JP5268574B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所望のトランジスタ特性を確保し、かつAB級バイアスを実現できる半導体集積回路装置に関するものである。
高い線形性が要求されるような増幅器ではAB級のバイアス方法が採用される場合がある。入力信号が高周波数(例えば2.4GHz)の場合には例えば以下のようにしてそのAB級バイアスを実現可能である。容量結合を介した交流(以下、AC)信号と抵抗を介した直流(以下、DC)バイアス信号とを重畳して、ソースがGNDなどの基準電位に接地されたトランジスタのゲートに入力する。ここで、増幅器(トランジスタ)の特性については、例えば相互コンダクタンスgm一定の電流源を用いてDCバイアスを生成することで所望の特性を得ることができる。このような構成とすることで、ゲートに入力するAC信号の入力振幅が大きくなればトランジスタのDC出力電流も増加し、増幅器をAB級バイアスすることが可能になる(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、同様の構成で、入力信号が低周波数(例えば5MHz)の場合にはAC信号をコンデンサで容量結合しようとすると大きな容量が必要となり回路規模が増大する問題がある。そこで、容量結合を無くして、増幅器のAB級バイアスを実現するために、前段回路の出力信号(=前段出力コモンモードDC電圧+前段AC出力信号)を直接トランジスタのゲートに入力すると、トランジスタの特性(gmなど)が前段回路のコモンモード電圧で決まってしまい、所望の特性(gmなど)を得ることが難しい。ここで、トランジスタを所望の特性にする方法としては、前段にレベルシフタを挿入して所望のDCレベル(VDC)を得ることが考えられる。しかし、余分な回路が挿入されることによってどうしても歪みや雑音特性が劣化してしまうという問題が新たに発生する。その他の方法として、所望の特性を得るためにトランジスタのソースに流れる電流を定電流源で規制してしまうとA級バイアスになってしまい線形性が劣化してしまう。
D. Yamazaki et al.,"2.5-GHz fully-integrated WiMAX transceiver IC for a compact,low-power-consumption RF module,"IEEE Radio Frequency Integrated Circuits Symposium, pp.109-pp.112, 2008. (pp.110、Fig.2)
そこで、本発明は上記の問題に鑑み、ある値にゲートDCバイアスされた増幅回路などのトランジスタに対して、所望のトランジスタ特性(gmなど)を確保し、かつ、AB級のバイアスを実現することができる半導体集積回路装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様によれば、入力端子及び出力端子をそれぞれ1つ以上有する増幅回路と、前記増幅回路と直流的に同等な特性を有するレプリカ回路と、前記レプリカ回路のバイアス端子と基準電位点との間に設けられ、当該バイアス端子に参照電圧を生成する参照電圧生成回路と、前記レプリカ回路のバイアス端子に生成した前記参照電圧と前記増幅回路のバイアス端子に生成される電圧とが入力され、これら2つの電圧の差分を出力する差分回路と、前記増幅回路のバイアス端子と前記基準電位点との間に接続されるトランジスタとを有するフィードバック回路とを具備し、前記フィードバック回路は、前記差分を前記トランジスタのゲートに入力することによって、前記差分を前記増幅回路のバイアス端子にフィードバックし、前記増幅回路のバイアス端子に生成される電圧を前記レプリカ回路のバイアス端子に生成した前記参照電圧に等しくするようにフィードバック制御することを特徴とする半導体集積回路装置が提供される。
なお、参照電圧生成回路は、電流源で構成されることが好ましい。
