JP5275200B2 - 建設機械の排気処理装置 - Google Patents

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本発明はディーゼルエンジンを備える建設機械の排気処理装置に関する。
ディーゼルエンジンを備える建設機械の排気処理装置には、排気に含まれる粒子状物質(Particulate Matter(以下、PMとする))を除去するフィルタ(マフラーフィルタ)を備えるものがある。この種の排気処理装置では、フィルタにPMが蓄積され続けると排圧上昇等のトラブルが生じるため、蓄積されたPMを適宜除去してフィルタを再生する必要がある。
フィルタの再生には、排気に含ませた未燃燃料を燃焼する等して、排気温度をPMが燃焼する温度(以下において「再生可能温度」と称することがある)まで強制的に上昇させる強制再生がある。強制再生には、ある条件が満たされたとき(例えば、PMの推定堆積量が所定の閾値を超えたとき)に自動的に再生を行う方法(自動再生)と、乗員(オペレータ)の操作に基づいて任意のタイミングで再生を行う方法(手動再生)がある。
強制再生を行うと上記のように排気温度が上昇するが、排気を再生可能温度に保った状態で所定時間(例えば数分間)経過しないとPMを除去することができない。そのため、強制再生時において排気口周辺に物体(他の車両や構造物等)があると、当該排気口から排出された高温の排気が当該物体に対して熱的な影響を与えるおそれがある。自動車に備えられた排気処理装置について、この点を鑑みた技術としては、排気口から物体までの距離を算出し、当該距離が一定値以内であれば強制的に再生を禁止するものがある(特許文献1等参照)。
特開2005−127206号公報
ところで、自動車と異なり、油圧ショベル等の作業機械は、例えば、木材チップを積載した船(チップ船)における作業やプラスチックの積載作業等、排ガスの熱的影響に弱い可燃物が多数存在する環境で利用されることがある。そのため、上記技術の場合と異なり、排気口周辺の物体までの距離に関わらず強制再生を禁止した方が好ましい場合もある。また、上記技術では、排気口周辺の物体の形状によっては当該物体までの距離が正確に測定できない場合も想定され、周囲に可燃物がある場合等、再生を禁止すべきときに禁止できないおそれもある。
この種の課題の解決が可能な技術としては、作業機械に対して強制再生の禁止を指示する装置であって、当該装置の作動中は再生禁止状態が保持される再生禁止指示装置(再生禁止スイッチ)を備えることが考えられる。このようにすれば、作業機械の置かれる状況に応じて再生禁止指示装置を作動させることにより、強制再生の禁止を適宜制御することができる。
しかし、このように再生禁止指示装置によって再生禁止制御を行う場合には、強制再生の禁止を解除することを乗員が失念することがあり、強制再生が可能な場所に移動した後も再生禁止状態が保持され続けることがある。このように再生禁止状態が保持され続けると、フィルタにPMが過大捕集されることがあり、場合によってはフィルタの熔解や焼損につながるおそれもある。一方、強制再生が許可されている場所から禁止されている場所に移動したときに、再生禁止指示装置を介して強制再生の禁止を指示することを失念すると、強制再生が許可された状態が保持され続けてしまう。
本発明の目的は、作業機械の利用環境に合わせて強制再生の禁止を制御できる排気処理装置を提供することにある。
(1)本発明は、上記目的を達成するために、ディーゼルエンジンの排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記エンジンの排気温度を強制的に上昇させ、前記フィルタを強制再生する再生手段とを備える作業機械の排気処理装置において、前記再生手段による強制再生を禁止すべき再生禁止区域の位置情報が記憶された記憶手段と、作業機械の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段で検出された前記作業機械の位置が前記再生禁止区域内に含まれるか否かに基づいて、前記再生手段による強制再生が禁止されるべきか否かを判定する判定手段と、前記再生手段に対して強制再生の禁止を指示する再生禁止指示手段と、前記再生手段による強制再生の許否の状態を前記判定部で判定されたものに変更するために必要な警告を報知する報知装置とを備え、前記報知装置は、前記再生手段による強制再生が前記再生禁止指示手段によって禁止されている場合において、前記再生手段による強制再生が許可されるべきであると前記判定手段によって判定されたときに、前記再生禁止指示手段による強制再生の禁止指示の解除を乗員に促す旨を前記警報として報知するものとする。
