JP2008030335A - 筆穂 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 先端をテーパー化した合成樹脂製の筆毛よりなる筆穂であって、この筆穂が、ストレートな断面が円形な筆毛と、クリンプを有する断面が円形な筆毛と、ストレートな断面が異形な筆毛を少なくとも混毛してなる筆穂において、この筆穂の断面形状を楕円状、或いは、矩形状とした筆穂。
【選択図】 図1
Description
する処理液に接触させる方法などが提案されている(特許文献1参照、特許文献2参照)。
ポリアミドを材料とした筆穂は、適度な弾力と柔軟性を有するという長所はあるが、吸収性が強く、一定な弾力を維持させる為には、繊維(筆毛)にある程度の太さを維持させなければならない為、柔らかさがなくなるという問題点がある。これを解決するため、先端をテーパー加工した筆毛を波状にクリンプして、その波長が各々相違する多数の先端をテーパー化した合成樹脂製筆毛よりなる筆穂(特許文献3参照)などが提案されている。
これらを解決する為には、ポリエステル繊維を加水分解により得た、4種類のテーパー長さの違う繊維(筆毛)を混毛してなる筆穂(特許文献4参照)などが提案されている。
本発明は、ストレートな筆毛・クリンプを有する筆毛・断面が異形な筆毛の繊維を適度に組み合わせることによって、上記問題を解決するものであり、塗布液を塗布する筆穂であって、塗布時の穂先のまとまりと腰の安定性が良好で、液含みがよく、筆穂を押し付けて曲線描きしたときに安定した曲線が描ける筆穂を提供することを課題とするものである。
また、筆穂1は先端をテーパー化したストレートな断面が円形な筆毛2と、先端をテーパー化したクリンプを有する断面が円形な筆毛3と、ストレートな断面が異形な筆毛4とを用いて長手方向に集束し、後端を熱溶着や接着剤による接着などの方法により固定して形成したものである。
先端をテーパー加工したストレートな筆毛2は、市販品としてはタイネックスブラッシュフィラメント:Roundタイプ0900シリーズ(材質:ナイロン、米国デュポン社製)が挙げられる。
先端をテーパー加工したクリンプを有する筆毛3は、市販品としてはタイネックスブラッシュフィラメント:Wavyタイプ(材質:ナイロン:波形状:米国デュポン社製)が挙げられる。
先端をテーパー加工した断面が異形な筆毛4は、市販品としてはタイネックスブラッシュフィラメント:Quadrilobaiタイプ0920シリーズ(材質:ナイロン断面形状:クローバー状、米国デュポン社製)タイネックスブラッシュフィラメント:0960シリーズ(材質ナイロン:断面形状、シーホース型、米国デュポン社製)、タイネックスブラッシュフィラメント:Hollowタイプ0950シリーズ(材質:ナイロン、断面形状、ドーナッツ状、米国デュポン社製)、カシミロンTABRシリーズ(材質:ポリアクリロニトリル、断面形状、略三角形、旭化成工業(株)製)などが例示出来る。
尚、断面形状異形とは筆毛の軸方向に垂直な面の形状が円形以外のものであり、上記市販品として例示したように略十字状(図4参照)、略三角形状(図5参照)、略Y字状、クローバー状や半円状、短形状のものがあり、特に断面が略十字状といった放射状形状のものの方が半円形、短形状のものより顕著な効果を示すので好ましい。
又、筆穂1に占める割合としては、20〜60重量%が好ましい。その理由は、20重量%に満たないと腰が安定しにくく、腰砕けすることがあり、70重量%を超えると塗布液の保持性が悪くなったり、筆記時に筆穂側面から筆毛がはみ出すからである。
尚、ストレートな断面が円形な筆毛2は、直径が0.07〜0.15mmの範囲であれば何種類使用しても良い。
又、筆穂1に占める割合としては、20〜60重量%が好ましい。その理由は、20重量%に満たないと塗布時において、塗布液の保持性が悪くなり、60重量%を超えると筆記時に筆穂がバラケたり割れたりすることがあるからである。
又、筆穂1に占める割合としては、20〜60重量%程度が好ましい。その理由は、20重量%に満たないと空間率が小さくなりすぎて塗布液の吐出を悪くし、穂先割れすることがあり、60重量%を超えると空間率が大きくなりすぎて穂先がバラケたり割れたりすることがあるからである。
また、前記筆毛1の横断面形状は、楕円形状(図2参照)をなしているが、角部に丸みを形成した略長方形の矩形状となしても良い。また、前記角部の丸みに変え、短い辺部としても良く、この様な場合には、八角形をなした矩形状となるが、十二角形をなした矩形状などであっても良い。さらに、本実施例においては、筆毛1の先端を固定管5の先端面と平行な直線状としたが、筆穂の先端をその筆穂の断面形状の長手方向に対して傾斜させて形成しても良く(図6参照)、或いは、筆穂の先端をその筆穂の中心部の先端1aから基部1bに架けて湾曲させて形成しても良い(図7参照)。
図1は、本発明の化粧用筆穂の使用例である筆を示すものである。参照符号1は、アイライナー化粧用筆穂であり、後述する筆毛2、3、4を混毛し、その後部を溶着したものである。その筆穂1は、固定管5に挿入固定され、筆を形成している。
筆毛は、先端をテーパー化したストレートな断面が円形な筆毛2と、先端をテーパー化したクリンプを有する断面が円形な筆毛3と、ストレートな断面が異形な筆毛4を用いるが、他の条件を表1に示す。
表2に実施例1〜10,並びに、比較例1〜8の筆穂の筆毛の配合を示す。
方法;任意に抽出した女性にアイライナーの使用性についてモニター調査を実施した。
2 先端をテーパー加工したストレートな筆毛
3 先端をテーパー加工したクリンプを有する筆毛
4 先端をテーパー加工した断面が異形な筆毛
5 固定管
6 軸
Claims (5)
- 先端をテーパー化した合成樹脂製の筆毛よりなる筆穂であって、この筆穂が、ストレートな断面が円形な筆毛と、クリンプを有する断面が円形な筆毛と、ストレートな断面が異形な筆毛を少なくとも混毛してなる筆穂において、この筆穂の断面形状を楕円状、或いは、矩形状としたことを特徴とする筆穂。
- 前記筆毛の直径を0.07mm〜0.15mmとしたことを特徴とする請求項1記載の筆穂。
- 前記ストレートな断面が円形な筆毛を20〜60重量%、クリンプを有する断面が円形の筆毛を20〜60重量%、ストレートな断面が異形な筆毛を20〜60重量%としたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の筆穂。
- 前記筆穂の先端をその筆穂の断面形状の長手方向に対して傾斜させて構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の筆穂。
- 前記筆穂をその筆穂の中心部の先端から基部に架けて湾曲させて構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の筆穂。
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