本発明の他の態様によれば、同じレベルの直流信号に互いに反転した交流信号が重畳された第1,第2の入力信号が入力される第1,第2の入力端子と、各ゲートに前記第1,第2の入力信号が入力され、各ソースが共通に接続されて差動対をなす第1,第2のトランジスタと、各一端部が前記第1,第2のトランジスタの各ドレインに接続され、各他端部が直流電圧源に接続された第1,第2の負荷と、前記第1,第2のトランジスタの各ドレインに接続され、出力信号を取り出す第1,第2の出力端子とを備えた増幅回路と、ゲートに前記第1,第2のトランジスタに入力される入力信号の直流成分と同じレベルの直流信号が入力される第3のトランジスタと、一端部が前記第3のトランジスタのドレインに接続され、他端部が前記直流電圧源に接続された第3の負荷とを備え、前記第3のトランジスタは前記増幅回路の前記第1,第2のトランジスタと直流的に同等な特性を有するレプリカ回路と、前記レプリカ回路の前記第3のトランジスタのソースと基準電位点との間に設けられた電流源で構成され、前記第3のトランジスタのソースと前記電流源の接続点に前記電流源に応じた参照電圧を生成する参照電圧生成回路と、前記増幅回路の前記第1,第2のトランジスタの共通接続されたソースと前記基準電位点との間にドレイン・ソースがそれぞれ接続され、該ドレイン・ソース間に流れる電流をゲートに入力する電圧にて制御する第4のトランジスタと、前記レプリカ回路の前記第3のトランジスタのソースに生成した前記参照電圧と前記増幅回路の前記第1,第2のトランジスタの共通接続されたソースに生成される電圧との差分をとる差分回路とを備え、該差分を前記第4のトランジスタのゲートに入力することによって、前記第1,第2のトランジスタの共通接続されたソースの電圧を前記レプリカ回路の前記第3のトランジスタのソースに生成した前記参照電圧に等しくするように負フィードバック制御するフィードバック回路と、を具備したことを特徴とする半導体集積回路装置が提供される。
なお、第4のトランジスタの相互コンダクタンス(gm)を可変する回路をさらに具備してもよい。
本発明によれば、ある値にゲートDCバイアスされた増幅回路などのトランジスタに対して、所望のトランジスタ特性(gmなど)を確保し、かつ、AB級のバイアスを実現することができる半導体集積回路装置を提供することができる。
発明の実施の形態を説明する前に、背景となる関連技術について図14〜図18を参照して説明する。
まず、AB級バイアスについて図14及び図15を参照して説明する。図14は、差動トランジスタM1,M2と、各差動トランジスタのドレインに直列接続した負荷抵抗R1,R2と、直流電圧源E(電源ラインで示している)とで構成される増幅回路装置を示している。ここでは、差動トランジスタM1,M2はNチャンネルFET(例えばNMOSトランジスタ)であるとしている。差動トランジスタM1,M2の各ゲートには、DCバイアスVDCに互いに極性反転したAC信号(以下、vp,vn信号)を加えた信号(VDC+vp,VDC+vn)を入力している。
図15は図14の動作説明図であり、横軸にゲートに入力するAC入力振幅をとり、縦軸に差動トランジスタM1, M2のDC出力電流をとってある。AC成分が0のときには、DCバイアスVDCに基づいてDC電流IDCが差動トランジスタM1,M2の各ドレイン電流として流れ、AC成分の入力振幅が増大するのに伴ってそのDC出力電流が増加している。このように、DC出力電流が、DCバイアスVDCに基づいた初期値IDCから開始して、AC入力振幅の増大に伴って増加していく入出力状態をAB級増幅又はAB級バイアスと呼んでいる。一方、A級バイアスは常に一定のDC電流を出力しようとする構成であり、AC入力振幅が大きくなった場合には電流が足りずに増幅器の線形性が劣化してしまう。従って、高い線形性が要求されるような増幅器ではAB級のバイアス方法が採用される場合がある。
例えば、入力AC信号が高周波数(例えば2.4GHz)の場合には図16に示すようなAB級バイアスされた増幅回路装置が用いられる。図16に示す回路は、直流電圧源Eと電流源IとFETトランジスタM3と抵抗R3,R4とを有したDCバイアス生成回路と、AC信号入力端子T1a,T2aと、差動トランジスタM1,M2と、この差動トランジスタM1,M2の各ゲートにAC信号の交流成分vp,vnのみを入力するためのコンデンサC1,C2と、を備えた構成となっている。
図16で、入力信号が高周波数の場合にはAC信号vp,vnをコンデンサC1,C2でAC成分のみとし、これらをDCバイアスVDCに重畳して差動トランジスタM1,M2の各ゲートに入力する。トランジスタM1,M2の特性(gmなど)は電流源(例えばgm一定電流源)Iで決まっている。vp,vnは入力AC信号であり、VDCはトランジスタM1,M2のゲートDCバイアスである。このDCバイアスVDCはgm一定の電流源Iの電流値を変えることによって電流値に応じた所望な値に設定できる。
