JP5274681B1 - 化粧用ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】穂部の毛量を変更することなく、毛量が同一の平ブラシの毛のコシよりも強い毛のコシを有し、毛先の操作方向を容易に制御することができること。
【解決手段】口金部14は、穂部16の基端部が連結される穂部側端部と、柄部12が連結される柄部側端部と、柄部側端部と穂部側端部とを連結するテーパ状円筒部とから構成されており、口金部14の穂部側端部は、略正三角柱状に形成され、3つの平坦面14FS1、14FS2、および、14FS3を有するもの。
【選択図】図1

Description

本発明は、穂部を有する化粧用ブラシに関する。
化粧品を塗布するために使用される化粧用ブラシは、一般に、束ねられた毛からなる穂部と、柄部と、穂部と柄部とを連結する口金部とから構成されている。化粧用ブラシにおいては、例えば、特許文献1にも示されるように、穂部の断面形状および口金部の端部の断面形状が略円形とされる丸ブラシ、あるいは、特許文献2にも示されるように、穂部の断面形状および口金部の端部が扁平形状とされる平ブラシが実用に供されている。平ブラシにおいては、プレス加工でブラシ毛の根本が口金部の端部とともに平形に圧し潰されることにより、ブラシ毛が口金部に固定されている。
上述のような化粧用ブラシは、化粧品の種類、および、その用途に従い選択的に使用されている。上述の丸ブラシは、例えば、チークブラシとして使用され、また、上述のような平ブラシは、例えば、アイシャドウブラシとして使用される場合がある。
特開2008−295706号公報 特開2007−44163号公報
上述の平ブラシが使用される場合、穂部における毛の長さ、および、毛量が同一とされる丸ブラシに比して平ブラシにおける毛の曲げ剛性が小となり、所謂、毛のコシが弱くなるので化粧品の種類によっては容易に化粧品を塗布できない場合がある。このような場合、平ブラシを使用するにあたって、化粧品の種類に応じた毛のコシのより強い、即ち、毛量をさらに増やした平ブラシを予め別途、用意しておくことが必要とされる。
また、丸ブラシが使用される場合、平ブラシに比して穂部が自由に動き、毛先が簡単に広がるので平ブラシに比して丸ブラシの毛先の操作方向を制御することが容易でない。例えば、丸ブラシがアイシャドウブラシとして使用される場合、丸ブラシの毛先の操作方向を容易に制御することが要望される場合がある。
以上の問題点を考慮し、本発明は、穂部を有する化粧用ブラシであって、穂部の毛量を変更することなく、毛量が同一の平ブラシの毛のコシよりも強い毛のコシを有し、毛先の操作方向を容易に制御することができる化粧用ブラシを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る化粧用ブラシは、毛が束ねられた穂部と、穂部の基端部を支持する筒状の一端部を有する口金部と、口金部の他端部に連結される柄部と、を備え、口金部の筒状の一端部は、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ辺によって形成される図形の断面形状を有するとともに、穂部の基端部に当接し押圧する押圧面を各辺にそれぞれ有し、穂部の先端部と口金部の一端部との間における穂部の柱状部分の少なくとも一部の断面形状は、断面積が基端部に向けて漸減するように図形の断面形状に形成されることを特徴とする。
本発明に係る化粧用ブラシによれば、口金部の筒状の一端部は、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ辺によって形成される図形の断面形状を有するとともに、穂部の基端部に当接し押圧する押圧面を各辺にそれぞれ有し、穂部の先端部と口金部の一端部との間における穂部の柱状部分の少なくとも一部の断面形状は、断面積が基端部に向けて漸減するように図形の断面形状に形成されるので穂部の毛量を変更することなく、毛量が同一の平ブラシの毛のコシよりも強い毛のコシを有し、毛先の操作方向を容易に制御することができる。
