JP5264676B2 - カードリーダ - Google Patents

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Description

本発明は、所定の上位装置に搭載されて使用されるカードリーダに関する。
従来、カードリーダの中に差し込まれたカードを引き抜く際にカードに記録された磁気情報を読み取るいわゆるディップ式のカードリーダが広く利用されている。この種のカードリーダとして、ガソリンスタンドの自動販売機に搭載されて使用されるディップ式のカードリーダが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のカードリーダは、カードの挿入口から差し込まれたカードが収容されるカード収容体を備えており、カード収容体は、カードの挿入口側に配置される前部と、カードの挿入方向の奥側に配置される後部と、前部と後部との間に配置されるフランジ状の壁部とを備えている。前部には、磁気ヘッドが装着されるヘッド装着部位が形成されている。後部の外側には、制御基板が固定されている。
また、このカードリーダは、カードの入口部が形成されるとともにヘッド装着部位等を保護する保護カバーを備えている。保護カバーに形成されるフランジ部とカード収容体の壁部との間には、シール部材が配置されている。このシール部材は、カードの挿入方向において保護カバーのフランジ部とカード収容体の壁部とに挟まれて、シール部材の厚さ方向に押し潰されている。特許文献1に記載のカードリーダでは、壁部とシール部材とが、カード挿入口から浸入した水やガソリン等の液体がカード収容体の後部の外側まで(すなわち、制御基板等が配置された箇所まで)浸入するのを防止している。
特許第4070826号公報
上述のように、特許文献1に記載のカードリーダでは、カードの挿入方向において保護カバーのフランジ部とカード収容体の壁部とに挟まれたシール部材が、シール部材の厚さ方向に押し潰されている。そのため、このカードリーダでは、保護カバーのフランジ部の平面度やカード収容体の壁部の平面度が悪いと、シール部材によるシール効果が低減するおそれがある。その結果、このカードリーダでは、制御基板等が配置される箇所への液体の浸入を確実に防止することが困難になるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、制御基板等が配置される箇所への液体の浸入を確実に防止することが可能なカードリーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のカードリーダは、カードに当接してカードに記録された磁気情報の読取りおよび/またはカードへの磁気情報の書込みを行う磁気ヘッドを備え、上位装置に搭載されて使用されるカードリーダにおいて、カードの挿入口が形成される前面フレームと、前面フレームに固定される本体フレームと、磁気ヘッドが電気的に接続される制御基板と、環状に形成され前面フレームと本体フレームとの間に配置されるシール部材とを備え、カードの挿入方向を第1方向とすると、本体フレームは、磁気ヘッドが配置されるヘッド配置部と、挿入口から挿入されたカードの第1方向側が収容される袋状のカード収容部と、ヘッド配置部とカード収容部との間に形成されシール部材の内周が当接するようにシール部材が配置されるシール配置部とを備え、前面フレームは、カードリーダの前面を構成する前面部と、前面部に繋がるように形成されるとともに前面部から第1方向側に向かって形成される略筒状の筒部とを備え、筒部の内周側には、ヘッド配置部が配置され、挿入口は、挿入口から挿入されたカードが筒部の内周側を通過するように前面部に形成され、筒部の第1方向端側部分は、シール部材の外周側からシール部材を径方向に押し潰すシール押潰部であり、制御基板は、シール配置部よりも第1方向側に配置されるとともにカード収容部の外部に配置され、シール押潰部の内周面は、第1方向に向かうにしたがってシール押潰部の径方向の外側に広がるテーパ状に形成されていることを特徴とする。
本発明のカードリーダでは、カードの挿入方向を第1方向とすると、本体フレームに、カードの挿入口から挿入されたカードの第1方向側が収容される袋状のカード収容部と、磁気ヘッドが配置されるヘッド配置部とが形成されている。また、環状に形成されたシール部材の内周が当接するようにシール部材が配置されるシール配置部がカード収容部とヘッド配置部との間に形成されている。さらに、前面フレームには、カードリーダの前面を構成する前面部に繋がるように、かつ、前面部から第1方向側に向かって略筒状の筒部が形成され、筒部の内周側には、ヘッド配置部が配置されている。また、筒部の第1方向端側部分は、シール部材の外周側からシール部材を径方向に押し潰すシール押潰部であり、シール押潰部の内周面は、第1方向に向かうにしたがってシール押潰部の径方向の外側に広がるテーパ状に形成されている。
このように、本発明では、本体フレームのシール配置部と前面フレームのシール押潰部との間に配置される環状のシール部材は、テーパ状に形成されたシール押潰部の内周面によって、シール部材の外周側から径方向に押し潰されている。そのため、本発明では、シール押潰部の内周面によって、シール部材の全周を外周側から確実に押し潰すことが可能になる。したがって、シール配置部よりも第1方向側、かつ、袋状のカード収容部の外部に配置される制御基板の配置部分に、カードの挿入口から浸入した液体が浸入するのを確実に防止することが可能になる。すなわち、本発明では、制御基板等が配置される箇所への液体の浸入を確実に防止することが可能になる。
本発明において、シール配置部の、シール部材の内周が当接する内周当接面は、シール配置部の径方向の外側に向かって膨らむ凸曲面状に形成されていることが好ましい。このように構成すると、テーパ状に形成されたシール押潰部の内周面によって、シール部材の全周を外周側からより確実に押し潰すことが可能になる。
