a)、図8(b)及び図8(c)、あるいは図9(a)及び図9(b)に示す通り、基板52(ターンテーブル50)上の案内溝59の開始位置と、隆起部65あるいは位置決めピン66は、案内溝59の開始点59−1と同じ回転角上(ラジアル方向において同一の直線上)に、位置されている。こうすることで、隆起部65と半円133、あるいは位置決めピン孔135と位置決めピン66による位置合わせにより、光ディスク100の案内溝59に対する回転方向の位置関係が、常に一定となる。
なお、図8(b)及び図8(c)は、案内溝59と切り欠き133との位置関係を、図9(a)及び図9(b)においては、案内溝59と位置決めピン孔135との位置関係を例示したが、クランプ部62の隆起部65と案内溝59との位置関係を、全く同様に設置することで、同じ効果が期待できる。また、図示しない案内溝59と位置決めピン孔135との組み合わせによっても、同じ効果が期待できる。
一方、図9(a)及び図9(b)に例示した切り欠き133(位置決めピン孔135)が複数である場合は、基板52(ターンテーブル50)上の案内溝59の開始位置と隆起部65の1つ(あるいは1つの位置決めピン66)の位置を、案内溝59の開始点59−1と同じ回転角上(ラジアル方向において同一の直線上)に、位置すればよい。
図12は、ターンテーブル50の基板52に設けられるサーボマークの配列の特徴の別の一例を示す。
図12は、図8(b)または図9(a)に示した案内溝59あるいは図11にサーボマーク152と置き換え可能なサーボマーク252は、例えばトラックピッチ0.64μmで、同心円状に設けられたトラック153について、例えば円周方向に、離散的に、かつサーボマーク252により区画されるセクタの数が、個々のゾーン154において奇数(従ってサーボマークの数も奇数)となるよう、配置されたプリピット列で形成される。なお、トラック153の形状(配列)は、前述の案内溝59と同じく螺旋状でも構わない。
サーボマーク252(及びセクタ)を各ゾーンについて、奇数個とすることで、光ディスク100の1回転あたりに類似した位置関係を持つサーボマークの配列が出現する要因が低減でき、例えばサーボマーク252のプリピットが示す情報の読み取りエラー等、が生じた場合において、目的のサーボマーク252を次に読み取る際に、例えば回転対称の位置にあるサーボマークの情報を誤って読み取る恐れが実質的に抑止できる。すなわち、サーボマーク252のプリピットの読み取りエラーが生じてサーボ信号の取得ができない場合、等において、サーボ信号を得るまでに要求される時間を低減できる。
また、ターンテーブル50(基板52)上の案内溝あるいはサーボマークと光ディスク100のトラックとの間のずれを本質的に解消する方法として、光ディスク100の記録層120(120−1,・・・,120−N)への案内溝あるいはサーボマークの転写、すなわちフォーマットがある。例えば、ターンテーブル50(基板52)上の案内溝あるいはサーボマークを、(LD2からの)赤色レーザ光を用いてトラッキングしつつ、再生し、その情報を、(LD1からの)青紫色レーザ光を用いて、記録層120(120−1,・・・,120−N)へ書き込むことで実現できる。
すなわち、光ディスク100の記録層120(120−1,・・・,120−N)へデータを記録する前に、記録層全面に渡って上述のフォーマットを実施し、その後のデータ記録時には、基板52(ターンテーブル50)上の案内溝あるいはサーボマークの情報を読み取らない(使用しない)よう、制御を変更することで、容易に実現できる。
フォーマット後の光ディスク100においては、光ディスク100の記録層120(120−1,・・・,120−N)に対する情報の記録、あるいは記録層からの情報の再生時に際して、記録層に転写された案内溝あるいはサーボマークの情報を用いて青紫色レーザ光によりトラッキングサーボを行なうことができる。すなわち、フォーマット後の光ディスク100においては、光ディスク100の記録層のトラックは、光ディスク100の記録層上に形成されたサーボ情報(案内溝またはサーボマーク)に基づいて形成されるため、ターンテーブル50(基板52)と光ディスク100の記録開始位置との間の位置関係は、トラック形成に影響を及ぼさなくなる。