(A)は、本発明に係る化粧用ブラシの一例を示す平面図であり、(B)は、(A)に示される例における側面図である。 (A)は、図1(A)に示される例における正面図であり、(B)は、(A)に示される例における側面図である。 (A)は、図1(A)に示される例に用いられる口金部材の正面図であり、(B)は、(A)に示される例における側面図である。 (A)は、比較例1としての丸ブラシを部分的に示す平面図であり、(B)は、(A)に示される丸ブラシの側面図である。 (A)は、比較例2としての平ブラシを部分的に示す平面図であり、(B)は、(A)に示される平ブラシの側面図である。 (A),(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、および、(H)は、それぞれ、本発明に係る化粧用ブラシの一例における口金部の穂部側端部の断面形状の他の一例を示す図である。 (A)は、本発明に係る化粧用ブラシの他の一例を示す平面図であり、(B)は、(A)に示される例における側面図である。 (A)は、図7(A)に示される例における正面図であり、(B)は、(A)に示される例における側面図である。 図7(A)に示される例に用いられる口金部材の正面図である。 (A)は、本発明に係る化粧用ブラシのさらなる他の一例を示す平面図であり、(B)は、(A)に示される例における側面図である。 A)は、本発明に係る化粧用ブラシのさらなる他の一例を示す正面図であり、(B)は、(A)に示される例における側面図である。
図1(A)は、本発明に係る化粧用ブラシの一例の外観を示す。
図1(A)および(B)において、化粧用ブラシ10は、例えば、チークブラシ、フェイスブラシ等として使用可能とされる。化粧用ブラシ10は、使用者により把持される柄部12と、束ねられた毛からなる穂部16と、柄部12と穂部16とを連結する口金部14とから構成されている。
穂部16は、所定の毛量を有し複数本の毛が束ねられたものとされる。毛は、例えば、獣毛、合成繊維、混毛の一群のうちから選択された材料で作られても良い。獣毛としては、馬、イタチ、リス、山羊、狸、牛、羊、兎、狐、豚、猪、むささびの一群のうちから選択されたいずれかの毛であってもよい。合成繊維は、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン等で作られても良い。
穂部16の最先端部は、図1(A)に示されるように、略球面状に形成されている。また、穂部16の基端部は、図1(B)に示されるように、その略球面に連なって一辺約13.5mmの略正三角柱状に形成されている。穂部16の基端部の各辺は、後述する口金部14の各平坦面14FS1、14FS2,および、14FS3に対応している。穂部16は、その横断面積が穂部16の基端部から上述の最先端部に向けて漸増するように形成されている。
口金部14は、金属材料、例えば、アルミニウム合金材料、ステンレス鋼、真鍮などで作られている。アルミニウム合金材料の場合、その外周面は、アルマイト処理されている。また、真鍮の場合、クロムまたはニッケルめっき処理されている。口金部14は、穂部側端部と、後述する柄部12が連結される柄部側端部と、柄部側端部と穂部側端部とを連結するテーパ状円筒部とから構成されている。
口金部14の穂部側端部は、プレス加工によってかしめられることにより、穂部16の基端部が連結される。その穂部側端部は、図1(B)および図2(B)に示されるように、略正三角柱状に形成されており、3つの平坦面14FS1、14FS2、および、14FS3を有している。各平坦面14FS1、14FS2、および、14FS3の内周部は、それぞれ、穂部16の基端部を所定の圧力で押圧するようにその基端部に当接している。これにより、後述するように、穂部16における毛のコシが、毛量が同一とされる平ブラシにおける毛のコシに比して強くなる。また、穂部16の毛先の操作方向を制御することが、毛量が同一とされる丸ブラシに比して容易となる。
なお、口金部14は、プレス加工によってかしめられることなく、例えば、略正三角形の断面形状を有する薄肉管が用いられ、穂部16の基端部が連結されるように構成されてもよい。
柄部12は、木材、エラストマー、または、樹脂材料、例えば、アクリルニトリルスチレン(AS)、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネイト樹脂(PC)、ポリアセタール樹脂(POM)からなる群から選択されたいずれかの一つの材料で作られている。柄部12の一端は、口金部14の柄部側端部の内周部に接着されている。また、柄部12は、一端から他端に向かうにつれて先細状に成形されている。