しかし、入力信号が低周波数(例えば5MHz)の場合には図16のような増幅回路装置を用いることは難しい。何故なら、入力AC信号が低周波数信号の場合に図16のようなコンデンサC1,C2で容量結合しようとすると非常に大きなコンデンサが必要となりチップ面積を圧迫するためである。そこで、入力AC信号が低周波数の場合でも図17のような構成にすればAB級バイアスが可能である。M1,M2のゲートにはDCバイアスとしてVDCが、入力AC信号としてvp,vnが入力される。つまり、M1のゲートにはVDC+vpが入力され、M2のゲートにはVDC+vnが入力される。この場合、トランジスタM1,M2のゲートDCバイアス(VDC)は例えば前段回路の出力コモンモード電圧である。このため、トランジスタM1,M2の特性(gmなど)は前段回路のコモンモード電圧で決まってしまい、しきい値、温度などのばらつきによってトランジスタM1,M2の特性は大きくばらついてしまうことになる。
ここで、図17の差動トランジスタM1,M2を所望の特性にする方法としては、前段にレベルシフタを挿入して所望のDCレベル(VDC)を得ることが考えられる。しかし、余分な回路が挿入されることによってどうしても歪みや雑音特性が劣化してしまうという問題が新たに発生する。その他の方法として、所望の特性を得るために差動トランジスタM1,M2のソースに流れる電流を定電流源で規制してしまうとAC信号の入力振幅の増加に対しても出力電流が増えずほぼ一定値に制限され、A級バイアスになってしまい線形性が劣化してしまう。このようなケースは、例えば図18に示す無線送信機では、ミキサ回路13の入力段のトランジスタ回路で起こり得る。
図18は図16及び図17の回路装置が適用される無線送信機の構成例を示している。図18は後に述べる本発明の回路装置を適用させることもできる。無線送信機としては例えば携帯電話機や無線LANなどである。
図18において、無線送信機は、ベースバンドの入力信号が入力する入力端子11と、入力されたベースバンド信号の低域成分を通過させるローパスフィルタ(以下、LPF)12と、図示しないローカル発振器からの高周波数信号が入力される入力端子14と、この入力端子14に入力した高周波数信号とLPF12から出力された低周波数信号とを混合して高周波数の変調信号を生成するミキサ回路13と、ミキサ回路13からの変調信号を増幅して出力する出力アンプ15と、増幅された変調信号を図示しないアンテナに出力する出力端子16とを備えている。図18では、ベースバンド周波数(低周波数)で動作するローパスフィルタ(LPF)のコモンモード電圧がミキサ回路13の入力トランジスタ(図17の差動トランジスタM1,M2に相当)のゲートDCバイアスとなり、そこにLPF12からの低周波数AC信号が入力される。
そこで、本発明では、図17のミキサ回路13の入力段トランジスタ回路のようなケースにあるように、ある値にゲートDCバイアスされた増幅回路などのトランジスタ回路に対して、所望のトランジスタ特性(gmなど)を確保し、かつ、AB級のバイアスを実現する半導体集積回路装置を提供する。
以下、発明の実施の形態について図1〜図13を参照して説明する。
図1は本発明に係る半導体集積回路装置のブロック図を示している。
図1において、半導体集積回路装置20は、入力端子T1及び出力端子T4を有する増幅回路21と、増幅回路21と直流的に同等な特性を有するレプリカ回路22と、レプリカ回路22のバイアス端子T7と基準電位点との間に設けられ、バイアス端子T7に参照電圧を生成する参照電圧生成回路23と、レプリカ回路22のバイアス端子T7に生成した参照電圧と増幅回路21のバイアス端子T6に生成される電圧との差分をとり、この差分を増幅回路21のバイアス端子T6に負フィードバックし、バイアス端子T6に生成される電圧をレプリカ回路22のバイアス端子T7に生成した参照電圧に等しくするようにフィードバック制御するフィードバック回路24とを備えている。
参照電圧生成回路23は、例えば電流源Iで構成されている。また、フィードバック回路24は、参照電圧生成回路23で生成した参照電圧VREFと増幅回路21のバイアス端子T6に生成される電圧との差分をとる差分回路としての差動アンプDIFと、この差分を増幅回路21のバイアス端子T6に負フィードバックするために、バイアス端子T6と基準電位点間に設けられたフィードバックの制御用のトランジスタM4とを備えている。