以上説明した実施形態によれば、光ディスク、特に厚さが100〜数100μm程度のフレキシブルディスクの製造時に、サーボ情報(案内溝またはサーボマーク)を記録層に形成する必要がなくなることから、光ディスクの生産性が向上する(生産時の歩留まりが向上する)。なお、ディスク(1枚)毎に異なっていた案内溝の形状のムラ(ばらつき)が本質的に無くなることで、ディスクの品質を向上できる。また、ディスクの均一性も、大幅に向上することが期待できる。
また、上述の実施形態によれば、光ディスク(フレキシブルディスク)の製造コストを著しく低減することが可能となる。
なお、ディスクの回転時および停止時の空転が抑制されることにより、案内溝が記録層と分離された構造である上述の実施形態の光ディスクを、例えば記録途中で情報記録再生装置から取り外した場合においても、案内溝と(記録済み)トラックとの間の回転方向のずれを解消することができる。
図13は、実施形態を適用する光ディスク、特に厚さが100〜数100μm程度のフレキシブルディスクの取り扱い上の応用例の一例を示す。
例えば、光ディスク100が、例えば3〜5層の記録層を有し、ディスク1枚あたりの記録容量が100G(ギガ=10)バイトである場合、マガジン(外装ケース)1000内に任意枚数の光ディスク100−1,100−2,・・・,100−N−1,100−N(Nは、正の整数)を収容することで、合計の記録容量は、1T(テラ=1012)バイトを超えることも可能になる。それぞれの光ディスクは、スペーサ191−1,・・・,191−N−2,191−N−1により、個々の光ディスクの記録面が相互に接することが防止される。
図13に示す通り、複数の光ディスクをマガジン1000に収容し、任意の光ディスクに情報を記録する場合、単体(1枚)の光ディスク100をユーザが着脱する場合に生じることのある指紋等の付着や光ディスクを反転して装着すること等は、実質的に考慮する必要がなくなる。
なお、ディスクの入れ替えや、OPUのアクセスの方法は、既に実用化されているさまざまな手法を用いることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…保護層、10…情報記録再生装置(電子機器)、20…OPU(光ピックアップヘッドユニット)、30…信号処理ユニット(制御ブロック)、40…インターフェース、50…ターンテーブル、51…中心軸、52…基板、55…スペーサー部、57…スルーホール、59…案内溝、59−1…案内溝開始点、62…クランプ部、65…隆起部、66…位置決めピン、70…クランパ、100…光ディスク(フレキシブルディスク/記録媒体)、110…カバー層、120、120−1,・・・,120−N−1、120−N(Nは、正の整数)…記録層、125、125−1,・・・,125−N−2、125−N−1(Nは、正の整数)…中間層、130…センターホール(開口部)、133…切り欠き(位置決め部)、135…位置決めピン孔(位置決め部)、330、340…LDD(レーザドライバ)、350…RF信号処理回路(記録再生信号処理部)、360…サーボコントローラ(サーボ信号処理部)、LD1…青紫色レーザ発光素子(レーザダイオード/第一の光源)、LD2…赤色レーザ発光素子(レーザダイオード/第二の光源)、370…青紫色レーザ光(第一の光)、380…赤色レーザ光(第二の光)、CL1…第一のコリメートレンズ、CL2…第二のコリメートレンズ(光束断面変更手段)、OL…対物レンズ(記録再生手段)、CL−ACT…コリメートレンズ駆動(移動)装置(光束断面変更駆動部)、OL−ACT…対物レンズ駆動(移動)装置(記録再生手段制御部)。

Claims (14)

  1. 可撓性を有する記録層を含む記録媒体を、前記記録層の面が伸びる面に沿って回転するターンテーブルと、
    前記ターンテーブルの内周部に設けられ、前記ターンテーブルが回転する際に前記記録媒体を姿勢制御する気流を生じるスルーホールと、
    前記ターンテーブルの前記記録媒体の前記記録層と対向する面に設けられ、前記記録媒体への情報の記録または前記記録媒体からの情報の再生に用いるサーボ情報を提供するサーボ情報提供機構と、