本発明において、シール配置部の第1方向端側には、シール部材の第1方向端が当接する端部当接面が形成されていることが好ましい。この場合には、シール配置部には、シール部材が配置されるシール配置溝が形成されていることがより好ましい。このように構成すると、テーパ状に形成されたシール押潰部の内周面によって、シール部材が外周側から押し潰される場合であっても、前面フレームに本体フレームを固定する際に、シール部材がシール配置部から第1方向へずれにくくなる。したがって、シール押潰部の内周面によって、シール部材の全周を外周側からより確実に押し潰すことが可能になる。また、前面フレームに本体フレームを固定する際の作業が容易になる。
本発明において、本体フレームは、カードの厚さ方向に2分割される第1フレームおよび第2フレームによって構成され、第1フレームは、カード収容部の一部を構成する第1収容フレーム部を備え、第2フレームは、第1収容フレーム部とともにカード収容部を構成する第2収容フレーム部を備え、第1収容フレーム部と第2収容フレーム部とを接合する接合部には、接合部を封止するための封止用材料が塗布されていることが好ましい。このように構成すると、本体フレームが袋状に形成されている場合であっても、比較的簡易な金型を用いて本体フレームを形成することが可能になる。
本発明において、第1収容フレーム部の外周端には、カードの厚さ方向に立ち上る外周端壁部が形成され、第1収容フレーム部と第2収容フレーム部とは、第2収容フレーム部の外周端が外周端壁部の内周面側に配置された状態で接合され、接合部となる第1収容フレーム部および第2収容フレーム部の外周側部分には、封止用材料を充填するための封止材料充填溝が外周端壁部に沿って形成されていることが好ましい。このように構成すると、カードの厚さ方向に2分割される第1フレームおよび第2フレームによって本体フレームが構成されている場合であっても、第1収容フレーム部と第2収容フレーム部との接合部から、制御基板が配置されるカード収容部の外部へ液体が浸入するのを確実に防止することが可能になる。
本発明において、シール配置部の、シール部材よりも内周側には、磁気ヘッドから引き出され制御基板に接続されるケーブルが通過する通過孔が形成され、通過孔には、通過孔を封止するための封止用材料が充填されていることが好ましい。このように構成すると、シール配置部よりもカードの挿入口側に配置される磁気ヘッドから引き出されるケーブルがシール配置部よりも第1方向側に配置される制御基板に接続される場合であっても、制御基板等が配置される箇所へ通過孔から液体が浸入するのを確実に防止することが可能になる。
本発明において、カード収容部とシール配置部との間には、隔壁部が形成され、隔壁部には、本体フレームを前面フレームに固定するためのネジが挿通される挿通孔が形成され、挿通孔は、シール部材の径方向の外側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、カードの挿入口から浸入した液体が挿通孔を通過して制御基板の配置部分に浸入するおそれがなくなる。したがって、挿通孔において、液体の浸入防止用の対策を施す必要がなくなり、カードリーダの構成を簡素化することが可能になる。
本発明において、前面部は、上位装置の前面パネルに形成される開口部に配置されるとともに前面パネルの一部を構成し、前面部には、カードリーダの動作状態を表示するための表示パネル部が形成され、制御基板には、光源が実装され、前面フレームには、光源で発生する光を表示パネル部まで導くための導光部が筒部の径方向の外側に形成されていることが好ましい。このように構成すると、制御基板等が配置される箇所へ導光部から液体が浸入するのを防止しつつ、制御基板に実装される光源を用いて、表示パネル部にカードリーダの動作状態を表示することが可能になる。
本発明において、カードリーダは、カード収容部にカードが収容されたことを検出するためのカード検出機構を備え、カード検出機構は、発光素子および受光素子を有する光学式のセンサと、発光素子から受光素子へ向かう光を遮るための遮光部材とを備え、センサは、カード収容部の外部に配置され、遮光部材は、カード収容部の内部に配置されていることが好ましい。このように構成すると、センサへの液体の浸入を確実に防止することが可能になる。
この場合には、カード収容部は、たとえば、発光素子で発生する光を透過する光透過性部材で形成されている。また、この場合には、遮光部材は、板バネによって構成されていることが好ましい。このように構成すると、カード収容部の内部に浸入する液体の影響で遮光部材に錆等が発生しても、遮光部材の動きに支障を来しにくくなる。
本発明において、カード収容部は、透明または半透明であることが好ましい。このように構成すると、袋状に形成されるカード収容部に異物が詰まった場合には、異物が詰まっていることを目視で確認することが可能になる。
以上のように、本発明では、制御基板等が配置される箇所への液体の浸入を確実に防止することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダの斜視図である。 図1に示すカードリーダの分解斜視図である。 図1に示すカードリーダを他の方向から示す分解斜視図である。 図1に示すカードリーダから前面フレームを取り外した状態を示す斜視図である。 図1に示す本体フレームの内部の構成を説明するための断面図である。 図1に示す本体フレームの構成を説明するための斜視図である。 図6に示す隔壁部に形成される通過孔を説明するための斜視図である。 図1に示す本体フレームの正面図である。 図2に示すシール部材およびその周辺部分の構成を説明するための断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の斜視図である。図2は、図1に示すカードリーダ1の分解斜視図である。図3は、図1に示すカードリーダ1を他の方向から示す分解斜視図である。図4は、図1に示すカードリーダ1から前面フレーム5を取り外した状態を示す斜視図である。図5は、図1に示す本体フレーム6の内部の構成を説明するための断面図である。