(2)本発明は、ディーゼルエンジンの排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記エンジンの排気温度を強制的に上昇させ、前記フィルタを強制再生する再生手段とを備える作業機械の排気処理装置において、前記再生手段による強制再生を禁止すべき再生禁止区域の位置情報が記憶された記憶手段と、作業機械の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段で検出された前記作業機械の位置が前記再生禁止区域内に含まれるか否かに基づいて、前記再生手段による強制再生が禁止されるべきか否かを判定する判定手段と、前記再生手段に対して強制再生の禁止を指示する再生禁止指示手段と、前記再生手段による強制再生の許否の状態を前記判定部で判定されたものに変更するために必要な警告を報知する報知装置とを備え、前記報知装置は、前記再生手段による強制再生が前記再生禁止指示手段によって禁止されていない場合において、前記再生手段による強制再生が禁止されるべきであると前記判定手段によって判定されたときに、前記再生禁止指示手段による強制再生の禁止指示を乗員に促す旨を前記警報として報知するものとする。
(3)上記(1)において、好ましくは前記報知装置は、前記再生手段による強制再生が前記再生禁止指示手段によって禁止されていない場合において、前記再生手段による強制再生が禁止されるべきであると前記判定手段によって判定されたときに、前記再生禁止指示手段による強制再生の禁止指示を乗員に促す旨を前記警報として報知するものとする。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、好ましくは、前記記憶手段に記憶された前記再生禁止区域は、管理用端末を介して変更可能であるものとする。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、好ましくは、前記判定手段において作業機械が前記再生禁止区域内に位置すると判定されたときに、その旨を管理用端末に送信する通信装置をさらに備えるものとする。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、好ましくは、作業機械が継続して前記再生禁止区域内に位置する時間を算出する時間算出部をさらに備え、前記報知装置は、前記時間算出部による算出時間が設定値に達したとき、その旨を前記警告として報知するものとする。
本発明によれば、作業機械の利用環境に応じた警告を乗員に報知することができるので、作業機械の利用環境に合わせて強制再生の禁止を制御することができる。
本発明の実施の形態である作業機械の排気処理装置の概略構成図。 本発明の第1の実施の形態における報知コントローラの構成図。 本発明の第1の実施の形態における報知コントローラで行われる処理に係るフローチャート。 本発明の第2の実施の形態における報知コントローラの構成図。 本発明の第2の実施の形態における報知コントローラで行われる処理に係るフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態である作業機械の排気処理装置の概略構成図である。この図に示す排気処理装置は、フィルタ6と、再生コントローラ9と、位置検出装置14と、報知コントローラ20と、報知装置12と、再生指示装置23と、再生禁止指示装置51と、通信装置11を備えている。
フィルタ(マフラーフィルタ)6は、ディーゼルエンジン1の排気中の粒子状物質(PM)を捕集するもので、本実施の形態ではマフラー4内に収納されている。フィルタ6に捕集されたPMは、再生可能温度以上に保持された排気を通過させることで燃焼除去することができる。また、フィルタ6には、フィルタ6の出入口の差圧を検出する差圧センサ(差圧検出手段)8が取り付けられている。差圧センサ8で検出された差圧は、再生コントローラ9に出力されており、フィルタ6に堆積しているPMの量の推定等に利用される。
ディーゼルエンジン(以下「エンジン」と略す)1は、燃焼室(シリンダ)1a内の空気をピストン1bで圧縮して高温にし、その圧縮空気に燃料噴射装置2を介して燃料を供給して自然着火させることで動力を得ている。燃焼室1aからの排気は、燃焼室1aと接続された排気管3を介してマフラー4に導入される。
マフラー4内においては、フィルタ6に対して排気流通方向の上流側に酸化触媒5が設置されている。酸化触媒5は、強制再生時に排気に含まれる未燃燃料と反応して排気温度を上昇させるものである。酸化触媒5における排気の入口側と出口側には、排気温度を検出する排気温度センサ(排気温度検出手段)7a,7bが取り付けられている。酸化触媒5の入口側の温度センサ7aは酸化触媒5に流入する排気の温度を検出するもので、酸化触媒5の出口側の温度センサ7bはフィルタ6に流入する排気の温度を検出するものである。排気温度センサ7a,7bで検出された排気温度は再生コントローラ9に出力されている。
再生コントローラ(再生手段)9は、フィルタ6の強制再生を制御する部分である。本実施の形態では、燃料噴射装置2に制御信号を送信し、燃料噴射のタイミングを通常よりも遅らせるマルチ噴射やポスト噴射を利用して排気中に燃料を残存させることで強制再生を制御している。このように排気中に燃料を残存させると、その排気中の未燃燃料が酸化触媒5と反応してフィルタ6の入口における排気温度を再生可能温度にまで強制的に上昇させることができるので、フィルタ6を強制的に再生することができる。なお、上記のように排気中に燃料を残存させる以外にも、エンジン負荷を増加させて排気温度を強制的に上昇させることでフィルタ6の強制再生を行っても良い。
