JP5274505B2 - 道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構に関するものであり、特に、ダンプトラックの種類や大きさに合わせてプッシュローラの位置を前後に移動させてダンプトラックと道路舗装機械との接触を避けることが可能な道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構に関するものである。
道路舗装機械のプッシュローラ機構に関連する従来技術としては、例えば図5乃至図7に示すようなものがある。これらの図において、道路舗装機械1における本体フレーム2の前端部2aに、プッシュローラ取付用の上部板3と下部板4とが、上下に所要間隔をおいて平行に突設され、該上部板3及び下部板4には、上方から見て同一位置にプッシュローラ機構5を取り付けるための取付用ピン孔がそれぞれ穿設されている。プッシュローラ機構5は、横長のプッシュローラフレーム6の両側方前部にそれぞれ二個ずつのブラケット部6a,…が固設され、各二個のブラケット部6a,6aに、各プッシュローラ7,7におけるローラ軸8,8の両端がそれぞれボルト9、ナット10で固定されて前記プッシュローラフレーム6の両側方に一対のプッシュローラ7,7が回転可能に取り付けられている。プッシュローラフレーム6の長手方向中央部には、フレーム側ピン孔6bが穿設され、該フレーム側ピン孔6bを前記上部板3及び下部板4における各取付用ピン孔に位置合わせしてプッシュローラピン11を差し込み、さらに先端が該プッシュローラピン11の側部に当接するまで上部板3の部分に小ネジ12を締め込むことにより、上部板3と下部板4間にプッシュローラ機構5が取り付けられている。そして、道路舗装機械1は、一対のプッシュローラ7,7を図示しないダンプトラックの左右の後輪に押付けた状態で該ダンプトラックを押しながら、ダンプトラックからホッパ13にアスファルト合材の供給を連続的に受けて道路の舗装施工を実行する。
また、他の従来技術として、例えば、次のような舗装機械のプッシュローラ装置が知られている。この従来技術は、機械本体における本体フレームの前端部に、ダンプトラックの後輪が当接する一対のローラ部が回転可能に取付けられ、該一対のローラ部をそれぞれ回転可能に支持する支持部材と前記本体フレームの前端部との間に、ダンプトラックの後輪がローラ部に当接する際の衝撃を緩和する緩衝手段としてのコイルばねが設けられている。そして、例えば、ダンプトラックの入替時又は舗装施工中において、ダンプトラックの後輪がローラ部に当接する際の衝撃が、緩衝手段としてのコイルばねで緩和、吸収されて舗装機械の後退が抑えられるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−241838号公報
ところで、道路舗装機械の施工現場によって該道路舗装機械にアスファルト合材を供給するダンプトラックの種類や大きさは変わり、さらには近年の車検対応バンパの広がりによってダンプトラックの後輪をプッシュローラに接車させた際にダンプトラックの後部が道路舗装機械におけるホッパにぶつかることがある。
しかしながら、図5乃至図7に示した従来技術においては、プッシュローラフレームの長手方向中央部にフレーム側ピン孔が穿設され、該フレーム側ピン孔を上部板及び下部板における各取付用ピン孔に位置合わせしてプッシュローラピンを差し込むことにより、本体フレームの前端部から一定の距離位置にプッシュローラ機構が取り付けられていたため、ダンプトラックの種類や大きさが変わったとき、該ダンプトラックと道路舗装機械との接触を避けることは難しい。
また、特許文献1に記載の従来技術においては、緩衝手段としてのコイルばねの伸長時には、本体フレームの前端部から一定の距離位置に一対のローラ部が取付けられていたため、ダンプトラックの種類や大きさが変わったとき、ダンプトラックの後輪がローラ部に当接する際の衝撃をコイルばねで緩和、吸収して道路舗装機械の後退を抑えることは困難であった。