本形態のカードリーダ1は、ユーザが手動でカード2を操作して、カード2に記録された磁気情報を読み取るための装置である。具体的には、カードリーダ1は、カードリーダ1の中にカード2を差し込む際、または、カードリーダ1の中に差し込まれたカード2を引き抜く際にカード2の磁気情報を読み取るいわゆるディップ式のカードリーダである。このカードリーダ1は、たとえば、無人またはセルフサービス方式のガソリンスタンドの給油装置等の上位装置に搭載されて使用される。
このカードリーダ1は、図1〜図5に示すように、カード2に当接してカード2に記録された磁気情報の読取りを行う2個の磁気ヘッド3と、カード2の挿入口4が形成される前面フレーム5と、前面フレーム5に固定される本体フレーム6と、カードリーダ1を制御するための制御基板7と、環状に形成され前面フレーム5と本体フレーム6との間に配置されるシール部材8と、カードリーダ1の内部へカード2が挿入されたことを検出するためのカード検出機構9とを備えている。
なお、以下の説明では、図1等に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。また、図1のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Y1方向側を「前」側、Y2方向側を「後(後ろ)」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。本形態では、カード2は、Y2方向に向かってカードリーダ1の中へ挿入される。すなわち、本形態では、Y2方向(後ろ方向)は、カード2の挿入方向であり、第1方向である。また、本形態では、X方向(左右方向)は、カードリーダ1内に挿入されたカード2の厚さ方向である。
カード2は、たとえば、厚さが0.7〜0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカードである。このカード2には、磁気データが記録される磁気ストライプ2aが形成されている。なお、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードや、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
カード検出機構9は、図示を省略する発光素子と受光素子とを有する光学式のセンサ11と、発光素子から受光素子へ向かう光を遮るための遮光部材12とを備えている(図5参照)。本形態のセンサ11は、発光素子と受光素子とが対向配置される透過型の光学式センサである。また、本形態の遮光部材12は、板バネによって構成されている。この遮光部材12の後端部分には、図5に示すように、発光素子から受光素子へ向かう光を遮る遮光板部12aが形成されている。
制御基板7の後端側には、センサ11が実装されている。また、制御基板7の前端側には、光源13が実装されている。光源13は、たとえば、LED(Light Emitting Diode)である。また、制御基板7には、ケーブルとしてのリード線14(図4参照)を介して磁気ヘッド3が電気的に接続されている。
(本体フレームの構成)
図6は、図1に示す本体フレーム6の構成を説明するための斜視図である。図7は、図6に示す隔壁部17に形成される通過孔34を説明するための斜視図である。図8は、図1に示す本体フレーム6の正面図である。
本体フレーム6は、磁気ヘッド3が配置されるヘッド配置部15と、挿入口4から挿入されたカード2の後端側が収容される袋状のカード収容部16と、ヘッド配置部15とカード収容部16との間に形成される隔壁部17と、ヘッド配置部15と隔壁部17との間に形成されシール部材8が配置されるシール配置部18と、挿入口4から挿入されたカード2を案内するためのカード案内部19とを備えている。
図6に示すように、ヘッド配置部15およびカード案内部19は、シール配置部18から前側に突出するように形成されている。また、ヘッド配置部15は本体フレーム6の上端側に配置され、カード案内部19は本体フレーム6の下端側に配置されている。上下方向におけるヘッド配置部15とカード案内部19との間には、切欠部20が形成されている。
また、本形態の本体フレーム6は、左右方向に2分割される第1フレーム21と第2フレーム22とによって構成されている。本形態では、第1フレーム21によって本体フレーム6の右側面部が構成され、第2フレーム22によって本体フレーム6の左側面部が構成されている。第1フレーム21と第2フレーム22とは、カード収容部16の四隅に配置されるネジ(図示省略)によって互いに固定されている。
第1フレーム21および第2フレーム22は、センサ11の発光素子で発生する光を透過する光透過性部材で形成されている。具体的には、第1フレーム21および第2フレーム22は、透明な樹脂材料で形成されている。あるいは、第1フレーム21および第2フレーム22は、半透明な樹脂材料で形成されている。また、第1フレーム21および第2フレーム22は、成型によって形成されている。
第1フレーム21は、ヘッド配置部15の一部を構成する第1ヘッド配置部21aと、カード収容部16の一部を構成する第1収容フレーム部21bと、隔壁部17の一部を構成する第1隔壁部21cと、シール配置部18の一部を構成する第1シール配置フレーム部21dと、カード案内部19の一部を構成する第1カード案内フレーム部21eとを備えている。