再生コントローラ9が行う強制再生には、ある条件が満たされたタイミングで自動的に行われる自動再生と、乗員の操作に基づいて任意のタイミングで行われる手動再生がある。自動再生が開始されるタイミングには、例えば、フィルタ6に堆積したPMの量(PM堆積量)が設定値に到達したときがある。PM堆積量の算出方法としては、差圧センサ8によって検出されるフィルタ6の出入口の差圧値に基づいてPM堆積量を推定する方法がある。また、この他のPM堆積量の推定方法としては、直近の再生終了時刻からのエンジン1の累積稼働時間に基づいてPM堆積量を推定する方法等を利用しても良い。一方、手動再生が開始されるタイミングには、再生指示装置23が乗員に操作されて強制再生開始信号が再生コントローラ9に入力されたときがある。
位置検出装置(位置検出手段)14は、作業機械の現在位置を検出するもので、CAN(Controller Area Network)10を介して報知コントローラ20と接続されている。位置検出装置14の具体例としては、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受け取るGPS受信機を有し、そのGPS受信機で受信した信号を利用して作業機械の位置情報を算出する装置がある。
再生指示装置(再生指示手段)23は、再生コントローラ9に対して強制再生を開始することを指示するための装置であり、本実施の形態ではCAN10を介して再生コントローラ9と接続されている。乗員が所望するタイミングで再生指示装置23を作動させると、強制再生開始信号が再生コントローラ9に入力され、再生コントローラ9によって強制再生が開始される。なお、再生指示装置23の具体例としては、例えば、運転室内に設置されたスイッチ(手動再生スイッチ)がある。
再生禁止指示装置(再生禁止指示手段)51は、再生コントローラ9に対して強制再生の禁止を指示するための装置であり、CAN10を介して再生コントローラ9及び報知コントローラ20と接続されている。再生禁止指示装置51を作動させると、再生禁止信号が再生コントローラ9及び報知コントローラ20の禁止信号入力部33(後述)に入力される。ここで、再生禁止信号とは、再生コントローラ9に対して強制再生の禁止を指示する信号であり、再生禁止信号が再生コントローラ9に入力されている間は、再生指示装置23を作動させても又はフィルタ6のPM堆積量が設定値に達しても強制再生は開始されない。なお、再生禁止指示装置51の具体例としては、例えば、運転室内に設置されたスイッチ(再生禁止スイッチ)がある。
通信装置11は、無線通信によって管理用端末16とデータの送受信をするためのもので、CAN10を介して報知コントローラ20と接続されている。管理用端末16は、複数の作業機械の排気処理装置に関する情報を管理するための端末であり、例えば、作業機械の作業現場から離れた監視基地局内に設置されている。異なる作業現場で稼働している複数の作業機械から排気処理装置に関する情報を送信し、その送信された情報を1箇所の管理用端末16で受信するように構成すれば、各作業現場で稼働している作業機械の排気処理装置について一括管理することができる。
報知コントローラ20は、主に、位置検出装置14で検出された位置において、再生コントローラ9による強制再生が禁止されるべきか又は許可されるべきかについて判定し、報知装置12が報知する警告の内容を当該判定結果に基づいて制御する部分である。報知コントローラ20は、CAN10を介して通信装置11、位置検出装置14、再生禁止指示装置51及び報知装置12と接続されている。
図2は本発明の第1の実施の形態における報知コントローラ20の構成図である。なお、先の図と同じ部分には同じ符号を付して説明は省略する(後の図も同様とする)。この図に示すように、報知コントローラ20は、再生禁止区域記憶部31と、車体位置記憶部32と、禁止信号入力部33と、判定部34と、フラグ記憶部35と、警告選択部36と、時間算出部37と、位置出力部38を備えている。
再生禁止区域記憶部(記憶手段)31は、作業機械の作業区域のうち、再生コントローラ9による強制再生を禁止すべき区域(再生禁止区域)の位置情報(例えば、緯度及び経度)が記憶されている部分である。再生禁止区域記憶部31は判定部34と接続されており、ここに記憶されている再生禁止区域の位置情報(以下、禁止区域情報と称することがある)は判定部34に読み込まれる。再生禁止区域としては、例えば、木材チップの存在が前提となるチップ船が作業現場である場合には、チップ船上で木材チップが存在する領域や、チップ船の停泊位置を基準とした所定の領域等が該当する。
なお、運用を容易にする観点から、再生禁止区域記憶部31に記憶される禁止区域情報は、排気処理装置の組立後も変更可能にすることが好ましい。この場合の具体例としては、図2に示したように、再生禁止区域記憶部31を通信装置11を介して管理用端末16と接続し、管理用端末16から禁止区域情報を変更可能にするものがある。このように管理用端末16から禁止区域情報を変更可能にすると、複数の作業機械の排気処理装置に係る再生禁止区域を一括して変更することができる。
