JP5266879B2 - 面照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、面照明装置に関する。
従来、液晶表示装置や看板、誘導灯などの表示面を裏側から照らす、いわゆるバックライトや、液晶表示装置等に使用される比較的大型のガラス基板の欠陥検査に用いる検査光源等に面照明装置が広く用いられている。この種の面照明装置は、表示面の裏面に対向する対向面に、例えばLED素子等の点状の光源を格子状に配置して発光部が構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−134385号公報
しかしながら、従来の面照明装置においては、LED素子が寿命を迎えるなどした場合、発光部の全部のLED素子を交換する必要があり、メンテナンス性が悪い、といった問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、メンテナンス性の高い面照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、筐体内の同一平面内に発光素子を有した複数の発光ユニットを配設し、前記各発光ユニットの発光面側には、前記発光素子の光を透過する透過部材を配置して発光部を構成し、前記筐体内に、前記発光ユニットを個別に取付け可能な複数の取付け開口を有したフレームを配置し、このフレームの背面側に配線を引き回し、この配線用のコネクタと前記発光ユニット用のコネクタを、前記取付け開口を通じて接続可能に構成すると共に、前記発光ユニットを前記フレームに個別に着脱自在とし、前記各発光ユニットは、前記発光素子の発光を制御する制御ユニットと、放熱板とを有し、前記取付け開口は、前記制御ユニットを挿入可能に構成され、前記制御ユニットを前記取付け開口から前記フレームの背面側に配置し、前記放熱板が前記各取付け開口を閉塞することにより、前記フレームが前記背面側を密閉する構成とし、この背面側にファンおよび排気口を備え、このファンの運転により、前記背面側に排気口に向かう気流を形成して前記フレーム及び前記背面側に配置された制御ユニットを空冷可能としたことを特徴とする面照明装置を提供する。
また本発明は、上記面照明装置において、前記発光素子が発する熱を熱伝導部材を介して前記放熱板に伝導し、前記ファンの運転により前記放熱板を空冷し、前記発光素子を冷却可能としたことを特徴とする。
前記発光ユニットが前記透過部材で反射した前記発光素子の光を受光する受光素子を備え、前記受光素子の検出に基づいて、この発光ユニット内の発光素子の発光量をフィードバック制御可能に構成したことを特徴とする。
本発明によれば、発光部を構成する複数の発光ユニットが筐体内に設けたフレームに個別に着脱自在となり、また、その配線接続も容易となるから、寿命を迎えた発光素子を含む発光ユニットだけを交換することが可能となり、メンテナンス性を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る面照明装置1の正面、背面、平面、底面、及び左側面を示す図である。この図に示すように、面照明装置1は、箱形の筐体3を有し、その上面には発光部5、底面には多数のファン吸気口7、左右側面には把手9、正面には入力スイッチ11及び排気口13、そして、背面には入力端子台15及び通信コネクタ17が設けられている。
発光部5の発光面5Aは、例えば液晶表示装置のバックライトとして用いられるときには表示面の背面、ガラス基板等の欠陥検査の照明光として用いられるときには検査対象面の背面に対向して配置され、表示面、或いは検査対象面の全域に対して光りを照射可能な広さを有している。
この発光部5は、多数の発光ユニット20を備え、これらの発光ユニット20が同一平面内に格子状に配設されて構成されている。
図2は、発光ユニット20の平面、正面及び右側面を示す図である。
発光ユニット20は、一列に配列された複数(本実施形態では3個)のLED素子21と、LED素子21ごとに設けられた反射鏡23と、これらLED素子21及び反射鏡23を納めるユニットケース体25とを備えている。