[第1の実施形態]
図2は本発明の第1の実施形態の半導体集積回路装置のブロック図を示している。
図2に示す半導体集積回路装置20Aにおいて、信号入力トランジスタとして差動対をなす差動トランジスタM1,M2があり、それらのソースは共通に接続され、その共通ソースがトランジスタM4のドレインに接続されている。トランジスタM3は、トランジスタM1,M2のレプリカである。差動トランジスタM1,M2のレプリカトランジスタM3のソースはある電流源Iと接続されている。トランジスタM3のソースと差動トランジスタM1,M2の共通ソースとはそれぞれ差動アンプDIFの2つの入力端に接続され、差動アンプDIFの出力端がトランジスタM4のゲートに接続される。つまり、トランジスタM3のソース電圧と差動トランジスタM1,M2のソース電圧は差動アンプDIFの±入力端に入力され、その差分出力がトランジスタM4のゲートに入力されている。トランジスタM4のソースは基準電位点に接続している。トランジスタM1,M2, M3のドレインはそれぞれ負荷Zを介して直流電圧源Eに接続されている。差動トランジスタM1,M2の各ゲートに接続した入力端子T1,T2にはDCバイアス(VDC)とAC信号(vp,vn)が入力され、トランジスタM3のゲートに接続した入力端子T3には差動トランジスタM1,M2と同様のゲートDCバイアス(VDC)が入力される。このトランジスタM3のゲートに入力されるVDCは例えば前段回路のコモンモード電圧である。なお、ここではトランジスタM1〜M4は全てNチャンネルFET(例えばNMOSトランジスタ)である。
次に、図2の作用効果を図3を参照しながら説明する。図3は図2の動作を説明する図である。
図3において、点線で囲んだ回路は、半導体集積回路装置20Aの本体トランジスタである差動トランジスタM1,M2のDC特性を確保するために設けられており、直流電圧源Eと基準電位点の間に、負荷Z,トランジスタM3,及び電流源Iが直列接続されている。トランジスタM3のゲートには図示しない前段回路の出力から取り出された直流成分が入力されているが、トランジスタM3の特性(gmなど)を決めているのは定電流源としての電流源Iであり、点線で囲んだ回路部分に流れる電流はこの電流源Iで決まる一定電流値に維持され、トランジスタM3のオーバードライブ電圧(=ゲート・ソース間電圧−トランジスタしきい値電圧)は一定値に維持されるように動作する。すなわち、トランジスタM3の特性(gm)は、トランジスタM3のゲートに入力される前段回路からの直流電圧VDCに依存せずに電流源Iの電流で決まる。つまり、点線で囲んだ回路部分から仮に電流源Iを削除して、トランジスタM3のソースを直接に基準電位点に接続する構成したとすると、トランジスタM3のオーバードライブ電圧は前段回路からの直流成分VDCに応じて変化する結果、トランジスタM3の特性(gm)も前段回路からの直流成分VDCで決まり、前段回路からの直流成分VDCでトランジスタM3の特性が変化してしまうことになる。本発明の実施形態では、トランジスタM3のバイアスが、ゲートに入力される前段回路からの直流成分VDCで決まるのではなくて、ソースに接続した電流源Iの電流で決められるように構成しているものである。なお、トランジスタM3のソースと電流源Iとの接続点に得られる参照電圧VREFは、電流源Iに対応した電圧値が得られるので、電流源Iの電流値を変えるか、或いは電流源I自体を代えれば参照電圧VREFを変えることができる。また、トランジスタM3のゲートに入力する直流電圧VDCを変化させても電流源Iが動作可能な範囲内で参照電圧VREFを変えることができる。すなわち、参照電圧VREFの値は、電流源Iの電流値によって変えられる一方、トランジスタM3のゲートに入力する直流電圧VDCの値によっても変えられる。しかしながら、ゲートに入力する直流電圧VDCは前段回路からの直流成分によって規定されるものであるから、ユーザーは参照電圧VREFの値を電流源Iの電流値を変えることによって所望の値に設定できることになる。