車体位置記憶部32は、位置検出装置14で検出された作業機械の位置情報が記憶される部分であり、位置検出装置14と接続されている。車体位置記憶部32に記憶されている作業機械の位置情報は、作業機械の移動に応じて逐次更新されている。また、車体位置記憶部32は判定部34と接続されており、ここに記憶されている作業機械の位置情報は判定部34に読み込まれる。
判定部(判定手段)34は、位置検出装置14で検出された作業機械の位置が再生禁止区域内に含まれるか否かに基づいて、再生コントローラ9による強制再生が禁止されるべきか否かを判定する部分であり、フラグ記憶部35と接続されている。判定部34の判定結果は、フラグ記憶部35に出力されて、第1フラグFaとして記憶される。
第1フラグFaは、再生コントローラ9による強制再生が禁止されるべきか否か(すなわち、判定部34による上記判定の結果)を示すものであり、判定部34において、(A1)位置検出装置14で検出された作業機械の位置が再生禁止区域内に含まれており、再生コントローラ9による強制再生が禁止されるべきであると判定されたら第1フラグFaに「1」が入力され、(A2)作業機械の位置が再生禁止区域内に含まれておらず、再生コントローラ9による強制再生が許可されるべきであると判定されたら第1フラグFaに「0」が入力される。
禁止信号入力部33は、再生禁止指示装置51から再生禁止信号が入力される部分であり、フラグ記憶部35と接続されている。再生禁止指示装置51の作動状況は、禁止信号入力部33を介してフラグ記憶部35に出力されて、第2フラグFbとして記憶される。
第2フラグFbは、現在の再生コントローラ9による強制再生が禁止されているか否かを示すものであり、(B1)再生禁止指示装置51から禁止信号入力部33に再生禁止信号が入力されており、再生コントローラ9による強制再生が実際に禁止されている場合には第2フラグFbに「1」が入力され、(B2)禁止信号入力部33に再生禁止信号が入力されておらず、再生コントローラ9による強制再生が実際に許可されている場合には第2フラグFbに「0」が入力される。
フラグ記憶部35は、上記の第1フラグFa及び第2フラグFbが記憶される部分である。フラグ記憶部35は警告選択部36、時間算出部37及び位置出力部38と接続されており、ここ記憶された第1フラグFa及び第2フラグFbは、警告選択部36、時間算出部37及び位置出力部38に出力されている。
警告選択部36は、再生コントローラ9による強制再生の許否の状態を判定部34で判定されたものに変更するために必要な警告であって、報知装置12を介して乗員に報知される警告の内容を、判定部34の判定結果及び再生禁止指示装置51の作動状況に基づいて選択する部分であり、CAN10を介して報知装置12と接続されている。
本実施の形態における警告選択部36は、フラグ記憶部35に記憶されている第1フラグFa及び第2フラグFbの値に基づいて警告の内容を選択している。具体的には、警告選択部36は、第1フラグFaと第2フラグFbの値が異なる場合には、再生コントローラ9による強制再生の許否の状態(実際の状態)と判定部34の判定結果で得た状態(目標の状態)に齟齬があるものとして、実際の状態を目標の状態に変更するために必要な警告を選択する。この点に関し、本実施の形態における警告選択部36は、再生コントローラ9による強制再生が再生禁止指示装置51によって禁止されている場合(第2フラグFb=1)において、再生コントローラ9による強制再生が許可されるべきであると判定したとき(第1フラグFa=0)には、再生禁止指示装置51による強制再生の禁止指示の解除を乗員に促す旨の警告が報知されるように警告情報を報知装置12に出力する。また、これとは反対に、再生コントローラ9による強制再生が再生禁止指示装置51によって禁止されていない場合(第2フラグFb=0)において、再生コントローラ9による強制再生が禁止されるべきであると判定したとき(第1フラグFa=1)には、再生禁止指示装置51による強制再生の禁止指示を乗員に促す旨の警告が報知されるように警告情報を報知装置12に出力する。
時間算出部37は、作業機械が継続して再生禁止区域内に位置する時間を算出する部分である。時間算出部37は、CAN10を介して通信装置11と接続されており、算出時間が設定値T1に達したら、再生禁止区域内で長時間作業している旨を示す警告が報知装置12を介して乗員に報知されるように報知装置12に警告情報を出力する。作業機械が継続して再生禁止区域内に位置する時間を算出する方法としては、例えば、第1フラグFaが「1」に保持されている時間を計測するものがある。すなわち、フラグ記憶部35から第1フラグFaを読込み、第1フラグFaが「0」から「1」に変化した時刻に計測を開始し、その後第1フラグFaが「1」から「0」に戻った時刻に計測を終了する方法である。このように再生禁止区域内で長時間作業している旨を乗員に報知すると、再生禁止区域外における再生を促すことができるので、フィルタ6に期せずしてPMが過大集積されることを防止することができる。なお、上記では、報知装置12に警告情報を出力する場合について説明したが、作業機械が設定時間T1以上再生禁止区域内で稼働されている旨を通信装置11を介して管理用端末16に出力しても良い。