化粧用ブラシ10を組み立てるにあたっては、図3(A)および(B)に示されるような、口金部14を形成する口金部材18が用意される。口金部材18は、穂部16の基端部が連結される円筒状の穂部側端部18Bと、後述する柄部12が連結される柄部側端部18Cと、柄部側端部と穂部側端部とを連結するテーパ状円筒部18Aとから構成されている。先ず、穂部16の基端部が、口金部材18の穂部側端部18B内に挿入された後、次に、上述の3つの平坦面14FS1、14FS2、および、14FS3を形成するように、口金部材18の穂部側端部18Bがプレス加工によりかしめられる。続いて、柄部12の一端が、穂部16が取付けられた口金部材18の柄部側端部18Cの内周部に接着される。これにより、化粧用ブラシ10の組み立てが完了する。
図4(A)および(B)は、それぞれ、比較例1としての丸ブラシを示す。その丸ブラシは、使用者により把持される柄部12と、束ねられた毛からなる穂部26と、柄部12と穂部26とを連結する口金部24とから構成されている。なお、図4(A)および(B)においては、図1(A)、および、図2(A)において示される構成要素と同一の構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
穂部26は、図1(A)、および、図2(A)に示される化粧用ブラシ10の穂部16の毛量と同一の毛量で同様な毛により作られている。穂部26の最先端部は、略球面状に形成されている。また、穂部26の基端部は、略球面に連なって直径13mmの円柱状に形成されている。口金部24は、穂部26の基端部が連結される穂部側端部と、柄部12が連結される柄部側端部と、柄部側端部と穂部側端部とを連結するテーパ状円筒部とから構成されている。図4(B)に示されるように、穂部側端部の断面形状は、平坦面がない直径13mmの円筒状とされている。これにより、丸ブラシの穂部26の基端部の横断面積と図1(A)に示される本願発明に係る化粧用ブラシの一例の穂部の横断面積との比は、例えば、1:0.72である。従って、丸ブラシの穂部26の基端部は、口金部24の穂部側端部に対し自由に動き得るのに対し、一方、本願発明に係る化粧用ブラシの一例は、穂部16がその略球面に連なって略正三角柱状に形成されているので丸ブラシの穂部26に比して穂部16の毛先の操作方向を制御することが容易となる。
図5(A)および(B)は、それぞれ、比較例2としての平ブラシを示す。その平ブラシは、使用者により把持される柄部12と、束ねられた毛からなる穂部36と、柄部12と穂部36とを連結する口金部34とから構成されている。なお、図5(A)および(B)においては、図1(A)、および、図2(A)において示される構成要素と同一の構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
穂部36は、図1(A)、および、図2(A)に示される化粧用ブラシ10の穂部16の毛量と同一の毛量で同様な毛により作られている。穂部36の最先端部は、略楕円状に形成されている。また、穂部36の基端部は、その略楕円状の外周面に連なって長径16.3mm、短径9.2mmの断面形状を有する楕円柱状に形成されている。口金部34は、穂部36の基端部が連結される穂部側端部と、柄部12が連結される柄部側端部と、柄部側端部と穂部側端部とを連結する円筒部とから構成されている。図5(B)に示されるように、穂部側端部の断面形状は、平坦面がない楕円形状とされている。これにより、平ブラシの穂部36の基端部の横断面積と図1(A)に示される本願発明に係る化粧用ブラシの一例の穂部の横断面積との比は、0.89:0.72である。また、平ブラシの穂部36の断面二次モーメントおよび曲げ剛性(ヤング率×断面二次モーメント)は、本願発明に係る化粧用ブラシの一例における穂部16の断面二次モーメントおよび曲げ剛性に比して小となるので本願発明に係る化粧用ブラシの一例における穂部のコシは、平ブラシの穂部36のコシに比して大となる。従って、本願発明に係る化粧用ブラシの一例においては、穂部のコシを、毛量を変更することなく平ブラシの穂部のコシよりも大にでき、しかも、丸ブラシの穂部のコシよりも小とすることができる。
上述の図1(A)に示される例においては、口金部14の穂部側端部は、略正三角柱状に形成されているが、斯かる例に限られることなく、例えば、図6(A)、(B)、(C)に示されるように、口金部14の穂部側端部の略三角柱の断面形状が、内角が35°、50°、95°の略三角形44A、二つの内角が65°の二等辺三角形44B、二つの内角が45°の二等辺三角形44Cであってもよい。