これに対し、図5乃至図7に示した従来技術において、例えば上部板及び下部板に第1の取付用ピン孔と第2の取付用ピン孔とを道路舗装機械の進行方向に所要間隔をおいて穿設し、ダンプトラックの種類や大きさが変わったとき、フレーム側ピン孔を第1の取付用ピン孔又は第2の取付用ピン孔のいずれかに位置合わせしてプッシュローラピンを差し込むことにより、機械本体における本体フレームの前端とプッシュローラ間の距離を、ダンプトラックの種類や大きさに対応した距離に設定しうると考えられる。
しかしながら、この場合においてフレーム側ピン孔と第1の取付用ピン孔又は第2の取付用ピン孔とのある位置合わせ状態から、他の位置合わせ状態に切替えるため、プッシュローラピンを一旦抜き取ったとき、プッシュローラフレームの動きを規制するものがないため、フレーム側ピン孔の位置が前後左右にズレて他の位置合わせ状態への切替えが容易に定まらず手間取るという事態が生じる。また、他の位置合わせ状態への切替えのためプッシュローラフレームを前方へ引き抜く動作が入った際には該プッシュローラフレームがプッシュローラ機構ごと上部板と下部板の間から外れて落下してしまうおそれがある。これらの作業は施工現場で行われるため、落下してしまった場合はプッシュローラ機構は人の力では持ち上げられないような質量なので再び上部板と下部板間に取り付けることが困難となる。
そこで、プッシュローラの位置を安全に素早く、且つ工具を必要とすることなく容易に前後に移動させ、道路舗装機械における本体フレームの前端とプッシュローラ間の距離をダンプトラックの種類や大きさに対応した距離に正確に設定してダンプトラックと道路舗装機械との接触を避けるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、道路舗装機械における本体フレームの前端部にプッシュローラ機構取付用の上部板と下部板とを上下に所要間隔をおいて平行に突設し、前記下部板には第1の取付用ピン孔と第2の取付用ピン孔とを前記道路舗装機械の進行方向に所要間隔をおいて穿設し、前記上部板には前記第1の取付用ピン孔及び前記第2の取付用ピン孔に対応した各位置を両端とする取付用長孔を穿設し、横長のプッシュローラフレームの両側にダンプトラックの後輪が当接する各プッシュローラをそれぞれ回転可能に取り付けて前記プッシュローラ機構を構成するとともに前記プッシュローラフレームの長手方向中央部にはフレーム側ピン孔を穿設し、前記取付用長孔の長さと同一長さの荷重支えバーの一端部をプッシュローラピンの上端部に固着してL字形の位置決め部材を形成し、前記フレーム側ピン孔を前記第1の取付用ピン孔に位置合わせし前記位置決め部材における荷重支えバーを前記取付用長孔内に嵌入させた状態で当該位置決め部材におけるプッシュローラピンの下端部を前記第1の取付用ピン孔に差し込んで前記本体フレームの前端部と前記プッシュローラ間の距離を第1の長さ距離に設定し、前記フレーム側ピン孔を前記第2の取付用ピン孔に位置合わせし前記位置決め部材における荷重支えバーを前記とは逆向きに反転させて前記取付用長孔内に嵌入させた状態で当該位置決め部材におけるプッシュローラピンの下端部を前記第2の取付用ピン孔に差し込んで前記本体フレームの前端部と前記プッシュローラ間の距離を第2の長さ距離に設定するようにした道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構を提供する。
この構成によれば、いま、プッシュローラフレームのフレーム側ピン孔が下部板の第1の取付用ピン孔に位置合わせされ、位置決め部材における荷重支えバーが取付用長孔内に嵌入された状態で該位置決め部材におけるプッシュローラピンの下端部が第1の取付用ピン孔に差し込まれて本体フレームの前端部とプッシュローラ間の距離が第1の長さ距離に設定されているものとする。この設定状態から本体フレームの前端部とプッシュローラ間の距離を第2の長さ距離に設定変更する場合、まず、プッシュローラピンの下端部が第1の取付用ピン孔から抜け出し、また荷重支えバーが取付用長孔から抜け出る分だけ位置決め部材を僅かに持ち上げる。次いで、プッシュローラピンを中心にして荷重支えバーを適宜量回動させ該荷重支えバーを上部板の上面で支えつつ、プッシュローラフレームをプッシュローラピンが取付用長孔の他端部に突当たるまで移動させる。この移動により、フレーム側ピン孔が第2の取付用ピン孔に素早く位置合わせされるので、プッシュローラピンを中心にして荷重支えバーを180°まで回動させてから位置決め部材を押し込み、荷重支えバーを取付用長孔内に嵌入させるとともにプッシュローラピンの下端部を第2の取付用ピン孔に差し込んで本体フレームの前端部とプッシュローラ間の距離を第2の長さ距離に設定する。