さらに、この発光ユニット20にあっては、波形整形フィルタ27が発光ユニット20の発光面を覆うべく反射鏡23のそれぞれの開口23Aを覆って配置され、発光ユニット20の発光量を制御すべく当該発光量を検出するための受光素子29が上記LED素子21の列内に設けられ、この受光素子29の検出値に基づいてLED素子21の各々の発光を制御するLED制御ユニット31がユニットケース体25の底面側に設けられている。
さらに詳述すると、図3に示すように、発光ユニット20においては、LED素子21及び受光素子29が実装された基板33に、反射鏡23が連接してなる反射体35を取付け、この反射体35の略全体を覆うように波形整形フィルタ27が設けられている。
基板33には、図4に示すように、その面内に、LED素子21の配置間隔Aに合わせて、表裏に貫通した取付孔37が設けられており、各取付孔37にLED素子21が半田付けされる。この半田付けにより熱伝導性部材たる半田39が取付孔37に充填されて基板33の裏面に半田39が露出することで、LED素子21の発熱が基板33の裏面に伝導される構成となっている。
また基板33には、隣り合うLED素子21の略中間点(LED素子21からA/2の点)に受光素子29が実装される。この受光素子29を実装するための取付孔41も、LED素子21の取付孔37と同様に基板33に予め設けられており、受光素子29の発熱が半田39を介して基板33の裏面に伝導される。
発光ユニット20は、図2に示すように、基板33の裏面に、放熱シート43を挟んで密接する、例えばアルミニウム製の放熱板45を備えており、半田39によって基板33の裏面に伝導されたLED素子21及び受光素子29の熱が放熱シート43及び放熱板45から放熱される。この放熱板45には、筐体3に内設された図示せぬファンの駆動によって生じた風があたって放熱が行われ、排気口13から筐体3の外に放出される。
なお、半田39には、LED素子21の発熱を裏面に伝導できる材質であれば、任意の材質のものを用いることができる。
基板33の上に配置される反射体35は、図2に示すように、LED素子21の配置間隔Aの1/2の間隔で、回転放物面形状又は回転楕円面形状の上記反射鏡23が形成されたものである。係る反射体35は、直方形状の例えばアルミニウム材に、長手方向に沿って上記A/2の間隔で回転楕円面又は回転放物面の凹部を形成し、各凹部の底部の頂点を切り落とすように長手方向に切断することでLED素子21又は受光素子29の挿入用開口47を形成して製造される。
このような反射体35を備えることで、LED素子21が放射する光が各反射鏡23により略平行光化されて放射されるため、LED素子21が点状光源であっても、輝度分布が均一な面状の光が得られることとなる。
また、図2に示すように、それぞれの反射鏡23の開口23Aは、その一部がオーバーラップするように形成されることで、各反射鏡23の間が切り落とされて切欠部49が形成され、切欠部49を通じて、それぞれの反射鏡23が連通する構成とされている。
係る構成により、図5に示すように、LED素子21から放射された光は、当該LED素子21を囲む反射鏡23の正面だけでなく、切欠部49を介してLED素子21の配列方向に進む成分H1も生じることから、LED素子21のそれぞれの光が配列方向で分離されることが無く、配列方向における輝度むらが抑えられる。
また、この反射体35の上側(発光面側)には、図3等に示すように、各反射鏡23を覆うように波形整形フィルタ27が配置される。波形整形フィルタ27は、光透過性を有すると共に、透過光を拡散させる作用を生じるフィルム状、或いは板状の素材である。この波形整形フィルタ27が反射鏡23の各開口23Aを覆うことで、当該発光ユニット20から放射される光の輝度分布が均一化され、輝度むらがさらに抑えられることとなる。
係る波形整形フィルタ27は、LED素子21の光に対して略100%の透過率を示すものではなく、所定の反射率を有するものが用いられており、この波形整形フィルタ27による反射光を受光素子29が受光することで、発光ユニット20の発光量を検出する。
図6は、発光ユニット20の機能的構成を模式的に示す図である。
LED素子21から波形整形フィルタ27に入射する光には、LED素子21から直接入射する成分J1と(例えば図5のH1)、このLED素子21を囲む反射鏡23で反射された(配光制御された)成分J2とがある。これらの成分J1、J2の光が波形整形フィルタ27に入射すると、この波形整形フィルタ27の透過率に応じた光量の光が透過すると共に(例えば図5のH2)、この波形整形フィルタ27の反射率に応じた光量の光が反射される(例えば図5のH3)。このようにして反射された光のうち、受光素子29に直接入射する成分J3、及び受光素子29を囲む反射鏡23によって集光された成分J4の光が受光素子29によって受光され、これにより、発光ユニット20の発光量が受光素子29によって検出されることとなる。