また、口金部14の穂部側端部の略三角柱の断面形状は、図6(D)に示されるように、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ辺44d1、44d1,44d2のうち辺44d2が外方に向けて凸状に湾曲する辺からなる略扇形44Dであってもよい。その際、各辺44d1〜44d2が円弧で互いに結ばれても良い。さらに、口金部14の穂部側端部の略三角柱の断面形状は、図6(E)に示されるように、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ辺44e1、44e1,44e2のうち辺44e2が外方に向けて凸状に湾曲する辺であるとともに、辺44e1、44e1が、内方に向けて凸状に湾曲する辺からなる略扇形44Eであってもよい。その際、各辺44e1〜44e2が円弧で互いに結ばれても良い。口金部14の穂部側端部の略三角柱の断面形状は、図6(F)に示されるように、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ3つ辺44f1が、内方に向けて凸状に湾曲する辺からなる図形44Fであってもよい。その際、各辺44f1が円弧で互いに結ばれても良い。
そして、口金部14の穂部側端部の略三角柱の断面形状は、図6(G)に示されるように、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ3つ辺44g1が、線分の辺からなる正三角形44Gであって、各辺44g1が、細かい凹凸44grを有するものでもよい。その際、各辺44g1が円弧で結ばれても良い。口金部14の穂部側端部の略三角柱の断面形状は、図6(H)に示されるように、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ辺44h1、44h1,44h2が外方に向けて凸状に湾曲する辺であるとともに、辺44h2が、略中央に窪みを有する辺からなるハート形44Hであってもよい。その際、各辺44h1〜44h2が円弧で互いに結ばれても良い。
図7(A)および図8(A)は、それぞれ、本発明に係る化粧用ブラシの他の一例の外観を示す。
図7(A)および図8(A)において、化粧用ブラシ50は、例えば、アイシャドウブラシとして使用可能とされる。化粧用ブラシ50は、使用者により把持される柄部52と、束ねられた毛からなる穂部56と、柄部52の一端と穂部56とを連結する口金部54と、柄部52の他端に連結されるチップ58とから構成されている。
穂部56は、所定の毛量を有し複数本の毛が束ねられたものとされる。毛は、例えば、獣毛、合成繊維、混毛の一群のうちから選択された材料で作られても良い。獣毛としては、馬、イタチ、リス、山羊、狸、牛、羊、兎、狐、豚、猪、むささびの一群のうちから選択されたいずれかの毛であってもよい。合成繊維は、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン等で作られても良い。
穂部56の最先端部は、図7(A)および図8(A)に示されるように、略球面状に形成されている。また、穂部56の基端部は、図7(B)および図8(B)に示されるように、その略球面に連なって略正三角柱状に形成されている。穂部56の基端部の各辺は、後述する口金部54の各平坦面54FS1、54FS2,および、54FS3に対応している。穂部56は、その横断面積が穂部56の基端部から上述の最先端部に向けて漸増するように形成されている。
口金部54は、金属材料、例えば、アルミニウム合金材料、ステンレス鋼、真鍮などで作られている。アルミニウム合金材料の場合、その外周面は、アルマイト処理されている。また、真鍮の場合、クロムまたはニッケルめっき処理されている。口金部54は、プレス加工によってかしめられることにより、穂部56の基端部が連結される穂部側端部と、後述する柄部52が連結される柄部側端部と、柄部側端部と穂部側端部とを連結するテーパ状円筒部とから構成されている。