この設定変更時に、プッシュローラフレームの動きはプッシュローラピンを介して取付用長孔の大きさ範囲内に規制される。したがって、フレーム側ピン孔と第2の取付用ピン孔との位置合わせが手間取ることなくスムーズに行われる。また、この位置合わせの際にプッシュローラフレームを前方に引き抜く動作が入ってもプッシュローラフレームがプッシュローラ機構ごと上部板と下部板の間から外れて落下するおそれはない。そして、道路の舗装施工時に、道路舗装機械は、一対のプッシュローラをダンプトラックの左右の後輪に押付けた状態で該ダンプトラックを押しながら、ダンプトラックからホッパにアスファルト合材の供給を連続的に受ける。このとき、荷重支えバーが取付用長孔の端部に当接して一対のプッシュローラからの荷重を受け止める。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記取付用長孔の長さ方向中間部には、上記第1の長さ距離と上記第2の長さ距離との間で設定変更する際の操作に供しうる所要大きさの拡幅部を形成した道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構を提供する。
この構成によれば、本体フレームの前端部とプッシュローラ間の距離を設定変更する際、まず荷重支えバーとプッシュローラピンとを備えた位置決め部材を所要量持ち上げる操作が行われる。このとき、施工員の手先を取付用長孔の中間部に形成された所要大きさの拡幅部からプッシュローラピンに対する荷重支えバーの固着部近傍の下側に差し入れ、該下側部分を持ち上げることで、施工現場で工具を使用することなく位置決め部材を所要量持ち上げることが可能となる。
請求項1記載の発明は、本体フレームの前端部とプッシュローラ間の距離の設定変更時に、プッシュローラフレームの動きが取付用長孔の大きさ範囲内に規制されることから、フレーム側ピン孔と第1の取付用ピン孔もしくは第2の取付用ピン孔との位置合わせを手間取ることなくスムーズに行うことができ、またフレーム側ピン孔に位置合わせされた該第1の取付用ピン孔もしくは第2の取付用ピン孔に対し荷重支えバーと一体になったプッシュローラピンの下端部を容易に差し込むことができる。したがって、本体フレームの前端とプッシュローラ間の距離をダンプトラックの種類や大きさに対応した距離に容易、且つ正確に設定してダンプトラックと道路舗装機械との接触を避けることができるという利点がある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えてさらに、本体フレームの前端部とプッシュローラ間の距離の設定変更時に、施工員の手先で荷重支えバーとプッシュローラピンとを備えた位置決め部材を所要量持ち上げることができることから、施工現場で工具を使用することなく本体フレームの前端とプッシュローラ間の距離を、使用するダンプトラックの種類や大きさに対応した距離に容易に設定することができるという利点がある。
本発明の実施例に係る道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構において本体フレームの前端とプッシュローラ間が第1の長さ距離に設定された状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 図1の実施例において本体フレームの前端とプッシュローラ間の距離が第2の長さ距離に設定された状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 図1の実施例において主要構成部材を分解して示す図であり、(a)は上部板の平面図、(b)は下部板の平面図、(c)は位置決め部材の側面図、(d)はプッシュローラ機構を一部省略して示す平面図。 図1の実施例の作用を説明するための図であり、(a)はフレーム側ピン孔が第1の取付用ピン孔に位置合わせされプッシュローラピンの下端部が該第1の取付用ピン孔に差し込まれて本体フレームの前端とプッシュローラ間が第1の長さ距離に設定されている状態を示す側面図、(b)は本体フレームの前端とプッシュローラ間の距離の設定変更時にプッシュローラピンの下端部が第1の取付用ピン孔から抜け出され荷重支えバーが取付用長孔から抜け出された状態を示す側面図、(c)はフレーム側ピン孔が第2の取付用ピン孔に位置合わせされプッシュローラピンの下端部が該第2の取付用ピン孔に差し込まれて本体フレームの前端とプッシュローラ間が第2の長さ距離に設定されている状態を示す側面図。 従来の道路舗装機械のプッシュローラ機構を示す平面図。 図5の正面図。 図5の側面図。
