JP5268352B2 - 膜−電極接合体、およびそれを使用した直接酸化型燃料電池 - Google Patents
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Description
アノード:CH3OH+H2O → CO2+6H++6e-
カソード:(3/2)O2+6H++6e- → 3H2O
DMFCにおける発電性能の初期劣化は、主に、カソード側の触媒層内部や触媒層と拡散層との界面部分に、発電時間の経過とともに反応生成水やアノード側から移動してきた水が凝縮して蓄積することに起因するものと考えられている。上記界面部分に水が凝縮して蓄積すると、酸素の拡散性が低下し、カソード側の濃度過電圧が増加するからである。
例えば、特許文献1および特許文献2においては、触媒層を厚くしても、触媒層深部までの酸素の供給および触媒層深部からの水の排出が円滑に行われるようにするために、カソード側の触媒層に複数個の貫通孔もしくは竪孔を設けることが提案されている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、カソード側の触媒層内部およびカソード側の触媒層と拡散層との界面部分等に蓄積される凝縮水を効率的に排出して、酸素の拡散性を長期間確保することのできる、カソード過電圧の小さい触媒層を形成し、これにより優れた発電特性および耐久性を有する直接酸化型燃料電池を提供することを目的としている。
前記カソードは、前記電解質膜と接して形成される触媒層と、この触媒層を前記電解質膜との間に挟むようにして前記触媒層と接して形成される拡散層とを含み、
前記電解質膜と前記拡散層との間の全体積の2〜20%に相当する空隙が、前記触媒層の内部、並びに、前記触媒層と前記電解質膜および前記拡散層との界面に存在し、かつ前記触媒層の単位面積当たりの触媒量が0.6〜1.6mg/cm 2 であることを特徴とする。
前記アノードに燃料を供給するための燃料流路を有するアノード側セパレータ、並びに
前記カソードに酸化剤を供給するための酸化剤流路を有するカソード側セパレータを含む少なくとも1つの単位セルを具備したことを特徴とする。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態1に係る直接酸化型燃料電池用膜−電極接合体を説明する。図1は、実施の形態1の膜−電極接合体を使用した単セルの概略構成を模式的に示す断面図である。
また、カソード触媒層10は、その厚さL2が20〜70μmとなるように構成される。
また、集電板12、16、ヒータ13、17、絶縁板14、18、並びに端板15、19は、公知の材料を用いて構成することができる。
図5のスプレー式塗布装置のタンク50には、触媒インク51が貯留されている。触媒インク51は、攪拌機52によりタンク50内で常時流動している状態となっている。タンク50内の触媒インク51は、バルブ53aが設けられた供給管53を介してスプレーガン54に供給される。
スプレーガン54は、電解質膜2の上方に設置され、触媒インク51を噴出しながら移動し、電解質膜2の上にカソード触媒層10を形成する。また、電解質膜2上における触媒インク51の塗布領域はマスク58により規定される。
(実施例1)
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
カソード触媒インクを塗布するときのスプレーガンの移動速度は40mm/秒とし、噴出ガスである窒素ガスの噴出圧力は0.20MPaに設定した。また、カソード触媒インクの塗布時の電解質膜の表面温度は60℃とした。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、1.16mg/cm2であった。
ここで、アノード触媒インク中のPt−Ru合金微粒子と高分子電解質の重量比は2:1とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製Flemion)を用いた。
このようにして得られた膜−触媒層接合体(CCM)の両面に、それぞれ6cm×6cmの投影形状に切断されたアノード拡散層およびカソード拡散層を撥水性のカーボン層側が内側となるように積層し、ホットプレス法(温度130℃、圧力4MPa、プレス時間3分間)により接合した。
さらに、アノードおよびカソード12の周囲に、電解質膜2を間に挟んでガスケット20および21を、温度140℃、圧力4MPaで5分間熱溶着することで、膜−電極接合体(MEA)を作製した。ガスケットは、ポリエーテルイミド層を中間層として、その両側にシリコーンゴム層を設けた3層構造体からなるものを使用した。
以上のようにして作製した単位セルを積層して、実施例1の直接酸化型燃料電池S1を作製した。
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
カソード触媒インクを塗布するときのスプレーガンの移動速度は30mm/秒とし、噴出ガスである窒素ガスの噴出圧力は0.25MPaに設定した。また、カソード触媒インクの塗布時の電解質膜の表面温度は55℃とした。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、1.25mg/cm2であった。
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
カソード触媒インクを塗布するときのスプレーガンの移動速度は50mm/秒とし、噴出ガスである窒素ガスの噴出圧力は0.15MPaに設定した。また、カソード触媒インクの塗布時の電解質膜の表面温度は70℃とした。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、1.02mg/cm2であった。
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
カソード触媒インクを塗布するときのスプレーガンの移動速度は40mm/秒とし、噴出ガスである窒素ガスの噴出圧力は0.20MPaに設定した。また、カソード触媒インクの塗布時の電解質膜の表面温度は60℃とした。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、1.18mg/cm2であった。
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