口金部54の穂部側端部は、図7(B)および図8(B)に示されるように、略正三角柱状に形成されており、3つの平坦面54FS1、54FS2、および、54FS3を有している。各平坦面54FS1、54FS2、および、54FS3の内周部は、それぞれ、穂部56の基端部を所定の圧力で押圧するようにその基端部に当接している。これにより、穂部56における毛のコシが、毛量が同一とされる平ブラシにおける毛のコシに比して強くなる。また、穂部56の毛先の操作方向を制御することが、毛量が同一とされる丸ブラシに比して容易となる。
なお、口金部54は、プレス加工によってかしめられることなく、例えば、略正三角形の断面形状を有する薄肉管が用いられ、穂部56の基端部が連結されるように構成されてもよい。
さらに、口金部54の穂部側端部の略三角柱の断面形状は、斯かる例に限られることなく、例えば、図6(A)〜図6(H)に示されるような、断面形状であってもよい。
円柱状の柄部52は、樹脂材料、例えば、66ナイロンで作られている。柄部52の一端は、口金部54の柄部側端部の内周部に接着されている。また、柄部52の他端は、チップ58の内周部に接着されている。なお、柄部52は、木材、エラストマー、または、樹脂材料、例えば、アクリルニトリルスチレン(AS)、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネイト樹脂(PC)、ポリアセタール樹脂(POM)からなる群から選択されたいずれかの一つの材料で作られてもよい。
化粧用ブラシ50を組み立てるにあたっては、図9に示されるような、口金部54を形成する口金部材60が用意される。円筒状の口金部材60は、穂部56の基端部が連結される穂部側端部と、柄部52が連結される柄部側端部と、柄部側端部と穂部側端部とを連結する円筒部とから構成されている。先ず、穂部56の基端部が、口金部材60の穂部側端部内に挿入された後、次に、上述の3つの平坦面54FS1、54FS2、および、54FS3を形成するように、口金部材60の穂部側端部がプレス加工によりかしめられる。続いて、柄部52の一端が、穂部56が取付けられた口金部材60の柄部側端部の内周部に接着される。そして、チップ58が柄部52の他端に接着される。これにより、化粧用ブラシ50の組み立てが完了する。
図10及び図11は、それぞれ、本発明に係る化粧用ブラシのさらなる他の一例の外観を示す。
図10および図11において、化粧用ブラシ62は、例えば、チークブラシ、フェイスブラシ等として使用可能とされる。化粧用ブラシ62は、使用者により把持される柄部68と、束ねられた毛からなる穂部66と、柄部68の収容部内に圧入され穂部66の基部を支持する口金部64とから構成されている。
穂部66は、所定の毛量を有し複数本の毛が束ねられたものとされる。毛は、上述の例における穂部16および穂部56と同様な、例えば、獣毛、合成繊維、混毛の一群のうちから選択された材料で作られても良い。
穂部66の最先端部は、図10(A)に示されるように、略球面状に形成されている。また、穂部66の基端部は、その略球面に連なって後述する柄部68の断面形状に倣って略正三角柱状に形成されている。柄部68の口金収容部内に収容される穂部66の基端部の各辺は、後述する口金部64の各平坦面64FS1、64FS2,および、64FS3に対応している。穂部66は、その横断面積が穂部66の基端部から上述の最先端部に向けて漸増するように形成されている。
柄部68は、樹脂材料、例えば、アクリルニトリルスチレン(AS)で作られている。なお、柄部68は、木材、エラストマー、または、樹脂材料、例えば、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネイト樹脂(PC)、ポリアセタール樹脂(POM)からなる群から選択されたいずれかの一つの材料で作られてもよい。
柄部68は、筒状の略正三角形の断面形状を有している。柄部68の外周面は、平坦面68FS1、平坦面68FS2,および、平坦面68F3を有している。柄部68は、一端に開口端部を有する口金収容部を内部に有している。口金部64を収容する口金収容部の他方の端部は、閉塞している。
穂部66の基端部を保持する口金部64は、金属材料、例えば、アルミニウム合金材料、ステンレス鋼、真鍮などで作られている。アルミニウム合金材料の場合、その外周面は、アルマイト処理されている。また、真鍮の場合、クロムまたはニッケルめっき処理されている。