特に、上記の通り、反射鏡23の各々が切欠部49を介して連通し、LED素子21から放射された光がLED素子21の配列方向に広く分布する構成となっている。この構成により、波形整形フィルタ27を各LED素子21からの離間距離を大きくせずとも、発光ユニット20が備える各LED素子21の光成分が受光されるから、各LED素子21に基づく発光ユニット20の発光量が正確に検出されることとなる。
このとき、波形整形フィルタ27の反射率が高いほど、受光素子29で検出される光量が増えるため、例えばS/N比の高い安定した検出が可能となるものの、その一方で透過光量が減少するため輝度が低下する。
そこで、受光素子29での検出の安定性と、輝度低下の抑制とを図るため、受光素子29の周囲を反射鏡23で囲む構成とし、波形整形フィルタ27で反射した光を受光素子29に集めるようにしている。これにより、受光素子29に集まる光量が高められるから、安定した検出が可能となり、また、波形整形フィルタ27として透過率の高いものを使用することが可能となり、波形整形フィルタ27による輝度の低下が抑えられる。
この構成により、本実施形態では、LED素子21の光に対して90%〜95%という高い透過率を有する波形整形フィルタ27を用いつつ、少なくとも受光素子29が検出可能な程度の光量が受光素子29に導かれるようにしている。
なお、受光素子29を囲む反射鏡23は、受光素子29に光を集める機能を有すれば良く、LED素子21を囲む反射鏡23と同一形状でなくとも良いし、また、反射鏡23の代わりに、他の集光素子を用いても良い。
上述の通り、発光ユニット20においては、図5に示すように、各LED素子21が放射した光は、LED素子21の配列方向に広がる成分H1を含むため、受光素子29では、この発光ユニット20が備える各LED素子21の光成分が検出されることとなり、1つの受光素子29で、複数のLED素子21を備える発光ユニット20の発光量が検出されLED制御ユニット31に出力される。
具体的には、発光ユニット20のユニットケース体25の正面側には、図2に示すように、配線用開口51が形成され、この配線用開口51を通じて配線を延ばすことで受光素子29とLED制御ユニット31、及びLED素子21とLED制御ユニット31が電気的に接続される。このLED制御ユニット31は、受光素子29の検出結果に基づいて、発光ユニット20内のLED素子21の発光量を所定の目標値に維持するためのフィードバック制御をする機能を備える。
すなわち、図6に示すように、LED制御ユニット31は、LED素子21を駆動するドライバ回路(駆動回路)61と、受光素子29の検出信号を所定の増幅率で増幅する増幅器63と、発光量の目標値を規定した基準電圧を生成する基準電圧回路65と、増幅器63で増幅された検出信号の電圧と基準電圧との差分を打ち消すように、各LED素子21の駆動電流を決定してドライバ回路61に出力する比較器67を備え、これらによって、上記フィードバック制御が実現されている。
そして、面照明装置1においては、フィードバック制御により発光部5を構成する発光ユニット20の各々の発光量が所定の目標値に維持されるため、個々の発光ユニット20の発光量を均一化し、輝度むらが抑えられる。
なお、LED制御ユニット31は、LED素子21を保護するための過電流保護回路69や、受光素子29の受光量の検出値を筐体3に設けられた、図示せぬ主制御回路などに出力するためのインタフェースとして機能する光モニタ用回路70とを備えている。
係るLED制御ユニット31は、プリント基板53に、汎用プロセッサ55やコネクタ端子57、図示せぬ各種電気回路、配線コネクタ、筐体3に内設された主制御回路と通信可能に配線接続するための通信コネクタなどの各種回路素子を実装して構成されている。発光ユニット20の各々は、筐体3の主制御回路と通信コネクタを介して接続されることで、主制御回路から調光指示(発光量の目標値)を受けたり、受光素子29での受光量の検出値を主制御回路に出力することが可能となる。また、主制御回路は、このような調光指示や各発光ユニット20の発光量の検出値を、筐体3に設けられた通信コネクタ17を介して外部機器との間で送受可能に構成されている。これにより、外部機器から面照明装置1の調光を指示したり、また、各発光ユニット20の発光量をモニタすることができる。