位置出力部38は、判定部34において作業機械が再生禁止区域内に位置すると判定されたときに、その旨を通信装置11に出力する部分であり、CAN10を介して通信装置11と接続されている。作業機械が再生禁止区域内に位置すると判定部34で判定されたことを判断する方法としては、例えば、フラグ記憶部35から第1フラグFaを読み込んで、その値が「1」となっていることが確認するものがある。通信装置11は、作業機械が再生禁止区域内に位置する旨が位置出力部38から入力されたら、その旨を管理用端末16に送信する。このように作業機械が再生禁止区域内に位置する旨を管理用端末16に送信すると、管理用端末16側で再生禁止区域内に何台の作業機械が稼働しているかを管理することができる。
図1に戻り、報知装置12は、警告選択部36から出力される警告情報に基づいて、再生コントローラ9による強制再生の許否の状態を判定部34で判定されたものに変更するために必要な警告を報知するもので、CAN10を介して報知コントローラ20と接続されている。報知装置12の具体例としては、警告メッセージや図形が表示される表示装置、警告音が発せられる音声発生装置、又は警告灯が点灯される点灯装置等がある。なお、表示装置としては、ラジエタ水温や燃料残量等の計器類や、車体の稼働時間を示すアワメータ等が表示される通常の車載表示装置を利用しても良い。なお、図3及び図5を用いて説明する作業機械の排気処理装置の動作説明では、報知装置12は警告メッセージを表示する表示装置であるものとして説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における報知コントローラ20で行われる処理に係るフローチャートである。
この図に示すように、報知コントローラ20の判定部34は、まず、車体位置記憶部32から作業機械の位置情報を読み込み、再生禁止区域記憶部31から禁止区域情報を読み込む(S101,102)。なお、S101とS102の順番は、前後が逆になっても同時になっても良い。そして、判定部34は読み込んだ2つの情報から作業機械の位置が再生禁止区域内に含まれるか否かを判断し、その判断に基づいて当該位置では再生コントローラ9による強制再生が禁止されるべきか否かを判定する(S103)。
S103において作業機械が再生禁止区域内に位置していると判定されたら、判定部34は、フラグ記憶部35に記憶された第1フラグFaに「1」を入力する(S104)。一方、S103において作業機械が再生禁止区域内に位置していないと判定されたら、判定部34は、フラグ記憶部35に記憶された第1フラグFaに「0」を入力する(S105)。
禁止信号入力部33は、再生禁止指示装置51から入力される信号を読み取り(S106)、当該信号に基づいて再生禁止指示装置51が作動しているか否かを判定する(S107)。S107において、禁止信号入力部33に再生禁止信号が入力されており、再生禁止指示装置51が作動している(再生禁止指示装置51がON)と判定されたら、禁止信号入力部33は、フラグ記憶部35に記憶された第2フラグFbに「1」を入力する(S108)。一方、禁止信号入力部33に再生禁止信号が入力されておらず、再生禁止指示装置51が作動していない(再生禁止指示装置51がOFF)と判定されたら、禁止信号入力部33は、フラグ記憶部35に記憶された第2フラグFbに「0」を入力する(S109)。なお、ここでは、S106〜109の処理は、S101〜105の処理の後に行っているように説明したが、両処理は前後を逆に行っても良いし並行して行っても良い。
次に、警告選択部36は、フラグ記憶部35に記憶されている第1フラグFa及び第2フラグFbの値に応じて報知装置12に表示する警告を選択する。ここで、警告選択部36は、まず、フラグ記憶部35から第1フラグFaを読込み、その値が「1」であるか否かを判定する(S110)。
S110において第1フラグFaが「1」であれば、警告選択部36は、さらに、フラグ記憶部35から第2フラグFbを読込み、その値が「1」であるか否かを判定する(S111)。
S111において第2フラグFbが「1」であれば、作業機械は再生禁止区域内に位置しかつ強制再生が禁止された適正な状態にあることがわかるので、報知装置12を介した警告をすることなく処理を終了し、S101以後の一連の処理を繰り返す。なお、報知装置12に何も報知させない代わりに、強制再生の禁止制御が適正に行われている旨が報知装置12に表示されるようしても良い。また、これに加えて、作業機械が再生禁止区域内に位置している旨を表示しても良い。このような表示をすると、再生禁止指示装置51を介して現在位置に応じた再生禁止指示が行われているか否かを乗員に容易に認知させることができる。