本発明は、プッシュローラの位置を安全に素早く、且つ工具を必要とすることなく容易に前後に移動させ、道路舗装機械における本体フレームの前端とプッシュローラ間の距離をダンプトラックの種類や大きさに対応した距離に正確に設定してダンプトラックと道路舗装機械との接触を避けるという目的を達成するために、道路舗装機械における本体フレームの前端部にプッシュローラ機構取付用の上部板と下部板とを上下に所要間隔をおいて平行に突設し、前記下部板には第1の取付用ピン孔と第2の取付用ピン孔とを前記道路舗装機械の進行方向に所要間隔をおいて穿設し、前記上部板には前記第1の取付用ピン孔及び前記第2の取付用ピン孔に対応した各位置を両端とする取付用長孔を穿設し、横長のプッシュローラフレームの両側にダンプトラックの後輪が当接する各プッシュローラをそれぞれ回転可能に取り付けて前記プッシュローラ機構を構成するとともに前記プッシュローラフレームの長手方向中央部にはフレーム側ピン孔を穿設し、前記取付用長孔の長さと同一長さの荷重支えバーの一端部をプッシュローラピンの上端部に固着してL字形の位置決め部材を形成し、前記フレーム側ピン孔を前記第1の取付用ピン孔に位置合わせし前記位置決め部材における荷重支えバーを前記取付用長孔内に嵌入させた状態で当該位置決め部材におけるプッシュローラピンの下端部を前記第1の取付用ピン孔に差し込んで前記本体フレームの前端部と前記プッシュローラ間の距離を第1の長さ距離に設定し、前記フレーム側ピン孔を前記第2の取付用ピン孔に位置合わせし前記位置決め部材における荷重支えバーを前記とは逆向きに反転させて前記取付用長孔内に嵌入させた状態で当該位置決め部材におけるプッシュローラピンの下端部を前記第2の取付用ピン孔に差し込んで前記本体フレームの前端部と前記プッシュローラ間の距離を第2の長さ距離に設定することにより実現した。
以下、本発明の好適な実施例を図1の(a)、(b)、図2の(a)〜(c)、図3の(a)〜(d)及び図4の(a)〜(c)を参照して説明する。なお、図1の(a)、(b)、図2の(a)〜(c)、図3(d)及び図4の(a)〜(c)において、前記図5〜図7における構成要素と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以って示し、重複した説明を省略する。
まず、本実施例に係る道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構の構成を図1の(a)、(b)及び図3の(a)〜(d)を用いて説明する。図1の(a)、(b)において、道路舗装機械14における本体フレーム15の前端部15aにプッシュローラ機構5取付用の上部板16と下部板17とが上下に所要間隔をおいて平行に突設されている。図3の(a)、(b)に示すように、前記下部板17には第1の取付用ピン孔17aと第2の取付用ピン孔17bとが道路舗装機械14の進行方向に、例えば150mm程度の所要間隔をおいて穿設され、前記上部板16には前記第1の取付用ピン孔17a及び第2の取付用ピン孔17bに対応した各位置を両端とする取付用長孔16aが穿設されている。該取付用長孔16aの長さ方向中間部には、施工員の拳が入る程度の所要大きさの拡幅部16bが形成されている。
前記プッシュローラ機構5におけるフレーム側ピン孔6bと第1の取付用ピン孔17a又は第2の取付用ピン孔17bとの位置合わせ後、該位置合わせ状態を固定する部材として、図3(c)に示すように、前記取付用長孔16aの長さと同一長さの荷重支えバー18bの一端部をプッシュローラピン18aの上端部に固着してL字形とした位置決め部材18が形成されている。