第2フレーム22は、第1ヘッド配置部21aとともにヘッド配置部15を構成する第2ヘッド配置部22aと、第1収容フレーム部21bとともにカード収容部16を構成する第2収容フレーム部22bと、第1隔壁部21cとともに隔壁部17を構成する第2隔壁部22cと、第1シール配置フレーム部21dとともにシール配置部18を構成する第2シール配置フレーム部22dと、第1カード案内フレーム部21eとともにカード案内部19を構成する第2カード案内フレーム部22eとを備えている。
第1ヘッド配置部21aおよび第2ヘッド配置部22aには、磁気ヘッド3が配置される配置孔21f、22fが形成されている。また、第1ヘッド配置部21aと第2ヘッド配置部22aとの間には、挿入口4から挿入されるカード2の右端側を案内するためのカード案内溝24が形成されている。2個の磁気ヘッド3は、カード案内溝24の中で、そのギャップ部が互いに対向するように第1ヘッド配置部21aおよび第2ヘッド配置部22aに配置されている。そのため、このカードリーダ1では、カード2がどちらの向きで挿入されてもカード2の磁気データを読み取ることが可能となっている。なお、第1ヘッド配置部21aおよび第2ヘッド配置部22aには、磁気ヘッド3をヘッド配置部15に取り付けるための磁気ヘッド取付突起部21n、22nが形成されている。
第1カード案内フレーム部21eと第2カード案内フレーム部22eとの間には、挿入口4から挿入されるカード2の左端側を案内するカード案内溝25が形成されている。
第1収容フレーム部21bおよび第2収容フレーム部22bは、左右方向から見たときの形状が略矩形状となるように形成されている。
第1収容フレーム部21bの上下両端および後端には、左側に向かって立ち上る外周端壁部21gが形成されている。すなわち、第1収容フレーム部21bの外周端には、カード2の厚さ方向に立ち上がる外周端壁部21gが形成されている。なお、第1収容フレーム部21bの前端は、第1隔壁部21cに当接している。また、第2収容フレーム部22bの前端は、第2隔壁部22cに当接している。
第1収容フレーム部21bと第2収容フレーム部22bとは、その上下両端側および後端側において互いに接合されている。すなわち、カード収容部16の外周側部分は、第1収容フレーム部21bと第2収容フレーム部22bとを接合する接合部26となっている。本形態では、第2収容フレーム部22bの上下両端および後端(すなわち、第2収容フレーム部22bの外周端)が外周端壁部21gの内周側に配置された状態で、第1収容フレーム部21bと第2収容フレーム部22bとが互いに接合されている。具体的には、第2収容フレーム部22bの外周端と外周端壁部21gの内周面とが軽く当接した状態で、第1収容フレーム部21bと第2収容フレーム部22bとが互いに接合されている。
図6に示すように、第2収容フレーム部22bは、その外周端部分を除く他の部分が左方向に突出しており、接合部26となるカード収容部16の上下両端部分および後端部分には、外周端壁部21gに沿って溝部27が形成されている。溝部27には、接合部26を封止するためのシリコン等の封止用材料(図示省略)が充填されている。すなわち、本形態では、第1収容フレーム部21bと第2収容フレーム部22bとの接合部26には、封止用材料が塗布されている。そのため、本形態では、第1収容フレーム部21bと第2収容フレーム部22bとの間には(すなわち、カード収容部16の内部には)、密閉されたカード2の収容空間28(図5参照)が形成されている。本形態の溝部27は、封止用材料を充填するための封止材料充填溝である。
第2収容フレーム部22bには、遮光部材12を配置するための配置凹部22gが形成されている。配置凹部22gは、第2収容フレーム部22bの右側面から左側に向かって窪むように形成されている。また、配置凹部22gの後端側の一部は、図5に示すように、遮光板部12aが配置される遮光板配置凹部22hとなっている。遮光板配置凹部22hは、配置凹部22gの他の部分よりもさらに左側に向かって窪むように形成されている。
図5に示すように、第2収容フレーム部22bの左側面側にセンサ11が配置されている。具体的には、センサ11を構成する発光素子と受光素子との間に遮光板配置凹部22hが配置されるように、第2収容フレーム部22bの左側面側にセンサ11が配置されている。すなわち、本形態では、カード収容部16の外部にセンサ11が配置されている。一方、遮光部材12は、第2収容フレーム部22bの右側面側に配置されている。具体的には、遮光板部12aが遮光板配置凹部22hに配置されるように、遮光板部12aの先端側が第2収容フレーム部22bの右側面に固定されている。すなわち、本形態では、カード収容部16の内部に遮光部材12が配置されている。
本形態では、カード2の後端側がカード収容部16に収容されていないときには、図5の実線で示すように、遮光板部12aの右端側は、収容空間28の、カード2が通過する位置よりも右側に配置されており、遮光板部12aは、センサ11の発光素子と受光素子との間を遮っていない。一方、カード2の後端側がカード収容部16に収容されると、カード2の後端側が遮光板部12aの右端側に当接して、遮光部材12がその先端側を支点にして変形する。遮光部材12がその先端側を支点にして変形すると、図5の二点鎖線で示すように、遮光板部12aがセンサ11の発光素子と受光素子との間を遮る。本形態では、遮光板部12aがセンサ11の発光素子と受光素子との間を遮ると、カード2の後端側がカード収容部16に収容されたことが検出される。
なお、第2収容フレーム部22bの左側面には、センサ11を囲む壁部22jと、制御基板7を固定するための基板固定突起部22kが形成されている。制御基板7は、基板固定突起部22kの左端に固定されており、カード収容部16の外部に配置されている。また、制御基板7は、隔壁部17よりも後端側に配置されている。