一方、S111において第2フラグFbが「0」であれば、作業機械は再生禁止区域内に位置しているにもかかわらず強制再生が許可されている状態にあることがわかるので、警告選択部36は、再生禁止指示装置51を作動させることを乗員に促す旨の警告(例えば、「再生禁止区域内にいます。再生禁止スイッチをONにしてください。」)が表示されるように報知装置12に警告情報を出力する(S112)。これにより、報知装置12には再生禁止指示装置51を作動させることを乗員に促す旨の警告が表示される。報知装置12に警告を表示した以後は、S101に戻って一連の処理を繰り返す。
ところで、S110において第1フラグFaが「0」であれば、警告選択部36は、さらに、フラグ記憶部35から第2フラグFbを読込み、その値が「1」であるか否かを判定する(S113)。
S113において第2フラグFbが「1」であれば、作業機械は再生禁止区域外に位置しているにもかかわらず強制再生が禁止されている状態にあることがわかるので、警告選択部36は、再生禁止指示装置51を停止させることを乗員に促す旨の警告(例えば、「再生禁止区域外にいます。再生禁止スイッチをOFFにしてください。」)が表示されるように報知装置12に警告情報を出力する(S114)。これにより、報知装置12には再生禁止指示装置51を停止させることを乗員に促す旨の警告が表示される。報知装置12に警告を表示した以後は、S101に戻って一連の処理を繰り返す。
一方、S111において第2フラグFbが「0」であれば、作業機械は再生禁止区域外に位置しかつ強制再生が許可された適正な状態にあることがわかるので、報知装置12を介した警告をすることなく処理を終了し、S101以後の一連の処理を繰り返す。なお、報知装置12に何も報知させない代わりに、上記と同様に強制再生の禁止制御が適正に行われている旨等が報知装置12に表示されるようしても良い。
上記の説明から明らかなように、本実施の形態に係る排気処理装置は、再生禁止区域の位置情報が記憶された再生禁止区域記憶部31と、作業機械の位置を検出する位置検出装置14と、位置検出装置14で検出された作業機械の位置が再生禁止区域内に含まれるか否かに基づいて、再生コントローラ9による強制再生が禁止されるべきか否かを判定する判定部34と、再生コントローラ9による強制再生の許否の状態を判定部34で判定されたものに変更するために必要な警告を報知する報知装置12を備えている。
このように構成された排気処理装置によれば、まず、(1)再生禁止区域内から脱出したときには、再生コントローラ9による強制再生が禁止された状態から許可された状態に変更するために、再生禁止指示装置51の停止を促す警告を乗員に報知することができ、一方、(2)再生禁止区域内に進入したときには、再生コントローラ9による強制再生が許可された状態から禁止された状態に変更するために、再生禁止指示装置51の作動を促す警告を乗員に報知することができる。すなわち、本実施の形態によれば、作業機械の利用環境に応じた警告を乗員に報知することができるので、作業機械の利用環境に合わせて強制再生の禁止を制御することができる。
図4は本発明の第2の実施の形態における報知コントローラ20Aの構成図である。この図に示す報知コントローラ20Aは、再生禁止制御部39と、警告選択部36Aを備える点で、第1の実施の形態のものと異なる。
再生禁止制御部(再生禁止制御手段)39は、判定部34の判定結果と一致するように、再生コントローラ9による強制再生の許否の状態を制御する部分である。本実施の形態における再生禁止制御部39は、フラグ記憶部35及び再生禁止指示装置51と接続されており、フラグ記憶部35から読み込んだ第1フラグFa及び第2フラグFbの値に基づいて再生禁止指示装置51の動作を制御することで、再生コントローラ9による強制再生の許否の状態を間接的に制御している。
具体的に説明すると、本実施の形態に係る再生禁止制御部39は、再生コントローラ9による強制再生が再生禁止指示装置51によって禁止されている場合(第2フラグFb=1)において、再生コントローラ9による強制再生が許可されるべきであると判定されたとき(第1フラグFa=0)には、再生禁止指示装置51を停止させる制御信号を再生禁止指示装置51に出力し、再生コントローラ9による強制再生を許可する。また、これとは反対に、再生コントローラ9による強制再生が再生禁止指示装置51によって禁止されていない場合(第2フラグFb=0)において、再生コントローラ9による強制再生が禁止されるべきであると判定されたとき(第1フラグFa=1)には、再生禁止指示装置51を作動させる制御信号を再生禁止指示装置51に出力し、再生コントローラ9による強制再生を禁止する。
なお、ここでは、再生禁止制御部39により再生禁止指示装置51の動作制御を行うことで、再生コントローラ9による強制再生の許否の状態を間接的に制御する構成について説明したが、この構成に代えて、再生禁止制御部39をCAN10を介して再生コントローラ9と接続することで、再生禁止制御部39による再生コントローラ9の直接制御を可能にし、再生禁止指示装置51の動作状態又は有無に関わらず、再生コントローラ9による強制再生を制御しても良い。
警告選択部36Aは、再生コントローラ9による強制再生が再生禁止制御部39によって禁止されているか否かに基づいて、報知装置12を介して乗員に報知される警告の内容を選択する部分であり、CAN10を介して報知装置12と接続されている。