さらに、本発明の実施形態では、差動アンプDIFによって差動トランジスタM1,M2のソース電位がトランジスタM3のソース電位(即ち参照電圧)VREFと等しくなるようにトランジスタM4を介してフィードバック制御が掛かるようになっている。つまり、差動トランジスタM1,M2の共通ソースの電位がトランジスタM3のソース電位VREFより例えば高くなった場合には、その正の差分値が差動アンプDIFからトランジスタM4りゲートに入力される結果、トランジスタM4を流れるドレイン電流が増加し、差動トランジスタM1,M2の各ドレイン電流も増加して共通ソースの電位が降下することにより参照電圧VREFに近づくように負フィードバックが掛かる。従って、差動アンプDIFによるフィードバックの帯域が信号帯域よりも広ければ、差動トランジスタM1,M2のソースは参照電位VREFに接地されていることになり、差動トランジスタM1,M2はAB級バイアスされている状態になる。また、トランジスタM3はある電流源I、例えばgm一定電流源でDCバイアスされており、VDC、しきい値、温度などのばらつきに寄らずトランジスタM3のgmは一定である。そして、差動トランジスタM1,M2のオーバードライブ電圧も差動アンプDIFによるフィードバックによりトランジスタM3のオーバードライブ電圧と等しくなる(これは、トランジスタM3は差動トランジスタM1,M2のレプリカであるためである)。そのため、差動トランジスタM1,M2のDCバイアス状態はトランジスタM3と等しく、gm一定でDCバイアスされていることになる。従って、図2の構成を用いるとAB級で差動トランジスタM1,M2をバイアスしながら、電流源Iによって所望の差動トランジスタM1,M2の特性(gm一定など)を得ることが可能となる。この構成の場合、図17の説明で述べたようなレベルシフタなど前段に余分な回路を挿入することによる歪みや雑音特性の劣化も生じない。ここで補足として、レプリカトランジスタM3は差動トランジスタM1,M2と全く同じである必要はないことを注記しておく。カレントミラーと同様に差動トランジスタM1,M2とトランジスタM3のサイズ比(チャンネル幅比など)でDCバイアス状態を調整可能である(そのサイズ比に合わせて負荷Zのサイズ比も変更する)。
上記機能を確認するために回路シミュレーションを行った。図2の構成との比較のために、図4に示すような構成でのシミュレーション結果を合わせて示すことにする。図4は図2でA級にバイアスされた構成例を示している。
図4は、図2における差動アンプDIFは削除されており、直流電圧源Eと基準電位点間に、電流源Iと、ドレイン・ゲート間をダイオード接続したトランジスタM3とを直列接続し、トランジスタM3のゲートをトランジスタM4のゲートと共通に接続することによって、カレントミラーを構成している。それ以外の部分は図2と同様な構成である。
このような構成においては、図4の差動トランジスタM1,M2のDCバイアス状態(gmなど)は電流源Iをカレントミラーすることによって、図2の差動トランジスタM1,M2と同様になるようにしている。従って、差動トランジスタM1,M2を流れる電流、即ちトランジスタM4を流れる電流は電流源Iによって規定され、AC入力振幅(vp−vn)が増加してもトランジスタM4を流れるDC電流は殆ど増えないことになる。図2及び図4において、差動トランジスタM1,M2のDCバイアス状態(gm)は等しいが、図2はAB級、図4はA級でバイアスされていることになる。
図5はAC入力振幅(vp−vn)に対するトランジスタM4のDC電流の変化の様子を示している。
図5に示すように、図2の構成の場合、AC入力振幅の増加とともにトランジスタM4のDC電流も増加しており、AB級でバイアスされているのがわかる。一方、図4の構成の場合もAC入力振幅の増加とともにトランジスタM4のDC電流は若干増加しておりAB級動作しているようにも見えるが、実際にはA級動作となっており、これは図6を見れば明らかである。
図6はAC入力振幅(vp−vn)に対するトランジスタM4のドレイン電圧の変化の様子を示している。
図6に示すように、図4の構成の場合、AC入力振幅の増加に伴いトランジスタM4のドレイン電圧が増加している。従って、図4の構成でのトランジスタM4のDC電流の増加はトランジスタM4のチャネル長変調によって発生していることが分かる。つまり、図4の構成の場合、AC入力振幅の増加とともにトランジスタM4のドレイン電圧が増加するため、差動トランジスタM1,M2のトランジスタ特性(gmなど)は歪んでくると言える。一方、図2の構成では差動トランジスタM1,M2の歪み具合は図4の構成と比較して小さい。
図7はAC入力振幅(vp−vn)に対するトランジスタM1 の相互コンダクタンスgmの変化の様子を示している。