第1シール配置フレーム部21dは、上下両側および右側に広がる鍔状に形成され、第2シール配置フレーム部22dは、上下両側および左側に広がる鍔状に形成されている。すなわち、シール配置部18は、上下両側および左右両側に広がる鍔状に形成されている。また、シール配置部18は、図8に示すように、前後方向から見たときの形状がその上端側が左右方向に広くかつその下端側が左右方向に狭い略半楕円形状となるように形成されている。
シール配置部18の外周面には、シール部材8が配置されるシール配置溝30が形成されている。具体的には、シール配置部18の径方向の内側に向かって窪むように、シール配置溝30が形成されている。すなわち、シール配置部18は、シール配置溝30の前側の壁面(前側壁面30a、図5参照)を構成する前側壁部31と、シール配置溝30の後ろ側の壁面(後側壁面30b、図5参照)を構成する後側壁部32とを備えている。本形態の後側壁面30bは、シール部材8の後端が当接する端部当接面である。
シール配置溝30の底面30cは、図8に示すように、前後方向から見たときの形状がその上端側が左右方向に広くかつその下端側が左右方向に狭い略半楕円形状となるように形成されている。また、シール配置溝30の底面30cは、図8に示すように、シール配置部18の径方向の外側に向かって膨らむ凸曲面状に形成されている。本形態では、シール部材8の内周がシール配置溝30の底面30cに当接するように、シール配置部18にシール部材8が配置されている。本形態のシール配置溝30の底面30cは、シール部材8の内周が当接する内周当接面である。
本形態では、シール部材8の外周端が、前側壁部31の外周端および後側壁部32の外周端よりもシール配置部18の径方向外側に突出するように、前側壁部31および後側壁部32が形成されている。なお、本形態では、後側壁部32の外周端は、前側壁部31の外周端よりもシール配置部18の径方向外側に突出している。
第1隔壁部21cは、第1シール配置フレーム部21dよりもさらに上下両側および右側に広がる鍔状に形成され、第2隔壁部22cは、第2シール配置フレーム部22dよりもさらに上下両側および左側に広がる鍔状に形成されている。すなわち、隔壁部17は、シール配置部18よりもさらに上下両側および左右両側に広がる鍔状に形成されている。
隔壁部17の上端側および下端側の4箇所には、本体フレーム6を前面フレーム5に固定するためのネジ(図示省略)が挿通される挿通孔33が形成されている。具体的には、図8に示すように、シール配置部18に配置されるシール部材8よりも径方向の外側に配置されるように、挿通孔33が形成されている。
隔壁部17およびシール配置部18には、磁気ヘッド3から引き出されるリード線14が通過する2個の通過孔34が形成されている。具体的には、隔壁部17およびシール配置部18の、シール部材8よりも内周側に通過孔34が形成されている。また、通過孔34は、隔壁部17およびシール配置部18を前後方向に貫通するように形成されている(図7等参照)。また、図7に示すように、2個の通過孔34の一方は、第1収容フレーム部21bよりも右側に配置されるように形成され、2個の通過孔34の他方は、第2収容フレーム部22bよりも左側に配置されるように形成されている。この通過孔34には、リード線14を通過させた状態で通過孔34を封止するためのシリコン等の封止用材料(図示省略)が充填されている。
なお、隔壁部17とシール配置部18の中心側には、カード収容部16に向かってカード2が通過するカード2の通過路が形成されている。
(前面フレームおよびシール部材の構成)
図9は、図2に示すシール部材8およびその周辺部分の構成を説明するための断面図である。
前面フレーム5は、樹脂材料で形成されている。この前面フレーム5は、図2、図3に示すように、カードリーダ1の前面を構成する前面部5aと、前面部5aに繋がるように形成されるとともに前面部5aから後ろ側に向かって形成される略筒状の筒部5bと、光源13で発生する光を前面部5aまで導くための導光部5cと、前面部5aから後ろ側に向かって窪むように形成される指挿入部5dとを備えている。本形態の前面フレーム5では、前面部5aの前面および筒部5bの後端以外には、開口部はない。
前面部5aは、カードリーダ1が搭載される上位装置の前面パネル(図示省略)に形成される開口部37(図1参照)に配置されており、上位装置の前面パネルの一部を構成している。前面部5aは、カードリーダ1を上位装置に固定するためのネジ(図示省略)が挿通される挿通孔5eが形成される固定部5fを備えている。また、前面部5aには、カードリーダ1の動作状態を表示するための表示パネル部5gが形成されている。
なお、前面部5aは、所定のシール部材を介して上位装置の前面パネルに固定されている。具体的には、前面パネルの開口部37から前面パネルの後ろ側に水等の液体が浸入しないように、シール部材を介して前面部5aが上位装置の前面パネルに固定されている。
挿入口4は、前面部5aの前面に形成されている。具体的には、挿入口4から挿入されたカード2が筒部5bの内周側を通過するように、挿入口4が前面部5aの前面に形成されている。
筒部5bの内周側には、ヘッド配置部15およびカード案内部19が配置されている。また、筒部5bの後端側部分は、シール部材8の外周側からシール部材8を径方向に押し潰すシール押潰部5hとなっている。
シール押潰部5hは、前後方向から見たときの形状がその上端側が左右方向に広くかつその下端側が左右方向に狭い略半楕円形状となる筒状に形成されている。具体的には、シール押潰部5hは、前後方向から見たときの形状が前後方向から見たときのシール配置部18の形状の相似形となる略筒状に形成されている。より具体的には、シール押潰部5hは、前後方向から見たときの形状が前後方向から見たときのシール配置部18の外形よりもわずかに大きな略半楕円形状となる筒状に形成されている。