プッシュローラ機構5におけるフレーム側ピン孔6bを下部板17における第1の取付用ピン孔17aに位置合わせし、位置決め部材18における荷重支えバー18bを取付用長孔16a内に嵌入させた状態で当該位置決め部材18におけるプッシュローラピン18aの下端部を第1の取付用ピン孔17aに差し込むことで本体フレーム15の前端部15aとプッシュローラ7,7間の距離が第1の長さ距離に設定される(図1の(a)、(b))。
また、プッシュローラ機構5におけるフレーム側ピン孔6bを下部板17における第2の取付用ピン孔17bに位置合わせし、位置決め部材18における荷重支えバー18bを前記とは逆向きに反転させて取付用長孔16a内に嵌入させた状態で当該位置決め部材18におけるプッシュローラピン18aの下端部を第2の取付用ピン孔17bに差し込むことで本体フレーム15の前端部15aとプッシュローラ7,7間の距離は、第1の長さ距離よりも、例えば150mm程度長い第2の長さ距離に設定される(図2の(a)〜(c))。
次に、上述のように構成された道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構の作用を、図4の(a)〜(c)を用いて説明する。いま、図4(a)に示すように、プッシュローラ機構5のフレーム側ピン孔6bが下部板17の第1の取付用ピン孔17aに位置合わせされ、位置決め部材18における荷重支えバー18bが上部板16の取付用長孔16a内に嵌入された状態で該位置決め部材18におけるプッシュローラピン18aの下端部が第1の取付用ピン孔17aに差し込まれて本体フレーム15の前端部15aとプッシュローラ7,7間の距離が第1の長さ距離に設定されているものとする。
この設定状態から本体フレーム15の前端部15aとプッシュローラ7,7間の距離を、第1の長さ距離よりも長い第2の長さ距離に設定変更するものとする。このとき、まず施工員の手先を取付用長孔16aの中間部に形成された所要大きさの拡幅部16bからプッシュローラピン18aに対する荷重支えバー18bの固着部近傍の下側に差し入れて該下側部分を持ち上げ、図4(b)に示すように、プッシュローラピン18aの下端部が第1の取付用ピン孔17aから抜け出し、また荷重支えバー18bが取付用長孔16aから抜け出る分だけ位置決め部材18を持ち上げる。
次いで、プッシュローラピン18aを中心にして荷重支えバー18bを適宜量回動させ該荷重支えバー18bを上部板16の上面で支えつつ、プッシュローラフレーム6をプッシュローラピン18aが取付用長孔16aの他端部に突当たるまで前方に移動させる。この移動により、フレーム側ピン孔6bが下部板17の第2の取付用ピン孔17bに素早く位置合わせされるので、図4(c)に示すように、プッシュローラピン18aを中心にして荷重支えバー18bを180°まで回動させてから位置決め部材18を押し込み、荷重支えバー18bを取付用長孔16a内に嵌入させるとともにプッシュローラピン18aの下端部を第2の取付用ピン孔17bに差し込んで本体フレーム15の前端部15aとプッシュローラ7,7間の距離を、第1の長さ距離よりも、例えば150mm程度長い第2の長さ距離に設定する。
この設定変更時に、プッシュローラフレーム6の動きはプッシュローラピン18aを介して取付用長孔16aの大きさ範囲内に規制される。したがって、フレーム側ピン孔6bと第2の取付用ピン孔17bとの位置合わせが手間取ることなくスムーズに行われる。また、この位置合わせの際にプッシュローラフレーム6を、上記のように前方に引き抜く動作が入っても該プッシュローラフレーム6がプッシュローラ機構5ごと上部板16と下部板17の間から外れて落下するおそれはない。そして、道路の舗装施工時に、道路舗装機械14は、一対のプッシュローラ7,7をダンプトラックの左右の後輪に押付けた状態で該ダンプトラックを押しながら、ダンプトラックからホッパ13にアスファルト合材の供給を連続的に受ける。このとき、荷重支えバー18bが取付用長孔16aの端部に当接して一対のプッシュローラ7,7からの荷重を受け止める。