ここで、LED制御ユニット31は、そのプリント基板53が、図2に示すように、回路素子が実装された側の実装面を下方に向けた状態でユニットケース体25の下側に固定され、筐体3に内設された図示せぬファンの駆動によって生じた風があたって冷却されるように構成されている。また、ユニットケース体25の底面の放熱板45とLED制御ユニット31のプリント基板53との間には、プリント基板53を放熱板45から離間させるスペーサ59が介在し、プリント基板53によって放熱板45による放熱が阻害されないように構成されている。
面照明装置1においては、図1に示すように、以上のように構成された発光ユニット20が縦横に格子状に配列されて発光部5を構成している。なお、以下の説明では、発光ユニット20の長手方向(LED素子21の配列方向)を横方向と定義し、それと直交する方向を縦方向と定義する。
図7は、面照明装置1の発光部5の一部を拡大して模式的に示す図である。
この図に示すように、発光部5においては、隣接する発光ユニット20の間で、LED素子21の配置間隔Aが維持されるように、発光ユニット20の横方向の離間距離Bと、縦方向の離間距離Cとが規定されている。これにより、発光部5においては、LED素子21が配置間隔Aで格子状に配列されるため、LED素子21の配置むらによる輝度むらが生じることがない。
また、発光部5の縦方向においては、各発光ユニット20が備える受光素子29が千鳥状に散在する構成としている。これにより、発光部5の発光面内において、発光量の検出点が散在することになるから、受光素子29の数を抑えつつ、検出点に偏りが生じないように検出することができ、発光部5の全体的な輝度むらが抑制される。なお、横方向においては、各列において受光素子29が一定の間隔Dで配列されるようにしている。
図8は、面照明装置1の組立図である。
この図に示すように、面照明装置1の筐体3には、発光部5を設けるための設置開口90が形成されており、この設置開口90に、発光ユニット20を個別に取付け可能な複数の取付け開口91を有したフレーム92を取付けて発光部5を構成している。このフレーム92には、上記離間距離B及びCで格子状に発光ユニット20を配置可能に各取付け開口が形成されている。さらに、各取付け開口には、電力線としてのコネクタ付ケーブル93Aが例えば筐体3の床面4に配設された電源基板95から引き回して配設されており、また、信号線としてのコネクタ付ケーブル93Bも引き回されている。発光ユニット20を取付け開口に取付ける際には、発光ユニット20の上記プリント基板53に設けたコネクタ端子57にコネクタ付ケーブル93A、93Bを接続することで、発光ユニット20の結線が完了する。
このような構成により、発光部5を構成する複数の発光ユニット20が筐体3内に設けたフレーム92に個別に着脱自在となり、また、その配線接続も容易となるから、生産性の向上が図られるとともに、寿命を迎えた発光素子を含む発光ユニット20だけを交換することが可能となり、メンテナンス性を高めることができる。
上記発光ユニット20がLED素子21の発熱を放熱するための放熱板45を備えることは上述の通りであるが、フレーム92の取付け開口に発光ユニット20を装着する際には、この放熱板45が取付け開口に掛合して閉塞する取付けプレートとして機能し、この放熱板45がねじ止めによりフレーム92に取付けが行われる。フレーム92は、例えば高熱伝導性を有する例えばアルミニウム製の板材から形成されており、放熱板45に導かれたLED素子21の熱がフレーム92に伝導して放熱が行われる。
また、発光ユニット20が取付け開口91を閉塞することで、フレーム92が該フレーム92の背面側(筐体3の底面側)を密閉するように構成されている。このフレーム92の背面側には、空冷ファン96が装置の横方向に複数配置され、また、正面側には、排気口13(図1参照)が設けられており、この空冷ファン96の運転により、フレーム92に密閉された背面側で排気口13に向かう気流が形成され、この気流によってフレーム92が全体的に冷却される。これにより、フレーム92の冷却を通じて当該フレーム92に取付けられた各発光ユニット20が一斉に効率良く冷却される。