    前記記録媒体の前記ターンテーブルと対向する面に第一の厚さで設けられ、前記記録層を保護する記録媒体側保護層と対向するよう、前記ターンテーブルの前記記録媒体と対向する面に、前記記録媒体側保護層の前記第一の厚さに比較して厚い第二の厚さで設けられ、前記サーボ情報提供機構を保護するターンテーブル側保護層と、
    前記記録媒体の前記記録層に、前記ターンテーブルと対向する側から第一の波長の光と前記第一の波長の光とは異なる第二の波長の光を照射する記録再生部と、
    を具備する電子機器。
  2. 前記ターンテーブル側保護層の前記第二の厚さと前記記録媒体側保護層の前記第一の厚さの比率は10対1より大きい請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第一の波長の光または前記第二の波長の光の一方が前記ターンテーブルの前記サーボ情報提供機構にフォーカスされる請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記第一の波長の光または前記第二の波長の光の他の一方が前記記録媒体の前記記録層にフォーカスされる請求項記載の電子機器。
  5. 前記記録再生部は、前記第一の波長の光または前記第二の波長の光の一方を前記ターンテーブルの前記サーボ情報提供機構にフォーカスする第一のレンズをさらに具備する請求項1または記載の電子機器。
  6. 前記記録再生部は、前記第一のレンズを通過した前記第一の波長の光または前記第二の波長の光の他の一方を前記記録媒体の前記記録層にフォーカスする第二のレンズをさらに具備する請求項記載の電子機器。
  7. 前記ターンテーブルは、前記記録媒体と前記ターンテーブルとの位置を設定する位置決め部材をさらに具備する請求項1または記載の電子機器。
  8. 前記サーボ情報提供機構は、前記ターンテーブルの中心近傍から外周へ向かう螺旋状に形成される請求項1または記載の電子機器。
  9. 前記サーボ情報提供機構は、前記ターンテーブルの中心近傍から外周へ向かう同心円状に形成される請求項1または記載の電子機器。
  10. 前記サーボ情報提供機構は、前記ターンテーブルの中心近傍から、前記ターンテーブルの中心を通るラジアル方向において放射状に形成される請求項1または記載の電子機器。
  11. 互いに異なる2つの波長の光を透過するカバー層と、
    前記カバー層の一方の面に設けられ、前記2つの波長のうちの一方の波長の光により、情報が記録される記録層と、
    前記記録層と対向するターンテーブルに第一の厚さで設けられるターンテーブル側保護層よりも薄い厚さで前記記録層に設けられ、前記記録層を保護する記録層保護層と、
    を具備し、
    前記カバー層及び前記記録層は、積層状態において可撓性を持ち、前記記録層に前記情報を記録する際のフォーカス及びトラック制御のための前記2つの波長のうちの他の一方の波長の光を透過する記録媒体。
  12. 前記記録層保護層の前記厚さは、前記ターンテーブル側保護層の前記第一の厚さに対して1対10より小さい請求項11記載の記録媒体。
  13. 互いに異なる2つの波長の光を透過するカバー層と、
    前記カバー層の一方の面に設けられ、前記カバー層と積層状態において可撓性を持ち、前記2つの波長のうちの一方の波長の光により、情報が記録される記録層と、
    前記記録層と対向するターンテーブルに第一の厚さで設けられるターンテーブル側保護層よりも薄い厚さで前記記録層に設けられ、前記記録層を保護する記録層保護層と、
    を具備する記録媒体に情報を記録する記録方法において、
    前記カバー層及び前記記録層を透過した前記2つの波長のうちの他の一方の波長の光により前記記録媒体を回転する回転装置が保持するサーボ情報を読み取り、前記記録媒体の記録層に前記一方の光により情報を記録する記録方法。
  14. 前記記録層保護層の前記厚さは、前記ターンテーブル側保護層の前記第一の厚さに対して1対10より小さい請求項13記載の記録方法。
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