具体的に説明すると、本実施の形態に係る警告選択部36Aは、再生禁止指示装置51を停止させる制御信号を再生禁止指示装置51に出力し、再生コントローラ9による強制再生を許可したときには、再生コントローラ9による強制再生を自動的に許可した旨の警告が報知されるように警告情報を報知装置12に出力する。また、再生禁止指示装置51を作動させる制御信号を再生禁止指示装置51に出力し、再生コントローラ9による強制再生を禁止したときには、再生コントローラ9による強制再生を自動的に禁止した旨の警告が報知されるように警告情報を報知装置12に出力する。
図5は本発明の第2の実施の形態における報知コントローラ20Aで行われる処理に係るフローチャートである。この図に示すようにS101からS109までは図3に示したフローチャートと同じ処理を行うので説明は省略する。
S109までの処理が完了したら、再生禁止制御部39は、フラグ記憶部35に記憶されている第1フラグFa及び第2フラグFbの値に基づいて再生禁止指示装置51の動作を制御する。ここで、再生禁止制御部39は、まず、フラグ記憶部35から第1フラグFaを読込み、その値が「1」であるか否かを判定する(S201)。
S201において第1フラグFaが「1」であれば、再生禁止制御部39は、さらに、フラグ記憶部35から第2フラグFbを読込み、その値が「1」であるか否かを判定する(S202)。
S202において第2フラグFbが「1」であれば、作業機械は再生禁止区域内に位置しかつ強制再生が禁止された適正な状態にあることがわかるので、報知装置12を介した警告をすることなく処理を終了し、S101以後の一連の処理を繰り返す。なお、報知装置12に何も報知させない代わりに、強制再生の禁止制御が適正に行われている旨が報知装置12に表示されるようしても良い。また、これに加えて、作業機械が再生禁止区域内に位置している旨を表示しても良い。このような表示をすると、再生禁止指示装置51を介して現在位置に応じた再生禁止指示が行われているか否かを乗員に容易に認知させることができる。
一方、S202において第2フラグFbが「0」であれば、作業機械は再生禁止区域内に位置しているにもかかわらず強制再生が許可されている状態にあることがわかるので、再生禁止制御部39は、再生禁止指示装置51を作動させて強制再生を禁止する(S203)。そして、警告選択部36Aは、再生コントローラ9による強制再生が自動的に禁止された旨の警告(例えば、「再生禁止区域内に入りました。再生禁止スイッチは自動的にONにされました。」)が表示されるように報知装置12に警告情報を出力する。これにより、報知装置12には、再生コントローラ9による強制再生が再生禁止制御部39によって自動的に禁止された旨の警告が表示される(S204)。このように報知装置12に警告を表示した以後は、S101に戻って一連の処理を繰り返す。
ところで、S201において第1フラグFaが「0」であれば、再生禁止制御部39は、さらに、フラグ記憶部35から第2フラグFbを読込み、その値が「1」であるか否かを判定する(S205)。
S205において第2フラグFbが「1」であれば、作業機械は再生禁止区域外に位置しているにもかかわらず強制再生が禁止されている状態にあることがわかるので、再生禁止制御部39は、再生禁止指示装置51を停止させて強制再生を許可する(S206)。そして、警告選択部36Aは、再生コントローラ9による強制再生が自動的に許可された旨の警告(例えば、「再生禁止区域外に出ました。再生禁止スイッチは自動的にOFFにされました。」)が表示されるように報知装置12に警告情報を出力する。これにより、報知装置12には、再生コントローラ9による強制再生が再生禁止制御部39によって自動的に許可された旨の警告が表示される(S207)。このように報知装置12に警告を表示した以後は、S101に戻って一連の処理を繰り返す。
一方、S205において第2フラグFbが「0」であれば、作業機械は再生禁止区域外に位置しかつ強制再生が許可された適正な状態にあることがわかるので、報知装置12を介した警告をすることなく処理を終了し、S101以後の一連の処理を繰り返す。なお、報知装置12に何も報知させない代わりに、上記と同様に強制再生の禁止制御が適正に行われている旨等が報知装置12に表示されるようしても良い。
上記のように構成された排気処理装置によれば、まず、(1)再生禁止区域内から脱出したときには、再生コントローラ9による強制再生が許可された状態に自動的に変更し、その旨を示す警告を乗員に報知することができ、一方、(2)再生禁止区域内に進入したときには、再生コントローラ9による強制再生が禁止された状態に自動的に変更し、その旨を示す警告を乗員に報知することができる。したがって、本実施の形態によっても、作業機械の利用環境に応じた警告を乗員に報知することができるので、作業機械の利用環境に合わせて強制再生の禁止を制御することができる。特に、本実施の形態に係る排気処理装置によれば、再生コントローラ9による強制再生の許否の状態を、作業機械の位置に適したものに自動的に変更することができるので、再生禁止指示装置51を乗員に操作させる必要が無い点がメリットとなる。