特に、発光ユニット20においては、熱伝導部材たる半田39を介してLED素子21の発熱が放熱板45に伝導し、発光ユニット20の取付け時には、この放熱板45がフレーム92に面で接触するため、発光ユニット20からフレーム92への熱移動が促進されることから、空冷ファン96による空冷に伴ってLED素子21の冷却が効率良く行われることとなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、LED素子21を有した複数の発光ユニット20を同一平面内に配設して面照明装置1の発光部5を構成すると共に、各発光ユニット20の発光面側にはLED素子21の光を透過する透過部材としての波形整形フィルタ27を配置し、それぞれの発光ユニット20内に波形整形フィルタ27で反射されたLED素子21の反射光を受光する受光素子29を配置し、この受光素子29の光量検出により当該発光ユニット20内のLED素子21の発光量をフィードバック制御する構成とした。
この構成によれば、受光素子29が発光面の上に露出することが無いから、受光素子29が発光面の上に影を作ることが無い。また、各発光ユニット20においては、受光素子29の光量検出により発光ユニット20内のLED素子21の発光量をフィードバック制御するため、各発光ユニット20の輝度が適正に制御され、輝度むらが抑制される。
さらに、LED素子21と受光素子29とを備えて各発光ユニット20を構成したため、例えばLED素子21の一部又は受光素子29が寿命に達した場合でも、その素子を含む発光ユニット20だけを交換すれば良いから、メンテナンス性に優れた面照明装置1が提供される。
また本実施形態によれば、発光ユニット20内に、波形整形フィルタ27で反射するLED素子21の反射光を、受光素子29に集光する反射鏡23を設ける構成としたため、受光素子29に集まる光量が高められるから、安定した検出が可能となり、また、波形整形フィルタ27として透過率の高いものを使用することが可能となり、波形整形フィルタ27による輝度の低下が抑えられる。
これに加え本実施形態によれば、各発光ユニット20の受光素子29が同一平面内に千鳥状に散在するように、発光ユニット20を配列して発光部5を構成したため、発光部5の発光面内の各点の発光量を、受光素子29の数を抑えつつ、検出点に偏りが生じないように検出することができる。
さらに、本実施形態によれば、発光ユニット20がそれぞれ取付けプレートとして機能する放熱板45を有し、この放熱板45が前記各取付け開口91を閉塞することにより、フレーム92が該フレーム92の背面側を密閉する構成とし、この背面側に空冷ファン96および排気口13を備え、この空冷ファン96の運転により、背面側に排気口13に向かう気流を形成してフレーム92を空冷可能とした。
この構成により、フレーム92の冷却を通じて当該フレーム92に取付けられた各発光ユニット20を一斉に効率良く冷却することができる。
特に、本実施形態によれば、発光ユニット20においては、熱伝導部材たる半田39を介してLED素子21の発熱が放熱板45に伝導し、発光ユニット20の取付け時には、この放熱板45がフレーム92に面で接触するため、発光ユニット20からフレーム92への熱移動が促進されることから、空冷ファン96による空冷に伴ってLED素子21の冷却が効率良く行われる。
[第2実施形態]
図9は本実施形態に係る面照明装置の発光部105の構成を模式的に示す図、図10は発光ユニットの発光及び受光を説明するための図である。
なお、これらの図において、第1実施形態で説明したものについては同一の符号を付して、その説明を省略する。
これらの図に示すように、本実施形態においては、面照明装置の発光部105には、格子状に配列された各発光ユニット20を覆う透過部材としての拡散板80が、各発光ユニット20の発光面から離間距離Lだけ離間した位置に配置されている点で、第1実施形態と大きく構成を異にする。この拡散板80には、例えば422白色アクリル板が用いられている。この拡散板80を発光部105に備えることで、発光部105の輝度分布の均一化がより一層図られる。