シール押潰部5hの内周面5kは、図9に示すように、後ろ側に向かうにしたがってシール押潰部5hの径方向の外側に広がるテーパ状に形成されている。また、シール押潰部5hの外周面の上端側および下端側の4箇所には、隔壁部17の挿通孔33に挿通されるネジが螺合するネジ係合部5mが形成されている。ネジ係合部5mは、略円筒状に形成されており、その内周面にメネジが形成されている。本形態では、本体フレーム6は、筒部5bの中にヘッド配置部15およびカード案内部19が配置されるとともに、隔壁部17の前面と筒部5bの後端(すなわち、シール押潰部5hの後端)とが当接した状態で、前面フレーム5に固定されている。
導光部5cは、略円筒状に形成されている。また、導光部5cは、表示パネル部5gに繋がるように形成されるとともに、筒部5bの径方向の外側に配置されている。図1に示すように、導光部5cの後端側には、光源13が挿入されており、光源13で発生する光は、表示パネル部5gまで導かれる。本形態では、光源13からの光で表示パネル部5gが光ることで、カードリーダ1の動作状態が表示される。
指挿入部5dは、筒部5bの左右両側に広がるように形成されている。具体的には、左右方向における内側面および前面が開口する略直方体の箱状部分が筒部5bの左右の側面および前面部5aに繋がるように形成されることで、指挿入部5dが形成されている。この指挿入部5dは、ユーザの指が挿入可能となる大きさに形成されており、ユーザがカードリーダ1からカード2を引き抜く際、および、ユーザがカードリーダ1へカード2を挿入する際には、この指挿入部5dにユーザの指が挿入される。
シール部材8は、ゴム等で形成されている。また、シール部材8は、上述のように、環状に形成されている。具体的には、前後方向から見たときの形状がその上端側が左右方向に広くかつその下端側が左右方向に狭い略半楕円形状となるように形成されている。より具体的には、シール部材8は、前後方向から見たときの形状が前後方向から見たときのシール配置溝30およびシール押潰部5hの形状の相似形となる略筒状に形成されている。また、シール部材8の断面は、略D形状に形成されている。
シール部材8は、シール配置溝30に配置され、シール押潰部5hの内周面5kによって、径方向の外側から内側に向かって押し潰されている。すなわち、シール部材8の内周は、シール配置溝30の底面30cに所定の当接圧で当接し、シール部材8の外周は、シール押潰部5hの内周面5kに所定の当接圧で当接している。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、袋状のカード収容部16を構成する第1収容フレーム部21bと第2収容フレーム部22bとの接合部26となるカード収容部16の外周端部分に溝部27が形成され、溝部27には、接合部26を封止するための封止用材料が充填されている。また、本形態では、磁気ヘッド3から引き出されるリード線14が通過する通過孔34にも、封止用材料が充填されている。さらに、本形態では、シール部材8の内周は、シール配置溝30の底面30cに所定の当接圧で当接し、シール部材8の外周は、シール押潰部5hの内周面5kに所定の当接圧で当接している。そのため、本形態では、前面フレーム5の前面(具体的には、挿入口4および指挿入部5d)から浸入した液体が、シール配置部18よりも後ろ側かつカード収容部16の外部に配置される制御基板7やセンサ11等の配置部分に浸入するのを防止することができる。
また、本形態では、シール押潰部5hの内周面5kは、後ろ側に向かうにしたがってシール押潰部5hの径方向の外側に広がるテーパ状に形成されており、シール配置溝30とシール押潰部5hとの間に配置されるシール部材8は、テーパ状に形成されたシール押潰部5hの内周面5kによって、外周側から径方向に押し潰されている。そのため、本形態では、シール押潰部5hの内周面5kによって、シール部材8の全周を外周側から確実に押し潰すことが可能になる。したがって、前面フレーム5の前面から浸入した液体が、シール配置部18よりも後ろ側かつカード収容部16の外部に配置される制御基板7やセンサ11等の配置部分へ浸入するのを確実に防止することが可能になる。すなわち、本発明では、制御基板7等が配置される箇所への液体の浸入を確実に防止することが可能になる。
特に、本形態では、シール配置溝30の底面30cは、シール配置部18の径方向の外側に向かって膨らむ凸曲面状に形成されているため、シール押潰部5hの内周面5kによって、シール部材8の全周を外周側からより確実に押し潰すことが可能になる。したがって、本形態では、前面フレーム5の前面から浸入した液体が制御基板7等の配置部分へ浸入するのをより確実に防止することが可能になる。
本形態では、シール配置部18の後端側には、シール部材8の後端が当接する後側壁面30bが形成されている。そのため、テーパ状に形成されたシール押潰部5hの内周面5kによって、シール部材8が外周側から押し潰される場合であっても、前面フレーム5に本体フレーム6を固定する際に、シール部材8がシール配置部18から後ろ側へずれにくくなる。特に、本形態では、シール配置部18の前端側に前側壁面30aが形成されているため(すなわち、シール配置部18にシール配置溝30が形成されているため)、前面フレーム5に本体フレーム6を固定する際に、シール配置部18からシール部材8がずれにくくなる。したがって、本形態では、シール押潰部5hの内周面5kによって、シール部材8の全周を外周側からより確実に押し潰すことが可能になる。また、本形態では、前面フレーム5に本体フレーム6を固定する際の作業が容易になる。