カソード触媒インクを塗布するときのスプレーガンの移動速度は40mm/秒とし、噴出ガスである窒素ガスの噴出圧力は0.10MPaに設定した。また、カソード触媒インクの塗布時の電解質膜の表面温度は60℃とした。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、1.33mg/cm2であった。
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
カソード触媒インクを塗布するときのスプレーガンの移動速度は40mm/秒とし、噴出ガスである窒素ガスの噴出圧力は0.25MPaに設定した。また、カソード触媒インクの塗布時の電解質膜の表面温度は60℃とした。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、0.85mg/cm2であった。
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
具体的には、カソード触媒層をドクターブレード法により高分子フィルム(ニチアス(株)製のナフロンPTFEシート)上に形成した。カソード触媒層が形成された高分子フィルムを6cm×6cmのシートに切断し、カソード触媒層の形成面を電解質膜と対向させて、上記シートを電解質膜上に積層し、ホットプレス法(温度130℃、圧力7MPa、プレス時間5分間)により、カソード触媒層と電解質膜とを接合した。次いで、高分子フィルムのみを剥がすことで、膜−カソード触媒層接合体を作製した。
電解質膜は、パーフルオロアルキルスルホン酸イオン交換膜(DuPont(株)製Nafion112)を用いた。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、0.73mg/cm2であった。
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
カソード触媒インクを塗布するときのスプレーガンの移動速度は30mm/秒とし、噴出ガスである窒素ガスの噴出圧力は0.30MPaに設定した。また、カソード触媒インクの塗布時の電解質膜の表面温度は40℃とした。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、1.27mg/cm2であった。
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
カソード触媒インクを塗布するときのスプレーガンの移動速度は60mm/秒とし、噴出ガスである窒素ガスの噴出圧力は0.10MPaに設定した。また、カソード触媒インクの塗布時の電解質膜の表面温度は70℃とした。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、0.91mg/cm2であった。
カソードの触媒として、一次粒子の平均粒径が30nmであるカーボンブラック(三菱化学(株)製のケッチェンブラックEC)に、平均粒径が3nmであるPtを50重量%担持させたものを用いた。これをイソプロパノールの水溶液中に超音波分散法により分散させ、その分散液に高分子電解質を5重量%含有した水溶液を添加した。その混合液を、ディスパーを用いて攪拌することで、カソード触媒インクを調製した。
ここで、カソード触媒インク中のPtと高分子電解質の重量比は3:2とした。高分子電解質は、パーフルオロカーボンスルホン酸イオノマー(旭硝子(株)製のFlemion)を用いた。
電解質膜は、パーフルオロアルキルスルホン酸イオン交換膜(DuPont(株)製Nafion112)を用いた。
カソード触媒層の投影形状は6cm×6cmであり、投影単位面積あたりに含まれるPtの重量は、1.43mg/cm2であった。
濃度4M(mol/l)のメタノール水溶液を流量0.27cc/minでアノードに供給し、空気を流量0.26L/minでカソードに供給し、燃料電池の温度を60℃とし、定電圧(0.4V)で連続的に発電させた。発電開始から4時間経過した時点の電流密度値を用いて電力密度値を算出し、その値を初期電力密度とした。
また、発電開始から1000時間経過した時点の電流密度値を用いて電力密度値を算出し、その値の初期電力密度に対する比率を電力密度維持率とした。
また、「空隙の界面方向の最大幅」という項目には、空隙の上記界面と平行な方向における最大幅が電解質膜の厚さ以下であれば記号「○」、上記最大幅が電解質膜の厚さを越えていれば記号「×」を記した。
2 電解質膜
3 アノード
4 カソード
5 膜−電極接合体(MEA)
6 アノード側セパレータ
7 カソード側セパレータ
8 アノード触媒層
9 アノード拡散層
10 カソード触媒層
11 カソード拡散層
22、23 流路
31 空隙
Claims (5)
- 電解質膜と、アノードおよびカソードとから構成され、前記電解質膜の一方の面に前記アノードを接合し、他方の面に前記カソードを接合してなる直接酸化型燃料電池用膜−電極接合体であって、
前記カソードは、前記電解質膜と接して形成される触媒層と、この触媒層を前記電解質膜との間に挟むようにして前記触媒層と接して形成される拡散層とを含み、
前記電解質膜と前記拡散層との間の全体積の2〜20%に相当する空隙が、前記触媒層の内部、並びに、前記触媒層と前記電解質膜および前記拡散層との界面に存在し、かつ前記触媒層の単位面積当たりの触媒量が0.6〜1.6mg/cm 2 である、膜−電極接合体。 - 前記触媒層と、前記拡散層との界面に存在する前記空隙の前記界面からの最大深さが、前記触媒層の厚さの50%以下である請求項1記載の膜−電極接合体。
- 前記触媒層と、前記拡散層との界面に存在する前記空隙の前記界面と平行な方向の最大幅が、前記電解質膜の厚さ以下である請求項1または2記載の膜−電極接合体。
- 前記触媒層は、厚さが20〜70μmである請求項1〜3のいずれかに記載の膜−電極接合体。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の膜−電極接合体、
前記アノードに燃料を供給するための燃料流路を有するアノード側セパレータ、並びに
前記カソードに酸化剤を供給するための酸化剤流路を有するカソード側セパレータを含む少なくとも1つの単位セルを具備した直接酸化型燃料電池。
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