図7に示すように、トランジスタM1のgmはAC入力振幅が小さい場合には図2,図4の構成ともに等しいことが分かる。つまり、図5から、図2の構成では差動トランジスタM1,M2をAB級でバイアスできており、図7から差動トランジスタM1,M2を所望のDCバイアス状態に設定可能(gm一定など)であることを示している。さらに前述のように、図2の構成の方が図4の構成の場合と比較して、AC入力振幅の増加によるgmの劣化具合が小さく歪みにくいこともわかる。
図8はAC入力振幅に対するトランジスタM1のAC出力ドレイン電流を示している。
図8に示すように、信号電流は図2,図4ともにほぼ等しいが、3次, 5次歪み電流は図4と比較して図2の方が14dB程度小さいことがわかる。つまり、図7で示したのと同様に、図2の構成の方が図4の構成と比較して歪みにくいと言える。
また、図2の構成は今後のCMOSプロセスの進展に伴う低電源電圧化に向いている。図4の構成と比較して図2の構成では、レプリカ回路、差動アンプで余分な電流を消費している。この余剰電流分だけ図4のDCバイアス電流を上げれば、図4でも確かに線形性を高くすることができる。しかし、電源電圧が低い場合にDCバイアス電流を上げていくと、差動トランジスタM1,M2のドレイン電圧が下がってきて差動トランジスタM1,M2が飽和領域で動作しなくなってしまう。一方、図2の構成の場合は、差動トランジスタM1,M2に流れるDCバイアス電流を直接上げるのではなく、その分の電流をレプリカ回路、差動アンプに流すことで線形性を上げる構成になっている。つまり、図4の構成の場合と比較して、差動トランジスタM1,M2の動作点を変更することなく線形性を上げることが可能であり、低電源電圧に向いた構成になっている。
第1の実施形態によれば、レプリカトランジスタM3を利用して本体トランジスタM1,M2のソース電位を制御することによって、ある値にゲートDCバイアスされた増幅回路などのトランジスタに対して、所望のトランジスタ特性を確保し、かつ、AB級のバイアスを実現することができる。
[第2の実施形態]
図9は本発明の第2の実施形態の半導体集積回路装置の回路図を示している。
図9に示す半導体集積回路装置20Bが、図2の半導体集積回路装置20Aと異なる点は、トランジスタM4のサイズ(チャンネル幅など)と等価な部分を調整することによってトランジスタM4の入力振幅の増加に伴うドレイン電流の増加量を調整可能にしたトランジスタ、即ちgm調整可能なトランジスタM4-1を設けたものである。これによって、図5の二点鎖線に示すようにトランジスタM4のDC電流を増加させたり減少させたりして、トランジスタM4のgmを可変することができる。
図10はgm調整可能なトランジスタM4-1の構成例を示している。トランジスタM4-1は、差動アンプDIFからの差分信号が入力されるフィードバック入力端子T10と、フィードバック出力端子T8と、図示しない制御手段からの制御信号が入力される制御端子T9と、フィードバック出力端子T8と基準電位点間に並列に接続した複数(例えば3つ)のトランジスタM4a,M4b,M4cと、フィードバック入力端子T10と3つのトランジスタM4a,M4b,M4cのゲート間に設けられて、フィードバック入力端子T10からの差分信号をトランジスタM4aのゲートのみに供給するか、トランジスタM4aのゲートともう1つのトランジスタM4bのゲートに供給するか、或いは、トランジスタM4aのゲートと他の2つのトランジスタM4b及びM4cのゲートに供給するかを、制御端子T9からの制御信号に応じて選択可能にするgm可変部31とを備えている。
この構成においては、図示しない制御手段からの制御信号の内容に応じて、gm可変部31が3つのトランジスタM4a,M4b,M4cの3つのゲートのうちの幾つのゲートに差動アンプDIFからの差分信号を入力するかを選択することによって、トランジスタM4-1の特性パラメータであるgmを可変することが可能となる。
第2の実施形態によれば、フィードバック制御用のトランジスタM4-1を流れる電流を調整することにより、本体トランジスタM1,M2の信号電流増加に伴う出力電流増加度合いを調整できるので、本体トランジスタのgmを可変して、増幅回路の出力の歪み方を調整することが可能となる。
[第3の実施形態]
図11は本発明の第3の実施形態の半導体集積回路装置のブロック図を示している。