また、図10に示すように、各発光ユニット20の受光素子29においては、波形整形フィルタ27で反射した光に加え、拡散板80で反射して、波形整形フィルタ27を透過してきた光も検出される。拡散板80で反射された光には、自身の発光ユニット20のLED素子21が発した光H10の他に、近隣の発光ユニット20から発せられ拡散板80で反射された光H11も含まれる。
すなわち、各発光ユニット20は、自身の発光量と、近隣の発光ユニット20の発光量との両方に基づいてフィードバック制御を行うから、輝度むらを無くすように、これらの発光ユニット20の発光量がバランスされる。
なお、拡散板80の離間距離Lを大きくするほど、多くの発光ユニット20からの光が一の発光ユニット20の受光素子29で検出可能となるが、少なくとも、隣接する発光ユニット20の光が検出可能な程度の離間距離Lであれば良い。
このように、本実施形態によれば、一の発光ユニット20の受光素子29が、該発光ユニット20のLED素子21の反射光に加え、隣接して配置された他の発光ユニット20におけるLED素子21の反射光も受光し、この受光素子29の光量検出により一の発光ユニット20内のLED素子21の発光量をフィードバック制御する構成としたたから、輝度むらを抑えるように、隣接する発光ユニット20の間で発光量のバランスが図られる。
なお、上述した第1及び第2実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、発光素子の一例としてLED素子を例示したが、例えばOLED素子でも良い。
本発明の第1実施形態に係る面照明装置の正面、背面、平面、底面、及び左側面を示す図である。 発光ユニットの平面、正面、及び右側面を示す図である。 発光ユニットの主要な部分の組立て図である。 LED素子、及び受光素子の実装を説明するための図である。 発光ユニットの発光及び受光を説明するための図である。 発光ユニットの光量検出原理を概念的に示す図である。 面照明装置の発光部の一部を拡大して模式的に示す図である。 面照明装置の組立図である。 本発明の第2実施形態に係る面照明装置の発光部の構成を示す図である。 発光ユニットの発光及び受光を説明するための図である。
符号の説明
1 面照明装置
3 筐体
5、105 発光部
5A 発光面
20 発光ユニット
21 LED素子(発光素子)
23 反射鏡
27 波形整形フィルタ(透過部材)
29 受光素子
31 LED制御ユニット
80 拡散板(透過部材)
91 取付け開口
92 フレーム
96 空冷ファン
93A、93B コネクタ付ケーブル

Claims (3)

  1. 筐体内の同一平面内に発光素子を有した複数の発光ユニットを配設し、前記各発光ユニットの発光面側には、前記発光素子の光を透過する透過部材を配置して発光部を構成し、
    前記筐体内に、前記発光ユニットを個別に取付け可能な複数の取付け開口を有したフレームを配置し、このフレームの背面側に配線を引き回し、この配線用のコネクタと前記発光ユニット用のコネクタを、前記取付け開口を通じて接続可能に構成すると共に、前記発光ユニットを前記フレームに個別に着脱自在とし
    前記各発光ユニットは、前記発光素子の発光を制御する制御ユニットと、放熱板とを有し、
    前記取付け開口は、前記制御ユニットを挿入可能に構成され、
    前記制御ユニットを前記取付け開口から前記フレームの背面側に配置し、前記放熱板が前記各取付け開口を閉塞することにより、前記フレームが前記背面側を密閉する構成とし、この背面側にファンおよび排気口を備え、このファンの運転により、前記背面側に排気口に向かう気流を形成して前記フレーム及び前記背面側に配置された制御ユニットを空冷可能としたことを特徴とする面照明装置。
  2. 前記発光素子が発する熱を熱伝導部材を介して前記放熱板に伝導し、前記ファンの運転により前記放熱板を空冷し、前記発光素子を冷却可能としたことを特徴とする請求項に記載の面照明装置。
  3. 前記発光ユニットが前記透過部材で反射した前記発光素子の光を受光する受光素子を備え、前記受光素子の検出に基づいて、この発光ユニット内の発光素子の発光量をフィードバック制御可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の面照明装置。
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