なお、先の実施の形態と同様に、図4に示した報知コントローラ20Aに対して時間算出部37を設けて、再生禁止区域内で長時間作業している旨を示す警告が乗員に報知されるように報知装置12に警告情報を出力しても良いし、位置出力部38を設けて、作業機械が再生禁止区域内に位置する旨を通信装置11を介して管理用端末16に送信しても良い。
1 エンジン
4 マフラー
6 フィルタ
7 温度センサ
8 差圧センサ
9 再生コントローラ
11 通信装置
12 報知装置
14 位置検出装置
16 管理用端末
20 報知コントローラ
23 再生指示装置
31 再生禁止区域記憶部
32 車体位置記憶部
33 禁止信号入力部
34 判定部
35 フラグ記憶部
36 警告選択部
37 時間算出部
38 位置出力部
39 再生禁止制御部
Fa 第1フラグ
Fb 第2フラグ

Claims (6)

  1. ディーゼルエンジンの排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記エンジンの排気温度を強制的に上昇させ、前記フィルタを強制再生する再生手段とを備える作業機械の排気処理装置において、
    前記再生手段による強制再生を禁止すべき再生禁止区域の位置情報が記憶された記憶手段と、
    作業機械の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段で検出された前記作業機械の位置が前記再生禁止区域内に含まれるか否かに基づいて、前記再生手段による強制再生が禁止されるべきか否かを判定する判定手段と、
    前記再生手段に対して強制再生の禁止を指示する再生禁止指示手段と、
    前記再生手段による強制再生の許否の状態を前記判定部で判定されたものに変更するために必要な警告を報知する報知装置とを備え、
    前記報知装置は、前記再生手段による強制再生が前記再生禁止指示手段によって禁止されている場合において、前記再生手段による強制再生が許可されるべきであると前記判定手段によって判定されたときに、前記再生禁止指示手段による強制再生の禁止指示の解除を乗員に促す旨を前記警報として報知することを特徴とする作業機械の排気処理装置。
  2. ディーゼルエンジンの排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記エンジンの排気温度を強制的に上昇させ、前記フィルタを強制再生する再生手段とを備える作業機械の排気処理装置において、
    前記再生手段による強制再生を禁止すべき再生禁止区域の位置情報が記憶された記憶手段と、
    作業機械の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段で検出された前記作業機械の位置が前記再生禁止区域内に含まれるか否かに基づいて、前記再生手段による強制再生が禁止されるべきか否かを判定する判定手段と、
    前記再生手段に対して強制再生の禁止を指示する再生禁止指示手段と、
    前記再生手段による強制再生の許否の状態を前記判定部で判定されたものに変更するために必要な警告を報知する報知装置とを備え、
    前記報知装置は、前記再生手段による強制再生が前記再生禁止指示手段によって禁止されていない場合において、前記再生手段による強制再生が禁止されるべきであると前記判定手段によって判定されたときに、前記再生禁止指示手段による強制再生の禁止指示を乗員に促す旨を前記警報として報知することを特徴とする作業機械の排気処理装置。
  3. 請求項に記載の作業機械の排気処理装置において
    前記報知装置は、前記再生手段による強制再生が前記再生禁止指示手段によって禁止されていない場合において、前記再生手段による強制再生が禁止されるべきであると前記判定手段によって判定されたときに、前記再生禁止指示手段による強制再生の禁止指示を乗員に促す旨を前記警報として報知することを特徴とする作業機械の排気処理装置。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の作業機械の排気処理装置において、
    前記記憶手段に記憶された前記再生禁止区域は、管理用端末を介して変更可能であることを特徴とする作業機械の排気処理装置。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の作業機械の排気処理装置において、
    前記判定手段において作業機械が前記再生禁止区域内に位置すると判定されたときに、その旨を管理用端末に送信する通信装置をさらに備えることを特徴とする作業機械の排気処理装置。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の作業機械の排気処理装置において、
    作業機械が継続して前記再生禁止区域内に位置する時間を算出する時間算出部をさらに備え、
    前記報知装置は、前記時間算出部による算出時間が設定値に達したとき、その旨を前記警告として報知することを特徴とする作業機械の排気処理装置。
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