本形態では、シール部材8は、シール押潰部5hの内周面5kによって、外周側から径方向に押し潰されている。そのため、上述の特許文献1に記載のカードリーダと比較して、カード2の挿入方向におけるカードリーダ1の寸法精度(前後方向におけるカードリーダ1の寸法精度)の低下を抑制することができる。すなわち、特許文献1に記載のカードリーダでは、カードの挿入方向において保護カバーのフランジ部とカード収容体の壁部とに挟まれたシール部材が、シール部材の厚さ方向に押し潰されているため、シール部材の押潰し量によって、カード挿入方向におけるカードリーダの全長が変わってしまうおそれがあるが、本形態では、シール部材8の押潰し量によって、前後方向におけるカードリーダ1の全長が変わることはない。したがって、上述の特許文献1に記載のカードリーダと比較して、カード2の挿入方向におけるカードリーダ1の寸法精度の低下を抑制することができる。
本形態では、本体フレーム6は、左右方向に2分割される第1フレーム21および第2フレーム22によって構成され、第1収容フレーム部21bと第2収容フレーム部22bとの接合部26には、封止用材料が塗布されている。そのため、本体フレーム6が袋状に形成されている場合であっても、比較的簡易な金型を用いて本体フレーム6を形成することが可能になる。また、本形態では、第1収容フレーム部21bと第2収容フレーム部22bとの接合部26となるカード収容部16の外周端部分に溝部27が形成され、溝部27には、接合部26を封止するための封止用材料が充填されている。そのため、本体フレーム6が第1フレーム21および第2フレーム22によって構成されている場合であっても、接合部26から、カード収容部16の外部へ液体が浸入するのを確実に防止することが可能になる。
本形態では、本体フレーム6を前面フレーム5に固定するためのネジが挿通される挿通孔33が、シール配置部18に配置されるシール部材8よりも径方向の外側に配置されるように形成されている。そのため、前面フレーム5の前面から浸入した液体が挿通孔33を通過して制御基板7等の配置部分へ浸入するおそれがない。したがって、本形態では、挿通孔33において、液体の浸入防止用の対策を施す必要がなくなる。その結果、本形態では、カードリーダ1の構成を簡素化することが可能になる。
本形態では、光源13で発生する光を表示パネル部5gまで導く導光部5cは、筒部5bの径方向の外側に配置されている。そのため、本形態では、制御基板7等が配置される箇所へ導光部5cから液体が浸入するのを防止しつつ、制御基板7に実装される光源13を用いて、表示パネル部5gにカードリーダ1の動作状態を表示することが可能になる。
本形態では、遮光部材12は、板バネによって構成されている。そのため、カード収容部16の収容空間28に浸入する液体の影響で遮光部材12に錆等が発生しても、遮光部材12の動きに支障を来しにくくなる。
本形態では、第1フレーム21および第2フレーム22は、透明な樹脂材料、あるいは、半透明な樹脂材料で形成されている。そのため、袋状に形成されるカード収容部16の収容空間28に異物が詰まった場合には、異物が詰まっていることを目視で確認することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、シール部材8、シール配置溝30の底面30cおよびシール押潰部5hは、前後方向から見たときの形状がその上端側が左右方向に広くかつその下端側が左右方向に狭い略半楕円形状となるように形成されている。この他にもたとえば、シール部材8、シール配置溝30の底面30cおよびシール押潰部5hは、前後方向から見たときの形状が略楕円形状あるいは略円形状となるように形成されている。
上述した形態では、シール部材8は、前後方向から見たときの形状がその上端側が左右方向に広くかつその下端側が左右方向に狭い略半楕円形状となるように形成されている。また、シール部材8の断面は、略D形状に形成されている。すなわち、上述した形態では、シール部材8は、市販されているシール部材とは形状が異なる特殊形状をしている。この他にもたとえば、シール部材8は、Oリング等の一般的なシール部材であっても良い。
上述した形態では、シール配置部18にシール配置溝30が形成されている。この他にもたとえば、シール配置部18にシール配置溝30が形成されなくても良い。具体的には、シール配置部18に前側壁部31が形成されなくても良い。
上述した形態では、本体フレーム6は、左右方向に2分割される第1フレーム21と第2フレーム22とによって構成されている。この他にもたとえば、本体フレーム6は、上下方向または前後方向に分割される2個のフレームによって構成されても良い。また、本体フレーム6は、一体で形成されても良い。
1 カードリーダ
2 カード
3 磁気ヘッド
4 挿入口
5 前面フレーム
5a 前面部
5b 筒部
5c 導光部
5g 表示パネル部
5h シール押潰部
5k 内周面
6 本体フレーム
7 制御基板
8 シール部材
9 カード検出機構
11 センサ
12 遮光部材
13 光源
15 ヘッド配置部
16 カード収容部
17 隔壁部
18 シール配置部
21 第1フレーム
21b 第1収容フレーム部
21g 外周端壁部
22 第2フレーム
22b 第2収容フレーム部
26 接合部
27 溝部(封止材料充填溝)
30 シール配置溝
30b 後側壁面(端部当接面)
30c 底面(内周当接面)
33 挿通孔
34 通過孔
37 開口部
X2 カードの挿入方向(第1方向)
Y カードの厚さ方向

Claims (13)

  1. カードに当接して前記カードに記録された磁気情報の読取りおよび/または前記カードへの磁気情報の書込みを行う磁気ヘッドを備え、上位装置に搭載されて使用されるカードリーダにおいて、
    前記カードの挿入口が形成される前面フレームと、前記前面フレームに固定される本体フレームと、前記磁気ヘッドが電気的に接続される制御基板と、環状に形成され前記前面フレームと前記本体フレームとの間に配置されるシール部材とを備え、
