JP2010148744A - 筆穂 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 毛先がテーパー加工された合成樹脂製の筆毛を束ねて筆穂とし、該筆穂を軸に取り付けた筆穂において、この筆穂の中間部における外形と先端部近傍における外形とがほぼ同形となるように筆毛を構成した筆穂。
【選択図】 図1
Description
また、以下の本実施例において筆穂1の断面形状は、中間部と先端近傍部においてほぼ同形の円形状をなしており、その外観形状として筆毛3が収束された円柱状をなしているが、筆穂の断面形状を楕円形状としても良く、或いは、8角形や12角形、16角形などとしても良い。尚、筆穂1の断面形状は、中間部と先端近傍部において同形の円形状をなすのが好ましいが、製造時のばらつきや気温、湿気、或いは、筆穂に蓄えられたインキの貯留量などにより、若干異なってしまうことがある。しかし、その若干の相違にあっては本効果を損失するものではなく、十分に呈するものとなっている。ちなみに、湿気やインキが筆穂の先端に吐出され蓄えられると、そのインキの表面張力によって各筆毛が引き寄せられ、若干ではあるものの、筆穂の中間部分よりも先端部近傍が縮形する。
尚、筆穂1に使用する筆毛は、断面が中空の筆毛が少なくとも混毛してあれば、他の筆毛は、断面が異形の筆毛、筆毛表面に凹凸を有する筆毛、クリンプを有する筆毛、ストレートな筆毛を混毛して使用することができるが、断面が中空の筆毛を少なくとも使用すれば他の筆毛は、何種類使用しても良い。
又、使用する用途及びインキ粘度、使用するインキの種類よっては、筆穂の先端が円柱状の斜形状に配置すれば、上記の繊維を単体で使用することもできる。
今回は、リップ用筆穂の例を挙げて説明したが、製作する製品によって筆毛テーパーの長さを調整したり、テーパーを施さないものを混毛して使用しても良い。
又、ここで、筆穂1を円柱状になすには、筆毛先端部からのテーパーの長さが重要であり、その範囲としては、2.0mm〜8.0mm程度が好ましい。筆毛先端部からのテーパー長さが2.0mmに満たないと筆穂が円柱状になり易いが、テーパーが短いため、塗布時に肌当たりがハードになり使用感が悪くなったり、筆毛の先端近傍における空間が少ないためインキが溜まり難く、一方、筆毛先端部からのテーパーの長さが8.0mmを超えると筆穂が円柱状になり難く、テーパーが長いため、筆穂が円錐状になり、塗布時の吐出性が悪くなったり、筆穂がまとまっているので筆穂が広がり難くなり、塗布時のタッチが悪くなるからである。従来、筆穂は、筆穂自体まとまるように作成するのが、このときのテーパーの長さは8.0mm以上あるのが通常である。
又、筆穂1の先端を斜形状に配置することで、塗布時に筆穂1を押し付けたときに、筆穂1の先端近傍が円柱状をなしているので、筆穂1が広がりやすいため、広範囲に塗布しやすく、また、斜形状の部分が曲線に合わせやすいので、スムーズに塗布することができるようになる。
尚、筆毛2の中空部の断面形状が丸型、四角形、三角形、家紋状風車状のものの方が顕著な効果を示すので好ましい。又、筆毛2の中空部の穴の数は、1〜6個が好ましい。
上記筆毛2に混毛するものとしては、前記したように、他の筆毛は、断面が異形の筆毛、筆毛表面に凹凸を有する筆毛、クリンプを有する筆毛、ストレートな筆毛を混毛して使用することができるが、断面が中空の筆毛を少なくとも使用すれば他の筆毛は、何種類使用しても良い。又、使用する用途及びインキ粘度、使用するインキの種類よっては、筆穂の先端部が円柱状の斜形状に配置してあれば、上記の繊維を単体で使用することもできる。
又、筆穂1は、特に高粘度インキに適しており、その範囲としては、30mPa・s〜50000mPa・sが好ましい。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。図2(a)において、筆毛2と筆毛3にテーパー加工を施し混毛した後、その長手方向に沿って、筆毛2、3を先端に寄せてから、所定の治具を使用し、先端部を円柱状の斜形状に配置し、その筆毛の後端部を溶着して筆穂1を形成したものである。
この筆穂1は、筆毛2,3にテーパー加工を施し、その筆毛2、3の先端部を円柱状の斜形状に配置した形状の筆穂1を用いるが、他の条件の筆穂の先端部の斜形状の頂部から斜形状底部の差異E、使用筆毛の形状、筆毛太さを表1に示すと共に、実施例1〜13、並びに、比較例1〜14を表2に示す。
方法:任意に抽出したモニターに実際にリップ用の筆穂を使用してもらい、使用性についてのモニター調査を実施した。その調査結果を表3に示す。
2 先端をテーパー加工した断面が中空を有する筆毛の拡大図
3 先端をテーパー加工したクリンプを有する筆毛の拡大図
4 先端をテーパー加工した断面が異形な筆毛の拡大図
5 先端をテーパー加工した表面が凹凸を有する筆毛の拡大図
6 先端をテーパー加工したストレートな筆毛の拡大図
7 固定管
8 後軸
9 筆穂円柱状の斜形状の頂部
10 筆穂円柱状の斜形状の底部
11 中空部
Claims (5)
- 毛先がテーパー加工された合成樹脂製の筆毛を束ねて筆穂とし、該筆穂を軸に取り付けた筆穂において、この筆穂の中間部における外形と先端部近傍における外形とがほぼ同形となるように筆毛を構成したことを特徴とする筆穂。
- 前記筆毛の先端部を斜形状に配置し筆穂を構成したことを特徴とする請求項1記載の筆穂。
- 前記筆毛の長手方向に沿って、筆穂先端部の斜形状の頂部から斜形状底部の長さの差異が0.5〜4.0mmである請求項1、或いは、請求項2に記載の筆穂。
- 前記筆穂に断面が中空を有する筆毛を少なくとも混毛したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の筆穂。
- 前期筆穂に使用する筆毛の基部の太さを0.05mm〜0.16mmの範囲としたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の筆穂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008331508A JP2010148744A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 筆穂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008331508A JP2010148744A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 筆穂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010148744A true JP2010148744A (ja) | 2010-07-08 |
Family
ID=42568510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008331508A Pending JP2010148744A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 筆穂 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010148744A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021164661A (ja) * | 2017-01-25 | 2021-10-14 | ぺんてる株式会社 | 筆穂用繊維 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005052649A (ja) * | 2003-08-04 | 2005-03-03 | L'oreal Sa | アプリケータ、並びにアプリケータを含む包装及びアプリケータ装置 |
JP3124927U (ja) * | 2006-06-22 | 2006-08-31 | 関西ペイント販売株式会社 | 高粘度塗料の厚膜塗装に適した刷毛 |
JP2008030335A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Pentel Corp | 筆穂 |
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2008
- 2008-12-25 JP JP2008331508A patent/JP2010148744A/ja active Pending
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