図11に示す半導体集積回路装置20Cにおいて、信号入力トランジスタとして差動対をなす差動トランジスタM11,M12があり、それらのソースがトランジスタM14のドレインに接続されている。トランジスタM13は、トランジスタM11,M12のレプリカである。差動トランジスタM11,M12のレプリカトランジスタM13のソースはある電流源Iと接続されている。電流源Iの一端は直流電圧源Eに接続している。なお、トランジスタM11〜M14は全てPチャンネルFET(例えばPMOSトランジスタ)である。
トランジスタM13のソースと差動トランジスタM11,M12のソースは差動アンプDIFの2つの入力端に接続され、その出力端がトランジスタM14のゲートに接続される。つまり、トランジスタM13のソース電圧と差動トランジスタM11,M12のソース電圧は差動アンプDIFの±入力端に入力され、その差分出力がトランジスタM14のゲートに入力される。トランジスタM14のソースは直流電圧源Eに接続している。トランジスタM11,M12, M13のドレインはそれぞれ負荷Zを介して基準電位点に接続されている。差動トランジスタM11,M12のゲートにはDCバイアス(VDC)とAC信号(vp,vn)が入力され、トランジスタM13のゲートには差動トランジスタM11,M12と同様のゲートDCバイアス(VDC)が入力される。このトランジスタM13に入力されるVDCは例えば前段回路のコモンモード電圧である。
上記の図11の構成においては、図2の半導体集積回路装置20Aの構成における上下を逆にし、NチャンネルFETをPチャンネルFETに置き換えた構成としたものである。図11の半導体集積回路装置20Cの動作は図2と同様である。
第3の実施形態によれば、PチャンネルFET例えばPMOSトランジスタを用いた半導体集積回路装置においても、第1の実施形態と同様に、レプリカトランジスタM13を利用して本体トランジスタM11,M12のソース電位を制御することによって、ある値にゲートDCバイアスされた増幅回路などのトランジスタに対して、所望のトランジスタ特性を確保し、かつ、AB級のバイアスを実現することができる。
[第4の実施形態]
図12は本発明の第4の実施形態の半導体集積回路装置のブロック図を示している。
図12に示す半導体集積回路装置20Dは、図2の半導体集積回路装置2AにおけるトランジスタM2及びその負荷Zを削除して、増幅回路をトランジスタM1とその負荷Zのみで構成したものである。ここで、トランジスタM3は、トランジスタM1のレプリカである。つまり、トランジスタM3はその直流特性がトランジスタM1と同等な直流特性を有するレプリカである。トランジスタM3のドレイン・ソース間を流れる直流電流は、トランジスタM1のドレイン・ソース間を流れる直流電流と同等である。その他の構成及び動作は、図2と同様である。
図13に示す半導体集積回路装置20Eは、図12の装置における上下を逆にし、NチャンネルFETをPチャンネルFETに置き換えた構成としたものである。
第4の実施形態によれば、差動トランジスタを用いた半導体集積回路装置に限らず、信号増幅用の本体トランジスタが1つの半導体集積回路装置においても、第1及び第3の実施形態と同様に、レプリカトランジスタM3又はM13を利用して本体トランジスタM1又はM11のソース電位を制御することによって、ある値にゲートDCバイアスされた増幅回路などのトランジスタに対して、所望のトランジスタ特性を確保し、かつ、AB級のバイアスを実現することができる。
本発明に係る半導体集積回路装置のブロック図。 本発明の第1の実施形態の半導体集積回路装置のブロック図。 図2の動作を説明する図。 図2と比較されるA級にバイアスされた半導体集積回路装置の構成例を示す図。 AC入力振幅(vp−vn)に対するトランジスタM4のDC電流の変化を示す図。 AC入力振幅(vp−vn)に対するトランジスタM4のドレイン電圧の変化を示す図。 AC 入力振幅(vp−vn)に対するトランジスタM1 の相互コンダクタンスgmの変化を示す図。 AC 入力振幅(vp−vn)に対するトランジスタM1の出力ドレイン電流を示す図。 本発明の第2の実施形態の半導体集積回路装置の回路図。 gm調整可能なトランジスタの構成例を示す図。 本発明の第3の実施形態の半導体集積回路装置のブロック図。 本発明の第4の実施形態の半導体集積回路装置のブロック図。 図12における上下を逆にし、NチャンネルFETをPチャンネルFETに置き換えた構成を示す図。 AB級バイアスされた増幅回路装置例を示す図。 AB級バイアスと線形性について説明する図。 AB級バイアスされた高周波数信号用の増幅回路装置例を示す図。 AB級バイアスされた低周波数信号用の増幅回路装置例を示す図。 図16又は図17の回路及び本発明の回路が適用される無線送信機の構成例を示す図。