口金部64の穂部側端部は、プレス加工によってかしめられることにより、穂部66の基端部が連結される。その穂部側端部は、略正三角柱状に形成されており、3つの平坦面64FS1、64FS2、および、64FS3を有している。各平坦面64FS1、64FS2、および、64FS3の内周部は、それぞれ、穂部66の基端部を所定の圧力で押圧するようにその基端部に当接している。これにより、穂部66における毛のコシが、毛量が同一とされる平ブラシにおける毛のコシに比して強くなる。また、穂部66の毛先の操作方向を制御することが、毛量が同一とされる丸ブラシに比して容易となる。
化粧用ブラシ60を組み立てるにあたっては、先ず、穂部66の基端部が、口金部64の穂部側端部に挿入された後、次に、上述の3つの平坦面64FS1、64FS2、および、64FS3を形成するように、口金部64の穂部側端部がプレス加工によりかしめられる。続いて、穂部66の基端部に連結された口金部64が、柄部68の口金収容部内に圧入される。これにより、化粧用ブラシ62の組み立てが完了する。
なお、図10(A)および図11(A)に示される例においては、穂部66の基端部に連結された口金部64が、柄部68の口金収容部内に圧入されているが、斯かる例に限られることなく、例えば、穂部66の基端部が口金部64を介することなく直接的に柄部68における略三角形断面形状を有する収容部内に支持され、その収容部の内周面の各押圧面で押圧されるように構成されてもよい。
上述の例においては、本発明に係る化粧用ブラシの一例がチークブラシ、アイシャドウブラシ等に適用されているが、斯かる例に限られることなく、例えば、カンターブラシ、ネールブラシ等に適用されてもよいことは勿論である。
10、50、62 化粧用ブラシ
12,52,68 柄部
14、54、64 口金部
14FS1,14FS2,14FS3 平坦面
16、56、66 穂部

Claims (6)

  1. 毛が束ねられた穂部と、
    前記穂部の基端部を支持する筒状の一端部を有する口金部と、
    前記口金部の他端部に連結される柄部と、を備え、
    前記口金部の筒状の一端部は、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ辺によって形成される図形の断面形状を有するとともに、前記穂部の基端部に当接し押圧する押圧面を各辺にそれぞれ有し、
    前記穂部の先端部と前記口金部の一端部との間における該穂部の柱状部分の少なくとも一部の断面形状は、断面積が前記基端部に向けて漸減するように前記図形の断面形状に形成されることを特徴とする化粧用ブラシ。
  2. 前記口金部の押圧面のうち少なくとも二つの押圧面は、平坦面であることを特徴とする請求項1記載の化粧用ブラシ。
  3. 前記穂部の基端部は、前記口金部の一端部により略三角柱状に形成されることを特徴とする請求項1記載の化粧用ブラシ。
  4. 毛が束ねられた穂部と、
    前記穂部の基端部を支持する筒状の一端部を有する口金部と、
    前記口金部の他端部に連結される柄部と、を備え、
    前記口金部の筒状の一端部は、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ辺によって形成される図形の断面形状を有するとともに3つの辺のうちの一つの辺に窪みを有し、前記穂部の基端部に当接し押圧する押圧面を各辺にそれぞれ有し、
    前記穂部の先端部と前記口金部の一端部との間における該穂部の柱状部分の少なくとも一部の断面形状は、断面積が前記基端部に向けて漸減するように前記図形の断面形状に形成されることを特徴とする化粧用ブラシ。
  5. 毛が束ねられた穂部と、
    筒状の断面形状を有し、前記穂部の基端部を収容する収容部を有する柄部と、を備え、
    前記柄部の筒状の一端部は、一直線上にない3つの点のそれぞれを結ぶ辺によって形成される図形の断面形状を有するとともに、前記穂部の基端部に当接し押圧する押圧面を各辺にそれぞれ有し、
    前記穂部の先端部と前記柄部の一端部との間における該穂部の柱状部分の少なくとも一部の断面形状は、断面積が前記基端部に向けて漸減するように前記図形の断面形状に形成されることを特徴とする化粧用ブラシ。
  6. 前記穂部の基端部は、略三角柱状に形成されることを特徴とする請求項5記載の化粧用ブラシ。
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