    前記カードの挿入方向を第1方向とすると、
    前記本体フレームは、前記磁気ヘッドが配置されるヘッド配置部と、前記挿入口から挿入された前記カードの前記第1方向側が収容される袋状のカード収容部と、前記ヘッド配置部と前記カード収容部との間に形成され前記シール部材の内周が当接するように前記シール部材が配置されるシール配置部とを備え、
    前記前面フレームは、前記カードリーダの前面を構成する前面部と、前記前面部に繋がるように形成されるとともに前記前面部から前記第1方向側に向かって形成される略筒状の筒部とを備え、
    前記筒部の内周側には、前記ヘッド配置部が配置され、
    前記挿入口は、前記挿入口から挿入された前記カードが前記筒部の内周側を通過するように前記前面部に形成され、
    前記筒部の前記第1方向端側部分は、前記シール部材の外周側から前記シール部材を径方向に押し潰すシール押潰部であり、
    前記制御基板は、前記シール配置部よりも前記第1方向側に配置されるとともに前記カード収容部の外部に配置され、
    前記シール押潰部の内周面は、前記第1方向に向かうにしたがって前記シール押潰部の径方向の外側に広がるテーパ状に形成されていることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記シール配置部の、前記シール部材の内周が当接する内周当接面は、前記シール配置部の径方向の外側に向かって膨らむ凸曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記シール配置部の前記第1方向端側には、前記シール部材の前記第1方向端が当接する端部当接面が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のカードリーダ。
  4. 前記シール配置部には、前記シール部材が配置されるシール配置溝が形成されていることを特徴とする請求項3記載のカードリーダ。
  5. 前記本体フレームは、前記カードの厚さ方向に2分割される第1フレームおよび第2フレームによって構成され、
    前記第1フレームは、前記カード収容部の一部を構成する第1収容フレーム部を備え、
    前記第2フレームは、前記第1収容フレーム部とともに前記カード収容部を構成する第2収容フレーム部を備え、
    前記第1収容フレーム部と前記第2収容フレーム部とを接合する接合部には、前記接合部を封止するための封止用材料が塗布されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカードリーダ。
  6. 前記第1収容フレーム部の外周端には、前記カードの厚さ方向に立ち上る外周端壁部が形成され、
    前記第1収容フレーム部と前記第2収容フレーム部とは、前記第2収容フレーム部の外周端が前記外周端壁部の内周面側に配置された状態で接合され、
    前記接合部となる前記第1収容フレーム部および前記第2収容フレーム部の外周側部分には、前記封止用材料を充填するための封止材料充填溝が前記外周端壁部に沿って形成されていることを特徴とする請求項5記載のカードリーダ。
  7. 前記シール配置部の、前記シール部材よりも内周側には、前記磁気ヘッドから引き出され前記制御基板に接続されるケーブルが通過する通過孔が形成され、
    前記通過孔には、前記通過孔を封止するための封止用材料が充填されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のカードリーダ。
  8. 前記カード収容部と前記シール配置部との間には、隔壁部が形成され、
    前記隔壁部には、前記本体フレームを前記前面フレームに固定するためのネジが挿通される挿通孔が形成され、
    前記挿通孔は、前記シール部材の径方向の外側に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のカードリーダ。
  9. 前記前面部は、前記上位装置の前面パネルに形成される開口部に配置されるとともに前記前面パネルの一部を構成し、
    前記前面部には、前記カードリーダの動作状態を表示するための表示パネル部が形成され、
    前記制御基板には、光源が実装され、
    前記前面フレームには、前記光源で発生する光を前記表示パネル部まで導くための導光部が前記筒部の径方向の外側に形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のカードリーダ。
  10. 前記カード収容部に前記カードが収容されたことを検出するためのカード検出機構を備え、
    前記カード検出機構は、発光素子および受光素子を有する光学式のセンサと、前記発光素子から前記受光素子へ向かう光を遮るための遮光部材とを備え、
    前記センサは、前記カード収容部の外部に配置され、前記遮光部材は、前記カード収容部の内部に配置されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のカードリーダ。
  11. 前記遮光部材は、板バネによって構成されていることを特徴とする請求項10記載のカードリーダ。
  12. 前記カード収容部は、前記発光素子で発生する光を透過する光透過性部材で形成されていることを特徴とする請求項10または11記載のカードリーダ。
  13. 前記カード収容部は、透明または半透明であることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のカードリーダ。
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