符号の説明
20,20A,20B,20C,20D,20E…半導体集積回路装置
21…増幅回路
22…レプリカ回路
23…参照電圧生成回路
24…フィードバック回路
M1,M2,M3,M4…NチャンネルFET
M11,M12,M13,M14…PチャンネルFET
DIF…差動アンプ
E…直流電圧源
I…電流源FET

Claims (4)

  1. 入力端子及び出力端子をそれぞれ1つ以上有する増幅回路と、
    前記増幅回路と直流的に同等な特性を有するレプリカ回路と、
    前記レプリカ回路のバイアス端子と基準電位点との間に設けられ、当該バイアス端子に参照電圧を生成する参照電圧生成回路と、
    前記レプリカ回路のバイアス端子に生成した前記参照電圧と前記増幅回路のバイアス端子に生成される電圧とが入力され、これら2つの電圧の差分を出力する差分回路と、前記増幅回路のバイアス端子と前記基準電位点との間に接続されるトランジスタとを有するフィードバック回路とを具備し、
    前記フィードバック回路は、前記差分を前記トランジスタのゲートに入力することによって、前記差分を前記増幅回路のバイアス端子にフィードバックし、前記増幅回路のバイアス端子に生成される電圧を前記レプリカ回路のバイアス端子に生成した前記参照電圧に等しくするようにフィードバック制御する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記参照電圧生成回路は、電流源で構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 同じレベルの直流信号に互いに反転した交流信号が重畳された第1,第2の入力信号が入力される第1,第2の入力端子と、各ゲートに前記第1,第2の入力信号が入力され、各ソースが共通に接続されて差動対をなす第1,第2のトランジスタと、各一端部が前記第1,第2のトランジスタの各ドレインに接続され、各他端部が直流電圧源に接続された第1,第2の負荷と、前記第1,第2のトランジスタの各ドレインに接続され、出力信号を取り出す第1,第2の出力端子とを備えた増幅回路と、
    ゲートに前記第1,第2のトランジスタに入力される入力信号の直流成分と同じレベルの直流信号が入力される第3のトランジスタと、一端部が前記第3のトランジスタのドレインに接続され、他端部が前記直流電圧源に接続された第3の負荷とを備え、前記第3のトランジスタは前記増幅回路の前記第1,第2のトランジスタと直流的に同等な特性を有するレプリカ回路と、
    前記レプリカ回路の前記第3のトランジスタのソースと基準電位点との間に設けられた電流源で構成され、前記第3のトランジスタのソースと前記電流源の接続点に前記電流源に応じた参照電圧を生成する参照電圧生成回路と、
    前記増幅回路の前記第1,第2のトランジスタの共通接続されたソースと前記基準電位点との間にドレイン・ソースがそれぞれ接続され、該ドレイン・ソース間に流れる電流をゲートに入力する電圧にて制御する第4のトランジスタと、前記レプリカ回路の前記第3のトランジスタのソースに生成した前記参照電圧と前記増幅回路の前記第1,第2のトランジスタの共通接続されたソースに生成される電圧との差分をとる差分回路とを備え、該差分を前記第4のトランジスタのゲートに入力することによって、前記第1,第2のトランジスタの共通接続されたソースの電圧を前記レプリカ回路の前記第3のトランジスタのソースに生成した前記参照電圧に等しくするように負フィードバック制御するフィードバック回路と、
    を具備したことを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 前記第4のトランジスタの相互コンダクタンス(gm)を可変する回路をさらに具備したことを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路装置。
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