JP5274790B2 - 木造軸組構造における筋かい金物取付け構造 - Google Patents

木造軸組構造における筋かい金物取付け構造 Download PDF

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Description

本発明は、木造軸組構造における筋かい金物取付け構造に関する。
図2に示すように、横架材としての木製土台51の上面に木製柱52が立設された木造軸組構造において、土台51と柱52の隅部に筋かい取付け金物53を取り付ける構造として、従来より、筋かい取付け金物53を柱52の肉内にラグスクリュー54,54を打ち込むことによって取り付けることは、従来より行われている。なお、55はホゾパイプで、柱52と土台51とを連結しているものであるが、上記のラグスクリュー54は、ホゾパイプ55と無干渉状態で柱52の肉に打ち込まれている。
特開2002−160073号公報
しかしながら、上記のような取付け構造では、筋かい56に引っ張り力が作用すると、その引張り力は、筋かい取付け金物53から、ラグスクリュー54、柱52、ホゾパイプ55、そして土台51へと伝えられ、柱52の力学的負担が非常に大きなものになってしまい、柱に高い強度をもたせなければならないという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、筋かいに引張り力が作用したときの木製柱の力学的負担を小さくすることができる、木造軸組構造における筋かい金物取付け構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、ホゾパイプの長さ方向の一方の側が柱軸線方向に向けられて木製柱の端部の肉内に差し込まれると共に、該ホゾパイプの長さ方向のもう一方の側が木製横架材軸線方向と直交する方向に向けられて木製横架材の肉内に差し込まれ、該木製柱と木製横架材の隅部に配置された筋かい取付け金物が、ホゾパイプと柱を連結しているボルトでホゾパイプに連結されていることを特徴とする木造軸組構造における筋かい金物取付け構造によって解決される(第1発明)。
この構造では、筋かいに引っ張り力が作用すると、その引張り力は、筋かい取付け金物から、ボルト、ホゾパイプ、そして土台へと伝えられ、木製柱の力学的負担を小さくすることができる。
第1発明において、ホゾパイプと柱を連結しているボルトが上下方向に複数本備えられ、筋かい取付け金物が、それら複数本のボルトでホゾパイプに連結されているとよい(第2発明)。この場合は、筋かい取付け金物とホゾパイプとの連結を強固にすることができて、引張り力に対する木製柱の力学的負担を効果的に小さくすることができる。
本発明の筋かい金物取付け構造は、以上のとおりのものであるから、筋かいに引張り力が作用したときの木製柱の力学的負担を小さくすることができる。
しかも、ホゾパイプと、該ホゾパイプと柱を連結するボルトだけでそれを実現することができるので、構造を簡素なものにすることができると共に、コスト的な有利性も発揮することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す実施形態の筋かい金物取付け構造において、1は横架材としての木製土台、2は木製柱、3は筋かい取付け金物であり、柱2は土台1の上にのせられ、縦向きにされたホゾパイプ4の上半部が柱2の下端面を通じてその肉内に差し込まれると共に、ホゾパイプ4の下半部は土台1の上面を通じて肉内に差し込まれ、土台1とホゾパイプ4が、側方より差し込まれた1本のボルト5により連結されると共に、柱2とホゾパイプ4が、側方より差し込まれた上下2本のボルト6,6により連結されて、柱2と土台1とが連結されている。
そして、柱2と土台1の隅部に配置された、対角線カットのボックス形をした筋かい取付け金物3が、ホゾパイプ4と柱2を連結している上下2本のボルト6,6でホゾパイプ4に連結され、該筋かい取付け金物3に、筋かい7の一端が連結されている。
この構造では、筋かい7に引っ張り力が作用すると、その引張り力は、筋かい取付け金物3から、ボルト6,6、ホゾパイプ4、そして土台1へと伝えられ、そのため、木製柱2の力学的負担を小さくすることができる。特に、本実施形態では、ホゾパイプ4と柱2を連結しているボルト6が上下に2本備えられ、筋かい取付け金物3が、これら2本のボルト6,6でホゾパイプ4に連結されているので、筋かい取付け金物3とホゾパイプ4との連結を強固にすることができて、引張り力に対する木製柱2の力学的負担を効果的に小さいものにすることができる。
しかも、ホゾパイプ4と、該ホゾパイプ4と柱2を連結するボルト6,6だけでそれを実現するものであるから、構造を簡素なものにすることができると共に、コスト的な有利性を発揮することができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、土台と柱の隅部に配置される筋かい取付け金物の取付け構造を示したが、階上の木製梁等のその他の木製横架材と柱の隅部に配置される筋かい取付け金物の取付け構造に用いることも可能である。
また、上記の実施形態では、筋かい取付け金物として、特定形状のものを用いた場合を示したが、形状や形態に特段の制限はなく、本発明では、各種形状、形態の筋かい取付け金物が用いられてよい。
図(イ)は実施形態の筋かい金物取付け構造を示す一部断面正面図、図(ロ)は筋かい取付け金物の斜視図である。 従来の筋かい金物取付け構造を示す一部断面正面図である。
符号の説明
1…木製土台
2…木製柱
3…筋かい取付け金物
4…ホゾパイプ
6…ボルト

Claims (2)

  1. ホゾパイプの長さ方向の一方の側が柱軸線方向に向けられて木製柱の端部の肉内に差し込まれると共に、該ホゾパイプの長さ方向のもう一方の側が木製横架材軸線方向と直交する方向に向けられて木製横架材の肉内に差し込まれ、木製横架材とホゾパイプが、側方より差し込まれたボルトにより連結されると共に、木製柱とホゾパイプが、側方より差し込まれたボルトにより連結されることで、木製柱と木製横架材とが連結されており、木製柱と木製横架材の隅部に配置された筋かい取付け金物が、ホゾパイプと柱を連結している前記ボルトでホゾパイプに連結され、前記筋かい取付け金物に一端を連結された筋かいに引っ張り力が作用すると、その引張り力が、筋かい取付け金物から、ホゾパイプと柱を連結しているボルト、ホゾパイプ、そして木製横架材へと伝えられるようになされていることを特徴とする木造軸組構造における筋かい金物取付け構造。
  2. ホゾパイプと柱を連結しているボルトが上下方向に複数本備えられ、筋かい取付け金物が、それら複数本のボルトでホゾパイプに連結されている請求項1に記載の木造軸組構造における筋かい金物取付け構造。
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