上述したように、本実施例に係る道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構においては、本体フレーム15の前端部15aとプッシュローラ7,7間の距離の設定変更時に、プッシュローラフレーム6の動きが取付用長孔16aの大きさ範囲内に規制されることから、フレーム側ピン孔6bと第1の取付用ピン孔17aもしくは第2の取付用ピン孔17bとの位置合わせを手間取ることなくスムーズに行うことができる。またフレーム側ピン孔6bに位置合わせされた第1の取付用ピン孔17aもしくは第2の取付用ピン孔17bに対し荷重支えバー18bと一体になったプッシュローラピン18aの下端部を容易に差し込むことができる。この結果、本体フレーム15の前端部15aとプッシュローラ7,7間の距離をダンプトラックの種類や大きさに対応した距離に容易、且つ正確に設定してダンプトラックと道路舗装機械14との接触を避けることができる。
本体フレーム15の前端部15aとプッシュローラ7,7間の距離の設定変更時に、施工員の手先で荷重支えバー18bとプッシュローラピン18aとを備えた位置決め部材18を所要量持ち上げることができることから、施工現場で工具を使用することなく本体フレーム15の前端部15aとプッシュローラ7,7間の距離を、使用するダンプトラックの種類や大きさに対応した距離に容易に設定することができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
プッシュローラの位置を安全に素早く、且つ工具を必要とすることなく容易に前後に移動させ、道路舗装機械における本体フレームの前端とプッシュローラ間の距離をダンプトラックの種類や大きさに対応した距離に正確に設定してダンプトラックとの接触を避けることが不可欠なアスファルトフィニッシャー、リミキサー、リペーバ等に適用することが可能である。
1,14 道路舗装機械
2,15 本体フレーム
3,16 上部板
4,17 下部板
5 プッシュローラ機構
6 プッシュローラフレーム
6b フレーム側ピン孔
7 プッシュローラ
8 ローラ軸
9 ボルト
10 ナット
11 プッシュローラピン
12 小ネジ
13 ホッパ
16a 取付用長孔
16b 拡幅部
17a 第1の取付用ピン孔
17b 第2の取付用ピン孔
18 位置決め部材
18a プッシュローラピン
18b 荷重支えバー

Claims (2)

  1. 道路舗装機械における本体フレームの前端部にプッシュローラ機構取付用の上部板と下部板とを上下に所要間隔をおいて平行に突設し、前記下部板には第1の取付用ピン孔と第2の取付用ピン孔とを前記道路舗装機械の進行方向に所要間隔をおいて穿設し、前記上部板には前記第1の取付用ピン孔及び前記第2の取付用ピン孔に対応した各位置を両端とする取付用長孔を穿設し、横長のプッシュローラフレームの両側にダンプトラックの後輪が当接する各プッシュローラをそれぞれ回転可能に取り付けて前記プッシュローラ機構を構成するとともに前記プッシュローラフレームの長手方向中央部にはフレーム側ピン孔を穿設し、前記取付用長孔の長さと同一長さの荷重支えバーの一端部をプッシュローラピンの上端部に固着してL字形の位置決め部材を形成し、前記フレーム側ピン孔を前記第1の取付用ピン孔に位置合わせし前記位置決め部材における荷重支えバーを前記取付用長孔内に嵌入させた状態で当該位置決め部材におけるプッシュローラピンの下端部を前記第1の取付用ピン孔に差し込んで前記本体フレームの前端部と前記プッシュローラ間の距離を第1の長さ距離に設定し、前記フレーム側ピン孔を前記第2の取付用ピン孔に位置合わせし前記位置決め部材における荷重支えバーを前記とは逆向きに反転させて前記取付用長孔内に嵌入させた状態で当該位置決め部材におけるプッシュローラピンの下端部を前記第2の取付用ピン孔に差し込んで前記本体フレームの前端部と前記プッシュローラ間の距離を第2の長さ距離に設定するようにしたことを特徴とする道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構。
  2. 上記取付用長孔の長さ方向中間部には、上記第1の長さ距離と上記第2の長さ距離との間で設定変更する際の操作に供しうる所要大きさの拡幅部を形成したことを特徴とする請求項1記載の道路舗装機械のプッシュローラ前後可動機構。
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